【ワンピース】巨人国エルバフの軍隊はどのくらい強い？登場した巨人族も一覧で紹介

ワンピースは1997年から漫画雑誌である「週刊少年ジャンプ」に連載されている尾田栄一郎の漫画作品です。漫画ワンピースは主人公であるモンキー・D・ルフィが「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」を求める姿を描いた海洋冒険ロマン作品であり、友情・バトル・感動・ギャグなど少年漫画の王道ともいえるジャンルを全て詰め込んだ漫画となっており、「週刊少年ジャンプ」で今なお看板を担っています。

そんな漫画ワンピースは2019年に国内だけで累計発行部数3億8000万部を突破する記録を樹立しており、世界中では4億5000万部を超える超大ヒット漫画作品となっています。この記録からワンピースは「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス世界記録に認定されることになり、日本では日本アカデミー賞や日本漫画協会賞大賞、ベストジーニスト賞など多数の賞を受賞する功績を残しています。

また漫画ワンピースは1999年にアニメ化されており、今現在東映アニメーション制作の作品で最長のロングラン作品となっています。さらに漫画ワンピースはゲームも多数制作されており、様々な方面で今なお人気を集めています。まさに漫画ワンピースは日本を代表する漫画といっても過言ではない作品であり、世界の漫画史に残る名作漫画作品といえるでしょう。

エルバフとは漫画ワンピースにおいて新世界にある巨人族の王国です。世界最強の強さを持つといわれるエルバフ族の戦士は非常に誇り高く、その戦士たちの強さから世界で一番強い国と呼ばれるようになりました。しかし世界最強の強さを持つと謳われるエルバフ族とは、果たして本当に最強なのでしょうか。初めて作中で登場した巨人海賊団の船長ドリーとブロギーは1億というあまり高くない懸賞金が付けられています。

このため数多くいる海賊団の船長の中ではあまり強いとはいえないでしょう。さらにシャボンディ諸島に登場した巨人はヒューマンシップに売られそうになってしまい、戦士であるロンズとジャンジャイアントは白ひげに一撃で倒されるなど目立った活躍をしていません。また他の巨人もギア3になったルフィに敗れたり、ドレスローザ編に登場した巨人族の戦士ハイルディンもギア2を使用したルフィに倒されています。

そしてビッグマムが5歳の時、巨人族の戦士が住むエルバフ村を半壊しています。これを見るとエルバフは世界で最強の強さを持つ国と謳われているものの、ビッグマムや白ひげなどの化物には到底勝つことが出来ないほどの強さしかないことが分かります。。そのため巨人国エルバフは世界で最強の強さを持つ国といわれているものの、そこまで強くない一族であると考えられます。

巨人国エルバフは化物並の強さを持っていないことが分かりましたが、普通の人間相手ではどうなるのでしょうか。結論から説明すると巨人国エルバフは普通の人間よりかは遥かに強いと考えられます。エルバフ族は通常の人間より大きな体躯を誇っており、ルフィやビッグマムなどの化物を除いてエルバフ族が普通の人間に負けることはないでしょう。

化物並の強さは無いと考えられる巨人国エルバフ族ですが、唯一最強の名に恥じない強さを持った人物がいます。その人物とは元海軍中将であるハグワール・D・サウロです。サウロは海軍中将を務めてきただけあり、敵の軍艦を持ち上げて投げ飛ばすほどの力強さを持っています。しかしサウロは作中で青キジと対峙し、氷漬けになって瞬殺されてしまいます。これだけ見るとサウロも弱いと思うかもしれません。

しかしサウロを一瞬で倒した青キジという人物は非常に強い力を持っていると考察されており、もしこれが正しければ決してサウロが弱いとはいえません。このことから巨人国エルバフのサウロ以外はあまり強くないのではないかと考察できます。またサウロは巨人国エルバフではない国で生まれており、もしかするとエルバフ以外の巨人国の方が驚異的な強さを誇るのかもしれません。

巨人国エルバフ出身の戦士であるドリー＆ブロギーとはワンピースの作中においてルフィ達がグランドラインに突入した際に描かれたリトルガーデンという島に登場した巨人です。戦士であるドリー＆ブロギーは「狩り勝負」がきっかけで1世紀もの間誇り高き決闘を続けています。1世紀という長い間戦いに明け暮れたドリー＆ブロギーをはじめて見たルフィは驚愕し、誇り高き決闘を続ける戦士を尊敬しました。

