名探偵コナンの黒幕は光彦？黒の組織のボスといわれる証拠や理由・伏線を考察

≪「名探偵コナン」作品詳細情報≫

• ジャンル：推理漫画・少年漫画
• 原作：青山剛昌
• 出版社：小学館ほか
• 掲載誌：週刊少年サンデー
• 発表号1994年5号-連載中(2019年6月現在)
• 巻数：既刊96巻
• アニメ放送局：讀賣テレビ・日本テレビ
• アニメ放送期間：1996年1月8日-現在放映中
• アニメ声優担当：高山みなみ/山口勝平/山崎和佳奈/小山力也/緒方賢一/林原めぐみ他

• 年齢：6～7歳
• 身長：不明
• 体重：20㎏
• 住所：米花町内の一軒家/隣人に米花農業大学助教授
• 学歴：帝丹小学校1年B組在学中(担任は小林澄子先生)
• 趣味・特技：論理的推理/読書
• 好きなもの：科学と論理/吉田歩美/灰原哀/仮面ヤイバー/大怪獣ゴメラなどのTVキャラクター/TWO-MIX/東京スピリッツ/キャンプ/宝探し/ヨーグルト
• 嫌いなもの：ニンジン
• 尊敬する人：海部肇(米花町3丁目在住の青年)
• 口癖：「～です」「～ます」「そんな～…」

光彦は誰にでも敬語を使う礼儀正しい性格で、幅広い知識と語学力の頭脳を持った少年です。帝丹小学校1年B組でコナンや歩美、元太と共に事件を解決していく少年探偵団のメンバーです。小学校1年生とは思えない知識量で時としてコナンや灰原をも驚かせる程の推理力を発揮します。冷静さと記憶力に長けており、コナンと灰原が不在時は実質的なリーダーを務めます。意外と運動神経もいいです。

欠点としては自意識過剰なところがあり嫌みになることがあります。幼稚園の頃から同級生の吉田歩美に好意を寄せ、灰原哀が転校して来ると2人のことが好きになってしまい思い悩む、ませた純情な面を持っています。

光彦の家族は、父・母・姉の4人家族です。父母の職業は教師です。姉・朝美は中学生ですが、学年は分かっていません。姉弟の名前を合わせると内田康夫の小説に出てくるルポライターの「浅見光彦」の名前になるのは偶然ではなくネタとなっています。

朝美も光彦同様に言葉遣いは丁寧ですが、性格は正反対です。朝美は好奇心旺盛で詮索好きの天真爛漫な女子でお調子者っぽいところが愛されているキャラクターです。光彦の家族の本編登場は殆どありません。

名探偵コナンで黒幕探しが始まった理由は、原作者の青山剛昌が「作中に黒幕は既に本名まで明かされている」と語ったことにあります。ファンが黒幕候補を上げる度に原作者がそれを否定するというイタチごっこが始まり、そこで浮上したのが光彦でした。

名探偵コナンに登場する様々なキャラクターの中で、頭脳派に分類される光彦が黒幕という説が浮上しています。どうして光彦が黒幕と言われるようになったのか、その証拠や理由・伏線などについて詳しく考察していきます。

光彦が黒幕なのではないかと考察される理由には小学1年生にして異様に知識量が豊富なことが伏線にあります。コナンや灰原はAPTX4869を飲んで幼児化しているので頭脳が大人なのは納得がいきますが、光彦は普通の小学生のはずなのに、コナンに劣らないほどの知識を披露しています。これには光彦も本来は大人で幼児化しているのではないかと疑わずにはいられないところがあるようです。

あるエピソードでは、ジェットコースターに並ぶ時間を距離と人数から計算で割り出したり、コナンが倒れた時は光彦が自分の知識を用いてコナンの代わりに謎解きしました。経済情報もしっかりチェックし東都水族館に鈴木財閥の資本が入っているのも知っています。大人顔負けの知識量を持ち、子供らしさが感じられないところが黒幕と疑われる要因のようです。

少年探偵団は小学1年生にして全体的に能力が高いところがあります。その理由はコナンにあるようです。少年探偵団がコナンより劣っていれば常にコナンに出番が回ってくることになります。そうなると少年探偵団が存在している意味が無くなってしまいます。そのため、少年探偵団が賢く、光彦の知識量が多いのは、コナンに負けないために増えたといえるようです。

灰原哀が黒幕について「到底信じがたい意外な人物かもしれない」という黒幕の伏線となるような気になる発言をしています。この発言から推測すると黒幕は明らかに敵と思われる人物ではなく、味方の中にいると解釈することが出来ます。そこから考えてコナンの周辺にいる人物で、コナンと同等の知識や情報量を持つ頭脳派の光彦が黒幕候補にあげられたようです。

