進撃の巨人のマーレの戦士とは？目的・応募条件やメンバー一覧まとめ

進撃の巨人に登場するマーレの戦士とは、マーレ政府が管理する「7つの巨人」の継承者たちで構成された部隊の事です。進撃の巨人は予想のつかない展開、謎に包まれた要素が物語当初から多く、様々な伏線が張り巡らされた読み応えのあるストーリーが人気ですよね。進撃の巨人は物語が進むにつれどんどん謎が解き明かされていき、驚きの展開が続きます。

そんな先の読めない展開が面白い進撃の巨人には、マーレの戦士という部隊が登場しています。登場した当初はその正体や概要が全く分かっておらず、進撃の巨人ファンの間では様々な考察がされてきました。そんな気になる存在の進撃の巨人はマーレの戦士の全貌が明らかになってきましたので、その目的や応募条件などについてまとめてみました。

進撃の巨人物語冒頭の世界設定として、人類は突然現れた人を捕食する巨人の脅威から身を守るため、巨大な壁を建設しその中で生活することを余儀なくされている、というものがあります。進撃の巨人の主人公エレン・イェーガーは、壁の外の世界にあこがれ、いつか壁の外を自由に冒険したいという夢を持っています。そのため壁外調査を行っている調査兵団に憧れていました。

壁の中に逃れて長い間平和な時代が続き、壁の中の人類はすっかり巨人の脅威を忘れようとしていました。しかし主人公エレンが10歳のある日、ウォールマリアが超大型巨人と鎧の巨人によって突破され、人類の生活領域はさらに内側のウォールローゼまで後退することとなります。その時の巨人襲撃により、エレンは母親を目の前で亡くし、巨人に強い憎しみを抱くとともにすべての巨人を駆逐することを誓うのでした。

外の世界へ出るため、また巨人と戦って駆逐するために、エレンは訓練生となります。104期訓練生として、幼馴染のミカサとアルミンとともに兵士を目指すことになるのですが、そこでエレンはライナー・ブラウン、アニ・レオンハート、ベルトルト・フーバーという三人と出会います。

進撃の巨人のマーレの戦士の目的とは、パラディ島にある「始祖の巨人を奪う」事です。進撃の巨人は物語はまずパラディ島から始まります。壁の外の世界から潜入してきたマーレの戦士は、パラディ島にいるエルディア人の持つ始祖の巨人を奪うために、エルディア人の中に潜伏して活動しているのです。

進撃の巨人は物語の展開の中でエレンが巨人化することにより、巨人は元々人間だったという事が判明します。更に進撃の巨人には自分の意志で自由に戦うことが出来る知能型の巨人も登場します。進撃の巨人に最初出現した巨人は人間を捕まえて食べるだけで、知能があるとは考えられていませんでした。知能型の巨人の登場は脅威であり、エレンたちを絶望の淵に追い込みます。更には仲間だと思っていたアニが女型の巨人だと分かります。

自由に巨人化できることが判明したアニですが、同郷出身だと言っていたライナー・ベルトルトも同じく巨人化できることが判明し、パラディ島に潜入していたマーレの戦士が、ライナー・アニ・ベルトルトの三人だったことが判明します。進撃の巨人には意志を持って戦う巨人たちがどんどん登場してきます。

仲間だと思っていたライナーたちが敵の巨人だと分かって激昂するエレンでしたが、ライナーたちマーレの戦士にも、戦士としての目的があったのです。マーレの戦士の目的は始祖の巨人を奪う事ですが、ライナーたちもマーレ政府の洗脳により、自分たちの正義を信じていたのですね。

ライナー・ベルトルト・アニの三人が、エレンが最初に接触したマーレの戦士という事ですが、進撃の巨人の物語はパラディ島から故郷に帰ったライナーの目線からも描かれます。その時に他のマーレの戦士たちが登場するのです。分かりやすいように一覧にまとめます。

まず進撃の巨人に始めに登場していた超大型巨人はベルトルト・フーバー、鎧の巨人がライナー・ブラウン、女型の巨人がアニ・レオンハートです。他には獣の巨人がマーレの戦士長でもあるジークで、彼はパラディ島での戦いでも登場していますよね。またライナーたち三人には、もともともう一人マルセルという仲間がいたことが分かります。ライナーの回想でも登場していた人物ですね。

ライナーたちと一緒にパラディ島まで来ていたマルセルは、荒野をさまよっていた知能を持たない巨人であったユミルに捕食されてしまい、巨人の能力を奪われてしまいます。ユミルも戦いの中で巨人化するのですが、その巨人の姿を見たライナーたちが驚いたのもこのためですね。ユミルに捕食された時点で死亡したマルセルですが、彼もまたマーレの戦士のメンバーです。

進撃の巨人でライナーが故郷に帰ってから判明したマーレの戦士たちが、顎の巨人・車力の巨人です。顎の巨人の継承者としてポルコ、車力の巨人の継承者としてピークという人物が登場します。マーレの戦士としての訓練を終えたメンバーたちですね。奪取に失敗した始祖の巨人と、エレンの巨人の力である進撃の巨人は、エルディア人が継承し続けてきたものです。

進撃の巨人は登場当初のマーレの戦士メンバー一覧をまとめると、獣の巨人・鎧の巨人・超大型巨人・女型の巨人・顎の巨人・車力の巨人・戦槌の巨人ということです。メンバーは、獣がジーク、鎧がライナー、超大型がベルトルト、女型がアニ、顎がポルコ、車力がピーク、あとはユミルが巨人の能力を奪ったマルセルですね。

