【スラムダンク】野間忠一郎は桜木軍団三バカの一人！花道との関係や名シーンは？

当記事では「スラムダンク」の桜木軍団の1人である野間忠一郎についてみていき、他のキャラとの関係を考察していきます。さらに、作中での野間忠一郎の活躍をネタバレでみていき、名言や弟、アニメ声優についても紹介していきます。まず、ここでは「スラムダンク」の作品情報をみていきます。

「SLAM DUNK（スラムダンク）」は井上雄彦先生により、週刊少年ジャンプの1990年42号～1996年27号にかけて、全276話が連載されていました。全世界でのシリーズ累計発行部数（2023年2月時点）が1億7100万部以上の大ヒット作です。

さらに、テレビアニメは1993年10月～1996年3月の期間に、全101話が放送されていました。また、舞台化やゲーム化、劇場版アニメ化もされており、特に最新の劇場版アニメ「THE FIRST SLAM DUNK」が2022年12月に公開となりました。

中学時代に50人の女の子に振られ続けた元不良の桜木花道は、湘北高校に入学します。入学してすぐ彼は身長と身体能力の高さを見出され、バスケ部でマネージャーをしている赤木晴子から勧誘されます。彼女に一目ぼれした桜木花道は入部を即決し、彼女にかっこいいところを見せたい一心で練習に打ち込みます。そのうちに、バスケの楽しさを知った桜木花道は秘められた才能を開花させ、仲間と共に全国大会を目指していきます。

「スラムダンク」に登場する野間忠一郎は、主人公の桜木花道の仲間である桜木軍団の一員です。桜木軍団のメンバーは桜木花道を中心に水戸洋平、野間忠一郎、高宮望、大楠雄二です。野間忠一郎は桜木軍団の三バカの1人として認識され、愛称「チュウ」で呼ばれています。また、湘北高校の1年生の野間忠一郎ですが、そのヒゲが特徴的な容姿から年上に見られがちです。

そして、中学時代から桜木軍団の仲間とともに、喧嘩三昧の日々を送っていました。さらに、おちゃらけた性格で羽目を外してしまうことも度々ある野間忠一郎ですが、不良ではありません。むしろ仲間想いで正義感が強く、弱い者いじめや卑怯な行為を嫌っています。

ただ、強面なため、不良から絡まれやすく「売られたケンカはきっちり買う」というスタンスを取っています。また、野間忠一郎の家族について、桜木花道からの電話に声色を変え、弟のフリをして出たシーンがありました。しかし、本当に弟がいるのかなどは分かっていないようです。

桜木花道は「スラムダンク」の主人公で、湘北高校バスケ部の1年生です。桜木軍団の中心的人物でもあります。そして、野間忠一郎は桜木花道が本気で取り組める「バスケ」という存在に、出会えたことを素直に喜んでいます。そして、口では冷やかすような発言をしていても、実際は桜木花道のことを応援しています。

水戸洋平は桜木軍団の1人で、桜木花道の一番の理解者です。いつもクールで判断力があり、仲間たちの中では最も機転も効くことから、桜木軍団のリーダーもしくは参謀的な存在となっています。バスケに夢中になっていく桜木花道のことを、野間忠一郎たち桜木軍団の仲間と共に温かく見守っています。

堀田徳男は湘北高校の3年生で、不良たちをまとめるリーダー的な存在です。三井寿に誘われ、湘北のバスケ部を襲撃した際、駆け付けた桜木軍団と乱闘になりました。その際に自分を倒すほどに強い桜木軍団のことを一目置くようになります。

そして、バスケ部襲撃の件で三井寿のことを庇ってくれた彼らに対し、感謝の気持ちを持ちます。その結果、桜木花道、三井寿とそれぞれの応援で顔を合わせた際には、野間忠一郎たち桜木軍団と仲良く試合を観戦するようになりました。

高宮望は桜木軍団の1人で、大食いです。野間忠一郎、大楠雄二と共に「三バカ」と呼ばれています。さらに、高宮望は桜木軍団の仲間たちが、本気で取り組めるものに出会えた桜木花道のことを、内心は羨ましがっていることに気づきます。そして、本編のその後を描いた「あれから10日後」の中で、仲間たちに以下のセリフを言い、「おめーもな」と返されていました。

大楠雄二は桜木軍団の1人で、リーゼントパーマの金髪が特徴的な人物です。野間忠一郎、高宮望と共に「三バカ」と呼ばれています。また、仲間内で最も喧嘩っ早い人物であり、よくそのことで水戸洋平から注意されています。

中学時代の桜木花道は桜木軍団の仲間と共に、喧嘩三昧の日々を送っていました。彼らが自分たちから喧嘩を売ることはありませんでしたが、売られた喧嘩はきちんと買っていました。その結果、彼らは同学年には敵なしというほど強くなり、恐れられていたようです。

