2018年09月30日公開
2018年09月30日更新
進撃の巨人のアニ・レオンハートのその後は?復活の可能性や正体・過去を考察
進撃の巨人に出てくるキャラクターの中でも人気の高いアニ・レオンハート。アニの正体が明かされた際には、進撃の巨人ファンから驚愕の声が上がりました。主人公・エレン達とは敵対する立場となったアニですが、その人気は未だ健在。現在は結晶の中で眠り続けてるようですが、今後アニはどうなっていくのでしょうか?今回はアニ・レオンハートについて、復活の可能性や、正体・過去を考察していきます。
目次
進撃の巨人のアニ・レオンハートの詳細や今後を徹底考察!
大人気コミックス『進撃の巨人』。その人気ぶりから2018年9月現在、アニメ版進撃の巨人のシーズン3が放映されています。進撃の巨人シーズン3では、巨人の正体が徐々に明らかとなってきました。シーズン3に至るまでの間に、物語初期では仲間として描かれていた人物が、実は敵対する巨人であったということも既に描かれています。
今回紹介するアニ・レオンハートというキャラクターも、その1人。進撃の巨人の物語初期では、主人公・エレン達と共に巨人を駆逐する為の兵士として描かれていました。しかし、物語が進むにつれ、その正体が女型の巨人である事が明らかにされています。進撃の巨人に登場するキャラクターの中でも人気の高い人物でしたが、主人公達と敵対するポジションに位置している人物である事が明らかになってからも、その人気は健在。
現在は結晶の中で眠り続けていますが、これから先アニはどうなっていくのでしょうか?今回は進撃の巨人の中でも、謎が多いと言われているアニ・レオンハートについて、正体・過去を紹介しながら、その後や今後進撃の巨人の物語に復活する可能性についても考察していきます。
進撃の巨人のアニ・レオンハートはどんなキャラ?
アニの正体や過去を紹介するまでに、アニとはどんなキャラクターなのかについて紹介します。アニのフルネームはアニ・レオンハート。下の画像のように、金髪を1つにまとめた髪型をしており、少し鷲鼻の女性です。目が鋭く、作中では「いつも怖い顔をしているが、怒った時はその比ではない」と語られていました。身長は153cmで、体重は54kg。
進撃の巨人に登場する女性キャラクターの中でも、どちらかと言えば小柄なキャラクターとして描かれています。身長に対して体重が少し重く感じられるかもしれませんが、これは鍛錬の結果筋肉がついたからだとされています。冷静沈着と言われる性格をしており、他のキャラクターと比べると口数は少ないようです。誕生日は3月22日。兵団へは、エレン達と同じ104期生訓練兵として入団しました。
入団当時は13歳で、結晶化して眠ったときは16歳だったそうです。進撃の巨人に登場するキャラターでも人気の高いキャラクターで、男性からも女性からも好かれています。進撃の巨人公式で行われた第1回人気投票では6位、第2回では16位にランクイン。進撃の巨人の物語が進み、正体が明らかにされた後行われた第3回人気投票でも11位に食い込むなど、その人気の高さは未だ健在のようです。
声優は嶋村侑さん
進撃の巨人の中でも、男性からも女性からも人気のキャラクター、アニ・レオンハート。そんな彼女の声を担当しているのは嶋村侑さんです。嶋村侑さんは1985年生まれの女性声優で、2006年ごろからTVアニメで活躍されるようになったそうです。中でも有名な作品は『プリキュアシリーズ』の第12作目にあたる『Go!プリンセスプリキュア』。嶋村侑さんはその作品の中でも主役のキュアフローラこと春野はるか役を演じられています。
他作品としては『機動戦士ガンダムAGE』のミレース・アロイ役や『文豪ストレイドッグス』の与謝野晶子訳が有名。また、活動の場はアニメだけではなく、映画の吹き替えにも多数出演されています。中でも『みえない雲』ではメインキャラであるハンナ役を担当。もちろんゲームや海外ドラマでも活躍されており、数々の作品に出演されています。
声域も幅広いようで、母親役や若い女性役、そして少年の役もこなされています。映画の吹き替えでは目立たないキャラクターの声を担当することもあるそうなので、ひょっとすると知らない内に嶋村さんの声を聞いていた方もいらっしゃるかもしれません。
訓練兵成績上位10名に入り憲兵団入団を果たす
声優・嶋村侑さんが声を担当しているアニ・レオンハート。では、進撃の巨人の中ではどのようなキャラクターとして描かれているのでしょうか?既に触れていますが、進撃の巨人の序盤でアニは主人公エレン達と同じく104期生訓練兵として入団した少女として描かれています。104期生訓練兵の中ではかなり成績優秀なキャラクターで、「斬撃の進入角度に非の打ちどころがない」と教官から評価されていました。
