【ルパン三世】マモーは放送禁止になった?複製人間でカットされたシーンは?

ルパンの三世のマモーは、放送禁止用語がセリフに多く含まれていることでも知られています。そのため、地上波では、問題のセリフやシーンをカットして放送されています。果たして、どのシーンやセリフがカットされたのでしょうか。本文では、ルパン三世のマモーこと「ルパンVS複製人間」から放送禁止になったと言われる理由を考察しました。その他、地上波でカットされたセリフやシーンもまとめました。

【ルパン三世】マモーは放送禁止になった?複製人間でカットされたシーンは?のイメージ

目次

  1. ルパン三世のマモーとは?
  2. ルパン三世のマモーは放送禁止になった?理由を考察
  3. ルパンVS複製人間でカットされたシーンやセリフ
  4. ルパンVS複製人間のトラウマシーン
  5. ルパン三世のマモーの能力や性格
  6. ルパン三世のマモーの声優
  7. ルパン三世のマモーに関する感想や評価
  8. ルパン三世のマモーの放送禁止まとめ

ルパン三世のマモーとは?

ルパン三世のマモーの紹介・イメージ画像

敵キャラの名前からマモー編とも呼ばれる「ルパンVS複製人間」。ルパンの人気作である一方、放送禁止用語を理由に、現代の地上波では問題のシーンをカットして放送されています。どのシーンがどのような理由でカットされたのでしょうか。以下では、ルパン三世のマモー編こと「ルパンVS複製人間」から、放送禁止の理由を考察しました。その他、地上波放送でカットされたシーンやセリフ、トラウマシーンなどもまとめました。

ルパンVS複製人間の作品情報

「ルパンVS複製人間」は、1978年に公開された「ルパン三世」の劇場版アニメの第1作です。作者のモンキー・パンチ先生の漫画を原作とし、大人をターゲットにしたルパン作品として知られています。また、副題がつけられる前は、作中の敵キャラにちなみ「マモー編」とも呼ばれました。

ルパン三世VS複製人間の概要

ルパン三世のアニメシリーズの中で異色の作風となったマモー編。クローン(複製人間)をテーマにしたSF要素の強い作風でも知られています。TVアニメ1期を意識した大人向けの作品であり、もっともルパン三世らしい作品として評価されています。また、映画ではゼネラルフーヅのお菓子「テレパッチ」とのタイアップが行われました。作中では、ルパンがテレパッチを食べるシーンが挿入されています。

ルパンVS複製人間のあらすじ

不二子の依頼を受け、エジプトのピラミッドに向かったルパンと次元。その目的は、永遠の命を与える「賢者の石」を盗むことでした。また、不二子もある人物から依頼を受け、ルパンを利用して賢者の石を手に入れようと目論見ます。その人物はマモーといい、不老不死に関する品を集めていました。その後、マモーの策略に嵌ったルパンは、マモーの正体や複製人間(クローン)の技術を知ることになります。

マモーのプロフィール

「ルパンVS複製人間」の敵キャラであり、表向きは大富豪ハワードロックを名乗っています。世界規模で会社を経営し、資産は世界の約3割を保有しているとも言われています。しかし、真の正体は1万年近く生き続ける、不老不死の実現に成功した存在でした。クローン技術を生み出したことで、永遠の命を生み出したマモー。本体は巨大な脳みそであり、内部は1万年かけて習得した膨大な知識が詰め込まれています。

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ルパン三世のマモーは放送禁止になった?理由を考察

ルパン三世のマモーの放送禁止の理由を考察・イメージ画像

クローン技術を題材にした大人向けの作風から、ルパン作品で根強い人気を誇るルパン三世のマモー編。しかし、作中では差別にあたるセリフの多さが目立ち、地上波で放送できないような過激なシーンも指摘されています。そのため、マモー編は地上波での放送が難しいとの噂も浮上しました。以下では、ルパン三世のマモー編こと「ルパンVS複製人間」が放送禁止になったと言われる理由について考察しました。

現代の地上波では放送禁止用語が多い?

