【呪術廻戦】天内理子と五条悟の関係を考察！呼び方が名字の理由や恋愛感情は？

『呪術廻戦』の天内理子は、五条悟が高校生のときに出会った少女です。天内理子との出会いは、五条悟と夏油傑の今後を大きく変えるきっかけともなりました。本記事では、天内理子と五条悟の関係や呼び方などを説明します。天内理子の死亡シーンもまとめているため、ぜひ参考にしてください。

呪術廻戦は、週刊少年ジャンプで連載されている漫画です。連載開始時期は2018年3月で、作者は芥見下々さんです。呪術廻戦は、2017年にジャンプGIGAで連載された『東京都立呪術高等専門学校』をもとにして作られています。こちらの作品は後に『呪術廻戦 0巻 東京都立呪術高等専門学校』とタイトルを改め、呪術廻戦の前日譚として位置づけられました。

呪術廻戦0巻の内容は劇場版アニメとなり、2021年に上映されました。呪術廻戦は劇場版アニメだけでなく、テレビアニメにもなっています。テレビアニメは2020年に第1期が始まり、全24話が放送されました。その後、テレビアニメ第2期の制作が決定し、2023年7月から放送されています。

高校生の虎杖悠仁は、学校に封印されていた呪物を見つけます。その封印が解けたことで、呪霊と呼ばれる存在が出現しました。虎杖は学校に残っていた先輩たちを助けるため、呪術師の伏黒恵とともに呪霊のもとへ向かいます。呪霊を倒す力を求めた虎杖悠仁は呪物を飲み込み、虎杖悠仁の体を介して両面宿儺が復活します。虎杖悠仁は宿儺の器として捉えられ、死刑を宣告されるのでした。

呪術廻戦の天内理子は、14歳の中学生です。普段は髪をひとつに編み込み、白いヘアバンドをつけています。天内理子は天元と同化する運命にある星漿体という存在で、小さい頃から特殊な環境で育ってきました。そのため、思うように学校にも通えず、他の女の子たちのように恋愛を楽しむこともできませんでした。

小さい頃に両親が事故死したため、それからはメイドの黒井美里と2人で暮らすようになります。自分は天元と同じ存在であるという思いから、自分のことを「妾（わらわ）」という呼び方をするなど、尊大な喋り方をします。ただ、学校では普通の喋り方をしており、友人もそれなりにいるようです。好物は黒井美里が作ったポトフで、嫌いな物はゴーヤです。

五条悟は、1989年12月7日生まれのいて座です。初登場時は28歳でしたが、その後29歳に成長しています。最強といわれている特級呪術師で、呪術高専東京校で1年の担任をしています。周囲の人間を怒らせることが得意な、性格の悪いキャラです。「六眼」という目の持ち主で、普段は目を黒い布で覆っています。

若い頃はサングラスをかけており、現在でもたまにサングラスを着用することがあります。髪の毛は白く目は紺碧で、目隠しを取るとかなりのイケメンです。天内理子の学校に行ったときは、あまりのかっこよさに女子生徒が大騒ぎしていました。好物は甘い物、嫌いな物はアルコールです。

呪術廻戦の五条悟と天内理子は、もともとの知り合いではありません。五条悟は天内理子の護衛という任務を請け負い、そこで初めて天内理子と出会いました。つまり、五条悟と天内理子は、護衛と護衛対象という関係に過ぎなかったのです。では、天内理子と五条悟はどのようにして出会ったのか、出会いのシーンを詳しく見ていきましょう。五条悟は夏油傑とともに、夜我正道から新たな任務を言い渡されます。

その任務の内容は、星漿体である少女の護衛でした。この星漿体の少女というのが、天内理子でした。天内理子はQという呪詛師の団体と、盤星教という天元を崇拝する宗教団体から命を狙われていました。夏油傑と五条悟が天内理子のマンションに着くと、いきなり天内理子の部屋が爆発します。そこにはすでに、Qの戦闘員が待ち構えていたのです。

しかし、Qの戦闘員は夏油傑と五条悟にあっさり倒され、天内理子は2人に保護されました。気を失っていた天内理子が目を覚ましたとき、天内理子は五条悟に抱えられた状態でした。五条悟を敵だと勘違いした天内理子は、起きるなり五条悟に平手打ちを食らわせます。その後、夏油傑にも「変な前髪」と失言した天内理子は、五条悟と夏油傑に体をギリギリとねじられました。

