2019年01月14日公開
2019年01月14日更新
車力の巨人の正体とは?四足歩行型巨人ピークの強さをネタバレ考察【進撃の巨人】
車力の巨人の正体や強さについてネタバレで考察!進撃の巨人に登場する九つの巨人の中で、四足歩行で歩いたり独特な外見画像を持つ車力の巨人ですが、その正体であるピークとは大きな外見画像のギャップがありました。仲間のサポート役に優れた能力を持つ車力の巨人が活躍した場面や、その強さはいかなるものか?進撃の巨人で独特な存在感を放つ車力の巨人の正体や強さ、活躍した場面をネタバレで紹介するとともに、車力の巨人に関する評価感想についても詳しく解説していきます!
目次
進撃の巨人はどんな漫画?
出典: https://eiga.com
人類と巨人が戦う物語が描かれる大ヒット漫画「進撃の巨人」。進撃の巨人には九つの巨人という設定が存在し、その中に今回の記事でご紹介する車力の巨人がいます。この記事では車力の巨人の正体や強さについてや四足歩行で歩く独特な外見画像に迫ると共に、車力の巨人が活躍したエピソードやこの巨人に関する評価感想などについても詳しく解説していきます。まずは進撃の巨人の作品情報をご覧ください。
進撃の巨人の作品情報を紹介
「進撃の巨人」とは講談社が発行する別冊少年マガジンの創刊号である2009年10月号から連載されている漫画作品です。作者は諌山創さんで、進撃の巨人は漫画として人気を博した後、テレビアニメや小説、映画としても登場することになり、多様なメディアミックスが行われています。
進撃の巨人は週刊少年マガジンに、特別編である出張読み切り漫画が2回載ったこともあります。2011年になると進撃の巨人は第35回講談社漫画賞少年部門を受賞しました。2018年7月の地点で進撃の巨人のコミックスは日本国内だけでも7600万部を超える大ヒット漫画となっています。
進撃の巨人の内容は人間と巨人が戦う物語が描かれており、パニックファンタジーというジャンルに当たります。他にもバトル・ファンタジーやダーク・ファンタジーの要素もある進撃の巨人は、時には衝撃的なシーンが描かれることもあります。進撃の巨人を出版する講談社は、人体の切断面を描くのは表現規制として禁止するくらいの制限であることから、時に漫画で登場する生々しくエグい描写も作品の魅力となっています。
進撃の巨人のメディアミックス展開
進撃の巨人は漫画の他に多様なメディアで展開されており、2013年の4月から9月にかけて第1期アニメが放送されました。第2期進撃の巨人のアニメは2017年4月~6月に放送されています。その後2018年7月~10月にかけて進撃の巨人のアニメ第3期Part.1が放送されました。2015年になると実写映画版進撃の巨人が公開されています。
2011年頃を境に進撃の巨人はゲームや小説でも登場するようになりました。進撃の巨人第3期Part.2のアニメは2019年4月に放送される予定であり、ハリウッドで進撃の巨人が映画化される予定もあるようです。
進撃の巨人のあらすじ概要
進撃の巨人は架空の世界を舞台としており、人類が巨人と戦うあらすじが描かれていきます。突然出現した巨人の前に人類はなすすべがありませんでした。多くの人間は巨人に殺されてしまいましたが、かろうじて生存していた人間は大きな三重構造の城壁を作り、その中で生活するようになります。
ウォール・マリアやウォール・ローゼ、ウォール・シーナという城壁の中で活動する人間達は、恐るべき巨人との死闘に身を投じていくことになるのです。
進撃の巨人に登場する9つの巨人とは?
進撃の巨人には今回の記事でご紹介する車力の巨人を含む「九つの巨人」という設定が存在します。九つの巨人という概念は進撃の巨人86話で登場しました。進撃の巨人の本編が始まる1850年前にユミル・フリッツという少女が大地の悪魔と契約することで巨人の力を獲得しました。
そしてユミルが死んだ後に自らの巨人の力を九つに分割し、子孫に残したのが巨人化の能力になります。九つの巨人には1.始祖の巨人、2.進撃の巨人、3.超大型巨人、4.鎧の巨人、5.女型の巨人、6.獣の巨人、7.顎の巨人、8.車力の巨人、9.戦鎚の巨人の9名が存在します。
車力の巨人とは?
