進撃の巨人102話(後の祭り)をネタバレ!4年後のリヴァイなどあらすじと感想

本記事は、大人気コミックス「進撃の巨人」の102話(後の祭り)についてまとめた記事になります。102話はエレンたちが訓練兵を卒表し、調査兵団入団後から4年後のお話で、エレンがマーレを襲撃している回です。102話のストーリーのネタバレあらすじの他、リヴァイやジャンなど各キャラクターたちの4年後の姿や、102話を読んだ読者の感想などをまとめてみました。進撃の巨人ファンにとってとても重要な回になりますので、ぜひご覧ください!※あらすじなどネタバレを含みますので、ご注意ください。

進撃の巨人102話(後の祭り)をネタバレ!4年後のリヴァイなどあらすじと感想のイメージ

目次

  1. 進撃の巨人とは?
  2. 進撃の巨人102話(後の祭り)のあらすじネタバレ
  3. 進撃の巨人102話(後の祭り)の4年後のリヴァイなど登場人物
  4. 進撃の巨人102話(後の祭り)をネタバレ考察
  5. 進撃の巨人102話(後の祭り)のコミックス変更点
  6. 進撃の巨人102話(後の祭り)収録の25巻
  7. 進撃の巨人102話(後の祭り)を読んだ感想や評価は?
  8. 進撃の巨人102話(後の祭り)ネタバレまとめ

進撃の巨人とは?

まず初めに、「進撃の巨人」の作品情報や1~101話までのあらすじについて簡単にご紹介します。

進撃の巨人の作品情報

「進撃の巨人」は、現在発売されている27巻までで累計発行部数が7600万部を突破しているメガヒット少年漫画です。2009年10月号から講談社の「別冊少年マガジン」にて連載がスタートし、2011年には第35回講談社漫画賞で少年部門と「このマンガがすごい! 2011」でオトコ編第1位を受賞した大人気作品です。

「進撃の巨人」は2013年にはアニメ化がスタートし、シーズン1が2013年に、シーズン2が2017年に放映されました。続編であるシーズン3のpart.1はNHK総合にて2018年に放送され、シーズン3のpart.2も2019年4月からの放送が決定しています。

進撃の巨人のあらすじ①:巨人の出現

「進撃の巨人」は、人間を捕食する巨人がはびこる世界が舞台となっており、人類は50メートルの強固な壁を築いて敵である巨人から身を守り、壁の中で閉じこもることで暮らしていました。そんなある日、壁を越える大きさの超大型巨人が突如出現したことで壁が壊されてしまい、主人公のエレン・イエーガーは目の前で巨人に母親を捕食されてしまいます。

巨人に対して復讐心と憎悪を抱いたエレンは、母親の仇を取ることを胸に、同郷である幼馴染のミカサ・アッカーマンやアルミン・アルレルトとともに訓練兵となり、その後紆余曲折を経て、巨人と最前線で戦う調査兵団に入団します。多くの仲間を失う辛い経験を味わいながらも、巨人化能力を手に入れたエレンは、敵である巨人との壮絶な戦いへとその身を投じていきます。

進撃の巨人のあらすじ②:仲間の裏切り

その後、調査兵団を襲ってきた女型の巨人や、人類を恐怖に陥れた超大型巨人や鎧の巨人の正体がエレンと同じく巨人化能力を持つ人間だということが判明し、かつて共に訓練兵として過ごしていた104期生の仲間たちが敵だったということが分かっていきます。彼らは壁外から来た人類で、壁内の人類を滅ぼすために送り出されてきていたのです。

調査兵団はかつてエレンの父親、グリシャ・イエーガーがエレンに託した、自宅の地下室に隠された壁の外の秘密を得るために「ウォール・マリア奪還作戦」を計画します。捨て身の作戦で超大型巨人や鎧の巨人、さらには獣の巨人と渡り合った調査兵団はほぼ壊滅し、団長であるエルヴィン・スミスなど多くの仲間が命を落とします。その代償にウォール・マリアを奪還したエレンたちは、父グリシャの残した手記を手に入れます。