天内理子には3000万円の懸賞金がかけられ、フリーの呪術師まで襲ってくるようになりました。五条悟は天内理子を呪術高専で匿うことが得策だとわかっていましたが、天内理子は学校へ行きたがります。星漿体である天内理子はいずれ天元と同化する運命にあるため、それまでは仲の良い友人と多くの時間を過ごしたいと考えていたのです。

仕方なく天内理子を学校へ行かせた五条悟たちでしたが、やはりそこで次々に呪詛師たちの襲撃を受けます。五条悟は天内理子を守りながら、苦もなく襲撃者を撃退しました。ただ、まだ出会って間もないため、天内理子と五条悟の間には本当の信頼関係は生まれていませんでした。五条悟が襲撃者と戦うシーンでは、五条悟の荒っぽい戦い方に、天内理子の顔が青ざめていました。

天内理子を殺しに学校へやってきた呪詛師は、五条悟や夏油傑によって排除されました。しかし、一瞬の隙をついて、天内理子の世話係である黒井美里がさらわれてしまいます。五条悟は黒井美里の救出に天内理子を置いていくつもりでしたが、天内理子は取引現場に自分も行くと言い出します。

「信用できない」と言われて声を荒げる五条悟でしたが、天内理子の黒井美里に対する想いを聞いて考えを改めます。そして、天内理子も黒井美里の救出に同行させることを許可しました。このシーンでは、「黒井とまだお別れもしてない」と泣く天内理子を見て、五条悟の心にわずかながらの情が芽生えたと推察できます。

五条悟と夏油傑は、相手が指定した取引場所である沖縄へと向かいました。そして、瞬時に誘拐犯を退治し、黒井美里を救出しました。黒井美里を救出した後も、五条悟たちはしばらく沖縄に滞在します。そして、普通の観光客のように、沖縄の観光地や料理を楽しむのでした。沖縄での滞在時間は1日の予定でしたが、がっかりする天内理子を見て、五条悟は滞在期間を延ばします。

そして、目一杯沖縄観光を楽しむのでした。この沖縄観光では、天内理子と五条悟の関係が一気に親密になりました。これまでの天内理子は強がることが多かったですが、沖縄のシーンでは五条悟に心を許したような素直な笑顔を見せています。天内理子にとって、五条悟たちと過ごした沖縄での時間は、何ものにも代えがたい大事な思い出となりました。

五条悟と夏油傑が天内理子を護衛していたのは、無事に天元と同化させるためでした。任務につく前、五条悟と夏油傑は、星漿体の少女が同化を拒んだときのことをあらかじめ話し合っていました。夏油傑に星漿体が同化を拒んだらどうするかと問われた五条悟は、悩むこともなく「同化はなし」と言い切りました。五条悟は天内理子に会う前から、星漿体である天内理子の意志を尊重しようとしていたのです。

天内理子を天元のもとまで連れて行った夏油傑は、すでに五条悟と話がついていることを天内理子に教えます。そして、天内理子がどのような選択をしたとしても、自分たちが全力で守ると宣言したのでした。天内理子はそれまで心にしまいこんでいた思いを吐き出し、「もっとみんなと一緒にいたい」と泣きながら訴えたのでした。

呪術廻戦の五条悟は、自分と関係のある人物を下の名前で呼ぶことが多いです。しかし、天内理子のことは「天内」と名字で呼んでいます。五条悟のこの呼び方には、何か意味があるのでしょうか？ここでは、天内理子に対する五条悟の呼び方について解説します。また、五条悟が天内理子に恋愛感情があったかどうかも考察してまとめます。

呪術廻戦の五条悟は、最初から天内のことを「星漿体のガキ」と呼んでいました。この「ガキ」という呼び方からは、星漿体の護衛に対する五条悟の不満が表れています。夏油傑は天内理子が年下であることから、親しげに「理子ちゃん」と呼んでいました。しかし、五条悟はしばらくガキという呼び方を変えませんでした。ただ、実際に顔を会わせてからは、ガキという呼び方に加えて「天内」と名字で呼ぶことも増えました。

