【ワンピース】パシフィスタ完成型の実力は?くまの姿である理由と強さ・能力を考察

パシフィスタは尾田栄一郎原作による漫画「ワンピース」に登場するサイボーグです。姿かたちは「王下七武海」の1人であるバーソロミュー・くまに瓜二つで、何体もの個体が存在し、初登場時は圧倒的な実力を見せてルフィ達「麦わら海賊団」に猛威を振るいました。そんなパシフィスタは試作品を経て、さらなる強さを持った個体が完成しているという事で、今回はパシフィスタ完成型の能力を含めた実力を徹底検証します。また、なぜバーソロミュー・くまと同じ姿であるのかという理由についても解説していきます。

【ワンピース】パシフィスタ完成型の実力は?くまの姿である理由と強さ・能力を考察のイメージ

目次

  1. パシフィスタが登場するワンピースとは?
  2. パシフィスタの完成型とは?
  3. パシフィスタがくまの姿である理由とは?
  4. パシフィスタの強さ・実力を考察
  5. パシフィスタの能力を考察
  6. パシフィスタの開発者ベガパンクとは?
  7. パシフィスタに関する感想や評価は?
  8. パシフィスタの完成型の強さ・実力や能力まとめ

パシフィスタが登場するワンピースとは?

今回のメインであるパシフィスタ完成型の実力について詳しく考察していく前に、まずはパシフィスタが登場する「ワンピース」とはどんな作品であるのかを解説していきます。また、海軍の天才科学者・Dr.ベガパンクが戦闘用のサイボーグとして開発したパシフィスタですが、なぜ「パシフィスタ」と名付けたのか?という事についても検証していきます。

ワンピースの作品情報

「ワンピース」とは尾田栄一郎が「週刊少年ジャンプ」で1997年から連載を開始した漫画作品です。「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を見つけ出して海賊王を目指す少年であるモンキー・D・ルフィが、様々な試練を乗り越えながら仲間達と深い信頼関係で結ばれていき、壮大な世界での冒険を共にしていきます。ド派手なバトルシーンも魅力の1つですが、コメディタッチで描かれるギャグシーンが多数存在する事も面白さの理由です。

ストーリーが非常に細かく練りこまれている事も特徴で、読者が楽しみながら伏線の考察が出来るというところも人気の秘密となっています。単行本は2019年4月現在92巻までが発売されており、全世界での累計発行部数は4億5000万部を超えているという世界最高記録を保持しています。その事で「単一作家による発行部数が最も多い漫画作品」という「ギネス世界記録」にも認定されていて、日本が誇る大ヒット漫画作品となっています。

そんな「ワンピース」は、アニメやゲーム、フィギュアなど様々なジャンルにメディアミックスされており、漫画作品と同様に人気となっています。特に1999年10月20日からフジテレビ系列で放送が開始されたテレビアニメ版「ワンピース」は2019年現在放送20年目に突入しており、同じ局で放送中の長寿アニメである「ちびまる子ちゃん」や「サザエさん」に次いだ放送期間によって、長寿アニメの仲間入りを果たしています。

さらに、アニメ映画作品も多く製作されていて、2019年現在までで14タイトルが公開されています。映画10作目「ONE PIECE FILM STRONG WORLD」、12作目「ONE PIECE FILM Z」、13作目「ONE PIECE FILM GOLD」のタイトルに「FILM」が使われている3作品は、原作者である尾田栄一郎が製作総指揮を務めており、全て興行収入が40億円を超えています。特に13作目は興行収入が68憶円を超える快挙を成し遂げました。

パシフィスタの言葉の意味

世界最大の頭脳を持つ男である天才科学者・Dr.ベガパンクによって作られた「改造人間(サイボーグ)」であるパシフィスタは、作中の「シャボンディ諸島編」でルフィが世界貴族の天竜人を殴り飛ばすという事件を起こし、ルフィを捕まえるために海軍達と共にやって来た時に初登場を果たしました。初登場したパシフィスタは「試作品(プロトタイプ)」の1体であるPX-4で、指揮をとっていたのは海軍本部科学部隊隊長である戦桃丸でした。

パシフィスタの強さは圧倒的で、たった1体でルフィや仲間達を窮地に追い込み、「麦わらの一味」の全員の力を合わせてやっとの思いで機能を停止しました。それまでの冒険で強敵と戦い続けた事で確実に実力をつけてきた「麦わらの一味」を満身創痍の状態にした強力な能力を持つパシフィスタですが、名前はスペイン語で「平和主義者」を意味しています。これは正義を掲げる「世界政府」の主義によってつけられたものと考察出来ます。

ONE PIECE.com(ワンピース ドットコム)

パシフィスタの完成型とは?

