【ドクターストーン】司のコールドスリープからの復活シーンはいつ？一度石化させた？

科学王国の停戦条約を結ぶも、部下の裏切りに遭った獅子王司。命の危機に瀕する中、石化のメカニズムが解明されるまでコールドスリープに入りました。その後、メデューサの入手と石化の成功、復活液によって司は奇跡的な回復を遂げました。以下では、「ドクターストーン」の司の復活シーンについて紹介します。その他、司がコールドスリープに入った経緯やメデューサによる石化までもまとめました。

科学知識を盛り込んだ作風で人気を博した「ドクターストーン」は、2017年～2022年にかけて「週刊少年ジャンプ」で連載されたクラフト漫画です。単行本は全26巻で、原作は稲垣理一郎先生、作画はBoichi先生が担当しました。

第64回小学館漫画賞少年向け部門に選ばれ、2022年6月には累計発行部数が1400万部を突破した「ドクターストーン」。2019年からアニメシリーズが開始され、2023年10月からは第3期・第2クールが放送されています。

小川杠へ告白するべく、学校のクスノキの木へ呼び出した大木大樹。しかし、告白を目前に謎の光に包まれ、地球上の全人類が石化します。身動きが取れなくなった大樹は、杠を思い続けながら長い年月を耐え、3700年後に目覚めました。そこには荒廃した大地と親友の石神千空、杠がおり、3人は文明の再建を目指してクラフト活動を始めます。

石神千空によって復活させられた1人で、前の世界では「霊長類最強の男子高校生」と評された格闘家です。文明が崩壊した世界でも、持ち前の肉体や身体能力を駆使し、常人離れした戦闘力を発揮してきました。一方、自身が目覚めた世界を汚れのない楽園と解釈し、自然と共に生きていく思想を掲げます。純粋な若者だけを復活させ、思想にそぐわない人間は殺すことも厭わない、選民思想の持ち主です。

作中では、独善的な考えや価値観の違いから千空たちと対立し、人が人から奪われない理想郷を目指して司帝国を立ち上げました。一方、帝国国民は司によって選ばれた人々で構成され、他人に危害を加えることを平然と行う危険人物が目立ちます。

「ドクターストーン」にて、司のコールドスリープからの復活は、司の生命をかけた大きなかけとなりました。千空の尽力やメデューサの入手により、石化に成功した司。その後は、石化の修復作用によって傷が治り、復活液によって回復しました。司の復活シーンはいつでしょうか。以下では、「ドクターストーン」から司がコール度スリープに入った経緯と復活シーンまでをネタバレ紹介します。

思想の違いから千空率いる科学王国との対立を深めていた司帝国。自然との共存を望む司にとって、科学技術の復活を目指す千空の考えは受け入れがたいものでした。肉弾戦では圧倒的な強さを誇った司帝国。しかし、科学の力に勝つことはできず、敗北を認めざるを得ませんでした。以下では、「ドクターストーン」から司がコールドスリープした経緯をネタバレ紹介します。

科学王国の策略にはまり、危機的状況に陥った司帝国。もう自分たちに勝ち目はないと悟り、司は停戦を決意します。しかし、科学王国との停戦に際して、ある条件を突きつけました。それは、司の妹・未来の復活でした。文明が崩壊する以前の世界にて、長らく脳死状態だった未来。おそらくこの世界でも石化となって眠っていると推測されました。

そして、未来が入院していた病院跡を探すと、石化した未来が見つかります。石化には修復作用があり、未来の脳死も完治したと予想する一行。復活液をかけると、未来が意識を取り戻した状態で復活を果たしました。数千年ぶりに目覚めた妹との再会に喜びをかみしめる司。その時、司の部下・氷月が未来に向かって槍を突き出します。

能力的に優れた者だけを生かす思想を持つ氷月。根底的な考えでは司と同じでしたが、部下を実験体に使うなど非情な性格が目立ちます。また、氷月にとって組織のトップに君臨する司は目障りな存在でした。しかし、まともに戦ったところで司に勝てる見込みはありません。そこで、未来を襲うとみせかけて司を殺そうと行動に出ました。

