獣の巨人の正体はジーク戦士長！能力や目的・今後の展開を考察【進撃の巨人】

獣の巨人（ジーク）は、エレンの腹違いの兄であり、エルディア人を殲滅し、始祖の巨人の能力をエレンから奪うことを目的としていた人物です。獣の巨人（ジーク）は、全身が毛で覆われており、手足が長く、大きなオラウータンのような風貌をしています。エレンの持つ進撃の巨人とは異なる能力を多々持っており、エレンたちの調査兵団を壊滅状態にまで追い込むほどの能力も持ち合わせています。

ですが、獣の巨人（ジーク）の目的は、エルディア人の壊滅などではないと言う事実が判明しました。そんな獣の巨人（ジーク）の本当の目的とはどのようなものなのでしょうか？また、その能力はどのような力を秘めているのでしょうか？次の項目から、獣の巨人（ジーク）の目的や能力、エレンとの関係などについて詳細にお伝えしていきます。

獣の巨人（ジーク）は、他の巨人たちとは異なる能力を多々持っています。現在公開されている能力としては、言語を話せる能力、無垢の巨人を操れる能力、長い手を使って石つぶてを砲弾のように投げる能力などがあります。無垢の巨人を操れる能力はエレンたち調査兵団を何度も苦しめ、調査兵団の中でもトップクラスの能力を持っていた兵士たちを次々と食い殺していきました。

獣の巨人（ジーク）は、反乱をくわだてようとした両親等を密告するなど、マーレ国に絶大な忠誠を誓った戦士です。始祖の巨人をエレンから奪うことを目的としていますが、本当の目的はエレンと協力し、エルディア人を救うためだとも話しています。ですが、獣の巨人（ジーク）の話していることは信憑性が乏しく、本当の目的は藪の中にあります。

獣の巨人（ジーク）は、エレンの父でもある「グリシャ」と、エルディア王国の王家の血をひく「ダイナ」の息子です。グリシャたちによって、エルディア復興の意思を刷り込まされますが、ある時マーレ国に寝返り、両親を密告し、楽園送りにしてしまいました。

獣の巨人（ジーク）とエレンは異母兄弟でありますが、ジークはエルディア人を壊滅し、始祖の巨人をエレンから奪うことが目的となっていたため敵対関係にありました。ですが、ジークの本当の目的を知ったエレンは、ジークに協力をするようになり、また、ジークもエレンを守ることを目的としているような描写も描かれています。

獣の巨人（ジーク）は、両親を含むエルディア復権派を密告し、楽園送りにしてしまったため、マーレ国の戦士として認められることとなりました。ですが、獣の巨人（ジーク）の本当の目的は、マーレ国のためではなく、エルディア国を復権したいという目的があったのです。エルディア復権派の動きはマーレにバレており、間もなくガサ入れがはいる所だったのです。

それを知ったジークは、エルディア復権派が全滅しないように、あえて自ら密告し、両親を犠牲にして、自身がマーレの戦士として潜入し、いずれ反旗をひるがえそうともくろんでいたのでした。

マーレ国の忠実な戦士となったジークは、その働きが認められ獣の巨人の能力を受け継ぐことに成功しました。あとは、時を待ってエルディア国の王が持っているとされる「始祖の巨人」を奪い、エルディア人を救済するだけでしたが、その目的のためには、マーレの命令で数多くのエルディア人を殺さなければならないのでした。

進撃の巨人の登場人物は、神話にちなんだ名前が多く、そのためジークも「北欧神話の登場人物・ジークフリート」からとったのではないかと言われています。そして、ドイツ語で「勝利」という意味をもつ「ジーク」という言葉にも合わせているのではないかと予想されています。

獣の巨人（ジーク）の目的は、当初はマーレ国のためにエルディア人を殲滅し、始祖の巨人を手に入れることだと考えられてきました。ですが、本来の目的は「マーレ国をあざむき、エルディア国を復権する」ことだと獣の巨人（ジーク）が語りだしました。

現在は、エレンと協力し、全世界と戦うために「地ならし」をおこそうとしているようですが、獣の巨人（ジーク）は嘘をつくことが多く、それが本当の目的なのかはまだわかっていません。

