ソルソルの実（ビッグマム）の能力や覚醒を考察！最強とされる理由は？【ワンピース】

『ワンピース』は尾田栄一郎先生によって週刊少年ジャンプに連載されている大人気少年漫画です。1997年より連載されており『こち亀』に次ぐ長期連載となっており、発行部数の国内最高記録をいくつも保持しています。物語は主人公のモンキー・Ｄ・ルフィーが海賊王になるため仲間たちと共に戦い助け合いながらゴールド・ロジャーが遺した「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を追い求めるという内容です。

ビッグマムの異名で知られるシャーロット・リンリンはビッグマム海賊団のリーダーで、四皇の1人です。部下にはカポネ・ベッジやジンベエなど多くの傘下を抱え、また夫43人、息子46人、娘39人家族の大家族であり政略結婚で娘を差し出すこともあります。超人系の悪魔の実「ソルソルの実」の能力者で、年齢は68歳、身長は8ｍ80cm,誕生日は2月15日、男勝りな性格で、独裁者で自分勝手で部下や息子や娘にも恐れられます。

ビッグマムは甘いものが好きで、食べられないとなると「食いわずらい」という癇癪を起し暴走してしまいます。いくつかの島を縄張りにしてお菓子と引き換えに命の保証をしています。ビッグマムは若い頃は美人でスリムな体系でしたが甘いものの不摂生で今のような巨体になってしまいました。恩人と慕うマザー・カルメルの写真を部下が誤って落とした際には奇声を発し、弱体化してしまいます。

ビッグマム海賊団はシャーロット・リンリンが6歳の頃から60年も続く海賊団で新世界のトットランドの中心地ホールケーキアイランドに拠点を置いています。傍若無人でありながらも差別のない世界を目標とし、様々な種族が生活しています。ビッグマムには優秀な部下や能力者も多く個々に強さを持っていますがシャーロット・ペロスペローやシャーロット・カタクリいわく「ビッグマムが死ねば海賊団は終わり」と述べています。

シャーロット・リンリンは60歳まで子供を産み続け、現在では129人家族となっています。ビッグマム海賊団は家族を中心に構成され、孫までも存在します。海賊旗は髑髏がビッグマムのようなパーマの髪形に、海賊帽を被り、口紅を塗ったマークです。家族でできた海賊団であるものの、子どもたちは慕う者もいれば、ビッグマムを恐れ嘘をついたり、あっさり裏切ったりする者もいます。

ワンピースでビッグマムがメインで登場したのは四皇編の中の「ホールケーキアイランド編」です。ワンピースコミックでは82巻から90巻にかけて完結しました。ルフィ達は囚われてしまったサンジを救い出すべく、ビッグマム海賊団がいるホールケーキアイランドを目指します。その道中でシャーロット・プリンと出会いホールケーキアイランドへの手引きをしてもらいますが、ビッグマムの能力で擬人化したホーミーズの襲撃を受けます。

その頃サンジは、父親のヴィンスモーク・ジャッジにより脅されており、結婚をしなければサンジ自身を爆破そして、恩人のゼフを人質に囚われてしまいどうすることもできなくなっていました。ルフィ達は襲撃で苦戦していましたが、なんとかビッグマム海賊団の幹部シャーロット・クラッカーを撃破しました。その後、サンジと再会するも決別を言い渡されてしまいますが、サンジの真意が分かったルフィは待ち続ける決意をします。

サンジは仲間を守るためプリンと結婚する覚悟を決めます。ですがこの結婚はビッグマムがヴィンスモーク家の「ジェルマ」の力を手に入れるため皆殺しにする計画を立てていました。一方、自分を慕っていたプリンが裏では陥れようとしていることを知りショックを受けます。その頃、ルフィはビッグマム海賊団の大軍に負け捕らえられてしまいますが、ジンベイに助け出され再びサンジと向かい合います。