「シャボンディ諸島編」で初登場し、圧倒的な強さを誇ったパシフィスタは「試作品(プロトタイプ)」であるPX-4とPX-1の2体で、2年後の「新世界編」で登場したPX-5とPX-7も同じくプロトタイプでした。プロトタイプは、同じくプロトタイプとして改造されているバーソロミュー・くまとほぼ同じ見た目をしており、鋼鉄以上の強度を誇るボディと、黄猿の「ピカピカの実」さながらのレーザーを放つ事が出来るという能力が特徴です。

しかし、バーソロミュー・くまのように「ニキュニキュの実」の能力は使用する事が出来ない為、掌に肉球がある方がバーソロミュー・くま、掌にレーザーを発射する射出口がある方がパシフィスタであるという判別方法があります。そんなパシフィスタはプロトタイプでも1体造るのに軍艦一隻分の費用が掛かるという事です。では完成型はどれほどの実力で、どんな特徴があるのでしょうか?これから詳しく検証していきます。

試作品よりも強さがアップ

パシフィスタの「試作品(プロトタイプ)」は「マリンフォード編」の頂上戦争で、20体以上ものパシフィスタが戦場に投入され、エースを救い出そうとしている「白ひげ海賊団」の船員達に猛威を振るいました。ちなみに「マリンフォード頂上戦争」にはバーソロミュー・くまも参戦していましたが、この時にはDr.ベガパンクによって更なる改造手術を受けており、人格の無い完全なサイボーグであるPX-0になっていました。

そんなパシフィスタのプロトタイプが最後に登場したのは「マリンフォード頂上戦争」から2年後の「新世界編」で、PX-5、PX-7の2体が登場しました。強さは2年前にルフィ達に圧倒的な実力差を見せつけた2体と同じでしたが、2年間の修業を終えたルフィ達によって一撃で倒されていました。しかし、この2年間でDr.ベガパンクがパシフィスタを完成させた事が漫画「ワンピース」の905話にて海軍大将・藤虎の口から語られていました。

藤虎は世界徴兵という制度で海軍の最高戦力である「海軍大将」にまで上り詰めた実力者で、その藤虎が「すげえモンが完成した」と発言している事からも、パシフィスタ完成型の強さがプロトタイプよりも格段に上がっている事が分かります。しかし、2019年4月現在はまだパシフィスタ完成型は姿を見せていないません。

そのため戦闘シーンも無く、能力や強さについての詳細は謎に包まれていますが、藤虎の言葉から以前のプロトタイプのようにルフィ達に猛威を振るう存在になる事が予想されます。さらにパシフィスタの脅威は量産出来るというところなので、もしパシフィスタ完成型が数十体投入されたとしたら、15億ベリーの賞金首となっているルフィでさえも苦戦を強いられる脅威となる事が考えられます。

ちなみに、2012年に公開された「ONE PIECE FILM Z」には、劇場版オリジナルキャラクターとしてプロトタイプのパシフィスタの改良版であるPX-Z(白くま)が登場しています。服装や髪が白で統一されている事が特徴で、NEO海軍の切り札として登場しましたが、特に従来のパシフィスタとの違いは無いようで、フランキーの必殺技・ラディカルビームによって倒されていました。

みんな悪魔の実を食べている

ネット上では、パシフィスタ完成型がみんな悪魔の実を食べて能力者になっているのではないかという考察が飛び交っています。「マリンフォード頂上戦争」で脳を改造されて完全なサイボーグであるPX-0となっていたバーソロミュー・くまも、「ニキュニキュの実」の能力を変わらず使用出来ていた事からも、パシフィスタが悪魔の実を食べた場合、能力を使用出来る事が分かります。

さらにパシフィスタはロボットではなく人間をベースにしたサイボーグであるため、普通に食事をする事ができ、悪魔の実を食べさせる事も容易だと考えられます。万が一、戦闘用のサイボーグであるパシフィスタに食べる能力が備わっていない場合でも、Dr.ベガパンクは「ものに悪魔の実を食べさせる技術」を開発しているので、ファンクフリードやラッスーのように悪魔の実の能力を備える事が可能になります。

