【ルパン三世】カリオストロの城のネタバレあらすじ!ラストの結末や映画の感想は?

カリオストロの城は、ルパン三世の映画の中でもそのあらすじなどから高い人気を誇る作品になっています。公開当時こそ人気はなかったものの、評価は高く、徐々に人気を獲得。2023年現在ではルパン三世映画を語る上で欠かすことが出来ない名作に数えられています。この記事では、ルパン三世カリオストロの城のあらすじを結末までネタバレありでまとめつつ、登場人物や見どころ、ファンの考察や感想などをネタバレありでまとめて紹介していきます。

【ルパン三世】カリオストロの城のネタバレあらすじ!ラストの結末や映画の感想は?のイメージ

目次

  1. カリオストロの城とは?
  2. カリオストロの城の映画あらすじネタバレ
  3. カリオストロの城のラストの結末ネタバレ
  4. カリオストロの城の主な登場人物と声優
  5. カリオストロの城の見どころを考察
  6. カリオストロの城に関する感想や評価
  7. カリオストロの城のあらすじまとめ

カリオストロの城とは?

ルパン三世 カリオストロの城の概要

ルパン三世カリオストロの城は、ルパン三世の劇場版映画第2作として製作されたアニメ映画です。アニメは既に1971年から公開をしており、ルパン三世第2シリーズの放送中に公開されました。アニメ映画合わせてもルパン三世関連作品の中でも屈指の人気を誇る作品になっています。また、その演出やレイアウトの手法は専門家から高く評価され、アニメ業界に影響を与えた作品の1つでもあるとされています。

当時放送中だったルパン三世第2シリーズでは後のルパン三世のイメージに定着する赤いジャケットが登場していました。しかし、カリオストロの城は、第1シリーズの総ざらいとして製作されたという側面も持っており、ルパンのジャケットが第1シリーズに合わせた緑になっていたりもします。

ルパン三世 カリオストロの城の監督

ルパン三世シリーズの中でも高い人気を誇るルパン三世カリオストロの城ですが、作品以外にも名前が上がる場所があります。というのもこのルパン三世カリオストロの城は、後にスタジオジブリを牽引した映画監督、宮崎駿監督のアニメ映画初監督作品でもあるのです。公開当時は、まだスタジオジブリの設立前でしたが、宮崎駿の色合いも強いカリオストロの城は、宮崎駿監督作品としてもスポットが当たる機会が多くなっているのです。

その影響もあって、日本テレビ系で放送されている『金曜ロードショー』においては、他のスタジオジブリ作品と合わせて、定期的に放送される作品の1つになっています。

ルパン三世 カリオストロの城のモデルはある?

ルパン三世カリオストロの城は、原作のある作品ではありません。もちろん実話ではないフィクションですが、元ネタになっている作品はあります。それは、モーリス・ルブランの小説『アルセーヌ・ルパン』シリーズの『緑の目の令嬢』という作品と、黒岩涙香・江戸川乱の『幽霊塔』という2本の作品です。この2つの作品がモデルであることは監督である宮崎駿監督が、話している確定した情報です。

また、カリオストロの城の登場人物の中でも重要な人物である、カリオストロ伯爵。彼にもモデルがいるとされています。そのモデルとは18世紀に実在した人物、アレッサンドロ・ディ・カリオストロです。天才詐欺師と言われた人物で、富裕層や秘密結社から大金をだまし取るなどした人物になっています。

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カリオストロの城の映画あらすじネタバレ

あらすじネタバレ①ルパンはカリオストロ公国へ

モナコにあるカジノの売上を盗み出すことに成功したルパンと次元。しかし、その紙幣が、偽札であることを見抜きます。その偽札とは、ゴート札と呼ばれる、『本物よりも本物っぽい』とまで言われる精巧な偽札でした。様々な噂が飛び交うゴート札ですが、ルパンはこの偽札の出処がヨーロッパにある小国、カリオストロ公国だと考察していました。

そこでルパンは『ゴート札の秘密』を突き止めるべく、カリオストロ公国に向かうことを決めるのです。人口僅か3500人しかいないとされるカリオストロ公国。得意の変装で難なく国境を超えることに成功したルパンと次元ですが、道中で車がパンクしてしまいます。車の修理をしていると、花嫁衣装を来た少女が、自ら車を運転して男たちから逃げてきます。