サンジはみんなの元に戻りたいと本心を語り、ルフィはプリンとの結婚式を潰しサンジの奪還とヴィンスモーク家を救い出す決心を固めます。ジンベイによりビッグマムの暗殺を狙うカポネ・ベッジ(異名：ギャング・ベッジ)と共闘し、作戦を決行します。ルフィはウエディングケーキから姿を現したことで会場は混乱し、その隙にサンジは家族を救い出すもカポネ・ベッジの暗殺は失敗に終わり、ルフィたちは包囲されてしまいます。

その危機的状況の時、偶然にも事故でホールケーキ城が崩壊し、サニー号に辿り着き脱出を図ります。ビッグマム海賊団の追撃があり、ルフィはシャーロット・カタクリを鏡世界に引き込み対峙、ビッグマムはウエディングケーキを食べられなかったことで暴走しますが、味方になったプリンとベッジの協力を得てケーキを作って食べさせたことで暴走を止めることに成功、ルフィは苦戦しつつもカタクリを撃破し帰還します。

ビッグマムの簡単なプロフィールを紹介したところで、ここからは悪魔の実「ソルソルの実」の能力について考察していきます。ソルソルの実は超人(パラミシア)系の悪魔の実であり、能力は「他人の魂を自由に操ることができる」というものです。ソルソルの実は名前の由来は「魂(ソウル)」と「魂の寿命を剃る(ソル)」から取ったものではないかと言われています人物はもちろん環境にまで影響を与えます。

自分自身の魂を黒いスライムのような存在となり使役することができ、同意を得たまたは臆した相手から寿命を奪うことができます。ですので少しでもビッグマムに怯んでしまえば簡単に寿命を抜き取られてしまいます。ビッグマムは半年に1度トットランドの住民から1ヶ月分の生命エネルギーを奪う代わりに、トッドランドに住む住人の安全を保障しています。(1年で2ヶ月分の寿命、6年で1年分の寿命が減ります)

他人から得た生命エネルギー(魂)は無機物や動植物に分け与えられ擬人化させることができます。しかし、死体や他人に魂を入れることはできず操ることはできません。擬人化させた存在は「ホーミーズ」と言われ、ビッグマムの忠実な下部となり命令に逆らうことはありません。ホーミーズはトッドランドにまかれ、しゃべる植物やお菓子、歌う船など意志を持った彼らに監視されているためテリトリーに侵入することは不可能に近いです。

この擬人化は環境に影響を与えることができるため魂を入れられるのは、炎や雷雲にも及びます。ホーミーズの中でもナポレオン・ゼウス・プロメテウスは格上の魂(ビッグママ自身の魂)が入れられ、ブルックの魂の攻撃が一切効きません。ナポレオンはビッグマムの帽子、ゼウスは雷雲、プロメテウスは太陽の炎であり、攻撃力も桁違いでビッグマムの戦闘力の底上げをしています。

上記でも紹介したようにビッグマムの能力で魂を入れられ擬人化したのは無機質や動植物だけでなく雷雲(ゼウス)や炎(プロメテウス)までをも味方にすることができるため、天候も自在に操ることができます。太陽のプロメテウスは巨大な火の玉であり、水により鎮火も不可、また動きは鈍くなるものの更に巨大化することができ、海水のよる攻撃も効かなくなります。ただ火を使いすぎると補給しなくてはなりません。

一方、雷雲ゼウスは移動速度も速くビッグマム専用の移動手段になることもあります。空を覆う巨大な雷雲になり雷を落とします。ビッグマムの命令には背かないのですが好みの小さな雷雲を見つけてしまうと意に反し食欲に夢中になってしまいます。この部分はビッグマムに似ています。ゼウスはナミの作った雷雲をとても気に入っていて、ナミの天候棒に住みつき下僕となっています。

ここからはソルソルの実の能力の技を見ていきましょう。まずは「魂への言葉(ソウル・ボーカス)」です。ビッグマムの「〇〇 or Dead？」という問いかけに答えたり、憶すると寿命(魂)が体から煙のように勝手に抜き取られ意識を失ってしまいます。ビッグマムを恐れない者からは魂を抜き取ることができず、よほど肝の据わった人物でないとこの技を回避することは不可能に近い能力です。

