【フェアリーテイル】ゴッドセレナの正体は？強さ・魔法や人物像を考察

『フェアリーテイル』は、真島ヒロさん原作の大人気漫画『FAIRY TAIL』です。『週刊少年マガジン』より2006年から2017年の間連載され、全545話で完結しました。単行本は全63巻刊行されています。また、2009年よりテレビ東京系列でテレビアニメも放送されており、現在3期として毎週放送されています。この他、累計発行部数が全世界で6000万部を突破するなど、世界的にも大人気漫画になりました。

テレビアニメの他に、2012年には「劇場版 FAIRY TAIL 鳳凰の巫女」が公開されています。そして、2015年には第二作目となる「劇場版 FAIRY TAIL -DRAGON CRY-」が公開されました。2016年にはサンシャイン劇場で「ニルヴァーナ編」が舞台化され、様々なメディアミックスをしていきました。その他、ガイドブックやノベライズなどがあります。

2012年には、フランスで開催された第19回「アニメ&マンガ大賞」では最優秀日本アニメ賞と最優秀ダビング賞を受賞しています。

また、フェアリーテイルのスピンオフ作品として、多くの作品が発売されています。「妖精の尻尾（フェアリーテイル）」の創設者で初代マスターのメイビスが主人公の『FAIRY TAIL ZERØ（フェアリーテイル ゼロ）』、少年時代のグレイが主人公の『TALE OF FAIRY TAIL ICE TRAIL 〜氷の軌跡（こおりのきせき）〜』があります。

他にも、「妖精の尻尾（フェアリーテイル）」に加入した頃の初々しいウェンディを主人公にした『FAIRY TAIL ブルー・ミストラル』や、『FAIRY GIRLS』、『FAIRY TAIL外伝』、『FAIRY TAIL 100 YEARS QUEST』、『FAIRY TAIL ハッピーの大冒険』、『FAIRY TAIL CITY HERO』などがあります。

フェアリーテイルは、ファンタジー・バトルにジャンル分けされています。フェアリーテイルの世界には、”魔導士ギルド”という、世界中に数多く存在する魔導士達へ仕事の仲介等をする組合組織があります。フェアリーテイルのヒロインであるルーシィ・ハートフィリアは、立派な魔導士を目標にする星霊魔導士として修業を積んでいました。

ある日、ひょんなことから滅竜魔導士（ドラゴンスレイヤー）と言われるナツ・ドラグニルと、ハッピーという話すことができる青い猫と出会いをします。ルーシィは、ナツが所属する「妖精の尻尾（フェアリーテイル）」というギルドに加入することになりました。

ですが、そのフェアリーテイルというギルドには問題児が多く在籍するギルドだったのです。驚くルーシィでしたが、ナツとチームを組むことにし、順調に依頼をこなしながら魔導士としても成長をしていくというストーリーになっています。

フェアリーテイルのストーリーは、「鉄の森（アイゼンヴァルト）」、「ガルナ島編」、「幽鬼の支配者（ファントムロード）編」、「楽園の搭編」、「バトル・オブ・フェアリーテイル編」、「ニルヴァーナ編」、「エドラス編」、「天狼島編」、「大魔闘演武編」、「冥府の門（タルタロス）編」、「黒魔術教団（アヴァタール）編」、「アルバレス帝国編」と12個のセクションに分かれています。

今回まとめの中心となるゴッドセレナが登場するのは、52巻から63巻で扱った「アルバレス帝国編」になります。アルバレス帝国とは、超軍事魔法帝国として知られている帝国です。イシュガル大陸という架空の大陸の西にあるアラキタシア大陸に位置する大国で、アラキタシア大陸に存在していたおよそ730もの魔導士ギルド全てを統一し建国されたと言われています。 