ジークは愛する両親さえも裏切れるほどの「マーレ愛国者」なのかと思われてきました。だれもジークがマーレ国を裏切るなどとは夢にも思いませんでした。ですが、ジークのマーレ国への忠誠は嘘であり、全ては両親から刷り込まれた「エルディア復権」を目的に暗躍していたのでした。そのため、マーレ国への忠誠心は少しもないものと考えられています。

獣の巨人（ジーク）は、マーレ国の命令で、ラカゴ村の人々を無垢の巨人にしたり、調査兵団を壊滅させたりと動いていました。全てはエルディア国の復権を目的とするためだと言い、犠牲にしてきたエルディア人にはほんの少しの情も持ち合わせていないようです。当初からの目的である、エレンの始祖の巨人を求めているという目的は未だ変わらないようです。

獣の巨人（ジーク）の次期継承者は、王家の血を引く「ヒストリア・レイス」になる予定です。王家の血を引くものしか使えない能力があるため、ヒストリアが継承するのは必須のこととなります。ですが、エレンはヒストリアのためを思い強く反対し、また、ヒストリアも妊娠してしまったことから継承が大幅に遅れてしまっています。ですので、今後の展開によってはヒストリア以外のものが継承してしまう可能性も考えられます。

獣の巨人（ジーク）の寿命は、あと1年もないと考えられています。そのため、早くヒストリアに継承させなければならないのですが、予想外の妊娠をヒストリアがしてしまったため延期を余儀なくされます。ジークもヒストリアに継承する意思がないかのような行動をしており、果たしてジークが死ぬ前に獣の巨人が継承できるのかがファンの間で議論されています。

調査兵団・分隊長であるミケが、突如壁内に現れた巨人を討伐していると、遠巻きに大きな獣の巨人が徘徊しているのが見えました。警戒しながらも、ミケは無垢の巨人を討伐し、残り数体となったころに撤退しようと馬を呼びます。すると、突如獣の巨人は馬を掴んでミケに投げつけてきました。

怯えるミケに獣の巨人は人間の言葉で「これ、なんていうんですか？」と立体機動装置について質問してきたのです。その後、用が済んだミケを無垢の巨人に捕食させました。

怯えるミケの立体機動装置を壊さないようにソッと奪い、器用にその仕組みを見ていました。かなりの巨体にも関わらず、指先はかなり器用で、細かい動作も可能なようでした。

アニを残したまま獣の巨人の元に帰還したライナーとベルトルトは、アニを救出したいと獣の巨人に願い出ます。獣の巨人はライナーの鎧の巨人と対決して、勝ったほうに従うという条件を出します。ですが、獣の巨人に適うはずもなく、アニの奪還は後回しとなってしまいました。巨人化を解いた獣の巨人の中から、眼鏡姿の男性が姿を現しました。

進撃の巨人の第77話にて、獣の巨人の本名が「ジーク」という戦士長であることが判明しました。かなりフランクな言葉使いをしており、気さくな雰囲気をかもし出していますが、目の奥は笑っていなく、冷酷な眼差しをしています。

エレンを攫うべく、獣の巨人（ジーク）はライナーとベルトルト、車力の巨人を引き連れ、シガンシナ区にてエレンたちを待ち構えます。壁内にはライナーが潜んでおり、壁外には逃げられないように獣の巨人と無垢の巨人等が取り囲むよううに配置されています。鎧の巨人を瀕死に追い込んだエレンたちでしたが、その直後、獣の巨人がベルトルトが入った樽を投げ入れました。

ベルトルトは超大型巨人と化し、熱風で調査兵団たちを吹き飛ばし、進撃の巨人のエレンでさえ歯がたちません。そんな時、アルミンがある秘策を提案するのでしたが、その成功はアルミンの死を意味していました。

始祖の巨人は、本来王家である「レイス家」が代々受け継いできましたが、王家「レイス家」が受け継いでしまうと「王の思想」に取り付かれ壁の外に出て、エルディア人を解放し戦うことを拒否してしまうというデメリットがありました。王家の血筋でないと本来の能力も使えないのですが、エレンの父「グリシャ」はレイス家でなくても始祖の力が使えることを発見しました。