続いては「天上の炎(ヘヴンリー・ファイヤー)」はビッグマムが右手で操り、太陽のプロメテウスを装備し攻撃を繰り出すと、広範囲で炎を発生させることが可能です。もう一つは「雷霆(ライテイ)」でこれも太陽のプロメテウス同様、雷雲ゼウスを装備し攻撃すると雷で敵を粉砕することができます。この雷霆でサンジの父親ヴィンスモーク・ジャッジを一撃で倒してしまうほどの威力があります。

最後がナポレオンを使用した「威国(いこく)」です。剣になったナポレオンを振るい斬りつけます。この技は巨人族のドリーとブロギーが使用した技「覇国」と類似しており、巨人族で過ごしたことのあるビッグマムが使用できるのも納得です。威力は覇国よりは劣りますが、一撃でキングバームの半身をえぐるほどの攻撃力は持ち合わせています。またナポレオンにプロメテウスを纏わせた「皇帝剣破々刃」という技もあります。

ビッグマムには黒ひげのように複数の能力があるように見えますが実際はソルソルの実の能力で複数あるように見えるだけです。雷雲や炎などを味方に付けているため「天候を自在に操ることができる」ように見えますが、ビッグマム自身が天候を操っているのではなく、「自然(天候)の力を借りているだけ」の状態に過ぎません。ビッグマムの命令と言えども魂が入っているのでゼウスのように命令に反することもできるようです。

ですがビッグマム自身の戦闘力は相当なものなので、ソルソルの実の能力で動植物だけでなく環境をも味方にすることができ、1つの能力で複数の使い方をしているため最強なのではないかと言われています。強い者の魂を注入されれば、その物質はものすごく強い兵力となるわけですからいくつもの使い方があるという「ソルソルの実」というのは非常に恐ろしい能力なのかもしれません。

ワンピースでは重要なアイテムとなっている悪魔の実ですが、クロコダイルの発言により悪魔の実が覚醒することが明らかになりました。「覚醒した能力は己以外にも影響を与える」と言われており、系統によっても覚醒の仕方が違うようです(覚醒しない悪魔の実も存在します)。動物(ゾオン)系だと回復力や生命力など動物的な力が増すものの、理性を失うのではないかと言われています。

また、超人(パラミシア)系ですと身体能力向上のほかに環境も影響を及ぼすことができ、自然(ロギア)系では覇気すらも及ばない災害クラスの強大な破壊力を手にすることができるのではないでしょうか？現在でワンピース内で覚醒したと名言されているのはドフラミンゴのイトイトの実、テゾーロのゴルゴルの実、シャーロット・カタクリのモチモチの実、インペルダウンの極卒獣が挙げられます。

悪魔の実の覚醒について説明しましたが、ビッグマムの「ソルソルの実」は覚醒について考察します。まずは覚醒"していない"説ですが、結論から言いますとソルソルの実は特殊だから覚醒していないという意見がありました。マザー・カルメルが所持していた時から業火の炎に魂を入れることができたので、ソルソルの実は覚醒しない悪魔の実であり既に出来上がったものではないかと言われています。

もう一つの説はソルソルの実は「魂が入っているものには入れられない」のですが、「動物」には入れられるということで、覚醒していれば「他人」にも入れられるようになるため今は覚醒途中であり、現在は覚醒していないと言う説があります。もし覚醒していなければこれ以上の能力を身につけてしまうのですから最強の能力と言ってもいいのかもしれません。今後の物語で明らかになるのではないでしょうか。

ではソルソルの実は覚醒"している"説にはどのようなものがあるのでしょうか？シャーロット・カタクリが「勿論、能力は覚醒している」と"もちろん"と当然のように語っていたためビッグマムも覚醒しているのではないかと考えられます。1つの実の能力で寿命を吸い取る、擬人化、天候を自在に操るまで広範囲に能力を発揮しているので覚醒済の可能性が非常に高いです。