ルパン三世のマモー編が制作された当時は、まだ放送に関する規制が緩かったため、ある程度の表現の自由は問題視されませんでした。そのため、作中では差別と捉えかねないセリフもが多く見られます。しかし、近年では、放送に関する規制が厳しくなり、これまで問題視されなかった表現が禁止されています。「ルパンVS複製人間」も、セリフに放送禁止用語が多く使用され、現代の地上波での放送はできないとも言われました。

ルパンVS複製人間は地上波で放送される際にカットが多い?

作中の差別的なセリフの多さから、地上波での放送が難しいと思われた「ルパンVS複製人間」。しかし、2019年と2023年に地上波で放送されたことから、放送自体は問題ないとテレビ局側で判断されたでしょう。一方、地上波版では、差別を思わせるセリフやシーンがカットされています。また、カットされたシーンが多いことから、ストーリーに不自然さが生じてしまい、話の流れが少しわかりにくい欠点が指摘されました。

このように、「ルパンVS複製人間」の地上波の放送では、やむを得ない理由により物語の重要シーンもカットされています。しかし、マモー編を細部まで楽しみたい視聴者の中には、地上波版は物足りなく感じるでしょう。一方、映像表現に関する規制が比較的緩い配信サイトでは、カットが入っていないオリジナル版を視聴することができます。

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ルパンVS複製人間でカットされたシーンやセリフ

ルパンVS複製人間でカットされたシーンを紹介・イメージ画像

「ルパンVS複製人間」でカットされたシーンの多くは、差別的なセリフの使用が理由に挙げられています。また、公開当時の時代背景から、現代では放送が難しい過激なシーンもカットされました。一方で、放送時間の都合上を理由にカットされたシーンもあり、ストーリーが不自然に感じる方もいるでしょう。以下では、アニメ映画「ルパンVS複製人間」でカットされたシーンやセリフと、カットされた理由について考察しました。

カットされたシーン①次元と五ェ門の口喧嘩

処刑されたルパンが偽物だと判明した頃、本物のルパンは次元と共にエジプトのピラミッドに向かいます。その目的は、永遠の命をもたらすと言われる賢者の石を盗み出すことでした。一方、ルパン一味に近づいてきた不二子も、謎人物・マモーの依頼を受けて賢者の石を狙います。ルパンから石を盗めたと思いきや、偽物を掴まされていました。何とか本物の石を守った一味でしたが、今度は賢者の石を巡ってマモーの攻撃を受けました。

アジトを破壊され、途方にくれる一味。今回も不二子と関わったことで散々に遭ったものの、ルパンは全く懲りていません。不二子から手を引くようにと次元や五ェ門の説得にも耳を貸さず、彼女を信じる姿勢を貫きます。やがてヒートアップした2人は、ルパンの説得から口喧嘩へと発展します。五ェ門に対して「ヒステリックにわめくな、このキチガイ」と言い放った次元でしたが、地上波ではこのシーンがカットされています。

その理由は、次元のセリフにあった「キチガイ」は、気が狂ったなどを意味する差別用語にあたるからです。そのため、現代の地上波放送では、次元と五ェ門による喧嘩のシーンが丸ごとカットされています。普段はクールな2人ですが、ここでは珍しく感情をあらわにし、喧嘩に発展しました。ルパン三世の名場面にも数えられるも、セリフに差別用語が使われているため、2人の貴重なやり取りを地上波で見ることは難しくなっています。

カットされたシーン②砂漠を歩く

やっとの思いで賢者の石を手に入れたものの、マモーの執拗な攻撃に見舞われる羽目になったルパン一味。次のアジトを目指して砂漠を歩く中、不自然に置かれたテーブルと水を発見します。砂漠の真ん中のオアシスで一息ついたのも束の間、突然、テーブルと水が爆発しました。賢者の石を持っている以上、マモーから逃れることができないことを悟るルパン一味。マモーを敵に回すことの恐ろしさを知らしめた重要なシーンとなりました。

