【ドクターストーン】メデューサの正体は石化装置の寄生生物？仕組みや目的をネタバレ

「ドクターストーン」の宝島編で登場し、全人類の石化現象の元凶とされたメデューサ。その性能からドクターストーンともいわれ、石化装置の寄生する生物がメデューサの正体とされています。果たして、メデューサとは何なのか、仕組みも気になるでしょう。以下では、「ドクターストーン」の石化装置メデューサの正体や目的をネタバレ考察しました。その他、ドクターストーン・メデューサの仕組みや使用方法などをまとめました。

2022年に最終回を迎えた「ドクターストーン」は、「週刊少年ジャンプ」で連載されていた科学を題材にしたSFファンタジー作品です。原作は稲垣理一郎先生、作画はBoichi先生が担当、単行本は全26巻です。

実在の科学技術を取り入れた作風が人気を集め、2019年からアニメシリーズが開始された「ドクターストーン」。第64回小学館漫画賞の少年向け部門や、次くるマンガ大賞2018 コミックス部門2位をそれぞれ受賞しました。

強烈な閃光に襲われた地球は、人類が石化する不可解な現象に見舞われます。それから3700年後、自力で石化を解除した石神千空、大木大樹、小川杠。3人が目覚めた時には文明が崩壊し、荒廃した大地が広がっていました。そこで、新たな文明を築き上げることで、地球の再建を目指します。同時に、地球の覇権や資源を巡って、他勢力との戦いにも巻き込まれていきます。

「ドクターストーン」の宝島編から登場したメデューサとは、全人類を石化させる現象を引き起こした石化装置です。外見は手のひらサイズのメビウスの輪のようなデザインであり、人類の科学技術を超えたオーバーテクノロジーと言われています。メデューサの発動させるには、石化の範囲と発動までの時間を吹き込む必要があります。ちなみに「ドクターストーン」では、一度の起動で地球全土を範囲に定めていました。

千空たちが巻き込まれた謎の閃光は、南米からメデューサを起動させられ、地球全土に光が波及にしました。石化すると五感を奪われ、身動きが取れなくなります。しかし、意識を保つことは可能であり、自力で石化を解除することが出来ます。後に、アルコールと硝酸のナイタール液を調合した復活液での解除も可能となりました。同時に、石化には修復作用があることも判明し、その能力からドクターストーンとも呼ばれています。

一方、メデューサによる石化の現象は、地球全土の石化が起きる前から発生しており、アメリカでは石化した燕の研究が行われていました。石化の解析の結果、鉄と微量の金、炭素、窒素などの物質で構成されていたことが判明します。また、硝酸に対してイオン流出の反応が見られたものの、その他の薬剤では何も起きませんでした。研究結果から、石化現象で肉体を覆っている物質は鉱物以外のものと考えられるでしょう。

ドクターストーンの宝島編でメデューサが発見され、石化現象の仕組みや石化が起きた原因が解明されると思われました。しかし、メデューサを手に入れたことで、千空たちは新たな謎に直面します。果たして、人類を石化させたメデューサとは何なのでしょうか。以下では、「ドクターストーン」から、メデューサが石化装置の寄生生物といわれる理由をネタバレ考察しました。その他、ドクターストーンのメデューサの目的もまとめました。

「ドクターストーン」において、長らく人類を石化させる鉱物、またはオーバーテクノロジーと推測されたメデューサ。その正体は石化装置という物質ではなく、意思を持った機械の寄生生物と判明します。一方、機械生物といえば、AIロボットのような存在を思い浮かべるでしょう。しかし、メデューサは、AIロボットとは異なる存在です。石化装置に寄生することで生きることができる、特殊な生命体と言えます。

なぜ、ドクターストーンのメデューサが寄生生物と言われるのか、その理由はメデューサ自体に意思があるからです。また、石化装置への寄生は、自身の意思を機械を通じて発信するための手段と考えられるでしょう。

「ドクターストーン」の謎の1つであった人類の石化。それら現象を引き起こしたメデューサの目的は何だったのでしょうか。作中では、某国のテロや宇宙人の仕業とも考えられ、人類への攻撃が目的だったと考察されました。しかし、石化現象には治癒能力が備わっており、攻撃目的だった場合、人間を回復させる必要があるでしょうか。同時に、人類を死なせないために石化現象が行われたとも考えられました。