進撃の巨人のあらすじ③:世界の真実

そこには壁外には広大な世界や国が広がっていることや、巨人化できる能力を持つエルディア人が壁の中に逃げ込んだこと、グリシャがエルディア人を救うために壁外から来た人間だということなどが記されていました。その事実を知ったエレンたちは壁の外をさまよう巨人を駆逐して安全を確保し、自分たちが閉じこもっていた壁の中の世界=パラディ島の全貌をようやくその目で納めることとなります。

進撃の巨人のあらすじ⑤:マーレvsパラディ島

その3年後、舞台は壁外=マーレに移ります。マーレではジークとライナーの寿命が近づいてきていたため、それぞれの巨人の力を受け継がせる次の戦士の選考が行われていました。さらにマーレはエレンが始祖の巨人の血からを手に入れたことを知り、エルディア人たちの恐ろしさを世界各国に知らしめ、「パラディ島の始祖の巨人奪還作戦」を遂行しようとしていました。

それを察知していたエレンは早々にマーレ内部に潜入しており、パラディ島の人類を殲滅しようと唱えるダイバー公の演説に乗り込む計画を立てていました。当日、戦士候補生を使ってライナーと対面することになったエレンは彼と話をしながらダイバー公の演説に耳を傾けます。演説が終わると同時、エレンはライナーと握手を交わしたまま「俺は進み続ける。敵を駆逐するまで」と呟いて巨人化をし、レベリオ収容区襲撃を決行します。

以上がこれまでの「進撃の巨人」の簡単なあらすじになります。ここでは書ききれない話がたくさん掲載されていますので、気になる方はぜひコミックスをご覧ください!

進撃の巨人 作品公式サイト

進撃の巨人102話(後の祭り)のあらすじネタバレ

続いては「進撃の巨人」102話(後の祭り)のあらすじをネタバレ込みの内容でご紹介します。マーレ軍とエレンとの熱い戦闘がもちろん、リヴァイやジャンなどメインキャラクターの成長した姿を見ることのできる102話は「進撃の巨人」ファン必見です!※あらすじのネタバレがありますのでご注意ください。

進撃の巨人102話あらすじネタバレ:マーレ軍とパラディ島勢力の戦い

マーレのレベリオ収容区にて巨人化をしたエレンは、ダイバー公を捕食し、そのまま暴れまわります。騒ぎを聞きつけたマーレ軍が次々とレベリオ収容区に集結します。エレンに標的を定める軍人たちを、駆けつけたジャンたちパラディ島の兵士たちが、対人立体機動装置を駆使して対抗します。軍人との戦いの最中、民間人の建物を爆発するを聞いたジャンが慌てて仲間たちの元へ急行します。

民間時への被害を最小限に抑えるように諭しますが、パラディ島の兵士たちはマーレに強い憎しみを抱いているため耳をかしません。「まだまだこんなものじゃ済まされない」と冷酷に告げるフロックにジャンは掴みかかりますが、「エレンは戦えと示した」とエレンを指さすフロックに、ジャンは言葉を失うのでした。

進撃の巨人102話あらすじネタバレ:エレンとミカサの再会

エレンと合流したミカサは、瓦礫に埋もれる数々の死体を目の当たりにして、エレンに「自分が何をやったのか分かっているのか?」と冷静に問います。涼しい顔をしたエレンを見て、ミカサは「もう取り返しがつかない」と涙ぐんで声を漏らします。一方で瓦礫から起き上がってきた戦鎚の巨人。うなじを吹き飛ばしたはずなのに蘇ってくる姿を見てミカサは焦ります。硬質化の力を利用して、エレンとミカサに棒を投げ込んできました。

既のところでミカサがエレンを引っ張り立体機動でその場を逃れます。硬質化の血からで何でも器用に作る戦鎚の巨人の姿を見て、戦鎚の巨人がうなじを潰しても死なない理由を理解したエレンはミカサに戦鎚の巨人の注意を引くように依頼します。上手くいけば戦鎚の巨人を捕食し、その能力を手に入れることができるかもしれないと告げました。

