【ドクターストーン】漫画の最終回がひどい？打ち切り完結の噂や評価をネタバレ考察

『Dr.STONE（ドクターストーン）』は原作・原案を稲垣理一郎が、作画をBoichiが担当した漫画作品です。『週刊少年ジャンプ』の2017年14号から連載が始まり、2022年14号で完結しました。発行された単行本は全26巻です。

崩壊した文明を科学の力でゼロから作り上げるというストーリーが人気を博し、2019年7月にテレビアニメ化されました。2023年10月時点で、テレビアニメは第3期まで放送されています。ストーリーを楽しみながら科学の知識に触れられる作品であるため「学べる漫画」として高い評価を得ているのが『ドクターストーン』です。

ある日、地球上に謎の光線が降り注ぎ、人類が石化するという事件が起こりました。それから3700年後、天才的な頭脳を持つ科学オタクの少年・石神千空が石化から解放され目を覚まします。彼の目の前には、文明が崩壊した世界が広がっていました。千空は石化した人類70億人を救って文明を復活させるため、科学知識を使って石化を解く復活液や生活に必要な道具など、様々なものをクラフトしていきます。

ここからは、一部の読者が「ひどい」という感想を抱いた、漫画『ドクターストーン』の最終回をネタバレありで紹介していきます。人類が石化して文明が滅びるという衝撃的な展開から始まった物語はどのような形で完結したのか、詳しくチェックしていきましょう。

漫画『ドクターストーン』の最終回結末ネタバレその1は、地球への帰還です。宇宙でホワイマンとの交渉を終えた千空たちは、1体のホワイマンを連れて無事に地球へと帰還しました。人類を石化させたホワイマンたちは別の知的生命体を求めて月を離れ、地球は石化の脅威から免れます。人類を石化から救った千空は英雄のように出迎えられますが、千空の興味はすでに次のクラフトに移っているようでした。

千空たちが地球へ帰還して数年後、文明の復興はさらに進んでいました。海外で活動していたゲンは、久しぶりに日本に帰国します。多忙な彼が帰国した理由は、大切なイベントに出席するためでした。スーツ姿で各国を飛び回っていたゲンは科学王国時代の服を身に着け、会場に向かいます。

漫画『ドクターストーン』の最終回結末ネタバレその2は、大樹と杠の結婚式です。ゲンが帰国した理由は、千空の幼なじみであり科学王国の仲間である大樹と杠の結婚式に参列するためでした。2人の結婚式は、忙しい仲間たちが参列しやすいよう2日間行われることになっており、ゲンが出席するのは2日目であるようです。千空たち科学チームは初日だけ参列し、早々に切り上げたとのことでした。

頑張っている科学チームにケーキの差し入れを持っていくという大樹・杠とともに、ゲンたちは科学チームが詰めているラボへ向かいました。科学チームのメンバーは各国の科学者で、彼らは石化装置の研究をしています。

石化装置そのものであるホワイマンは、千空たちがいるスペシャルプロジェクトルームにいるようです。どうやら千空たちは、石化装置の研究チームとは別で何か大きなプロジェクトを動かしているようでした。ゲンたちは千空たちがいるスペシャルプロジェクトルームに足を踏み入れます。

漫画『ドクターストーン』の最終回結末ネタバレその3は、タイムマシンの制作です。千空たちが打ち込んでいるスペシャルプロジェクトとは、タイムマシンの制作でした。タイムマシンの制作は、ホワイマンたちが成功率0パーセントだと判断した非常に困難なプロジェクトです。千空たちがタイムマシン制作に取り掛かった理由は、全人類70億人を救うためでした。

人類を石化の脅威から救うことはできたものの、それまでに失われた命は取り戻せません。しかしタイムマシンがあれば、過去に救えなかった命を救える可能性があります。千空は物語の最初に「全人類70億人を復活させる」と宣言していました。彼はそれを現実にしようとしていたのです。失われた文明を取り戻し、かつての人類が到達していなかった未来を掴む可能性を描いて『ドクターストーン』の物語は完結しました。

漫画『ドクターストーン』の最終回がひどいと言われる理由の1つは、アメリカ編からの展開が異様に早かったため、読者に綺麗な形での完結であると思わせられなかったことです。一部の読者の目には、打ち切り完結のように映ってしまいました。ひどいと言われたもう1つの理由は、続きがありそうな終わり方であったことでした。

