ズニーシャ(象主)の罪と罰とは?正体や光月家との関係を考察【ワンピース】

数々の伏線を敢えて分かりやすく描く事で様々な考察を呼ぶワンピース。そんな中でも最近登場し、多くの考察がなされているのが象主ズニーシャです。その正体からどんな罪を犯したのか、その罪によってどんな罰を与えられているかなど実に多くの謎が断片的に明かされています。今回はワンピースの中でも象主ズニーシャにスポットを当て、ズニーシャに関する様々な考察を紹介していきます。

ズニーシャ(象主)の罪と罰とは?正体や光月家との関係を考察【ワンピース】のイメージ

目次

  1. ズニーシャ(象主)とは?
  2. ズニーシャ(象主)の罪を考察
  3. ズニーシャ(象主)の罰を考察
  4. ズニーシャ(象主)の正体はジョイボーイ?
  5. ズニーシャ(象主)と光月家の関係を考察
  6. ズニーシャ(象主)の謎を考察
  7. ズニーシャ(象主)の罪と罰・ワンピースまとめ

ズニーシャ(象主)とは?

ズニーシャの登場シーン

ズニーシャはゾウ編に登場に登場した巨大な象です。ワンピースの世界には巨大な海王類が数多く登場していますが、そんな海王類にも匹敵する大きさを誇るのがズニーシャです。登場シーンでは対比するようにサニー号なども描かれていますが比べられるようなものがない程に巨大な存在です。

ちなみにズニーシャは厳密に言えば生き物であって島ではない為、通常のログポースでは辿りつけず、ズニーシャが歩き続ける、つまり移動し続ける事から簡単には辿り着く事が出来ない事から「幻の島」と言われています。

ズニーシャの背中にモコモ公国

ズニーシャの大きさを示す1つの要素として言えるのがズニーシャはその背にモコモ公国という1つの国を背負っているという事です。しかもモコモ公国は市街地や森、そして森には川が流れているなどいくつかの区画に分かれているのが確認できる程に相当な規模感のある国が形成されています。都市もある程度の文化レベルを確認出来る程に反映している姿を確認できます。

ズニーシャはモコモ公国に住むミンク族からすれば大地そのものですが、明確に意志のある生き物で、モモの助やルフィ、故人も含めると海賊王ロジャーなど一部の者と意志疎通を図る事ができます。それはミンク族にも伝わっていなかった事実で、モコモ公国の昼の長であるイヌアラシ公爵もズニーシャと会話をする事に驚いていました。

ズニーシャは1000年以上も生きている

こちらはキャラクターのセリフから分かる事ですが、このズニーシャは実に1000年以上もの間生き続けている事が分かっています。これはモコモ公国を形成するミンク族がズニーシャの上に住み始めたのがおおよそ1000年前だからという理由で判明しているだけなので、実際にはそれ以上に生きている事が分かります。

ワンピースの歴史の中でも空白の100年より以前に分かっている数少ない出来事の1つで、生物として明確に描かれている中では最長の歴史を誇っています。

ズニーシャの役割はポーネグリフの死守

ズニーシャの役割に関しては明確には分かっていませんが、その1つと言えるのがポーネグリフの死守です。ズニーシャの背にあるモコモ公国にあるポーネグリフはラフテルへの行き方を示すロードポーネグリフです。このロードポーネグリフは4つで意味を成しますが、その1つがズニーシャの背に乗っています。このロードポーネグリフは過去1度も盗まれた事がないものになっています。

唯一見る事が出来たのがラフテルへと至った海賊王ゴールドロジャーだけですが、ロジャーも見るだけに済ませているので外海にはこのロードポーネグリフの情報は未だ出ておらず、またそれが四皇がいながらもロジャー以降海賊王が生まれていない理由にもなっています。

ONE PIECE.com(ワンピース ドットコム)

ズニーシャ(象主)の罪を考察

ズニーシャの罪は不明

ズニーシャ(象主)が何らかの罪を犯し、現在まで生き続けている事は明らかになっていますが、その罪の内容に関してはゾウ編で語られる事はありませんでした。その為、これまでのワンピースの情報からいくつかの考察が行われています。ただしズニーシャの罪に関してはまだまだ圧倒的に情報が少ない事から、その考察もかなり飛躍したものが多くなっています。

ズニーシャの罪は種の保存?

