進撃の巨人をネタバレ考察!残されている謎・伏線や重要設定をわかりやすく解説

『進撃の巨人』とは、コミック、テレビアニメ、ゲーム、実写、舞台など多方面から注目される超人気漫画です。今回は『進撃の巨人』のテレビアニメとコミックをもとにネタバレであらすじをご紹介。そして、ファンの間で考察が飛び交う謎や伏線に関しても詳しく解説していきたいと思います。特に『進撃の巨人』の世界観や設定、キャラクターの背景など、いろいろな伏線回収を行っておりますのでお楽しみください。読めば読むほど深みを増す『進撃の巨人』の魅力をお伝えできれば嬉しいです。

進撃の巨人をネタバレ考察!残されている謎・伏線や重要設定をわかりやすく解説のイメージ

目次

  1. 進撃の巨人の謎や伏線は最初からたくさん隠されている!
  2. 進撃の巨人のあらすじをおさらい・ネタバレ紹介!
  3. 進撃の巨人の残されている最大の謎・伏線をネタバレ考察!
  4. 進撃の巨人の重要な設定をネタバレ解説
  5. 進撃の巨人の登場人物の謎に迫る!
  6. 進撃の巨人の世界について考察
  7. 進撃の巨人の知られていない裏設定!
  8. 進撃の巨人の隠された謎と伏線をネタバレ考察まとめ

進撃の巨人の謎や伏線は最初からたくさん隠されている!

国内外で人気を博す漫画『進撃の巨人(英:Attack on titan)』。漫画を読まない方でも、ほとんどの方が名前を知っている日本を代表する漫画の一つです。本作は別冊少年マガジンにて、2009年10月号から連載中で、テレビアニメや映画実写化、ゲーム化もされています。『進撃の巨人』は単行本の累計7600万部を突破しするモンスターコミックです。

『進撃の巨人』の特徴は必ずしもハッピーエンドでないところが挙げられます。そして、何といっても頭を使う漫画なので読めば読むほど理解が深まりより楽しめると評判の漫画です。そして、キャラクターのそれぞれの個性が引き立ち、感銘を受けるセリフ等も多いことから老若男女問わずファンの多い作品です。

『進撃の巨人』には様々な謎や伏線が隠れています。何巻か読み進めたところで「あの時の伏線はここに繋がっていたのか」と気付かされることや、作中での王道でない選択に心を動かされた方も多いでしょう。今回は『進撃の巨人』のあらすじ、キャラクター紹介、背景解説、裏話、作中での謎や伏線を考察を踏まえご紹介していきます。

TVアニメ「進撃の巨人」Season 3

進撃の巨人のあらすじをおさらい・ネタバレ紹介!

『進撃の巨人』の良さを知っていただくために、あらすじをネタバレでご紹介します。テレビアニメは漫画よりも絵の描写がハッキリしているので、アニメからハマったという声も多くあります。漫画を読むのが苦手という方はテレビアニメから入られると攻略いただきやすいです。あらすじはネタバレを多く含みますのでご注意ください。

100年以上守っていた壁が破壊される

『進撃の巨人』は、100年以上守っていた”壁”が破壊されるところから物語が始まります。この”壁”は外側から「ウォール・マリア」、「ウォール・ローゼ」、「ウォール・シーナ」と名付けられ、最奥のウォール・シーナへいく程、身分の高い人が生活をしているという明確な格差社会で作られています。この”壁”は人間を、人間を食べる巨人から守っています。

進撃の巨人 シーズン1 1話

845年。アルミンの「その日、人類は思い出した。奴らに支配されていた恐怖を。鳥かごの中に捕らわれていた屈辱を。」のセリフで始まる1話目では『進撃の巨人』のメインキャラクターとなる3人の生い立ちが描かれます。序盤に登場する調査兵の一人は、後に兵団長となるエルヴィン・スミスです。この時はまだ一兵員でした。

不撓不屈なエレン・イェーガーは物語の主人公。イェーガー家に引き取られたミカサ・アッカーマンは冷静沈着な性格。この2人の幼馴染のアルミン・アルレルトは、最初は気弱だったものの勇猛果敢な性格に成長します。ここでの伏線として「ミカサの頭痛」が描かれます。ミカサの頭痛は今後定期的に起こり、この頭痛は重要な意味を持ちます。そして、845年という年号がどの時点を始まりとする年号なのかも分かっていません。

進撃の巨人 シーズン1 2話

壊された壁から入ってきた巨人に、目の前で母親が食い殺されたエレンが訓練兵に入るまでのあらすじが2話で描かれます。崩壁により人間の生活区域がウォール・ローゼまで後退し、食べ物や住処に困る人間社会の格差がありありと描かれます。人間を食べる巨人を駆逐する為に訓練兵に入る為の決意をした3人の様子が描かれます。このエレンの母親を食い殺した巨人は後々また重要な役目を持ち登場します。

ここでの伏線は、1話でエレンが見た父親グリシャの夢のことをミカサに話すことと、グリシャが持っていた自宅地下室の鍵がエレンの首にあったことです。巨人侵入からグリシャに会えていないはずのエレンは、どうやってその鍵を手に入れたのか謎が残ります。

進撃の巨人 シーズン1 3話

訓練兵に入る様子が描かれます。エレン、ミカサ、アルミン以外のキャラクター達が勢揃いします。全員が普通の志願兵に見えますが、この中から志願兵を装った裏切者が見つかっていきます。訓練兵の通過儀礼となる入隊式では、志願者の心を打ち砕く暴言を監督官のキース・シャーディスに吐かれます。この通過儀礼に耐えられない志願者は開拓地行きを希望し去っていきます。

ここでの伏線として、立体起動装置着用の為のバランス感を見られますが、エレンはどうしても逆さになってしまいます。最終的にキース・シャーディスがエレンのベルトの故障を指摘。そもそもベルトの壊れる事のない部分が破損してたことから故意的に壊されていた、要するにエレンを入隊させたくない人間がいたことが分かります。そして最後のキースのセリフから、キースとエレンの父グリシャは知り合いということが判明します。

進撃の巨人 シーズン1 4話

エレンが大人になっていく様子が見られます。感情のままに行動していたエレンは、目の前の事に冷静に対処をすることができるようになります。そして、104期生の上位10人が決まります。訓練兵は、内地で王を守る憲兵団か、壁の外に出る調査兵団、内地を管理する駐屯兵団から希望団を選択することになります。エレンの調査兵団への熱い想いを聞き、仲間達も一番危険のある調査兵団への入団を決意していきます。

時代背景として、4話では巨人が壁を破壊した1話から850年を描きます。当時、エレンとミカサを助けたハンネスは工兵部隊長に。調査兵団ではエルヴィン・スミスが団長となり、一個旅団分の力を持つリヴァイ兵士長が登場します。税金の無駄使いと言われたていた調査兵団は、時が経ち今や期待される存在となります。巨人の駆逐への決意を新たにするエレンのもとに、5年前に壁を破壊した超大型巨人が出現します。

進撃の巨人 シーズン1 5話

”超大型巨人襲撃時の作戦”が始動します。いずれの団を選んだ訓練兵も全員参加することになります。ミカサは精鋭として憲兵団と合流するよう、お呼びがかかります。エレンとミカサにとっては初めての別行動になります。エレンと犬猿の仲となるジャン・キルシュタインがエレンを「死に急ぎ野郎」と言った事から、後々のエレンの愛称となります。そして、これまで104期生が学んできた巨人に対しての授業内容も紹介されます。

ここでの伏線は超大型巨人の知性です。超大型巨人は急に現れて”高低砲”を明らかに狙って壊します。この様子を見て、高低砲と開閉扉を破壊したことから、エレンが超大型巨人に知性があることを察します。

進撃の巨人 シーズン1 6話

104期生の仲間がことごとく食い殺されていきます。そして、巨人に食われかけたアルミンをエレンが咄嗟に助けます。その様子に耐えられなくなったアルミンは茫然とし、狼狽し、そしてこの世界が地獄だと認識します。過去の描写として、ミカサがイェーガー家に引き取られるまでの経緯が描かれます。盗人に目の前で両親を殺された、たった9歳だったミカサは金になる東洋人として、売り飛ばされる為に誘拐されます。