それでは、パシフィスタがどんな能力を持った悪魔の実の能力を備えているのかという事についてですが、「ゾオン系」だと考えるのが妥当になります。その理由は、以前にDr.ベガパンクによって悪魔の実を食べた物達が全て「ゾオン系」の能力を備えていたという事と、パシフィスタも「ゾオン系」であればもともと持っている実力が単純に向上するので、かなり強力になるという事実からです。

パシフィスタはプロトタイプの段階で海軍大将・黄猿の「ピカピカの実」の能力をモチーフにしたレーザーを放つ事が出来たので、完成型もレーザーを使う事が出来るとしたら悪魔の実の能力が2つ備わっている事と同等の実力となります。この考察が正しいとしたら、藤虎が「すげえモン」と称している事もうなずけます。

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パシフィスタがくまの姿である理由とは?

パシフィスタは、「王下七武海」の1人で現在はPX-0となってマリージョアで天竜人達に「無敵奴隷」として非道な扱いを受けているバーソロミュー・くまと同じ見た目をしていますが、なぜすべてのパシフィスタはバーソロミュー・くまの姿をしているのでしょうか?ここではパシフィスタの姿の謎について徹底解明していきます。

くまが実験体に適していた

パシフィスタは「シャボンディ諸島編」で初登場を果たした時、バーソロミュー・くまと全く同じ見た目をしていた事から、その場にいたルフィをはじめとする海賊達だけでなく読者にもバーソロミュー・くまが来襲してきたと勘違いをさせました。パシフィスタこの姿になっている理由は、バーソロミュー・くまがDr.ベガパンクによる改造手術を受けてこの世で初めてのパシフィスタとなり、それをもとに量産されるようになったからです。

ではなぜバーソロミュー・くまがパシフィスタの実験体として使われたのでしょうか?それは、バーソロミュー・くまが身長が689センチという常人をはるかに上回る巨漢である事と、「王下七武海」に選ばれるほどの実力、屈強な肉体を持っている事から、過酷な改造手術に耐え、最強のサイボーグとなる人物として最適であった事が考えられます。

さらにパシフィスタは鋼鉄以上の固さを持ったボディを持ち、目と掌からは大将・黄猿の「ピカピカの実」を模したレーザーを放つ事が出来るなどといった様々な改造が施されています。普通の人間ではここまでの強力な能力を備える事が難しかった事から、Dr.ベガパンクはバーソロミュー・くまを指名したと考察出来ます。

また、バーソロミュー・くまは革命軍に所属していた過去があるため、政府側からしても忠実なサイボーグに改造しておいた方が都合が良かったとも考えられます。Dr.ベガパンクはクローン技術も開発している為、バーソロミュー・くまのクローンを何体も作り出し、そのクローンにパシフィスタの改造を施していった事で、パシフィスタはバーソロミュー・くまと同じ姿をしているという事になります。

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パシフィスタの強さ・実力を考察

パシフィスタ完成型は、プロトタイプとは比べ物にならないほどの強さを備えている事が予想されますが、レーザーや鋼鉄以上のボディから繰り出される体術以外にどのような特殊能力を備えているのでしょうか。「ワンピース」の物語の今までの流れを汲み取ったうえで考察していきます。

また、「ワンピース」の世界に置いて、懸賞金は海賊のステータスのようなものでもありますが、パシフィスタ完成型はどれほどの懸賞金に相当するのでしょうか?併せて検証していきます。

強さ実力①武装色の覇気が使用可能

パシフィスタ完成型に備わっている能力の1つとして、「武装色の覇気」がある事が考えられます。Dr.ベガパンクは悪魔の実を研究し、能力の伝達条件を解明した事で物に悪魔の実を食べさせ、能力を使用させる事が出来るようにしました。しかし、近年では読者達の間でDr.ベガパンクの新たな研究の成果として、覇気の伝達条件を解明し、物に覇気を会得させる事が出来るようになっている事が考えられます。

もしこの研究が完成しているのであれば、パシフィスタ完成型すべてに覇気を体得させているはずであり、「武装色の覇気」であれば、物理攻撃を通さない「ロギア系」の悪魔の実の能力者に対してもダメージを与える事が出来るようになります。もはや1億越えの海賊団の船長にもなると、ほぼ悪魔の実の能力者となっていますが、パシフィスタが「武装色の覇気」を備えているとしたら、彼らにとって脅威となるでしょう。

