2018年10月17日公開
2018年10月17日更新
アニメ進撃の巨人・アニメ1期のネタバレあらすじまとめ!結末や2期への伏線は?
別冊少年マガジンにて2009年10月号から連載され、巨人が人間を食べるというシビアな世界観、圧倒的な物量差により翻弄されつつも抗い、戦い続ける人類たちの抵抗などを描いた熱い展開などなど、多くの魅力的なシーンが描かれています。そんな彼らの攻防や戦いが描かれた進撃の巨人に、多くの別冊少年マガジン読者が惹きつけられました。今回の記事では、そんな進撃の巨人のアニメ化している1期~3期シリーズのうち、序盤の世界観や主要なキャラクターを中心に描かれているアニメ1期についてを中心にネタバレをまじえたまとめやあらすじを紹介していきます。
目次
進撃の巨人アニメ1期あらすじや結末が知りたい!
別冊少年マガジンにて2009年10月号から連載され、巨人が人間を食べるというシビアな世界観、圧倒的な物量差により翻弄されつつも抗い、戦い続ける人類たちの抵抗などを描いた熱い展開などなど、多くの魅力的なシーンが描かれています。そんな彼らの攻防や戦いが描かれた漫画に、多くの別冊少年マガジン読者が惹きつけられました。
連載開始から2018年10月現在まで26巻もの単行本が発売され、単行本の発行部数は2018年7月に発表された累計によると、7600万部を突破しているようです。これまで漫画を読まなかった人にも、その世界観が知れ渡り、キャラクターの魂がこもった熱い台詞や「なんの成果も得えられませんでした!」という、進撃の巨人の序盤での叫びなどは、日常生活でもパロディとしてジョークの中に使用されたりもしました。
進撃の巨人は、ストーリーが進むにつ淹れ、謎が多い世界の一部が解明されていき、そして現在では当初の殺伐とした世界観をたもちつつも、まったく新しい世界へと進出しています。しかし進撃の巨人の読者は、進撃の巨人をよむことをやめずに、多くの読者が今もなお魅了されています。そんな進撃の巨人は漫画からアニメへとメディアを変えても、多くの人たちをひきつけてやまない漫画作品です。
今回の記事では、そんな進撃の巨人のアニメシリーズのうち、2013年4月から9月まで放送された、序盤の世界観や主要なキャラクターを中心に描かれているアニメ1期についてを中心にネタバレをまじえたまとめやあらすじを紹介していきます。まずは進撃の巨人アニメ1期に登場する魅力的なキャラクターの紹介をまとめて紹介します。
進撃の巨人アニメ1期登場人物紹介
進撃の巨人の主人公エレン・イェーガー
進撃の巨人の主人公であり、作中ではじめに人間が巨人になることがはっきりと描写された人物です。黒髪にアニメでは緑の瞳をした少年で、目的意識が強く、幼馴染から聞かされた壁の外の世界へと憧れていました。そのために、巨人がうろつく恐怖の象徴である壁の外に出る調査兵団に入りたいと言っていました。しかし壁の外が危険だと知っている母親や幼馴染のミカサには、壁の外に行けば死んでしまうと反対されていました。
アニメ1期の一話にて、超大型巨人が襲来して壁が破壊され、壁の内側に巨人が入ってきてしまいます。そのとき、家の瓦礫に押しつぶされた母親を助けることができず、さらには巨人によって目の前で食べられてしまう場面を見てしまいます。それからは、壁の外への憧れとともに、この世にのさばるすべての巨人を駆逐してやることを心に決めて、調査兵団を目指して兵団に入隊します。