ここから進撃の巨人で九つの巨人の一つである車力の巨人について解説していきます。車力の巨人はどことなく馬を思わせるような大きく面長い顔をした外見画像が特徴です。また車力の巨人は四足歩行で移動し、巨人の姿のまましゃべる事もできます。
車力の巨人が初登場したのはいつ?
進撃の巨人で車力の巨人が初登場したのが74話の「作戦成功条件」というエピソードです。74話で獣の巨人が巨人化するのですが、この時にさりげなく獣の巨人の横に見えていたのが車力の巨人でした。進撃の巨人75話でエルヴィン団長は車力の巨人が四足歩行型の巨人だということを突き止めます。このため以後の車力の巨人は「ポチ」や「四足歩行型」というあだ名で呼ばれるようになりました。
エルヴィンは車力の巨人が長時間巨人化していられることを見抜いていた
エルヴィンが車力の巨人の能力的特徴を見抜いていたエピソードがあります。車力の巨人は獣の巨人たちが巨人化した時に一緒に現れました。そのため車力の巨人も獣の巨人と同じタイミングで巨人化したと思われるかもしれません。しかしエルヴィンは車力の巨人だけは、獣の巨人たちが巨人化する以前からすでに巨人と化していたことを予想していました。77話で車力の巨人に対するエルヴィンの判断は正解だったことが判明しています。
つまり車力の巨人は巨人になったまま見張り役をしていた事になります。このことから車力の巨人は長い時間巨人の姿でいられること、巨人の姿のままでも話せることが分かりました。進撃の巨人93話でピークは車力の巨人から2か月間ぶりに人間になったと言っています。ピークは最低でも2ヵ月以上は車力の巨人でいることができるということです。
エルヴィンが車力の巨人を知性を持つ巨人だと見抜いた理由とは?
エルヴィンは車力の巨人を見た時、知性を持った巨人だと推測していましたが、これはなぜでしょうか?車力の巨人を外見画像だけで判断すると、四足歩行でのっそりとした雰囲気をしている事から知性があるとは感じられないかもしれません。しかし車力の巨人は背中に積み荷ができるように鞍を装備している巨人です。エルヴィンは荷物を運ぶ鞍を装着している車力の巨人を見て、知性のある巨人だという判断に至りました。
荷物を運ぶ能力を備えた巨人であれば、知性がないと必要な場所に仲間や物を運ぶことが出来ないでしょう。積み荷が出来る鞍を装着しているという事は、最低限運送を行うのに必要な知性を備えているとエルヴィン団長は考えたのではと考察が出来ます。そしてエルヴィンの予想通り、車力の巨人は外見画像に反して知性と話す能力を備えた巨人だったのです。
サポート役に優れ、いざという時は仲間を助ける車力の巨人
車力の巨人は仲間のサポート役として力を発揮する巨人です。車力の巨人は敵と戦う時自分から攻撃をするのではなく、仲間を助ける方向で参加することが多いです。例えば仲間が入っている樽を車力の巨人が載せて走ったり、獣の巨人が投げるための岩を取ってあげたりなどサポート役として重宝される巨人です。
また仲間がピンチの時には、車力の巨人が助けてくれることもありました。ライナーとジークに危機が迫った時、敵の一瞬の油断をついて二人を救ってくれたのが車力の巨人でした。車力の巨人は戦いの補佐や、いざという時の救出役として活躍していた巨人だったのです。
車力の巨人はどのくらい強い?
ここでは九つの巨人の中で、車力の巨人がどのくらい強いのかについて見ていきます。結論から言うと車力の巨人はまともに戦った時の強さにおいてランク外となっています。車力の巨人はもともと背中に荷物や人などを乗せたりして、仲間をサポートする能力が発達した巨人と言えます。
そのためガチンコで敵と戦闘になった場合、他の九つの巨人の強さに比べたら低いものとなっています。しかし遠距離からの飛び道具での攻撃などは出来るので、戦い方によっては十分活躍できる強さを持つのが車力の巨人だと言えます。九つの巨人の強さを順位分けすると以下のようになります。まず1番強い巨人が超大型巨人です。2番目の強さを誇るのが女型の巨人、3番目が獣の巨人となります。
4番目の強さに当たるのが進撃の巨人で、5番目が始祖の巨人、6番目が鎧の巨人となります。残りの3体である車力の巨人、戦槌の巨人、顎の巨人は強さにおいてランク外の位置づけにありました。車力の巨人はまともに戦った時の強さはランク外でしたが、仲間を助けたりサポーター的能力が秀でているのでチーム戦で本領を発揮する巨人だといえるでしょう。
車力の巨人の正体はピーク?