強さ実力②懸賞金は3~4億超え

パシフィスタ完成型は、懸賞金3~4億超えの海賊と同等の強さを持っていると考えられています。プロトタイプは2年前、シャボンディ諸島にて1億未満の海賊達では相手にならないほどの強さを誇っていましたが、2年後に修業を終えたルフィ達には一撃で倒されていたため、1億~1億5000万ほどの強さであると考えられます。パシフィスタ完成型はプロトタイプの2~4倍の実力を備えているという事になります。

もし本当にパシフィスタ完成型が3~4億の海賊と同等の力を持っているとしたら、シャンクスをはじめとする四皇達が率いている船員達と同じくらいの強さという事になります。さらに、もし10体ほどのパシフィスタが相手だとしたら、15億の懸賞金となっているルフィでさえも、負けてしまう可能性があるかもしれません。

強さ実力③七武海よりも強い

パシフィスタ完成型を見た大将・藤虎は、「すげえモンが完成した」と語っていましたが、その後に「王下七武海はもう要らねェ」とも発言していました。この事から、パシフィスタ完成型は「王下七武海」と同等か、それ以上の実力を持っていると考えられます。さらに政府の言いなりに行動するサイボーグのパシフィスタですから、個性の強い「王下七武海」よりも扱いやすいという事にもなってきます。

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パシフィスタの能力を考察

パシフィスタのプロトタイプは、Dr.ベガパンクによって大将・黄猿の「ピカピカの実」さながらのレーザーを放つ事が出来ました。そのため、パシフィスタ完成型にも他の悪魔の実の能力を模したものを備えさせている可能性は十分あります。ここではパシフィスタ完成型に備えている可能性の高い能力を考察していきます。

能力考察①オーブンの熱くする能力

大将・赤犬の「マグマグの実」の能力とまではいかないにしても、シャーロット家の4男であるオーブンの「ネツネツの実」の能力なら再現する事が出来そうです。「ネツネツの実」は、青キジの「ヒエヒエの実」のように、海に手に入れると広範囲に能力を伝える事が出来ます。そのため、もしパシフィスタ完成型に「ネツネツの実」の能力が備わっているとしたら、船に乗っている海賊達を一掃する事に役立つでしょう。

能力考察②青キジの凍らせる能力

パシフィスタが黄猿の「ピカピカの実」を再現しているならば、完成型には元海軍大将・青キジの「ヒエヒエの実」の能力を備える事も出来るかもしれません。もしパシフィスタ完成型が「ヒエヒエの実」の能力を備えているとしたら、相手を凍らせてからレーザーで壊すという連続技を使用する事ができ、単純ですが脅威になります。

ちなみに、海軍大将達の能力を再現する事が出来るのならば、赤犬の「マグマグの実」も使用する事が出来るのではないかという考えもありますが、瞬時にマグマを発生させる事はさすがに出来ないという事で、ネット上では可能性が薄いと考えられています。

能力考察③ワポメタルの自動修復機能

「ワンピース」の「ドラム島編」で初登場した「バクバクの実」の能力者であるワポルは、ルフィによって倒された後、自身の能力で生み出したものが新合金「ワポメタル」となる事が分かり大金持ちとなりました。フランキーもこの「ワポメタル」を導入した事で「フランキー将軍」を完成させました。この事から、Dr.ベガパンクも「ワポメタル」を使用してパシフィスタ完成型に自動修復機能を備えている可能性は十分あります。

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パシフィスタの開発者ベガパンクとは?