さらに、中学時代の桜木花道は、喧嘩よりも女の子にモテたいと思っていました。しかし、喧嘩三昧の彼の評判と威圧感のある体格のためか、好きになった女の子に告白しても、ことごとく振られてきました。桜木花道が振られた女の子の人数は、中学の3年間で50人に上ります。そのことを桜木花道は野間忠一郎たち三バカから、散々からかわれていました。

中学卒業後、野間忠一郎たち桜木軍団は、全員で湘北高校に入学します。桜木花道は入学してすぐに、バスケ部の勧誘で声をかけてきた赤木晴子に一目惚れし、バスケ部に入部しました。その彼のことを野間忠一郎たち桜木軍団は、いつまで続くかと見守っていました。

しかし、桜木花道はそのうちにバスケに夢中になり、バスケの才能をどんどん開花させていきます。桜木花道が本気で取り組めるものに出会ったことを悟った野間忠一郎たちは、そのことを密かに喜んでいました。そして、彼らは口では桜木花道が失敗するところを見物しに行こうなどと、冷やかしのような理由をつけて、桜木花道を応援するようになりました。

湘北高校の3年生の三井寿が、堀田徳男たち同じ学校や他校の不良仲間たちを引き連れてバスケ部を襲撃します。その際、湘北高校に乗り込んできた他校の不良たちは、野間忠一郎に声を掛けます。そして、バスケ部の場所を聞き出そうと、野間忠一郎を複数人でボコボコにしました。しかし、野間忠一郎はその不良たちが何者かは分からないものの、彼らがバスケ部の体育館に向かえば桜木花道が困った状況になると考えます。

そこで、野間忠一郎は不良たちにどれだけボコボコにされても、頑なに口を割りませんでした。そのうち、その不良たちは野間忠一郎から場所を聞き出すことを諦め、堀田徳男と合流するために立ち去りました。そこに水戸洋平たちが現れ、野間忠一郎は状況を説明します。そして、桜木花道とバスケ部の危機だと判断した桜木軍団は、バスケ部が練習している体育館へと急ぎ向かいました。

そのとき、散々ボコボコにされた野間忠一郎も、桜木花道のために痛みに耐えて彼らと共に体育館に向かいました。桜木軍団が到着すると、既に不良たちがバスケ部で暴れていました。さらに、チームメイトを傷つけられたことに怒った桜木花道が、まさに不良たちを殴ろうとしていました。もし桜木花道が彼らを殴れば、彼がそれまで頑張ってきた練習が無駄になり、バスケ部もインターハイに出場できなくなります。

そこで、野間忠一郎たち桜木軍団は、慌てて桜木花道と不良たちの間に割って入ります。そして、桜木花道とバスケ部の代わりに、不良たちと乱闘を繰り広げました。実は、この襲撃を企てた三井寿は元バスケ部員で、バスケ部のインターハイ出場を妨害することが襲撃の目的でした。彼は中学の頃には将来有望な選手でしたが、高校に入学してすぐに怪我を負いました。

そして、怪我を悪化させた三井寿は長期離脱を余儀なくされ、挫折感からバスケから離れたのです。実は三井寿はバスケ部を襲撃したものの、本当はバスケに対して未練を持っていました。乱闘の中で、三井寿は当時を知る3年生部員から説教されます。さらに、不良仲間たちからも本当はバスケ部に戻りたいのでは、という本心を指摘され、とうとう三井寿はバスケ部に戻りたいという本心を打ち明けました。

その後、教師が騒ぎを聞きつけて駆け付け、現場にいた者たちに説明を求めます。そこで、水戸洋平がとっさに機転を利かせ、以下のセリフを言いました。それを野間忠一郎たちも肯定し、堀田徳男に話を合わせるようにアイコンタクトを送ります。そして、その嘘が三井寿を庇うためのものだと察した堀田徳男も、桜木軍団に話を合わせました。

桜木軍団や堀田徳男のおかげで、バスケ部にはお咎めがなく、三井寿も方々への謝罪を済ませた後にバスケ部に復帰しました。そして、泥を被った野間忠一郎たち桜木軍団や堀田徳男は、3日間の謹慎処分となったのでした。

また、堀田徳男は桜木軍団の強さを認めるとともに、三井寿を庇ってくれたことに対し、感謝の気持ちを抱きます。その後、桜木軍団と堀田徳男は桜木花道と三井寿を、それぞれ応援するために試合で会った際には、仲良く試合を観戦するほどの間柄となりました。

インターハイ予選が始まり、湘北高校バスケ部は勝ち進んでいきます。しかし、バスケ初心者の桜木花道は自身の有り余る才能をどのように試合に活かせば良いのか分からず、ファウルを繰り返して交代や退場させられていました。それでも、桜木花道は練習で培ってきたことを徐々に試合の中で使えるようになります。

