2018年05月23日公開
2021年07月28日更新
ルフィの母親は既に登場している?尾田栄一郎の真意と噂の人物を考察
今や世界中で大人気となっている漫画ワンピース!ワンピースは主人公ルフィが海賊王になるために仲間たちとともに「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を求めて航海の旅に出る物語ですが、この物語の主人公ルフィの母親は未だ明かされていません。作者の尾田栄一郎が「ルフィの母親は既に登場している」と発言したことで、ルフィの母親は一体誰なのかと様々な議論がなされています。この記事では、尾田栄一郎の真意とルフィの母親は誰なのか噂の人物を考察していきます。
目次
- 大人気漫画ワンピースとは?
- 未だ明かされていない主人公ルフィの母親は誰なのか?
- モンキー・D・ルフィの祖父は海軍本部中将ガープ
- モンキー・D・ルフィの父親は革命家ドラゴン
- モンキー・D・ルフィの育ての母親はダダン
- ルフィの幼少期とは?ルフィの2人の兄弟について紹介
- ルフィの母親について考察!
- ルフィの母親について考察①ルフィの母親はルージュ?
- ルフィの母親について考察②ルフィの母親はジュエリー・ボニー?
- ルフィの母親について考察②ルフィの母親?ジュエリー・ボニーの能力とは?
- ルフィの母親について考察②ルフィの母親?ジュエリー・ボニーとルフィの共通点とは?
- ルフィの母親について考察②ルフィの母親?ジュエリー・ボニーの謎!頂上決戦での涙の理由とは?
- ルフィの母親について考察③ロジャーがガープに自分の子を託した理由とは?
- ルフィの母親について考察③ロジャーはなぜ自分の子にエースかアンという名前をつけたかったのか?
- ルフィの母親について考察③ガープはなぜダダンの元にエースを預けたのか?ダダンの正体とは?
- ルフィの母親について考察③ダダン・ルージュ・ボニーの母親はビックマム?
- ルフィの母親について考察③ガープはロジャーの子を守るためにルフィとエースを入れ替えた?
- ルフィの母親について考察③エースとルフィは実は同い年だった?
- ルフィの母親について考察まとめ
- 今後のワンピースの展開から目が離せない!
大人気漫画ワンピースとは?
今や国内のみならず世界中で大人気となっている漫画「ワンピース」!現在までで88巻まで発売されており、国内発行部数は3億6000万部以上を記録しています。またワンピースは「最も多く発行された単一作家によるコミックスシリーズ」としてギネス世界記録にも認定されています。
そんな大人気漫画ワンピースとは、どんな物語なのでしょうか?ワンピースは、主人公ルフィが海賊王になるために仲間たちとともに「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を求め航海の旅に出るという物語です。笑いあり涙ありのストーリーで、物語の中では多くの魅力的な登場人物が登場し数々の名シーンや名言を生み出しています。
未だ明かされていない主人公ルフィの母親は誰なのか?