皇帝はスプリガン、スプリガンを守るためにできた精鋭部隊「スプリガン12」が存在し、「スプリガン12」の中にゴッドセレナがいます。

フェアリーテイル「アルバレス帝国編」で登場するゴッドセレナの正体は、ユーリ・ドレアーではないのか？と度々言われていますが、公式では同一人物であることに言及されていません。まず、ゴッドセレナはアルバレス帝国の精鋭部隊「スプリガン12」の一員であり、聖十大魔道・イシュガルの四天王の1人でもあります。因みに序列は1位です。 鼻筋には傷痕があり、特徴的な髪型をしています。

ゴッドセレナはイシュガルの魔導士からスプリガン12に加わりました。ゴッドセレナの他の情報に関しては後半で紹介します。では、なぜゴッドセレナとユーリ・ドレアーが同一人物などと言われているのか、それは、ゴッドセレナとユーリ・ドレアー両者の顔が酷似していること、ユーリ・ドレアーの息子マカロフとルーメン・イストワールが関わりがあること、この2つが同一人物説の真相でした。

ユーリ・ドレアーは、「妖精の尻尾（フェアリーテイル）」の創設メンバーの1人で、後にマカロフの父親になります。フェアリーテイルの2代目マスタープレヒトと後に聖十大魔道序列4位となるウォーロッドと同じギルドに所属していたトレジャーハンターでもあります。 ユーリの持つ「雷の魔法」は曾孫に受け継がれていると言います。 また、ユーリに関してはスピンオフ作品であり『FAIRY TAIL ZERØ』に収録されています。

ユーリ・ドレアーの声優を担当したのは、小西克幸さんです。小西さんは、1973年4月21日生まれのB型、和歌山県出身です。賢プロダクションに所属しており、また、声優関智一さんが座長を務める劇団「ヘロヘロQカムパニー」では副座長を務めています。

小西さんの主な出演作は、テレビアニメ「シャーマンキング」、「テニスの王子様」、「トランスフォーマー スーパーリンク」、「学園ヘヴン BOY'S LOVE HYPER!」、「金色のコルダ」、「D.Gray-man」、「ときめきメモリアル Only Love」、「天元突破グレンラガン」、「マクロスF」、「デュラララ!!」シリーズ、「世界一初恋」、「キルラキル」、「DIABOLIK LOVERS」、「東京喰種トーキョーグール」などがあります。

ゴッドセレナは、前述したようにイシュガルの四天王の1人であり聖十大魔道では順列1位でした。イシュガルの四天王というのは、イシュガル大陸の中で選ばれた最も優れた強さを持つ魔導士10人（聖十大魔道）で、その中でも突き抜けた強さを誇る魔導士4人を指します。また、聖十大魔道は魔法評議員から選出される魔導士でもあるため、魔法能力の強さの他、国家権力も持っている最強の魔導士と言えます。

ゴッドセレナは、”八つの滅竜魔法の魔水晶”を持つ滅竜魔導士と言われています。これは、強大な魔法を8つの属性身体の中に宿しているということですが、現時点では4つの滅竜魔法しか判明していません。大地・火・水・風を遣い目の色を変えながら戦闘します。

まず、1つめの魔法・岩窟竜の大地崩壊（がんくつりゅうのだいちほうかい）は、大地の滅竜魔法の一つで、自分がいる場所以外の大地を崩壊させるという魔法です。

2つめの魔法・煉獄竜の炎熱地獄（れんごくりゅうのえんねつじごく）は、火の滅竜魔法と言われ、強大な炎に覆われたパンチを使い大爆発を起こすといったものです。 3つ目の魔法・海王竜の水陣方円（かいおうりゅうのすいじんほうえん）は、水の滅竜魔法で、巨大な激流を真上から発生させるといったものになります。

そして、4つ目の魔法・暴風竜の（ぼうふうりゅうの）は、風の滅竜魔法ですが、これは仲間に止められ不発で終わりました。 

ゴッドセレナは、イシュガルの四天王であり聖十大魔道として屈指の強さを誇っていたにもかかわらず、イシュガル大陸を捨てアルバレス帝国に寝返りました。そして、スプリガン12に加わったのです。スプリガン12とは、アルバレス帝国の皇帝スプリガンを守る為に結成されたアルバス帝国の精鋭12人を指します。