出典: https://festy.jp
ただ、口数の少なさが影響しているのか「性格は孤立気味。連帯に難あり」と評価されてしまう場面も同時に描かれています。またアニは立体起動での成績だけでなく、対人格闘も得意としており、特に足技が得意であることが物語の途中で描かれていました。もちろん104期生訓練兵の中での成績はトップクラス。卒業時には4位の成績を残し、その後は憲兵団へと入団しました。
ただ、憲兵団へ入団した理由については、他の志願者のように「内地で暮らしたい」といったものではなく、「無意味な世界から遠ざかりたい」という理由からであると描かれています。身体能力的には強い少女として描かれているアニですが、自分の事を「か弱い乙女」と口にしており、エレンから「弱くない」と言われた際には不服そうな表情を見せていました。
仲間に対しては情を抱いていた
口数が少なく、104期訓練兵の中では孤立気味だったアニ。しかし仲間に対しては情を抱いていたようで、ピンチに陥ったコニーをフォローしたり、仲間の死を悼む姿も描かれています。特にトロスト区攻防戦のその後には、仲間の遺体を見て「ごめんなさい」と呟く場面がはっきりと描かれていました。
また、同期の訓練兵の多くが調査兵団への入団を希望していた際にも、それを止めるような言葉を口にしています。これについてはアルミンから指摘を受けた際には「私は自分が助かりたいだけ」と返答していますが、その後もアルミンから助けを求められた際にはそれに応じています。104期訓練兵の中では孤立気味と言われているアニですが、他人に対して冷たい人間というわけではありませんでした。
一見冷たく見えてしまうこともあるアニですが、それはとある事情により仲間と打ち解けることを拒否した結果だったと進撃の巨人のファンからは考察されています。実際、進撃の巨人の本編では、憲兵団でアニと同室だったヒッチから「他人と関わる事を怖がっているような子だった」と言われています。
アニ・レオンハートの正体と目的について調査!
進撃の巨人の中でも戦闘能力が高く、孤立気味ではあったものの仲間に対して情を抱いていたアニ・レオンハート。孤立していた理由については「人との接触を拒んでいたからだ」と進撃の巨人のファンの多くからは考えられています。では、何故アニは人と関わる事を怖がっていたのでしょうか?
その理由はアニの正体や過去に大きく起因していました。ここからは進撃の巨人の物語初期で主人公達の仲間として描かれていたにも拘わらず、実は敵対者であったアニの正体や過去について紹介していきます。何故アニは104期訓練兵に入団したのでしょうか?その理由や目的についても見ていきましょう。
アニの正体は女型の巨人
まずはアニ・レオンハートの正体について見ていきましょう。ここから先は進撃の巨人のネタバレを含みますので、充分ご注意ください。アニメ版進撃の巨人シーズン1の終盤で明らかになった為既にご存知の方も多いでしょうが、アニの正体は女型の巨人でした。女型の巨人と言えば、エレンが初めて参加した壁外調査の際、調査兵団を襲った知性のある巨人。ペトラやオルオ達を含む旧リヴァイ班をほぼ壊滅に追いやった巨人です。
巨人化したアニはエレンを何らかの目的で拉致しますが、リヴァイとミカサの手によって阻止されています。その際、まだアニが女型の巨人である事は知られていなかったので、その後は通常の憲兵団員として任務についていました。しかし、アルミンの策により自身が女型の巨人である事が周囲にバレてしまいます。一旦は窮地に追いやられたアニでしたが、すぐその場で巨人化。兵団および巨人化したエレンと対立することになりました。
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しかし、最終的には巨人化したまま壁外へと逃走を図る程に追い詰められることに。アニは壁外への逃走に失敗しますが、その際アニはアニが父から受け取った「約束してくれ」「生きて帰ってくるって…」の言葉を思い出します。アニは兵団に囲まれ、巨人の体から引きずり出されそうになりましたが、巨人の結晶化の力を使い、自身の体を結晶の中へと閉じ込めました。
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兵団は結晶の中へ閉じこもったアニを何とか外へと出そうとしますが、結晶には傷1つつける事ができません。アニから情報を引き出そうとした兵団でしたが、結晶ごとアニを保存する事しか出来ませんでした。結晶化したその後、物語が進んだ現在でも、アニは復活することなく結晶の中で眠ったままとなっています。
アニが兵団に入団した理由は?