進撃の巨人102話あらすじネタバレ:銃を手に取るガビ

エレンの襲撃から何とか逃れたガビは人混みで蹴られ負傷して瀕死状態のウドを病院へと運びます。しかし病室はすでに満室。医者からは「すでに死んでいる!戦士候補生ならこの状況を理解しろ!」と追い返されてしまいます。ガビは広場からできるだけ離れるようにと告げられますが、「ウドとゾフィアが殺された理由が分からない」と絶望に駆られた表情でそのまま広場へと走っていってしまいます。

門兵の兵士がガビの姿を見つけ、家に帰るように彼女を止めます。その時パラディ島の兵士たちが立体機動装置で爆弾を次々と地上に落として襲撃をしてきました。銃で対抗しようとするマーレ軍たち。早く逃げるようにガビの背中を押した門兵でしたが、次の瞬間、屋根から銃で狙いを定めていたサシャの手によって門兵はガビの目の前で命を落とします。そのサシャの姿をガビはしっかりと見てしまうのでした。

そこへコニーが合流し、サシャに別の場所へ移動するようにと告げます。屋根に灯りを灯し、彼らはその場を去っていきます。その姿を見送ってガビは銃を手に握りました。

進撃の巨人102話あらすじネタバレ:エレンvs戦鎚の巨人

コニーとサシャは立体機動装置を使い、ジャンたちの元へと合流しました。戦鎚の巨人が見える位置に陣取っているパラディ島の兵士たち。「この戦いの先に何があるのか、それを見極めるためには生き残らないといけない」と決意を込めた表情で、エレンとミカサの戦いを見守ります。

ミカサが次々と攻撃を繰り出し、戦鎚の巨人追い詰めます。エレンはそれを見ながら、戦鎚の巨人に対しての違和感を頭に巡らせます。戦鎚の巨人が最初に姿を現した時、うなじではなく足元から巨人の体ができあがったのです。ステージ中央の地面に本体がいると読んだエレンは戦鎚の巨人の後ろに回って自分の指を噛み、巨人化して戦鎚の巨人の本体のいる地面に襲いかかります。

地面の中に手を入れると、そこには硬化した水晶体の中にいるダイバー公の妹の姿がありました。それを捕らえたエレンは、戦鎚の巨人と繋がっていた管を引きちぎり、戦鎚の巨人の本体に噛みつこうとします。しかしツギの瞬間、隠れていた顎の巨人がエレンに襲いかかります。始祖の巨人をエレンから奪還しようと息をひそめていた顎の巨人は、そのままエレンのうなじにかぶりつきました。

進撃の巨人102話あらすじネタバレ:巨人集結

誰もがエレンが食われたと思った瞬間、顎の巨人の口元をリヴァイが刃で切りつけ、エレンは難を逃れます。そのままエレンに投げ飛ばされた顎の巨人は、立体機動装置をつけたパラディ島の戦士たちに囲まれ絶体絶命に陥ります。しかしそこに仲間の車力の巨人が現れ、重機関銃を撃ち込んできたため一命を取り留めます。さらに獣の巨人まで現れ、エレンたちの前に立ちはだかるのでした。

以上が102話のあらすじになります。あらすじだけでも緊迫したストーリー展開がお分かり頂けるかと思います!

進撃の巨人102話(後の祭り)の4年後のリヴァイなど登場人物

進撃の巨人102話(後の祭り):4年後のリヴァイ

調査兵団の絶対的エースでもあるリヴァイ。102話の再登場時は、初登場時と同じくエレンのピンチを救うというヒーロー的立場での再登場となりました。一撃で顎の巨人を切りつける様子を見ると、立体機動装置と刃の腕前は相変わらず健在のようです。リヴァイの風貌は昔とあまり変わらず、身長も髪型も4年前と同じようです。