光彦黒幕説の理由には「光彦」の名前についても上げられます。「光彦」の名前を英語表記すると「Picador」になります。ピカドールはメキシコのお酒・テキーラの一種です。この名前が光彦が黒の組織の黒幕であるという伏線になっていると考えられたようです。黒の組織のコードネームは全てお酒の名前です。さらに、光彦の苗字の円谷は鳥取県の円谷村に由来しています。

黒の組織の「あの方」の正体は烏丸蓮耶ということが明らかになっており、レギュラーメンバーの中で光彦だけが「鳥」に関する名前が名づけられていることから「あの方」と関係があるのではないかと考えられているようです。

黒の組織の「あの方」の着信メロディーが七つの子であることは有名ですが、その着信メロディーも光彦黒幕説の伏線なのではないかと噂されていたようです。その理由は七つの子は7歳の児童を指し、そこから黒の組織の「あの方」は7歳の幼児になっていると推測されたようです。小学校1年生の中でみたら頭の良い光彦が当てはまるとして光彦が「あの方」の黒幕説が浮上したようです。

光彦が灰原哀に向ける関心は、恋愛感情と見せかけて実はAPTX4869を飲んで幼児化した灰原哀を新しいサンプルとして観察出来ると喜んでいるに過ぎないのではないかと考察されているようです。

シェリーは黒の組織の人間は匂いで分かると語っていますが、それはシェリーが今まで接してきたことのある人間に限られるとも考えられます。あまり良く知らない面識のなかった光彦の匂いを嗅ぎ分けることが出来ず、黒幕である光彦を見逃したとも考えられたようです。

あらゆることへの知識が豊富な光彦は、実は元は大人なのではないかという説も浮上しています。光彦もコナンや灰原と同じようにAPTX4869を飲んで幼児化したと考察されているようです。その理由にはシャーロックホームズの著書「赤毛連盟」と子供が読むには難しい本を読んでいることや、光彦が持っている知識・情報量があげられます。

また、黒の組織のベルモットが、灰原哀がシェリーの幼児化だということを知り、割と早くにシェリーの居場所も突き止めていましたが、それにも関わらず、黒の組織がシェリーを抹殺しに来ないのは「あの方」に関する人物、幼児化した光彦が少年探偵団を隠れ蓑にして彼らを側で監視し、現状を把握しているからと考察されているようです。

光彦は電車に乗る際に間違えて大人の切符を買ってしまい、切符の交換を申し出る場面が描かれています。この場面も光彦黒幕説の伏線ではないかと言われています。普段は大人の切符を買うことに慣れている光彦が癖で誤って大人の切符を買ってしまったのではないかという理由で光彦が元は大人であるという説が浮上したようです。

黒の組織の「あの方」である烏丸蓮耶が本物の光彦を殺害して光彦に成り代わっているという説もあがっていたようです。しかし、光彦には家族がおり、もし光彦が入れ替わったとしたら家族に既にバレているのではないか、光彦の家族も黒の組織の一員でないと光彦と入れ替わるのは難しいのではないかと考察されています。

また、光彦が転校生でな事や元太や歩美たちと仲が良いことから最初から光彦が「あの方」の烏丸蓮耶だったとの考察もあがっているようですが、いずれにせよ隠し通すことは難しいと考えられています。そして、名探偵コナンの作品のモラルという観点からしても入れ替わり説はないとファンの間で否定されたようでした。

黒の組織の黒幕は光彦である証拠として上画像が話題となっています。歩美がコナンに駆け寄って「光彦が載ったバズがバスジャックされた」と慌てた表情で言っていますが、なんと右端に光彦の姿が描かれています。驚いているコナンの目には光彦が見えていないようです。幼児化する薬を開発した黒の組織は、透明人間になる薬も開発し、光彦はそれを飲んで透明化してコナン達の動向を探っているのではないかと言われていました。

単なる作中のミスではないかとの声も多いようですが、世に出回るまでに何回も校正や修正を行っている中で、構図の間違えのミスを見過ごすかと疑問視され、上画像が証拠となって光彦黒幕説の伏線となっていると噂になっていたようです。

原作者の青山剛昌は光彦=「あの方」烏丸蓮耶説を完全否定しています。しかし、原作者が公式に否定していても光彦の黒幕説は消えないようです。光彦黒幕説の否定理由やその説が無くならない理由について見ていきます。