考察の1つとして言われているのが、種の保存です。ズニーシャも生き物であるのは間違いないので過去にはズニーシャと同じ種族が居た事があるのは間違いないと思われます。しかしワンピースの連載が開始して長く海王類は数多く描写されていますがズニーシャと同じ種族が存在しているようには見受けられません。この事からズニーシャは自身と同じ種族を何らかの理由で葬ってしまった、これが罪なのではないかと言われているのです。

そしてズニーシャの背中に住むミンク族もまたモコモ公国以外では目にしない種族の集まりです。ハートの海賊団のペボや、ビックマム海賊団のペコムズなど現在はモコモ公国以外で活動しているミンク族も元々はモコモ公国の出身です。そんな超少数民族であるミンク族を守る事が罰でありそのまま罪滅ぼしになっているのではないかと考察されています。

ズニーシャの罪は悪魔の実を食べたこと?

またこれまで数多くの歴史上の出来事が語られている中でも屈指の古さを誇る1000年以上生きているという設定もあり、海の嫌われ者である悪魔の実を初めて食べたのがズニーシャなのではないかという考察もされています。

そしてズニーシャは「海の上を歩き続けている」という点にも注目です。悪魔の実を食べると海に嫌われ、入ると能力を失わせてしまい力を失いますが、それは海からしてみれば「罪」と考える事もできます。この罪を最初に犯したズニーシャは「海に入る事」すら許されなくなった結果、海の上を歩けるようになったのではないかと考えられているのです。

ただワンピースの世界では4000年前からアラバーナ宮殿が作られるなど既に判明しているだけでも長い歴史があるので「悪魔の実」の登場時期に関してはまだ不明な点も多い様態と言えます。仮にズニーシャが悪魔の実を食べているにしてもそれが「最初」なのかどうかは今後の展開次第で判明するのではないでしょうか。

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ズニーシャ(象主)の罰を考察

ズニーシャの罰は歩き続けること

上記でも紹介したようにズニーシャ(象主)が犯した罪については深くは語られていませんが、その結果として与えられた罰が「歩き続けること」であることは分かっています。ズニーシャ自らがその罰を明かしており、例え自身の身体を傷つけられても反撃する事さえ許されていません。

これは逆説的な考察ですが、歩き続ける事以外許されないというズニーシャは或いは「死ぬ事」も許されない不死の存在になっているのではないかとする考察もあります。死ぬ事も許されずどれだけ辛くても歩き続ける事が罰になっているのではないかとも言われています。

ただこの罰に関してはどこまでが強制されている事なのかが分からない状態です。下記で詳しく紹介しますがモモの助が命令を上書き出来た事、そして命じる事をズニーシャ自身が求めた事を考えると、ズニーシャが自らの意志を持って長い間「歩き続ける」という罰を自ら受け入れて忠実に実行し続けていると言えるからです。

光月家がズニーシャに罰を与えた?

ここで問題となるのが誰がズニーシャ(象主)がその罰を与えたのかが問題になりますが、それが光月家ではないかと言われています。詳しくは後述しますが、他の者には聞こえないズニーシャの声をモモの助とルフィだけが利く事ができ、さらにモモの助が「歩き続ける」という命令を「反撃する」という命令に一時的に変更する事が出来た為です。

一方で魚人島編にて登場したしらほし姫が古代兵器「ポセイドン」だという例もある事から、光月家という括りではなくモモの助の正体が古代兵器ウラヌスであり、その能力が「ズニーシャと会話できる」といったものである可能性も示唆されています。或いはモモの助だけでなく光月家の者が代々会話出来た可能性もあります。いずれにしても光月家がズニーシャに関わった、罰を与えた可能性は高いと言われます。

ただ光月家が罰を与えたと考える場合、光月家は既に語られている800年より前から登場している事になりますが、現状分かっているのは800年前にポーネグリフを作ったという情報が光月家の一番古い情報です。これまでのワンピースの伏線の傾向を考えるにもし光月家が罰を与えたなら1000年以上前の話も断片的に描かれていても不思議ではない事から全く別の存在が罰を与えたのではないかと考察する人もいます。

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ズニーシャ(象主)の正体はジョイボーイ?

