ドクターストーンのあらすじをネタバレ解説！原作漫画の最終回・結末は？

『ドクターストーン』は2017年3月より『週刊少年ジャンプ』で連載が開始された漫画作品です。2022年3月に全232話で完結しました。刊行された単行本は全26巻です。『ドクターストーン』は2019年にテレビアニメ化され、2023年10月時点で第3期第2クールまで制作されています。

『ドクターストーン』は原作・原案を稲垣理一郎が、作画をBoichiが担当しています。原作・原案を担当する稲垣理一郎は『アイシールド21』や『トリリオンゲーム』の原作者として知られています。Boichiは韓国出身の漫画家で、かつては女性漫画誌で活躍していました。『ドクターストーン』は科学にスポットを当てた作品ということで、「図解アリエナイ理科ノ教科書」の執筆者として知られるくられが科学監修として参加しています。

ここからは、原作漫画『ドクターストーン』のあらすじを簡単に、ネタバレありで紹介していきます。『ドクターストーン』は人類が謎の石化現象に見舞われ、文明が崩壊するところから始まります。それから物語がどのような形で展開され、最終回までどのような流れで進んでいくのか、簡単に見ていきましょう。ネタバレが苦手な人は注意してください。

まずは、原作漫画『ドクターストーン』第1章「STONE WORLD THE BEGINNING」のあらすじを簡単にネタバレありで紹介していきます。ある日、地球上の人類が一斉に石化するという謎の現象が起こりました。それから3700年後、人類がいなくなり文明が滅びた世界で、膨大な科学知識を持つ天才少年・石神千空が石化から解放され目を覚まします。

千空の幼なじみである大木大樹も目覚め、2人は人類を石化から救う復活液の開発に成功しました。森の中でライオンに襲われた千空は身を守るため、霊長類最強といわれた格闘家・獅子王司を復活させます。最初は味方になってくれた司でしたが、彼は全人類70億人を救おうとする千空と違い、権力欲を持たない無垢な若者だけを復活させることを望んでいました。千空と司は考えの違いから対立することになります。

司は復活液によって目覚めた千空と大樹の友人である小川杠を人質にして千空から復活液のレシピを聞き出し、千空を殺害しようとしました。結果的に千空は助かったものの、司との対立は決定的なものとなります。以上、原作漫画『ドクターストーン』第1章「STONE WORLD THE BEGINNING」のあらすじネタバレでした。

続いて、原作漫画『ドクターストーン』第2章「STONE WARS」のあらすじを簡単にネタバレありで紹介していきます。復活液を作れるようになった司が、自分の味方を増やしていくことは明らかでした。このままでは千空たちに勝ち目はありません。そこで千空は大樹と杠をスパイとして司陣営「司帝国」に送り込み、自分は石化せずにストーンワールドで生き続けていた旧人類の生き残りと接触して仲間を増やそうと試みます。

目指すのは司帝国に対抗できる科学王国の建国です。千空はある村で暮らしている少女コハク、知識欲の強い少年クロムと出会いました。2人が住んでいる村には巫女がいて、その巫女ルリはコハクの姉でありクロムの幼なじみであるとのこと。ルリは病に侵されていました。

ルリの命を救うことができれば村人全員を仲間にできると考えた千空は、コハクやクロムなど理解ある一部の村人たちの協力を得て、抗生物質サルファ剤を作ります。途中、司帝国から差し向けられたあさぎりゲンも仲間になるなど、千空は着々と味方を増やしていきました。やがてサルファ剤が完成し、千空は村人たちから認められます。

村人たちを味方につけた千空は、仲間たちと力を合わせて携帯電話を作り、司帝国との戦いに備えました。そしてついに、石神村と司帝国の全面戦争「STONE WARS」が幕を開けます。携帯電話や戦車など科学の力を武器に戦った千空たちは、司帝国に勝利しました。この際、司は帝国側の人間であった氷月から攻撃を受けて重傷を負います。