一方、地上波では砂漠のシーンが丸ごとカットされました。砂漠のシーンでは、放送禁止となりうるセリフや描写は見当たらず、放送時間の都合上が理由にあると推測されます。ルパン三世の作品が地上波で放送される場合、多くは2時間以内に収まるように編集されています。砂漠のシーンは物語全体の約3分しかないものの、ストーリー上必要ないと判断され、カットを余儀なくされたと推測されるでしょう。

カットされたシーン③ナポレオンのクローンと遭遇する

カットされたシーンの中には、ナポレオンのクローンのようにカットされた理由が分からない場面もありました。クローン技術に成功し、歴史上の人物を現代によみがえらせたマモー。作中では、ナポレオンとヒトラーのクローンが登場し、城の庭でルパンと遭遇しています。地上波ではナポレオンのシーンがカットされたものの、ルパンがヒトラーを賛美するシーンはそのまま放送されました。

このシーンのカットも放送時間の都合上と考えられるも、なぜ、ナポレオンのシーンがカットされたのか疑問が残ります。その理由について、フランスでは偉人に対する不敬罪が適用されているためと考えられています。しかし、作中では、ルパンがナポレオンを侮辱するような真似はしておらず、この理由は憶測にすぎません。また、このシーンをカットするならば、ヒトラーのシーンが選ばれるべきでしょう。

現代でも、ヨーロッパではナチスやヒトラーはタブーとされており、それらを彷彿させる表現は禁じられています。一方、日本ではナチスとの馴染みが薄い傾向にあります。そのため、地上波の放送にてヒトラーの場面を流しても、問題はないと判断されたでしょう。このような考察から、ナポレオンのシーンのカットは、他シーンと同様に放送時間の都合上、やむを得ずカットされた可能性が高いと推測されます。

カットされたシーン④マモーとルパンの初対面

マモーとルパンの初対面のシーンを紹介・イメージ画像

ルパンとマモーの初対面にて、「ここは精神病院でもなければ仮装パーティーでもない」と言い放ったマモー。セリフにあった「精神病院」が特定の人々に対する差別的な発言にあたるため、本来ならばシーン丸ごとカットされるべきでしょう。しかし、このシーンは物語において欠かすことができない重要な場面です。そのため、地上波では問題のセリフを削除し、「ここは仮装パーティーではない」に差し替えられています。

カットされたシーン⑤試験管に浮く胎児

マモーの城を探索する中でマモーのクローン研究の実態を掴んだルパン。内部には、マモーの不老不死の正体であるクローン培養室がありました。そこでは、巨大な試験管で胎児が育てられ、その個体はマモーの新たな肉体になる予定です。胎児は試験管ごとに成長過程が異なっており、受精後まもない個体からもうすぐ生まれそうな個体まで様々でした。クローン技術を駆使することで、不老不死を手に入れたマモー。

マモーのクローン技術の研究・イメージ画像

一方、不老不死といえば、永遠の若さを手に入れるというイメージがあるでしょう。マモーのように、クローン人間を用いた方法は斬新な設定となりました。作中では、すでに大きく成長した胎児が、目を開いてルパンを見るシーンがあります。リアルな描写が例えようのない恐怖を掻き立てるでしょう。、また、このシーンからは、マモーの永遠の命に対する並みならぬ執着を感じさせます。

マモーの正体につながる伏線となった試験管の胎児は、物語において重要なシーンとみられるも、地上波の放送ではカットされています。その理由は放送時間の都合上と推測される一方、倫理的な観点が問題視されたとも考えられるでしょう。または、地上波で放送するにあたり、試験管の胎児はショッキングなシーンにも見えます。視聴者への配慮からカットされたとも考えられます。