一体、何が目的で人間を石化させたのか、その答えはメデューサの正体ともいえるホワイマンにありました。通信電波を使って、千空たちへメッセージを送ったホワイマン。最初は「WHY」のセリフが大量に放たれ、何を意味するのか不明でした。その後もホワイマンからのメッセージが送られ、千空は彼らの正体を突き止めることに成功しました。

さらに、ホワイマンが拠点としている月面に到達し、彼らと対峙しました。なぜ、人類を石化したのか、その目的はホワイマンの不死を実現するためです。機械に寄生するホワイマンですが、命を長らえさせるためには、定期的なメンテナンスが必要でした。そこで、高度な技術を持つ有機生命体に、自分たちのメンテナンスをさせようと考えます。

知的な生命体を求めて宇宙を旅する中、電波が飛び交う地球を発見します。これだけ高度な文明を作れる人類ならば、自分たちの目的も果たせると考えたホワイマン。人類に不死を与えることで自分たちの要求を受け入れてくれると考え、石化装置を発動しました。しかし、発動から3700年後に石化を解除した人類が現れはじめ、さらに人類が死を望む方向へ向かい始めます。

なぜ、人類は永遠の命を求めないのか、人間の行動を理解できず苦しむホワイマン。人間は自分たちが求めていた知的生命体ではいことを知り、彼らに執着することを辞めました。このように、メデューサによる人類の石化は、彼らの計画を進めるための手段に過ぎなかったでしょう。一方、「ドクターストーン外伝」では、石化後の地球で大規模な自然災害の発生が描かれており、種の保存が目的だったとも考えられます。

「ドクターストーン」の宝島編でメデューサを手に入れ、石化装置の仕組みの解明に取り掛かった千空たち。その過程で、地球外生命からのメッセージを受け取りました。どのような仕組みで装置からメッセージが放たれたのか、千空たちは声の主の正体を探ります。以下では、「ドクターストーン」から宝島で入手した石化装置メデューサの仕組みをネタバレ紹介します。その他、ドクターストーンのメデューサの使用方法をまとめました。

「ドクターストーン」の謎とされた、千空たちの通信機から聞こえた「WHY」の声。石化装置メデューサから発せられたと推測されたものの、後に電波だったことが判明します。さらに、解析の結果、月から強力な電波を垂れ流していたことも分かります。それらは、メデューサの通信手段の電波だと確定しました。ドクターストーン・宝島編後も、電波を使って月から人類へ訴えかけるホワイマン。

時には、電波通信の能力を使って、月から石化装置を発動させることもありました。電波を使えば、どんなに離れた場所でも目的の場所に何かを伝えることは可能です。電波通信は、メデューサを象徴する能力ともいえるでしょう。

宝島で千空たちが発見した時には、使用できる状態ではなかった石化装置メデューサ。しかし、メデューサを調べることで、再起動できる可能性を見いだしました。ドクターストーンにおいて、難易度マックスの科学クラフトが開始された瞬間でしょう。

地球上にはすでに起動停止した石化装置メデューサがあったものの、心臓と呼べるダイヤ電池が不良品であったことで、再起動できずにいました。大量のサンプルを手に入れ、メデューサの研究に取り掛かる千空。傷一つないダイヤを埋め込めば、メデューサを細動できると仮説を立てます。材料集めから研磨を施し、完璧なダイヤ電池を完成させた千空たち。しかし、メデューサは起動しません。

なぜ、起動しないのか、原因が分からず悪戦苦闘を繰り広げる中、ダイヤ電池のある秘密を発見します。それは、ダイヤの頂点を結ぶ線上に劈開面があり、これが起動の鍵となっていました。劈開面を出すには高度な研磨技術が必要とされるも、世界一の職人の手にとって成し遂げられました。そして、改良を加えたダイヤ電池をはめ込むと石化装置メデューサも起動し、千空たちは喜びを分かち合います。

石化装置メデューサにはステルス機能が備わっており、レーダーに感知されない特性がありました。そのため、地球にメデューサが飛来した際、衛星やレーダーに感知されることがありませんでした。また、「ドクターストーン」ではその特性を応用した使い方も披露されています。アメリカ大陸に入り、スタンリーに追われる千空一行。至るところにレーダーが設置され、逃げることが困難となります。