女型の巨人だったアニ・レオンハート。しかしアニは何故兵団に入団したのでしょうか。それについては進撃の巨人のファンから色んな考察がなされていましたが、進撃の巨人の物語が進むにつれ明らかになってきました。ここからは進撃の巨人の物語の核心に触れていくこととなります。アニが兵団に入団した理由は壁の中の人間を全滅させる事でした。
何故壁の中の人間を滅ぼそうとしたのかについては後述しますが、その為にアニは壁の外から中へとやって来たのです。アニはとある人物達と共に壁の外から中へと潜入。壁の中の人間として生活する内に、兵団へと入団する事になりました。そして同時に、壁内の軍事情報を掴むこととなります。しかし、そこで問題が発生しました。その問題というのが、エレンが巨人化の能力を手にしていた、という事です。
エレンが巨人化した際に発揮する能力は、「始祖の巨人の能力」で、進撃の巨人に登場する、同じ巨人化の能力を持つ人物達にとってもかなり貴重なもの。その貴重な能力を持つエレンを自分たちの味方にさえしてしまえば、アニ自身が壁の中の人間を滅ぼす必要がないと判断したのです。エレンが巨人化の能力を有していた事を知ったアニは、目標をエレン拉致へと切り替えることとなりました。
しかしながら、リヴァイとミカサの2人によってエレンの拉致は失敗。先の項目で案内したように、最終的にはアニは兵団と巨人化したエレンに追い詰められ、その後自身を結晶の中に閉じ込めることになってしまいました。
進撃の巨人のアニに隠された過去とは?
壁内の人間を滅ぼそうとしていたアニ・レオンハート。その後エレンを拉致しようとしたものの、最終的には兵団に逆に捕らえられる結果となりました。しかし、何故アニは壁内の人間を滅ぼそうとしたり、エレンを拉致しようとしたのでしょうか?その理由物語が進むにつれ、だんだんと明らかになってきました。そしてその理由とは、アニの過去と深く関わっていたのです。
アニが壁内の人間と敵対するような立場をとった、そのほとんどの理由がアニの過去にあったと言っても過言ではないと主張する進撃の巨人ファンもいます。アニには女型の巨人という他に、もう1つ秘密があったのです。ここからはアニ・レオンハートの過去について紹介。進撃の巨人という物語の中で、アニがとった行動の理由についても解説していきます。
2018年9月現在、進撃の巨人のコミックスで既に明らかにされている内容ではありますが、進撃の巨人という物語の核心に触れる内容となっていますので、ネタバレが苦手な方や進撃の巨人の最新刊をまだ読んでいない方は充分ご注意ください。
ライナーやベルトルトと故郷が同じ
女型の巨人という秘密の他に、アニが抱えていたもう1つの秘密。それはライナーやベルトルトと同じ「故郷」の出身だったということです。これについてはアニメシーズン2で既に触れられていました。ライナーやベルトルトと同じ故郷を持つという事がどうして秘密になるのかというと、この3人は元々壁内の人間ではなかったからです。この3人の故郷は壁の外に存在する国「マーレ」という国。
今でこそ壁内で暮らす人々は大勢いますが、その人たちの正体は「エルディア人」呼ばれる民族です。マーレ人はかつてエルディア人と対立していました。ベルトルトとライナー、そしてアニは過去、故郷であるマーレから「壁内の人間を殲滅せよ」「始祖の巨人を奪還せよ」という命令を受け、「マーレの戦士」として壁の中へ来ることに。
アニが兵団内で孤立していたのは、そもそもいずれ殺すことになるはずの人間と打ち解けることに抵抗があったからだと進撃の巨人のファンからは考えられています。しかし同時にトロスト区攻防戦の後、仲間の遺体を前に「ごめんなさい」と謝罪していたのは、既に壁内の人間に情を抱いてしまっており、罪悪感を覚えてしまっていたからだとされています。
マルコの死に関係していたアニ
マーレの戦士として壁内へとやって来たアニ。トロスト区攻防戦は、アニと同じ故郷を持つライナーやベルトルトが壁を破壊したことによって引き起こされたものでした。この戦闘は訓練兵団104期生にとっては本物の巨人と戦う初陣となり、多数の死者がでています。104期生の中でも将来指揮官として有望視されていたマルコも、この戦闘で死亡。