進撃の巨人に登場する車力の巨人の正体は意外な画像の人物でした。車力の巨人の正体は単行本23巻93話「闇夜の列車」というエピソードで明らかになります。なんとその正体はおっとりとした顔画像が特徴の女性、ピークでした。車力の巨人と言えば大きい馬のような顔をした巨人なので、正体も男だと思っていた方もいるかもしれません。しかし意外にも車力の巨人の正体は可愛い系の外見画像を持つ女性ピークだったのです。
車力の巨人の正体であるピークはライナーやベルトルト、ポルコやアニ、コルトやマルセル達7人と共に、元戦士候補生として修業に励んだ人物です。ライナーはポルコに弱みを握られており、ポルコはライナーに対して辛辣な所がありました。ライナーに厳しく当たるポルコに対して、ピークは「ポッコ」とあだ名して揶揄する一面を見せています。
ピークのスペルが意味する車力の巨人
ピークの名前に車力の巨人を象徴するような意味合いが込められているという説があります。車力の巨人は見張りをしたりなど、戦闘時に敵の状況を視察する斥候役(せっこうやく)を任されることがあります。車力の巨人の正体であるピークのpeekとは「のぞき見」という意味があります。
車力の巨人の正体の名前からして斥候役としての意味合いを持っているといえるでしょう。またピークのスペルがpeakだとすれば、「絶頂」や「頂上」という意味になります。peakという言葉が象徴するような展開が今後車力の巨人に起こる可能性もあるかもしれません。
ピークはどんな人物?
車力の巨人の正体であるピークは、ライナー・ブラウン、ジーク・イェーガーたちのようにマーレの戦士の一人です。ピークと同じころに巨人を受け継いだ仲間たちの中で、女性キャラクターはアニ・レオンハートとピークだけです。ピークはたまに車力の巨人の時のように四つん這いになっている事があります。ピークは仲間の前に突然四つん這いで登場することもあるので、驚く者もいます。
ピークは車力の巨人になると、長時間巨人化している事が多いために人間の姿になると二足歩行の仕方を忘れてしまうという事を語っています。ピークは二足で立っているよりも四つん這いでいる方が自然らしく、マーレ戦士の会議の時でもピークのみはソファでうつ伏せていることもありました。
そんなピークですが仲間たちから判断力にあふれた人物だと見られており、マーレ戦士の会議でも一目置かれるような発言をする事もあります。車力の巨人の外見画像に反して、正体のピークは知性溢れるキャラクターだったのです。
ピークの性格とは?
進撃の巨人で車力の巨人の正体であるピークはどんな性格なのでしょうか?巨人化している時の画像と人間の時の画像で大きなギャップがある車力の巨人。正体であるピークは外見画像はおっとりしたかわいい女性で、独特な性格をしています。ピークは普段から気怠い様子をしていますが、不機嫌でそうしているわけではありません。長時間車力の巨人になっている事が多い為か、ピークは気怠いような印象を周りに与える人物なのです。
進撃の巨人にピークが登場してから、彼女の外見画像が可愛いという感想が多々挙がっています。車力の巨人とピークとでは外見画像に大きな隔たりがあるので、ピーク自身自らの巨人化した姿についてどう思っているか気になる読者もいるようです。しかしピークは自分が巨人化した時の外見画像をあまり気にしていないようなそぶりが感じられます。
ピークは性格的に巨人化した時の自分がどう見えているかは気にしない強さを持つ人物だといえるでしょう。
ピークとジークの信頼関係とは?