そんなドリー＆ブロギーは「覇国」と呼ばれる巨人族の奥義を使用し、ルフィ達の行く先を切り開く功績を残します。そしてドリー＆ブロギーと出会ったウソップはこのことがきっかけとなり、巨人国エルバフに憧れを持つようになります。決して世界最強の強さを持つとはいえない巨人国エルバフの戦士の中で唯一ワンピースの作中で重要となるキャラクターとなりました。

ヤルル＆ヨルルとは巨人国エルバフにおいて世界最高齢の戦士と呼ばれている人物であり、元々巨人族の海賊団船長を務めていました。今現在345歳のヤルルと345歳のヨルルは巨人族から「英雄」と讃えられており、過去に大きな功績を挙げたことが判明しています。そんなヤルルとヨルルは北欧神話の「リーグの詩」に登場する人物をモデルにしたと考察されており、この言葉には王侯という別の意味が含まれています。

ライディーンとは巨人国エルバフの戦士であるオイモ＆カーシーと同じ時代に生きた海賊といわれている人物です。しかしライディーンはほとんど情報が明らかになっておらず、謎が多い人物です。唯一ワンピースの世界において63年前にハイルディンというエルバフの戦士を修行したということだけが分かっています。そんなライディーンはニュージーランドのプロレスラーの名前がモデルになったといわれています。

オイモ＆カーシーとはドリー＆ブロギーが船長を務めていた時に巨人族海賊団のメンバーであったエルバフの戦士です。オイモ＆カーシーは50年間帰ることが無かったドリー＆ブロギーを心配し、捜索に出ます。しかしその途中に海軍に発見され、エニエスロビーの番人をするよう騙されてしまいます。元々オイモ＆カーシーは巨人族海賊団に所属していたものの、その風貌はあまり強く見えず、かませ犬のような印象を与えます。

ゲルズとはハイルディンと同じ時代を生きたといわれているエルバフの女性戦士です。今現在ゲルズは船の医者である船医を務めています。そんなゲルズのモデルとなったのは北欧神話に登場する巨人の女性といわれています。この巨人の女性は北欧神話に登場する豊穣の神フレイの妻にあたる人物であり、その名前は「垣で囲まれた播種された耕地」という意味が込められています。

フレイは北欧神話において最も美しい神様であり、妖精の支配者としてアルフヘイムという国を神々から献上されました。またフレイは子孫繁栄の神として言い伝えられており、非常に知名度の高い神様です。そんなフレイは妻のゲルズを女性の中で最も美しいと評価しており、ゲルズは北欧神話において腕を輝かせ、空と海を明るく染めあげたといわれています。

ハイルディンとは巨人族で構成された巨兵海賊団の復活を夢見るエルバフの戦士です。ハイルディンは最初ドレスローザにあるコリーダコロシアムでルフィ達と出会い、ルフィ達と行動を共にして冒険をします。そんなハイルディンは神の槍として北欧神話に登場する「英雄の槍（グングニル）」を使用することが出来、トントンの実の能力者マッハバイスを倒すほどの強さを秘めています。

元々マッハバイスはハイルディンよりも実力が上でした。しかしハイルディンにはエルバフの神の加護を得たといわれており、見事勝利を飾りました。またハイルディンには「武装色の覇気」や「覇王色の覇気」を纏っているのではないかと考察されており、巨人国エルバフの戦士の中で最も注目を集めている人物です。

エイリとは63年前のエルバフの歴史に登場する少年の巨人です。エイリはリンリンに「腕に蚊が止まっていた」という理由で腕を折られたと言い伝えられています。しかしエイリはワンピースの作中で名前のみ登場しており、その姿などは一切不明です。そんなエイリには作中で兜を被った少年がエイリなのではないかという考察などがされており、今後もしかすると謎に包まれた姿を現す時が来るかもしれません。

スタンセンとはかつてシャボンディ島に奴隷として売られそうになったエルバフの戦士です。スタンセンは2年前にシャボンディ島に奴隷として売られることになり、戦士として恥ずべき姿となってしまいます。そんな中、スタンセンはレイリーとルフィに出会い、奴隷として生まれる前に救出されました。またスタンセンは63年前のエルバフの歴史で同じ被り物をした人物が描かれており、同一人物ではないかと考察されています。