このままでは司が命を落としてしまう。そう考えた千空はそれを防ぐため、司にコールドスリープを施すことにしました。石化は人間を石にする恐ろしい現象ですが、一方で石化が解ける際に傷が修復されるという効果もあります。いつか千空が石化の謎を解き、自由に石化と解除を操って治療に使えるその日まで、司は眠り続けるのです。以上、原作漫画『ドクターストーン』第2章「STONE WARS」のあらすじネタバレでした。

続いて、原作漫画『ドクターストーン』第3章「Dr.STONE」のあらすじを簡単にネタバレありで紹介していきます。宇宙飛行士であった千空の父・石神百夜の遺した情報によって、石化光線の出どころが南米であると知った千空たち。千空は南米に行くため、大型船を作ることを決意します。石神村の人間と司帝国の人間が力を合わせれば、造船も不可能ではありません。

問題は、船を操縦するスキルと優れた航海術を持った人間が必要であるということです。そこで千空はその両方を兼ね備えた人間・七海龍水を復活させました。石油探しなど様々な困難を乗り越え、無事に船は完成します。ペルセウスと名付けられた船は、龍水が選抜した乗組員を乗せ出航しました。ペルセウスがまず向かったのは、宝島です。

そこは3700年前、石化現象が起こった際、宇宙にいたため助かった宇宙飛行士の百夜たちが不時着し、亡くなるまで暮らしていた場所でした。そこには復活液を量産するために必要なプラチナが眠っているはずです。ところが、島に到着してすぐ、ペルセウスの面々は石化させられてしまいます。千空やゲンなど一部のメンバーは、船を離れていたため無事でした。

千空たちはそこで、島を支配している宰相イバラが、人間を石化させる装置を持っていることを知ります。千空たちは島に潜み、少しずつ仲間たちを復活させながら、イバラと戦うための策を練りました。いくつものピンチを乗り越え、千空たちはイバラを倒し、石化装置を手に入れます。以上、原作漫画『ドクターストーン』第3章「Dr.STONE」のあらすじネタバレでした。

最後に、原作漫画『ドクターストーン』第4章「石化の真相」のあらすじを簡単にネタバレありで紹介していきます。イバラとの戦いを終え、石化した仲間たちも無事に復活したあとのことです。千空が本土に残っているルリと通信していると、謎の声が割り込んできました。その声は、地球全土を石化させようとします。

石化は上手くいかなかったため、千空たちは無事でした。これにより千空たちは、石化の元凶は月にいることを知ります。敵が月に居座っている以上、地球にいる人間は常に石化の脅威にさらされることになります。千空は脅威を取り除くため、ロケットを作って月に行くことを決意しました。ロケットを作るためには、様々な素材と人手が必要です。

素材を集め、世界中の人々を復活させるため、千空たちはアメリカへ向かいました。そこで千空たちは、自力で復活していたNASAの科学者・Dr.ゼノと対立することになります。ゼノたちから命を狙われる中で、千空たちは石化装置の秘密に迫っていきました。そして彼らは、石化装置を動かしているのが小さなダイヤであることを知ります。以上、原作漫画『ドクターストーン』第4章「石化の真相」のあらすじネタバレでした。

ここからは、原作漫画『ドクターストーン』の最終回について紹介していきます。アニメ『ドクターストーン』は2023年10月時点でまだ続いていますが、原作漫画『ドクターストーン』は2022年3月に最終回を迎え、完結しました。

原作漫画『ドクターストーン』の最終回は多くのファンから高い評価を得ていますが、その一方で一部のファンからは酷評されています。ここでは、原作漫画『ドクターストーン』の最終回のあらすじをネタバレありで簡単に紹介し、最終回が一部のファンに受け入れられなかった理由は何なのか、その理由を解説していきます。

原作漫画『ドクターストーン』の最終回あらすじをネタバレありで紹介していきます。人類を石化させたホワイマンと交渉するため、月に向かった千空たち。彼らは無事、地球への帰還を果たしました。ホワイマンたちは地球で暮らす人類以外の知的生命体を求めて月を離れ、地球は石化の脅威から解放されます。千空たちが地球へと帰還してから数年の月日が流れました。