光彦の黒幕説の理由の1番に上げられるのが「頭が良すぎるから」ですが、それだけでの理由では信憑性に欠けるものがあるようです。また、光彦の名前がメキシコのお酒の名前になるということも上げられていますが、光彦=ピカドールとお酒に詳しい人でないと中々結びつかないことから、光彦をどうしても黒幕にしたい人のこじ付けではないかと言われています。

原作者が黒幕は光彦ではないと完全に否定していますが、光彦黒幕説はなくなっていません。黒の組織の黒幕「あの方」である烏丸蓮耶は原因不明で99歳でこの世を去り、存命していない人物です。そのため「あの方」の烏丸蓮耶には後継者がいて、それが光彦であると考察されています。

以前に元黒の組織一員の沼淵が光彦に「お前はワシと同じや」とセリフを放ったこともあり、それがファンの中には強く印象に残っているようで、光彦黒魔説が中々拭い切れないようです。物語も現在進行中で原作者が光彦が黒幕であることを隠しているとも考えられ、光彦黒幕説の疑惑は浮上したままになっているようです。

1人目の黒幕候補者は、FBI捜査官チームのリーダーで黒の組織を捜査するジェイムズ・ブラックです。その証拠となる理由は、アーサー・コナン・ドイルの推理小説に登場する「ジェームズ・モリアーティ」の名前に由来し、ジェームズ・モリアーティは「犯罪のナポレオン」という異名を持っていたこと、FBI捜査官の赤井秀一と深く関わっている人物であるということがあげられています。

名探偵コナンの黒幕候補の2人目は工藤宅の隣人・阿笠博士です。黒幕とされた理由には、組織が求める発明家・科学者・プログラマーであることや「アーント・アガサ」というお酒が存在すること、幼児化した工藤新一の第一発見者で自分以外に正体を明かさないように説得したこと、知らないはずの「ジン」と「ウォッカ」の顔を思い浮かべたことから考察されました。

これに対して、原作者の青山剛昌は阿笠博士黒幕説を否定しています。ファンの反応は、当初の黒幕は阿笠博士であり、バレたことで急遽変えたのではないかと考えているようです。

黒幕候補の3人目は、黒の組織の科学者で灰原哀(宮野志保)の母親の宮野エレーナです。宮野エレーナは夫の宮野厚司と研究中に事故で死亡しているようですが、実は生きており黒幕なのではないかと噂されているようです。

その証拠となる理由は、灰原哀が「あの方の正体は、到底信じ難い意外な人物かもしれない」と発言したことやエレーナは「アイリーン」と別の読み方があり、アイリーンはシャーロック・ホームズの物語で「あの人」と呼ばれていることがあげられています。しかし、原作者は宮野エレーナの黒幕説も否定しているようです。

黒幕候補の中には証拠と言えるような理由が存在しない小嶋元太もあがっているようです。げんた黒幕説がネット上であがっている理由には、コナンと灰原同様にAPTX4869で幼児化しているのではないかというのがあげられます。しかし、元太黒幕説も原作者は否定しており、特に大きな証拠となる理由もないことから皆無と言ってよさそうです。

名探偵コナンの黒幕と黒の組織の目的について考察していきます。黒の組織の目的は死者の蘇りを目的とし、あらゆる手段を使ってその目的を達成させようとしていたようです。その目的を達成するための手段の詳細を見ていきます。

黒の組織の目的は、死者を蘇らせるところにあるようです。そして、それを組織の一部の部下以外には秘密にしておくことです。その目的を達成するたに、あるプログラムソフトやAPTX4869の薬の開発、それに加え灰原が作っていた薬が上げられます。

名探偵コナンの作中で薬の開発に携わった科学者のシェリーを黒の組織は抹殺しようとします。何度か機会に恵まれますが、あの方は幼児化した灰原哀の姿ではなく、大人のシェリーの姿での暗殺を望んでいるようです。

灰原哀の姿で殺害しようとしたピスコは暗殺され、ベルモットもシェリーの命を奪う機会に恵まれますが、灰原哀の姿だったため「あの方」から「ベルモットを遊ばせ過ぎた」と叱りのメールを受けます。これから絶対に薬の秘密に気づかれたくないという「あの方」の強い意向が見て取れます。

黒の組織が作っていたあるプログラムとは、APTX4869で蘇らせた死体に取り込む「人間の脳」を作っていたのではないかと考察されています。そのため黒の組織は、プログラムに参入できる実力のあるプログラマーの情報をあらゆる手段で手にした大金を投資してでも得る必要があり、プログラマー探しに躍起になっていたのです。