マーレの戦士の存在が判明した段階ではメンバーはこの7人だったのですが、女型の巨人であるアニは調査兵団にとらえられており、超大型巨人であるベルトルトは戦いに敗れて瀕死のアルミンに捕食され、巨人の力はアルミンに移っています。7人いたマーレの戦士メンバーは、現在は5人ということになりますね。

進撃の巨人の物語の進行とともに、マーレ政府が持っていた巨人の力が移り、メンバーも変動しています。超大型巨人と女型の巨人はエレンたち調査兵団が手にしているため、現在のメンバー一覧はジーク・ライナー・ポルコ・ピークということですね。

進撃の巨人とは、ちょっと変わったタイトルですよね。人類を衰退に追い込んだ巨人たちの進撃の様子を表したタイトルとも思われてきましたが、実は進撃の巨人とは主人公エレンの持っている巨人の力の名前だったのです。

超大型巨人や鎧の巨人という名前は、進撃の巨人物語前半で判明していました。進撃の巨人に登場する巨人の多くは、知能を持たない巨人たちです。知能を持った巨人に名前がついているわけですが、その中の一つが「進撃の巨人」という事ですね。「進撃の巨人」の巨人の力は、エレンの父親からエレンへと受け継がれたものなのです。

エレンの父親グリシャは、マーレ帝国内部で反マーレ派を率いていました。告発を受けパラディ島に追放される事となってしまったグリシャは、情報提供者であった「進撃の巨人」の持ち主でエレン・クルーガーに助けられます。エレン・クルーガーから進撃の巨人を継承したグリシャは、パラディ島に潜入したのです。

進撃の巨人物語前半では、エレンの父親グリシャは行方不明となっており、同行がわからない状態でした。しかし進撃の巨人の物語が進むにつれ、その過去が全て明かされてきました。想像できない展開の連続が進撃の巨人の面白い所ですよね。パラディ島で秘密を抱えたまま生活していたグリシャの持つ「進撃の巨人」の力が、やがて息子であるエレンに継承されていたのです。

進撃の巨人物語当初は、エレンは「進撃の巨人」を継承していることを知らないままでした。展開が進むにつれ、事実が明らかになり「進撃の巨人」がエレンの持っている力を指していることが分かるのです。

進撃の巨人で巨人の力を手にした人物は、ユミルの呪いによって寿命が限られてしまいます。始祖の巨人ユミルが悪魔と契約した時、13年で死亡したことに起因していると言われています。

巨人の力を継承してから13年間しか生きられないため、マーレの戦士は死亡する前に継承者を決めて巨人の力を受け継いでいます。継承する前の巨人の力を持つものが死亡した場合、ランダムに生まれてくる子供に力が移ってしまうためですね。

進撃の巨人では、巨人の力を継承する方法は、巨人の力を持っている人物を継承する人物が捕食することでその能力が移っていきます。アルミンがベルトルトを捕食して、超大型巨人を継承できたのはこのためですね。巨人の力を継承できるのはユミルの民であるエルディア人だけであり、マーレ人達は巨人化できるエルディア人の中から、継承者を選出しているのです。

進撃の巨人のマーレの戦士の応募条件は、健康な5～7歳の子供であること。そしてマーレ政府への忠誠心が強いこともそうですね。マーレ帝国で暮らすエルディア人は、パラディ島にいるエルディア人は滅ぼすべき悪魔の民であるという思想で洗脳されています。マーレ帝国の中で暮らすエルディア人は差別的な扱いを受けており、マーレの戦士になって戦えば、その家族は名誉マーレ人として自由に暮らすことが出来るようになるのです。

また健康な体を持っていることと、マーレ帝国への忠誠心も大切ですが、優れた身体能力も問われます。募集条件にはマーレ政府の管理する巨人の能力を継承することが出来る、優秀な人材であることが求められるのです。そのためライナーたちもそうですが、マーレの戦士になるために訓練を受けることになります。

進撃の巨人のマーレの戦士の応募条件を満たして志願した子供たちは、巨人の力を継承してマーレの戦士になるべく訓練されます。現在進撃の巨人にはマーレの戦士候補生としての人物も複数登場しています。

進撃の巨人には、マーレの戦士候補としてガビ、ファルコ、コルト、ウド、ゾフィアという5人が登場しています。ガビは身体能力がずば抜けている少女で、ライナーのいとこにあたる人物です。彼女はライナーの鎧の巨人を継承する可能性が高いと言われています。またもう一人コルトが、ジークの獣の巨人を継承することが決定しています。

コルトの弟であるファルコですが、ガビに惚れているようで彼女を危険から守るため、鎧の巨人を継承したいと思っているようです。このようにマーレ政府は応募条件を満たした少年少女を集い、マーレの戦士の候補生に育て上げ、巨人の力を継承しているのですね。

怒涛の展開から目が離せない進撃の巨人ですが、その中に登場するマーレの戦士の目的、メンバー一覧や応募条件に付いてまとめてみました。次々に新事実も判明し、これからも大きくストーリーが動きそうな進撃の巨人では、マーレの戦士の動向もとても重要になってきますね。マーレの戦士たちサイドからも、進撃の巨人を楽しんでみましょう。