【ドクターストーン】石神千空の声優は小林裕介！経歴やアニメ代表作・キャラは？

千空とは『Dr.STONE（ドクターストーン）』の主人公・石神千空のことです。アニメ『Dr.STONE（ドクターストーン）』では、石神千空の声を声優の小林裕介が担当しました。ここではその小林裕介が出演したアニメと演じたキャラクターをまとめて紹介していきます。

小林裕介が石神千空以外にどのようなキャラを担当したのかチェックしてみましょう。石神千空役の声優である小林裕介について詳しく見ていく前に、まずは『Dr.STONE（ドクターストーン）』の基本情報と石神千空のプロフィールを紹介していきます。

『Dr.STONE（ドクターストーン）』は、2017年3月から2022年3月にかけて『週刊少年ジャンプ』にて連載されていた漫画作品。原作者は稲垣理一郎で、作画をBoichiが担当しています。本作は、飛び抜けた頭脳と科学知識を持つ天才少年が、謎の石化現象によって滅びた文明を復活させる様を描いた、SFサバイバル作品となっています。

様々な科学知識が登場するのが特徴的で、そのため科学監修として『アリエナイ理科ノ教科書』シリーズなどで知られるフリーライター・YouTuberのくられが作品に関わっています。『Dr.STONE（ドクターストーン）』は2019年7月にテレビアニメ化され、2023年6月までに第3期第1クールまでが製作されました。2023年10月には、第3期第2クールの放送が開始される予定です。

ある日、人類は謎の光線を浴びて石化するという怪現象に襲われました。怪現象の発生から3700年後、主人公の石神千空は石化が解けて目覚めます。人間がいないまま時間が経過したことで文明は滅び、周囲には森が広がっていました。卓越した頭脳と科学知識を持つ千空は、石化の謎を解いて人類全員を目覚めさせ文明を復活させるべく、たった1人で復活液の研究を始めます。

石神千空は『Dr.STONE（ドクターストーン）』の主人公です。誕生日は1月4日で、血液型はAB型、身長は171.4センチで、体重は61キロ。初登場は16歳で、広末高等学校に通う男子高校生でした。学生時代は科学部の部長をしており、毎日実験に励んでいたようです。好物はラーメン。毛先が緑がかった銀髪が特徴的な少年です。石化から目覚めたあとは、目元から眉を通り額にかけて走る2本のヒビ痕も彼の特徴となっています。

彼は科学をこよなく愛する科学オタクで、科学に関係するあらゆる分野の知識を持っています。計算が得意で思考力も高く、どのような窮地に陥ってもその頭脳を駆使して解決策を見いだします。

少年漫画の主人公としては珍しい知力のチートキャラが千空です。知力が飛び抜けている一方、体力面は「ミジンコ」といわれています。とはいえ、文明が滅び何もない世界でサバイバルができる程度の体力と身体能力はあるようです。口癖・決めセリフは「唆るぜこれは」です。

アニメ『Dr.STONE（ドクターストーン）』で主人公・石神千空の声を担当したのは、声優の小林裕介です。小林裕介は1985年3月25日生まれで、血液型はB型。東京都出身で、所属事務所はゆーりんプロです。声優活動は2009年より開始しました。ファンからは「ゆっけ」や「ゆーしー」などの愛称で呼ばれています。趣味はダーツやボクシング。2022年に船舶免許を取得しています。

小林裕介は3歳から10歳まで英国で暮らしていた帰国子女です。帰国子女ですが、英語はあまり得意ではないようです。小林裕介は大学卒業後、一度は大手家電メーカーに就職しました。24歳の時に会社を退職してアミューズメントメディア総合学院に入学し、卒業後はゆーりんプロに所属して本格的に声優の仕事を始めたようです。

当初はナレーションの仕事を主にこなしていましたが、2013年にテレビアニメデビューを果たし、アニメの仕事を多くこなすようになっています。2017年には第11回声優アワードにて新人男優賞を受賞しました。2019年より『Dr.STONE（ドクターストーン）』の主人公である石神千空の声を担当しています。

アニメ『Dr.STONE（ドクターストーン）』で石神千空の声を担当した声優・小林裕介の代表作やキャラで最初に紹介するのは、アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』（ナツキ・スバル）です。アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』は、引きこもりの男子高校生がコンビニ帰りに異世界へ召喚されるところから始まるライトノベルが原作の作品です。ファンの間では「リゼロ」という略称が使われています。

アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』で、小林裕介は主人公のナツキ・スバルを演じました。ナツキ・スバルは突如異世界に召喚された、物怖じしない少年です。死亡してもセーブポイントまで巻き戻ってやり直すことができる「死に戻り」という能力を手に入れた彼は、その力を武器に異世界で活躍していきます。喜怒哀楽がはっきりとしているナツキ・スバルというキャラクターを、小林裕介は見事に演じていました。

アニメ『Dr.STONE（ドクターストーン）』で石神千空の声を担当した声優・小林裕介の代表作やキャラで続いて紹介するのは、アニメ『アルスラーン戦記』（アルスラーン）です。『アルスラーン戦記』は、田中芳樹による大河ファンタジー小説です。『鋼の錬金術師』の作者として知られる荒川弘の作画で漫画化され、この漫画をベースに、アニメ『アルスラーン戦記』が製作されました。

アニメ『アルスラーン戦記』で、小林裕介は主人公のアルスラーンを演じました。アルスラーンはパルス国の王太子です。彼は心優しく温厚な人物で、他者への思いやりに溢れています。繊細でありながら、一度やり遂げると決めたらどれだけ苦しくても前に進み続ける芯の強さも併せ持っています。小林裕介はアルスラーンが数々の困難に立ち向かい人として成長していく様子を、見事に声で表現していました。

アニメ『Dr.STONE（ドクターストーン）』で石神千空の声を担当した声優・小林裕介の代表作やキャラで続いて紹介するのは、アニメ『風夏』（榛名優）です。アニメ『風夏』は『週刊少年マガジン』で連載されていた漫画作品を原作としています。主人公がヒロインとの出会いをきっかけに音楽活動を始め、仲間とともに夢を追いかけていく青春ストーリーとなっています。

アニメ『風夏』で、小林裕介は主人公である榛名優を演じました。榛名優はSNSに依存気味の内気な男子高校生です。親の仕事の都合で東京に引っ越してきた彼は、音楽が好きな少女・秋月風夏との出会いをきっかけに、ロックバンドのボーカリストとベーシストとして活動するようになります。当初は少し弱々しい雰囲気であった榛名優が、徐々に男らしくなっていく様子に注目しましょう。

アニメ『Dr.STONE（ドクターストーン）』で石神千空の声を担当した声優・小林裕介の代表作やキャラで続いて紹介するのは、アニメ『ダーウィンズゲーム』（須藤要）です。アニメ『ダーウィンズゲーム』は『別冊少年チャンピオン』にて連載されている漫画作品を原作としています。本作は、主人公がひょんなことから異能を駆使して戦うゲームに巻き込まれる、異能バトル作品です。

アニメ『ダーウィンズゲーム』で、小林裕介は主人公である須藤要を演じました。物語は須藤要のもとにアプリ「ダーウィンズゲーム」からの招待メールが届くところから始まります。アプリを起動させてしまったことをきっかけに、須藤要はプレイヤー同士が「シギル」と呼ばれる異能を使って戦う危険な殺し合いゲームに巻き込まれていきます。小林裕介は自身が演じた須藤要を「カラーが無い」キャラだと評していました。

アニメ『Dr.STONE（ドクターストーン）』で石神千空の声を担当した声優・小林裕介の代表作やキャラで続いて紹介するのは、アニメ『炎炎ノ消防隊』（アーサー・ボイル）です。アニメ『炎炎ノ消防隊』は『週刊少年マガジン』で連載されていた漫画作品を原作としています。本作では、人体自然白化現象が原因で生まれる怪物「焔ビト」と戦う特殊消防隊の活躍が描かれています。

アニメ『炎炎ノ消防隊』で、小林裕介は主人公のライバルポジションキャラであるアーサー・ボイルを演じました。アーサー・ボイルは、主人公・森羅日下部と同じ第8特殊消防隊に所属する人物です。森羅とはとにかくウマが合わず、いつも喧嘩ばかりしています。主人公ではありませんが、作中屈指の人気キャラだといわれています。小林裕介はアーサー・ボイルの、理想の騎士を目指す気高さと少し馬鹿なところを上手く演じていました。

アニメ『Dr.STONE（ドクターストーン）』で石神千空の声を担当した声優・小林裕介の代表作やキャラで最後に紹介するのは、音楽プロジェクト『Paradox Live』（矢戸乃上珂波汰）です。『Paradox Live』は、エイベックスとジークレストによるHIPHOPメディアミックスプロジェクトです。個性豊かなHIPHOPチームが織りなすドラマと、彼らが歌う曲が魅力的な作品となっています。