目的を達成させるために黒の組織はAPTX4869を開発します。APTX4869は幼児化させる薬と認識されていますが、灰原哀が黒の組織のピスコに拉致され、幼児化から大人に戻るのところを確認したピスコが「ここまで研究を進めていたとは」と感嘆していることから、APTX4869は時の流れに逆らって自分の年齢を操作する薬であると推測されます。

犯罪を犯して追跡されたとしてもAPTX4869を投与することで捜査対象年齢から外れることも可能でしょうし、死体に投与すればその肉体を若返らせることができ、前項の人間の脳のプログラムを取り込んで生き返らせ、生き返った人物が犯罪を犯して捜査されたとしても犯人は既に死亡と記録されているので足がつかないというのが目的なのでしょう。

因みに名探偵コナンのキーアイテムといえるAPTX4869の毒薬は、医者の弟と考証されたようで存在したら科学的にも本当に小さくなる効果があり、空想ではないと原作者は語っています。

彼女の父母である宮野夫妻は、誰もが価値を見い出す若返り及び生き返りの薬・APTX4869を研究していたようですが、研究所が火事で薬の資料と宮野夫妻の焼死体が発見され、灰原はその資料をかき集めてその薬を復活させようとしていたようです。しかし、実際に灰原哀が作っていた薬は、生き返りの薬などではなく、非科学的な薬の研究をしていたと作中で語っています。

灰原が作らされていた薬とは、APTX4869が年齢などの縦軸を操作できるのに対して、性別など人間の遺伝子情報を書き換えることができる薬だったのではないかと考察されてます。投与することで細胞が変わっていき全くの別人になることができます。何らかの理由で追われる身となった極限られた人間に重宝される薬で、そう考えると上画像の灰原哀のセリフにも合点がいきます。

黒幕である黒の組織の「あの方」とベルモットの関係について紹介していきます。その前にベルモットとは一体どのような人物なのでしょうか？ベルモットのプロフィールも見ながら、「あの方」との関係に迫ります。

ベルモットの正体は、銀幕のスターの大女優のシャロン・ヴィンヤードです。初登場した時にはシャロンの娘クリス・ヴィンヤードを名乗っていましたが、後にシャロン・ヴィンヤードと指紋が一致したことが判明します。シャロンは工藤新一の母・有希子と共に怪盗キッドの父・黒羽盗一に弟子入りし、変装技術を学でいました。

ベルモットは実在するあらゆる人物に変装する技術を身につけ、変声器なしで違和感なく対象人物の声を発することができます。見た目からは変装がバレることは殆どなく、バレた際の理由には、演じた人物の人格ミスがあげられます。

ベルモットの行動を見ていると組織の命令には忠実に従っている姿が描かれています。ジンはベルモットを秘密主義をしていますが、ベルモットが素性を隠しているのではなく、あの方がベルモットについてジン以下の部下に秘密にしているだけで、その意思に沿ってベルモットは行動しているに過ぎません。

どんな命令にも忠実なベルモットですが、上画像のあの方からのメール文を見る限り、ベルモットは「あの方」の意に反した行動を取ってしまったようです。それが何であるかが分かれば、「あの方」の正体に近づけるのではないかと考察されています。

上画像のFBI捜査官のジョディが語っている内容から、ベルモットもAPTX4869の薬で若返っている可能性が高いことが窺えます。もしかしたら、ベルモットがボスの「あの方」の指示でAPTX4869を服用し、その中で最初の成功例だったのかも知れません。また、ベルモットはシェリーの幼児化を知り、工藤新一も幼児化しているであろうと予想できたはずです。

子供を探し出せばすぐに見つけ出して抹殺できそうですが、そうしないのはベルモット自身がAPTX4869で若返りをしており、その事実を知られたくないからではないかと考察できます。作中では似たようなことをコナンが語ったのを新一の母である工藤有希子が明かしています。ベルモットがAPTX4869を飲んでいる確率は限りなく高いです。

黒の組織のボス「あの方」の近くにいるベルモットは、ジンなどのNO.4以下の部下とは情報格差があります。ベルモットは組織内のほとんどの人間が知り得ない「APTX4869を服用すると幼児化する」という情報を持っています。APTX4869はジン以下の部下には「毒が検出されない毒薬」として認識されています。

ベルモットが直接ボスの「あの方」と連絡を取り合って情報共有していることから、恐らく直接はベルモットが報告しないにしてもベルモットの持つ情報はNO.2のRUMにも伝わっていることでしょう。そして、その情報はジン以下の部下には伝えられてはいません。ベルモット自身についても謎が多すぎるとジンは語っています。