司を排除するべく、未来めがめて槍を向けた氷月。そして、未来を庇いに出た司の胸に槍が刺さり、氷月の計画は成功したように思えました。

何とか未来を助けることはできたものの、瀕死の重傷を負ってしまった司。その時、停戦条約を結んだ石神千空が駆けつけ、彼と手を組みます。怪我を負ったために本来の力が発揮できず、千空も腹部を刺されてしまい、2人は窮地に陥ります。人類最強の男を倒し、優越感を覚える氷月。しかし、腹部を刺されたはずの千空に、怪我を負って苦しむ様子が見られません。

実は、服の内側にマンガン電池を仕込んでいた千空。それらが防御の役目を担い、攻撃を回避することができました。さらに、千空は氷月を倒すための方法を思いつきます。携帯電話のコイルを電池につなぎ、即席のスタンガンを作り上げました。司と協力してスタンガンを氷月に当て、勝利を勝ち取りました。

氷月を倒すことに成功したものの、槍で貫かれた司の状態は深刻でした。現在の医療技術では司の治療は不可能であり、司の死が頭をよぎります。その時、自身の体験から石化の修復作用による復活を思いついた千空。司を石化させることで、胸の怪我を治癒できると考えます。しかし、今の彼らには人間を石化させる手段がなく、それらを探している間に司が死亡する危険がありました。

そこで、石化光線の仕組みが解明されるまでの間、司をコールドスリープさせることにしました。その名の通り肉体そのものを冷凍するのではなく、体温を下げて長期間の睡眠に突入するものでした。しかし、人体に含まれる水分を冷凍することは、細胞を破壊しかねない危険を伴います。安全に確実に解除できる保証がない中、わずかな望みをかけて司のコールドスリープを実行します。

石化するまでの間、コールドスリープを施された司。何とか生命の危機を救うことが出来たものの、石化のメカニズムを解明できなければ、司を復活させることが出来ません。そこで、千空たちは、石化の謎を解く旅に出て、石化の元凶であったメデューサを手に入れました。以下では、「ドクターストーン」から司がコールドスリープから復活シーンまでの流れをネタバレ紹介します。

瀕死の重傷を負った司をコールドスリープさせ、人類の石化の解明を目指す千空たち。宝島に到達し、メデューサと呼ばれる石化装置を発見しました。しかし、島の実権は宰相のイバラが握っており、一行は新たな戦いに突入します。島の頭首を石化して殺害し、持ち前の慎重さと用心深さでその事実を隠し通していたイバラ。メデューサを使ってコハクを石化させ、奪い取ったインカムから千空たちの作戦を知ります。

そして、千空たちを陥れるべく、島ごとの石化を目論見ます。しかし、千空たちの連携プレーに追いやられ、石化しました。イバラとの激戦を末、ようやくメデューサを手に入れた千空でしたが、装置のエネルギーはわずかしか残っていません。イバラの乱用が原因か、それともメデューサには使用年数があったのでしょうか。そもそもメデューサを発動できるのか、一行は賭けに出ます。

奇跡的にメデューサは発動され、コールドスリープ状態だった司は石化します。ひとまず、第一段階は達成したものの、まだ油断はできません。傷の程度が大きかった司が、石化から復活した際に完治しているのか、まだ疑問が残っていました。

石化したことで顔のひび割れや傷もきれいに修復されていった司。そして、千空によって復活液がかけられ、石化が解かれた司は復活を果たしました。千空の推測通り、深手を負った傷もきれいに治り、司も元気な体を取り戻しました。命を救われた司は科学帝国に加わることを決意し、組織の戦闘力を担います。

思想の違いから対立関係にあった千空と司。全人類の復活を目指す千空とは対照的に、司は選ばれた人間だけが生きる世界を目指していました。選民思想を持ち、それらを実行に移す司は千空だけでなく、他の人類にとっても脅威的な存在に思えたでしょう。また、平和な世界を築くうえで、危険思想を持つ司を助けることは合理的ではないとも考えられます。

しかし、千空は瀕死の重傷を負った司を助けることを決断し、石化する手段が見つかるまでの間、コールドスリープさせて司を生きながらえさせました。その理由は、千空の思想はもちろん、司に対する特別な思い入れもあったでしょう。敵同士でありながらお互いの能力を認め合い、前の世界で出会っていたら友達になれたかもしれないと語った司。それは、千空も同じであり、司のセリフに同意しています。