伏線はミカサの覚醒です。誘拐されたミカサを助けたエレンが殺されそうになっていた時、ミカサはエレンの言葉に覚醒し急に全身の震えが止まります。9歳とは思えない冷静さを持ち、一撃で盗人の心臓を貫きます。住む家を無くしたミカサはイェーガー家に引き取られますが、ミカサは恩人のエレンへ強い気持ちを抱くようになります。

進撃の巨人 シーズン1 7話

気丈に振る舞うミカサがとても印象的です。ミカサがアルミンの身代わりにエレンが食われたことを知ります。しかしながら、104期生の生き残りを不器用にも励まします。ミカサが覚醒した時のエレンのセリフとなる「勝てば生きる。戦わなければ勝てない。」と、ミカサは残し先陣を切ります。しかし、動揺が隠せないミカサは立体起動装置のガスを使い切ります。人生を諦めたミカサですが巨人に襲われて咄嗟に逃げます。

伏線は2点あります。まずは急に現れ巨人を攻撃した15メートル級の奇行種の巨人。この巨人は、格闘術を持って巨人を殺していきます。そして、2つ目はライナーとアニの謎の会話です。アニがライナーにどうすると聞いた際に、ライナーは「まだだ。やるなら集まってからだ。」と言います。”何を”かは不明のままです。

進撃の巨人 シーズン1 8話

巨人を殺す奇行種が、人間への反応がないことから、アルミンが本部到達までの作戦として奇行種を利用しようと考えます。巨人を本部まで誘導したミカサ達は、ガスがなくなる直前に無事に本部に到着します。本部に侵入していた巨人の一斉駆逐作戦では、アルミンの本領発揮もあり全滅することに成功します。その後、マルコはジャンにリーダーが相応しい理由を説明し、ジャンは自分に自信を持つようになります。

伏線は巨人たちはなぜ奇行種へ群がり食いついたのかという点と、その首から現れたエレン。そして、巨人に千切られたはずのエレンの手足がもとに戻っていたことです。なぜ奇行種からエレンが現れたかは不明ですが、エレンの存命にいつも冷静なミカサは、意識を失ったエレンを抱き号泣します。

進撃の巨人 シーズン1 9話

序盤、調査兵団の紹介から始まります。巨人に話しかけるハンジ・ゾエの変態ぶりとリヴァイの有能さと人望の熱いところが垣間見えます。リヴァイの「巨人を全滅させる」という意思は、エレンと通ずる点があります。内地では、巨人になると知られたエレンが、今度は味方から命を狙われることになります。考える事を放置した憲兵団に3人皆殺しになると感じたエレンは巨人になりミカサとアルミンを守ります。

ここでの伏線は、1話でエレンが見たグリシャの夢が現実だったと気付いた点です。首にかかっている鍵を見た瞬間にエレンは全てを思い出します。「皆を守りたいならこの力を支配する必要がある」とグリシャに言われ、そして何かの力と地下室の鍵を託されたことを思い出します。この後の展開は、後々分かることになります。

進撃の巨人 シーズン1 10話

南側領土最高責任者をつとめる駐屯兵団のピクシス司令が登場します。エレンは単身逃避を考えましたが、エレンを守りたい一心でアルミンは駐屯兵団へ、エレンの戦術価値を解きます。そして、その場に到着したピクシス司令はエレン達の話を聞くことを決断します。ピクシスはアルミンの、エレンの巨人の力を使ってウォール・マリアを奪還する作戦を遂行することを考えます。

伏線はエレンが巨人になった際に発生した煙に気付き、ライナーとアニとベルトルトが即座に移動を開始した点です。何かに気付いたのか、気付いていないのか、即座の行動が謎でした。

進撃の巨人 シーズン1 11話

ピクシスがアルミンの作戦を”トロスト区奪還作戦”と称し、実行する決断を発表します。兵士たちの理解を考慮し、巨人化は兵団の実験の成果だと偽ります。兵士たちの秩序は乱れ誰しもが去ろうとします。ピクシスは846年に行った奪還作戦は、2割の住民の口減らしだったということを明らかにし、兵士たちへの説得に尽力し、やがて兵士たちは次々に心を決めていく。そして、駐屯兵団声援のイアンのもと作戦を決行します。

進撃の巨人 シーズン1 12話

トロスト区奪還作戦が決行されますが、大岩付近で巨人となったエレンは我を失いミカサに向かって拳を振り抜きます。作戦失敗の煙弾が上がりますがピクシスは作戦中止を認めません。様子がおかしい事に気付いたアルミンは急ぎエレンのもとに向かいます。意識朦朧とするエレンの巨人の後頭部から、アルミンがエレンの救出を試みます。アルミンの必死の説得にエレンが答え、座り込んでいた巨人が動き出します。

伏線はトロスト区奪還の囮作戦においてアニが単独行動に拘ったことです。危険な時は単独で判断しても良いか聞いたり、単独判断するしかないとコニーに聞こえるように発言したりします。

進撃の巨人 シーズン1 13話

エレンが巨人の誘惑に勝ち、自我を持って扉の穴を塞ぐところが描かれます。この日が「人類が初めて巨人に勝った日」となりました。穴を塞ぎ倒れたエレンを巨人の中から救出するところに、他の巨人が迫ります。直前のところでリヴァイの手によりエレンたちは助けられた。トロスト区の巨人は駆逐され、その際に4メートル級と7メートル級の巨人が捕獲されます。死者、行方不明者の合計207名費やした成果でした。

ここでの伏線は、マルコ・ボットの謎の死です。死後2日目にして発見されたマルコは人知れず命を落としていました。巨人の嘔吐物からではなく実体のまま死んでいたことから、死の原因は巨人でない可能性が考えられました。

進撃の巨人 シーズン1 14話

調査兵団分隊長のハンジ・ゾエとミケ・ザカリアスが登場します。そして、巨人化する兵士エレンの生死が、全兵団を束ねるザックレー総統に任されることになりました。審議での調査兵団13代団長エルヴィン・スミスとリヴァイの言及により、エレンを生かしその身柄をリヴァイが引き取ることに。

伏線は巨人化できる人間の再生機能に関してです。審議でリヴァイに叩きのめされたエレンは歯が抜けてしまいました。審議終了後、エレンの口内には抜けた歯の代わりが既に生えていました。この事から。巨人化していなくても人体は再生することが理解できます。

進撃の巨人 シーズン1 15話

調査兵団精鋭リヴァイ班の4人が登場。トロスト区奪還作戦で捕獲した2人の巨人「ソニー」と「ビーン」の実験状況が明確になります。巨人は水も食料を取らないが唯一必要なのが日光ということが分かります。そして巨人の体は面積に合う体積がないことも判明します。巨人の生態に関して調べるハンジには巨人は友達のような存在でしたが、ある日この2体の被験体が何者かの手によって殺害されます。

伏線はリヴァイの過去です。調査兵団に入る前はゴロツキだったリヴァイが、どういった経緯で調査兵団に入ることになったのかは、この時点では不明です。そして、エレンが巨人化する際に自傷行為が必要になることを、なぜはエレンは知っていました。誰に教えられたわけでもなく知っていた理由自体をエレンは知りません。

進撃の巨人 シーズン1 16話

殺された2体の巨人の犯人探しが始まりますが、全兵員の立体起動装置を調査しても犯人が見つかりません。そんな中訓令兵の所属兵団選択式が執り行われます。こんな状況の中で、調査兵団に入る人間がいるのかと嘆かれましたが、104期生からも心を決た数名が入団することになります。演説会では、エルヴィンが意図して「エレンの住まいの地下室に答えがある」ことを告げます。

伏線は2点。2体の巨人殺しの犯人が見つからなかったこと。犯人は2名以上と予想されますが1名も明確にできませんでした。実はこの場で、犯人は死んだ隊員の装備を自分のものと偽り提出し免れていました。そして、次回の壁外遠征の陣営のどこにエレンを配置するか、本当の配置はなぜかほんの一部の兵員のみにしかエレンの配置は知らされませんでした。

進撃の巨人 シーズン1 17話

104期生には初となる第57回壁外遠征が開始します。シガンシナ区へのルート探る為、長距離索敵陣営が組まれ”極力巨人を避ける”ことで作戦を進めます。しかし作戦中に、走る14メートル級の女型巨人が近付きます。自分を狙う人間を食べることではなく”殺すため”に殺した行為から、奇行種でなく人間だとアルミンは悟ります。その時、女型はアルミンのフードを摘み顔を確認します。ライナーは握り潰されそうになったところを脱出。