海外で外交官的な役割を果たしていたあさぎりゲンは、千空の友人である大木大樹と小川杠の結婚式に参列するため、日本に帰ってきました。大樹と杠の結婚式は、多忙な友人たちが参列しやすいよう、2日間行われていました。ゲンが参列したのは2日目で、千空は初日だけ参列し、すぐラボに戻ったようです。

ゲンと他の仲間たちは、千空たち科学チームにケーキの差し入れを持っていくという大樹と杠とともに、千空たちがいるラボへと向かいます。そこで一同は、千空たち科学チームがタイムマシンの制作に取り組んでいることを知りました。

人類の石化は解けましたが、石化の脅威が去るまでの間に石化が原因で亡くなった人々がいます。千空はタイムマシンを作り、全人類70億人を救おうとしていました。今すぐには無理でも、地道に一歩ずつ進んで必ず成し遂げるのが、千空が掲げてきた科学です。科学によって切り開かれる未来が示され、漫画『ドクターストーン』の最終回は終わりました。

『ドクターストーン』の最終回は多くの人々から好意的に受け止められましたが、一部の人々からは厳しい目を向けられました。一部の人々に酷評された主な理由は、最終回そのものが悪かったというより、最終回までの流れが悪いと思われてしまったためです。科学知識を駆使して文明の消えた世界ではありえないものを作ってしまうのが『ドクターストーン』の面白いところです。

しかし、アメリカ編からストーリーのテンポが異様な早まりを見せ、クラフトシーンがあまり描かれなくなりました。その状態で最終回を迎え、さらにタイムマシンを完成させることなく終わってしまったため、一部の人々は納得できなかったようです。また、未回収の伏線が残っていた点も評価が下がるポイントとなったようでした。

一部ファンの間で、原作漫画『ドクターストーン』は打ち切り終了だったのではないか、という疑惑が最終回掲載以降囁かれていましたが、そのような事実はありません。『ドクターストーン』は完結し終了しました。

打ち切りの噂が流れた理由は、先述の通りアメリカ編からストーリーのテンポが異様な早まりを見せたことに起因しています。最終回時点でタイムマシンが完成しておらず、いくつかの伏線が残っていたことも、打ち切りが疑われる理由となりました。

ここからは、原作漫画『ドクターストーン』の登場人物に関する情報を一覧にまとめ、簡単に紹介していきます。『ドクターストーン』の魅力の1つは、個性豊かなキャラクターたちにあります。主人公の石神千空はもちろん、それ以外にどのようなキャラクターがいてどのような活躍をしたのか、簡単に見ておきましょう。

まずは『ドクターストーン』の主人公である石神千空について簡単に紹介していきます。石神千空は科学マニアの少年で、初登場は16歳の高校生でした。口が悪く偽悪的な態度が目立ちますが、実は情に厚い人物で、どのような状況でも誰かを犠牲にするようなことだけは徹底して回避しようとします。

宇宙に行くという目標のため、幼い頃から科学に関する様々な知識を頭脳に叩き込んできた千空は、その知識を使って文明が滅びた石の世界で、様々な物を作り出してきました。科学的知識だけでなく思考力・推理力も飛び抜けており、その頭脳で数々のピンチを切り抜けています。

「唆る」「100億」などが口癖で、どのような相手にも敬語を使わず話すのが特徴的です。科学王国では意思決定の中心である「五知将」の1人に数えられており、最も思考力が優れているとされています。

続いて、七海龍水について簡単に紹介していきます。七海龍水は、STONE WARSが終結したあとに千空が復活させた人物です。石化前の世界で、彼は海運会社・七海財閥の御曹司として奔放な生活を送っていました。彼は幼い頃から船が好きで、中学生の頃には帆船を乗り回していたようです。大好きな船に乗って世界中を遊び回っていたため、彼は卓越した操船技術を身につけました。

南米に行くための船造りを計画していた千空は、その船を操縦する船長を求めており、そのため龍水が起こされることになったのです。彼は航海術だけでなく航空術や気象学に関する知識も身につけており、さらに優れたリーダーシップも備えています。

