ワンピース870話をネタバレまとめ！あらすじ・感想とベッジの死亡フラグを考察

「ONE PIECE」(ワンピース)を読んだことのない人でも、「ワンピース」という単語は一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。今や日本を代表する漫画「ONE PIECE」(ワンピース)について、ネタバレを含みながらご紹介していきます。

「ONE PIECE」(ワンピース)とは、尾田栄一郎先生による日本の少年漫画です。「週間少年ジャンプ」(集英社)で1997年34号より連載されており、2019年現在、連載22年目を迎えています。今や日本を代表する大人気漫画とされ、ワンピースは日本だけに留まることを知らず、世界中で愛読されている作品となっています。

ワンピースの舞台は海賊が海の上にはびこる大海賊時代。海賊王を夢見る少年モンキー・D・ルフィを主人公とした「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を巡る海洋冒険ロマンを描いた漫画です。各々の夢への冒険、仲間たちとの深い友情がテーマとされ、熱いバトルシーンやギャグシーン、涙なしでは語れない感動エピソードをメインとする少年漫画の王道を歩むあらすじが読む人々の心を掴み離しません。

2019年1月現在では、単行本は91巻まで刊行されており、これは「週刊少年ジャンプ」歴代作品の中で「こちら葛飾区亀有公園前派出所」に次ぐ長期連載となります。そして、ワンピースの累計発行部数は2015年6月にギネス記録に認定されています。国内累計発行部数は2017年10月に発表された時点で4億3000万部となっており、5億も視野に入っていました。2019年1月現在、もしかすると5億を超えているのかもしれないと噂です。

2017年8月4日に出版されたワンピース86巻では、四皇ビッグ・マムと対峙するホールケーキアイランド編が佳境を迎えていました。サンジが突如、麦わらの一味を抜けることになったことから始まったホールアイランド編。ワンピース単行本82巻よりホールアイランド編へと突入します。

一味を突如抜けたサンジは、恩人であり、父親であるゼフを人質に取られてしまい、ビッグマムの娘・プリンと政略結婚をさせられそうになります。ルフィたちはサンジを助け出すべくビッグマムのいるホールケーキ諸島へ。しかし、結婚式というのは名目であり、実はジェルマ66を暗殺するための口実なのでした。

結婚式という名の暗殺を潰すためにルフィたちはベッジたちと連合軍を組み、ホールケーキ諸島で大暴れをするというあらすじです。結婚式を潰されたビッグマムはブチ切れて、反逆者であるベッジやルフィたちを殺すべく、ルフィたちを追い詰めていきます。サンジの切ない過去や想いが詰め込まれたホールケーキアイランド編は、サンジファンにはたまらないエピソードとなっています。

2017年8月4日に発売されたワンピース86巻では、ついに地獄の結婚式の幕が上がる中、ルフィ・ベッジ・シーザーの連合軍が大暴れします。結婚式を無茶苦茶にされたビッグマムはブチ切れ、ホールケーキアイランド編はついにクライマックスへと突入していきました。

86巻ラストの869話のでは、ビッグマム海賊団の幹部に追われる中、ジェルマ66の助けもあり「シロシロの実」の能力で要塞へと変身したベッジの中にルフィたち連合軍とジェルマ66は籠城することに成功します。しかし、正気を取り戻したビックマムがベッジの大頭目(ビッグファーザー)に襲い掛かるというあらすじで終わっていました。

そして、2017年11月2日に発売されたワンピース87巻は870話から始まります。クライマックスへと突入したホールケーキアイランド編はいったいどのように展開していくのでしょうか。ここからは、87巻に含まれる870話「訣別」のあらすじについてネタバレしていきたいと思います。

870話前半のあらすじをネタバレとなります。結婚式でビッグマムに裏切られたジェルマ66が窮地に陥った時、サンジは大嫌いな家族であるはずのジェルマ66を助けました。そのことについて、父親であるジャッジは「憎き敵の自分たちをなぜ助けたのか」とサンジに問うています。その問いに対し、サンジは「父親が悲しむ…」と答えるのでした。サンジのいう父親とはジャッジではなく、命を助け、育ててくれた恩人「ゼフ」のこと。