死亡したマルコの遺体には立体起動装置がなく、その死に際に関しても進撃の巨人の謎とされていました。しかし物語が進むにつれ、そのマルコの死について、実はライナーやベルトルトを始め、アニまで関わっていたことが判明します。トロスト区の戦況を見ていたライナーとベルトルトは、巨人化して更に壁内の人間を追い詰めるタイミングを相談していました。その相談の内容を、マルコはたまたま耳にしてしまったのです。
マルコに話の内容を知られてしまったライナーとベルトルトは大いに慌てます。そこへやってきたのがアニでした。ライナーやベルトルトと一緒に作戦を開始するつもりのアニでしたが、そこでマルコがライナーやベルトルトの正体を知ってしまった事を知ります。動揺するアニに、ライナーは「情が移ったか?」と訊ねます。否定するアニでしたが、ライナーはそれならと、アニへマルコの立体起動装置を外すよう命令します。
アニはライナーが不用心だった為に、マルコに正体が知られたのだから、始末はライナーたちが行うべきだと主張しますが、ライナーは以前危険を冒してコニーを助けたアニを責め立てます。追い詰められてしまったアニは、とうとう悲壮な表情を浮かべながらもマルコの立体起動装置を取り外してしまいました。立体起動装置を外され、屋根から降ろされてしまったマルコ。巨人と戦う手段はおろか、逃走する手段すら失ってしまいます。
マルコは最期の最後まで「話し合おう」とライナーたちに語り掛け続けていましたが、その願いは聞き届けられませんでした。巨人がそこまで来ており、マルコはすぐに巨人に捕まってしまったのです。ライナーやベルトルト、そしてアニは、マルコが悲痛な叫び声を上げながら巨人に食べられる姿を複雑な表情で見守っていました。既に何度か触れていますがアニは兵団の中でも孤立気味で、人と深く関わろうとしませんでした。
こうした行動は、いずれ敵となる壁内の人間と関わる事によって、情が生まれてしまわないようにしていたからだと進撃の巨人の一部のファンは指摘しています。また、トロスト区攻防戦の後、仲間の遺体を見て謝罪の言葉を口にしていました。マルコから立体起動装置を外す時の表情や、こうした言葉から、アニは既に仲間に対して情を抱いていたという進撃の巨人ファンもいます。
名誉マーレ人になるためにマーレの戦士を目指していた?
マーレの戦士として壁内の人間の殲滅させようとしていたアニ。しかし、壁内の仲間に情を抱いていたアニは、どうしてそんな命令に従っていたのでしょうか?それはアニの故郷である「マーレ」の政策に深く関係していました。先程紹介しましたが、壁内で生活する人々「エルディア人」と「マーレ人」は対立関係にありました。
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エルディアの多くは人は、壁内へと移り住むこととなりましたが、中にはマーレに住み続けることとなったエルディア人もいます。しかしマーレに留まったエルディア人は、マーレ国内においては「悪魔の末裔」として差別の対象となってしまったのです。しかしそんなマーレ内のエルディア人でも、「名誉マーレ人」となる機会が与えられています。その機会とは「マーレの戦士」に選ばれること。
マーレ内では巨人化する能力は既に技術化していますが、実際に能力と知性を有した巨人となれるのはエルディア人だけです。マーレ内に住むエルディア人の子供達は、「マーレの戦士」を募る政府の要求に応じて応募し、更に応募条件にあっていれば、マーレの戦士候補として訓練を受ける事ができます。
更にその中でも成績上位の者は「マーレの戦士」として巨人化の能力を与えらることに。マーレの戦士となった子供とその家族は「名誉マーレ人」として、他のマーレ人と同じような生活を送る事を許可されるのです。
アニは名誉マーレ人として暮らす為に、マーレの戦士とならざるを得なかったとされています。しかしアニ自身はマーレでの教育によってエルディア人を憎んでいた、というわけではなく、周囲の意見や大政によって追い込まれていたと考えるファンも。事実、漫画進撃の巨人では、アニが過去「マーレもエルディアも全部クソったれだ!」発言していた様子が描かれています。
父親との関係