現在88巻まで刊行されている漫画ワンピースですが、未だ主人公ルフィの母親が誰なのかということが謎に包まれています。そんなある時ワンピース作者の尾田栄一郎先生が「ルフィの母親は既に一度作中に登場している」と発言したとあって、それについてネット上では様々憶測が飛び交いました。しかし、その尾田栄一郎先生の発言自体が出所不明のデマだったのです。
このことでますますルフィの母親が誰なのか謎に包まれてしまいましたが、実は尾田栄一郎先生が一度だけルフィの母親について言及したことがあったのです。それは、2008年に発行された北米版の週刊少年ジャンプ「SHOUNEN JUNP」に掲載された尾田栄一郎先生への質問コーナーでした。その質問コーナーで尾田栄一郎先生はルフィの母親像についてこう語っています。
尾田栄一郎先生は「屈強な女性で、典型的な中年女性がするようなパーマをしている、美しい母親ではない」と発言しています。これが確かなら、ルフィの母親候補はかなり絞られるのではないでしょうか?また、同時に尾田栄一郎先生はこんな発言もしています。「血縁がなくても、家族って呼ぶこともあるってこと」これは一体どういう意味なのでしょうか?ここからはルフィの母親は誰なのか?尾田栄一郎先生の真意を考察していきます。
モンキー・D・ルフィの祖父は海軍本部中将ガープ
ルフィの母親は誰なのか?ということを考える前に、まずはルフィの家族だと確定している人物を整理していきましょう。まずは、ルフィの祖父であると明かされているモンキー・D・ガープについて紹介します。ガープは海軍本部中将で、かつて海賊王ロジャーを何度も追い込んだ「海軍の英雄」と呼ばれています。実力的には大将や元帥になっていてもおかしくないものの本人が昇進を拒んでいるため今でも階級は中将のままです。
ガープはコビメッポ奮闘記という番外編にて変な被り物をして初登場します。登場した当初はルフィの祖父だと明かされていませんでしたが、ワンピース45巻でルフィと再会を果たし初めてガープがルフィの祖父だと明かされました。ガープはルフィと同じく気まぐれで自由奔放な性格で、笑い方もルフィとどことなく似ています。このようにガープは紛れもなくルフィの祖父だと納得できます。
またガープは処刑される前のロジャーに子供を託されており、人情味の厚いガープはロジャーの言葉通りにロジャーの子供(エース)を匿い、山賊ダダンの元に預けます。そしてその何年か後に自分の実の孫であるルフィも山賊ダダンの元に預け、エースもルフィも分け隔てなく愛情を注ぎ育てました。ガープは二人の孫を海軍に育てようとしていたようですが、ガープのそんな願いも空しくエースもルフィも海賊の道に進みます。
エースが処刑されるマリンフォード頂上決戦では、ガープも海軍本部中将としてその場にいました。ガープは海軍としての責務と家族を救いたいという葛藤に苦しみながら、エースを助けようとするルフィの前に立ちはだかります。しかしエースとルフィ二人の孫への情から闘うことを一瞬ためらってしまい、ガープはルフィに一撃をくらって倒れます。このようにガープは、とても人情味溢れる登場人物なのです。
モンキー・D・ルフィの父親は革命家ドラゴン
さて次に紹介するのはルフィの父親モンキー・D・ドラゴンです。ドラゴンは革命軍の総司令官であり、世界最悪の犯罪者と呼ばれている男です。ドラゴンがルフィの父親だと判明したのは、ルフィの祖父であるガープが「ルフィの父親はドラゴンだ」と明言したからです。しかしながら、ルフィとドラゴンは親子の割には性格も顏もあまり似ていないようです。
ドラゴンとルフィが全く似ていないことに多少違和感はありますが、ルフィは母親に似たのだろうと考えると納得ができます。そもそも祖父ガープがそう証言している時点で、ドラゴンが父親で間違いないといえます。ルフィは父ドラゴンと離れて暮らしていたため、ドラゴンについてほとんど知らないようですが、一度だけローグタウンでルフィはドラゴンに助けられています。
ルフィからしたらほとんど面識のないどこぞの革命家がお前の父親だといわれても特にこれといった感動はないようですが、父であるドラゴンからしたら自分の息子であるルフィが目の前で危険な目に遭っていたら助けたくなるのも頷けます。このようなドラゴンの行動からも、ルフィの父親はドラゴンであると考えてよさそうです。
モンキー・D・ルフィの育ての母親はダダン
次に紹介するのは、ガープからルフィを預かり育てた山賊カーリー・ダダンです。ガープは、ロジャーの息子エースとドラゴンの息子にして自分の孫であるルフィを政府から隠して育てるためにダダンの元に預けます。なぜ山賊であるダダンに預けたのかというと、ダダンの弱みを握っているため自分には逆らえないとガープはわかっていたからです。実際ダダンは子供の面倒をみるのは嫌がりますが、ガープには逆らえず引き受けています。
怒りっぽく口が悪いダダンですが、エースやルフィがピンチの時には自らの身を挺して守る情に厚い女性です。ところで前述したインタビューで尾田栄一郎先生が語っていたルフィの母親像を覚えていますか?そう、ルフィの母親像は「屈強な女性で、典型的な中年女性がするようなパーマをしている、美しい女性ではない」ということでした。まさにこのルフィの母親像とダダンは、ぴったり一致しています。
つまりこのダダンという女性は、ルフィの母親ということで間違いないのではないか?と考えられますが、決めつけるのはまだ早いです。尾田栄一郎先生の発言をよく思い出してください。尾田栄一郎先生は「血縁がなくても、家族って呼ぶこともあるってこと」とも発言していました。つまりこのインタビューで尾田栄一郎先生が語っていたルフィ母親像は、「ルフィの育ての母親像」だったのではないでしょうか?