ジョイボーイ正体説①謝罪文と罪

ズニーシャはその巨体でありながら明確に意志をもった生物である事も分かっています。しかし国を背負える程の巨体を持つ生物は他に存在しておらず、その正体についても様々な考察が行われています。そしてその候補の最有力候補と言われているのが過去の人物として名前が登場しているジョイボーイです。

ジョイボーイは空白の100年に実在した人物で、魚人島に謝罪文を書いたポーネグリフを残した人物でもあります。そしてこの謝罪文とは具体的に言えば「当時の人魚姫と交わした約束を守れなかった事への謝罪」になっているのです。何故ジョイボーイは直接的に人魚姫に伝えず、ポーネグリフの形で残したのかというのが考察の1つになっていましたがその考察の1つがズニーシャの正体に繋がっているのです。

ズニーシャはモモの助やルフィのような一部の者としか意志疎通が出来ない為、それがポーネグリフという形になった理由。そしてその人魚姫との約束がそのまま、ズニーシャが犯してしまった罪なのではないかと考えられているのです。罪と謝罪文という繋がりやすい内容から考察された内容ですが、ジョイボーイについても不明点が多い為この共通点は大きいのではないかと考えられます。

余談ですが、ズニーシャという名はミンク族が付けた名であり、モモの助などを初めとした一部の者にしか意志を伝える事ができないズニーシャ自身の名前は不明です。もしかしたらズニーシャの名前はジョイボーイなのかもしれません。

ジョイボーイ正体説②夜明けの時

ミンク族は光月家と共に「世界の夜明け」を目指して、夜明けの時を導く存在を待ちわびていました。この世界の夜明けに関してはそれまでにも違う言葉でも言及される事もあり、ワンピースにおいて重要なワードである事が伺えます。

ジョイボーイが自らの意志でズニーシャとなったのか、罪を犯した結果としてズニーシャにされてしまったのかは不明ですが、或いはこの夜明けの時までポーネグリフを守る、またはそれ以外の理由からジョイボーイが最初の悪魔の実を食べて自らズニーシャになった、そしてそのズニーシャになった行為自体が罪なのではないかとも考えられます。

ジョイボーイ正体説③Dとの関連

仮にズニーシャの正体がジョイボーイだとしても、その肝心のジョイボーイに関してもまだまだ謎が多いです。しかしわざわざ名前を出しているので何かしら今後関係してくる事は間違いない事から、様々な考察が行われ飛躍してDの一族なのではないかという考察も行われています。

ワンピースの考察の中でもどうしても考えてしまうのが最大の謎と言われるDの名を持つ者達の存在です。ルフィやロジャーを始め、Dの名を持つ者は多く登場しています。世界政府が目の敵にしている事からも何かしら世界政府からみて不都合な事実を抱えているのは間違いありません。

そして不都合という意味では空白の100年を生きたジョイボーイの存在はまさに不都合そのものなのでジョイボーイもまたDの一族なのではないかと考察されているのです。ジョイボーイがDの一族で、そしてジョイボーイの正体がズニーシャなら光月家ではないルフィやロジャーにも声が聞こえたのも説明がつきます。

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ズニーシャ(象主)と光月家の関係を考察

光月家がズニーシャを飼っていた?

ズニーシャの正体がジョイボーイだったかどうかはこれからに期待がかかる所ですが、少なくともズニーシャが光月家と何かしらの関係を持っていた事は間違いありません。上記でも触れたポーネグリフを守るというズニーシャ、そしてミンク族に与えられた使命ですが、そもそもポーネグリフを作ったのは光月家ですし、ミンク族も光月家の家臣として名を連ねています。

ただこの説に関しては上記でも触れているようにズニーシャが生きている1000年以上に対し光月家の名前が歴史に名前が出たのが800年前となっている点がどうしても弊害となっているのも事実です。もちろん光月家はポーネグリフを作る以前にも長い歴史を持っている可能性はあるので光月家がズニーシャを使役していた可能性は十分にあり得ます。

光月モモの助に声が聞こえる理由

その関係性を示す重要な出来事と言えるのがやはり光月家の血を引く、モモの助にズニーシャの声が聞こえたのも納得が出来ますし、モモの助が「歩き続ける」という命令を上書きして「反撃する」事を許可出来たのも説明がつきます。またその名前にも光月家やワノ国に繋がる部分も現れています。ズニーシャは漢字では象主と書きますが、ワンピースの中でこうして漢字の名前が明確に設定されている存在は希少な存在です。

これまでも地名や組織名としては漢字が使われてきた物もありますが、生き物では光月家やワノ国にまつわるキャラクターしかいないのでズニーシャの漢字名象主も光月家と関係が深いのではないかと考えられています。ズニーシャの名付けをしたのはミンク族ですが、彼らもズニーシャと光月家を知っているからこそ漢字の名前を付けたのではないかとも考えられます。

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ズニーシャ(象主)の謎を考察

ズニーシャの謎①陸王類が存在する?