車力の巨人のピークと獣の巨人の正体であるジークには信頼関係があるとみられるシーンがあります。ジークは単にマーレの戦士として任務をこなす他に、彼自身何らかの目的を持っているのではと考察出来ます。ではなぜジークがピークを信頼していると言えるのでしょうか?進撃の巨人83話目でジークがエレンと対面したエピソードがあります。
この時ジークは自分がエレンの理解者である事、エレンが父親の悪い影響を受けている事を忠告しました。ジークがエレンに向けた言葉は、マーレの戦士長としてではなく、彼自身何らかの意図があって言っているように見えます。ジークはエレンに自分が理解者だと分かってもらいたいがために時間を取って説得を試みており、そのおかげでリヴァイに見つかってしまう事にもなりました。
ジークには座標を手に入れるという彼自身の目的があって、エレンと対話していたとも考察出来るでしょう。このジークとエレンの会話の場面に車力の巨人も同席していました。車力の巨人はジークの話を聞き、まるでグリシャの心持を察したかのようにジークを載せて歩いてくれました。このピークの行動はジークの目的を知っており、彼の力になろうとしている意思の表れだと考察できます。
ジークとしてもエレンとの話を聞かれても大丈夫だという、ピークに対する信頼感を感じさせてくれるシーンです。この83話でのジークとピークのシーンを見る限り、ピークはジークの心持を察している同志的存在だと考えられるでしょう。
ピークとガリアードとの関係
ピークとガリアードにも意味深な関係が感じられます。ピークはガリアードのまたの名前がポッコであることを知っていました。進撃の巨人に出てくるガリアードの真の名前はポッコだといわれています。そうであればピークは顎巨人を継承する以前からガリアードの事を知ってたと考察できるのです。
しかしピークはもっと以前からガリアードの事を知っていたと考えられるエピソードがあります。93話で戦士候補生の頃のライナーが回想シーンで描かれるのですが、この時ピークの姿はありませんでした。ひょっとしたらこの回想シーンよりもっと前にピークはガリアードの事を知っていた可能性があるとも考察できるシーンです。ガリアードとピークの意味深な関係性も今後の展開が気になるところです。
車力の巨人・ピークの強さをネタバレ
出典: https://frequ.jp
ここでは進撃の巨人に登場する車力の巨人・ピークの強さや能力についてネタバレで解説していきます。
ピークは長時間車力の巨人化していられる
車力の巨人・ピークの能力として特徴的なのが、長時間巨人化していられるところにあります。他の巨人であればもっと短い間しか巨人化していられないのに、ピークは数か月の間は車力の巨人でいることが出来るのです。
長い間四足歩行の車力の巨人でいることから、ピークの姿に戻っても四つん這いになっている事が多くあります。また車力の巨人として何らかの作戦に参加する時は、時には顔面などに装甲をつけて戦闘に赴いたりします。ピークは長時間巨人化していられる耐久力を持った人物なのです。
車力の巨人は武装が出来る
車力の巨人の特徴は、武装化できるという点にあります。他の巨人であればそのままの姿で戦うことが多いですが、車力の巨人はアーマーなどの装備をつけ防御力や攻撃力をあげた上で戦いに参加することがあります。車力の巨人の武装にはいくつかのパターンがあって、一番よく使われるのが大きな砲台を背中に装備する重機関武装です。車力の巨人が重機関武装をした際は、装備の中にパンツァー隊が潜んで、一緒に行動をしていきます。
車力の巨人はしゃべることが出来る
他の巨人と異なり車力の巨人は、しゃべる事が出来ます。進撃の巨人に出てくる巨人の中で現時点でしゃべる事が出来るのはコニーの母やユミル、イルゼの手帳に出てきた巨人や、獣の巨人、そして車力の巨人のみとなります。しゃべれると言ってもしっかりコミュニケーションが取れるだけの話が出来るのは獣の巨人と車力の巨人のみです。
なぜこの両者が明瞭にしゃべれるのかというと、正当な九つの巨人の試練を受けてきたからだと考察できるでしょう。
水陸両用の車力の巨人
車力の巨人は仲間や物を運んでくれる運送能力を持つ巨人でもあります。車力の巨人は特に兵装や武装を運ぶことが得意で、進撃の巨人本編では水陸両用の特質を持つと思われるシーンも存在します。陸地でも水面でもどちらでも対応できる柔軟性が車力の巨人にはあったのです。
走力に秀でて移動力もある車力の巨人
車力の巨人は走った時の走力が異常に早いという特徴があります。ただ走らせて早いだけでなく、背中に荷物などを載せた状態でも早く走れるのが車力の巨人なのです。その証拠にライナーは九つの巨人の中でも車力の巨人は最も走力が抜きんでていると言っています。また車力の巨人は走力が速いだけでなく、柔軟に障害物をこえていく移動力があります。
例えば壁を乗り越えてみたり、高くジャンプが出来たり、建物の上を飛び移って移動することもあります。車力の巨人は仲間を背中に載せてこのような移動が出来るので、いざという時に心強い能力を持った巨人だと言えます。車力の巨人の高い移動力や走力のおかげでピンチに陥ったマーレの仲間たちは救われてきたのです。
巨人との戦いには不向きな車力の巨人
車力の巨人の強さは対人間の時に発揮されるのであって、巨人を相手にするのは苦手だといえます。始祖奪還作戦の時、車力の巨人は敵陣営を脅かす意味も込めてマーレに残りました。車力の巨人は走るスピードが速いので、奪還作戦のような時には駆り出されてもおかしくはなかったでしょう。しかし車力の巨人は始祖奪還作戦に参加しなかったのはなぜなのでしょうか?