アニメ1期では、そういった凄惨な人生が描かれると共に、訓練生時代の仲間達との生活が描かれます。そしてその後に、訓練課程が修了して、上位10人の精鋭に選ばれた日に、再び超大型巨人の襲来を受けて、壁内へと巨人が侵入してきます。そのとき、エレンは復讐のチャンスだと、メンバーを率いて果敢に挑みますが、エレンが助けたアルミンを除いて、エレンも含めて全員が戦死を遂げるという燦々たる事態に陥ります。
巨人の胃袋に落ちたエレンは巨人の胃液に溶かされそうになった時、エレンの体が巨人となるのです。エレンが何故いままでの犠牲者とは違い、巨人になることができたのか、この巨人と他の巨人とがまったく行動が違い、エレンの意志があるのかといった多くの謎は、進撃の巨人のストーリーが進むにつれて徐々に明かされていきます。
エレンの幼馴染で巨大な才能を秘めたミカサ・アッカーマン
他の登場人物達が西洋風な名前をしているのに、ミカサ・アッカーマンだけは「ミカサ」と和風な名前をしています。それもそのはず、彼女は「壁の中で唯一東洋の血を引いている少女」なのです。ミカサの母親が純粋な東洋人で、ミカサはその一人娘です。そのために、人買いにより家を襲撃されてしまいます。人買いたちは、父親を殺して、純潔の母親とミカサのみを連れ去る予定でした。しかし抵抗にあい、母親も殺されてしまいます。
あらすじには書きませんが、幼いミカサは両親を殺されて、帰る家を失い、抵抗する気力やあらゆる気力を失っていました。しかし偶然往診を約束していた、エレンの父親とエレンによる発見が早く、そしてエレンの捨て身の追跡により、エレンのみがミカサと誘拐犯が潜む場所へとたどり着きます。エレンがミカサを助けに来たとき、エレンは人買いを包丁で何度もめった刺しをして、仲間を惨殺された人買いにより逆襲にあいます。
エレンが人買いに首を絞められていまにも殺されそうになった時、ミカサに「戦え!」と言われたことから、ミカサは自分の肉体を完璧にコントロールし、脳のリミッターを外した超人的な力を発揮できるようになります。その威力は絶大で、ほんの少女が、足で床板を踏み抜くほどの脚力を見せて、男の背後から包丁で心臓を一突きできるほどのものでした。こうしてミカサは無事に助け出されます。
しかしすでに両親もいない世界のどこに帰ればいいかわからないミカサは、「ここからどこに帰ればいいの?」と問いかけます。そのときにエレンは、ミカサにマフラーをまいてあげて、「うちに一緒に帰ろう」と言います。このときから、ミカサはエレンの家で家族として一緒に暮らすようになります。エレンに巻いてもらったマフラーも、作品の中でずっと大切にまき続けています。
二人の幼馴染で優秀な頭脳を持つアルミン・アルレルト
エレンは巨人の肉体を持ち、ミカサは強靭な肉体を持っています。そしてアルミン・アルレルトには驚異的な記憶力と知能、判断力があります。そのかわり体力は人並み以下で、体力訓練を卒業できたのも奇跡だと本人も認めています。けれどアルミンの知能は、何度も窮地に陥ったエレンとミカサを助け出し、そして進撃の巨人のアニメ1期でも遺憾なく発揮されます。
アニメの1期のあらすじまとめでの書きますが、エレンが巨人の正体だと知られた時、エレンを巨人とみなして駆除しようとする人々がいました。
そのときにアルミンは、「心臓を捧げる」敬礼のポーズをして、エレンを駆除しようとする人々の彼の有用性を命を懸けて伝えようとする演説は、アルミンの人気を押し上げる結果となりました。アニメ1期を見る場合は、かっこいいアルミンも是非とも見てください。
進撃の巨人アニメ1期あらすじネタバレまとめ!