カットされたシーン⑥マモーとルパンの会話

マモーとルパンの対話を紹介・イメージ画像

ルパンを追ってマモーの城に侵入した銭形警部でしたが、古代中国の哲学者のクローンと遭遇します。2人が話している光景は監視カメラを通じて、マモーのモニターに映し出されていました。自らを優れた存在だと信じ込むマモーは、哲学者は本物だと主張します。一方、一緒にモニターを見ていたルパンは、マモーの考えに賛同しませんでした。「じゃぁ本物のパー?」と言い、とぼけたリアクションをします。

ルパンのセリフが問題視される・イメージ画像

このシーンは、ルパンとマモーが対照的な考えを持っていることを表現した重要なシーンとなっています。しかし、ここでもルパンのセリフに差別用語が含まれていたため、地上波ではカットを余儀なくされました。その理由は、「パー」は「くるくるぱー」を意味し、頭がおかしいや狂っているという差別的な表現に当たるからです。このように侮辱的なセリフも放送禁止用語に該当し、地上波ではカットされました。

また、作中ではルパンがマモーを「パラノイア(偏執病)」と指摘するセリフも登場しています。パラノイアとは、ある妄想を持ち続けることを意味します。ルパンは、マモーが哲学者が本物だと信じて疑わない姿勢から、そのようなセリフを発したでしょう。一方、パラノイアも捉え方によっては差別にも聞こえます。しかし、「くるくるぱー」のように直接的な表現ではないため、カットされていません。

カットされたシーン⑦ルパンの頭の中の下品な描写

大人をターゲット層にした「ルパンVS複製人間」では、いわゆるアダルト描写も見られました。その中でも、ルパンの頭の中の下品な描写は、地上波での放送が難しい内容でした。裸の女性をモチーフにした赤い背景と、ヌード姿でポーズをとる不二子の姿は、現代ではありえないシーンとなっています。大人向けの作風と言えど、そのようなシーンがあると知らずに視聴した場合、驚いてしまうでしょう。

作品が公開された時代背景から、このように過激なシーンもある程度容認されていたと考えられるも、現代の感覚ではありえないシーンとなっています。一方、ルパン三世といえば、不二子のお色気シーンは外せない要素でしょう。「ルパンVS複製人間」ではシャワーシーンとライダースーツを着込む姿が描かれています。特にシャワーシーンは、目のやり場に困るような露出度の高さです。

しかし、地上波ではそのまま放送され、問題はなかったと推測されます。このように、差別的な理由やアダルトな表現を理由にカットを余儀なくされた「ルパンVS複製人間」。企業とのタイアップ商品として披露された「テレパッチ」のCMも、著作権を理由に地上波では見ることができません。その内容は、ルパンがテレパッチを食べて、口の中でパチパチはじける様子を描いたユニークな作風となっています。

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ルパンVS複製人間のトラウマシーン

ルパンVS複製人間のトラウマシーン・イメージ画像

ルパン三世シリーズで数少ないシリアスな作風である「ルパンVS複製人間」。子供はもちろん、大人が見ても恐怖を覚えるような不気味なシーンが多く登場します。クローン技術を題材にした作品ならではの表現は、見る者にトラウマを植え付けました。視聴者がトラウマを覚えたシーンはどのような内容だったのでしょうか。以下では、「ルパンVS複製人間」のトラウマシーンについて、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

トラウマシーン①試験管に浮く胎児

「ルパンVS複製人間」のカットシーンでも取り上げた試験管に浮く胎児。クローン研究とは別室に専用の培養施設がつくられ、そこには大量の試験管が備わっていました。その中には、クローン技術によって生み出された胎児が大量に保管されています。胎児は、受精して日が浅い個体から、もうすぐ生まれそうなほど成長したものまで見られます。