そして、桜木花道は湘北高校が初の全国大会出場を決める頃には、湘北の主力の1人に成長していきます。また、野間忠一郎たち桜木軍団も、マネージャーの赤木晴子と共に桜木花道のシュート練習に付き合うなど、桜木花道をサポートしていきます。しかし、全国大会で桜木花道は相手側のあからさまなラフプレーで倒され、さらに挑発されてしまいました。

野間忠一郎たち桜木軍団は桜木花道の気性をよく分かっているため、その屈辱的な扱いに彼が暴れてしまうのではないか、と危惧します。そして、桜木花道が暴れ出すのを止めようと、桜木軍団は観客席から駆け寄ろうとします。しかし、桜木花道は意外にも感情を抑え、試合に戻っていきました。その様子を野間忠一郎たちは驚きながら眺めていました。

そこで、水戸洋平が桜木花道は喧嘩ばかりしていた昔の彼ではなく、バスケ選手になったのだと語り、桜木軍団は桜木花道の成長ぶりを実感しました。その後も、桜木花道は成長していき、インターハイの優勝候補とされていた山王工業の撃破に貢献します。しかし、その試合で桜木花道は負傷してしまい、彼のいない湘北は次の試合で敗退となりました。

その後、野間忠一郎は桜木軍団の仲間と共に、リハビリをする桜木花道を見舞います。また、野間忠一郎は桜木花道を応援し、彼の成長ぶりを喜んでいましたが、内心では本気で打ち込めるものに出会えた彼を羨ましがっていました。そのことを桜木軍団の仲間である高宮望から指摘され、お前らも何か見つかるといいな、と言う高宮望に対し、お前もな、と返していました。

野間忠一郎の名言1つ目の「あっぼく弟の忠二郎…」についてみていきます。桜木花道からボール磨きを手伝ってほしい、という電話がかかってきました。その際、野間忠一郎は声色を変えて以下のセリフを言い、とっさに弟のフリをしました。野間忠一郎のお茶目な性格がよく表れている名言だと言われています。また、名言の中で弟のフリをした野間忠一郎ですが、彼に本当に弟がいるのかや弟の名前が忠二郎なのかは分かっていません。

野間忠一郎の名言2つ目の「ヒキョー者だな…」についてみていきます。三井寿のバスケ部襲撃の際、湘北高校に他校の不良が乗り込んできます。その不良たちと鉢合わせした野間忠一郎はボコボコにされながら、バスケ部の場所を尋ねられました。

しかし、野間忠一郎は頑なに口を割りませんでした。それどころか、大勢で1人をボコボコにする状況を茶化しがら、以下のセリフを言いました。野間忠一郎のひょうきんな性格と、友情に厚いところがよく分かる名言シーンだと言われています。

「スラムダンク」の1993年に放送が始まったテレビアニメで、野間忠一郎の声優を務めたのは幹本雄之さんです。幹本雄之さんは1948年3月15日生まれ、年齢は75歳（2023年8月現在）で、出身地は新潟県です。声優デビューは1970年代で、所属事務所はアーツビジョン、声優や俳優として活躍しています。

幹本雄之さんの主な出演作品は「聖闘士星矢」バベル役、ベアー檄役、「キン肉マン」ラーメンマン役、「鉄人28号」村雨健次役、「名探偵コナン 漆黒の追跡者」アイリッシュ役、「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」チャップ・アデル役などです。

「スラムダンク」の2022年12月に公開された劇場版アニメで、野間忠一郎の声優を務めたのは松田健一郎さんです。松田健一郎さんは1978年1月22日生まれ、年齢は45歳（2023年8月現在）で、出身地は埼玉県です。声優デビューは2000年代で、所属事務所はアーツビジョン、声優として活躍しています。

松田健一郎さんの主な出演作品は「攻殻機動隊」バトー役、「ブラッククローバー」ゴードン・アグリッパ役、「SPY×FAMILY」ボンド・フォージャー役、ナレーション、「ヴィンランド・サガ」トールズ役、「クロックワーク・プラネット」ヴァイネイ・ハルター役などです。

「スラムダンク」の主人公である桜木花道の仲間、桜木軍団の1人の野間忠一郎がとても好きだという感想となっています。

「スラムダンク」の野間忠一郎がイケメンでかっこいいという感想で、チャームポイントである髭が絶賛されています。

「スラムダンク」のキャラの中で最も好きなキャラは、野間忠一郎だという感想で、友達思いなところが評価されています。

以上、人気漫画「スラムダンク」の野間忠一郎についてみてきました。そして、野間忠一郎は桜木軍団の三バカの1人で、作中で弟のフリをしたことがあるものの、弟がいるのかどうかは不明であることが分かりました。さらに、野間忠一郎と桜木花道などの他のキャラとの関係を考察し、作中の活躍をネタバレでみてきました。また、野間忠一郎の名言や、アニメ声優の幹本雄之さんと松田健一郎さんもそれぞれ紹介してきました。