17話は伏線だらけです。女型はどうやってたくさんの巨人を率いてきたのか。女型はどうしてアルミンの顔を確認したのか。女型はどうしてエレンを探しているのか。そして、アルミンが「右翼で殺された死に急ぎ野郎の敵を取ってくれ!」の叫びになぜ女型反応したのか。最後にライナーが脱出した後、エレンがいると思われる中央後衛へ向け走り出したのか。

進撃の巨人 シーズン1 18話

右翼索敵班が壊滅したにも関わらず撤退を決めないエルヴィン団長を、調査兵団員は理解できずに混乱します。巨大樹の森に着いた一行は、中列のみ森の中に入り、それ以外は森に入る巨人を食い止めるよう指示が出されます。全員が困惑する中、アルミンは”団長も女型がエレンを狙っていることを知っていて森の中で女型を捕らえることを目的としているのではないか”と仮定します。そして、エレンは女型の射程圏内に入ります。

伏線は、中列のみ巨大樹の森に入った理由。そして、女型が近付いている中でもリヴァイが戦闘指示を出さなかったことです。

進撃の巨人 シーズン1 19話

リヴァイ班のメンバーが指示を仰ぐ中、リヴァイは音響弾を発射し、走り続けることを指示します。エレンは巨人になって女型と戦おうとしますが、リヴァイの指示を尊重する班員から何度も止められます。そして、エレンの巨人実験の記憶から”目的がないと巨人化できない”、そして巨人化できない体では傷が治せないことが分かります。そして、エレンたちが駆け抜けた先にはエルヴィン団長たちが女型補足の為に待ち構えていました。

伏線として、人間は気軽に壁外に出られないはずなのに巨大樹の森には一部舗装された道がありました。この道はいつ誰が作ったのか。そして、巨人を生け捕りにする為の作戦はどうやって進んできたのか、ということです。

進撃の巨人 シーズン1 20話

リヴァイは班を離脱。生け捕りにした女型のもとに向かいます。うなじを引き裂こうとしたところ女型が急に叫びます。その叫び声に森の付近にいた巨人が、全員一目散に女型に食らいつきます。一度は本体も巨人に食われたかと思われましたが、巨人の暴動に紛れ本体は逃げ延びていました。そして女型は再度エレンを目指します。

5年前の襲撃で巨人化できる人間が壁内に入ってきたと仮定し、エルヴィンは女型捕獲を企てていたのです。アルミンの「何も捨てる事ができない人には何も変える事はできない」は20話で聞けます。それができるエルヴィンだから、調査兵団団長に選ばれたのです。ここでの伏線は女型の正体です。

進撃の巨人 シーズン1 21話

アルミンはエレンが初めて巨人化した時に居合わせた104期生の誰かが女型だと踏んでいます。一方エレンとリヴァイ班は女型の襲撃を受けます。一時は優勢に見えたものの結局班員が全滅。その状況に自分の責任を感じたエレンは自己判断で巨人化し女型立ち向かいます。しかし女型の硬化の力には勝てずエレン本体が奪われます。その瞬間を見たミカサは死にもの狂いで女型を攻撃します。そこに人類最強のリヴァイも合流します。

伏線は巨人同士の格闘中、エレンが急に怯んでしまった理由です。怯んだせいで女型にやられ本体を奪われてしまったのです。エレンが見たものは、104期生の一人が以前の授業でとった特徴のある格闘ポーズです。エレンはその時点でどの同期が女型なのかに気付いてしまったのです。

進撃の巨人 シーズン1 22話

ミカサとリヴァイは共闘し女型を攻撃します。しかしリヴァイの判断によりエレン救出のみで撤退することを目標にします。女型を仕留めようとしたミカサを守るため、リヴァイは左足首を捻り怪我をします。その後、作戦本部では調査兵団が大量の死体を運ぶ姿が。遺体を回収する為に巨人に近づいた団員が連れてきた巨人による二次災害でさらなる死亡者が出ます。馬車を軽くする為、断腸の思いで手元の死体を全て捨てる事になります。

伏線は女型の涙です。エレン救出後、リヴァイが動けない女型に目をやると巨人のまま涙を流していました。女型は何を思って涙をながしていたのかが伏線となります。

進撃の巨人 シーズン1 23話

作戦で調査兵団が出した損害によりエレンの引き渡しが決定します。憲兵団のアニがエレン移送用の馬車の護送任務をしているところ、アルミンがアニに接触しエレン逃走の手助けの協力を乞います。アルミンの説得に協力を了承したアニでしたが、地下道を進もうとしたところで足を止めます。地上を行かないなら協力しないと言い出します。痺れを切らしたミカサはアニに切りかかろうとしますが、アニは女型化してしまいます。

伏線はまずアニの指輪です。女型化する際の自傷行為を指一本で行えるようになっています。自傷用と考えると以前から巨人化する習慣があったことが分かります。そして、2体の巨人を殺した犯人探しの際に、アニはマルコの立体起動装置を提出していたことを、アルミンがアニに問います。これが、当時犯人が見つからない理由でした。巨人に手をかけたアニは自分の装置を隠し、自分の犯罪を隠蔽したのです。

進撃の巨人 シーズン1 24話

24話では女型の巨人補足の為の作戦会議から進みます。犯人を明確化したアルミンとエルヴィンによって作戦が練られました。その場で犯人の名前がアニであることが告げられます。そして、女型化したアニの攻撃を受け、エレンが巨人化しようとしますが躊躇があるエレンは、またうまく巨人化できません。「捨てる事ができる人は勝つことができる」、それがアニではないかとアルミンは瓦礫に埋もれるエレンに話します。

その後、女型はハンジ班に生け捕りにされたものの罠の数が足りず逃げられることに。エレンは甘い自分に「世界は残酷なんだ」と言い聞かせ、闘争心を思い出し巨人化に成功しアニへ立ち向かいます。伏線回収として、女型の巨人と格闘した際にエレンが固まった理由はアニの特徴的な格闘ポーズだったのです。仲間を信じるエレンは認めたくなくて忘れようとしていたのです。

進撃の巨人 シーズン1 25話

再びアルミンの「その日、人類は思い出した。奴らに支配されていた恐怖を。鳥かごの中に捕らわれていた屈辱を。」のセリフで始まる最終話では女型とエレン巨人の戦いが描かれます。戦う技術では女型が勝るものの、気持ちで上回ったエレンが暴走し女型を追い込みます。劣勢になったアニは壁の外に逃れようとしますがミカサに食い止めらます。エレンが噛み千切ったうなじから出てきたアニの本体の涙にエレンは固まります。

エレン巨人に負けたアニは全身を硬化することで口を閉ざします。最後にエルヴィンの責任問題を問う審問が開かれ、人類勝利への第一歩になったとエルヴィンは上層部へ説明します。他にも存在する巨人を駆逐することを提案し、今度は人間が駆逐する番だと説きます。伏線回収として、何度か見たアニの涙ですが「何があっても父の元へ戻る」という約束が守れないことを察したことが、その理由との声もあります。

進撃の巨人 シーズン2 26話

壁に巨人が埋まっているところを調査兵団が見つけた場にウォール教のニック司祭が現れ「日光を当てるな」と主張します。その後詳しく説明させるよう脅しをかけますがニックは口を割ろうとしません。一方巨人が潜むと疑いをかけられた104期生は装備を持たず隔離されます。その時、ウォール・ローゼが突破され巨人が迫ります。ミケ分隊長が時間稼ぎの為単身突っ込みますが、獣の巨人に襲われアッサリと命を落とすことになります。

伏線としてアルミンは前々から壁の作りに疑問を抱いていました。繋ぎ目などが見当たらない壁には巨人の硬化の力が使われているのでは、と考えています。

進撃の巨人 シーズン2 27話

ウォール・ローゼ内に突如出現した巨人の急報を伝えるべく各地へと散っていく104期生たちですが、エレン達も救援の為に出発します。故郷へと戻ったサシャは自らの過去と向かい合うことになります。普段から敬語を貫くサシャは訛りを恥じていたためでした。サシャは故郷へ帰る途中に見つけた新しい村で取り残されていた子供を、巨人から身を挺し守ります。