ウォールマリア陥落
進撃の巨人のアニメ1期は、エレンが暮らす壁を超大型巨人が破り、壁の内側に巨人が侵入してくるところから始まります。エレンと一緒に暮らしていたミカサとエレンは、家の方に壁の破片が飛んでったことから心配して家へと帰ります。そしてそこで、崩れた家に押しつぶされた母親の姿を発見します。駐屯兵団をしていた知人のハンネスが助けに来ますが、たった一人では巨人に立ち撃つことなどできるはずがありません。
ハンネスさんは、確実に二人だけを助ける方法を選択します。こうしてエレンの目の前で母親は食べれてしまい、エレンは巨人を一歩期残らずこの世から駆逐する強い怒りの炎が灯ります。さらには他の巨人と違い、高質な鎧を身にまとい、大砲の玉が通じない巨人により、内陸への壁が破られ、人類は三つの壁の内、一番外側のウォールマリアを破られてしまいます。
第104期訓練兵団時代
エレンとミカサとアルミンは訓練兵として、厳しい兵役をこなします。そんな彼らに、同じ第104期の友人たちがいます。みな後々にエレンを支える戦友となる者達がいます。個性的なキャラクターたちがみな訓練をするなかで、なんとエレンは立体起動の素質を見る姿勢制御訓練をこなすことができませんでした。
姿勢制御訓練ができなければ、兵どころか、おとりとしても役に立たない。エレンの夢はここで潰えることになってしまいます。しかし周囲の協力や努力により乗り越えて、なんとか立体起動の体制を保つことができました。だが安心したのも束の間に、体勢を崩して頭を強打してしまいます。それを見た教官がエレンの道具に不備があることに気づき、器具を交換したところ、エレンは通常通りに訓練を受けることができるようになりました。
こうして訓練兵として日時を過ごし、ミカサは首席で、エレンは5番の優秀な成績を収めて第104期訓練兵団をまとめて卒業します。エレンは幼い頃の目的のために壁外を活動拠点とする調査兵団を、ミカサはエレンを守るために、そしてアルミンも調査兵団を希望します。さらにエレンの言葉に感化されて、多くの同期たちは調査兵団を希望するといった様子になりました。
第二の襲撃
訓練兵を卒業した日の昼間、エレンたちは壁の整備をしています。そのとき、突如として超大型巨人が襲来します。5年ぶりに現れた超大型巨人と巨人たちには、エレンは果敢にも挑んでいきます。しかし、エレンは巨人に食べれられ、彼が率いていた班もアルミンを残して戦死します。巨人の胃袋のなかで、犠者とともに消化されようとした時、エレンの肉体が巨人なり暴れだしたのです。
極限の状況の中で多くの同僚たちが死にゆく中で、エレンの巨人により窮地を脱します。しかしキャラクターまとめにも書いた通り、エレンを巨人とみなして駆除しようとする流れができます。しかしアルミンの命を懸けた説得により、その動きはなくなります。そしてエレンをさらに利用して、超大型巨人に開けられた穴をふさぎ、巨人の侵攻を止めようとする作戦がアルミンとの協力により考案されます。
トロスト区を取り戻すべく、特別作戦班が結成されます。エレンが巨人となり、大岩を持ち上げて扉の穴をふさぐ作戦です。多大なる人名を犠牲にして、優秀な兵力を囮にして、巨人となったエレンが大岩を持ち上げて扉を塞ぎます。こうして人類は、巨人に後退するばかりだった歴史に、はじめて巨人を退けた事実が刻まれるのでした。
女型の巨人の襲来
エレンは多くの功績とそして巨人になる恐怖により、それらを管理できる団体、つまり人類の中で一番巨人を扱う調査兵団に所属します。そして初めての壁外調査に出ます。エレンたちにとって初めての壁の外の世界です。順調に見えた壁外調査ですが、突如として女型の巨人が襲来します。アルミンは巨人の挙動を一目見て、彼女がエレンと同じく人間が中にいて意思を持っていることを見抜きます。
隊列は総崩れになりますが、それでも調査兵団を率いる隊長は進行を止めません。それだけでなく、巨人の森と呼ばれる巨木が並ぶ森の中へと入って行きます。エレンも続いて入って行きますが、その背後に女型の巨人が迫ります。つかまりそうになっとき、隊長の号令が響き、女型の巨人にワイヤーに繋がった杭が幾重にも降り注ぎます。なんと隊長や一部の古参の隊員たちは、こうなることを予想して作戦をたてていたのです。
しかし捕らえたはずの女型の巨人は、自分の肉体を食わせることで脱出し、再度エレンとエレンを守る隊員たちに襲い掛かって来たのです。精鋭に守られていたはずが、まるで虫をはたくように殺されていく彼らに、エレンは巨人になって応戦しますが、頭部を破壊されて無力化されます。ミカサたちの活躍により、エレンが捕らえられることは免れましたが、被害が大きく、成果もなく、調査兵団は立場的にも危機に陥ります。
進撃の巨人アニメ1期の結末は?