『ドクターストーン』の最終回で、千空たちがタイムマシンをクラフトしていることが明らかになりました。千空が物語当初に掲げていた「70億人を救う」という目標を達成することなく、目標達成に必要なタイムマシンをクラフトしている途中である、という形で物語は完結しています。そのため、物語がきちんと完結していないと受け止めた一部の読者の間で「ドクターストーンの最終回がひどい」と言われることになったようです。

漫画『ドクターストーン』は打ち切り完結だった、という噂が一部の読者の間で流れていたようですが、結論から言うとそれは誤りです。漫画『ドクターストーン』は、掲載誌である『週刊少年ジャンプ』の人気ランキングで上位に入る作品でした。

編集部の意向で打ち切られる可能性は限りなく低い状態です。また、ストーリーが中途半端なところで切られていたわけでもありません。にもかかわらず打ち切りの噂が流れたのは、何故なのか。その謎についての詳細は後述します。

漫画『ドクターストーン』が打ち切りだと言われた理由は、最終回がひどいと言われた理由と通じる部分があります。漫画『ドクターストーン』の最終回がひどいと言われる理由で触れましたが、漫画『ドクターストーン』はアメリカ編から物語が一気に加速し、駆け足で完結まで辿り着きました。それまでじっくり丁寧に描かれていたクラフトシーンがほとんどカットされ、気がつくと必要な物が出来上がっている、という状態です。

漫画『ドクターストーン』の大きな魅力は、千空たちが試行錯誤しながら文明のない世界で作れるとは思えない物をクラフトし、生活を豊かにしていく姿でした。その重要なシーンがカットされあっという間に完結となったため、打ち切りだという噂が流れたのです。また、駆け足で物語が進んだためか、伏線が回収しきれていなかったことも、打ち切りという噂が流れる原因となりました。

漫画『ドクターストーン』最終回のその後でまず紹介するのは、主人公・千空のその後です。先述の通り、千空は70億人を救うためタイムマシンの開発に乗り出しました。信頼できる仲間たちとともに、ラボで研究を行っていたようです。最終回後の読み切りでは、ノルウェーでしか採れない高純度の金属シリコンを手に入れるため、大樹・杠の新婚旅行に同行してノルウェーに渡ろうとしていました。

タイムマシンを作るには資源が足りません。そのため千空は宇宙開発を進め、他の惑星をテラフォーミングして拠点とし、資源を確保しながらタイムマシンを作ることを計画しているようです。最終回後も、千空の挑戦は続いているのだということがわかります。

漫画『ドクターストーン』最終回のその後で続いて紹介するのは、大樹と杠のその後です。物語開始時から互いに想い合っていた大樹と杠でしたが、2人は結ばれてはいませんでした。大樹が、文明が崩壊して選択肢のない世界で杠に告白するのは卑怯だと考え、杠も大樹のその気持ちを理解していたためです。

しかし無事に全てが終わり、2人はようやく想いを通わせ結婚することになりました。漫画『ドクターストーン』の最終回では結婚する2人の姿が描かれ、最終回後の読み切りでは2人の新婚旅行に何故か千空たちがついていく、という物語が展開されます。

漫画『ドクターストーン』最終回のその後で続いて紹介するのは、ゲンのその後です。千空たちが宇宙から帰還したその数年後、ゲンは石化から目覚めた世界各国の人々をまとめるべく、外交官のような立ち位置で世界中を飛び回っていました。交渉事において彼の右に出る者はいません。

千空や仲間たちがやりたいことに集中できるよう、調整役を引き受けたのだと考えられています。世界が落ち着き外交官の仕事をする必要がなくなったら、メンタリストやマジシャンの仕事を再開させるかもしれません。

漫画『ドクターストーン』最終回のその後で続いて紹介するのは、クロムとルリのその後です。大樹・杠同様、クロムとルリも互いを想い合っているのに結ばれていない2人でした。クロムが鈍感であるため、最終回になっても2人はもどかしい関係のままだと思われていましたが、驚くべき展開が起こります。クロムがさらりと、ルリにプロポーズをしたのです。

