【刃牙道】ビスケット・オリバの強さと戦績！Mr.アンチェインのモデルや名言も紹介

刃牙道は1991年から「週刊少年チャンピオン」で連載されている刃牙シリーズの第4部にあたる作品であり、2014年から「週刊少年チャンピオン」で連載が始動しました。ちなみに本記事の主役であるビスケット・オリバは第2部の死刑囚編から登場しています。漫画刃牙道は現世に蘇った宮本武蔵と主人公達の激闘を描いた物語であり、これまでとは違う新しい展開により多くの読者から多数の支持を集めています。

また漫画刃牙道の登場人物達は現実相応に見た目や特徴が変化しており、ゴルゴ13方式を取り入れた作品といわれています。そんな宮本武蔵との戦いを描いた刃牙道は最終回で次回に続く予告編が描かれており、多くの読者から次回作を期待されました。そしてその期待通り漫画刃牙道は2018年に続編としてバキ道が連載されることになり、バキシリーズのファンから再度注目を集めることになりました。

刃牙道の続編であるバキ道は宮本武蔵同様過去の偉人をテーマにした作品であり、今現在も連載が続けています。本記事ではそんな刃牙シリーズの死刑囚編から登場しているビスケット・オリバについて驚異的な強さが分かるこれまでの戦績やモデルとなった人物、ビスケット・オリバの名言やマリアと呼ばれる彼女の情報などを一挙ご紹介していきます。

ビスケット・オリバは刃牙シリーズの中の死刑囚編で発登場したキャラクターです。ビスケット・オリバは最凶の犯罪者を収監しているアメリカの刑務所ブラックペンタゴンに収監されている犯罪者なのですが、ビスケット・オリバのみ豪華な部屋を与えらえ、刑務所内を自由に動き回ることが出来る特別待遇を与えられています。またビスケット・オリバは犯罪者でありながらマリアという恋人と同棲し、個人の書庫まで持っています。

このことからビスケット・オリバはミスターアンチェイン（繋ぎ止められない男）というあだ名が付けられ、警察署内で恐れられています。そんなビスケット・オリバは身長180cm、体重150kgを超えるという人間離れした肉体を持っており、一日の消費カロリーは100000キロカロリーを超えます。この恐るべき肉体から繰り出される攻撃は驚異的な強さを秘めています。

そんな強靭な肉体を持っているビスケット・オリバはなんと格闘技を何一つ会得していません。そのためビスケット・オリバは格闘技を用いず、自らの拳一つで刑務所内のトップに君臨しました。さらにビスケット・オリバは驚異的な強さと共に頭脳も非常に優れており、世界中の文化や知識を蓄えています。このことからビスケット・オリバは範馬勇次郎と同じく世界中の国家から常に警戒されています。

格闘技などを一切会得していないビスケット・オリバにとって最大の武器となるのがその異常なほどの筋肉量です。ビスケット・オリバの腕はなんと女性の腰を超えるほどの太さを持っており、胸の厚さはあの範馬勇次郎を凌ぐほどの厚みを持っています。また他の体の部位も一流の格闘家を凌駕するほどの筋肉量を持っており、人間離れした姿をしています。ではこの肉体から放たれる攻撃はどれほどの強さを持っているのでしょうか。

まずビスケット・オリバのパンチ力は殴られた相手を数十メートル吹き飛ばし、胸を陥没させるほどの強さを秘めています。さらにビスケット・オリバは相手を押さえつける強さも非常に優れており、一度ビスケット・オリバに捕まると逃げだすことが出来ません。またビスケット・オリバは銃弾を受けても軽症で済む防御力を蓄えており、まさに全身が筋肉に包まれた化物と呼べる存在となっています。

驚異的な強さを持つ筋肉を蓄えているビスケット・オリバはその筋肉をキープするために日々人間離れした膨大なカロリーを摂取しなくてはなりません。ビスケット・オリバが一日に蓄える総摂取カロリーはおにぎり500個分といわれる10万キロカロリーであり、成人男性の数十倍ともいえるカロリーを摂取しています。またビスケット・オリバは傷を受けるとその傷をより早く治すためにそれ以上のカロリーを蓄えます。

作中でビスケット・オリバは銃弾の傷を治すために数十皿ものステーキ肉を完食しています。そしていつも以上にカロリーを摂取したことで銃弾の傷は瞬く間に治りました。このことからビスケット・オリバの筋肉と強さは全て摂取する食事のカロリーが源であるといえ、もし総摂取カロリーが普通の人間レベルであればここまで強さを持つキャラクターとはならなかったでしょう。