主要キャラの中で登場は遅いほうでしたが、登場してからは瞬く間に周囲をまとめる側になり、五知将の1人として数えられるようになりました。五知将の中では最も決断力に優れているとされています。

続いて、大木大樹について簡単に紹介していきます。大木大樹は千空の幼なじみである少年です。頭脳明晰である一方、体力に自信のない千空とは正反対の人物で、彼は頭を使うことは苦手である一方、人並み外れたパワーと体力を誇っています。彼は千空の次に石化から目覚めた人物で、しばらくの間は千空と2人で石の世界を生き抜き、千空の復活液研究を手伝っていました。

大樹は同じ高校に通っていた小川杠に恋心を抱いており、石化直前に想いを伝えようとしていました。復活液のおかげで杠も復活しましたが、逃げ場のない極限の世界で告白することに抵抗を抱き、告白を延期しています。いつか安全な世界で杠に告白することを目標に、大樹はストーンワールドで杠を守りながら、文明復興のために働き続けました。

続いて、小川杠について簡単に紹介していきます。小川杠は大樹の想い人であり、千空とは友人関係にある女子高生です。石化前、彼女は高校の手芸部に所属していました。非常に手先が器用であり、なおかつ卓越した集中力と忍耐力を持つ杠は、ストーンワールドで衣服や船の帆、気球作りなどで活躍しています。

また彼女は千空から手先の器用さと忍耐力を見込まれ、司によって砕かれた石像の修復作業も任されていました。大樹に想いを寄せられており、また自身も大樹に対して想いを寄せている杠ですが、大樹の気持ちを汲んで彼の告白を文明復興まで待っていました。

続いて、コハクについて簡単に紹介していきます。コハクは千空がストーンワールドで初めて接触した、ストーンワールド生まれの少女です。彼女は石化を免れた宇宙飛行士たちの子孫が暮らす村・石神村の村長の娘で、ルリという姉がいます。病に侵された姉を救うため科学知識を持つ千空に協力することになりました。コハクは非常に正義感が強く、人間離れしたパワーと身体能力を持った、村の戦闘要員です。

千空が科学王国を興して以降、彼女はパワーチームの筆頭として、数々の力仕事や戦闘の場で活躍してきました。優れた身体能力を持つコハクですが、特に飛び抜けているのは視力です。11.0という視力を持つ彼女は物を探すことに長けており、その力は油田探しなどで重宝されました。

続いて、クロムについて簡単に紹介していきます。クロムは石神村に住む少年です。彼は病に侵されている幼なじみのルリを救うため、様々な鉱物や植物などを収集し研究していました。ストーンワールドには科学がないため、彼の知識は長らく科学ではなく妖術として扱われ、村人たちからは変わり者と見なされていたようです。

千空と出会い、彼に科学を教えてもらってからは「科学使い」を名乗るようになり、千空と行動をともにして様々な科学知識を吸収していきました。彼は千空以上の発想力を持つ人物として、五知将の1人に数えられるようになります。

続いて、金狼について簡単に紹介していきます。金狼は石神村の門番を務める青年です。生真面目な性格をしている彼は、突然やってきた千空のことを怪しみ、決して彼を村にいれようとはしませんでした。しかし、村の外で門番をしているがゆえに千空と接触する機会が多々あり、千空の人となりに触れて彼が悪い人間ではないというように考え始めます。

そのため、彼は村人たちの中では比較的早い段階で千空の味方になりました。金狼は近眼だったのですが、千空にメガネを作ってもらったことで近眼を克服。村屈指の槍使いとして、その実力を存分に発揮できるようになっています。

続いて、銀狼について簡単に紹介していきます。銀狼は金狼の弟で、兄とともに村の門番を務めています。真面目な銀狼とは違い、面倒事を嫌う単純なお調子者です。ゲスな言動が目立ちますが、大事な場面では仲間のために体を張ることもできる、憎めないキャラクターです。

続いて、ルリについて簡単に紹介していきます。ルリは石神村の村長の娘で、コハクの姉。石神村の巫女でもあります。お転婆なコハクと違い真面目でおしとやかな彼女は、幼い頃から病を患っており、長くは生きられないと考えられていました。