音楽プロジェクト『Paradox Live』で、小林裕介はダウナー系双子ユニット「cozmez（コズメズ）」の片割れである矢戸乃上珂波汰を演じました。矢戸乃上珂波汰は貧困街出身の孤児です。過酷な環境で生きてきたためか、双子の弟である那由汰以外の人間はほとんど信用していません。ドラマパートでは、弟と必死に日々を生きる矢戸乃上珂波汰を演じる小林裕介が堪能でき、楽曲パートでは小林裕介のかっこいいラップを堪能できます。

ここでは『Dr.STONE（ドクターストーン）』の主人公・石神千空の強さや能力について紹介していきます。千空は『週刊少年ジャンプ』の主人公にしては珍しく、戦闘能力が高いキャラではありません。彼の武器は頭脳です。科学オタクである彼の脳には、科学に関するありとあらゆる知識が詰まっています。

医学・植物学・生物学・機械工学・鉱物学などの幅広い知識を持っているため、文明が滅びた何もない世界で、その時必要なものを作り出すことができるのです。千空は膨大な知識量を誇るだけでなく、頭の回転が非常に早い人物です。難しい計算を瞬時に行ったり、少ない情報から推理を展開したり、咄嗟に的確な判断を下し他者に指示を出すこともできます。

石化して目覚めるまでの3700年間、正確に秒数をカウントし続けることができるなど、千空の頭脳は常人のそれとはかけ離れています。彼の強さは知力だけではありません。最も重要な千空の強さは、精神力の強さです。研究の基本は地道にコツコツです。科学オタクである千空は、どれほど難解な問題を前にしても心折れることなく、努力を積み重ねて必ず解決法を見つけます。千空のその姿勢は、幾度も仲間の危機を救いました。

『Dr.STONE（ドクターストーン）』の見所の1つといえば、文明が滅びた何もないストーンワールドで千空が作り出す発明品の数々です。ストーンワールドで1人目覚めた千空は石器を作り、植物を利用して紐を作り、動物の皮を使って衣服を作りました。物語が進めば進むほど、千空のクラフトは進化していきます。

千空は清潔さを保つための石鹸、病気を治すサルファ剤、電気を生み出す発電機、戦いを有利にする携帯電話なども作りました。さらにはGPSやソナー、ダイナマイトなども作り出しています。様々なものを作り出してきた千空ですが、彼を代表する発明品は、石化を解くための復活液「ナイタール液」でしょう。ナイタール液のおかげで、多くの人間が石化から復活しました。

千空の父親は宇宙飛行士であった石神百夜です。百夜は明るく情の深い人間でした。百夜と千空に血の繋がりはありません。千空は、百夜の親友の子供だったようです。しかし血の繋がりなど関係なく、百夜は千空に真っすぐな愛情を注いでいました。千空も百夜を慕っており、2人は強い親子の絆で結ばれていたのです。

地球で石化現象が起こった際、宇宙飛行士となっていた百夜は仲間たちとともに宇宙にいました。そのため石化光線を受けることがなく、無事に地球に帰還します。百夜は宇宙にいた自分たちが人類最後の人間であるという残酷な真実を知りました。百夜は千空がいつか復活すると信じ、無人島で生活しながら、将来千空の役に立つであろう様々ものを残します。最期の瞬間まで千空のことを思い、百夜は無人島で亡くなりました。

『Dr.STONE（ドクターストーン）』には、学生の頃から千空と仲良くしている友人が2人います。大木大樹と小川杠です。大樹は千空の幼なじみで、親友という関係です。知力が高い代わりに体力がない千空と、知力はイマイチでも体力が凄まじい大樹。正反対の2人は、互いの足りない部分を補い合い支え合ってきました。大樹は千空が最も信頼している人間の1人です。

小川杠は千空と大樹の友人で、大樹が想いを寄せている少女です。千空や大樹同様石化していましたが、千空が作り出した復活液によって復活しました。手芸部に所属していた彼女は手先が器用であり、地道な作業を続けられる根気の持ち主です。復活後は大樹とともに、様々な面で千空を支えました。千空は大樹と杠のことをとても大切に思っており、2人の関係を応援していました。

獅子王司は、千空が復活液を使って復活させた人間の1人。千空、大樹に続く3番目の復活者でした。3700年前の彼は「霊長類最強の男子高校生」という異名で知られた格闘家でした。当初はその身体能力の高さを生かし、千空・大樹と協力して生活していたのですが、司と千空は袂を分かつことになります。司は純粋な若者だけを復活させ、誰のものでもない自然の中で生きていくことを望んでいました。

一方、千空の目標は全人類の石化を解き、文明を復興することです。司は杠を人質に取って千空から復活液の作り方を聞き出した後、文明復興を阻止するためにその力を持つ千空を殺しました。幸い、千空は復活を果たすのですが、千空が復活したがゆえに戦いは続き、それぞれが率いる「科学王国」「司帝国」の戦争状態になります。後に千空と司は和解し、2人は純粋な友人関係となりました。