また、司のことを認めており、これから新たな世界を築くうえで司の存在も欠かせないと考えていたでしょう。そして、司を失いたくないとの思いから、彼を助ける手段を模索しました。コールドスリープに入る司のために冷凍庫を開発した千空。司とのしばらくの別れに堪えながら、石化装置のメデューサ獲得に向けて奮闘しました。

千空に命を救われ、科学王国に加入した司と仲間たち。しかし、新たな強敵が司たちの前に立ちふさがり、司は再び命の危機に晒されます。一方、今回は石化装置のメデューサが手元にあり、千空の命がけの決断と復活液の製造成功により、復活することが出来ました。以下では、「ドクターストーン」から司の最後の戦いや、全人類の復活シーン、司の最後についてネタバレ紹介します。

石化の復活を遂げた後、司帝国は科学王国に加わり、行動を共にし始めます。次の目的は、お酒の原料にもなるコーンを求めて、人類石化の中心地でもある南米を目指します。そこには、千空の科学の師匠であり、石化の自己復活を遂げたゼノが勢力を拡大していました。マシンガンや狙撃銃が発明され、圧倒的な軍事力を誇るゼノたち。元特殊隊員のスタンリーの攻撃に、千空たちは苦戦を強いられます。

高性能の武器の使用や凄腕の狙撃手が相手では、科学王国もなすすべがありません。また、スタンリーとの戦いにて司が再び重傷を負い、コハクを庇った氷月が戦死しました。

このままゼノ一行とまとも戦っても、勝ち目がないと悟った千空。味方の負傷者もさらに増えると見込まれ、ある賭けに出ます。それは、メデューサを発動させることで全人類を石化させることでした。しかし、メデューサは司の時に奇跡的に発動したものの、今回も発動するか保証がありません。そして、命がけの賭けに出た千空は、全人類を石化させて危機的状況を脱します。

千空のメデューサによって全人類が石化したものの、数ヵ月後、スイカが石化からの復活を果たしました。実は、時限式で復活液がかかるように細工しており、石化の解除することに成功します。しかし、復活液はすでになく、スイカは復活液の製造に取り掛かります。さいわい、千空が復活液の製造メモを残しており、7年の歳月かけて完成させました。

復活液が再び作られたことで人類は次々と復活を果たし、さらに石化前に死亡した氷月も復活液によって蘇生しました。実は、石化には治癒能力だけでなく、蘇生させる能力があることも判明します。つまり、石化を使えば永遠の命を得ることが可能でしょう。

石化装置の謎を解明するべく、ゼノ一行と手を組んだ科学王国。石化装置と関わりのあるホワイトマンの正体に迫ります。数年後、科学王国の尽力により、地球に新たな文明が誕生しました。そして、最終話では大樹と杠の結婚式が行われ、会場には司も姿もありました。それぞれが自分の道に進む中、司は世界中を飛び回り、治安維持に努めています。

石神千空とは敵同士でありながら、お互いの能力を認め合うライバルとも呼べる関係にあった司。全人類が石化する前は世界的に知られた格闘家であり、新世界でもその能力を発揮しました。一方、司の強さには、脳死の妹の存在が深く関わっていました。以下では、「ドクターストーン」から、獅子王司の過去について紹介します。その他、妹・獅子王未来との関係もまとめました。

作中では、独善的な価値観と選民思想から、独裁者のようなイメージが強かった司。しかし、実際は妹思いの優しい兄でした。幼くして脳死状態に陥った妹のため、首飾りの材料集めに海岸できれいな貝殻を集めていました。しかし、砂浜の権利者を名乗る男性から、泥棒と勘違いされてしまいます。釈明の余地も与えられず、厳しい折檻を受けた出来事は、司に深い傷を負わせました。

また、アニメ版では新たななエピソードが追加され、妹が入院した時点で片親であったこと、ネグレクトな家庭であったことが語られています。このような経緯から周囲に頼ることを良しとせず、自力で妹を守ることを決意した司。格闘技のトレーニングにいそしみ、時には地下闘技場のような場所で実戦を積み重ね、賞金を妹の入院費に当てていました。