このインタビューが掲載されたのは、2008年。この時点ではまだダダンは登場していませんでした。このことから尾田栄一郎先生がこの時言っていたのは、これから登場するルフィの育ての母親ダダンのことを言っていた可能性が高いと考えられます。そのように考えると、ルフィの産みの母親はインタビューでのルフィ母親像には当てはまらない可能性があるということになります。
ルフィの幼少期とは?ルフィの2人の兄弟について紹介
ルフィはフーシャ村で生まれ育ち、ある時誤ってゴムゴムの実を食べてしまいゴム人間になってしまいます。一生泳げない体になってしまったルフィは山賊ヒグマに海に投げ出され溺れているところをシャンクスに助けてもらい、この経験からルフィは海賊王になることを決意するようになりました。その後シャンクスと別れたルフィは、祖父ガープに連れられダダン一家の元に預けられます。
この時出会ったのが、同じくダダンの元に預けられていた3歳年上のエースとその悪友サボでした。最初は全く相手にしてもらえなかったルフィですが、ある一件を通して仲良くなります。3人は海賊になるという共通の夢を持っていました。ですが3人とも船長のポジションを譲る気はなかったため、盃を交わすことで「兄弟」になり、たとえ同じ船に乗れなくても兄弟の絆は変わらないことを誓いました。
ルフィの母親について考察!
さて、ここからは謎に包まれたルフィの母親が誰なのか考察していきます!ルフィの母親に関しては、ネット上ではいろんな説があります。この記事ではその中から信憑性のありそうなルフィの母親候補についてすでにルフィの母親は登場していると仮定したうえで考察していきます。
ルフィの母親について考察①ルフィの母親はルージュ?
ルフィの母親だと疑われている登場人物として、エースの母親であるポートガス・D・ルージュが挙げられます。まずはルージュがルフィの母親だと疑われている根拠を説明する前に、ポートガス・D・ルージュがどのような登場人物なのかを説明していきます。
ルージュは海賊王ゴール・D・ロジャーの子供を身籠っていました。しかし、ロジャーは処刑されてしまいます。世界政府はロジャーに妻子がいることに気付き、海賊王ロジャーの血を根絶やしにするために疑わしい妊婦や子供を次々と捕まえていきます。そんな中ルージュは、お腹の子を守るために執念で20ヶ月もお腹の子を宿し続けたのです。そうして、ルージュが命懸けで守り生まれたのがエースでした。
ルージュは無理がたたったのか出産後、亡くなってしまいました。そこで出産に立ち会い、ロジャーから子供を託されたガープが生まれたエースを預かったのです。ルージュがエースの母親であることは、マリンフォード頂上決戦での回想で「この子の名はゴール・D・エース」とルージュが言っているため間違いないでしょう。では、なぜルフィがルージュの子供であるという説が囁かれているのでしょうか?