マモーによるクローン研究のイメージ画像

その光景は、まるで受精卵から生まれるまでの過程を表現しているようです。そして、ある程度の大きさにまで成長した胎児にはへその緒らしきものが確認できます。胎児を入れた試験管の内部は、母体と同じような環境にあるでしょう。頭の血管までリアルに描かれた試験管の胎児。ルパンの気配に気づいたのか、目を見開いてルパンを見る胎児も登場しました。

試験管で胎児を育てる設定はSF漫画で見られたものの、それらを映像化した作品は「ルパン三世」が初めてでしょう。また、古い作品ならではの画像の粗さも、このシーンの不気味さを引き立てています。放送時間の問題から、地上波では放送されることがなかった試験管の胎児。子供はもちろん、大人が見てもゾッとしてしまうトラウマ映像でしょう。

トラウマシーン②マモーの脳みそ

試験管で自らのクローンを育て、肉体を取り変えることで永遠の命を手に入れたマモー。彼の生に対する執着が読み取れると同時に、狂気を感じるでしょう。物語の終盤で銃弾に倒れ、火だるまになったマモーでしたが、彼は死ぬことはありませんでした。その理由は、クローンにはマモーの意識だけが取り込まれているからです。そのため、マモーを倒すには、本体である脳みそに攻撃する必要がありました。

マモーの妨害を受けながら、何とか本体の脳みそに到達したルパン。その姿は、人間のサイズをはるかに超える巨大さで、1万年かけて獲得した知識が詰め込まれていました。脳は培養液に浸され、コードを通じてクローンを動かしていました。生きることへ並みならぬ執着を持つマモー。本拠地とクローンの肉体を失っても諦めきれず、脳みそのまま宇宙へ旅立とうと目論見ます。

しかし、ルパンにその野望を阻まれ、脳みそを破壊されたマモーは永遠の命に終止符を打ちました。「ルパンVS複製人間」といえば、マモーの脳みそを思い浮かべる方も多く、不気味なビジュアルにトラウマを覚えた方もいるでしょう。一方、マモーの脳みそは、地上波の放送ではカットされることはありませんでした。子供はもちろん、大人もゾッとさせる怖いシーンとなりました。

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ルパン三世のマモーの能力や性格

マモーの能力や性格を考察・イメージ画像

ルパン三世シリーズといえば、魅力的な敵キャラの登場も見どころです。「ルパンVS複製人間」では、クローン技術で不老不死となった天才科学者・マモーが登場しました。人間離れしたビジュアルが目を引き、どこか浮世離れしたところがあるマモー。しかし、美しい者への執着からは彼の人間らしさが読み取れるでしょう。以下では、「ルパンVS複製人間」に登場したマモーの能力や性格を紹介します。

マモーの能力

マモーの能力言えば、現代の技術でも完全な個体を生み出すことは難しいクローン技術の成功があげられるでしょう。現実世界ではクローン羊ドリーが有名ですが、倫理的な観点からクローン技術はタブー視されています。一方、マモーが研究に成功したクローン技術は、人類の夢であった不老不死を実現させる手段の1つになりうるでしょう。

クローンで肉体を生み出すことで、肉体の衰えを克服したマモー。しかし、彼の本体は巨大な脳みそなので、クローンがなくなっても生き続けることは可能でしょう。また、1万年を生きる中で、様々な知識を習得し、あらゆる分野で活躍を見せています。頭も切れ、ルパンの向かう先を予測し、攻撃をしかけるなどぬかりのなさも彼の強みです。

マモーの性格

1万年を生き、クローン技術で永遠の命を手に入れたマモーは、自らを「神」「予言者」と信じていました。そのため、性格は非常に傲慢で、大統領に対しても尊大にふるまっています。自らが全人類の頂点に立ち、世界を支配する野望を秘めるマモー。また、自分が選んだ良い人間だけが生きていれば良いとの考えを持っていました。そのため、美しい者や優れた者を好み、手元に置いておきたい願望ものぞかせています。