エルディア復権派であるグリシャは、後の世のために始祖の巨人の持ち主「フリーダ」を捕食し、始祖の巨人の能力を得ることに成功しました。その後、エレンを巨人化させ自身を捕食させることで、エレンが始祖の巨人を継承することとなったのでした。

漫画のタイトルにもなっている進撃の巨人は、作品の序盤から登場している知性の巨人です。特殊な能力などはまだ明らかになってはいませんが、自身の肉体を使って格闘技を繰り出します。後々に、エレンが巨人化のクスリなどを服用したことで、自在に硬質化した自身の抜け殻を作り出すことも出来るようになりました。父・グリシャが元々持っていた能力で、エレンがグリシャを捕食したことによって継承されることになりました。

エレンは、目の前で母親を巨人に捕食され、巨人に強い憎しみを持っています。その憎しみを生きる糧として調査兵団に入るため、日々訓練を重ねていきました。ですが、ある日アルミンを庇い、巨人に捕食されてしまいます。そのとき、生きたいという強い意志によって進撃の巨人に変化し、あたりにいる巨人を討伐していきました。ですが、自分が巨人になったということの意識はありませんでした。

そのため、怯えた兵士から処刑されてしまいそうになりますが、ピクシス司令の判断の元、処刑をまぬがれました。その後、トロスト区に開いた穴を大岩で塞ぐ作戦を成功させ、人類の最終兵器として訓練にはげむこととなります。進撃の巨人の元の持ち主であった、父・グリシャの記憶を継承しているせいか、現在のエレンの思想が、父・グリシャの影響を受けすぎているのではないかとファンの間で議論されています。

鎧の巨人は、全身を鎧で覆い隠された大型の巨人です。正体・ライナーは、エレンたちの兄貴分であり、絶大な信頼が寄せられるほどの人格者でした。ですが、実際はマーレ国のスパイであり、エレンの住む街を滅ぼした張本人だったのです。ライナーは元々弱虫で、マーレの戦士候補の中でもかなり低い順位の成績でした。

そのため巨人の力を受け継ぐ候補からは外れていたのですが、弟を巨人にしたくない「マルコム」の策略により、急遽ライナーが鎧の巨人を継承することになりました。

エルディア国に潜入するために、アニ、マルセル、ベルトルト、ライナーの4人でパラディ島に上陸しますが、マルセルがライナーをかばい、巨人（ユミル）に捕食されてしまいます。そのため、残りの3人で壁を壊し、エルディア人として潜入をし、エレンたちと同期の訓練兵となりました。

ライナーは、パラディ島には悪魔しかすんでいないとマーレ兵に教えらていましたが、エレンたちと触れ合うにつれ、自分たちと変わらない「人間」であることに気がつきます。そのため、調査兵団の兵士である「ライナー」とマーレ国の戦士である「ライナー」に人格がわかれてしまいました。ですが、ベルトルトに諌められ、マーレ国の戦士「鎧の巨人」として戦うことを決意したのでした。

超大型巨人は、50mをも超えるほどの巨体を持っており、動作は遅いものの、自らを蒸発させることによって起こす「熱風」を使い、あたり一面を吹き飛ばしてしまう能力を持ちます。当初はベルトルトが所有していましたが、エレンとアルミンの作戦に破れ、巨人化の注射をうたれたアルミンによって捕食され、アルミンが超大型巨人の能力を継承することとなりました。

アルミンは、エレンの幼馴染で、ケンカは弱いものの頭脳明晰で、いじめっ子を論破してひるませるぐらい弁がたつ少年です。エレンやミカサに助けてもらってばかりだったため、いつか自分が守る側になりたいと願っています。調査兵団に入団すると、その頭脳を使い、エルヴィンでさえ気がつかなかった作戦や案を出し、何度も調査兵団を救いました。

アルミンの前の超大型巨人の持ち主・ベルトルトは、長身で穏やかな風貌の少年です。巨人に家族を殺されたと、自身の境遇をエレンたちに話していましたが、それは真っ赤な嘘で、真実はエレンの街を滅ぼした「超大型巨人」だったのです。ベルトルトはライナーとは違い、マーレの戦士としての自分を見失わないようにエレンたちと交流していました。そのため、兵士と戦士の狭間で混乱するライナーを戦士に戻す役割も担っています。