進撃の巨人102話(後の祭り):4年後のミカサ

101話にて戦鎚の巨人とエレンの戦いの最中再登場したミカサ・アッカーマン。以前より髪の毛が短くなり、大人の女性へと成長を遂げています。しかしながらトレードマークでもある、エレンが幼い頃巻いてくれた赤いマフラーは健在です。長い間離れていたエレンと再会できたことが嬉しい反面、彼のしたことに衝撃を受けて涙ぐむ姿はとても切ないシーンです。

進撃の巨人102話(後の祭り):4年後のジャン

エレンと犬猿の仲でありながらも、冷静でチームをまとめあげる力のあるジャン・キルシュタイン。102話の再登場時には、パラディ島の仲間に指示を飛ばすなど、リーダー的な役割を担っている様子が見受けられます。容姿も4年前とは異なってヒゲをはやし、髪も伸びており、大人っぽい風貌になっています。立体機動装置の腕は健在で、次々と敵を倒していくジャンの姿は圧巻です。

進撃の巨人102話(後の祭り):4年後のサシャ

とてつもない食い意地と明るい性格で104期生のムードメーカー的存在であったサシャ・ブラウン。102話再登場時には、トレードマークでもあったロングのポニーテールではなく、前髪をかきあげ、ショートカットの髪を結ったクールビューティーな姿に変貌を遂げています。屋上から銃で敵を狙撃しする姿は昔のオドオドした面影を感じさせません。しかし仲間に対して敬語を使っている部分に関しては昔と変わらないようです、

進撃の巨人102話(後の祭り):4年後のコニー

サシャと同じく、お調子者で104期生のムードメーカー的存在であったコニー・スプリンガー。102話の再登場時には、身長と髪の毛が伸び、青年らしい風貌になっていました。4年前に人を殺すことを躊躇していたことが嘘のように、淡々と任務をこなす姿はまさに一人前の兵士。しかしうっかり明りを灯す任務を忘れており、サシャに助言を受けていました。やはりこの2人は2人で1つなのかもしれません。

進撃の巨人102話(後の祭り):4年後のアルミン

102話では登場しなかった、エレンとミカサの幼馴染のアルミン・アルレルト。ベルトルトから超大型巨人の力を引き継いだ彼は、103話にて再登場します。以前よりさらにほっそりし、髪の毛を短くしたアルミンは儚げな姿の青年に成長しています。

進撃の巨人102話(後の祭り)をネタバレ考察

進撃の巨人ネタバレ考察:ジャンとフロックの思想の違い

パラディ島の兵士たちがマーレにどんどん攻撃を仕掛ける中、建物の爆発音を聞いてジャンが慌てて仲間の元へとかけよるシーンがあります。収容区の建物を燃やして回ろうとする仲間に、「民間への被害は最小限に抑えろ!」とジャンが苦言を呈します。それに反論したのがフロックです。彼は「ここにいるのは敵と、敵の住む建物だけだ」と言い放ちます。

自分たちの仲間である”壁内人類”が多くの巨人たちに食い殺されてきたことを目の当たりにしてきたフロックは、壁外人類に対して激しい憎悪を抱いているようです。フロックって今まで出てきたことがあったけ?という方も多いでしょう。実はフロックは、エレンたちと同じく104期生で以前は憲兵団に身を置いていたようです。しかしながらウォール・マリア奪還作戦時に調査兵団へと転団することになります。

ウォール・マリア奪還作戦時には、前戦で戦う仲間の兵士達の馬を保護する役割を担っていたフロックでしたが、獣の巨人の襲撃に合い、調査兵団に入団したことをひどく後悔します。さらには、エルヴィンが先頭に立つ囮特攻作戦に参加するはめになり、巨人の恐怖を間近で体感することになります。自分以外の新兵が無残にも目の前で死んでいく姿を目の当たりにしたことで巨人への憎しみが募ったことでしょう。

生き残ったフロックは落馬して瀕死状態のエルヴィンを担いでリヴァイの元へと届けるという重要な役割も担います。しかしエルヴィンを連れてきたのは善意ではなく、彼を巨人にして生き返らせ、死んでいった仲間達への罪悪感を感じさせながら、永遠に巨人と戦わせる生き地獄を味合わせたいというフロックの願望からでした。