それは車力の巨人が巨人相手にはそれほど強さを発揮できないと見られていたと考察できます。進撃の巨人本編で車力の巨人が巨人相手に戦う時は、飛び道具などを使った遠距離からの攻撃が主でした。これが接近戦で肉体勝負をしたら、車力の巨人に勝ち目はないと判断されていたのかもしれません。車力の巨人が強さを発揮するのは仲間をサポートする部分にあるといえるでしょう。
車力の巨人の活躍と画像
ここから進撃の巨人本編で車力の巨人が活躍したエピソードや画像について解説していきます。車力の巨人は仲間を救うなど重要な役割を果たしていますが、とりわけ以下に挙げる3つの活躍が印象的です。
ジークを救出した車力の巨人
車力の巨人の活躍でまず挙げられるのが、ウォール・マリアでジークの命を救ったエピソードです。この時エルヴィン一行と獣の巨人たちは対決をしていました。エルヴィンの命がけの突撃で調査兵団は獣の巨人に一瞬の隙を与えており、これによってリヴァイは獣の巨人とジークを引き離してしまいます。
ジークはもはやいつ殺されてもおかしくない状況でしたが、獣の巨人の能力を獲得するためにかろうじて生かされていました。獣の巨人の力を手に入れるには、ジークを喰わねばならなかったのです。絶体絶命のピンチに陥ったジークでしたが、この時リヴァイはエルヴィンの事を考えて束の間油断してしまいました。
リヴァイの隙をついてジークを助けてくれたのが車力の巨人でした。まともに敵と戦ったら強さでは負けてしまうかもしれない車力の巨人は得意の足の速さを生かして、リヴァイたちの元からジークを連れて逃走することに成功したのです。ジークと言えばマーレの戦士の長なので、隊長を救った車力の巨人の功績は大きいです。
ライナーを助けた車力の巨人
車力の巨人が残した次の功績はライナーの救出です。車力の巨人はウォールマリア最終奪還作戦時にピンチに瀕したライナーを救うことになります。この時ライナーはミカサ調査兵団たちと戦っていました。しかしライナーは雷槍を使うミカサ達の前に敗れてしまいます。ミカサ調査兵団はライナーに対して容赦しませんでした。
後頭部からうなじめがけて雷槍を打ち付けられると、ライナー本人は巨人から引っ張り出されてしまいます。その後ライナーは敵によって体をそぎ落とされて、目も見えなくされ、ほとんど再起不能状態に陥っていました。しかし幸いなことにミカサ達調査兵団がライナーにとどめをさすのが遅れている隙に、またも車力の巨人が救出に入ります。
ライナー救出の時も車力の巨人の異様な走力の速さが役に立ちました。こうして車力の巨人はライナーの命も救ってくれたのです。本来ならマーレの持つ2体の巨人が奪われてもおかしくなかったところを、ピークの活躍のおかげで無事保護されたことになります。
マーレ中東連合戦争での活躍
進撃の巨人で車力の巨人は、マーレ中東連合戦争編でも重要な活躍を果たしています。マーレ中東連合戦争とは、マーレが中東連合軍と4年にわたる戦争をしていた時の事を指します。マーレ中東連合戦争で両者の実力は拮抗していましたが、ピークがスラバ要塞を攻略したことで勝利につながる決定打となりました。
ピークは敵前線に向かう際、頭に機関銃を備えた装備を付けて、敵軍勢を容赦なく攻撃しました。スラバ要塞を保護する適陣営をピークが崩すことで、マーレ中東連合戦争の流れを変えるという活躍を果たしたのです。
車力の巨人のピークが死亡?
車力の巨人のピークが103話で死亡の危機を迎えた事がありました。この時パラディ島の敵たちはマーレの戦士たちに攻撃を仕掛けてきており、ピークも戦いに参加していました。車力の巨人は顔に武装をつけてジャン一行と戦っています。
しかしジャン達の必殺技である雷槍が車力の巨人の頭に直撃してしまいます。車力の巨人の顔につけられていた装備は破壊され、危機的な大ダメージを受けてしまいました。この時点で車力の巨人は死亡したと言っていいほどの痛手を負っていました。
どうしてピークは間一髪死亡しなかったのか?