強靭な肉体と驚異的な強さを持つビスケット・オリバにはなんとマリアと呼ばれる彼女がいます。このマリアというビスケット・オリバの彼女は元々非常にきれいなスタイルをしている女性であり、ビスケット・オリバが何年間も想いを寄せていた人物です。しかし今現在ビスケット・オリバの彼女マリアは昔のスタイルから考えられないほど太ってしまっており、ベッドから起き上がることもできません。

なんと今現在彼女のマリアの体重は200キロを超えているといわれており、昔はモデル並の体型を持っていた彼女のマリアは世界でトップクラスの肥満となってしまいました。しかしビスケット・オリバはそんな彼女のマリアを愛し続けています。実はビスケット・オリバは彼女のマリアのために驚異的な強さを手に入れており、彼女のマリアはビスケット・オリバをまるで下僕のように扱っています。

ビスケット・オリバが彼女のマリアに下僕扱いされてしまっているため、普段ベッドから起き上がれない彼女のマリアをベッドごと持ち上げ、移動させます。まさにビスケット・オリバの彼女マリアへの強い恋が成せる技であり、一般人には理解できません。しかしビスケット・オリバがいかに強い恋心を抱いていても、彼女のマリアには一方通行になってしまうのでした。

ビスケット・オリバは驚異的な強さを持っているのですが、他のキャラクターと違い格闘技を何一つ習得していません。さらにビスケット・オリバには必殺技と呼べる技もありません。なのでビスケット・オリバはただ己のパンチ力のみで刑務所のトップに立ったキャラクターであり、拳の強さは一撃必殺ともいえる威力を持ってます。まさにビスケット・オリバは格闘技を用いない喧嘩であれば作中一の実力を持っているといえるでしょう。

刃牙シーズの中で一番ビスケット・オリバのパンチ力が描かれているのは監獄バトル編です。監獄バトル編でビスケット・オリバはJ・ゲバルという実力者と対峙するのですが、張り手一発でゲバルを吹き飛ばします。そして最後に一撃を加え、ビスケット・オリバはゲバルに圧勝しました。このことからビスケット・オリバにとってパンチというものは通常攻撃ではなく、相手を一撃で仕留める必殺技といえます。

シコルスキーは死刑囚編に登場するキャラクターであり、ビスケット・オリバが死刑囚編で初めて対峙した相手となりました。シコルスキーは武器を使用して戦う戦闘スタイルであり、猪狩寛至をカーヴィング・ナックルという相手の顔面を切り裂く武器で打ち破りました。シコルスキーはビスケット・オリバとの戦いにおいてもカーヴィング・ナックルを使用し、ビスケット・オリバの肉体に傷をつけようとします。

しかしシコルスキーはビスケット・オリバに傷を一つもつけることが出来ませんでした。実はビスケット・オリバは事前にシコルスキー対策を施しており、体中に粗塩を塗り込んでいたのです。この粗塩はカーヴィング・ナックルの切断力を無効化する能力があり、ビスケット・オリバが傷を負うことはありませんでした。そしてビスケット・オリバはシコルスキーを一撃でビルから落とし、勝利を飾ります。

ビスケット・オリバは中国擂台賽編において伝説の拳法家と呼ばれている龍書文と戦うことになります。龍書文は居合の如き速さで攻撃を放つ人物であり、格闘技を知らないビスケット・オリバは瞬く間に追い詰められてしまいます。そこでビスケット・オリバは技で勝つことは不可能であると考え、ただ己のパワーで立ち向かおうとします。パワー力は龍書文よりビスケット・オリバの方が格上でした。

龍書文はビスケット・オリバに押さえつけられてしまい、パワー力がビスケット・オリバよりも下ということもあって逃げ出すことが出来なくなってしまいます。そしてビスケット・オリバは押さえつけた龍書文に凄まじい強さを持つ頭突きを連続で放ちます。この頭突きを受けた龍書文はその場で崩れてしまいます。そしてビスケット・オリバは龍書文の戦いに勝利します。この戦いはあの範馬勇次郎も驚愕させることになった名試合です。

ビスケット・オリバは警察署内で警察官の指導として訪れていた合気道の達人渋川剛気と対面し、試合を行います。ビスケット・オリバは日本の柔道という武術に興味を抱いており、このことから発端となって対峙することになりました。渋川剛気という人物は合気道を極めた人物であり、相手が強いほど渋川剛気の真価が発揮されます。しかし合気道を知らないビスケット・オリバは容赦なく怪力で投げ技をきめようとします。

すると渋川剛気はビスケット・オリバの攻撃を上手く躱し、ビスケット・オリバの関節を外します。どんな人間にも通用した攻撃が効かなかったことでビスケット・オリバは驚愕し、渋川剛気に敗北を認めます。一方渋川剛気もビスケット・オリバの実力を高く評価していました。その後渋川剛気はビスケット・オリバの実力を認め、柔道で最もランクが高い黒帯をプレゼントするのでした。