それは、血の繋がりがないはずのエースとルフィに共通点がたくさんあるからです。大食いであることや食べながら寝るところ、笑い方がとても似ていること、髪色も同じで性格もよく似ているなど、たくさんの共通点が挙げられます。特に上の画像のエースの横顔は、ルフィにそっくりです。これらのことから二人は実は血の繋がった本当の兄弟なのではないかと疑われているのです。
しかし、エースとルフィの父親が違うことは確定しています。つまり、異父兄弟なのではと考えられているのです。ルージュはエースを生んだ後死んだとされていますが、実はルージュの死んだ描写は存在していないためルージュは生きている可能性があるのです。ルージュが生きているとするならば、その後ドラゴンとの間に子供を作ったということも考えられます。
しかしながら、命懸けでロジャーの子を産んだルージュがすぐに他の男(ドラゴン)と結婚して子供を産むというのには疑問が残ります。またワンピース的にも、主人公ルフィの母親を夫が死んですぐに他の男に寝返るような女にする可能性は極めて低いと考えられます。このような理由から、ルフィの母親がルージュである可能性は低いと考えられます。
ルフィの母親について考察②ルフィの母親はジュエリー・ボニー?
次に考察していくのは、ルフィの母親ではないかと囁かれている人物ジュエリー・ボニーです。ジュエリー・ボニーは最悪の世代に数えられているルーキーで、ルフィたちと同期の女海賊です。なぜルフィとそんなに年の変わらないジュエリー・ボニーがルフィの母親だと疑われているのでしょうか?それは、ジュエリー・ボニーの能力が関係しています。
ルフィの母親について考察②ルフィの母親?ジュエリー・ボニーの能力とは?
まずは、ジュエリー・ボニーの能力について考察していきます。ジュエリー・ボニーは悪魔の実の能力者ですが、何の実の能力者なのかということは未だ明かされていません。しかし、ジュエリー・ボニーのいくつかの登場シーンからどのような能力を持っているのかということはある程度推察できます。ジュエリー・ボニーは、おそらく「自分や他人の年齢を操作できる能力」であると考えられます。
というのも、ジュエリー・ボニーは過去に子供や老人の姿になって登場していたり、能力によって海軍を子供や老人に変えたりしているからです。さらに、明らかになっているジュエリー・ボニーの年齢は「推定22歳」となっています。それはつまり能力によって自らの年齢を変えている可能性があるから「推定」とされているのだと考えられます。これらのことからボニーの能力は「自分や他人の年齢を操作する」ことだと考えられます。
ルフィの母親について考察②ルフィの母親?ジュエリー・ボニーとルフィの共通点とは?
さてジュエリー・ボニーの能力は前述した通りですが、ではなぜボニーとルフィが親子だと噂されているのでしょうか?それはボニーの年齢が「推定22歳」であり能力を使って若返っている可能性が高いこととボニーとルフィには共通点があるからです。ボニーは「大喰らい」という二つ名を持つほどの大食いで、ルフィも異常な程の大食いです。ボニーに至っては登場する度に何かを食べているシーンが描かれています。
また笑い方や性格も二人は似ている部分があります。さらにボニーは大股開きのシーンがよく登場しており、これは出産経験があることを示しているのではないかと話題になっています。つまり、ボニーは誰かの母親である可能性が非常に高いのです。その他にもボニーには不可解な行動があり、ボニーには何かしらの秘密が隠されているようです。しかしながら、ボニーがルフィの母親であることはまだ断定はできません。
ルフィの母親について考察②ルフィの母親?ジュエリー・ボニーの謎!頂上決戦での涙の理由とは?