あらすじネタバレ②クラリス救出

謎の少女クラリスを放っておけないルパンが車を走らせ、次元が狙撃で男たちを撃退することに成功します。しかし、クラリスは運転中に頭を打って気絶してしまっていました。ルパンがクラリスの車に乗り移り、なんとかクラリスを救出しようとしますが、結果的に、2人は崖下に落下してしまうことになります。この時、ルパンは咄嗟にクラリスを庇い、その結果として気絶してしまうのでした。

ルパンが目を覚ますと、クラリスは追手によって連れ去られていました。しかし、彼女が偶然落としてしまった『銀の羊の指輪』を発見します。この指輪でルパンはあることを思い出すのでした。実はルパンは過去にも、ゴート札の秘密を負ってカリオストロ公国に来たことがあったのです。その頃、カリオストロ伯爵の元に連れ戻されたクラリスでしたが、カリオストロ伯爵はクラリスが指輪を亡くしていることを知り激昂します。

そして指輪を回収するべく、ルパン達に精鋭部隊『カゲ』を放つのです。宿で休憩していたルパン達を襲撃するカゲ。その場をなんとか切り抜けたルパン達は、本格的に作戦を練ることになります。五エ門を呼び寄せ、さらに宿敵である銭形警部を敢えて呼び寄せるのです。

夜、ルパンは銭形に変装して、カリオストロ城に潜入します。別口で潜入していた不二子からの情報もあり、クラリスの居場所を見つけると、彼女が監禁されている塔へと向かうのでした。なんとかクラリスと対面することに成功したルパンですが、カリオストロ伯爵に見つかり、地下牢獄へと落とされてしまいます。しかし、ルパンは抜け目がありません。事前に指輪を盗聴器にすり替え、カリオストロ伯爵の目的を聞き出すことに成功しています。

あらすじネタバレ③銭形警部との一時休戦

ネタバレすると、カリオストロ公国は、クラリスの家である大公家と、カリオストロ伯爵の伯爵家が表裏一体となって国営に当たっていました。しかし過去に起きた大火事で、クラリスの両親は死亡し、現在は、カリオストロ伯爵が摂政として実権を握っている状態にあります。しかし、大公家の財産は残っており、カリオストロ伯爵はこれを手に入れるために必要となる指輪のために、クラリスと無理矢理結婚しようとしていたのでした。

地下牢獄に落ちたルパンは、脱出とゴート札の秘密を探っていましたが、そこで同じくカリオストロ伯爵から落とされた銭形警部と対面することになります。指輪が偽物と気づいたカリオストロ伯爵が放ったカゲと協力して撃退した2人は、地下牢獄を脱出することに成功します。そこからの逃走中、2人は、偽札工房を発見。大量の偽札に、憤慨する銭形警部に対し、ルパンは、『城から脱出するまで』という条件で一時休戦を約束します。

偽札工房に火を放った2人は、カリオストロ伯爵のオートジャイロを奪取することに成功します。不二子とも協力してクラリスを連れ出そうとしますが、伯爵の執事ジョドーの機関銃による妨害を受け、胸を撃ち抜かれてしまいます。銭形や不二子、クラリスの行動によって辛くも、脱出には成功したルパンでしたが、クラリスを置き去りにする形になってしまうのでした。

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カリオストロの城のラストの結末ネタバレ

ラストの結末ネタバレ①伯爵の最期

銭形警部は、偽札の証拠を国際警察に提出しますが、『高度な政治的な問題』であるとして、動けなくなってしまいます。一方で、昏睡状態から目を覚ましたルパンは、さらに、過去のことを思い出します。実は以前カリオストロ城に潜入した際も、今回のように大怪我をしたルパンは、当時まだ幼い少女だったクラリスに助けられたことがあったのです。ルパンはこのままクラリスを放っておくことは出来ないと、クラリスを助けることを決めます。