上記でも少し触れたようにズニーシャの巨体は山のように大きく、ルフィ達も上陸するにも一苦労する程でした。その大きさは海王類のそれに近く仮に上記のジョイボーイだった説ではない場合には「陸王類」だったのではないかという考察もあります。1つの国を丸々背負える程の大きさ、そして1000年以上生きる長寿も、海には入れない海王類、陸王類のような存在ではないかと考えられます。

ただ海王類に対して呼ばれる事もなく長いワンピースの連載の中でズニーシャ以外に登場していない事からズニーシャ以外の陸王類は滅んでしまった事が「種の保存」説に繋がっているとも考えられています。当然この考察が事実ならズニーシャの正体がジョイボーイである説は否定される事になりますが、現状ではどちらとも言えない状態です。

ズニーシャの謎②目的地は?

ズニーシャは1000年もの間休む事なく歩み続けていますが、その目的地については語られていません。しかし作中のセリフでは「千年もの時間をかけて…一体どこへ向かっているのか」というセリフが登場しています。ワンピースでこのようなセリフが登場するという事はどこか目的地があって歩いているのではないかと考察する事も出来ます。

ただ同時にその目的地が1000年歩き続けても到達しない地点である必要もある事から、歩いてはいけない場所、例えば空の上やそれこそ月などの違う星など、永遠に辿り着く事がない場所を目的地としているのではないかとされています。もちろんロードポーネグリフの事を考えると、目的地なく彷徨っている可能性も0ではありません。

ズニーシャの謎③元々どこにいた?

罪を背負い歩き続ける事になったズニーシャですが、いずれにしても罰を与えられるまで、歩き始める前に居た場所があるはずです。それらの情報についてはもちろん情報はありませんが、考察としては「ラフテル説」「Dの一族が作った巨大国家説」などが唱えられていますが、いずれも考察の上の考察状態で不明瞭な状態です。ただその正体によってズニーシャになった事自体も罰に含まれている可能性もあります。

ポーネグリフによって今は亡き巨大国家があった事、そして光月家が元々は石工の一族であった事などを考えるとズニーシャは元々今は亡き巨大国家に居て、そこで罪を犯し罰を与えられた。その見張りとしての地位を持つのが光月家なのではないかとする説もあります。

ズニーシャの謎④古代兵器?

ズニーシャはその巨体と陸王類説などもある事から1つ可能性として考えられているのが未だ判明していない3つの古代兵器の最後の1つ、古代兵器ウラヌス説なのではないかとも言われています。百獣海賊団を追い払った際の破壊力を見ても充分に兵器と言えるだけの威力はあるかと思われます。

ただポセイドンが「海王類と会話出来る」という能力だった事も考慮して、ズニーシャに命令が出来たモモの助こそが古代兵器なのではという考察、ウラヌスはそもそも天空や天候を意味する事から全く関係がないと考察などもあり、まだロビンとネプチューン王の会話の中で名前が出ただけの古代兵器ウラヌスに関してはまだまだ情報が足りないというのが正直な所となっています。

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ズニーシャ(象主)の罪と罰・ワンピースまとめ

ズニーシャ(象主)はゾウ編で登場した国を1つ丸々背負う事が出来る程の巨大なゾウで、多くの謎を秘めた存在です。その罪や罰を始め多くの考察がなされており、ロードポーネグリフを背負っている事から考えても今後の物語において重要な役割を果たす事になるのは間違いないのではないでしょうか。少なくともルフィ達がワンピースを目指す過程でもう1度ゾウに行く事にはなるはずです。

ワンピースでは多くの伏線を意図的に描く事が多くここまで分かりやすく謎を残しているズニーシャは今後何かしらの形で物語に関わってくるはずです。ズニーシャの正体によってはゾウ編だけでなく、ワンピースの世界の歴史そのものが語られる重要な存在である可能性さえも残されています。

2019年1月現在進んでいるワノ国編にもゾウに住むミンク族達も関わっている事を考えると或いはズニーシャに関しても何か新しい情報が出る可能性、或いはズニーシャ自身がワノ国編に関わってくる可能性も0ではありません。巨体を誇るカイドウに対する者としてズニーシャはある意味で最適な存在とも言えます。今後のワンピースにも注目していきましょう。

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