五条悟は呪術廻戦の作中で、ほとんどのキャラを下の名前で呼び捨てにしています。名字を呼び捨てにする呼び方をするのは、天内理子をのぞけば伊地知潔高と七海健人だけです。この2人に共通しているのは、五条悟の後輩だということです。五条悟は教え子たちのことは下の名前で呼んでいますが、後輩のことは名字で呼ぶようです。

では、なぜ後輩でも何でもない天内理子のことは、名字で呼んでいるのでしょうか？実は、五条悟は天内理子のメイドである黒井美里のことも、「黒井さん」という呼び方をしています。どうやら五条悟は、自分との関係が浅い人間に対しては、名前ではなく名字での呼び方をするようです。この「関係が浅い」とは、仲が良い悪いではなく、「術師か非術師か」で分けれられている可能性があります。

黒井美里と天内理子は非術師であるため、五条悟は2人のことを名字で呼んでいるのでしょう。ただ、黒井美里は年上であるため、「黒井さん」という丁寧な呼び方をしていると推察できます。天内理子は年下であることに加え、かなり生意気な性格をしていることから、「天内」という呼び方に落ち着いたと考えられます。

呪術廻戦の五条悟は、天内理子に対して恋愛感情を抱いていたのでしょうか？五条悟は天内理子を護衛するうちに徐々に親しくなり、沖縄観光では一緒に盛り上がっていました。また、天内理子のために沖縄滞在を伸ばすなど、天内理子に対する気遣いが見られるシーンもありました。

五条悟が覚醒したシーンでは、完全にハイになっているにも関わらず、天内理子のことを思い浮かべていました。このことからも、天内理子が五条悟の中でどれだけ大きな存在だったかがわかります。ただ、これが恋愛感情かといわれれば、そうとは言い切れないでしょう。五条悟は虎杖悠仁が殺されたときも、怒り心頭になっていました。

もともと五条悟は情に厚い性格で、仲良くなった相手のことを大切にします。そのため、親しくなった天内理子のことも、大事に思うようになりました。ただその感情は、恋愛とは別の感情だといえるでしょう。もしも天内理子の性別が男であったとしても、五条悟は同じように大事にしたはずです。

呪術廻戦の天内理子は、星漿体として生まれてしまったために、命を狙われることになりました。天内理子を狙っていたのは、呪詛師集団Qと盤星教です。この2つの団体は、目的は違えども、両方とも天元と天内理子の同化を阻もうとしていました。そして、天内理子と天元の同化の日が近づいたことで、天内理子を殺害しようと動き始めたのです。

ただ、天内理子には呪術師最強ともいえる五条悟が護衛についていたため、簡単に殺されることはありませんでした。しかし、盤星教側が雇った暗殺者の中には、術師殺しと呼ばれている伏黒甚爾がいました。伏黒甚爾は五条悟の強さをしっかりと把握しており、真正面から戦うのは危険だと判断します。

そこで、天内理子に懸賞金をかけて、フリーの呪術師が天内理子を狙うように仕向けました。さらに、黒井美里をさらうなどして、五条悟の精神と体力を徐々に削っていく作戦に出ます。伏黒甚爾の作戦は功を奏し、ずっと気を張っていた五条悟は呪術高専に戻った途端に気を抜いてしまいます。その一瞬の油断をつき、伏黒甚爾は五条悟を背後から刺しました。

五条悟は傷を負いながらも伏黒甚爾の相手を引き受け、天内理子を夏油傑に託しました。天内理子は夏油傑とともに先を急ぎ、無事に天元の住居までたどり着きました。夏油傑はそこで天内理子に「帰ってもいい」という選択肢を与え、彼女の返答を待ちました。そこで天内理子は、本当は同化をしたくないという想いを口にします。

天内理子の本当の気持ちを聞いた夏油傑は、優しく微笑みながら「帰ろう」と手を差し出しました。しかし、その手を取ろうとした天内理子は、頭に銃弾を受けて倒れてしまいます。銃を撃ったのは、五条悟を倒して後を追ってきた伏黒甚爾でした。天内理子は、伏黒甚爾の銃撃によって命を落としたのです。

呪術廻戦の天内理子が亡くなったシーンを見ると、銃弾が頭を貫通しているのがわかります。倒れた後も目を見開いたまま微動だにせず、誰の目から見ても即死したことが明らかです。その後、天内理子の遺体は盤星教に引き渡され、そこで代表役員が天内理子の死を確認しています。このシーンからも、天内理子が完全に死亡したことは間違いないといえるでしょう。