ジャン達の雷槍の一撃を受けて、頭の装備が壊れる程のダメージを受けた車力の巨人はほとんど死亡したような状態でしたが、どうして助かったのでしょうか?実際ピークは口から血をはいており、相手の攻撃を交わすほどのエネルギーさえない程でした。ジャンはそんなピークにまたも雷槍を使ってきました。
しかしピークはとっさに体中から蒸気を出します。ピークを覆った蒸気がジャンの雷槍の攻撃を反らしたことにより、車力の巨人は死亡を免れることが出来たのです。
まさかのジークの裏切り
車力の巨人は死亡直前の危機を受けましたが、この後さらなる驚きの展開がやってきました。それはジークの裏切り行為でした。仲間だと思っていたジークが実は敵側のパラディ島の一味と繋がっていた可能性が浮上したのです。獣の巨人のジークはリヴァイと戦い、一見敗れたかに見えます。
しかし切断された左右の手足意外、ジークの痕跡は何もありませんでした。この状況を見たピークは、ジークがパラディ島の一味と関わりがあり一緒になって逃げていったと予想しました。
それだけではなくジークの裏切り行為は4年間以上前に計画されていたものであることもピークは推測しています。マーレの長的立場にあったジークが裏切りを行った以上、今後仲間たちの司令塔的立場になるのは車力の巨人になると考察することができるでしょう。今後車力の巨人がどう活躍していくのかに注目が集まります。
車力の巨人に関する感想や評価は?
ここでは進撃の巨人に登場するピークこと車力の巨人に関する評価感想について見ていきます。まずピークは冷静沈着で知性あるキャラクターですが、彼女が継承した巨人が車力の巨人だったということが意外だという感想があります。なぜなら車力の巨人はまともな強さを測ったら、九つの巨人の中で一番弱い部類に入るからです。
ピーク程の有能な人物ならばもっと強さのある巨人を継承していてもおかしくなかったのではという評価と言えます。またマーレの戦士たちが数々の作戦を成功させてきた裏には、車力の巨人の運送能力が役に立っており、仲間のサポート役として心強いキャラクターとの感想もあります。
車力の巨人は背中に相当量の荷物や仲間たちを乗せることが出来るので、移動やピンチの時のお助けキャラクターとしても十分に機能しており、大切な存在だと見られているようです。他にはピークがおっとりした可愛い女性の外見画像なことから、車力の巨人になった時のグロい外見画像に驚いたという感想もありました。
車力の巨人は顔が男のような画像をしているので、正体も男だと思っていた読者は多いでしょう。しかし意外にも可愛い系の女性ピークが正体だったことに読者は衝撃を受けています。人によってはピークの外見画像が「エロかわいい」と見える方もいるようです。
進撃の巨人の中では気怠そうなのに頭が切れるピークのようなキャラクターは中々見当たらないので、貴重な存在だと考える人もいました。車力の巨人が活躍した103話の展開はしんどかったという感想の他、アニメで車力の巨人やピークを見てみたいという感想もありました。
頭に武装して、機関銃であたりを攻撃する車力の巨人の画像がありますが、これは新世紀エヴァンゲリオンに出てきそうなキャラクターだという感想も存在します。ピークや車力の巨人にまつわる感想は色々ありますが、やはり一番読者の胸に響いたのが、巨人と正体の外見画像のギャップだと言えそうです。
車力の巨人の正体まとめ
ここまで進撃の巨人に登場する車力の巨人とその正体であるピークについてネタバレで解説してきました。九つの巨人の中でも仲間のサポート能力に優れ、巨人化した状態でしゃべる事も出来る知性豊かな車力の巨人。背中には仲間や荷物を積むことが可能で、頭などに武装を施すことが出来る特徴を持っていました。四足歩行で馬のような顔の外見画像を持つ車力の巨人ですが、その正体はなんと可愛いピークという女性だったのも驚きです。
進撃の巨人に出てくる九つの巨人の強さを図ると、車力の巨人はランク外に入ることも分かりました。しかし単純な強さだけではない、いざとなればピンチの仲間を救ってくれる心強さを車力の巨人は持っています。今後も重要な活躍していくと見られる車力の巨人とピークを知って、進撃の巨人をより楽しんでいきましょう!