翌日、カリオストロ伯爵によって、結婚式が執り行われることになります。しかし、この結婚式に既にルパンは潜入していました。ネタバレするとルパンは、神父に変装していたのです。ルパンは、指輪とクラリスを奪取することに成功します。世界中に放送されていたこの結婚式での事件に場内はパニックになります。さらに、銭形は不二子と協力し、どさくさ紛れに、地下の偽札工場のことを世界中にバラしてしまうのでした。

カリオストロ伯爵が放った追手を次元と五エ門が引き受け、ルパンとクラリスは時計塔に逃げ込みます。しかし、内部を全て把握しているカリオストロ伯爵によって、再びクラリスを奪い返されてしまいます。ルパンはここで、取引を持ちかけます。指輪の謎の答えを教える代わりに、クラリスを解放するように求めたのです。最初はこれに応じる姿勢を見せたカリオストロ伯爵でしたが、これは演技でした。

不意打ちを浴びたルパンは窮地に追い込まれてしまいます。クラリスは自分の身を犠牲にしてでもルパンを救い出そうとしますが、湖に落とされてしまいます。ルパンは迷うことなく、湖に飛び込みクラリスの救出に向かうのでした。一方の伯爵は、ルパンが教えた指輪の謎を実行、時計塔のヤギの目に指輪をハメます。しかし、ここで伯爵に思わぬ悲劇が襲います。急に動き出した長針と短針に挟まれて逃げ場を失って押し潰されてしまったのです。

ラストの結末ネタバレ②クラリスとの別れ

カリオストロ伯爵の最期の結末と同時に、カリオストロに伝わっていた財宝の正体が明らかになります。ネタバレすると、カリオストロ城を囲っていた湖は、一種のダムになっており、この時計塔の仕組みが、湖の水を放出する仕掛けだったのです。そしてその湖の下にあった財宝とは、『古代ローマ時代のポリスそのもの』でした。

銭形警部の行動もあって、大混乱の場内から抜け出したルパンとクラリス達。クラリスは、泥棒になってでもルパンについていきたいと望みます。ルパンは葛藤を覚えながらも、これまでの縛られていた人生を送っていたクラリスに幸せになって欲しいと考えます。「お前さんの人生はこれから始まる」「俺のように薄汚れちゃいけない」と諭すのでした。

2人の元に老庭師が姿を見せます。かつて焼け落ちた大公家の庭師であり、現在もその管理を続ける老庭師との再会に、クラリスが駆け寄った隙に、ルパンはクラリスを置いて車で去ってしまうのでした。一歩遅れてやってきた銭形は、クラリスにルパンの行方を聞きます。しかし、クラリスは、ルパンは何も盗んでいないと伝えるのですが、銭形は、そんなクラリスに、ルパンが今回盗んだ物を伝えるのでした。

カリオストロの城のあらすじは、クラリスが見守る中、銭形から逃げるルパン達が、彼方へと消えていく流れで結末を迎えています。

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カリオストロの城の主な登場人物と声優

ルパン三世役/山田康雄

カリオストロの城のあらすじでも主人公を務める登場人物がルパン三世です。アルセーヌ・ルパンの孫であり、世界的な大泥棒として名を馳せています。そのようなルパン三世の声優を担当したのが山田康雄さんです。ルパンの独特な喋りの言い回しを特徴的なアドリブで生み出した存在でもあります。容姿や風貌もルパンに似ているとまで言われている、特徴的な声優になっています。

次元大介役/小林清志

ルパンの相棒であり、この記事で紹介したあらすじでは目立たなかったものの、最初から最後まで登場し、ルパンをアシストした登場人物が次元大介です。そのような次元大介の声優は、小林清志さんが担当しています。このカリオストロの城を含めて50年もの間次元大介の声優を担当し続けていました。その他には、『妖怪人間ベム』のベム役、『機動戦士ガンダム0083』のエギーユ・デラーズ役などを担当しています。

石川五ェ門役/井上真樹夫

ルパン一味であり、カリオストロの城のあらすじでは、ルパン達に呼ばれる形でカリオストロ公国にやってきた登場人物が、石川五エ門です。そのような石川五エ門の声優を担当したのが、井上真樹夫さんです。元々石川五エ門はPart1では大塚明夫さんが演じていましたが、Part2から演じるようになり、映画カリオストロの城でも担当しています。その他には、『巨人の星』の花形満役、『銀河鉄道999』のキャプテンハーロック役などを演じています。