黒の組織のボスの「あの方」がベルモットを気に入っている理由は、下心とかそういうことでないようです。他にどのような理由が考えられるか、愛人関係とかでは二とするの濃厚なのは身内説が考察されます。上画像からするとバーボンはあの方とベルモットの関係を知っているようです。作中では具体的にあの方がベルモットを気に入っている理由について明かされていません。

変声器なしで声を自在に演じ分けられる卓越した変装技術と演技力を持つベルモットは、黒の組織の目的を達成するための工作行動において活きるところはありそうですが重要な役回りかと言われると少々疑問が残ります。そうなると、組織に対しても重要な情報を提供しているベルモット自身が組織の目的に関わっていると考えた方が自然なようです。

ベルモットの目的は、組織の壊滅というよりはボスの「あの方」を救うところにあるようです。そのため、組織活動を積極的にサポートするベルモットですが、組織を壊滅に追い込む希望である「シルバーブレット」を求めています。作中ではFBI捜査官の赤井秀一もシルバーブレッドとして黒の組織に危険因子と認知されていますが、射撃の名手の赤井はボスを殺害してでも組織を壊滅させようと目論んでいるところが感じられます。

しかし、工藤新一はあくまで犯人であっても人は死なせない、絶対に牢屋にぶち込むという信念で事件を解決するのが特徴的です。ベルモットは新一なら真のシルバーブレットとなり、あの方を救えるのではないかと踏んでいたようで、赤井秀一が暗殺されたと知らせをうけても意に介しませんでした。

黒の組織でボスで黒幕の正体が烏丸蓮耶ということは先述しました。何故、黒の組織のボスに烏丸蓮耶の名前が浮上したのでしょうか？それは、作中で工藤勇作がAPTX4869を飲んだ人物のリストに名前が載っていた17年前に死んだプロ将棋棋士の羽田浩司の残したダイイングメッセージから「CARASUMA」という名前を導き出したのです。作中には烏丸蓮耶が黒の組織のボスであるという伏線が幾つも散りばめられています。

黒の組織が着用している黒服はカラスを連想させ、七つの子はカラスの言葉が出てきます。灰原拉致事件の時にジンによって殺害された71歳のピスコが長年仕えたと語っていることからボスは高齢であることも想像できます。しかし、これだけの伏線がありながらも原作者が2016年にファンに宛てた年賀状では烏丸蓮耶は黒幕ではないとはっきり否定しています。

公式の発表ではありませんでしたが、作者から直接のコメントで嘘とは到底思えないとファンは騒然としました。そうなるとやはり黒幕はコナンの身近にいる人間かと光彦黒幕説が消えない理由がここにもあるようです。

光彦黒幕説について光彦の小学1年生とは思えない観察眼に怪しさを覚える人が多いようです。最初は話題のネタとして光彦黒幕説が流れているだけだろうと思われていたそうですが、黒幕と言われる理由に信憑性があって頷けるという声が多かったようです。

これまでの名探偵コナンに張られた伏線や出て来た証拠などから絶対に黒幕は光彦であると考えている人が多いようです。原作者が光彦黒幕説を否定していますが、それでも物語の途中で本当の黒幕をバラすはずがないと疑いは消えておらず、現在も光彦が怪しいとの声がSNS上にあがっています。

幼児化の薬APTX4869が物語のキーアイテムになっていることで黒幕に幼児が絡まないわけがないと考察する人も中にはいるようです。コナンや灰原哀と同じ知識量を持つただ1人の人物である光彦が限りなく黒に近いと本気で考察する人も少ないくないようです。

名探偵コナンの黒幕が光彦なのかについて、黒の組織のボスといわれる証拠や理由・伏線を考察していきました。光彦はコナンや灰原哀と同等の小学1年生とは思えないほどの知識量と観察眼を持つ少年であることから黒幕なのではないかと疑惑が浮上しました。作中に描かれた伏線や浮かび上がってきた証拠理由から限りなく黒に近いと、原作者が黒幕＝光彦説を公式で否定した現在でも光彦が怪しいと言われ続けています。

更に作中で黒幕が大富豪の烏丸蓮耶と明かされますが、それも原作者が否定したことでやはり光彦が黒幕だという説がより濃厚視されているようです。ファンが「この人物が黒幕だ」という度に原作者の青山剛昌は否定しているので、謎はますます深まるばかりです。光彦黒幕説がファンから期待される中、今後の展開でどのような新たな証拠や理由・伏線が見られるのか、名探偵コナンの物語から目が離せません。