女型の巨人を捕獲
女型の巨人と接触した経験から得たアルミンの推理とエルヴィン・スミスの計画通り、アニの正体が女型の巨人だということが明かされました。そして、上流階級が多く住むストヘス区で、追い詰められた女型の巨人が正体を現し、エレンを捕えようとします。エレンはいまだに、共に成長してきた仲間の一人が女型の巨人だという事実を受け入れられずに、彼女に決定的な攻撃を与えることができませんでした。
アニのみが使う格闘術をくらい窮地に陥るエレンに、ミカサが「まだ迷っている?」と言います。ミカサはこの世界が残酷だということを、幼い頃から身をもって知っていました。だからこそ、ミカサはこの事態を冷静に受け止めることができていたのです。その姿を見て、エレンは葛藤します。
調査兵団もアニを追い詰めようと戦います。過去に壁画委調査時に女型の巨人を捕えた兵器を使うなどをして、アニを捕えようとします。そこに葛藤をかなぐりすてたエレンもやってきます。アニは自分が劣勢だと悟ると、壁の外へと逃れて逃亡を図ります。高質化させた指を壁にめりこませてよじ登っていきます。しかしそんなアニの両手の指先を切り裂いて、ミカサがアニを地面へと落下させます。
地面へと落ちたアニに、エレンの巨人を退ける力などのこってはいませんでした。いまにも食われそうになったアニですが、そこに走馬燈がよぎります。自分に格闘術を叩き込んだ父親が、涙ながらに帰って来てくれと願う光景です。常に冷静で表情を崩さなかったアニの目が見開き、その肉体は調査兵団が使う刃すらも通さない水晶へと包まれてしまいます。現段階では絶対にアニを取り出せない状態になってしまったのです。
世界の可能性を示唆
さらにアニが壁を傷つけたところからは、超大型巨人のような巨人の顔がでています。自分達を守っていたはずの壁の中に、自分達を脅かす巨人が入っていたという衝撃の事実が判明するのです。もしかすると、アニが傷つけた箇所以外にも、巨人がずらりと整列して詰まっている可能性もあります。これにはツワモノどぞいの調査兵団の古株も「怖いな」という始末です。
多くの犠牲と、調査兵団や民間人問わず数多の命を散らして、アニを捉えることに成功しました。しかしながら、捕えたアニですが、彼女は水晶のなかで眠ったままで、肝心の世界の謎に関してを引き出すことができない虚しいラストを迎えました。だがしかし、アニの存在は、エレンの他にも巨人になり自在に操ることができうる人物が存在していること、そしてアニのような人物がまだほかにもいるかもしれないことを表しています。
エレンたちはアニを無力化できたからと言って、これで万事解決したわけではありません。以前として壁外には人類を脅かす巨人が闊歩していますし、人口と食料の比率が傾いていることから、ウォールマリアを奪還しなければなりません。そしてアニが眠ったために、世界の謎はなにひとつ明かされることがありませんでした。その謎を探求し、巨人の脅威を失くすためには、調査兵団にはまだまだやることが山のようにあるのです。
進撃の巨人アニメ1期に出てくる2期への伏線について
マルコが死亡した場面
エレンの同期のなかで上位10位に入っていたマルコが、エレンが巨人になって壁の穴をふさぐ作戦を実行しているときに死亡します。マルコが最後に描かれていたのは、作戦中に立体起動装置のガス切れで動けなくなったジャンを助けたりしていた場面のみです。同期のなかでも、彼の最期を語る人物はいませんでした。「誰もが劇的に死ねるわけじゃない」とジャンが弔う言葉のとおり、マルコの死亡は死体となって表れて確定します。