ジュエリー・ボニーにはなんらかの秘密があると噂されているのは、彼女の不可解な行動が原因のひとつになっています。まず挙げられるのは、マリンフォード頂上決戦を見ていたボニーの反応です。マリンフォード頂上決戦の行方を注視している最悪の世代の中でボニーひとりだけが涙を流しているのです。その涙の理由はわかりませんが、その後ボニーはある行動に出ます。
ボニーは「何もかもあいつのせいだ!」と言ってあいつを探すために新世界に出ることを決意します。ここでボニーが言っていた「あいつ」とは誰のことなのでしょうか?その答えは、ワンピース61巻で明らかになりました。ボニーが探していたあいつとは、黒ひげのことだったのです。マリンフォード頂上決戦の引き金となったのは黒ひげがエースを海軍に売ったからでした。そのためボニーはその元凶である黒ひげを探していたのです。
しかし、ボニーは探し出した黒ひげに戦いを挑むもあっけなく負けてしまいます。ボニーは黒ひげに愛人にされそうになっていましたが、丁度そこに赤犬がやってきたため黒ひげはボニーを置いて退散していきました。しかしながら、ボニーはなぜそうまでして黒ひげに報復しようとしていたのでしょうか?それはおそらくマリンフォード頂上決戦で命を落とした白ひげまたはエースに関係していると考えられます。
ルフィの母親について考察③ロジャーがガープに自分の子を託した理由とは?
ルフィの母親について色々な説がありますが、ルフィの母親として最も有力なのはここまでの考察ではジュエリー・ボニーだといえます。そしてここで一度考えていただきたいのが海賊王ロジャーが海軍であるガープに自分の子を託した理由です。ロジャーが長年の付き合いであったガープの人柄を知っていて、信頼して子供を託せたという見方でもできますが、本当にそれだけなのでしょうか?
いくら長年の付き合いがあったとしてもガープは仮にも海軍中将です。そんな相手に自分の子を託せるでしょうか?つまり、ロジャーとガープにはもっと深い関係性があったと考えるべきです。それは、ロジャーの妻ルージュがガープの娘であった可能性です。もしそうならロジャーの子供はガープの孫ということになり、人情の厚いガープが自分の娘と孫を見捨てるようなことはできないとロジャーが考えるのも頷けます。
ルフィの母親について考察③ロジャーはなぜ自分の子にエースかアンという名前をつけたかったのか?
ところで、ルージュのセリフからロジャーが自分の子にエースかアンという名前をつけたがっていたことがわかりますが、それはなぜなのでしょうか?その理由は、ロジャーが「ダダン」という女性に惚れていたからです。ダダンをローマ字表記にすると「DADAN」になり、そこからD一族の「D」を抜くと、「AAN」になります。「AAN」はつまりエースの「A」とアンの「AN」ということになります。
このことからロジャーは惚れた女性ダダンからとった名前を子供につけようとしていたのです。そしてこの「ダダン」という名前聞き覚えはありませんか?そう、ロジャーの惚れていた女性とはルフィとエースの育ての親であり山賊のダダンだったのです。実はダダンは若い頃はとても美しい女性でした。若かりし頃のダダンにロジャーが惚れるのも不思議ではありません。
おそらくロジャーはダダンに惚れてアプローチしますが、振られてしまったのだと考えられます。そこでダダンによく似た美しい女性ルージュに目をつけて、ルージュと結ばれたと考えられます。
ルフィの母親について考察③ガープはなぜダダンの元にエースを預けたのか?ダダンの正体とは?
ダダンはロジャーが惚れていた女性だと考察しましたが、ロジャーにエースを託されたガープはなぜダダンの元にエースを預けたのでしょうか?ダダンは自分に惚れていた男の子供を育てたということになりますが、それは単なる偶然なのでしょうか?そもそもガープはダダンの弱みを握っていたから、ダダンは自分に逆らえないとわかっていてダダンにエースを育てさせたということでした。
しかし、弱みを握っていたからといって信用の置けないただの山賊にロジャーの息子を預けるでしょうか?先ほどのロジャーとガープと同じくガープとダダンにも深い関係があったと考えるべきです。つまり、ガープとダダンは親子だったのではないかと考えられます。ダダンがガープの娘なら、ガープも安心してエースを預けられます。ルージュがガープの娘だと前述しましたが、つまりルージュとダダンは姉妹だったと考えられるのです。
ルージュとダダンがガープの娘で姉妹だったと考えると、ロジャーが姉であるダダンに惚れ、その後ダダンによく似たダダンの妹ルージュに目をつけたということになります。そのように考えると、ロジャーとガープの行動に納得がいきます。
ルフィの母親について考察③ダダン・ルージュ・ボニーの母親はビックマム?