サンジはゼフに顔向けできないような生き方はしないためにもジェルマを助けたのでした。そして、サンジはジェルマから逃げ出したヴィン・スモーク・サンジは13年前に死んだのだと、ジャッジは自分の父親ではないとジャッジに認めるように迫ります。辛く悲しい思い出と訣別するためにも、サンジは実の父親に訣別を認めさせようとするのでした。

ワンピース870話、中盤のあらすじをネタバレしていきます。サンジに訣別を迫られたジャッジは、サンジにも東の海(イーストブルー)にも近づかないことを約束します。そしてジャッジは、ベッジとシーザーが空へ逃げるまでの護衛を自分たちジェルマ66が引き受けると言い出すのでした。

ジェルマ66が時間稼ぎをするというのを、ルフィは手伝おうとします。しかし、サンジは「あいつらなりのケジメだ」と言ってルフィを制します。父親と子である縁を切ったジャッジとサンジ。我が子でもない出来損ないのサンジに借りなど作らないと言って、ジャッジは護衛の任を自ら引き受けるのでした。

そして、870話終盤のあらすじをネタバレ。「ナミやシフォンを入れたまま人間の姿に戻ったベッジをシーザーが抱えて飛んで逃げる」その作戦を決行するべく、ベッジは能力を解除します。解除すると同時に、ベッジ・シーザー・ジェルマ66は、ビッグマム海賊団の猛攻に遭ってしまいます。

ジェルマ66に援護を任せて、このまま逃げるのかと思いきや、ビッグマムの猛攻にピンチになっているジェルマ66のレイジュを助けるべく、サンジとルフィは外に出てきて闘い出してしまうのでした。

ベッジの大頭目の中に籠城していたのは「ファイアタンク海賊団」「麦わらの一味(ジンベエ含む)」「シーザークラウン」「ジェルマ66」です。ホールケーキアイランド編はそれぞれの目的の為に連合軍となって共闘していました。870話、結果といて各々の目的は果たせたのでしょうか。各々の目的について見ていきましょう。

カポネ・ギャング・ベッジ率いるダイアタンク海賊団。親分であるベッジを筆頭に多数の部下がいます。妻はシャーロット家22女シャーロット・シフォン、息子はベッヅ。当初の「ビッグマムを暗殺する」という目的はついえてしまいました。暗殺という目的がついえてしまった今、ベッジの目的はかわいい部下たちと愛する妻と子を守ること、生きて逃がすことへと変わりました。

ビッグマムの猛攻に1人傷つきながらも「死なせるわけにゃいかねぇんだよ!」と叫ぶベッジの姿に、ファイアタンク海賊団は涙します。そして、ベッジは部下・妻・子を守るためにも、唯一残された危険な作戦を遂行しようとするのでした。

ルフィたちの目的は「サンジ奪還」「ポーネグリフの写しを取ってくる」「サンジの家族の救出」というものでした。870話では、サンジを連れ戻すことにも成功し、ポーネグリフの写しも手に入れ、サンジの家族を助けたいという願いもかなっていることから、全ての目的が果たされたことがわかります。

少数だからこそ、果たせた結果。戦うつもりであればゾロたちも連れてきていたと、ナミは闘いにいこうとするルフィを宥めます。この収穫を実りにつなげるためにも、「ゾロたちが待つワノ国に向かう」。これがルフィたちの次の目的となるようです。

心臓を返してもらい、自由の身となることが目的のシーザー。脱出用の鏡とブリュレを持って会場に登場するという役目は果たしたものの、870話ではまだ心臓を返してもらえてはいません。暗殺にも失敗した今、これ以上いざこざに巻き込まれることなく1人で逃げたい様子ですが、結局脱出の作戦に参加させられてしまいます。

新たなる目的は、人間に戻ったベッジを抱えて逃げること。心臓を返してもらい、シーザー自身が助かるためにも、作戦に参加せざるを得ないようです。

ワンピース87巻・870話ではベッジに死亡フラグが立ったと話題となっていました。ベッジ死亡フラグとはいったいどういったことなのでしょうか。ベッジ死亡フラグについて考察してみました。

868話「XYランチャー」では、ビックマムに向けて毒の入ったロケットランチャーをぶっぱなします。1年かけて練ってきたベッジの秘策は絶対ビッグマムを倒すことができると思われていましたが、ロケットランチャーはいとも簡単に弾かれてしまいます。まさかの作戦失敗。ブリュレの能力で鏡の世界(ミロワールド)に逃げ込もうとするも、鏡も割られてしまい、逃げることもできません。