そんなマルコの死に関しても、進撃の巨人では謎がこめられています。ただ進撃の巨人の世界のシビアさを視聴者に植え付けるだけの演出ではなく、彼の死は何者かに望まれたものだったのです。マルコは今わの際になにを知ったのか、なんのために死んだのか、それは進撃の巨人アニメ1期では明かされることはありませんでした。アニメを追ううちに登場人物たちとともに知ることができるでしょう。
人間が巨人になれる理由
進撃の巨人アニメ1期にて、エレンは巨人となることが明かされました。そして自傷行為により人間から巨人になり、訓練次第では自在に巨人の肉体を操ることもできることが描かれています。それら巨人を利用して、巨人を退けてトロスト区攻防戦を成功させて、壁内の人類は初めて巨人の脅威を退けさせることに成功したのです。そして1期の後半では、さらには別の意志をもった巨人に襲われるなどしていました。
だがしかし、なぜエレンやアニが巨人になることができるのかは、一切明かされることがありました。その秘密を知るであろうアニも、肉体を硬質な水晶のなかに封じ込めて眠り続けているために、なにも明かされることがありませんでした。1期では明かされなかった進撃の巨人の謎の一つでしたが、アニメ2期やそれ以降で明かされることになるでしょう。
捕らえられたアニが今わの際に見た外の存在
進撃の巨人のアニメ1期のあらすじまとめにあったように、最後にアニはストヘス区にてエルヴィン率いる調査兵団たちと巨人となったエレンたちの活躍により、捕らえられてしまいます。リヴァイ兵長は多くの部下を、エレンは心を通わせて信じるほどの絆を結んだ同僚を、そして無数の調査兵団の兵士たちを、虫けらのように殺されて来ました。
そしてついに念願の、調査兵団が数万の命を落としても解明されなかった謎「巨人とはなにか?」の答えに至る手がかりを、捕らえることができたのです。しかし、そんな彼らの目の前でアニは巨人の体を硬化させていた水晶のような物質につつまれてしまいます。
涙を流して固まるアニは、自分に格闘術を叩き込んだ父親とのやり取りを思い出します。父親の「この世のすべてからお前が恨まれることになっても、父さんだけはオマエの味方だ」という言葉をどういった心境でアニに伝えられたのか、壁の中では知られていない格闘術がどこから持ち込まれてのか、それは進撃の巨人のアニメ2期でさらに解き明かされることとなります。
壁の中の巨人
ストヘス区にてアニ操る女型の巨人が多くの人や建築物を破壊していきました。その途中では、ストヘス区とそのほかの地区を分ける壁にも至ります。彼女は壁をよじ登り、調査兵団の手から逃れようとします。しかしミカサが女型の巨人の指を切り落とし、壁から地面へと落下させたのです。そのため、女型の巨人が逃亡する手段を失い、アニは捕らえられることとなってしまいました。
アニにとってはその場から逃れようとした、必死な選択肢だったのです。しかし彼女が壁に指をめり込ませてよじ登ったことにより、壁にひびが入ってしまったのです。そして進撃の巨人のあらすじまとめにあったように、壁のなかから超大型巨人のような巨人の顔の一部が露出することになってしまいます。
調査兵団の頭脳を担当するキャラクターが、壁のなか全てに同じように超大型巨人が入っているのではないかと言う仮説に至ります。進撃の巨人の世界観では、壁は外の巨人から人間を守っているとされていました。しかし、壁の中には巨人が入っていたのです。世界観の根幹を揺るがす壁の中の巨人が何を意味するのか、一つの謎が解明されると、大きな次の謎が出題され、その絶望的な状況にそれでも挑まなければならないのです。
壁をあがめる教団が知るものとは?