また悪魔の実の覚醒条件である「己以外にも影響を与える」という条件を満たしているため、無生物のものや動物にも魂を入れることができ、また雷雲など天候に影響を及ぼすものにまで手に入れられることを考えると、ビッグマムのソルソルの実は覚醒していると言ってもいいのではないでしょうか。もし覚醒していないとなると、これ以上どのような影響を及ぼすのか想像できないことも理由に挙げられます。

ビッグマムの持つソルソルの実の能力が最強だと言われる理由を見ていきましょう。上記で能力について説明したようにソルソルの実は1つの能力で複数の使用方法があります。「自他の魂を奪うことができる」、「奪った寿命を無機物・植物・動物に入れ擬人化することができる」、「天候を自在に操ることができる」と作中ではこの3つの使い方をしており、こうした使用方法がある能力はほとんどありません。

魂を扱うソルソルの実は強い者の魂を入れれば、その個体は悪魔の実並みの強さを持ちます。ビッグマムの魂が入れられた雷雲ゼウス、太陽プロメテウス、二角帽のナポレオンは魂の所有者の強さとなって現れるためビッグマムの分身と言ってもいいのかもしれません。こうした分身や兵団を作れることから強さは最強クラスであり、かなりやっかいな存在であると言えます。

魂の格が上のため、ブルックの魂の攻撃は一切通用せず、ビッグマムの左手では雷雲ゼウスを、右手では太陽のプロメテウスを操りまさに鬼に金棒状態であり、そこにビッグマムの覇王色の覇気と武装色の覇気が交わりタフさも兼ね備えています。ソルソルの実はカゲカゲの実のようにどちらかといえば統制向きですがビッグマムが使用することで能力を最大限に発揮していると言えそうです。

ソルソルの実で魂が入れられた存在は弱体化するのではなく、入れたものによっては自身の強さ以上のパワーを持つこともあります。太陽のプロメテウスは巨大な空飛ぶ火の玉、水などの攻撃が通用しないうえ、ビッグマムの10倍ほどに強大化することが可能で動きが鈍くなると言えどもその攻撃力は計りしれません。ウルージの船をあっという間に撃沈してしまったとのことです。

雷雲ゼウスは一撃で地面に大きな穴が空いてしまう威力で、エネル以上の破壊力を持ち合わせています。剣になった二角帽のナポレオンを振るう「威国」は巨人族の「覇国」の簡易版ですが、ルフィ達を簡単に吹き飛ばしてしまいました。ルフィのギア4、ジンベエよりもパワーが上のため擬人化と言えども戦闘力はかなりのものです。そこにビッグマムのパワーもプラスされるので現状ではルフィは敵わないかもしれません。

ソルソルの実の能力を使用しなくてもビッグマムはとある状況が訪れると一気に俊敏性が訪れます。それは「食いわずらい」を発症したときであり、目的なものを食べるまでは他のものでは食べる気は起らず、劇的に痩せていきます。この状態になるとかなり身軽になりスピードも相当なものになります。この状態のところに移動速度が速く、ビッグマムしか乗ることができない雷雲ゼウスがいれば俊敏さはかなりのもでしょう。

もちろん悪魔の実の持ち主ですので、海に嫌われているのは同じです。ソルソルの実がというよりはこれはビッグマム自身の能力になってしまいますが、覇気を含めた戦闘能力は四皇と言われるだけあって相当高いもので、ビッグマムの身体に傷をつけるのは至難の業です。作中でサンジが鉄の風船だと例えており、銃や大砲でも傷つかないためルフィの攻撃も難なく防ぎきっています。

また能力で奪った魂を無機物・植物・動物に与え、万国(トッドランド)全体を見渡せるような監視システムを構築しており侵入者が島に降り立つことはほぼ不可能に近いです。また食いわずらいという癇癪を起こしてしまえばソルソルの実の能力がなくとも暴れ始めたら国1つ簡単に破壊できてしまいます。ただ理性が利いていないため敵味方関係なく息子・娘であろうと手にかけてしまう恐れがあります。