女型の巨人の正体は、エレンたちと同時期に訓練兵に入団した「アニ・レオンハート」です。その名の通り人間の女性のような風貌をしていますが、アニ本来のポテンシャルもあり、格闘技や走ることを得意とします。当時のエレンに比べて、女型の巨人を操る能力は長けており、人間のころと変わらないぐらいに身軽に動くことが可能です。

アニは寡黙で、エレンたちとはどこか一線を置いて接しているところがありました。それは、エレンたちに情がわかないよう、マーレの戦士としての使命をまっとうするためでもあったのです。ですが、エレンたちと接しているうちに、どうしても情を捨てきれない面もありました。

訓練兵団を卒業すると、アニはエレンたちとは違い、憲兵団へ入団をしましたが、これもマーレ国の作戦のうちでした。エレンたちが初めての壁外調査に向かった日、アニも密かに後を付け、女型の巨人としてエレンを攫おうと姿を現します。邪魔をする調査兵団を次々に殺していきますが、同期のアルミンを殺すことができませんでした。

その後、壁内にてアルミンの作戦によりおびきだされたアニは、再び女型の巨人と化し、エレンの進撃の巨人と戦いますが破れ、自らを結晶に閉じ込め永い眠りについたのでした。

顎の巨人は、小柄な体格をしていますがその分とても俊敏に動くことができ、またその強靭な顎でどんなものでも噛み砕くことが出来ます。当初はマーレの戦士であるマルセルが継承しましたが、偶然無垢の巨人であったユミルがマルセルを捕食したことからユミルが継承することになりました。その後、ユミルは調査兵団に入団し、エレンたちと共闘することになります。

ですが、ライナーとベルトルトのためにユミルはその身を差し出し、マルセルの弟であるガリアードに捕食されることになりました。ガリアードはユミルの記憶をおぼろげですが思い出している様子です。ユミルが大切に想っていた、エルディアの女王・ヒストリアへの想いがガリアードの中にも残っているのかは現時点では不明です。

ピークが継承した車力の巨人は、知性を持つ巨人の中では唯一の四足歩行の巨人です。初登場時は、獣の巨人（ジーク）の傍らで、荷物運びのような役割をしていました。四足歩行なため、移動スピードが速く、獣の巨人（ジーク）が瀕死状態だった際は素早くリヴァイから救出するなどの活躍を見せました。エレンがマーレ国に攻め込んだ際は、顔を防具で隠し、味方を乗せながら戦闘に参加しました。

獣の巨人（ジーク）の崇拝者でもあり、絶大な信頼をよせていましたが、獣の巨人（ジーク）がマーレ国を裏切ったことを知り、パラディ島へ潜入している描写が描かれています。

戦槌の巨人は、タイバー家当主の妹が継承していましたが、マーレ国に攻め込んだエレンによってエレンが継承することになりました。自分の本体をうなじ以外のところに移動させることが可能で、地下から地上への攻撃もできるため、今まで地下に閉じ込めれば、巨人化しても逃げられないと考えられてきましたが、この能力のため、エレンはどこに居ても巨人化し、脱出することが可能となりました。

獣の巨人（ジーク）の投石攻撃により、壊滅状態に追い込まれたエルヴィン率いる調査兵団は、混乱を極めていました。リヴァイは、自身が囮となりその隙にエルヴィンを逃がし撤退をさせようと考えます。そんな中エルヴィンは、ある作戦を提案します。それは、エルヴィン自ら先頭に立ち、残った兵士全てを率いて獣の巨人（ジーク）に突撃するというものでした。

その隙に、リヴァイが獣の巨人（ジーク）に近づき、討伐するという作戦でした。ですが、エルヴィンは「地下室の秘密をどうしても知りたい。死にたくない」とこぼします。リヴァイはその気持ちが痛いほどわかっていましたが、他になすすべもなく、決断できないエルヴィンの変わりに「夢を諦めて死んでくれ」と決断を下します。その言葉に、エルヴィンは微笑み、決心をするのでした。