ではダダンとルージュがガープの娘だと仮定するなら、二人の母親は誰なのでしょうか?二人の母親として有力だといわれているのは、四皇の一人ビックマムです。ビックマムにはたくさんの夫と子供がいますが、その中にダダンとルージュも含まれていると考えられます。というのも、ビックマムと二人には共通点があるからです。
ダダンとビックマムの共通点。それは、大きな口、食べ方が汚い、スイーツ系の名前(「DADAN」から「D」をとると「AAN」になる。つまり餡)、若い頃が似ているなど多くの共通点があります。また、ルージュとビックマムにも共通点があります。ビックマムの幼少期(シャーロット・リンリン)の姿が登場しますが、そこにはしっかりとルージュと同じそばかすが描かれています。
これらのことからダダンとルージュはガープとビックマムの娘である可能性が高いと考えられます。そして、さらにもう一人ジュエリー・ボニーもビックマムの娘ではないかといわれています。というのも、ボニーとビックマムにも様々な共通点が存在しているからです。ピンク色の髪、ハート形の口紅、スイーツ系の名前(ジュエリー=ゼリー)、ケーキのような船、大食い、能力が似通っているなどの共通点があります。
これらの共通点からボニーもビックマムの娘だと考えられます。さらにボニーはダダンとも結びつきがあります。というのも、ジュエリー・ボニーとダダンのモデルとなった人物が同じだからです。尾田栄一郎先生も認めているジュエリー・ボニーのモデルは実在した女海賊「アン・ボニー」だとされています。また、ダダンも名前から「D」を取ると「アン」になります。
また、ダダンとジュエリー・ボニーの側近らしき男がそっくりということも二人の結びつきを強めています。これらのことから、ダダンとジュエリー・ボニーも姉妹であるという可能性が考えられます。つまり、まとめるとガープとビックマムの娘はダダン・ルージュで、ボニーもビックマムの娘である可能性が非常に高く、ダダン・ルージュ・ボニーが三姉妹である可能性があると考えられます。
ルフィの母親について考察③ガープはロジャーの子を守るためにルフィとエースを入れ替えた?
ダダン・ルージュ・ボニーがガープとビックマムの娘たちだと考えると、ある可能性が出てきます。ガープはロジャーに子供を託されますが、ガープはロジャーの子供を守るためにどのような行動をとったのでしょうか?ガープは産まれたロジャーの子をダダンの元に預けますが、それだけではのちにロジャーの子だと海軍にバレる可能性があります。そこで、ガープはあることを思いついたのだと考えられます。
産まれたロジャーの子を同時期に産まれた他の子供と入れ替えるという方法です。他の子供をロジャーの子として育てあげれば、本当のロジャーの子が生き残る可能性が高くなります。そこで、ガープが目をつけたのは同時期に産まれたボニーの子供でした。ガープはボニーに頼み、子供を入れ替えて育てることにしたのです。つまり、ロジャーの息子として処刑されたエースは本物の「ゴール・D・エース」ではないということになります。
その証拠にマリンフォード頂上決戦でエースが死ぬ回のタイトルは「ポートガス・D・エース死す」となっていて、エースが産まれる回想シーンではルージュが「この子の名はゴール・D・エース」と言っています。なぜタイトルが「ゴール・D・エース死す」じゃないのか?それは、本物のロジャーの息子であるゴール・D・エースがまだ生きているからです。
では、本物のロジャーの息子ゴール・D・ロジャーとは誰なのでしょうか?それは、ワンピースの主人公モンキー・D・ルフィである可能性が非常に高いと考えられます。というのも、ルフィはガープに連れられダダンの元で隠れるようにして育ち、ガープに「お前はドラゴンの息子だ」と言われて育ちました。ルフィがドラゴンの息子であることは、祖父であるガープがそう言っているから間違いないだろうという解釈でした。
しかし、逆に言えばルフィがドラゴンの息子であるという確証はガープの証言以外どこにもないのです。つまりガープが嘘をついている可能性がある以上、ルフィの父親がドラゴンということは真実でない可能性があります。仮にルフィがロジャーの息子だとするならば、納得できる部分が多くあります。どことなく顔立ちが似ていることや豪快で仲間想いな性格、死刑台で笑う行動まで二人には似ている部分が多いのです。
ドラゴンがルフィの父親だと考えるよりもロジャーがルフィの父親だったという方が自然だと考えられます。また、ワンピースという物語的にも実は主人公は海賊王ロジャーの息子だったという方が華があります。これらのことからルフィはロジャーとルージュの子供である可能性が高いと考えられますが、そう考えると一点だけ疑問が残ります。それは、エースとルフィの年の差です。
ルフィの母親について考察③エースとルフィは実は同い年だった?