峰不二子役/増山江威子

ルパン一味の紅一点でもあり、単独行動も多い登場人物が峰不二子です。映画カリオストロの城では、単独行動をしており、ルパンとは別口で、カリオストロの秘密を探って潜入、あらすじの中では主にルパンや銭形のサポートに回っていました。そのような峰不二子役の声優を担当したのが増山江威子さんです。その他には、『キューティーハニー』の如月ハニー役、『天才バカボン』のママ役を演じています。

銭形警部役/納谷悟朗

ルパンのライバルとも言える登場人物が銭形警部です。カリオストロの城のあらすじではルパンに利用される形で登場、その後、偽札工房の暴露に奔走することになりました。そのような銭形警部の声優を担当したのが納谷悟朗さんです。その他には、『宇宙戦艦ヤマト』の沖田十三役、『風の谷のナウシカ』のユパ役などを担当しています。

クラリス役/島本須美

映画カリオストロの城のヒロインを務める登場人物がクラリスです。大公家最後の姫であり、18歳の美少女でした。基本的にはお淑やかな性格をしていますが、必要に応じて大胆さや芯の強さも発揮しています。そのようなクラリスの声優を担当したのが島本須美さんです。『赤毛のアン』のオーディションで宮崎駿監督に印象を残し、ヒロインに抜擢されることになりました。

宮崎駿監督との関係は、映画カリオストロの城以降も継続しており、『風の谷のナウシカ』のナウシカ役も担当しています。その他には、『遊戯王デュエルモンスターズ』のイシズ・イシュタール役、『めぞん一刻』の音無響子役などを演じています。

カリオストロ伯爵役/石田太郎

映画カリオストロの城の悪役であり、カリオストロ公国の摂政を務めている登場人物がカリオストロ伯爵です。傲慢な性格が災いして、映画の結末では死亡するという最期を迎えています。そんなカリオストロ伯爵役を演じたのが石田太郎さんです。俳優として活躍する傍らで、その特徴的な低音ボイスで声優も担当していました。

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カリオストロの城の見どころを考察

見どころ①70年代という時代背景

映画カリオストロの城のルパンは、後に、イメージされるルパンのイメージが少しずつ固まってきた時期の映画になっています。同時に、ルパンの性格には、作品の舞台も70年代という時代背景が強く影響されていると考察されています。ルパンが過去の自分をかなり自虐的に語るシーンや、『面白そう』という理由で冒頭のクラリスに関わろうとするシーンなどは、当時の時代背景が感じられると考察されているのです。

こういった時代背景などをうまく入れ込むあたりは、後に数々のメッセージ性とエンターテイメントを融合した作品を生み出した、宮崎駿監督が監督を務めたからだとする感想も見られる程になっています。結果的、それぞれの細かな描写や登場人物の行動や考え方についても、考察され続ける作品になった、とする感想も見られる程になっているのです。

見どころ②ルパンと次元のやり取り

カリオストロの城が人気を集める要因の1つになっているのが、それぞれの登場人物のやり取りにもあるとする感想も多いです。カリオストロの城では、あらすじでは触れられないような細かなやり取りも非常に多くなっているのです。特に、冒頭のルパンと次元のやり取りなどは、お互いがお互いを強く信頼していることがよく分かるとして、人気を集める要因になっていると考察されています。

見どころ③指輪の活躍

また、物語として非常にシンプルで分かりやすいとする感想も多いです。物語のキーアイテムになっているのが、指輪です。この指輪をきっかけにルパンはクラリスのことを思い出していますし、その指輪が、物語を結末まで導くキーアイテムになっているのです。このようなアイテムの使い方がうまく、分かりやすい物語になっているとする感想も多くなっています。

見どころ④アクションシーン

カリオストロの城は、宮崎駿監督の色合いも強く出ている作品ですが、その色合いが強く出ているとされるのがアクションシーンにもあります。どちらかといえばファンタジーになってもルパンなら有り得そうという描写が多いのです。特に、クラリスの幽閉された場所に屋根を大ジャンプしながら渡っていくシーンは、人気を集めるアクションシーンの1つになっています。