上記のような出来事から、フロックは巨人に激しい憎悪を持ち、自分たち壁内人類以外は全て敵であるという思想に染まってしまったようです。しかし海の向こう側にいる人間が悪い人たちばかりではないと知っていたジャンたちからすると、その憎悪には歯がゆいものがあったのではないでしょうか。

進撃の巨人ネタバレ考察:戦鎚の巨人の秘密

戦鎚の巨人は9つの巨人のうち、最後に登場した巨人になります。101話で初めての登場となりました。旧エルディア帝国の貴族でタイバー家の当主を務めるヴィリー・タイバーの妹がその継承者です。他の巨人たちとは扱いが異なっており、マーレ軍の管理下に置かれてはおらず、戦争などで戦いの前線に出る事も無いようです。非常に攻撃力が高く、硬質化の能力を応用して武器などを作り出すことができます。

他の巨人とは異なり、巨人化した際、本体はうなじではなく硬質化能力を使用してできた結晶体に身を包んで地中から巨人を操っています。管のようなもので巨人と結晶体が繋がっており、切断されたとしても崩壊せずに再接続すれば再び戦闘ができます。104話にて顎の巨人の特性を利用したエレンによって本体の結晶体が破壊され、ヴィリー・タイバーの妹の体液を飲んだエレンが戦鎚の巨人の能力を引き継ぎます。

進撃の巨人ネタバレ考察:ウドの生死

ファルコやガビと同じく、マーレの戦士の候補生だったウド。マーレの国外の収容所からやってきたエルディア人で、眼鏡がトレードマークのキレやすい性格が特徴のキャラクターです。エレンがマーレのレベリオ収容区を襲撃した際、瓦礫に押しつぶされたゾフィアを助けようと近づき、逃げ惑う大人たちの波にのまれてしまいます。そのまま蹴飛ばされもみくちゃにされたことで血だらけになり瀕死状態になってしまいます。

ガビたちによって病院に運ばれますが、その際医者からすでに息をしていないと告げられ、死亡が確定しています。ゾフィアやウドという仲間を目の前で無くしたガビは、その元凶であるエレンやパラディ島の住人たちに強い憎悪を抱き、彼らを追いかけ殺すことを胸に誓うのです。

進撃の巨人ネタバレ考察:兵団達の作戦

マーレの収容区に潜入していたエレン。原作では93話にはマーレに潜入している姿が描かれています。エルディア人の負傷兵として忍び込み、マーレ候補生であるファルコと交友を深め、秘密裏に彼に兵団宛の手紙を出しに行かせたり、ライナーと会う手引きをさせたりしています。

エレンからの手紙を受け取った調査兵団は、エレンのレベリオ収容区襲撃に合わせてマーレに攻め入る作戦をとります。一方でその襲撃を察知していたマーレ側は、国内にいるパラディ島協力者を炙り出し、さらには国外の国々を味方につけるためにマカドとダイバーが結託して襲撃事件を受け入れます。

お互いの思惑が入り乱れて起こったレベリオ収容区襲撃事件。パラディ島協力者については105話・106話で明らかになり、彼らがどのようにパラディ島の人類と結託したのかが描かれています。

サシャとコニーが屋根に灯りを灯していた理由は104話で判明します。パラディ島から飛行船でマーレにやってきた調査兵団は、灯りを頼りに仲間たちの回収に向かいます。乗り遅れた仲間は見捨てる覚悟で決行されているこの作戦。ハンジの「まったく無茶をおもいつくよ、エルヴィンの亡霊にでも取りつかれたかい?」というセリフから、アルミンが考えた作戦だということが分かります。

