2019年01月27日公開
2022年11月14日更新
【ワンピース】ヒトヒトの実の能力まとめ!チョッパーの人間になれない理由は?
週刊少年ジャンプで1997年から連載されている大人気漫画『ワンピーズ』。この漫画には食べることで様々な能力を得ることができる悪魔の実というものが存在します。今回はその中の1つであるヒトヒトの実についてご紹介していきます。ヒトヒトの実とは食べることで動物でも人間のような能力を持つことができる悪魔の実で、唯一「モデル」と呼ばれる亜種が存在する実です。作中ではトナカイのチョッパーが食べたことで有名です。今回はヒトヒトの実の能力や特徴、そしてチョッパーが完全に人間になれない理由についてご紹介します。
目次
ヒトヒトの実(悪魔の実)の能力・特徴は?
悪魔の実の1つである『ヒトヒトの実』、この実を食べた有名なキャラクターといえば麦わらの一味の船医であるトニー・トニー・チョッパーです。チョッパーは元々トナカイとして生まれましたが、『ヒトヒトの実』を食べたことで能力を手に入れました。そんな『ヒトヒトの実』の特徴とはどんなもので、どんな能力を手に入れることができるのかについてご紹介していきます。
悪魔の実とは?
まずは『悪魔の実』についてご説明します。『悪魔の実』とは、「生みの悪魔の化身」と呼ばれる唐草模様の果実のことで、一口でも食べると食べた者にその実にちなんだ特殊な能力が備わります。伝説といわれる程珍しい果実で、売ればかなりの高値で取引されます。悪魔の実を食べた者は能力者と呼ばれ、主人公のモンキー・D・ルフィもゴムゴムの実を食べたことで身体中がゴムのように伸びるという特徴を身に付けました。
悪魔の実を食べた者は超人的な能力を身につけることが出来ますが、大きな弱点もあります。それは、悪魔の実を食べた者は海に嫌われてしまい一生泳げなくなることです。これは海に限ったことではありません。湯船や水溜りのような小さな規模の水のたまり場でも悪魔の実の能力が発揮出来ないのはもちろん、全身の力が抜けてしまい何もすることが出来なくなってしまいます。
また悪魔の実のその他の大きな特徴として、同じ能力を持った悪魔の実は世界に1つしか存在しないというものがあります。もし複数の人間が同じ能力が備わった悪魔の実を食べたとしても、能力が発揮されるのはたった1人だけです。しかし能力者が死ぬと、その人間が食べた悪魔の実は復活するといわれています。漫画の中ではルフィの兄エースが死んだ時、彼が食べたメラメラの実が復活しています。
ヒトヒトの実の能力①人獣型になる
ヒトヒトの実とは、漫画『ワンピース』に出てくる悪魔の実の1つで、その実を食べた者には人間の能力が与えられます。その特徴の1つとして動物が食べると人間化しますが、チョッパーは完全に人間の姿にはならず元々の動物の姿と人間の姿が合わさった人獣型になりました。作中のチョッパーはヒトヒトの実を食べたあとは他のトナカイのように四足歩行ではなく二足歩行になっています。
ヒトヒトの実の能力②言葉が喋れる
悪魔の実であるヒトヒトの実の2つ目の特徴として、動物でも言葉が話せるようになります。ヒトヒトの実の実を食べて能力を得たその瞬間から人間の言葉を理解し、さらに読み書きもできるようになります。チョッパーは名付け親のヒルルクが医者だったため、彼と会話し医学的知識を得て、現在は麦わらの一味の船医として活躍しています。
ヒトヒトの実の能力③モデルがある
悪魔の実の特徴として「同じ能力を持った悪魔の実は世界に1つしか存在しない」と述べましたが、1つだけ例外があります。それがこのヒトヒトの実も含まれる「ゾオン系(動物系)」と呼ばれる実です。ゾオン系の実の一部だけは「モデル」と呼ばれる亜種が存在します。モデルがあるのはヒトヒトの実だけではなく、ウシ、トリ、イヌ、ゾウ、ヘビなどがいます。これらのゾオン系の実は現時点で能力者が複数いることが確認されています。
ゾオン系だけは同じ種類の悪魔の実が存在しますが、全員モデルが違います。例えばイヌイヌの実を食べた能力者は2人いますが、1人はオオカミで1人はジャッカルと違う動物がモデルとなっています。ゾオン系の実の場合、この何のモデルの能力を身に付けたかが重要となります。モデルは動物だけではなく幻といわれる生物にも変身することができ、それらは幻獣種と呼ばれています。
ヒトヒトの実の能力③三段変形
ヒトヒトの実を食べると動物が人間のような姿になることは先にご説明しましたが、その変形形態は3段階に別れるという特徴があります。その形態とは「人型」、「獣型」、「人獣型」の3種類です。チョッパーの場合人型がトナカイ、獣型が人間(顔はトナカイで身体は人間)、人獣型がトナカイと人間が混ざりあったものになります。
ヒトヒトの実(チョッパー)の技
チョッパーの技:ランブルボール