ゴールドバーグとはコックを務めるエルバフの戦士です。ゴールドバーグはかつて王子であるロキと同じ時に村で誕生しました。そんなゴールドバーグはワンピースの作中で特に詳しく描かれておらず、巨人国エルバフの戦士の中でも影が薄いキャラクターです。またゴールドバーグはプロレスラーであるビル・ゴールドバーグがモデルとなったのではないかと考察されています。

ロードとはゴールドバーグと同じくロキ王子が生まれた時期に村で生まれたエルバフの戦士です。ロードは今現在63歳であり、航海士を務めています。またロードはゴールドバーグ同様影が薄いエルバフの戦士であり、特に作中で目立った活躍をしていません。そんなロードのモデルとなったのはプロレスラーであるロード・ウォリアーズではないかと考えられています。

ロキとは巨人国エルバフの王子にあたる人物です。ロキはかつて63年前にエルバフで生まれ、ローラというマムの娘に求婚しました。そんなロキのモデルとなったのは北欧神話に登場する三大神の一人ロキです。ロキは神の敵であるヨトゥンの血を引いており、非常に悪戯好きの神様です。またロキは非常に狡猾な性格をした神様であり、ロキという名前には「閉ざす者」、「終わらせる者」という意味が込められています。

ワンピースの作中においてハートの海賊団に所属するキャプテン・ジャンバールが巨人族ではないかと考察されています。ジャンバールは非常に大きな体躯をしており、ハートの海賊団の中でも一番目立つ風貌をしています。その大きさは通常の人間よりも倍以上であり、巨人族という考察は非常に可能性の高いものになっています。

巨人国エルバフの戦士の中で最も頼りになるサウロですが、上述でご紹介した通りエルバフの出身ではありません。なのでエルバフの本来の力は彼が生まれた故郷によるものだと推測されています。またサウロがいない巨人国エルバフは世界最強に程遠い存在といえるでしょう。このことから巨人国エルバフの戦士は本来弱く、エルバフ以外の巨人族の方が強いと考えられています。

麦わらの一味の一人であるウソップは幼い時に巨人国エルバフに憧れていた過去があり、リトルガーデンでドギー＆ブロギーに出会ったことでよりウソップは強くなります。ではここからは巨人国エルバフの戦士たちと出会ったウソップがどのような成長を遂げるのかという考察をまとめてご紹介していきます。

王家七武海にはウソップと非常に似たバギーというキャラクターがいます。ウソップはバギー以上の強さを持っていると推測されており、今後バギーとの戦いで彼の持つ勢力を吸収するのではないかと考察されています。もし本当に吸収するとウソップは「八千人の部下」を手に入れることが出来ます。そうするとウソップは今後世界政府との戦いにおいて多数の団体や組織を吸収していくのではないでしょうか。

また見聞色の覇気を持っているウソップの今現在の成長を見ると今後武装色の覇気や覇王色の覇気を会得する可能性が十分にあります。もしかすると更なる成長を遂げたウソップは様々な組織を率い、世界政府を討伐するかもしれません。

エルバフの戦士であるハイルディンは上述でご紹介した通り巨兵海賊団復活を夢見てます。今後ウソップは優れた嘘の才能を発揮し、エルバフの戦士たちを懐柔するかもしれません。そうなれば復活した巨兵海賊団の船長にウソップを起用する可能性が浮上します。またハイルディンは狙撃手としてルフィと共に行動する必要があり、ウソップを除いて巨兵海賊団を率いる人物は他にいないと考察されています。

ウソップは今現在ゴッド・ウソップという異名が付けられており、当初では考えられない活躍をしています。しかしウソップは当初「勇敢な海の戦士キャプテン・ウソップ」と自称しており、心の中では船長になりたいと考えているのではないかと推測されています。もしウソップが巨兵海賊団の船長に就任すればウソップの夢が叶うことになり、ゴッド・ウソップの異名に恥じない人物になることでしょう。