パシフィスタの開発者であり、「ワンピース」の物語でしばしば名前が挙がるDr.ベガパンクですが、2019年現在、姿を見せておらず、謎に包まれている部分が多い人物となっています。ここではベガバンクとはいったいどんな人物であるのか、「ワンピース」の作中で語られた事実に基づいて紹介していきます。

海軍の化学班を牛耳る者

ベガパンクは海軍科学班のトップとして活動しており、世界最大の頭脳を持つ男と称されている人物です。その頭脳は500年先を行っているとバーソロミュー・くまによって語られており、現在の年齢は不明となっていますが、若い時に描いた設計図でさえも300年もの時間をかけなければ制作出来ないものが多数存在しています。研究分野は非常に多岐に渡っており、兵器開発や人間の細胞の研究など数えきれないものとなっています。

「ワンピース」の作中ではいまだに姿を見せていないので詳細は不明な部分が多くなっていますが、性格は善良な側面を持つ人物という事が分かっており、過去に共に研究をしていたシーザー・クラウンが殺人兵器ばかりを作っていた事を咎めて科学班から追放したり、故郷である「未来国バルジモア」の国民が平和に暮らすための機械を開発するといった事実があります。しかしパシフィスタなどの危険な兵器を開発している事も事実です。

子供の頃のベガパンクは、「未来国バルジモア」で暮らしていましたが、国民が万年の寒さに悩んでいたため巨大暖房装置を製作しており、少年期から桁外れの才能を発揮していました。その後、どこにも属していない研究チームに所属する事になったベガパンクは、兵器開発に没頭していました。ベガパンクの頭脳は他の研究員とは比べ物にならないほど飛び抜けており、神の領域である「生物の血統因子」を発見するまでに至りました。

しかし、その発見が政府に危険視されたためベガパンクは逮捕されてしまいます。それからの過程は不明ですが、ベガパンクはしばらく後に、政府で海軍科学班のリーダーとして活動するようになりました。ちなみに、ベガパンクが逮捕される前に所属していた研究チームにはサンジに父・ジャッジも所属しており、ジャッジはベガパンクが逮捕された後に「生物の血統因子」の研究を続け、クローンの1人としてサンジを生み出しました。

また、ジャッジは「生物の血統因子」の研究を続けた事によってクローンに科学戦闘部隊「ジェルマ66」も生み出しています。「ジェルマ66」はサンジ以外の彼の子供4人が主戦力となっており、ジャッジが総帥を務めているジェルマ王国の為なら喜んで命を差し出すようにプログラムされています。さらに、サンジ以外の兄弟たちは「生物の血統因子」を応用する事によって身体能力が幼い頃から発達しており、類まれな強さを得ています。

それに加えて、「生物の血統因子」の影響によってシーザーが生み出した人工悪魔の実「SMILE」のように、彼らは「電気を操る」「炎を操る」などといった悪魔の実のような能力を得ています。しかし「生物の血統因子」による感情のコントロールの副作用で、「恐怖」という感情さえも失っている為、自分達に死の危険が迫ったとしても逃げ出そうとも戦おうともせずに簡単に諦めてしまうという欠点が生まれてしまいました。

ベガパンクの研究成果

ベガパンクはパシフィスタを開発した人物ですが、前述した「生物の血統因子」の発見により、クローン技術を生み出し、パシフィスタを量産させる事に成功しています。また、ベガパンクが「生物の血統因子」による技術を使用しているのは現在のところパシフィスタだけですが、元同僚のジャッジやシーザーも独自に「生物の血統因子」の研究を進めた事によって、ジェルマ66の兵士達や、人造悪魔の実を作り出すまでに至りました。

また、ベガパンクは悪魔の実の研究を進めた結果、なぜ悪魔の実を食べると特殊な能力を身につける事が出来るのかという悪魔の実の伝達条件も解明した事で、物に悪魔の実を食べさせる技術も発明し、「ゾウゾウの実」を食べた剣・ファンクフリードや、「イヌイヌの実」を食べた銃・ラッスー、「サラサラの実」を食べたスライム・スマイリーなどといった物の能力者を生み出しました。

さらに、パンクハザードに登場するドラゴンもベガパンクが生み出したという事も、海軍の鬼竹のヴェルゴの口から語られています。ルフィ達「麦わらの一味」は、ドラゴンを伝説上の生き物だと認識していたため、このドラゴンに遭遇した時は驚愕していました。どのような技術を使ったかは不明ですが、ベガパンクは幻獣を現実の生き物として生み出し、島を護衛させていたのでした。

ベガパンクは海楼石の研究もしています。そして海楼石を応用する事により、危険な海王類が多く存在するため船で通る事は到底不可能であるカームベルトを安全に通る事の出来る軍艦を開発しました。この軍艦は底に海と同じエネルギーを発するという特徴を持つ海楼石を敷き詰める事によって、海王類達に軍艦の存在を気付かせず、何事も無かったかのようにカームベルトを航海する事が出来ます。

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パシフィスタに関する感想や評価は?