伏線はコニーの故郷ラガコ村のコニー宅で見つかった巨人です。手足が細く動けない状態で転がっていました。歩けないはずのこの巨人がどうやってラガコ村まで来たのかが謎です。

進撃の巨人 シーズン2 28話

コニーは故郷に不信感を抱きますが、ライナーに励まされ出立を決めます。その時、コニーの家にいた巨人がコニーに「おあえり」と言います。戸惑うコニーですがライナーの怒号に心を決め村を後にします。そして、各々が壊された壁を探しますがなぜか穴が見つからず巨人出現の謎が深まります。そして、エレンたちはエルミハ区に到着し、ニック司祭は街の様子に愕然としますが、どうしても自分の口からは、と意向は変わらなかった。

伏線はアニが石化した際に硬化した皮膚がアニから離されても蒸発しないことです。不思議に思ったハンジが壁の材質と見比べたところ同様のものと判明したため、アルミンの予測通り大型巨人で壁が作られていることが分かりました。

進撃の巨人 シーズン2 29話

夜なのに動き回る巨人に襲われたウトガルド城で孤立する一行は巨人の侵入に悪戦苦闘します。ベルガーやナナバが健闘するも、104期生を残し全滅します。そして、ユミルが手元に残った小さいナイフで巨人と戦うと言い出します。ユミルはクリスタにいい子をやめて胸を張って生きてほしいと残し、巨人化します。

ウトガルド城で見つけた缶詰に書かれた謎の文字をユミルは読んでみせました。そのことから缶詰が壁外から持ち込まれたことが分かり、ユミルも外部からきた人間だという点が伏線です。そして、ライナーの回想で登場した人物も謎です。そして、ベルトルトの「ライナーは昔戦士だった。今は違う。」という謎の発言に対して、「戦士って何のことだ?」と反応するライナーも伏線です。

進撃の巨人 シーズン2 30話

クリスタの回想から、貴族レイス家の妾の子供だという真実が分かります。ユミルの秘密を明かしたら、本名で生きろとユミルはクリスタに告げます。そして、絶対絶命のウトガルド城ではユミルが巨人になります。そのユミルの巨人の力も尽きる頃、エレン達主力部隊が到着しウトガルド城を囲んでいた巨人を殺します。この日エレンが人間の身で討伐数1を稼ぎます。片付いた後、クリスタは本名が”ヒストリア”だとユミルに明かします。

ライナーとベルトルトが巨人のユミルを知っていたことが伏線です。過去一緒に旅をしていた仲間が、巨人のユミルに食われていたのです。クリスタの落下を止める為、、クリスタの足首を掴んでいたライナーは、込み上げた憎しみから無意識にクリスタの足首を捻りあげます。

進撃の巨人 シーズン2 31話

クリスタがレイス家のヒストリア・レイスということが明るみに出ます。そして、ライナーが5年前からこれまでの出来事と超大型巨人と鎧の巨人であることを急に説明しだします。12時間前の出来事からライナーとベルトルトへの疑問が生まれており、ライナーが女型の巨人に捕まった際アニにエレンの居場所を伝えていた可能性が浮上していました。そして、エレンの拒絶をきっかけにライナーとベルトルトが巨人化します。

ライナーとベルトルトはアニと同郷であり仲間だったことが分かります。彼らの目的は「人類を根絶やしにすること」でした。なぜ人類を狙うのかが伏線です。

進撃の巨人 シーズン2 32話

巨人化した3人での戦闘となります。調査兵が攻撃を仕掛けるも超大型巨人は高熱の蒸気を発し続け、立体起動を無効化されます。そして、ライナーに力で勝てないことを悟ったエレンは関節技でライナーを攻撃します。徐々にライナーの硬い部分を破壊していきもう少しでライナーの首が千切られる寸前、ライナーはベルトルトの所まで前進し合図を送ります。と同時に高温を纏ったベルトルトが降ってきます。

進撃の巨人 シーズン2 33話

全員の健闘も空しくエレンとユミルは、ライナー達に連れ去られます。ミカサが目を覚ますと、エレンが連れ去られてから5時間も経過していました。ハンジ達精鋭が重症、馬を壁外へ出せないことから調査兵団はエレン達を追えずにいました。落ち込むミカサですがハンネスに励まされ気力が復活します。エルヴィン隊長は馬のまま壁上を走ってきます。目を覚ましたハンジにより作戦が発足します。伏線はミカサの片頭痛です。

進撃の巨人 シーズン2 34話

一方ライナー達は、ハンジの仮定通り巨大樹の森の一角で休息を取っていました。エレンは逃げられないよう両肘から下を捥がれていました。この時初めてライナーが目的を話します。夜まで待って巨人が動かなくなったら、故郷に一緒に来てもらうと言い張ります。その後会話を進めていく中で、ライナーの話がライナー自身の中で食い違い始めエレンとユミルは唖然とします。ユミルはクリスタをネタにライナーに揺さぶりをかけられます。

ライナー思考が噛みあわないことが伏線になります。ライナーは壁の中に滞在しすぎて、元々の自分を見失いかけており結果二重人格を発症していました。実直すぎるライナーには罪の意識に耐えられなかったのです。そして、ライナーが言っていた「壁内に出現した巨人は夜でも動けるが、森近辺の巨人は夜の活動ができない。」というのも理由は謎です。そして、マルコの謎の死の真相に近付きます。

進撃の巨人 シーズン2 35話

モブリットはハンジの代わりにラガコ村への調査にきておりました。コニーの家にいた巨人はコニーの母親ということが判明。ハンジの、獣の巨人が壁内の人間を巨人に変えていた、という予測が濃厚になります。一方ライナー達のもとに調査兵団が迫り、ライナーたちは逃げ出しますが追ってきたクリスタを今、連れていきたいと主張します。ユミルは追ってきた104期生からヒストリアを見つけ口の中に入れライナーたちの元に戻ります。

ライナー達の言う”座標”が伏線です。そしてユミルがユミルなになるまでの過程と、初めて巨人化した際の注射です。注射された人間は高い塀から落とされ巨人化します。ユミルはなぜ他の巨人と違って人間に戻れたのかも大きな謎です。

進撃の巨人 シーズン2 36話

104期生たちはライナーたちへを試みます。感情的になったベルトルトがついに本音を話し始めます。本当に仲間だと思っていたと涙を見せます。その時、正面から大量の巨人を引き連れたエルヴィンが向かってきますが、途中エルヴィンは向かってきた巨人に右肩を食われます。それでも「進め!」と叫ぶエルヴィンに鼓舞され兵士は向かっていきます。逃げようとした矢先、後ろから現れた巨人はかつてエレンの母を食った巨人でした。

ベルトルトが「誰か僕らを見つけてくれ」の意味が伏線です。これ以上人を殺めたくない気持ちから出た言葉にしては意味深です。ベルトルトがアルミンに向けて「悪魔の末裔」と言った理由も伏線です。そして、エレンの母親を食った巨人が再度姿を現します。この巨人も後々の伏線となります。

進撃の巨人 シーズン2 37話

因縁の巨人を前にハンネスが復讐心に燃えます。エレンは因縁の巨人を倒そうとするも、また巨人化できずにいます。その時ハンネスが捕まりエレンの目の前で体を千切られ食われます。それぞれの戦局も押されつつあります。何もできないと号泣するエレンですがミカサの励ましに答え、何の装備もないエレンは拳一つで立ち向かいます。その瞬間全ての巨人が、因縁の巨人に食いつき兵員は無事事なきを得ます。

エレンの座標の力に気付いたユミルはなぜ壁の中にも未来があると思ったのか。エレンの座標の力とは具体的にどのようなものなのかが伏線です。また、戦闘シーンでベルトルトが巨人化しないとこを見ると超大型巨人には戦闘スキルはないようです。そして、ライナーたちが逃げ延びた故郷とはどこなのかも伏線で今後に繋がります。最後に見せたエルヴィンの笑顔も謎が残ります。

進撃の巨人 シーズン3 38話

ついにシーズン3に突入した『進撃の巨人』では全員が大人っぽくなり変化が多くビジュアル的にもとても楽しめます。本シーズンでは104期生から、リヴァイ班としてエレン、ミカサ、アルミン、ジャン、コニー、サシャ、ヒストリアが招集されます。エレンの硬質化実験には苦戦中。そして、ニック司祭の殺害とともに調査兵団が追いやられていく。引き渡しを要求されたエレンとヒストリアの誘拐を予測し調査兵は対策を打ちます。