マーレの戦士として壁内にやって来たアニ・レオンハート。そんなアニの過去について紹介する際に、羽豆是ないのがアニの父の存在です。アニについての紹介の際、既にふれていますがアニは対人格闘、特に足技が得意なキャラクターとして描かれています。そんなアニに格闘術や足技を教えた人物こそ、アニの父でした。
アニは父の方針によってマーレの戦士候補性となった事が既に判明しています。アニを戦士とするためなのか、アニの父は、アニに対して過去かなり厳しい修行を行っていた描写もなされていました。アニは、あまりの修行の過酷さに嫌気がさし、一度父に反発したことがあります。その際父を何度も蹴りで責め立てたようですが、当の父はアニが強くなった事をただ喜ぶばかりだったようです。
過酷な環境下で育てられていたアニですが、アニの父はアニに対して愛情を抱いていなかったわけではないようです。アニが壁内へと行く前、アニの父はアニに対して謝罪を行っていました。同時に、涙を流しながら「この世の全てからお前が恨まれることになっても…父さんだけはお前の味方だ」とその想いを口にしています。
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また、同時に「約束してくれ…生きて帰ってくるって」ともアニへ伝えています。このセリフはアニが結晶の中に閉じこもる直前、アニが思い出したセリフでした。このことから、アニは心のどこかで故郷に帰ることと父との約束を心の支えにしていたのでは、と考察するファンもいるようです。
進撃の巨人のアニは復活する?再登場する展開も予想!
ここまででアニの正体や過去を紹介しました。進撃の巨人の物語における、アニの行動にはアニの生い立ちや過去が深く関わっているとファンから考えられていることが分かりました。では、ここからはアニの今後について考察していきます。今後アニは物語の舞台へと復活するのでしょうか?アニが結晶化したその後、アニがどうなっているのかを確認しながら、アニの復活の可能性についてみていきましょう。
結晶の中で眠り続けるアニ
マーレの戦士として壁内へと赴き、最終的には結晶化したまま捕らわれの身となってしまったアニ。アニはその後一体どうなってしまったのでしょうか?進撃の巨人の物語で、現在アニが捕らえられている場所の詳細については伏せられたままとなっています。しかし、進撃の巨人第26巻で、アニがどこかの室内に結晶化したまま捉えられている様子が描かれていました。
元々は自身の持つマーレの情報について、口を割らない為に結晶化したと考えられていたアニですが、物語が進み、マーレの存在や巨人がどういったものであるかエレン達が知ったその後も、アニは復活せず眠ったままとなっています。一部のファンの間では「眠っているように見えても、アニには意識があるのでは?」と考察する声も上がっていましたが、情報がほぼ公開されている現在もアニが復活する様子はありません。
マーレや巨人についての大体の情報が開示されてしまっている現在でも眠り続けているという事は、やはり現在のアニには意識がないはずだ、というのが多くのファンの意見となっています。同時に、進撃の巨人という物語において、アニが眠り続けているのには今後アニが何らか形で物語に復活する可能性があるからだと考えるファンも大勢いるようです。
進撃の巨人のコミックスでは、アニの父が「アニは生きている」とアニとの再会を信じている様子が描かれていましたが、進撃の巨人のコミックスで、巨人の能力を引き継ぐと引き継いだ人間はその後の寿命が13年間に限定されてしまう事が明らかにされています。
アニはマーレから壁内へと来る前に巨人の能力を引き継いでいました。進撃の巨人の物語の中では、アニと一緒に壁内にへとやって来たライナーの寿命の残り年数が2年である事が明らかにされています。アニがいつ巨人化の能力を引き継いだのかについて詳細な情報は描かれていませんが、もしライナーと同時期に巨人化の能力を手にしたのであればアニの残りの寿命は残り2年という事になります。
「結晶の中に眠っている限り、寿命は延びるのでは?」という意見もあるのですが、残りの寿命が2年と考えるのなら、アニが進撃の巨人の物語に復活するのはそう遠くない内にやってくるのでは、と考えるファンの方が多いようです。
進撃の巨人のアニはエレンが好きだった?