「ワンピース」の「エニエスロビー編」で、秘密裏に活動する政府の諜報機関CP9で最強の男であるロブ・ルッチが登場し、激しい死闘の末に何とかルフィが倒しましたが、パシフィスタは当時そんな圧倒的な強さを誇ったルッチがやっとの思いで倒せる実力となっている事に、多くの読者が驚いています。その事を踏まえると、「エニエスロビー編」以前にルフィが倒した強力な敵達はパシフィスタには敵わないという事になります。

またその一方で、パシフィスタをいとも簡単に撃退する事が出来る人物に感心する読者の感想も多くあります。2年の修業を終えたルフィもそうですが、それ以前にも「王下七武海」の1人であるボア・ハンコックが「マリンフォード頂上戦争」で何体ものパシフィスタを「メロメロの実」の能力を使って止めていました。「ワンピース」の作中で戦闘シーンの少ないハンコックですが、「王下七武海」としての実力の高さがうかがえました。

シャボンディ諸島でパシフィスタのプロトタイプが来襲した時、超新星の1人であるX・ドレークも参戦していましたが、ドレークは海軍本部少将であったという過去を持っており、それによりパシフィスタの事も見た事があるようでした。この事について「ワンピース」のファン達は、ドレークが「既にここまで形になっていたとは」と発言した事から、彼は海軍にいた時は恐らくベガパンクの指揮下にいたのではないかと考察しています。

かつて残虐の限りを尽くして「暴君」の異名を持つようになったバーソロミュー・くまは、自ら志願して完全な人間兵器であるPX-0となりましたが、彼はこの改造手術を受ける前に、ベガパンクに「麦わらの一味の誰かが帰ってくるまでサウザンドサニー号を死守」するようにプログラムしてもらっていました。

これによってバーソロミュー・くまは「麦わらの一味」の恩人となりましたが、彼の真意については謎に包まれている為、ネットでは読者達によって様々な考察がされるようになりました。

「ワンピース」の「シャボンディ諸島編」で、ルフィ達「麦わらの一味」は全員で共闘してやっとパシフィスタ1体を倒したため、圧倒的な実力差となっていました。しかし2年の修業を経たルフィやゾロ、サンジの3強は1撃でパシフィスタを撃破していたため、パシフィスタはある意味、強さの1つの基準となりました。パシフィスタによって、読者はルフィ達がどれほど強くなったのか、分かりやすく分析する事が出来たのです。

また、2年前は手こずったパシフィスタを、修業を経て覇気を身につけたルフィがあっという間に倒した事で、「スカッとする!」という感想が多くありました。「新世界編」でパシフィスタを2体引き連れてルフィ達を捕えに来た海軍でしたが、ルフィ達の想像もつかないパワーアップによって、2年前とは逆に手も足も出なくなっていました。あっけにとられている海軍達の顔を見ていると、思わず笑ってしまうという読者も多くいました。

さらに、ルフィやゾロ、サンジによって連れてきたパシフィスタを全滅させられた海軍ですが、戦桃丸によってパシフィスタよりも実力が圧倒的に下である海軍の兵士が「麦わらを捕えろ」と命令され、立ち向かっていく姿には、笑いを超えて「涙が出てくる」といった感想を発言する読者もいました。もちろんルフィ達には手も足も出ずに次々と倒されていった海軍の兵士達ですが、海軍としての誇りを見る事が出来るシーンとなりました。

パシフィスタのレーザーは大将・黄猿の「ピカピカの実」によって放たれるレーザーを模しているため、威力も同等か、少し劣るくらいと考えられますが、そんなパシフィスタがフランキーの必殺技・ラディカルビームによって一掃されていました。明らかにパシフィスタのレーザーをはるかに上回る強さとなっていたので、ラディカルビームのファンになったという読者の感想がありました。

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パシフィスタの完成型の強さ・実力や能力まとめ

尾田栄一郎が原作を務める漫画作品「ワンピース」に登場する人造人間・パシフィスタの完成型について、その実力や能力などを考察してきましたが、今までの「試作品(プロトタイプ)」とは比べ物にならないほどの強さとなっており、もしかすると「王下七武海」よりも高い実力を誇っている可能性が高いことが分かります。これから現れるだろうパシフィスタ完成型の姿を、ファンは楽しみに待っています。

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