ランブルボールとは、チョッパーが独自に開発した薬のことです。この薬はヒトヒトの実の能力とチョッパーが本来持っているトナカイとしての能力を掛け合わせるために作られたものです。ランブルボールを服用すると、本来は「人型」「人獣型」「獣型」の3段階にしか変形出来ない能力を7段階まで増やすことが出来ます。その7つとは頭脳強化、重量強化、脚力強化、飛力強化、毛皮強化、腕力強化、角強化です。
ランブルボールは劇薬であり、1度使用したら次の服用期間を最低でも6時間は空けなければなりません。もし6時間以内に2回服用してしまうと変身形態を自らの意思でコントロール出来なくなり、無作為にしか変身できなくなります。さらに6時間以内に3回服用すれば暴走化し理性を失った巨大な怪物となります。協力な攻撃力を手に入れますが、そのため体力の消耗が激しく、最悪の場合死に至る危険があります。
チョッパーの技:刻蹄 桜(こくてい ロゼオ)
刻帝(こくてい)ロゼオという技は、ランブルボールによって腕力が強化された時に使用する技です。岩をも砕くと言われているチョッパーの脚の蹄を相手の身体に叩き込む力技で、この技が当たると相手に桜の花びらのような跡が刻印されることが特徴です。ドラム島での戦闘で初めて使用しました。
チョッパーの技:刻蹄 桜吹雪(こくてい ロゼオミチエーリ)
ロゼオミチエーリは先にご紹介した刻帝(こくてい)ロゼオを連続で繰り出す技です。無数の蹄を相手の身体に叩き込むため、この技を食らった相手には桜吹雪のように花びらのような跡が無数に刻み込まれることが特徴です。CP9諜報部員のクマドリとの戦闘で使用されました。
チョッパーの技:刻蹄 十字架(こくてい クロス)
この技も刻帝(こくてい)ロゼオの変形版になります。両手の蹄を外側にして合わせ、そのまま相手の身体に叩きこみます。この技を食らった相手には十字架のような模様が刻み込まれることからこの技の名前が付きました。空島編で初めて使用されました。
チョッパーの技:刻蹄 菱形(こくてい ダイヤモンド)
この技も刻帝(こくてい)ロゼオの応用版です。刻帝クロスと似ていますが、刻帝クロスでは蹄を外側に合わせたのに対し、刻帝ダイヤモンドでは蹄を内側に合わせて攻撃します。そのため相手には菱形のダイヤモンドのような跡が残ります。人さらいチーム「トビウオライダーズ」との戦闘で使用されました。
チョッパーの技:桜並木(ロゼオコロネード)
ロゼオコロネードは角強化された時に繰り出す技です。角強化は以前はランブルボールを服用する必要がありましたが、2年後の新世界ではランブルボール無しでも出来るようになりました。巨大化した角で相手を跳ね飛ばす技です。
チョッパーの技:角砲 11(エルフ)
角砲 11(エルフ)も角強化された時に繰り出される技です。地中から勢い良く飛び出し、強化された角で相手を攻撃する技です。この技はウソップとチョッパーがコンビ「ウソッチョ」を組んで戦闘に挑んだ際に使用された技で、砂漠の地アラバスタでミス・メリークリスマスと戦ったときにその地形を活かして使用されました。
チョッパーの技:重量(ヘビー)ゴング
ヘビーゴングという技はランブルボールで重量強化された時に使う技で、自身の体重を拳に乗せ相手に渾身のパンチを喰らわせます。初期の頃はチョッパー自身の身体も小さく相手にダメージをほとんど与えられなかったシーンもありますが、現在は強化され敵の強烈なハンマー攻撃を受け止めるまでに至っています。
チョッパーの技:診断(スコープ)
スコープという技は、ランブルボールで頭脳強化された時に使用する技です。自身の額の辺りで蹄同士を合わせてスコープの形を作り、そこから敵を覗くことで相手の特徴や能力、弱点など様々な情報を得ることが出来ます。その情報を分析し闘いに活かすことが出来ます。
チョッパーの技:柔力強化(カンフーポイント)
新世界編でチョッパーが手に入れた形態です。平らな身体になり、その柔軟な身体からカンフー技を繰り出すことが出来ます。新世界編で主に使用されている戦闘形態です。
チョッパーの技:怪物強化(モンスターポイント)
新世界ではランブルボールを服用しなくても殆どの形態に変身することが可能になったチョッパーですが、モンスターポイントだけはランブルボールが必要となります。暴走状態に似た特徴を持っていますが、暴走化とは異なり理性を保ったままでいることができます。しかしこの状態を維持できるのは3分間しかなく、変身後は全身の疲労により数時間全く動くことが出来なくなってしまいます。
ヒトヒトの実を食べたチョッパーが人間になれない理由
人間になれない理由①モデルによるもの
チョッパーが完全な人間になれないのはモデルが原因なのではないかという考察があります。ゾオン系の悪魔の実を食べた他の能力者のモデルは明らかにされていますが、チョッパーが食べたヒトヒトの実のモデルは何だったのかは作中ではまだ明らかにされていません。そのためチョッパーが食べた実のモデルが人間ではなく、別の何かである可能性もあるといわれています。
人間になれない理由②モデルはミンク族?