万事休すとなった連合軍。最悪の事態となった時、ベッジはシロシロの実の能力で「大頭目(ビックファーザー)」へと変身します。連合軍を大頭目への避難を促します。そして、869話「籠城」では連合軍を避難させたものの、周りにはたくさんのビッグマム海賊団の幹部たちが。作戦が失敗したことで、逃げることもできずだたその場で籠城することとなってしまったことがベッジ死亡フラグと言われた所以でしょう。

ベッジの中に籠城した連合軍。ビッグマムの意識が混濁している間にと、砲撃をしてビッグマムを倒そうとベッジは画策します。しかし、砲撃はペロスペローのアメの能力で、防がれてしまいます。さらに、アメで手足を固まられてしまい、身動きが取れなくなってしまった大頭目。身動きが取れなくなってしまい、ピンチを迎えます。

大頭目は強固であっても、城はベッジ本人です。城が破壊されてしまえばベッジは死に至ります。そして、城が破壊されてしまえば、ベッジの中から皆放り出されてしまい、外で待ち構えているビッグマム海賊団の餌食となってしまいます。

出れば地獄、そして動かざるも地獄のこの状況を皆が理解したその時、ベッジが急に血を吐いて苦しみだすのでした。ベッジが苦しみだした理由、それはついに意識を取り戻したビッグマムが怒り狂い、大頭目に攻撃をしているのでした。強固な防御力を持つ大頭目でも防ぎきれないビッグマムの攻撃に、倒れ痛みを絶えることしかできないベッジ。その姿に死亡フラグが立ったのではないでしょうか。

実はワンピース86巻869話では、87巻870話につながる伏線が多数盛り込まれていました。869話では様々な受け止め方が出来る意味深なカットがあったりしまいた。それはいったいどういった伏線だったのでしょうか。869話のあらすじをネタバレしながら、870話につながる伏線について考察しています。

869話「籠城」で、大頭目へと避難しようと逃げるナミ。逃げるナミをビッグマム海賊団幹部・スムージーが捉えてしまいます。そんな中、ピンチに陥ったナミを助けてくれたのはジェルマ66のレイジュでした。レイジュによって助け出されたナミをサンジが笑顔で抱き留めます。その様子をプリンが見ていました。

口を開けた横顔した描かれていませんが、このどうとでも取ることのできる微妙なラインの横顔が伏線だったのではないかと言われているようです。結婚式が混乱する戦場となってしまい驚いているのか、それとも、サンジのの笑顔にトキめいているのか、プリンの横顔から推察できる表情は幾通りも推察できてしまいます。いったいどんな表情をしていたのか、今後の展開を見ればわかるのかもしれません。

また、スムージーがナミを捉えるシーン、実はこれも伏線なのではないかと話題です。伏線と言われる理由は、ナミを捉えるスムージーの手が大きく描かれているような感じがするから。そのことから、スムージーが手足長族の人間なのではないかと噂されていたようです。ネタバレから言うと、スムージーは手足長族ではありません。しかし、体を巨大化させることが出来るという伏線だったといえるのではないでしょうか。

ビッグマムが泣き叫ぶ混乱の最中、福の神・ルフェルドは玉手箱が落ちていることに気付きました。名だたる秘宝と呼ばれている玉手箱。ルフェルドは混乱に乗じて玉手箱を独り占めしようとします。玉手箱の中身をすり替えようとしていたその時、ルフェルドは中身を確認することなく玉手箱を落としてしまいます。

結果として、玉手箱を奪えなかったルフェルドでしたが、このことは、ビッグマムとルフェルドの関係が薄っぺらであり、表面上の付き合いしかしていなかったことを示す伏線ではないかと言われているようです。あんなに笑顔で挨拶をしてきた客人たちが、実は皆作り笑顔で自分のご機嫌を伺っていただけだと知った時、ビッグマムはどのような顔をするのか見物でしょう。