トロスト区の兵舎でニック司祭が殺害されたことが伏線です。中央憲兵がなぜニック司祭を拷問したのか。そしてなぜ殺害されたのかが伏線です。誰かが情報が洩れる事を恐れたのです。そして切り裂きケニーの登場は何を示すのか。

進撃の巨人 シーズン3 39話

エレンとヒストリアを狙ったのは憲兵団のケニー班でした。一同の防戦も空しくエレンとヒストリアは誘拐されます。調査兵たちは誘拐に噛んでいたリーブス商会に接触し、手を組むように説得します。リーブス商会は調査兵団に加担することに。そして捕らえた憲兵団よりレイス家の実態を聞きだします。一方、裏切ったリーブス会長は裏切り者として暗殺されます。そして、誘拐されたヒストリアは自分を疎外してきた父親と再開します。

リヴァイの苗字が「アッカーマン」ということ。そして、リヴァイを育てたのはケニーだということが判明します。

進撃の巨人 シーズン3 40話

愛情無く育ってきたヒストリアの生い立ちが描かれます。ヒストリアは5年前に初めて実の父ロッド・レイスと会うこととなったが、レイスの裏切りによりヒストリアの目の前で母親が殺されます。その父親が再度ヒストリアに接触してきます。そして、エルヴィンはウォール・マリア奪還のため王制を打倒するとピクシス指令に宣言します。調査兵団団長はハンジに託され、エルヴィンはリーブス商会会長殺害の罪を着せられます。

ただの巨人だったユミルが人間に戻った伏線が明確になります。ただの巨人だったユミルが食べたのが、ライナー達の仲間だった為に人間に戻れた、という線が濃厚になります。そして現在の王家は仮初だったことも伏線です。正当の王家となるレイス家がなぜ隠れて生きたのかが伏線です。

進撃の巨人 シーズン3 41話

中央憲兵により犯罪者とされた調査兵団は山奥で反撃の期を待ってました。リーブス商会のフレーゲルが父が暗殺されたことを知っている為命を狙われていましたがハンジが窮地を救います。中央憲兵の息のかかった新聞社を巻き込み、中央を失墜させる作戦を企て成功させることで新聞社と国民は調査兵団の味方となります。エルヴィンは王族の判断により死刑を宣告されることになります。

中央憲兵の一人がケニーの苗字がアッカーマンだということを吐露します。それを聞いたミカサは動揺します。ミカサ、リヴァイ、ケニーは同じアッカーマン一族であることが判明します。

進撃の巨人 シーズン3 42話

死刑宣告をされたエルヴィン託がピクシス指令に委ねた作戦とは、王都打倒作戦のクーデターでした。国民のことを考えず自己欲を優先させる王族を捕獲する為に、ピクシス以外に全兵団を束ねるドリス・ザックレー総統も手を組み、調査兵団は正義を取り戻します。レイス家領地の報告書からロッド・レイスとヒストリアとエレンの居場所を突き止めます。その場所には鎖に繋がれたエレンと、ヒストリア、ロッド・レイスがいました。

レイス家領地にある礼拝堂は5年前に盗賊によって崩壊、ロッド・レイス以外は全員惨殺されたと報告されたが、石造りの礼拝堂が盗賊に壊されることは現実的ではないことが伏線です。一瞬にして破壊できたのは、そこに巨人がいたからという理由が一番現実的でした。

進撃の巨人 シーズン3 43話

ロッド・レイスとヒストリアがエレンに触れた瞬間、エレンの父グリシャがレイス家一家を襲ったこと、そしてグリシャに注射され巨人化したエレン自身が父グリシャを食った記憶が蘇りました。グリシャは、始祖の力を持つ巨人だったヒストリアの腹違いの姉フリーダを襲い、その力を得ていました。そしてそのグリシャの能力をエレンが継いだのです。

巨人の謎が多く解明された43話では、王家と巨人の関係が明確になります。もともとレイス家にあった叫びの力には人類の記憶を改ざんできる力がありました。その為、エルヴィンの父の仮説が有力となります。そして、もともと王族の懐刀であったアッカーマン一族は叫びの力が効かないことから迫害されていました。アッカーマンの血を引く者は”ある時ある瞬間”に覚醒することも判明します。

進撃の巨人 シーズン3 44話

地下室に侵入したリヴァイ班とハンジ班はケニー班との戦闘に入ります。アルミンの作戦とリヴァイの力でケニー班に痛手を負わせますが、逆にハンジに致命的な傷を負わされてしまいました。一方祭壇では「始祖の力は王族の者でないと発揮されない」ということがロッド・レイスの口から明かされます。ロッド・レイスはヒストリアにエレンを食わせようとあらゆる手を使います。真実を知ったケニーはロッド・レイスを裏切ります。

5年前にグリシャが起こした事件から、今まで失われたたくさんの命の代償を背負えないエレンは泣きながらヒストリアに、自分を食ってくれと頼みます。しかしユミルの言葉を思い出したヒストリアはロッド・レイスの手を振り払います。その時に砕けた注射液をロッド・レイスは舐めて巨人化します。巨人の力を奪う時は、背骨を噛み砕き脊髄液を摂取する必要があることが、巨人撃退の方法に繋がったことで伏線が解決されました。

進撃の巨人 シーズン3 45話

巨人化したロッド・レイスは超大型巨人をも凌ぐ大きさ成長し地下室は崩壊寸前でした。エレンは”鎧”と書かれた瓶を噛み砕きます。エレンはその場で巨人化し硬質化した檻を形成し仲間を守りました。巨大化したロッド・レイスはオルブド区方面に向かい這っていきます。エレンが硬質化したことでウォール・マリア奪還が現実のものに。そして、グリシャの目的は初代王の洗脳を解く為に始祖の力を奪い、人類を救うことだったのです。

始祖の力を取り戻すべくヒストリアを巨人化させようとしたロッド・レイスですが、当のロッド・レイスが巨人化した際にエレンには目もくれませんでした。

進撃の巨人 シーズン3 46話

この状況を収めた暁にはヒストリアが王女となることが計画されていました。そして、ロッド・レイス巨人は高熱を纏ったただの奇行種となり果て、オルブド区の大勢の住民に引き寄せられていました。途中エレンの始祖の力や、砲弾で攻撃しますが機能しません。最終作戦はエレン巨人が大量の火薬をレイス巨人の口にぶち込み、飛び散った本体を調査兵団が駆逐する作戦でした。飛び散った本体をヒストリアが捉えとどめを刺します。

進撃の巨人 シーズン3 47話

ケニーがリヴァイと出会い、レイス家に下るまでの経緯が描かれます。ケニーは妹の息子であるリヴァイに戦う術を教え去っていきます。そして、現在命からがら生き延びたケニーでしたがリヴァイに叔父であることを明かし、力尽きます。王都ではヒストリアの戴冠式が行われました。レイス巨人を倒した英雄であることから民衆はすぐにヒストリアを女王と認めます。一方ライナーとベルトルトは獣の巨人とストヘス区に潜んでいました。

進撃の巨人 シーズン3 48話

ヒストリアの戴冠式から2か月、人々は”牛飼いの女神様”と呼び称えていました。平和に過ごす104期生でしたがこれからのライナーたちとの戦いに向けて心を決めていました。エレンの硬質化の実験により新しい武器も開発されまた人類が前進します。そして、訓令兵教官のキースからグリシャの話を聞くことに。キースはグリシャが巨人ということを知っていました。そして継承後、倒れていたエレンをキースが寝床に連れ帰ります。

レイスに記憶を掘り起こされたエレンはグリシャの記憶を見ます。そして5年前の襲撃事件の際に、グリシャと会っていたのは訓練兵教官のキース・シャーディスでした。104期生とハンジはキースのもとを訪れ話を聞くことになります。グリシャは壁の外でキースに拾われました。グリシャは名前以外の記憶を無くしていました。エレンの訓練を終えたときにグリシャの名前を呟いた際の伏線が解決されました。

進撃の巨人 シーズン3 49話

ケニーが死に際リヴァイに残した巨人化の薬は、リヴァイに託されることになります。そして、ついにシガンシナ区のイェーガー家の地下室を目指す時がきます。手負いのエルヴィンをリヴァイは待機させようとしますが、エルヴィンは「この世の真実が分かる瞬間に自分がいないといけない」と同行すると聞きません。そして調査兵団はライナーたちの待ち構えるシガンシナ区に向かいます。