ルフィ率いる麦わらの一味はこれまで様々な巨人と出会ってきました。その中でもエルバフの戦士たちは特に関係性が深い巨人です。ルフィ達はリトルガーデンでかつて巨兵海賊団の船長であったドリー＆ブロギーと出会い、エニエスロビーではオイモ＆カーシーと顔を合わせています。今後エルバフがピンチに陥った際、ルフィの性格を考えると麦わらの一味が再度エルバフを訪れることになるかもしれません。

麦わらの一味にはハイルディンというエルバフの戦士がおり、ハイルディンは巨人族の王になるという野望を秘めています。エルバフにはロキという王子がおり、ハイルディンが巨人族の王になる野望を考えると今後ロキを王子に抱えるエルバフを統一するかもしれません。ルフィはそんなハイルディンに困った時は助けに行くと語っており、これが今後エルバフを訪れる伏線になっているのではないかと考察されています。

4つ全て揃えると偉大なる航路の最終地点「ラフテル」が浮かび上がるといわれているロードポーネグリフは今現在3つ所在が明らかになっています。しかし最後の1つがどこにあるか全く明らかになっておらず、様々な憶測が飛び交っています。ロードポーネグリフは元々世界政府に敵対する者が遺した遺産であり、世界政府が統治する国にはありませんでした。

そうするとロードポーネグリフの最後の1つがエルバフにあってもおかしくはありません。もしこの考察が正しければ、ルフィ達麦わらの一味は再度エルバフを訪れることになるでしょう。

ビッグマムは63年前にエルバフの戦士たちが住んでいる島に滞在していました。実はビッグマムはエルバフの戦士が住む島に捨てられており、シスターカルメルに引き取ってもらうことになっていました。シスターカルメルはドリー＆ブロギーの処刑を中止したり、エルバフに子供の保護施設「羊の家」を建てるなど心優しい人物であり、周囲から「聖母」と呼ばれ敬われていました。

そんなシスターカルメルは幼いビッグマムを受け入れ、ビッグマムが不自由なく暮らせる環境を用意します。その後エルバフに冬至祭に向けて12日間断食することになり、ビッグマムは断食を行います。しかしビッグマムは7日目に発作を起こしてしまいます。ビッグマムは幼い頃から恐ろしい力を持っていたため、最後に食べたセムラという食べ物を叫びながらエルバフの村を壊滅させてしまうのでした。

発作を起こしたビッグマムはその後巨人族の英雄ヨルルを殺害し、実は悪人であったシスターカルメルを食べてしまいます。カルメルは身無し子売りをしていた悪人ですが、エルバフの戦士たちはこの事実を知りませんでした。さらにビッグマムはヨルルを殺害しているため、巨人族から忌み嫌われてしまいます。しかしビッグマムはなぜ自分が巨人族に恨まれているか全く分かりません。

ビッグマムは正義の行いをしており、巨人族に嫌われる理由が自分にあると知った際は非常に大きなショックを受けたのではないかと推測できます。今現在ビッグマムは非常に強い化物となっており、ルフィ達を苦しめています。ビッグマムを打倒する手段としてはこの過去を利用する方法が一番有効なのではないかと考えられます。

上述でご紹介した通り、麦わらの一味が再度エルバフを訪れる可能性が十分に高いです。またウソップが更に強くなり、巨兵海賊団を率いることも現実味があります。このことからエルバフに関する感想では今後のエルバフの展開が楽しみすぎるといった感想が寄せられていました。

漫画ワンピースの読者のエルバフに関する感想ではエンディングでエルバフを訪れるのではないかという意見もありました。エルバフは未だどこにあるか明らかになっておらず、結末が近づいている今現在でも謎に包まれた状態です。このことからワンピースの最終回でエルバフの大地に足を踏み入れる可能性も十分に考えられます。

エルバフの戦士たちは世界で最も強いといわれている種族です。しかしエルバフの戦士たちはそこまで目立った活躍をしておらず、世界最強には思えない描写が多々描かれています。このことでワンピースの読者はエルバフの戦士が弱いと感じてしまっています。

本記事では漫画ワンピースに登場するエルバフの戦士について戦士の強さや巨人族の一覧をご紹介しました。エルバフの戦士はそこまで強くない種族であり、決して強いとはいえないでしょう。しかしエルバフの大地は未だ謎に包まれており、ワンピースの最終章で舞台となる可能性が高いです。ワンピースの読者の皆様はエルバフの今後に注目しながら漫画ワンピースをお楽しみください。