壁の中の巨人は、調査兵団たちが見ている目の前で、目をうっすらと開けて周囲を見回します。もしかするといまからでも、超大型巨人が壁から出てくるかもしれない。アニを捉えて息をつく合間もなく調査兵団は臨戦態勢に入ります。そこへ、壁を神授のものとして崇拝する宗教団体「ウォール教」の司祭がやってきて、「巨人に光を当ててはならない」と伝えます。
緊急事態にどのように対処すればいいのか、行動を決めかねていた兵団はすぐさま、ウォール教司祭の言葉に従い、ありあわせの布を一枚にまとめて、超大型巨人がいる壁の穴をふさぎます。こうして事態は一時的に収まります。しかし、1期では「ウォール教司祭が壁の中の巨人の対処方法をなぜ知っていたのか」「ウォール教司祭はどこまで知っているのか」それらの謎は2期にて明かされることになります。
進撃の巨人アニメ1期の主題歌紹介
紅蓮の弓矢/Linked Horizon
進撃の巨人では伝統とされていることがいくつかあります。その一つが、オープニング主題歌またはエンディング主題歌を、Linked Horizonが担当するということもそのうちの一つです。2018年から放送開始した進撃の巨人アニメ3期では、放送するテレビ局が変更されましたが3期でもその伝統は変わることなく、エンディング主題歌にLinked Horizonが提供する「暁の鎮魂歌」が起用されています。
そんなLinked Horizonとは、一つの物語を歌として世界観を作り上げたり、独特な読み仮名を歌詞に起用するなど特徴がある「Sound Horizon」のRevoさんが主宰するグループです。紅蓮の弓矢を作曲するときは、タイアップ作品の舞台が戦時下であるため、緊迫感や軍楽っぽさを盛り込もうと暴力性とスケール感を金管で表現しています。
また、歌詞についても非常にこだわっているため、最初に作られた歌詞はストレートで健全なものだったために、あまりにも綺麗にこだわりすぎているとダメ出しを指摘されてしまったようです。一度ダメ出しをされてしまうと、そのことが影響して後ろ向きな心境で一か八かといった様子で出したようです。しかしその歌詞が採用され、紅蓮の弓矢の歌詞となりました。
「紅蓮の弓矢」はその勢いや進撃の巨人の世界観にぴったりな歌詞や曲調から、多くの進撃の巨人のファンの心を掴みました。また進撃の巨人をしらない人々の琴線も刺激して、第64回NHK紅白歌合戦でも歌われました。その時はアルミン役の井上麻里奈が進撃の巨人の世界観を説明するナレーションして、紅蓮の弓矢の曲を合唱団64人、ダンサー12人ら100人超の楽団を引き連れてのパフォーマンスがされるという演出がされていました。
美しき残酷な世界/日笠陽子
進撃の巨人のアニメ1期のエンディングを担当したのは歌手日笠陽子さんが歌う「美しき残酷な世界」です。作詞をしたのはアニメソングを中心に活躍する作詞家マイクスギヤマさん、編曲したのは音楽プロデューサーとしても活動している根岸貴幸さんです。
進撃の巨人のアニメ監督を務めた荒木哲郎監督が自らエンディングテーマに選んだものです。歌手の日笠陽子さんが選ばれた時には、難しい曲だという印象でしたが、日笠陽子さんにとっては相性がいい曲だと思ったようです。
美しき残酷な世界を歌った日笠陽子(ひかさ ようこ)さんは神奈川県出身のアイムエンタープライズに所属している歌手です。テレビアニメの声優としても活動しており、「けいおん!」の主人公の一人秋山澪役や、「聖痕のクェイサー」の役、「世紀末オカルト学院」の神代マヤ役、「十二大戦」の異能肉役、「されど罪人は竜と踊る」のジヴーニャ・ロレッツォ役など多くの主役級のキャラクターの声優を務めています。
多くの人気キャラクターの声優を務める日笠陽子さんですが、進撃の巨人でもアニメで登場しており、進撃の巨人のアニメ1期以降のストーリーで登場するフリーダ・レイスというキャラクターの声を務めています。
進撃の巨人アニメ1期を観た感想は?