進撃の巨人 コミック 18巻

アニメの50話からは2019年4月からのアニメ化が決定していますので、ぜひリアルタイムでご覧ください。アニメの49話は、コミックの18巻途中までになります。アニメに入らない後半部分からコミックと一緒にご紹介していきます。

ついにウォール・マリア奪還の為、シガンシナ区へ向かう調査兵団は順調に歩みを進めます。無事外門に到着しエレンの硬化の力でウォール・マリアの穴を塞ぎますが、おかしなことに辺りには巨人がおらず静まり返っています。そこでアルミンが野営道具と3人分の冷めたポットが見つかります。

ポットが冷めきっていることから、調査兵団が到着する5分以上前にライナー達は調査兵団が接近する術を持っていたことが分かります。エルヴィンはここまで非凡な才を発揮してきたアルミンに指示役を任せることに。焦るアルミンですが”壁の中”に敵が潜んでいる仮説を立てます。そしてライナーが壁の中が現れた瞬間リヴァイが首を刎ねようとしますが失敗し、鎧は巨人化。その時、壁の内側から獣の巨人と大型巨人が現出現します。

進撃の巨人 コミック 19巻

ここからは敵と調査兵団との知力戦となります。獣によって退路を断たれた調査兵団はエルヴィンの指示により、馬を守る班と鎧を殺す班に分けられます。エレン巨人を囮に街の真ん中まで鎧をおびき寄せます。新兵器「雷槍」でライナーの頭を打っ飛ばしますが、鎧はまだ死んでおらず仲間に向け叫び声の合図を送ります。その時、獣がベルトルトが入った樽をライナーのもとへ投げます。

瀕死のライナーの姿にベルトルトは人間のまま調査兵団の前に姿を現します。アルミンがアニを餌にベルトルトと交渉を試みますが、覚悟を決めたベルトルトには何を言っても響きません。その瞬間ミカサが後ろからベルトルトと襲いますが間髪逃れられ巨人化する機会を与えてしまいます。ライナーを殺そうとする兵士たちを巻き込み、ベルトルトは超大型巨人化します。超大型の高熱と爆風にやられ多くの兵士が死亡します。

進撃の巨人 コミック 20巻

超大型巨人化したベルトルトは闇雲にシガンシナ区の家を破壊していきます。そして内門側では獣が投げる大量の投石によりたくさんの兵士だちが粉々にされていきます。最終作戦としてエルヴィンは残りの104期生と自分の命を犠牲にすることを選択します。生き残りの兵士全員で真正面から陽動をかけ、その間にリヴァイが囲んでいる大型巨人をつたい、最終的に獣を殺す算段でしたがあと一歩のところで四足歩行の巨人に阻まれます。

一方エレンたちは、アルミンが策を閃けず恐慌をきたす中、頭が再生した鎧が動き出します。これまでかと思った矢先、アルミンが超大型の弱点に気付きます。超大型は肉を蒸発させて熱風を作り出す為、徐々にやせ細っていく為、やはり長期的な戦闘が苦手なこと。そして、肉以外の部分は蒸発させられないことです。ミカサ、コニー、サシャは鎧、エレンとアルミンは超大型を狙う為陽動作戦を決行します。

進撃の巨人 コミック 21巻

アルミンの陽動作戦に成功しエレンはついにベルトルトを捉えます。しかし、ベルトルト確保と引き換えに超大型巨人の熱波を浴び続けたアルミンは全身火傷の重傷を負います。そこへリヴァイから逃げてきたジークがエレンに「お前は父親に騙されている」と告げます。戻ってきたリヴァイを見てジークは同じく、捉えられていたライナーを奪い返し姿を消します。アルミンは重症ながら息を吹き返します。

リヴァイに託された巨人化の注射はアルミンに使われるか、と思われた瞬間、生き残りの新兵瀕死のエルヴィンをリヴァイのもとへ連れてきます。アルミンとエルヴィンどちらに巨人化の注射が使われるのか。リヴァイの判断により、人類の為にエルヴィンに使うことになりますが、エレンとミカサは最後まで認めませんでした。巨人化に備え、その場に残されたリヴァイでしたが、一人で考えた末、アルミンに使用します。

そして最後に生き残った調査兵団はたった9人となります。その中から、エレン、ミカサ、リヴァイ、ハンジの4人でイェーガー家のを目指します。地下室の中には医学書や薬品、そして謎の鍵穴が隠された机がありました。その引き出しの中には本が3冊二重底の下に隠されていました。その中には”写真”と”壁外に人類が生存している事実”、そして”マーレ人”と”エルディア人”に関することが書き記されていました。

当時グリシャはエルディア人として蔑まれ、マーレ当局に無残にも妹を惨殺されました。復讐心から始祖ユミルを信じる「エルディア復権派」に医師として力を貸すことになります。そこで出会ったダイナ・フリッツは王族最後の末裔で、グリシャはダイナとの子供を授かります。グリシャとダイナは息子ジークをマーレの戦士になるよう仕向けるが、この息子の密告により復権派は全員捉えられ「楽園」へ送られることになります。

進撃の巨人 コミック 22巻

密告されたグリシャとダイナ、そして復権派の全員は酷い拷問を受けた後、蒸気船に乗せられエルディア人用の流刑地”楽園とパラディ島との境地”に連れてこられます。ここで巨人化する注射を打たれ人を食い彷徨う無垢の巨人にされていくのです。そして王家の末裔であるダイナも巨人化します。その巨人こそがエレンの母カルラを食べ、そしてエレンの始祖の力発揮のきっかけとなった巨人だったのです。

そして、流刑地にはグリシャの妹を殺した当局、マーレ人のグロス曹長もいました。エルディア人殺害を楽しむグロスはグリシャを壁から落とそうとします。その時、ダイナが王族の末裔ということをもみ消した男クルーガーが、この曹長を代わりに突き落とします。落とされたグロスは自分で巨人化させた巨人に食われることに。そして、クルーガーが巨人化し当局員を全員殺害し、自分が内通者フクロウだと告げます。

このフクロウの名は「エレン・クルーガー」といい”九つのうちに一つの巨人”の力を持っているユミルの民(エルディア人)でした。そしてグリシャは巨人の寿命である13年を迎えるクルーガーから巨人の力を継承し”壁内から始祖の巨人を奪還する”任務を課せられます。グリシャが継承した巨人は、いついかなる時代でも自由の為に戦い、その名は「進撃の巨人」です。

クルーガーはグリシャに巨人の力を継承する際「ミカサやアルミン、みんなを救いたいなら使命を全うしろ」と言いますが、ミカサとアルミンをグリシャもクルーガー本人も知りませんでした。そして、エレンはグリシャの記憶から、王家の血を引く者を巨人化させれば、エレンの始祖の力が発揮される可能性があることに気付きます。そして、調査兵団は南を目指し遂に海に到着する過程で、無垢の巨人は絶滅状態ということが判明します。

進撃の巨人 コミック 23巻

23巻では打って変わってエレンたちの敵となるマーレ軍とその配下のエルディア人のお話となります。ジークと一緒に帰ったライナーが持つ鎧の巨人の継承者を競う動きが見られます。そして各国との戦争が激化する中、巨人の力が人間を超える時代が来ることを懸念し、ジークが始祖の巨人奪還作戦の再始動を提案します。

先のパラディ島作戦で成果が残せなかったライナーは帰還後、巨人の力はく奪の危機とも言われましたが、祖国への数々の貢献によりその栄誉は復活されていました。そして、ライナーを含むマーレのエルディア人は故郷となるレベリオへ帰還することになります。故郷には心的外相を負った身寄りのないエルディア人用の病院が開設されていました。パラディ島の人間を憎むよう全員が躾けられています。

進撃の巨人 コミック 24巻

戦士長であるジークの部屋に巨人力を持つ54人と獣を継ぐコルトが集められ、今後戦術的価値を失いかねない巨人の力に変わる力を得られるよう、パラディ島作戦の再実行を共有します。そして、エルディア人の印象改善の為に「始祖奪還計画」のストーリーを用意していました。「戦槌の巨人」を管理するタイバー家がその語り手を務めてくれることになったと報告します。