照れることなく、まるで決まっていることを確認するように、クロムは今手掛けているクラフトが完成したら結婚しようとルリに告げました。手掛けているクラフトとはタイムマシンのことです。タイムマシンの完成がいつになるかはわかりませんが、2人は仲の良い幼なじみから晴れて婚約者となったのでした。

漫画『ドクターストーン』最終回のその後で続いて紹介するのは、スタンリーと陽のその後です。大樹と杠の結婚式で、スタンリーと陽はコンビを組んで射撃の余興を行ったようでした。スタンリーはアメリカの軍人で、陽は日本の不良警察官です。銃を扱うということ以外に共通点はなさそうな2人ですが、何らかの理由で意気投合したのかもしれないとファンは考えています。

漫画『ドクターストーン』最終回のその後で続いて紹介するのは、龍水のその後です。龍水は研究者の1人として科学チームにいるのではないか、と考えられています。一方で、最終回後に描かれた大樹と杠の新婚旅行では、一同が乗る飛行機の操縦を行っていました。そのため、これまで通り欲張りに、自分の好きなこと・興味のあること全てに携わっている可能性があります。

漫画『ドクターストーン』最終回のその後で続いて紹介するのは、ゼノと司と氷月のその後です。この3人の共通点は、千空たちの敵であったということです。科学者であるゼノは千空とともにタイムマシンの開発を行っているようです。司はゼノの護衛兼監視役を任されていましたが、現在はゼノの監視を行う必要がなくなったため、ゼノから離れ別の役割を全うしているようでした。

どのような役割を与えられているかは明らかになっていませんが、どうやら氷月とともに行動している可能性が高いようです。この2人は戦闘能力が高いため、護衛や治安維持などの仕事を任されているのではないか、と考察されています。司と氷月は自分たちの罪を認識しており、法が整い次第裁かれる覚悟を持っているようです。

漫画『ドクターストーン』最終回のその後で続いて紹介するのは、西園寺羽京のその後です。最終回で、羽京は千空たちが70億人を救うために何かをクラフトしていることを知っているようでした。そのため、千空たち科学チームの近くで活動していたと考えられています。元ソナーマンである彼は耳が良いため、耳を生かせるポジションに就いているかもしれません。

漫画『ドクターストーン』最終回に対する厳しい感想です。期待と違う展開であったためつまらないという感想を抱いた人がいたようです。また、途中でストーリーが駆け足になり雑だと感じた、という感想もいくつか見受けられました。しかしネット上の感想を見てみると「ひどい」「つまらなかった」という感想を抱いた人は、全体のごく一部であまり多くなかったようです。

漫画『ドクターストーン』の最終回を高く評価するコメントです。どれだけ面白い漫画でも、最終回がつまらなかったり綺麗な形で完結したりしないと一気に評価が落ちてしまいます。その点『ドクターストーン』は最終回が多くのファンから高く評価されており、作品全体の評価も高くなっています。

『ドクターストーン』の最終回では、石化の謎を解き明かして失われた現代を取り戻し、さらにその先である未来を掴もうとする千空たちの姿が描かれました。『ドクターストーン』の主人公である千空の目標は「石化の謎を解き明かして文明を復興させる」というものです。

その目標は達成したため、打ち切りではなくきちんと完結した作品である、と認識した読者は多いようでした。このコメントの主もきちんと完結したと認識し、一部で流れていた打ち切り疑惑に対して否定的な意見を持っていることがわかります。

連載開始から5年で『ドクターストーン』が最終回を迎えたことに驚く感想・コメントです。『ドクターストーン』は人気作品の1つであったため、5年で完結は早いという感想を抱いた人が多かったようです。一方で、変に引き伸ばさず綺麗な形で完結して良かったという感想を抱く人も多くいます。

ここでは、漫画『ドクターストーン』の最終回がひどいと言われる理由や、最終回を読んだ人の感想などをまとめて紹介してきました。一部の読者からは酷評された、漫画『ドクターストーン』の最終回ですが、ほとんどの人が良い終わり方だったと最終回を高く評価しているようです。漫画『ドクターストーン』の最終回が納得のいくものか、それともひどいと感じるものなのか、作品を手に取って自分の目で確認してみましょう。