そこで、目をつけたのがメデューサのステルス機能でした。メデューサの死体を船に装着し、レーダーをかいくぐろうと試みます。千空の読みは当たり、船はレーダーに感知されることなく、一行は脱出に成功しました。

宝島では利己的な目的で乱用されてきたメデューサ。後に怪我の治療などに応用され、ドクターストーンとも呼ばれます。メデューサの仕組みが少しずつ解明される中、真空管内のメデューサが爆発を起こしました。誰かが意図的にやったと推測される一方、メデューサの意思で起きたとも考えられています。以下では、「ドクターストーン」のメデューサが真空で爆発した理由をネタバレ考察しました。

石化を解除する復活液を開発した千空でしたが、再び大規模な石化が起きた場合、誰も復活できない危険がありました。そこで、メデューサの起動を防ぐ目的で、真空状態で保管することにしました。しかし、真空状態のメデューサが爆発する事態に見舞われます。石化光線も放たれ、ゲンと陽が被害に遭います。このシーンから、メデューサは真空状態でも活動することが判明しました。

一方、真空状態にあったメデューサは、何がきっかけで爆発を起こしたのでしょうか。考えられる理由として、黒幕であるホワイマンによって起動のに日時を設定されたことがあげられます。もしかしたら、真空状態にされる前に設定された可能性が高いでしょう。

当初は、ドクターストーンの黒幕によって、爆発するように施されていたと思われていたメデューサ。しかし、爆発はメデューサ自身の行動だったことが判明しました。一方、なぜ爆発を起こしたのか、その原因が分かっておらず謎とされています。

「ドクターストーン」にて、全人類を石化させるほどの強力なパワーを発揮したメデューサ。その正体は石化装置に寄生した機械生物です。機械は長い年月を経ると劣化し、機械生物のメデューサも例外ではありません。長期間、酸素に晒され続けることでさびてしまい、起動できなくなります。また、メデューサにとって酸素は毒であり、酸素に晒された環境では行動できないことも判明しました。

宝島に降り注いだ大量のメデューサも、酸素にふれたことで起動できなくなり、石化光線が放たれることはありませんでした。しかし、賊の手に渡ったこと、偶然にも発動条件を見つけたことでメデューサが悪用される結果を招いてます。一方、酸素のない真空状態であれば、メデューサは自分の意思で行動できるでしょう。もしかしたら、真空管内の爆発はメデューサ自身の意思だったと考えられます。

「ドクターストーン」の謎の1つであるメデューサとは何か、作中ではメデューサから千空の声が聞こえるなど、不可解な現象も見られました。どのような仕組みで千空の声を出しているのか、読者の興味をそそるでしょう。また、作中では、千空のアイデアでハッタリアイテムに活用されています。以下では、「ドクターストーン」から、メデューサと千空の関係についてネタバレ考察しました。

ある目的から人類へメッセージを送り続けてきたホワイマン。その声は千空とそっくりだったことから、ホワイマンの正体は千空とも予想されました。後に、千空の声に似ていた理由は、ホワイマンによる合成音声によるものと明かされています。一方、なぜ千空の声を模したのか、その答えは電波に声を乗せて送った最初の人物が千空だからです。

ドクターストーンの宝島での出来事から、使い方を誤れれば凶悪な武器にもなり得る石化装置メデューサ。作中では、獅子王司を復活させるアイテムとして起動させられました。メデューサを入手できたものの、電気切れ寸前まで来ていました。その後、奇跡的に起動し、司を復活させることが出来たものの、メデューサは起動停止します。電池切れにより、メデューサは使い捨てられると思いきや、千空はハッタリのアイテムとして活用します。

ドクターストーンの北米編ではスタンリーと対峙し、彼らにプレッシャーをかける目的でボートの先端にメデューサを装着しました。また、杠たちは石化されることに怯える芝居をみせ、スタンリーの標的をメデューサに向かわせます。そして、弾丸の的中によりメデューサは水没するも、一行はその隙にサンフランシスコの脱出を成功させました。2度目の活用は、石化現象の発祥とされる南米です。