進撃の巨人ネタバレ考察:ジークの二重スパイ説

ジークは今までも自身の両親をマーレに密告したり、パラディ島に攻め入ってきており、今回のレベリオ収容区襲撃の際も調査兵団と対峙しています。しかし103話にて早々にリヴァイにやられ、獣の巨人はいとも簡単に倒れてしまいます。そしてその後調査兵団の飛行船でリヴァイたちと会話している姿が確認されます。実はジークはマーレを裏切っており、今回の襲撃事件は、ジークの協力があって成り立った事件だったのです。

エルディア人を自由にするために、ジークは反マーレ派義勇軍をパラディ島に送り込みます。そこで、自分の命が尽きる前に自身をパラディ島に受け入れることやエレン・イェーガーに引き合わせることなどを条件に、自身との結託を打診してきます。疑っていた調査兵団ですが、エレンの強い意志や反マーレ派義勇軍との交流もあってその作戦を受け入れることとなります。

そのため、レベリオ収容区襲撃の際、獣の巨人と対峙したジャンは獣の巨人が投石してきたことに驚いた表情を浮かべています。いくらスパイといえども、仲間となったジークが本気で攻撃してくるとは思っていなかったのではないでしょうか。仲間なら本気攻撃しないはずだという、ジャンの心の優しさもとい甘さが垣間見えるシーンです。

その後、ジャンは他の兵団たちが本気で獣の巨人を倒そうとうなじを狙いに行くのを止めようともしています。恐らくジークと調査兵団が結託している話は幹部や昔から調査兵団に所属していたメンバーにしか知らされていなかったのでしょう。本気でジークが死んでまったら元も子もありません。そのため104話でジークは「エレンは俺の敵じゃない」と発言し、リヴァイを指名してわざと殺される演技をします。

その後無事に調査兵団と合流したジークですが、調査兵団はまだ彼らを完全に信用しきっていません。そのため、裏切ったと見せかけて実はマーレの味方で二重スパイなのではないか?という疑いをかけています。27巻ではジークや反マーレ義勇軍が調査兵団によって拘束され、調査兵団との腹の探り合いが描かれています。

進撃の巨人ネタバレ考察:「帰ってきて」の意味

101話の最後のシーンで、ミカサが「お願い、帰ってきて」とエレンに告げる場面があります。そして今回の102話では、民間人も多く殺してしまったエレンに対し、ミカサが「もう取り返しがつかない」と涙を浮かべています。恐らくこの4年間で、エレンは計画を遂行するためには心を鬼にして、どんな犠牲も厭わない性格に変わってしまったのではないでしょうか?

そんな姿を見たミカサが、冷酷に変わってしまったエレンに対し、前のような正義感のあふれるエレンに戻ってほしいという意味で、「帰ってきて」と言ったのではないかと推察できます。

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進撃の巨人102話(後の祭り)のコミックス変更点

進撃の巨人102話(後の祭り):変更点①マガト隊長

マカド隊長がエレンの襲撃を受け、各部に指令を飛ばしているシーンで変更点がありました。民家に忍んでいたマカド隊長の元に手榴弾が投げ込まれます。その場面でのマカド隊長のセリフが、本誌では「だとすると…一体何を考えてこんな」だったのに対して、コミックスでは「だとすると…何を考えて」に変更されています。

この改変に関しては、コミックス収録の際、コマが小さくなるため見やすいように改変されたのではないかと考えられます。またセリフが短くなることで、手榴弾が部屋に投げ込まれた緊迫感がさらに強まる効果もあると考えられます。

進撃の巨人102話(後の祭り):変更点②ウドを運ぶシーン

続いての変更点は瀕死状態のウドを病院に運ぶシーンです。病院に運んで行った際、ウドの状態を見た病院の医師が告げるセリフで変更点がありました。本誌掲載時は「ダメダメ!ベッドはとっくに満杯だ!その子はとっくに死んでるよ!」というセリフだったのが、コミックス収録時には「ダメダメ!ベッドはとっくに満杯だ!その子”も”とっくに死んでるよ!」というように変わっています。

