2018年10月09日公開
2018年10月09日更新
ルパン三世の歴代映画一覧!カリオストロの城などおすすめ・名作をランキングで紹介
1971年のアニメ化以来、現在でもほぼ毎年のように新作アニメ映画が公開されるのがルパン三世シリーズです。長編映画、映画館では公開されていないテレビスペシャルを合わせるとその一覧は30作以上に及び、テレビアニメも5シリーズに渡って展開、2018年現在も新シリーズが放送されています。今回は名作揃いと言われるルパン映画のおすすめ作品の一覧をランキング形式で紹介していきます。
目次
ルパン三世の歴代名作映画一覧をおすすめランキングで紹介!
1971年に初めて映像化されて以来、現在まで数々の映画、テレビスペシャルと呼ばれる単発長編作品が生み出されているのがルパン三世シリーズです。テレビアニメシリーズだけで5シリーズも展開され、どの作品も数年単位で放送される程の人気を集めています。それだけにどのシリーズから見るのか迷ってしまう方も多いでしょう。
ルパン映画は単体で見ても非常に分かりやすい作品が多く、楽しめる作品が多いですが、やはりある程度の世界観や設定に関しては知っておくとより楽しむ事ができます。今回はルパン映画、テレビスペシャルの中でも誰しもにおすすめできる名作をランキング形式で一覧にして紹介していきます。
ルパン三世シリーズについて
ルパン三世シリーズは元々は1967年より2年に渡って「漫画アクション」により連載された全94話のコミックを原作としてます。コミックの時点ではどちらかと言えばギャグやコミカルな要素は少ないハードボイルドな作風でしたが、ルパンの優秀なのにどこか間抜けな表情などが人気を集める事になりました。
その後、パイロットフィルム製作を経て、1971年にテレビアニメシリーズとして放送を開始、アニメ独自の設定なども高い人気を集め漫画版もアニメの展開に合わせて連載が続けられるようになります。その爆発的な人気を受けて、実写映画や舞台、パチンコ・パチスロ、ゲームなど当時から考えれば非常に幅広いメディアミックス展開が行われ、現在でも新作が作られる程の人気作になっています。
ルパン三世の主要登場人物紹介
ルパン三世は、シリーズ初期は日本を、シリーズ中期からは世界中を舞台にしているので、多くの登場人物がその場限りのゲストキャラクターになっています。そんな中でも、ルパン三世シリーズの中心的なキャラクターでほぼ毎回登場するのが俗に「ルパンファミリー」と言われる5人のキャラクターです。ここではルパンファミリー5人を一覧として簡単に紹介していきます。
ルパン三世
スピンオフ作品を除くルパン三世シリーズ通しての主人公で、アルセーヌ・ルパンを祖父に持つ神出鬼没の大泥棒です。お調子者な一面や、女に弱い一面も持っていますが、高い知能と技術で狙った獲物は必ず奪う力を持っています。普段は猿顔ですが、変装の名人でもあり、この猿顔も変装の1つと言われ、素顔は仲間を含めても誰も見た事がないと言われています。
また大泥棒としての確かなポリシーを持っていて、例え盗みの障害になる場合でも無益な殺生をしない、真面目に暮らす人の生活を壊すような盗みをしないなどルパン独自の価値観の元に盗みを働いています。盗んだ物をどうこうする事にこだわりはなく、盗む事自体を生き甲斐としており、盗みだした物を不二子に横取りされる事もありますが本人は特に気にしていなかったりします。
次元大介
ルパンの第一の仲間で、銃火器を使わせたら右にでる物はいないと言われる凄腕のガンマンが次元大介です。特に拳銃に関しては早撃ちの名手でもあります。必要が無ければ自分の生い立ちなどを語るタイプではないが故にルパン同様謎に包まれた部分が多いキャラクターでもありながら、ルパンファミリーでは唯一、有名な家系でも国籍不明でもないキャラクターでもあります。
過去には傭兵業や用心棒として仕事をしていた過去があり、それら時の旧敵から命を狙われるような場面も多々描かれています。顎鬚と中折れ帽子がトレードマークで、その方が落ち着くからと帽子を目深に被っている事が多いのであまり目が描かれていません。アニメ最初期から既にルパンの相棒として活動しており、多くの場面で行動を共にしています。
石川五エ門
安土桃山時代の大泥棒、石川五右衛門を先祖に持つ剣士で当代で13代目と古い歴史を持っているのが石川五エ門です。初登場時はルパンに差し向けられた殺し屋として登場しますが、後にルパンと和解、仲間に加わっています。仲間になってからも次元とは違い常にルパンと行動を共にする事はなく、別行動や作戦においても単独行動が行われる事が多いです。愛刀斬鉄剣であらゆるものを切り裂く力を持っています。
また剣術以外にも空手や忍術にも秀でており、ルパンファミリーの中でも超人的な戦闘能力を持っていると言えます。一方でプライドが高く短気な一面も持っており、世界中に飛び回るようになっても日本食を求めて1人離脱する、装いも潜入などの特殊な事情がない限りは和装を好むなど、ルパン以上にこだわりが強いキャラクターでもあります。
峰不二子
ルパン一味において紅一点の存在が峰不二子です。グラマーな美女でありながら、その本質は自分の欲望に忠実な悪女であり、ルパン一味とは言いながらも時には敵側になる事も多いキャラクターで、ある意味でルパン以上に正体不明のキャラクターでもあります。アニメでは不二子の裏切りを込みでルパン達も作戦を立てるなど、仲間であって仲間でないのが不二子の立ち位置になっています。