ビッグマム暗殺作戦が失敗と終わり、最悪の事態となっていまった中、ベッジは大頭目(ビッグファーザー)へと変身します。死と隣り合わせの危機の中ですが、ルフィは大頭目を見て目を輝かせていました。フランキーが変形するとき、いつも目を輝かせているルフィ。ロボが大好きなルフィにとっては、こんな危機的状況でもベッジの大頭目が巨大ロボのように見えてたまらない気持ちになったのでしょう。

決死の想いで連合軍を守ろうとするベッジと、大頭目を目の前にして楽しそうに目を輝かせるルフィ。870話のネタバレから言うと何も起こりはしませんでしたが、ルフィとベッジのコラボ技が何か誕生する伏線なのではないかと話題となっていました。

世界中の人々から愛されるワンピース。870話「訣別」ではサンジとジャッジの離別シーンやベッジの家族・部下たちに対して愛を語るシーンや、玉手箱の伏線など、見どころがたっぷりでした。実際の読んだ人たちはどのような感想を抱いたのでしょうか。870話の感想や評価をネットで集めてみました。

ネタバレとなりますが、ベッジが部下と家族を死なせるわけにはいかないと強く語るシーンがあります。

今まであまり人気のないキャラだったベッジですが、この部下と家族に対する情の深いシーンを見て一気にベッジのファンとなったという感想が多く見受けられました。

ネタバレとなりますが、870話の見どころはサンジとジャッジの離別シーン。タイトル「訣別」となっているのはこのシーンからでしょう。

父親であるゼフに顔向けできないようなことはしないと漢を見せるサンジの姿に、悩殺されたワンピースファンが多かったようです。サンジがかっこいいという感想が多く見受けられました。また、約束をしたジャッジですが、約束を破りそうという感想もありました。

シーザーがベッジを抱えて逃げることを前提に行動しようとするジャッジに対し、シーザーが勝手に決めるなと怒ったシーンです。

ジャッジに「変わらない」と言っていることから昔からの知り合いなのかと疑問を抱く感想が多くあがっていました。ネタバレとなりますが、ジャッジとシーザーはベガパンクの元で一緒に研究していた元仲間でした。

サンジに冷たく当たっていたジェルマ66の兄妹たち。ジャッジの命令とはいえ、無条件に任務を遂行とするジェルマ66に違和感を感じた人たちもいたようです。

これにたいし、ビッグマム側が裏切ったのだから、戦って当然だと言う感想も見受けられました。

ネタバレとなりますが、これはサンジとルフィがベッジの中から飛び出し、レイジュを助けるシーンです。女は蹴らないと公言しているはずのサンジが、ビッグマムを蹴っているのではないかと話題になっていました。

ビッグマムは女性にカウントされないのではないかという感想もありましたが、よく見るとビッグマムではなく雷雲ゼウスを蹴っているのではないかと言われているようです。

週刊ジャンプで公開されたものと、単行本になって一部セリフに修正があったようです。ネタバレとなりますが、これはビッグマムの攻撃をくらい倒れるベッジを助けるべく、ルフィが外に出て戦うというのをチョッパーが羽交い絞めにして止めるシーン。漢字の変更があったようです。細かな違いを見つけるあたり、さすがワンピースファンとう感想もありました。

それぞれの目的が達成されたものの、追い詰められた連合軍。このピンチをどう脱していくがが気になるという感想が多く見受けられました。

ルフィとサンジも大頭目から出てしまったラストを見て、大乱闘を期待しするといった感想もありました。

いかがだったでしょうかだったでしょうか。ワンピース87巻870話のあらすじをネタバレしながら、ベッジ死亡フラグについてや870話の感想についてまとめていきました。870話で、ホールケーキアイランド編は佳境を迎えていることがお分かりいただけたのではないでしょうか。連合軍はジェルマ66の援護の元、ビッグマムの手から脱出を目指します。そして、871話ではいよいよルフィとビッグマムが激突していきます。

佳境とはいえ、まだまだ盛り上がりを見せるホールアイランド編。最終的に連合軍はどのようにしてビッグマムの手から逃げ出すのか、また、ルフィたちに加勢することを決めたジェルマ66がどのような行く末をたどるのかが楽しみな人も多いことのではないでしょうか。そして最近、100を少し超えた辺りで最終回を迎えるのではないかとも噂されているワンピース。アニメを含め、最終回まで目が離せないこと間違いないでしょう。