ゲバルはビスケット・オリバが収監されているブラックペンタゴンのナンバー2にあたる囚人であり、アメリカで一番強いビスケット・オリバを倒すためだけに刑務所に潜り込んでいました。そしてゲバルはついにビスケット・オリバと試合を行うことになります。ゲバルは範馬刃牙と同等レベルの強さを持つ人物であり、刑務所の警察官に特別扱いをされていました。これについてはビスケット・オリバと極めて似ています。

しかし戦闘能力だけはビスケット・オリバに全く届くレベルではありませんでした。ビスケット・オリバは張り手でだけでゲバルを吹き飛ばし、再起不能にしてしまいます。そして範馬刃牙が止めに入ったことでゲバルが逆上し、ゲバルにとどめの一撃を放ちます。こうしてビスケット・オリバはゲバルに勝利を飾り、読者にビスケット・オリバの強さを再認識させることになりました。

範馬刃牙はビスケット・オリバに一瞬で倒されたゲバルと同じくビスケット・オリバを倒すためだけにブラックペンタゴンの囚人となりました。範馬刃牙はビスケット・オリバと戦うためにビスケット・オリバと同じく警察署内で自由に動き回ることにし、ビスケット・オリバを挑発します。この行動はビスケット・オリバに効果抜群であり、ビスケット・オリバは必死になって怒りを抑え込みました。

そしてビスケット・オリバはついに範馬刃牙の挑発に耐えることが出来なくなり、範馬刃牙と対戦します。範馬刃牙は試合で剛体術や意識外の攻撃など自分が持つ技の全てをぶつけます。一方ビスケット・オリバもパックマンという相手を押しつぶす攻撃を行い、一進一退の攻防を繰り広げます。その後二人は殴り合いの対決となり、範馬刃牙が勝利します。この時範馬刃牙の背中には範馬勇次郎と同じ鬼の形相が浮かび上がっていました。

今現在「週刊少年チャンピオン」で連載中の漫画バキ道でビスケット・オリバは相撲の2代目である野見宿禰（ノミノスクネ）と対決します。ノミノスクネはビスケット・オリバより巨大な肉体を持っており、日本古来の相撲という格闘技をマスターしています。一方ビスケット・オリバは自らの持つ力に自信を持っており、ノミノスクネに掴み掛ります。

しかしビスケット・オリバの攻撃は一切ノミノスクネに通じることはありませんでした。そしてビスケット・オリバはそのままノミノスクネに肋骨を粉砕されてしまい、再起不能になります。さらにノミノスクネは戦闘不能のビスケット・オリバを地面に叩きつけ、とどめを刺します。こうしてビスケット・オリバとノミノスクネの対決はノミノスクネの圧勝で幕を下ろすことになりました。

死刑囚編の作中で刃牙がシコルスキーと激闘を繰り広げている中、突如二人の間にビスケット・オリバが入り込みます。そしてビスケット・オリバは多数の人物達が苦戦したシコルスキーを瞬殺し、刃牙を驚愕します。その際刃牙はビスケット・オリバの驚異的な強さに「何を食ったらこんなに強くなれるんだい？」と質問します。

するとビスケット・オリバは刃牙に「愛以外に人を強くするものなどあるものか」という名言を告げます。この名言を見ると分かる通りビスケット・オリバの強さは全て彼女であるマリアの影響でした。ビスケット・オリバの強さはマリアの愛情とリンクしているのです。この名言を聞いた刃牙は後に愛の力を知ることになります。

バキの死刑囚編で刃牙はビスケット・オリバを打倒するために刑務所に収監されました。そして目の前でゲバルが倒されるのを見た刃牙はビスケット・オリバと戦うために挑発行為を繰り返します。その後刃牙は独房に連行されることになり、ビスケット・オリバは「君の望みをかなえよう」という名言を刃牙に伝えます。この名言はビスケット・オリバの絶対的権力を示すことになりました。

バキに登場するキャラクター達はただ圧倒的強さを求めて修行し、驚異的な力を手に入れています。しかしビスケット・オリバのみ彼女であるマリアのためだけに驚異的な強さを手に入れていました。そんなビスケット・オリバが強さを手に入れた理由はただ彼女のマリアをお姫様抱っこしたいがためでした。作中でビスケット・オリバは刃牙に「この女性をこうするためにこしらえたんだ」という名言を笑顔で語っています。

死刑囚編で死刑囚を捕まえるために警察に呼び出されたビスケット・オリバは「私以上の自由は許さない」という名言を叫びます。ビスケット・オリバにとって自由な死刑囚は自分のみであり、他社が真似することは絶対許せるものではありませんでした。そしてビスケット・オリバは死刑囚達を圧倒し、ミスターアンチェインの名に恥じない人物であることを再度認識させました。