ビッグマムとカイドウの強さを比較してみましょう。まず2人の関係ですが、ビッグマムとカイドウは昔からの仲であるものの、カイドウはビッグマムに「でかい借り」があるようで弱みを握られているのではないかと推測できます。どうやら2人の間には40年前のロックスという人物が関わっているようです。さて、カイドウと言えば「最強の生物」と言われビッグマム以上の実力の持ち主ではないかと言われています。

カイドウの龍の迫力はすさまじく、強固な肉体を持ち処刑されても落下されても死ぬことはなかったようです。能力は使わず1対1で戦った場合はカイドウが強いのかもしれませんが、ビッグマムには魂を入れたホーミーズが存在し最強の分身を作ることが可能です。どちらが強いのかというのは非常に甲乙つけがたいです。

シャーロット・リンリンの「ソルソルの実」の元継承者であるマザー・カルメルとはどのような人物なのでしょうか？シャーロット・リンリンの過去に触れつつ紹介していきます。マザー・カルメルは巨人国エルバフで「羊の家」という孤児院を開いていました。昔は美女でしたが、老婆となってから面影はないものの笑顔を絶やさず身寄りのない子供たちに接しています。エルバフの人々にも慕われ仲睦まじく暮らしていました。

80歳となった彼女の元に、手に負えずに捨てられた5歳のシャーロット・リンリンが現れます。リンリンは普通の人間ですが5歳にして巨人族並みのパワーを持ち破壊活動を行っていたため国外追放となり両親は手放さなければいけなくなってしまいました。叱るときは叱り、悪意がなく傷つけてしまったときはリンリンを許し、誰よりも彼女を理解していました。カルメルに心を許し暴力行為も少なくなってきました。

カルメルのおかげで巨人族とも打ち解け仲良く暮らしていましたが、冬至祭前に行う12日間の断食のときに事件が起こってしまいます。断食後のお菓子セムラの虜になってしまったリンリンは断食7日目に食いわずらいを発症し、エルバフの村を半壊、英雄のヨルルを背負い投げし死亡させてしまいます。カルメルはソルソルの実の能力を使用し、村の劫火に魂を与え鎮火に成功し、リンリンの暴走を食い止めます。

先ほどの1件でリンリンが処刑されそうになりますが、カルメルによって救い出され他の子どもたちと共に巨人族の村を後にしました。表では人当たりも良く、子どもたちからは信頼を得ていましたが裏社会では「山姥」と呼ばれており、世界政府や海軍と繋がっており孤児を売り飛ばしていました。みな捨て子であるため足が付かず諜報員などに最適だったためきちんと教育して引き渡していました。

このカルメルの裏の姿にリンリンや子供たちは気付くことなく平和に過ごしていました。また、リンリンは偉大な力を持っていたため、海軍に高く売り飛ばせることを目論んでおり、エルバフの村を半壊させ殺されようとしたリンリンを自分の私利私欲のために守ろうとしていただけでした。カルメルは50年以上も子供を売り続け、巨人族と人脈を築き巨人族出身の海兵が誕生するきっかけにもなりました。

ではなぜビッグマムがマザー・カルメルのソルソルの実の能力を手に入れることができたのでしょうか？ワンピース内にその描写はハッキリとは描かれていませんが、ある程度推測することができます。事件はリンリンが6歳の誕生日の日、羊の家では最大なパーティーが開かれました。リンリンのためにクロカンブッシュを用意して、大喜びで涙を浮かべながら無我夢中で食べまくります。

そして食べ終わったとき、目の前にはカルメルも他の子どもたちもおらず忽然と姿を消していたのです。リンリンは1人取り残されてしまい状況が理解できません。その一部始終を巨人族のシュトロイゼンが目撃してエルバフに事態を報告し、リンリンは巨人族にとって憎悪されるほど恐ろしい存在となってしまいました。それでは一体シュトロイゼンは「何」を見てしまったのでしょうか。