ただ、呪術廻戦では、一度死んだ虎杖悠仁が復活するというシーンもあります。そのため、天内理子がその後生き返ったという可能性もゼロではありません。また、公式ファンブックでは、天内理子の年齢の欄に「享年 14歳？」とはてなマークがついています。このはてなマークが、天内理子の生存をほのめかしているとも噂されています。

呪術廻戦のアニメの続編が放送されると決まってから、天内理子の声優が誰になるかファンの間で話題となっていました。呪術廻戦のアニメ第2期で天内理子役を担当した声優は、永瀬アンナさんです。永瀬アンナさんは2005年3月31日生まれで、81プロでニュースに所属しています。小さい頃から演技が好きで、演劇部にも入っていました。演技の練習をする中で声の芝居の難しさに気づき、声優を志すようになったそうです。

永瀬アンナさんは声優としてデビューしてからまだ数年しか活動していませんが、すでにいくつもの作品に出演しています。2023年には第17回声優アワード新人賞を受賞するなど、これからの活躍が期待されています。永瀬アンナさんがこれまでに出演した作品と担当キャラは、『サマータイムレンダ』の小舟潮、『ユーレイデコ』のハック、『もういっぽん！』の姫野紬などです。
 

呪術廻戦の五条悟役は、第1期から中村悠一さんが担当しています。中村悠一さんは1980年2月20日生まれのB型で、香川県木田郡庵治町（現在の高松市）出身です。1998年に代々木アニメーション学院に入学し、卒業後は東京ドラマハウスの所属となりました。その後、トリトリオフィスやシグマ・セブンなどの事務所を経て、2020年にインテンションに移籍しています。

中村悠一さんは、2008年に第18回最優秀男性声優賞を受賞しています。その後もYahoo!検索大賞やCrunchyrollアニメアワードで賞を受賞し、2022年には第16回声優アワードで助演男優賞を受賞しました。中村悠一さんはこれまでに、『機動戦士ガンダム00』のグラハム・エーカーや『絶対可憐チルドレン』の皆本光一、『マクロスF』の早乙女アルトなどを演じてきました。

その他にも、『おそ松さん』の松野カラ松、『Re:ゼロから始める異世界生活』のラインハルト・ヴァン・アストレア、『小林さんちのメイドラゴン』の滝谷真など、多くの人気キャラを担当しています。近年では、『SPY✕FAMILY』でゲストキャラの東雲を演じたことでも話題になりました。2023年に入ってからも、『ブルーロック』の士道龍聖や『勇者が死んだ！』のカイル・オズメントを演じるなど、立て続けに多くの作品に出演しています。

呪術廻戦の天内理子は両親が亡くなってしまったため、小さい頃から世話係の黒井美里と過ごしてきました。黒井美里は天内理子にとって家族同然の人物で、2人は固い絆で結ばれています。天内理子と黒井美里の関係性が好きだという人は多く、「別れのシーンでウルっときた」というコメントもありました。

呪術廻戦のファンの中には、天内理子が無事だった場合の恋愛ストーリーを期待する人もいました。五条悟、夏油傑、天内理子の3人が三角関係のように見えた人も多かったようで、天内理子がどちらと恋愛関係になるか想像して楽しむコメントが見られました。

呪術廻戦の天内理子には、「かわいい」という感想が多数寄せられていました。天内理子は、呪術廻戦では五条悟の過去エピソードにしか登場しません。それにも関わらず、「呪術廻戦の中で最推し」というコメントが多く見られました。また、天内理子の、「〜じゃ」という話し方もかわいいと人気でした。

呪術廻戦の天内理子と五条悟の関係や呼び方、恋愛感情の有無などをまとめました。五条悟は呪術高専の学生時代に天内理子と出会い、任務として天内理子を護衛してきました。2人の間に恋愛感情は生まれませんでしたが、最終的にはお互い気を許して仲良くなりました。

五条悟と夏油傑は結局天内理子の護衛に失敗し、天内理子は伏黒甚爾に殺されてしまいます。天内理子の死亡シーンは、ファンに大きな衝撃を与えました。天内理子は死んでしまいましたが、これからも多くのファンの記憶に残り続けるでしょう。