ペルセウスのレーダーに感知され、身動きが取れない千空。レーダーの感知から逃れるべく、ボートの底にゴムを塗るも、思ったような効果が得られません。そんな中、クロムのひらめきから、ボートの底にメデューサを装着します。メデューサの落下時、レーダーにキャッチされなかったことから、ステルス機能があると推測しました。その後、船はレーダーに感知されることなく、自由な移動が可能になりました。

全人類が石化する未曾有の災害を引き起こした石化装置メデューサ。その正体や目的は、メデューサに寄生する生物が生き延びるため、人類を利用するためでした。メデューサの仕組みは千空たちによって解明されたものの、まだまだま不明点も多いです。果たして、メデューサとは何だったのでしょうか。以下では、「ドクターストーン」のメデューサに関する感想や評価を紹介します。

ドクターストーンの宝島編で機体を手に入れるまで、メデューサとは人類を石化した元凶と思われました。しかし、復活液の開発のメデューサの仕組みが少しずつ解明されたことで、メデューサの新たな活用方法も見いだされました。「ドクターストーン」では仲間の治癒目的で使用されたメデューサ。その能力はまさに「ドクターストーン」であり、漫画のタイトル回収がすごいとの感想も寄せられています。

ドクターストーンにて強烈な閃光を放ち、全人類を石化したメデューサ。その正体は手のひらサイズの小さい機体と判明しました。見た目はストーン状に見えるも、その仕組みや正体を知ることでメデューサに込められた科学技術の高さがうかがえるでしょう。宝島での乱用から、使い方次第では強力な武器にもなるメデューサ。一方、機体1つの能力だけで全人類を石化することは難しいとの意見も見られ、考察が続いています。

「ドクターストーン」の謎である、メデューサとは何か、その答えはホワイマンの正体であり、石化装置に寄生した生命体と言われています。ドクターストーンのメデューサとホワイマンが同一だったことは読者にとっても衝撃的な事実であり、予想外の正体に度肝を抜かれたとの感想も寄せられています。また、メデューサの仕組みを知ることで、「ドクターストーン」の謎を解明することもでき、奥深い作風がすごいとの声も見られます。

宝島編で発見されたメデューサは、人類の脅威であり、同時に人類の命を救うドクターストーンとも解釈できます。一方、ホワイマンの正体がメデューサである事実を見抜けたファンはいるでしょうか。同時にメデューサ＝機械生物というファンの予想を超える正体は、見る者全てを脅かせるような衝撃的な展開だったでしょう。SNSでは、ドクターストーンのホワイマンとメデューサ、正体を当てられる人はいないだろうといわれています。

ドクターストーンのメデューサの作画は、メビウスの輪をモチーフにした1つの糸を複雑に絡み合わせたようなデザインとなっています。一見すると複数のリングを合わせたように思えるも、細部まで観察すると複雑な形状をしています。見れば見るほど、不思議なデザインであるメデューサ。SNSでも、ドクターストーンのメデューサの作画はどうなっているのかとの声が寄せられ、複雑な形もファンの注目を集めています。

「ドクターストーン」といえば、SFファンタジー作品でありながら、ホラーシーンを彷彿させる描写も見どころの1つです。その中でも、ドクターストーンのホワイマンやメデューサ関連の描写は、ホラー漫画さながらの演出であり、読者の中には恐怖を覚えた方もいるでしょう。また、それらの正体を知らない状態で読むことで、さらに恐怖感が増し、ホワイマンやメデューサの不気味さが引き立ちます。

人類を石化させただけでなく、文明までも崩壊させてしまったメデューサ。石化の元凶という点では、非常に危険なものでしたが、ドクターストーンのごとく人類に有効な存在でもあります。しかし、メデューサの危険性の高さから、メデューサに対して否定的な考えを持つ者も少なからずいます。SNSでは、ドクターストーンにおいて、メデューサを巡る肯定派と否定派による争いが起きるのではとも予想されました。

「ドクターストーン」のメデューサとは何か、正体や目的、仕組みや使用方法、千空との関係などをネタバレ考察しました。宝島編でその姿が披露され、特徴的なデザインが目を引くメデューサ。しかし、その正体は機械そのものではなく、それらに寄生する生物でした。一方、人類にとっては身体の治癒能力を高めてくれる存在でもあり、ドクターストーンとも呼べるでしょう。