「カルメルや子供たちが忽然と姿を消したこと」、「巨人族も恐怖するほどの出来事」、「ソルソルの実の能力が使用できる」ことを考えるとおそらくですが、リンリンはクロカンブッシュの美味しさと幸せのあまり理性が飛びカルメルや他の子どもたちを食べてしまったのではないかと推測ができます。この出来事でビッグマムは6歳でサイファーポールに目を付けられ5000万ベリーの懸賞金が掛けられることになります。

ワンピースではキーアイテムとなる「悪魔の実」ですが、ビッグマムの過去の話が出るまでは悪魔の実を食べるだけの方法でしたが、能力者ごと食べること(ワンピース内では明確に記されていません)で能力が継承できることが判明しました。基本的に悪魔の実は黒ひげを除き1人1つの能力までしか継承できないことになっています。また技術の進化で動物系の悪魔の実を無生物に無理矢理食べさせて武器にしている者もいるようです。

ちなみにこの「無生物に悪魔の実を食べさせる技術」を開発したのはDr.ベガパンクだそうです。ワンピース内でも悪魔の実を食べた武器が度々登場しています。犬銃のラッスーや象剣ファンクフリーなどが挙げられます。悪魔の実自体や武器に意志はないものの"動物(ゾオン)系"の悪魔の実の場合、元々動物系の意思(魂)が実に存在しているのではないかと言われています。

カゲカゲの実は超人(パラミシア)系の悪魔の実でゲッコー・モリアの能力です。この能力は自分と他人の影を自在に操ることができ、支配することが可能です。影の性格は持ち主の性格が反映され、影の入れ物が強靭な場合は更にパワーアップをします。影があれば自在に操ることが可能なため、ソンビによる兵団を作ることも可能です。光を浴びると消滅、一定量の海水を浴びてしまうと能力が無効になってしまいます。

ゲッコー・モリアのカゲカゲの実の能力は影を死体に入れて動かしたり、自分に取り込んでパワーアップしたりできる能力です。ソルソルの実の能力は人や死体に魂を入れることができませんが、無生物や天候に関与するものに入れることができ味方にすることができます。魂や影を別の入れ物に入れると言った点では共通点があることから上位互換なのではないかと言われています。

もう一つが麦わら海賊団のブルックのヨミヨミの実です。上位互換最有力候補はカゲカゲの実ですが、ワンピースファンのもう一つの意見ではヨミヨミの実の能力こそが上位互換なのではないかと言われています。ヨミヨミの実は死後に一度魂が体から離れ、再び自身の体に入ることで生き返ることが能力です。ペローナとの特訓で幽体離脱ができ、黄泉の世界の冷気を操ることも可能です。

ブルックのヨミヨミの実がまだ覚醒しておらず、覚醒すればソルソルの実以上に魂を扱うことができるのではないかと考えられています。ビッグマムの能力はすんなり公に明かされましたが、ヨミヨミの実はまだまだ謎の多い部分があります。魂を扱うというところに共通点があるため上位互換の有力候補になっています。今後覚醒するような展開になればビッグマムの天敵として前に立ちはだかるかもしれません。

ワンピースに登場したビッグマムの能力「ソルソルの実」ですが、ワンピースファンの方はどのような評価をしているのでしょうか？多くの方は"最強"だと思っている方が多いようです。理由としましては、魂なので覇気は通用せず、魂の持ち主によっては最強で従順な兵力を手に入れることが可能だからです。また自然さえも味方に付けることができるので覚醒せずとも最強の能力だと言えるのではないでしょうか？

ここまでワンピースのビッグマムのソルソルの実についてまとめてきました。ビッグマムがどのようにして能力を手に入れたのか、ソルソルの実の能力はどれほどの強さなのか徹底考察しましたがいかがでしたでしょうか？1つの能力で複数の使い方を発揮するビッグマムは只者ではありません。ビッグマムとカイドウの関係や、ルフィたちの今後の活躍やラストに向けて走り出したワンピースの展開を期待しましょう！