コハクは石神村に住む少女で、石化光線を逃れた百夜たち宇宙飛行士の子孫です。復活した千空が最初に出会った石神村の住人が彼女でした。大木の下敷きになったところを千空に救われ、それ以来、千空の科学力を信じ続けています。百夜の血を引くコハクは千空にとって、便りになる親戚のような存在です。

Dr.ゼノはアメリカ復活者たちを束ねるリーダーで、元NASAの科学者です。彼は石化現象が起こる前、千空にロケット制作に関係する知識を教えていた師匠のような存在でした。独裁者になるため、人類の復活よりも兵器の開発を優先した危険思想の持ち主で、そのため千空たちと一時敵対することになります。後に協力関係となり、最終回では千空とともにタイムマシン開発を行っていました。

『Dr.STONE（ドクターストーン）』第1話に登場した千空の名言です。自分と同じく自力で復活した大樹を前に、千空はこのセリフを口にしました。2人は男同士なので、当然ながらアダムとイブのように子供を作って人を増やすことはできません。

しかし、力を合わせて石化を解く方法を見つけ出し、一気に人類を復活させることは可能です。実際、千空と大樹は役割分担をして復活液の研究を続け、復活液を完成させました。人類を増やす最初の2人という意味では、千空と大樹は確かにアダムとイブでした。

『Dr.STONE（ドクターストーン）』第102話に登場した千空の名言です。石神村で暮らしていたソユーズ。実は彼は石神村で生まれた人間ではありませんでした。ソユーズは石神村近くの海岸に漂着したところを拾われたのです。本来の彼の故郷は、海の向こうにある宝島でした。宝島は、百夜たち6人の宇宙飛行士が暮らしていた地です。

千空は百夜が残してくれているであろうプラチナを手に入れるため、仲間たちとともに科学船ペルセウス号を造り、海へ出ました。ソユーズは、科学の力によって自分のルーツを辿れることに目を輝かせます。ペルセウスの船長である七海龍水も、未知の冒険に胸を躍らせていました。千空は、今2人が抱いている気持ちこそが科学を発展させ、人類を発展させる原動力だと知っていました。

『Dr.STONE（ドクターストーン）』第115話に登場した千空の名言です。この話の中で、千空と百夜が実の親子ではなかったことが明らかになりました。千空は、百夜との間に血の繋がりがない事実を認めつつ、そんなことは関係ないと口にしました。

血の繋がりなどなくとも、2人が互いを思いやる気持ちは本物です。そして千空は血ではなく、決して諦めないという強い意志を百夜から確かに受け継いでいました。千空と百夜、親子の絆の深さがわかる名言です。

『Dr.STONE（ドクターストーン）』第55話に登場した千空の名言です。タングステンを手に入れるため、洞窟内に足を踏み入れた千空・クロム・マグマの3人。探索中、千空はマグマとともに深い穴に落ちてしまいました。絶望的な状況の中、マグマは諦め、クロムは根性で何とか2人を救おうとします。一方、千空は科学の力だけをひたむきに信じていました。

千空は強い精神力を持つキャラクターですが、全く弱らないわけではありません。つらい現実に打ちひしがれることもあります。しかし、それでも極力弱さを表に出さないのが千空です。拳を握りしめ涙をこらえる千空の様子に思わず涙を流した、というファンは少なくありませんでした。絶妙に震える声で千空のつらさを表現してみせた小林裕介に、多くの称賛の声が上がっています。

千空は「ククク」という独特の笑い方をします。小林裕介はその独特の笑い方を、アニメで見事に表現してみせました。千空の笑い方に音がつき、そのクオリティーの高さに感動したファンは多かったようです。

瀕死の状態となった司を救うため、司にコールドスリープ処置を施すことにした千空。司を眠らせる直前、千空はただの友人として司と無意味な会話を交わします。「無意味な話はダメなのか」という一言には、ようやく和解できた友人を自分の手で仮死状態にしなくてはならない千空の悲しみが滲んでいました。感情を抑えた低いその声は、原作が理想とする千空そのものだったようです。

ここでは『Dr.STONE（ドクターストーン）』の主人公・石神千空を演じた声優・小林裕介の経歴やアニメ代表作などを紹介してきました。小林裕介は、高い演技力で癖のある千空というキャラクターを見事に演じてみせました。彼の演技力は『Dr.STONE（ドクターストーン）』以外の作品でも発揮されています。小林裕介に興味を持った人は、彼が出演している他の作品もチェックしてみましょう。