24巻では最初の始祖奪還作戦を任された、ライナー、アニ、ベルトルトが壁を壊し、壁内そして訓練兵に潜入するライナーの記憶が描かれます。しかし壁内での兵士として過ごした日々を思い出したライナーは銃口を口に向けます。自殺寸前でファルコたちの存在を思い出し思いとどまります。一方ファルコは心的外傷を負った者が収容される病院に立ち寄り、先日助けた負傷者と知り合い、家族宛ての手紙を送るという頼み事を受けます。

ファルコが仲良くなった負傷兵は自分をクルーガーと名乗ります。ファルコが去った後、クルーガーの隣にはイェーガーと名乗る収容者が話しかけてきます。このイェーガー氏はグリシャの父、そしてエレンの祖父でした。そしてタイバー家当主が語り部となる祭事が開催。スピーチが開始する前、ファルコが急にライナーを呼びある部屋へ誘導すると、そこには病院でクルーガーを名乗った負傷者がおり、ライナーに久しぶりと話しかけます。

進撃の巨人 コミック 25巻

ついにタイバー家当主のスピーチが始まります。初代壁内王であるカール・フリッツは「不戦の契り」を立てます。この「不戦の契り」は王家の人間にのみ引き継がれた為パラディ島から巨人が攻めてくることはなかった為、本来マーレには危険がなかったことを明かします。しかしその始祖の巨人を奪ったエレン・イェーガーが脅威となっていることから、パラディ島の悪魔と共に戦おうと演出高く焚き付けます。

祭事上のボルテージが最高潮を迎えたところで、進撃の巨人が現れます。クルーガーと名乗る負傷兵はエレンだったのです。互いの正義の為とライナーと認めつつも、エレンは自分の正義の為に巨人化しタイバー家当主を殺害し食べます。当主の妹で「戦槌の巨人」を持つ女性が巨人化しエレンに立ち向かいますが、その鉄槌により首を落されます。その時、戦槌の背後から雷槍を装備したミカサが現れ、戦槌のうなじにぶち込みます。

そして、レベリオの街では調査兵団員たちが暗躍していました。一方エレンは戦槌の本体の場所を突き止めます。本体を食おうとした時、顎の巨人がエレンを襲いますが、調査兵団が阻止します。しかし立体起動装置の天敵となる重機関銃武装を持つ車力の巨人も合流します。そして、ついに獣の巨人も合流し全面対決となります。

進撃の巨人 コミック 26巻

激しい戦いが続く中沿岸からはアルミンが超大型巨人化し出現します。それを皮切りに調査兵団の猛攻撃が始まります。獣はリヴァイによってあっという間に駆逐され、車力も瀕死を負わされます。そして、空からはハンジと超大型巨人の役目を終えたアルミンの乗る飛行船が現れます。油断した顎は口に戦槌の本体を噛まされます。エレンは顎のあごの強さに気付き、硬質化した戦槌を噛み砕かせ、流れる戦槌の血をエレンは飲み干します。

顎もあと一歩で殺れる、というところで目覚めたライナーが阻みます。ライナーに顎を奪われたエレンですが、すでの力を使い切っていた為撤退を決めます。エレンたちエルディア人の初陣は6名のみの死亡者のみで幕を閉じようかと思われた時、鎧の継承者を目指すガビとファルコが起動装置を伝い登ってきます。そして咄嗟にガビが撃った銃創はサシャの腹を打ち抜きます。肉はまだかとサシャらしい言葉を残しサシャは散っていきました。

拘束されたガビとファルコが奥の部屋に連行されると、そこには捕まったジークの姿がありました。調査兵団のイェレナはもともとジークの指示で動きパラディ島からの内通者として動いていました。ジークを含むイェレナたちはエルディア人開放を目指す「反マーレ派義勇兵」だったのです。始祖の力を発揮する為に必要なのはエレンと王家の末裔ダイナ・フリッツの息子であるジークの共存が必要となることを、エレンは明かします。

Thumb進撃の巨人の考察まとめ!第一話のタイトルや未回収伏線・ストーリーの結末を予想 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

進撃の巨人の残されている最大の謎・伏線をネタバレ考察!

あらすじのご紹介と一緒に伏線を挙げて参りましたが、その中でもファンの間で話題となる伏線を絞ってネタバレで考察していきます。コミック21巻からは怒涛の伏線回収が始まっています。一度読むだけでは十分理解しづらいほどの情報量となっています。

ネタバレ解説!エレンのベルトが不自然に故障していた理由は?

明確な描写はないものの、ベルトを破損させたのは教官キースだという声が多く聞かれます。かつて、エレンの父グリシャから”選ばれし者”と言われ舞い上がるキースでしたが、調査兵団団長を務める中で自分がいかに凡人であるか痛いほど気付かされ団長の座をエルヴィンに譲ります。エレンも凡人ではないか、エレンの素質を試す為に壊れるはずのないベルトの一部をキースが破損させました。

ネタバレ解説!始祖の巨人奪還作戦とは?

マーレの戦士であるライナー、ベルトルト、アニ、マルセルが与えられた使命です。始祖の巨人を奪い、悪魔である壁内のエルディア人を全滅させる命を受け幼い4人が作戦につきました。壁に着く前にマルセルが巨人(後のユミル)に食われてしまった為、3人で作戦を決行することになります。また、マーレの戦士とは、5歳から7歳までのエルディア人より「七つの巨人」を継承する為に選ばれた戦士を指します。

ネタバレ解説!グリシャが残した地下室とは?

グリシャがエレンを巨人化させ自分を食わせる直前、グリシャはエレンに自宅地下室の鍵をエレンに託します。その鍵は地下室の扉ではなく机の一部に仕掛けられた引き出しの鍵でした。中にはグリシャ、ダイナ、ジークが移った写真が1枚と本が3冊隠されていました。その本には、この世の歴史、巨人の秘密が網羅されていました。

ネタバレ解説!壁の中の広さとは?

壁の中は多くの方が思っていた以上に広いでようです。土地をかき集めると大体日本と同じくらいの領土があります。その為、作戦中の馬移動で「よくこの短時間でここまで辿り着いたな!」と感じられることも有るかもしれません。

これだけ広い国土だと、洗脳がなくても外に出なくてもいいという気持ちになるのでは、という意見もあります。そして襲撃の度に起こる食糧危機を考えると、広大な荒れ地はあるものの耕す人間自体がとても少ないのだと理解できるのではないでしょうか?

ネタバレ解説!巨人の正体は人間?

巨人は全員もともとは人間でした。マーレの持つ巨人化の薬を打つことで巨人化し理性を無くします。無垢の巨人になると人間を探し続け、人間を食い続ける地獄が続きます。コニーの母親の巨人が”巨人は人間ではないか”という説を決定づけるきっかけりなりました。また、巨人化の薬以外にも、獣の巨人の脊髄液でも巨人化させることが可能です。

ネタバレ解説!エレンはどうして巨人化するときの方法を知っていた?

エレンは巨人化する際に自傷行為が必要になることをなぜ知っているのか、と自分自身に問うていたことがありました。巨人の力を継承すると、「進撃の巨人」の過去の持ち主たちの記憶が引き継がれます。その為、エレンは教えられていなくても巨人化する方法を知っていたのです。また、巨人化する際は自傷行為はなくても、傷一つあれば巨人化はできますが、傷をつけるための道具がない際は自傷行為が必要となります。

Thumb進撃の巨人の巨人の正体は人間?巨人化した理由・謎や今後の展開を徹底考察 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

進撃の巨人の重要な設定をネタバレ解説

それでは『進撃の巨人』の設定や背景に関してもご紹介していきます。『進撃の巨人』では様々は視点で物語が進行しますので、混乱しがちですが一緒に整理して参りましょう。

ネタバレ解説!年代系列・時系列を解説

『進撃の巨人』1話の年号は845年になります。ここで初めて超大型巨人と鎧の巨人の襲撃を受けます。そして、3人が訓令兵となったのが847年。104期生が訓練を終え兵団選択の時、850年に超大型巨人と鎧の巨人の2度目の襲撃を受けます。851年には調査兵団が海に到達します。この年号がどの時代を拠点としているのは不明です。

エルヴィンの父親により、人類は107年前に壁の中に逃げて来て、そして記憶の改ざんをされた、たという仮説が立てられ尚且つその説が一番有力とされています。そして、ユミル・フリッツが巨人の力を入手したのは1850年前、1700年前にはエルディア人により民族浄化が行われます。

また、『進撃の巨人』の第1話の「2000年後の君へ」のタイトルですが、巨人の寿命13年が145代目フリッツ王まで継承された場合、この時点で1885年となります。エルヴィンの父の説から、壁ができてから107年経過していることを踏まえると1992年経過している計算となります。そして、エレンの寿命がある8年と考えると「2000年後の君」というのは「エレンから力を継承する人」を指すのではないか、という声も聴かれます。

エレンが冒頭で見た夢や、エレン・クルーガーの発言等踏まえると、実しやかに流れていた「ループ説」はほぼ明確になってきているようです。今後出てくる伏線も楽しみにしている方も沢山いらっしゃるのではないでしょうか?