”その子も”というセリフに変更したことで、エレンの襲撃によってたくさんの人民が命を落としたことがより伝わってきます。

進撃の巨人102話(後の祭り):変更点③サシャの表情

最後はサシャが屋上からマーレの兵士たちを狙撃するシーンの描写です。本誌掲載時には書き込みが薄かったサシャの表情がコミックス掲載時にはより細かく描かれており、冷酷さや非道さが感じられる表情に変化しています。このサシャの表情を見て、ガビが銃を握る決意をしたという重要なシーンなため、絵を変更するという改変が行われたのではと考えます。

進撃の巨人102話(後の祭り)収録の25巻

進撃の巨人102話は25巻に収録

「進撃の巨人」102話は、コミックスでは2018年4月に発売した25巻の最終話として収録されています。壁内人類と壁外人類の全面戦争が始まる重要な回、そして何よりメインキャラクターの4年後が拝めるこの25巻は必見です!

進撃の巨人25巻の表紙

「進撃の巨人」25巻の表紙は巨人化したエレンが覚醒して建物を破壊している様子が描かれています。恐らくダイバー公の演説中に巨人化した瞬間を正面から描いた姿だと思われます。本編では下のアングルからの描かれ方がされているので、ぜひ表紙との見比べをしてみてください。

ちなみにカバー裏イラストはジークやライナーなどの巨人化能力を持つ人物と、ファルコやガビなどの戦士候補生たちが大人になったエレンと対峙している様子が描かれています。

進撃の巨人25巻のPV公開

25巻は通常版の他にDVD付き限定バージョンがあり、アニがアニメで久しぶりに描かれています。DVDはアニメ「進撃の巨人」の脚本家が書き下ろしているスピンオフ・ノベル「進撃の巨人 LOST GIRLS」を特別にアニメ化したものになります。アニメや原作では描かれていないアニVS調査兵団戦前の出来事が描かれた内容の後編になり、前編は24巻のDVD付き限定バージョンに収録されています。

進撃の巨人25巻を無料で読む方法

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進撃の巨人102話(後の祭り)を読んだ感想や評価は?

最後に、「進撃の巨人」の102話を読んだ感想や評価はどのようなものが多いのでしょうか?ジャンやリヴァイなど各キャラクターの4年後についての感想や、ストーリーについての感想をまとめてみました。

リヴァイやジャンなどメインキャラクターについての感想

リヴァイに関しては「相変わらずかっこいい!」との感想や「全然変わってない!」という感想が多かったです。確かに他のキャラクターは見た目が大きく変化しているのに対して、リヴァイはあまり風貌が変わってないように見受けられます。リヴァイに関しては元が大人のキャラクターだったのであえて変化をあまりもたせなかったのでしょう。

一方で「リヴァイ少し大きくなった?」との感想もありました。確かに全身のイラストを見ると少し以前より大きく描かれているような気もします。他のキャラクターとの身長差がどのようになったのかは26巻以降で明らかになりますので、リヴァイの体格の変化が気になる方はぜひチェックしてみてください。

ジャンなど他のメインキャラクターについての感想も多くありました。「サシャやミカサが美人になった!」という感想や、「ジャンにヒゲが!」との感想が非常に多かったです。子供から大人に成長したが姿は以前と変わらずとても魅力的です!

102話の内容についての感想

内容についての感想は「とても興奮する内容だった!」「展開が熱い!」というものが多かったです。また「ミカサの涙がつらい」との感想や、「104期生の成長具合が素晴らしい!」などという感想もありました。見た目だけでなく心も大人になった104期生の活躍は「進撃の巨人」ファンにはたまらなかったようです。感想を総合的にみると非常に良いストーリー回だったと思われます。

進撃の巨人102話(後の祭り)ネタバレまとめ

本記事は、「進撃の巨人」102話(後の祭り)のネタバレ込みのあらすじや、リヴァイやジャンたち主要キャラクターの4年後の姿の紹介、読者の感想などをまとめた記事でしたがいかがだったでしょうか?マーレ軍との全面戦争のスタートという熱い展開になった回で、非常に面白い回だったということがお分かりいただけたかと思います。ネタバレを読んで気になった方はぜひコミックスをチェックしてみてください!

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