またルパン達以外にも世界中の名士と交友を持っており、様々な顔を持ち合わせています。自らの欲望が優先なので、ルパン達が盗んだ物を自らがさらに盗むなどの行為も平気で行ったりします。また見た目に優れるだけでなく、銃火器の扱いや武術の心得もあり、また機械類にも滅法強いとルパン以上に万能な面を持ち合わせています。またルパンファミリーにおいて最も単独スピンオフが多いキャラクターでもあります。
銭形警部
ルパンファミリーであってルパン一味ではないのが銭形警部です。銭形はルパン一味の逮捕を宿願とする敏腕の警部で、ルパン一味が最も警戒する相手でもあります。普段はルパン達に遊ばれる事が多いですが、時折有能な面を見せ、ルパン達を逮捕した経験もあります。基本的には警視庁の所属ですが、ルパン達が世界を舞台に飛びだしてからはインターポールに出向し、「インターポールの銭形」と名乗る事が多くなっています。
ルパンや次元からは「とっつぁん」の愛称で呼ばれるなど特別視される一方で、銭形もルパンを追い掛ける事自体が生き甲斐になっており、他者にルパンが逮捕されたのを聞いて悲しむなど、並々ならぬ思いをルパンに抱いています。またルパン逮捕を専任といしながら、実績は伴っていない事もあって普段はかなり極貧な生活を送っている様子も節々描かれています。
ルパン三世の歴代名作映画おすすめランキング!
ここからはルパンシリーズの歴代おすすめの名作映画をランキング形式で一覧にして紹介していきます。今回は実写映画は含まず、アニメ映画、及びテレビスペシャルの中から一覧を製作、ランキング形式にしています。
おすすめランキング20位:ルパン三世 アルカトラズ・コネクション
名作おすすめランキング20位は2001年に放送されたテレビスペシャルの第13作、「ルパン三世 アルカトラズ・コネクション」です。ルパンシリーズのテレビスペシャルでは初めてデジタル製作された作品であると同時に21世紀最初のルパン作品でもあります。ゲストメインキャラが銭形警部の相棒として登場した事もあってテレビスペシャルの中では特に銭形警部が大きく活躍した作品でもあります。
舞台はアメリカ・サンフランシスコがメインである為にアクションシーン、特に銃撃戦が多く、派手なアクションシーンが好きなルパンファンを中心に人気を集める本作は、それぞれのキャラクターの立ち位置やセリフ回しもルパンシリーズを明確に現していて本作を見るだけでおおよそルパンファミリーの関係性が理解できると言われる名作です。
おすすめランキング19位:ルパン三世 sweet lost night 〜魔法のランプは悪夢の予感〜
名作おすすめランキング19位は2008年に放送されたテレビスペシャル第20作「ルパン三世 sweet lost night 〜魔法のランプは悪夢の予感〜」です。ルパンは不二子におねだりされて盗んだ「魔法のランプ」により半日分の記憶を失う事になってしまいます。摩訶不思議な装置「魔法のランプ」を巡り、ルパン一味、戦争屋、科学者が熾烈な争奪戦を繰り広げる事になります。
ルパンシリーズの中では比較的コメディ色が強い作品で、好みが分かれる作品ではありますが、隠れた名作として一定の人気を維持している作品でもあります。記憶を失うという作風上、普段のルパンとはまた違った形でのルパンの活躍が見れる作品として「こんなルパンがいてもおかしくない」と言われる作品です。
おすすめランキング18位:ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎
名作おすすめランキング18位は一気に年代が古くなって1990年、テレビスペシャル第2作として放送された「ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎」です。泥棒業界で有名な都市伝説アメリカの文豪「ヘミングウェイ」が最後の冒険で見つけたという宝を巡って、ルパン一味、武器商人のマルセスなどが争う事になります。
ルパンシリーズの中では製作された年代もあって大人向けな作品として知られる名作で、ルパン一味の絆の強さを感じる事ができる作品として人気です。ハードボイルド寄りですが、コミカルな一面も目立つ作品として人によってはより上位でおすすめする人もいる程の名作です。
おすすめランキング17位:ルパン三世 風魔一族の陰謀
名作おすすめランキング17位は1987年に映画館で公開された劇場版4作目「ルパン三世 風魔一族の陰謀」です。元々はOVA作品として製作されていましたが、映画作品として劇場公開されるという一風変わった経緯を持った作品です。その一環で声優陣なども変更されており、ファンなどからも意見の割れる作品ですが、内容だけ見れば非常に面白い作品だとランキングを製作すればより上位に位置づける人もいる程の作品です。
出典: https://anibu.jp
作品の舞台が日本である事もあって馴染みやすく、その作風もかなりコミカルなので笑いながら見れる作品として人気のある作品でもあります。ルパンシリーズの作品一覧の中でも非常に特徴的な作品ではあり、ランキング形式にするにはランキングブレイカーとなりえる存在なので、初めてみる作品としてはおすすめできませんが、ルパン好きならぜひ押さえておきたい1作です。
おすすめランキング16位:ルパン三世 ハリマオの財宝を追え!!