ビスケット・オリバのモデルとなったのはボディビルダー兼モデルをしているセルジオ・オリバです。モデルとなったセルジオ・オリバは世界最高峰のボディビル大会「ミスター・オリンピア」で3年連続優勝した人物であり、ボディビル界では非常に有名となっています。そんなセルジオ・オリバはビスケット・オリバのモデルとなったと思わせる経歴が多数存在します。

まずモデルのセルジオ・オリバはシュワルツェネッガーに勝利しています。さらにモデルのセルジオ・オリバは妻に5発の弾を拳銃で撃たれた際、死にませんでした。バキの作中の中にビスケット・オリバが拳銃で撃たれても軽症で済んだシーンがあり、セルジオ・オリバをモデルにしていることが明らかとなっています。またセルジオ・オリバの体型や顔もビスケット・オリバとそっくりであり、完全に彼をモデルにしたといえます。

セルジオ・オリバをモデルにしたビスケット・オリバと史上最強の男範馬勇次郎は大昔から深い関係にあります。範馬勇次郎は強さを認めた人物のみしか仲良くしようとは思わず、友人関係にあるビスケット・オリバは極めて珍しい人物です。この理由としてはビスケット・オリバが範馬勇次郎を納得させるほどの実力を持っているためであり、範馬勇次郎はビスケット・オリバを壊すことはありませんでした。

そんな彼らは過去に手合わせをしたことがあります。その際ビスケット・オリバは範馬勇次郎に圧倒され、敗北してしまいます。その後範馬勇次郎がビスケット・オリバを認めたことで二人は非常に仲の良い友人関係を築くことになりました。元々孤高を好んでいた範馬勇次郎が友人を作ったことを考えると、範馬勇次郎も年を取ったことで丸くなったのではないかと推測できます。

セルジオ・オリバをモデルにしたビスケット・オリバはゲバルと戦う際、タキシードを着て登場しました。そしてビスケット・オリバは筋肉を膨張させてタキシードを破り、戦闘モードに入ります。この際ビスケット・オリバが脱いだタキシードは立ったままの状態でした。このシーンはビスケット・オリバの驚異的な強さを読者に伝えることになりました。

刃牙がアニメ化された際、ビスケット・オリバの声優は大塚芳忠が務めることになりました。大塚芳忠は大昔から声優として活動しているベテラン声優であり、「ナルト」の自来也や「ワンピース」のモンブラン、「ゴールデンカムイ」の鶴見中尉などの声優を務めています。また大塚芳忠は映画の吹き替えやナレーターとしても活動しており、今現在も様々な方面で活躍している声優です。

ビスケットオリバは範馬勇次郎などとは違い愛の力で強くなった人物であり、強さの他に優れた頭脳を持ってます。さらにビスケット・オリバはバキシリーズの中で一番素敵な名言を残している人物であり、非常に魅力が詰まったキャラクターとなっています。漫画バキシリーズの読者から寄せられたビスケット・オリバに関する感想ではかっこいいという感想が非常に多く見受けられました。

ビスケットオリバは彼女であるマリアのために強くなり、ミスターアンチェインという異名を持つほどの男に成長しました。しかしマリアはそんなビスケット・オリバに冷たい態度を取り続けていました。するとビスケット・オリバが刃牙に負けて涙を流した際、マリアがビスケット・オリバを包み込み、お互いの愛を表現しました。このシーンを見た読者からはこの二人の愛が素敵だという感想が多数寄せられることになりました。

刃牙道の続編であるバキ道においてビスケット・オリバはノミノスクネに完敗してしまいます。非常に驚異的な強さを持つビスケット・オリバがノミノスクネに成す術無くやられたことで多くの読者に衝撃を与えました。またビスケット・オリバのファンからはかませ犬の様な扱いになったビスケット・オリバにショックを受ける感想が寄せられることになってしまいました。

本記事ではバキシリーズに登場するビスケット・オリバについて強さやモデル情報、これまでの戦歴などをまとめてご紹介しました。ビスケット・オリバはミスターアンチェインという異名を持つほど驚異的な強さを秘めており、多数の強敵を倒してきました。しかし今現在ビスケット・オリバはノミノスクネに完敗してしまい、かませ犬状態となっています。

逆に考えるとこれからビスケット・オリバが再度復活し、ミスターアンチェインの名前を取り戻す行動をする可能性があります。なのでバキシリーズの読者の中でビスケット・オリバファンの方は今後のビスケット・オリバの動向に注目して漫画バキ道をお楽しみください。