ネタバレ解説!巨人の設定について

特別な巨人は9種類存在します。パラディ島には、「始祖の巨人」「進撃の巨人」「超大型巨人」「女型の巨人」が運用され、大国マーレでは「獣の巨人」「鎧の巨人」「顎の巨人」「車力の巨人」「戦槌の巨人」が運用されます。それぞれの寿命は継承から13年間とされ、巨人により特徴も異なります。巨人の力を継承せず死んでしまった場合は、エルディア人の子供から、その力を持った者が生まれる仕組みになっています。

ネタバレ解説!開閉扉のない壁の部分について

唯一壁を破壊できる超大型巨人ですが、なぜか開閉扉しか破壊ができませんでした。開閉扉のない壁を狙わなかった理由は、全身を硬化した大型巨人が埋め込まれているからです。超大型巨人といえど、硬化した皮膚には勝てないことが判明しました。

ネタバレ解説!巨人の生成方法

巨人化する際に幾度が描写された”注射”が巨人化に必要となります。選ばれた巨人以外は、巨人化の注射を打たれると一生人間に戻ることはありません。また、巨人は人間を食べますが消化器官がないので一定の死体が胃に溜まると吐き出します。

ネタバレ解説!エレンの母親カルラを食った巨人は?

王族の末裔ダイナ・フリッツがマーレ軍に巨人になる注射を打たれ発生した巨人です。獣の巨人ジークの実の母親であり、グリシャのマーレ時代の妻です。その為、エレンの実母カルラは、前妻の巨人に食われたことになります。ダイナ巨人はハンネスさんも捕食しています。

Thumb進撃の巨人を解説ネタバレ!作中の時系列やストーリー・世界観まとめ | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

進撃の巨人の登場人物の謎に迫る!

『進撃の巨人』の個性的なキャラクターに関する謎にも迫っていきましょう。26巻のコミックに散りばめられた伏線の中から特に重要とされる伏線を挙げてみました。

ネタバレ解説!ミカサの頭痛には理由がある?

ミカサの頭痛には理由があると、以前からファンの間では囁かれていました。これまで7回、ミカサの頭痛の描写がありましたがいずれも家族や近い人に関連するシーンで起きていることが分かります。特に死など、家族と思っている人を失うかもしれない、と恐れることで頭痛が発生している割合が高いです。これは昔、目の前で両親が殺害されたことによるトラウマが関連しているのではないか、とのコメントもあります。

ネタバレ解説!アッカーマン家とは?

壁が作られた当時、王は人類の記憶操作を行いますが、唯一アッカーマン一族と東洋の一族には能力が効きませんでした。このことから2つの一族は疎外にされて生きてきました。アッカーマンの血を引くものは成長の段階で覚醒を起こします。ミカサ、リヴァイ、ケニーにも覚醒の瞬間がありました。覚醒後は常に冷静沈着に物事を捉え、解決できるようになります。

ネタバレ解説!マルコの死についての真相が明らかに!

マルコは裏切り者である、ライナー、アニ、ベルトルトにより死に追いやられます。ライナーとベルトルトが襲撃の作戦を話している時に運悪くマルコは居合わせ聞いてしまうのです。そして、アニがマルコの立体起動装置を外し、3人は近付く巨人の目の前に丸腰のマルコを置き去りにし、そのままマルコは巨人に食われます。これがマルコの死の真相です。

ネタバレ解説!ライナーが二重人格になったのはなぜ?

もともと”戦士”だったライナーですが長年”兵士”をしすぎて以前の自分を見失うことが多々ありました。いわゆる解離性障害です。マルコを巨人に殺させた時も、巨人に食われるマルコを見て「どうしてマルコが巨人に食われているんだ!」と感情的になる描写もあります。戦士作成実行中も、急に兵士作戦の話をし出したりしたため、その都度ベルトルトは複雑な表情を見せていました。

ネタバレ解説!ジーク・イェーガーとは?

ジーク・イェーガーはエレン・イェーガーの腹違いの兄であり、獣の巨人の持ち主です。王家の血は引いていないにも関わらず、ジークの脊髄液を投与された人間はジークが叫べば巨人になり言うことも聞きます。そして、月が出ていれば夜でも動けるようになります。過去の獣にはない能力がジークにはあります。

ネタバレ解説!マーレに連れ帰られたユミルのその後は?

ユミルは大国マーレに帰還後、もっていた巨人の力をあるべきところに戻します。ユミルが無垢の巨人だったときに食ったマルセル・ガリアードが持っていた「顎の巨人」の力を、マルセルの弟ポルコ・ガリアードに継承します。その為、ガリアードの中には、ユミルの記憶も継承されています。ユミルは最後にヒストリアに宛てた手紙を書いています。

Thumb進撃の巨人の壁の正体・中身は巨人!隠されていた秘密や今後もネタバレ考察 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

進撃の巨人の世界について考察

それでは。『進撃の巨人』の世界観に関しても考察してみましょう。『進撃の巨人』の作者、諫山創先生は第1話の時点で結末の伏線を既に引いている可能性が高いです。デビュー作となる『進撃の巨人』でそこまでの才能を見せるとは、まさしくセンスの塊だと評価する声があちこちから聞かれます。

実はパラレルワールドという説がある

パラレルワールドとは、存在する2つの世界が”共存”することを表す言葉です。そもそも、人間の中に巨人がいること自体がパラレルワールドが感じられる所以になると言われています。そして、有力視される”ループ説”もこの説に絡んでくるのではないかとの声も多くあります。2000年というのが、後々最大の意味を持ってくるのではないかとのコメントもあります。今後の展開が楽しみだという方も多いです。

残酷な世界とは?

『進撃の巨人』では「残酷」という表現が多く聞かれます。イェーガー家の地下室で、全てが好転すると期待する全員を裏切る残酷な事実が待ち構えていたこと。更に、物語での偽りや裏切り、駆け引きや人間の無残な死、罪もない人間が巨人に食われたり、『進撃の巨人』の象徴となるこの残酷な世界は、今までにない世界観だからこそ『進撃の巨人』は大ヒットしたのです。外的共通がないだけで現世と近い世界であるとも言われています。

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進撃の巨人の知られていない裏設定!

それでは、『進撃の巨人』の作者、諫山創(いさやまはじめ)の趣味の部分にも切り込んで参りましょう。デビュー作が大ヒットした諫山創は1986年8月29日生まれという若さ。今後の活躍にも期待しているファンは沢山いらっしゃるようです。

作者が格闘技好きで巨人のモデルは格闘家

格闘技ファンというのは有名です。時間があるときは格闘技の勉強をされたり、実際に観戦に行くこともあるようです。趣味というのは仕事にも影響を与えますので、『進撃の巨人』にも生かされている、という意見があります。ご本人の明言はないのですが可能性は高いようです。

エレンのモデルは日本人格闘家の岡見勇信

エレンの身体(顔以外)は格闘家の岡見勇信さんをモデルにされているのは確かなようです。実際比較してみると線や形も似ていると言われています。どの巨人も体躯の描写が細かいことから、どの巨人にも諫山先生なりのモデル設定があるのだろうと、ファンの間では囁かれています。

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進撃の巨人の隠された謎と伏線をネタバレ考察まとめ

ここまで、『進撃の巨人』の世界観や様々な伏線と考察、ネタバレでのあらすじと、盛りだくさんで説明してきました。『進撃の巨人』は知れば知るほど深みの増す漫画として知られています。2019年4月にはシーズン4も公開予定となりますので、それまでにしっかり予習の為に、コミックやアニメを見直してみるのも良いかもしれません。『進撃の巨人』の今後の進展に目が離せません。

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