司の行動原理ともいえる妹・獅子王未来は、6歳の時に脳死状態になりました。以降は生命維持装置を使用して生きながらえ、司は格闘で稼いだお金を妹のために捻出していました。司が霊長類最強となれたのも、未来の存在が大きかったでしょう。そして、全人類が石化した世界でも未来のことを大切に思い続けました。そして、科学王国との停戦条件として妹の復活を提示します。

その後、病院跡で石化した未来が発見され、復活液がけられました。すると、石化の修復作用によって未来の脳死も完治し、目覚めることが出来ました。脳死になった6歳から記憶が止まっていた未来。兄・司の姿もすっかり変わっていました。しかし、自分が何年も眠っていた状況を理解し、数千年ぶりに兄妹の再会が果たされました。

端正な顔立ちとロングヘア、野獣のような圧倒的な強さが目を引く獅子王司。「ドクターストーン」の序盤から登場し、彼の復活シーンは名場面に数えられるでしょう。また、アニメ版での活躍も注目ポイントであり、アニメの復活シーンはどのように表現されるのか、期待が高まりました。以下では、「ドクターストーン」から、獅子王司のアニメ声優・中村悠一さんのプロフィールを紹介します。

ドクターストーンの司のアニメ声優・中村悠一さんは、1980年生まれ、香川県出身の声優、ナレーターで、2001年に声優デビューを果たしました。アニメやゲーム作品に多数出演する他、2020年からはYouTubeでも活動を行っています。

声優・中村悠一さんの主な出演作品は、アニメ「マクロスF」早乙女アルト役、「呪術廻戦」五条悟役、「ジョジョ5部」ブローノ・ブチャラティ役、「ブルーロック」士道龍聖役等です。また、海外作品の吹き替えも行っており、キャプテン・アメリカ役で知られるクリス・エヴァンスや「ワイルド・スピードシリーズ」に出演したジョン・シナの担当声優を務めています。

千空の尽力により、コールドスリープから石化を経て復活を果たした司。復活液をかけることで石化が解除され、元通りになった司の姿に感動を覚えた方も多いでしょう。司の復活シーンは作中で2度描かれ、どちらも瀕死の重傷を負っていました。しかし、千空の決断によって石化され、その後も生きながらえることが出来ました。以下では、「ドクターストーン」の司に関する感想や評価を紹介します。

千空との対立関係や氷月に負わされた怪我の程度から、命は助からないとの予想された獅子王司。生命維持のため、一旦はコールドスリープに入ったものの司が助かる見込みはありませんでした。しかし、千空たちがメデューサを入手したことで司は石化を経て復活しました。死亡も予想された司の復活シーンは「ドクターストーン」の名シーンでもあり、司の復活に泣きそうになったとの感想も寄せられています。

「ドクターストーン」の石化の正体であり、司を救う手段となったメデューサ。人類が石化する原理が分かったものの、次は意図的に石化するためのメデューサを手に入れる必要がありました。宝島を支配するイバラとの戦いを経て、メデューサを獲得した一行。激戦の末に石化装置を手に入れることができ、さらに司の復活にも成功して良かったとの声が寄せられました。

「ドクターストーン」の序盤では対立関係にあった司と千空でしたが、司の石化による復活を機に仲間となりました。もし、石化が起きる前の世界で出会っていたら友達になれたと語る司。最初の石化からの復活から紆余曲折を経て、千空の良き友になれたでしょう。SNSでは、司と千空のコンビが好きだから司の復活はうれしいとの感想も寄せられ、2人のその後の活躍にも注目が集まりました。

自分にとっての理想郷を実現させるため、善良な未来ある若者だけを復活させてきた獅子王司。司帝国のメンバーは司によって選ばれ、復活した人々でした。しかし、善良とは程遠いような顔ぶれが目立ち、司の思想とは異なるキャラばかりでしょう。また、作中では他人に危害を加えることを厭わないメンバーが多く、司はどのような基準で人を選んだのか、見るからに不良な人物を復活させた経緯に疑問が生じています。

「ドクターストーン」の司の復活シーンやメデューサによる石化・復活液による回復などをネタバレ紹介しました。石化する前は、瀕死の重傷を負い、今にも息絶えそうな状態だった司。しかし、コールドスリープや石化の治癒能力で完治しました。石化によって、傷もきれいになおった司。復活シーンでは石化前の痛々しい傷も無くなり、感動的なシーンとなったでしょう。