そういった、笑いを誘うようなアクションシーンがある一方で、結末に近づくほど、リアルなアクションシーンも増えていきます。このような緩急が面白いと言われる要因にもなっていると考察されています。

見どころ⑤偽札ゴート札の設定

しっかりとした設定が作り込まれているとされており、実際にありそうとまで感想で言われるのが偽札であるゴート札の設定です。偽札であるゴート札ですが、実際の歴史にも大きく関与しているように語られることでかなりリアリティがありました。あらすじでも紹介したように、その事件は、決定的な証拠を抑えながらも国際警察が動くのを躊躇う程なのです。

ゴート札に関しては、ルパン達がカリオストロ公国に向かうきっかけであったと同時に、結末ではカリオストロ公国が崩壊するアイテムとしても使用された影のキーアイテムです。設定がしっかりリアルだったからこそ、緊張感が生まれたとも考察されています。

見どころ⑥オマージュ

映画カリオストロの城は、原作漫画にはないオリジナルのストーリーではありますが、上記でも紹介したようにモデルと言われる話があります。しかし、その構成の中には、モデルになった作品の他にもオマージュで取り入れられたシーンがあるのです。そのようなシーンの中で1番有名なのが、あらすじでも紹介したルパンが結婚式の最中に花嫁を奪ってしまうシーンです。

ネタバレするとこのシーンは、ダスティン・ホフマン主演の青春映画『卒業』のシーンが元ネタになっていると考察されています。

見どころ⑦ミートボール・スパゲッティ

カリオストロの城が放送される度に、話題になるものがあります。それが、映画冒頭で、ルパンと次元が取り合いをしながら食べているミートボールスパゲティです。大の大人が取り合う様子も相まって、非常に美味しそうという感想が話題になるのです。数多くの再現レシピが公開される程になっており、このシーンもぜひ見てほしいという感想が多くなっています。

見どころ⑧ルパンとクラリスの関係

様々な見どころがある映画カリオストロの城ですが、やはり1番の見どころはルパンとクラリスの関係性にあります。2人は、お互いにある種の恋心を抱く程にお互いのことを思い合っていました。カリオストロの城は、クラリスの成長の物語でもあると言われますが、同時にルパンがクラリスを通して成長する物語でもあると考察されています。

特に、2人の関係性をよく示していると考察されているのが、この記事でもネタバレした結末の別れのシーンです。一緒に行きたいというクラリスをルパンは最終的に諭して断っています。ルパンの思いだけを優先すれば、共に行くことも出来たはずです。しかし、ルパンは、自分とくればまた平和とは程遠い生活を送ることになると、クラリスの幸せを考えて身を引いています。そしてクラリスも最終的にはそれを理解しているのです。

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カリオストロの城に関する感想や評価

ここからは、既にカリオストロの城を視聴した人の、感想をネタバレありでまとめて紹介していきます。カリオストロの城はルパンの映画の中でも、特に人気の高い作品であり、度々再放送がされています。そのため、結末まで見たことのある人が多くなっているのが実情です。それでも、何度でも見たくなる映画として放送されているとついつい見てしまうという感想の多い作品になっています。

カリオストロの城が結末まで見た上で、何度見返しても面白いとされる要因になっているのが登場人物の気持ちよさだとする感想も多いです。ルパン一味はもちろん、銭形警部や、クラリスなど、それぞれの登場人物がしっかりと考えを持って動いているのが良いとする感想も多いです。悪役であるカリオストロ伯爵も、一貫したキャラクター性になっているのが、逆に気持ちよいといわれる程になっています。

この記事で紹介した以外にも、様々な要素を持っているカリオストロの城は、2023年現在も、様々な考察が行われている作品になっています。登場人物の心情や、結末の解釈など、現在でも新しいものが生まれる程になっているのです。

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カリオストロの城のあらすじまとめ

ルパン三世の傑作映画『カリオストロの城』は、1979年に公開されて以降、人気を少しずつ獲得していった作品です。現在では、度々放送されていることもあり、結末まで見たことのある人も多くなっており、それでももう1度見たくなる映画として感想を集める作品になっています。登場人物の考察なども行われ続けている作品ですなので、まだルパン三世カリオストロの城を視聴したことがない人は、ぜひ1度視聴してみましょう。

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