ここまででアニのその後や進撃の巨人の物語への復活の可能性について見てみました。ここからは今までの話から少し逸れて、一部のファンから疑問視されていた内容について見ていきます。その疑問というのは「アニはエレンが好きだったのか?」というものです。今のところ進撃の巨人本編でアニがエレンに恋愛感情を抱いているというような直接的な描写はありません。
しかしながら、進撃の巨人の本編の中で、アニが含みのない笑顔を見せたはエレンに対してだけとなっています。そのシーンというのは、エレンがアニとの対人訓練を経て、足技を覚えたその後に描かれていました。アニメではカットされてしまっていますが、進撃の巨人の中では、このアニの笑顔はファンからはかなり貴重なものとして扱われています。また、アニが自身のことを「乙女」と口にするのはエレンの前だけでした。
更に、既に紹介していますがエレンがアニを「弱くない」と言った時には、アニは不服そうな表情を見せています。これらの事から進撃の巨人のファンの中には「アニはエレンに対して特別な感情を抱いていたのでは?」と考える方がいらっしゃるようです。
恋愛感情かどうかはっきりとは描かれていませんが、人と距離を置いていたアニが、エレンに影響されて他人へ歩み寄ろうとした可能性はあるのかもしれません。アニが進撃の巨人の物語に復活した際には、その辺りについても描かれる可能性が0ではと考えるファンもいるようです。
進撃の巨人のアニ・レオンハートの外伝について
主人公達とは敵対する立場にいるアニ・レオンハート。しかしながら、その過去や生い立ちを知り、「可哀そう」や「アニが好きになった」と感想を漏らす進撃の巨人ファンもいます。そんな人気キャラクターであるアニが主人公として描かれているアニの外伝があるのはみなさんご存知でしょうか?アニ外伝のタイトルは「進撃の巨人 LOST GIRLS」。コミックスも既に発行されています。
元々はアニメDVD&Blu-rayの特典ノベルとして発行されていた物語ですが、その後コミックスとして発売。コミックス発売開始後、更に進撃の巨人第24巻~26巻の限定版にはこの物語をOVA化したものが特典として同梱されました。このアニ外伝で描かれているのは、アニが女型の巨人として、壁外へ調査へでた調査兵団に襲い掛かった日の前日、アニが一体何をしていたのか。
物語はアニが、同室のヒッチに「明日の区内巡回、病欠ってことにしてくれないかな?」と依頼するところからスタートします。そこでヒッチはアニと口裏を合わせる条件として、とある少女の捜索をアニへ依頼。アニが兵士として活動する様子が描かれています。
この「進撃の巨人 LOST GIRLS」は、アニがとある少女を見つけるまでの過程が物語の中心となってはいますが、アニが過去どのような家庭環境で育ってきたのか、父とはどのような関係だったのかが、ところどころで描かれており、アニのファンにとってだけでなく、進撃の巨人のファンにとってはたまらない作品として評判になっています。
進撃の巨人のアニ・レオンハートのその後を考察まとめ
今回の記事では進撃の巨人に登場するアニ・レオンハートについて、正体・過去を紹介しながら、その後や今後進撃の巨人の物語に復活する可能性についても考察してみました。アニの正体は主人公であるエレン達とは敵対する立場であったものの、その過去や、結晶化したその後や復活の可能性について注目し続けるファンは大勢いるようです。
進撃の巨人の物語が進むにつれ、巨人の秘密等、物語の謎についてはかなりの情報が明らかにされてきています。しかし、アニは現在も復活することなく眠ったまま。進撃の巨人のファンからは、「進撃の巨人という物語からアニが退場していないところを見ると、アニしか持っていない情報がまだあるのでは?」と指摘する声も。また同時に「アニの復活に期待!」とアニが物語の舞台へ復活することを期待する声も多く上がっています。
進撃の巨人の物語は佳境に入りつつありますが、アニがその後どうなるのかについては、まだ不明なまま。しかしアニがもし復活するとするなら、その時には進撃の巨人という物語に、何かしらの影響を与えるとファンからは考えられています。アニのファンの方々はもちろんですが、進撃の巨人という物語のファンの方々も、今後アニが復活することを期待しながら、今後も進撃の巨人を見守っていきましょう。