最初に母親が食べられてこれからどうなるのか興味をそそられた
進撃の巨人1期のあらすじまとめにもあったとおり、最初の一話では主人公の一人のエレン・イェーガーの母親が目の前で巨人に食べられてしまいます。主人公の「巨人に対する強い駆逐する心」を印象付ける演出となっておりますが、観る人によっては悲劇的すぎてこれから主人公がどうなるのか強い興味をそそられるものになったようです。
進撃の巨人のファン界隈ではエレンは「駆逐系男子」と揶揄されるように、巨人に対して強い殺意を抱いています。母親を、そしてストーリーが進めば多くの仲間達を次々に食べられてしまい、憎悪を募らせていきます。そうして進撃の巨人のあらすじまとめであったとおり、かれらは過酷な世界で強く生き抜いていくのです。今後のエレンの成長や、1期以降どうなるかは原作やアニメ進撃の巨人を楽しんでください。
原作から変更点があって、それがどう影響するのかが気になる。
進撃の巨人1期のあらすじまとめや伏線のところにも軽く触れましたが、進撃の巨人の原作漫画からアニメでは若干の変更がありました。一つの挙動や語られる歴史が、重要な伏線だったりします。なので、原作からアニメへの変更点が、双方の展開に差が生まれるのか、もしかすると原作で書ききれなかったことをアニメに持ち込んだのか、様々な憶測がありますが、どのように活かされるのかが楽しみといった感想のようです。
手汗握る内容でここまではまったアニメは他に無い。
進撃の巨人の巨人のあらすじまとめにも合った通り、進撃の巨人では多くの謎がこめられています。一つ一つの情報に伏線がこめられており、どの背景で動くキャラクターの行動一つとっても重要な行動なのかもしれないと思うような濃密さです。
そんな秘密の正体を明かすために、多くのキャラクターたちが巨人と立ち向かっていかなければなりません。あらすじにもあったようなキャラクターたちが絶体絶命のピンチに陥った時、それを見ている視聴者も手汗を握り、キャラクターがどのようにして事態を挽回し、生き延びるのかを緊張した面持ちで見守るしかないのです。
進撃の巨人の原作漫画やアニメ1期にかかわらず、この世界の謎と圧倒的な危機的状況をどのようにして切り抜けていくのか、すべてがアレンやミカサ、アルミンたちに期待されているのです。1期以降の主人公三人がどのようにして、この世界で強くあろうとするのか観てみたいかたは、漫画やアニメ1期以降も見ることをお勧めします。
進撃の巨人アニメ1期のあらすじや結末まとめ
進撃の巨人のアニメ1期についてを中心にネタバレをまじえたまとめやあらすじを紹介し、魅力的なキャラクターや2期への伏線についてまとめて紹介しました。
進撃の巨人のアニメ1期では、進撃の巨人の深く難解な世界観について、人が圧倒的な力と質量を持つ謎だらけの巨人にあらがい、しかし破れて食べられてしまう世界観があり、そして母親が食べられてしまうという悲劇が描かれました。あらすじにもあったように、さらには、まだ新兵でありながらも、多くの仲間や同僚を無残にも食べ散らかされてしまった三人の少年少女達の様子がそれぞれ描かれていました。
人間だから籠の中での生活から外の世界へと羽ばたこうとする主人公エレンの葛藤、突如としてやってきた超大型巨人により籠が破壊されて生活が蹂躙されていくさま、無残だけれど戦う強さを持つ彼らの様子が描かれていました。漫画とは違い、アニメーションによりエレンたちが扱う立体起動装置の特性を遺憾なく発揮して、躍動感あるアクションを発揮したアニメとなっています。
あらすじにもあったように、これほど濃密でアニメで評価される点をまとめて抑えた進撃の巨人のアニメ1期ですが、それらについて描かれた1期はエレンの戦いの始まりを描いたほんの序盤に過ぎないのです。進撃の巨人の世界の謎についてまだ何一つ謎が明かされることがなく、ただ、最初の一歩を踏み出しただけなのです。しかし、アニメ1期の終盤にあった「大きな一歩である」という通り、これから歩いて行くのです。
あらすじにもあったように、進撃の巨人の三人の主人公、アレン、ミカサ、アルミンの生きざまが、アニメでは調査兵団として壁の外へと向かう戦いへと至り、漫画ではさらに先まで描かれています。今回の進撃の巨人のアニメ1期のネタバレをまじえたあらすじや、まとめを読んで、進撃の巨人について気になった方は、是非とも漫画やアニメともに楽しんでみてください。