混乱する新兵たちに向かい、エルヴィンは最後の作戦を命じます。その作戦に臆す兵士に、「命令をきいても聞かなくても死ぬ。」と言い「今まで死んでいった仲間の死を無駄にしないために戦え」と鼓舞します。兵士たちはエルヴィンに従い、獣の巨人（ジーク）に向かって特攻をしていきました。

その結果、まず先頭にたったエルヴィンが獣の巨人（ジーク）の投石によって倒れました。気にする兵士たちに「進め！」と命令をし続けます。目くらましのための煙弾を放ちながらも。次々に獣の巨人（ジーク）の投石によって死んでいきます。なんで調査兵団に入ってしまったんだと嘆きながら死んでいくものもいました。獣の巨人（ジーク）はそれを見て、腹を立てながら投石を続けます。

投石をして調査兵団に投げつける獣の巨人（ジーク）ですが、いつまでも特攻し続ける調査兵団を見て、無駄なことだと嘆きます。ついに全ての調査兵団が倒れ、これで終わったと思った矢先に、周りに従えていた無垢の巨人がいないことに気が付きました。

獣の巨人（ジーク）の周りには、数十体の無垢の巨人がいましたが、リヴァイはそれを足場にしながら全て倒し、獣の巨人（ジーク）にたどり着いていたのでした。大切な仲間たちを殺されたリヴァイは怒り狂い、目にも止まらぬ速さで獣の巨人（ジーク）を切り刻んでいきます。エルヴィンに誓った「必ず獣の巨人（ジーク）を倒す」という誓いを胸に、決して獣の巨人（ジーク）を逃がしません。

獣の巨人（ジーク）の本体を引きずり出し、恨み言をいいながらジークを拷問するリヴァイですが、同時に誰か生きている兵士に巨人化の注射を打ち、獣の巨人（ジーク）を捕食させようと考えました。そして、エルヴィンのことが頭に浮かびます。そのとき、四足歩行の巨人がジークを奪い去っていきました。ジークは残っていた無垢の巨人に「リヴァイを殺せ」と命令しました。

すでに精魂尽き果てていたリヴァイですが、エルヴィンたちとの誓いを胸に諦めず巨人に立ち向かっていきました。

リヴァイが獣の巨人（ジーク）を追いかけているころ、1人の新兵「フロック」が起き上がりました。なんと奇跡的に無傷で生き延びていたのでした。フロックはエルヴィンを見つけ、まだ瀕死ながらも息をしていることに気が付きます。ですが、巨人化の注射液の存在を思い出し、なおかつ仲間達を命令によって死なせた罪をつぐなわせるためにも、壁の中に運んでいきました。

巨人化の注射は、リヴァイが叔父であるケリーから譲り受けたものでした。誰に使うかはリヴァイが判断するということが決まっており、常にリヴァイが持ち歩いています。獣の巨人（ジーク）は、エレンとベルトルトを攫おうと壁の中に車力の巨人とともに現れました。すると、そこに無垢の巨人を倒した血だらけのリヴァイも駆けつけます。

獣の巨人（ジーク）は、形勢が不利だと判断し、エレンに「お前を助けてやる」と言い残し、ベルトルトも見捨てて去っていきました。追いかけようとするリヴァイに、エレンはベルトルトとの戦いで瀕死状態に陥ったアルミンに注射を打つように懇願します。リヴァイは一呼吸置いて、エレンに注射機を渡そうとしますが、そこへエルヴィンを背負ったフロッグが現れました。

このタイミングでエルヴィンが現れると誰も予想していませんでしたが、まだエルヴィンが生きていることをしったリヴァイは、アルミンでなくエルヴィンに巨人化の注射を打つことを決断します。それを聞いたエレンとミカサは怒り狂い、リヴァイに襲い掛かりました。エレンはリヴァイにすぐに倒されてしまい、ミカサがリヴァイから注射を奪おうとしますが、ハンジに止められます。

それでも諦めないエレンとミカサに対して、ハンジが「私も生き返らせたい人が沢山いる」と、ミカサたちの気持ちに寄り添うような言葉を語りかけます。そして、エルヴィンがこれからも必要な存在であることを話します。それを聞いたミカサは観念し、リヴァイの命令でその場を離れました。