しかし千空たちが作った抗生物質サルファ剤のおかげで、患っていた肺炎を克服しています。村の巫女の務めは、3700年前に百夜が遺した百物語を語り継ぐことです。百物語には生きていくために必要な旧時代の知識が組み込まれており、村人たちは代々の巫女が語り継ぐその知識を支えに生活してきました。

続いて、スイカについて簡単に紹介していきます。スイカは石神村に住む少女です。初登場時は9歳でした。常に中身をくり抜いたスイカをヘルメットのように被っているため、スイカと呼ばれるようになったようです。彼女が常にスイカを被っているのは、あるコンプレックスがあったためです。スイカは近眼で、何かを見るには目を細める必要がありました。

目を細めると顔に皺ができてしまうため、それを見られたくなかったのです。近眼のせいで、スイカは村の手伝いをあまりできていませんでした。そのため、スイカは誰かの役に立ちたい、必要とされたいという思いを人一倍強く抱えています。千空たちのサポートをいち早く始めたのも、誰かの役に立ちたかったためでした。後にスイカは千空にレンズを作ってもらい、それをスイカの被り物に装着することで近眼を克服しています。

続いて、あさぎりゲンについて簡単に紹介していきます。あさぎりゲンは、司によって復活させられた旧現代人です。石化前、彼は心理マジックを得意とするマジシャン兼メンタリストとして芸能活動を行っていました。ゲンが司に起こされたのは、千空の生死を確認するためです。千空を自分の手で殺した司ですが、彼は千空が生きているのではないかと疑っていました。

そこで、心理学に精通するゲンを起こし、千空の行方を追わせたのです。ゲンは千空が石神村で生存していることを確認しますが、千空の科学力を認め、司を裏切って千空の側につくことを決めました。以降、ゲンは科学王国の人間として、最後まで千空に協力し続けます。人間心理を知り尽くし、策謀力に長けたゲンは、五知将の1人に数えられるようになりました。

続いて、カセキについて簡単に紹介していきます。カセキは石神村で暮らす老人です。彼は村随一の腕を持つ職人で、村のために様々な物を作っていました。物作りが好きなカセキは、千空が現代文明の知識を生かして物作りをする様子に惹かれ、千空のクラフトに協力するようになります。千空は物を作るために何が必要なのかという知識は持っていますが、実際にそれを作り出す技術は持っていないことがほとんどです。

そのため、千空が作りたい物の内容を聞き、それを瞬時に理解して実際に作り出すことができる腕を持ったカセキは、科学王国になくてはならない人材でした。歳は離れていますが、カセキは千空とクロムのクラフト仲間として活躍します。

最後に、西園寺羽京について簡単に紹介していきます。西園寺羽京は、司によって復活させられた旧現代人です。石化前、彼は自衛隊員で、潜水艦のソナーマンとして活躍していました。そのため、超人的な聴力を持っており、索敵能力に長けています。また弓の扱いも上手い戦闘員であったことから、司帝国では司・氷月に次ぐナンバー3として君臨していました。

千空たちの敵である司帝国側の人間ではあったものの、彼自身は血が流れることを厭う温和な人物です。千空たちが血を流さずSTONE WARSを終結させるという言葉を信じ、最終的に千空側につきました。戦争終結後は科学王国の一員として尽力しています。洞察力に長ける彼は、五知将の1人に数えられるようになりました。

ここからは、原作漫画『ドクターストーン』の面白い魅力について紹介していきます。『ドクターストーン』は『週刊少年ジャンプ』の中でも上位の人気を誇る作品でした。この作品が多くの人から支持されたのは、数々の魅力があったためです。個性豊かなキャラクター以外のどの部分が多くの人の心を掴んだのか、詳しくチェックしていきましょう。

科学オタクである千空は、自身の知識を生かして何もない石の世界で様々な物を作り出していきます。まずは生きていくために必要不可欠な衣食住に関する物から始まり、物語が進むにつれて発電所、携帯電話、GPS、大型船なども作ってしまいます。千空と仲間たちが科学の力で様々な物を作り出す姿を通して、読者は科学の偉大さと面白さを知ることができるでしょう。