スプリガン12にはゴッドセレナの他、アルバレス帝国執政官のインベル、ブランディッシュ・μ、ディマリア、イエスタ、アジィール・ラムル、オーガスト、ワール・イーヒト、ブラッドマン、ナインハルト、ジェイコブ・レッシオ、ラーケイド・ドラグニル、アイリーン・ベルセリオンがいます。

ゴッドセレナ以外のスプリガン12のメンバーも屈指の強さを誇り、ゴッドセレナと肩を並べるほどの魔導士だと言われているのです。

ゴッドセレナは、その強さから「全てのドラゴンはオレの前に朽ち果てる」と自分の力を過信していました。そんな矢先、アクノロギアというドラゴンが現れたのです。アクノロギアとは、「闇の翼」と呼ばれている奇妙な紫模様をした漆黒に纏われ、魔導士ゼレフも逃げ出したとされる最強のドラゴンです。 ゴッドセレナは、そんな史上最強だとされるアクノロギアに出会ってしまったのです。

もともとアルバレス帝国にやってきた目的が「アクノロギアを倒すためだ」と宣言していたゴッドセレナは、 アクノロギアの方から闘いに挑んできた絶好のチャンスとみて戦闘態勢に入ります。ですが、対等に戦う暇すら与えられず腹部を豪快に抉られゴッドセレナは命を落としてしまうのです。あっけない終わりでした。ですが、その後スプリガン12のメンバーナインハルトに蘇らせてもらい、ゴッドセレナは生き返ります。

アクノロギアは、フェアリーテイルのラスボスとして登場する登場人物の中でも最高の強さを持つキャラクターです。元は人間だというアクノロギアは、人間の姿と竜の姿両方なることができます。人間の姿になった時は、黒のマントを羽織った褐色肌の男性です。身体には紋様があります。アクノロギアは高い知性を持ちますが、腹の中では人間を見下しており「ムシケラ」程度にしか見ていません。

アクノロギアの正体はなんと、竜の王となった滅竜魔導士の人間だったのです。数百年前、人間と竜の共存を巡り竜族と人間の間で「竜王祭」という戦争が勃発しました。その戦争で最終的にアクノロギアが竜の王となり、滅竜魔導士の人間となったのです。

ですが、力を持ちすぎたアクノロギアは、共存派であった竜までを殺すことになってしまい、その殺した竜の返り血を浴び続けたことでアクノロギア自身の肉体も竜に変化していったという逸話があります。 

ゴッドセレナの声優を担当したのは、興津和幸さんです。興津さんは、1980年3月8日生まれのA型、兵庫県出身です。ケッケコーポレーションに所属しています。大阪芸術大学芸術学部放送学科を卒業後、声優の道に進みました。第79回「全国高等学校野球選手権大会」では開会式の司会進行を務めたこともあり、声優の他にナレーションとしても活動しています。

興津和幸さんの主な出演作は、テレビアニメ「黒執事」、「会長はメイド様!」、「屍鬼」、「閃光のナイトレイド」、「れでぃ×ばと!」、「ジョジョの奇妙な冒険」、「蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-」、「BROTHERS CONFLICT」、「信長協奏曲」、「龍ヶ嬢七々々の埋蔵金」、「K RETURN OF KINGS」、「監獄学園」、「くまみこ」、「はんだくん」、「ベルセルク」、「ナイツ&マジック」などがあります。

フェアリーテイルのスピンオフ作品である『ZERØ』を読むと、ゴッドセレナとユーリ・ドレアーが同一人物ではない説が濃厚になってきますが、実際のところは真相が明かされていないので、読者の間でも様々な憶測が飛び交っていました。

ゴッドセレナとユーリ・ドレアーに関しては、同一人物説・同一人物ではない説の両方が飛び交っていました。

以上、ゴッドセレナとユーリ・ドレアーの正体まとめでした。ゴッドセレナとユーリ・ドレアーそれぞれの強さや魔法などを探ってきましたが、いかがだったでしょうか？サイト内には、フェアリーテイルに関する他のまとめもありますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。