残ったリヴァイはエルヴィンに注射を打とうとしますが、そのとき、エルヴィンが片腕を挙げ、寝言のようなことをつぶやきました。まるで、注射を打つなと言っているようにも見えます。そして、リヴァイは、アルミンがエレンたちに自分の夢を語っている場面を思い出すのでした。そして、リヴァイは注射を打ち、巨人がベルトルトを捕食します。

ベルトルトを捕食して人間に戻った姿を見ると、そこにはなんとエルヴィンではなくアルミンの姿がありました。リヴァイは、エルヴィンでなくアルミンに注射を打ったのです。エルヴィンを地獄から救うために、あえて注射を打たなかったと語ります。そして、フロッグに、もうエルヴィンを許してやってくれと頼み、エルヴィンの最期を看取るのでした。

子安武人さんは、神奈川県横浜市出身の人気声優です。1967年5月5日生まれの50歳で、武人という名前も、こどもの日にちなんでつけられたと言われています。中学時代から俳優を目指していましたが、銀河鉄道999のシーンに影響を受け、声優を目指すことになりました。「立体的な芝居」や「二次元を三次元へ」というポリシーを持っています。

高校卒業後は大学には進まず、養成所に入り、1998年には自ら事務所を立ち上げ、ティーズファクトリーの創立者になりました。

子安さんの声はイケメン～三枚目まで幅広く使われ、デビューから30年以上たったいまでも第一線で活躍しています。あの世界的アニメ、ムーミンのスナフキン役や、ジョジョの奇妙な冒険の宿敵「ディオ」役などをこなしています。その他にも、週刊少年ジャンプ漫画「銀魂」の「高杉晋助」などのイケメンキャラや、月間少年ガンガン連載「PAPUWA」の「コモロ」など奇妙な役もこなしました。

その他、「新世紀エヴァンゲリオン」の青葉役などの脇役などを演じ、そういった脇役を演じた際には、ファンから「子安の無駄使い」と突っ込みが入るほどの人気声優となっています。そして、この度進撃の巨人の獣の巨人（ジーク）に抜擢されたのでした。

2018年に放送され、2019年春にも続編が放送される「進撃の巨人シーズン3」ですが、「王政編」という、壁の中での人間同士の戦いがメインの話なので、原作では獣の巨人（ジーク）は出てきません。そのため、「進撃の巨人シーズン3」では獣の巨人（ジーク）は出てこないのではと考えられていました。

ですが、子安武人さんの情報を確認してみたところ、「進撃の巨人シーズン3」にも子安武人さんが獣の巨人（ジーク）で出演するという情報が記載されていました。そのため、2019年春に第2クールが始まる進撃の巨人では、獣の巨人（ジーク）が出現する、シガンシナ区の戦いも描かれると予想され、子安武人さんの美声が再び聞けると予想されます。

進撃の巨人を見て、獣の巨人（ジーク）の正体が判明して「なるほど」と関心している方の感想です。進撃の巨人は作者が様々な複線をはっており、何気ないシーンでも後々意味を持つことが多いため、細かいところも見逃せない作品となっています。

こちらは声優の子安武人さんから、敵か味方かを判別した方のお姉さんの感想です。顔がエレンの父・グリシャに似ていたので、父親かと思ったそうですが、髪の色が違うということと、敵役が多い子安武人さんが声優だったことから父親ではないと判断したそうです。

獣の巨人（ジーク）の正体を知って「やっぱり」と思った方の感想です。獣の巨人（ジーク）がエレンの兄だとうすうす気づいていたようです。

獣の巨人の正体は、エレンの異母兄で、敵対する人物かと思いきや、エルディア国を復権させようと暗躍していた人物でした。ですが、そのためとは言え、多くの人々を虐殺しており、それはとても許されるものではありません。ジーク自身も、「必要な犠牲だった」と全く罪悪感もないように描かれています。

ジークは平気で嘘をつくため、何が本当の目的なのか、エレンでさえもわからないかもしれません。これから、明らかになっていくようですので、ますます今後の展開から目が離せません。