『ドクターストーン』はストーリーのテンポの良さに定評がある作品です。多くの少年漫画では主人公が壁にぶつかったとき、それを乗り越えるための努力を行うシーンや葛藤シーンに多くのページを裂きます。主人公やその周囲のキャラを深掘りできるため、必要なシーンではあるのですが、話が進まずにモヤモヤしてしまう読者が出てきてしまうことも事実です。

一方『ドクターストーン』では、それらのシーンがほとんど描かれません。主人公の千空が超合理主義者であるため、悩んでいる暇があるなら即行動、自分ができないならできる人間に仕事を振ってそれをサポートする、という展開になるのです。これまでの少年漫画ではあまり見られなかったそのスピード感は、多くの読者の心を掴みました。

『ドクターストーン』は超合理主義者の主人公に合わせてかさくさくと物語が進みますが、仲間たちとの絆という大切な要素を飛ばすことはしません。むしろ『ドクターストーン』では、仲間たちとの絆がいかに大切かという点が強調されています。

『ドクターストーン』では、どんな人間にも役割があり、それぞれが自分の役割を全うすることで他者を支えることが重要であると描かれています。卓越した頭脳を持ちながらも自身の無力さを知り、他者の力を借りることに躊躇いのない千空と、彼を慕う仲間たちの姿は、多くの読者に感動を与えました。

『ドクターストーン』には読者の心を揺さぶる熱い名言が数多く登場します。物語を追っていれば、どのような人でも1つは心に刺さる名言を見つけることができるでしょう。千空の科学に対する強い気持ちが表れた名言、仲間たちとの絆が表れた名言、仲間たちが千空へ向ける信頼が表れた名言など、様々な名言を堪能できます。

アニメ『ドクターストーン』の第1期第1クールOPは、BURNOUT SYNDROMESが歌う「Good Morning World！」です。第1期第2クールOPは、PELICAN FANCLUBが歌う「三原色」でした。第2期OPには、フジファブリックが歌う「楽園」が採用されています。第3期に入る前に放送されたテレビスペシャルでは「Good Morning World！」の新アレンジ版である「Good Morning［New］World！」がOPとして採用されました。

この曲はアレンジだけでなく歌詞も一部変えられています。テレビスペシャルは第3期『Dr.STONE NEW WORLD』に繋がるエピソードであったため、歌詞が「新天地」から「新世界」になっていました。第3期第1クールOPは、石崎ひゅーいが歌う「ワスレガタキ」です。第3期2クールOPは、清竜人が歌う「遥か」でした。

アニメ『ドクターストーン』の第1期第1クールEDは、Rude-αが歌う「LIFE」です。第1期第2クールEDは、佐伯ユウスケの歌う「夢のような」でした。第2期EDには、はてなが歌う「声？」が採用されています。第3期第1クールEDは、OKAMOTO'Sが歌う「Where Do We Go？」です。第3期第2クールEDは、Anlyが歌う「好きにしなよ」でした。

『ドクターストーン』を何度も繰り返し楽しんでいるというファンのコメントです。『ドクターストーン』は見る度に発見があり何度でも楽しめる作品です。原作漫画には原作漫画にしかない良さがあり、アニメにはアニメにしかない良さがあるため、どちらを見ても楽しめるでしょう。

漫画『ドクターストーン』を全巻読み終わった人のコメントです。『ドクターストーン』は最後の最後まで面白さを維持し続けた質の高い作品です。一度読み始めると夢中になって止まらなくなった、という人は多いようでした。

『ドクターストーン』は、科学の力で文明復興を目指すという唯一無二の要素と、少年漫画の王道が見事に融合した作品です。その絶妙なバランスに心を掴まれたというファンは少なくありません。最終回についても、多くのファンが絶賛していました。

ここでは『ドクターストーン』のあらすじについてネタバレありで紹介してきました。『ドクターストーン』は最後まで面白いストーリーを展開し続けた人気作品です。原作漫画はもちろん、アニメもクオリティーが高く楽しめるものになっているため、物語完結後も引き続き注目を集めています。