ミンク族とはワンピースの世界に存在する種族の1つで、動物のような顔と身体つきをした半獣人です。つまり元は人間で半分動物という種族です。ミンクとはイタチの仲間で、ミンク族の名前の由来は身体に純毛が生えておりミンクに似ているからです。しかし全員が同じ姿をしている訳ではなく、犬や牛などの元となる動物の特徴をそれぞれ持っています。
ミンク族は生まれながらの戦闘民族と呼ばれており、悪魔の実の能力者ではなく一種族です。しかしミンク族の姿形がチョッパーの姿形の特徴と似ていると考えられており、そのためチョッパーの食べたヒトヒトの実のモデルが「人間」ではなく半獣人の「ミンク族」なのではないかと考察されています。そのため、チョッパーは完全に人間になることが出来ないのではないかと考えられているようです。
人間になれない理由③モデルは雪男?
チョッパーがヒトヒトの実で人型となった姿は完全な人間の姿ではありません。チョッパーの故郷ドラム島で人々が最初にチョッパーの人型の姿を見たときに雪男と勘違いされています。実際の姿を見ても確かに雪男を想像させる姿をしており、そのためチョッパーが食べたヒトヒトの実のモデルは幻獣種で、「雪男」だったのではないかと考察されています。
ヒトヒトの実の他のモデルを紹介
ヒトヒトの実のモデル①大仏
ヒトヒトの実のチョッパー以外のモデルの1つ目は幻獣種の大仏です。この能力を持っているのは海軍に所属しているセンゴクです。能力の特徴は大仏になれること、黄金になること、衝撃波が撃てることです。大仏の能力を発揮すると掌から衝撃波を撃つことができるのですが、センゴクは長い間ヒトヒトの実の能力を使ってこなかった為、海軍の中でもその姿を見たものは殆どいません。
ヒトヒトの実のモデル②天使
ヒトヒトの実のもう1つのモデルは幻獣種のエンジェル、つまり天使です。この能力を持っているのは黒ひげ海賊団のラフィットです。能力の特徴は天使になれること、空を飛べること、催眠術が使えることです。しかしラフィットの戦闘シーンは作中でまだ描かれておらず、実際に能力を使っている姿を確認できていません。そのためモデル天使の能力は未知数です。
ヒトヒトの実に関する感想や評価は?
ヒトヒトの実感想①ステージ覚醒したらどうなる?
悪魔の実の上のステージ覚醒
— BENIIRO (ち) (@beniirosonia2) August 21, 2018
ならば、チョッパー、センゴクのヒトヒトの実ってどんな風になるんだろう。
ヒトヒト覚醒したら人間の最上級レベルに悟り開くんだろうか pic.twitter.com/slEFtvo3sg
悪魔の実の能力者の中には「覚醒」と呼ばれる状態になる能力者がいます。覚醒した能力者はより強大な力を手に入れ、自分の身体がより強固になったり、自分身体だけでなく周囲の物にまでその能力の影響を与えることが出来るようになります。持っている能力によりどういう覚醒の仕方になるかは異なるため、ファンの中には「ヒトヒトの実で覚醒したらどうなるのか?」と気になっている方もいるようです。
ヒトヒトの実感想②チョッパーが可愛い!
チョッパーについて。
— 古屋敬多 [Lead] (@Keita_Lead) August 13, 2016
・「ヒトヒトの実」を食べたトナカイ・故に喋る・声が可愛い(多分ピカチュウと一緒の声)・1頭身・医者・たまに男らしい
まとめると「ばり可愛い」
チョッパーは元々動物のトナカイでしたが、ヒトヒトの実を食べたことで喋るようになり、また姿も半分人間の姿で2足歩行です。その姿からヒトヒトの実を食べたチョッパーは可愛い!というファンも多く、チョッパーは麦わらの一味のなかでもマスコットキャラクター的存在です。
ヒトヒトの実の能力まとめ
いかがでしたか?これまでヒトヒトの実の能力の特徴や『ゾオン系(動物)』悪魔の実の特徴、そしてチョッパーが何故人間になりきれないのかについての考察をご紹介してきました。ヒトヒトの実を食べた能力者はチョッパーだけではなく、その他の能力者のモデルは判明しているためチョッパーにもモデルが存在するのではと考えられています。今後『ワンピース』の作品の中でその秘密が明らかにされるかもしれません。
現時点でヒトヒトの実を食べた能力者はチョッパーを含めて3人登場しています。しかしどのキャラクターもその能力に謎が多く、今後物語が進むにつれて明らかにされることが期待できます。またミンク族やヒトヒトの実を食べた新たなキャラクターも登場する可能性もあり、今後もヒトヒトの実の能力者そしてチョッパーの活躍から目が離せないといえそうです。