作中では、不二子を気に入っており、彼女を利用して不老不死にまつわるお宝を入手していました。また、不二子の美しさに魅了されたのか、不二子を手元に置いたり、最後まで彼女に執着する姿勢も見せています。己の野心のためなら手段を選ばないマモー。脳みそになっても生に対する執着は最後まで衰えませんでした。ルパンや次元のセリフの通り「化け物」のようなキャラだったでしょう。

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ルパン三世のマモーの声優

ルパン三世のマモーの声優・イメージ画像

ミステリアスな雰囲気がファンを魅了するルパン三世のマモー。声優キャストには西村晃さんが選ばれました。時代劇「水戸黄門」のイメージが強い西村さんですが、俳優業の傍ら声優としても活動を行っていました。海外作品の吹き替えを中心に出演しており、ルパン三世のマモー役は、数少ないアニメ作品となっています。以下では、ルパン三世のマモーの声優・西村晃さんのプロフィールや出演作品を紹介します。

西村晃のプロフィール

ルパン三世のマローの声優・西村晃さんは、1923年生まれ北海道出身の俳優・声優で、1997年に74歳で逝去しました。大学在学中に演劇活動をはじめ、太平洋戦争から復員後の1946年から本格的な活動に取り掛かります。舞台活動を中心に映画やドラマ、声優業など幅広いジャンルで活躍しました。1982年には「水戸黄門」の2代目水戸光圀役に就任し、1992年に降板するまでの9年間演じました。

西村晃の主な出演作品

水戸光圀役で広く知られる西村晃さんですが、主演を演じる以前は、悪役として「水戸黄門」に出演していた過去もありました。また、他の時代劇作品にも出演しており、「鬼平犯科帳」や「江戸を斬る」等があります。一方、声優業では、アニメ「野球狂の詩」の主人公・岩田鉄五郎役や映画「わんわん忠臣蔵」、「ブラジルから来た少年」等があります。

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ルパン三世のマモーに関する感想や評価

ルパン三世のマモーに関する感想や評価・イメージ画像

マモーが登場する「ルパンVS複製人間」は、クローン技術を題材にした作風で根強い人気を誇っています。また、敵キャラのマモーの魅力も作品の人気に拍車をかけています。一方、様々な理由から地上波では多くのシーンがカットされており、オリジナル版と比べて物足りなさを感じるでしょう。以下では、ルパン三世のマモーに関する感想や評価を紹介します。

感想1:マモーのキャラが良い

「ルパン三世」の登場キャラで、最強の敵キャラとなったマモー。その正体は巨大な脳みそであり、多くの視聴者にトラウマを与えたでしょう。一方で他キャラにはないミステリアスな雰囲気が注目され、人気キャラとして支持されています。傲慢な性格が玉にキズであるものの、ルパンの敵としては非常に味のあるキャラだったでしょう。また、SNSではマモーのキャラが良いなど好意的な感想も多く投稿されています。

感想2:マモーが好き

「ルパンVS複製人間」といえば、差別的なセリフの多さから放送禁止というイメージが強いでしょう。一方で、本作品の敵キャラマモーを思い浮かべる方もおり、ルパンとは対照的なキャラクター性がファンを魅了するマモー。ミステリアスさ不気味さを醸しつつ、愛嬌のあるキャラデザが女性ファンを中心に人気を集め、マモーが好き、かわいいとの声も寄せられています。

感想3:クローンの焼死がトラウマ

子供はもちろん、大人は見ても恐いと感じるシーンが多く描かれた「ルパンVS複製人間」。その中でも、マモーのクローンである胎児や巨大な脳みそは、一度みたら忘れられない強烈なインパクトを放ちました。また、ルパンのマモー編は大人向けの作品なので残虐なシーンもあります。ファンの中には、マモーのクローンが焼死するシーンがトラウマになったと感想を寄せており、作中屈指の衝撃的なシーンとなったでしょう。

感想4:巨大な脳に例えようのない恐怖を感じる

ストーリーを追うごとに判明していくマモーの正体。老人の姿がクローンとなれば、オリジナルがどこかに隠れていると予想されました。そして、マモーの本体は脳みそでしたが、人間のものとは思えないほど巨大なものでした。細部にまでこだわった脳の作画や画質の粗さもあいまってより不気味さを感じさせ、視聴者の中には、例えようのない恐怖を感じる、巨大な脳にトラウマを植え付けられたとの声も寄せています。

感想5:マモーはルパンの素顔を見た?