ロジャーの子と同時期に産まれたボニーの子と入れ替えたのなら、エースとルフィは同じ年でなければいけません。しかしエースは生きていれば22歳で、ルフィは19歳です。なぜ二人に年の差があるのでしょうか?それは、ジュエリー・ボニーが能力を使ったからです。ルフィを3歳まで育ててからボニーの能力で0歳に戻せばエースとの間に年の差がうまれます。3歳までなら記憶が残っていることはないので問題ないはずです。
つまり、本当はルフィはエースと同じ年だったと考えられます。この仮説が正しければ、ルフィの本当の父親はゴール・D・ロジャーであるといえます。また、ゴール・D・ロジャーの息子ならばルフィの母親はポートガス・D・ルージュであるといえます。ルフィの母親が未だ明かされていないのは、ルージュが母親だと明かすと同時にルフィが海賊王ロジャーの息子だとバレてしまうからです。
主人公ルフィが海賊王ロジャーの息子だということは、ワンピース最大の謎として尾田栄一郎先生的には最後まで隠しておきたいでしょうから、今までルフィの母親は明かされてこなかったのだと考えられます。今後もワンピースの物語が続く以上は尾田栄一郎先生はルフィの両親の正体を隠し続けるでしょう。
ルフィの母親について考察まとめ
ここまでルフィの母親が誰なのかということについて考察してきましたが、この記事の結論としてはルフィの母親はルージュである可能性が高いということです。そして同時にルフィの父親は実は海賊王ロジャーであるということも考察しています。ルフィの母親の正体よりもむしろルフィの父親がロジャーであるということに驚いた人も多いのではないでしょうか?
ですが、ルフィの母親がルージュで父親がロジャーというのはあくまで考察です。ひとつの可能性に過ぎません。もしかしたらまだルフィの母親は物語に登場していないこともありえますし、巷で噂になっているようにイワンコフやクロコダイルがルフィの母親ということもなくはないのかもしれません。
尾田栄一郎先生が何を意図して未だルフィの母親を明かさないのかはわかりませんが、尾田栄一郎先生のことですからたくさんの伏線を張り巡らせて意外な登場人物をルフィの母親と据えるつもりなのは間違いないと考えられます。そう考えると、これからもルフィの母親は明かさずに誰がルフィの母親なのか予想しながらワンピースを読むのも楽しいかもしれません。
今後のワンピースの展開から目が離せない!
さて、ここまでルフィの母親について考察してきましたがいかがだったでしょうか?ルフィの母親が誰なのかは未だ明らかになっておらず、様々な説が存在します。この記事で考察したようにルフィの母親が本当にルージュなのかどうかはわかりませんが、ひとつの可能性としてそういう説もあるということです。では、今後もワンピースの展開に注目していきましょう。
もっと詳しくルフィの母親について考察している「ストーリー真相追求」さんのリンクも下記に貼っておりますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!