「ルパンVS複製人間」は、ルパンの死刑執行から始まるも、実は刑死した方はマモーが生み出したクローンと判明します。一方、クローンを作るにあたり、マモーはルパンの素顔を見たのか新たな疑問が浮上しました。実は、ルパンの顔は変装であり、その素顔を見た者はいないとされています。そのため、マモーもルパンの素顔は見ていない、または見れなかった可能性が高いでしょう。

感想6:マモーの焼死が怖かった

大人が見ても恐怖を感じるシーンが多い「ルパンVS複製人間」。マモーの本体である脳みそと同時に、クローンの焼死シーンも視聴者にトラウマを植え付けました。次元の銃弾を受け、身体全体に炎が回ったマモー。しかし、自分が醜い姿になっても不二子に対する執着は衰えず、彼女を道連れにしようと近づきます。視聴者の中には子供の頃にこのシーンを見て怖かったとの感想を寄せており、作中屈指のショッキングな場面でしょう。

感想7:マモーの不二子への執着を覚えている

数々のトラウマシーンを生み出した「ルパンVS複製人間」ですが、SNSではマモーの不二子に対する執着が印象的だったとの声も見られます。美しいものや優れたものを愛するマモー。永遠の美を求める不二子は、彼にとって理想的な女性であり、彼女を手元に置いています。また、不二子を巡ってルパンと対立しており、マモーの不二子に対する思いも気になるポイントでしょう。

感想8:ルパンの傑作

現代の地上波では、さまざまな理由により問題のシーンをカットして放送される「ルパンVS複製人間」。地上波では物語の流れが不自然との指摘が見られる一方で、ルパンシリーズの中で面白いとの感想も寄せられています。また、原作の本質をついた作品とも評されており、より原作に近いルパン作品となっています。トラウマや問題のセリフが多いルパンのマモー編ですが、傑作とも評され、何度見ても面白いとの声も見られます。

感想9:配信版で視聴する

放送禁止用語を理由に、地上波では問題のシーンをカットして放送されたルパンのマモー編ですが、カットの中には、物語において重要なシーンも含まれていました。また、地上波版での視聴では不自然な箇所も指摘され、物語が分かりにくいとの意見も寄せられています。そのため、配信サイトで視聴する動きを見られ、ノーカット版を楽しむファンも増えています。

感想10:好きなセリフがカットされて複雑な気持ちになる

「ルパンVS複製人間」では、現代では差別にあたるセリフが含まれ、地上波での放送では問題のセリフがカットされています。一方、ノーカット版を視聴したことのあるファンからは、好きなセリフがカットされて複雑な気持ちになったとの声も寄せています。ルパンのマモー編のカットシーンの多さは、理由を聞けば納得のいくものもありますが、やはりファンの中には物足りなさを感じる方もいるでしょう。

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ルパン三世のマモーの放送禁止まとめ

ルパン三世のマモーの放送禁止まとめ・イメージ画像

ルパン三世のマモーの放送禁止の理由や、カットされたシーンやセリフを考察を交えながらまとめました。不気味な世界観やクローンを題材にしたストーリーでファンの支持を集める「ルパンVS複製人間」。作中の差別的な発言が問題視されるも、大人が夢中になれるストーリー展開が面白いと評されています。また、敵キャラ・マモーの人気も高く、どこか憎めないキャラクター性がファンを魅了しています。

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