名作おすすめランキング16位は1995年に放送されたテレビスペシャル第7作、「ルパン三世 ハリマオの財宝を追え!!」です。2018年現在ルパンの声優を務める2代目、栗田貫一さんが正式に初めてルパンの声優を務めた作品でもあり人気を集めています。非常にコミカルなシーンが多く、コミカルなルパンが好きなファンを中心に人気を集める作品です。
またルパンが愛銃「ワルサーP38」をほぼ使用せず格闘シーンが多い、次元の目が描かれるシーンが多いなど、他のルパン作品とは一線を介した演出も多く、普段は見られない姿を見たいという人にお勧めできる作品です。
おすすめランキング15位:ルパン三世 DEAD OR ALIVE
名作おすすめランキング15位は1996年公開の劇場版映画第6作、「ルパン三世 DEAD OR ALIVE」です。2018年現在実写映画などを含む全てのルパン映像作品で唯一、原作者であるモンキー・パンチさんが監督を務めた作品で、一番原作に忠実なルパンファミリーが描かれていると特に原作からルパンシリーズを追い掛けている人に人気がある名作です。
アニメ独特のおちゃらけた雰囲気は全編通して見られず、登場人物全員がかなりかっこよく描かれている作品で、今でも大人のルパンファンを中心におすすめする人が多い映画作品になっています。同時に以降の作品がテレビスペシャルを中心として展開された事もあり、以下で紹介する「ルパン三世 VS 名探偵コナン THE MOVIE」が公開されるまでの間、映画としてのルパンを見れる長い間最後の作品でもありました。
おすすめランキング14位:ルパン三世 ワルサーP38
名作おすすめランキング14位は1997年放送のテレビスペシャル第9作「ルパン三世 ワルサーP38」です。ルパンの愛銃ワルサーP38を軸に置いた作品で、ハードボイルドな作風でもの作品でも流血シーンなどの暴力的なシーンは少ないルパンシリーズ一覧において、ダークな作風と流血シーンを含む暴力的なシーンを多さで人気を集めている作品です。
映画に比べてコミカルなシーンが目立つテレビスペシャルの中で異彩を放つ作品である本作をテレビスペシャル最高傑作とする人もいる程で、重厚なストーリーが好きな人にはたまらないと評判の作品です。
おすすめランキング13位:ルパン三世 バイバイリバティー危機一発
名作おすすめランキング13位は記念すべきテレビスペシャル第1作、1989年放送の「ルパン三世 バイバイリバティー危機一発」です。時代背景を反映した作風が人気を集める作品で今でもルパンシリーズ一覧でランキングを製作するとかなり上位に位置する事の多い作品です。
テレビスペシャルの大枠を作りだした作品でもあり、記念作品としても度々再放送などが行われるルパンシリーズの1つの原点と言える作品でもあり、内容はともかく1度は見るべきというファンも多い作品です。
おすすめランキング12位:ルパン三世 炎の記憶/TOKYO CRISIS
名作おすすめランキング12位は、1998年放送のテレビスペシャル第10作「ルパン三世 炎の記憶/TOKYO CRISIS」です。徳川埋蔵金、そしてその鍵を握る徳川慶喜の肖像画を巡った争いが繰り広げられる本作は、メインの舞台が日本である事、放送当時新しい観光スポットとして人気を集めていたお台場などを積極的に取り入れた馴染みやすさで人気を集める作品です。
テレビスペシャルで初めて銭形警部を軸に置いた作品でもあり、慣れ親しんだ日本という舞台も合って非常に活躍が目立つ作品です。放送当時も高い注目を集め、テレビスペシャルにおいては歴代2位となる視聴率をたたき出したした本作は名作と言うに相応しい作品としておすすめできます。
おすすめランキング11位:ルパン三世 燃えよ斬鉄剣
名作おすすめランキング11位は1994年放送のテレビスペシャル第6作「ルパン三世 燃えよ斬鉄剣」です。タイトルからも分かるように五エ門をメインとした世界観と分かりやすいタイトルから放送前から注目を集め、初放送時の視聴率では2018年現在歴代1位を獲得した名作です。同時に、本作がルパン役の初代声優山田康雄さんの遺作ともなっており、そういった意味でも注目を集める作品です。
本作はテレビシリーズ振りにルパンvs五エ門が見れる作品でもあり、五エ門の愛刀「斬鉄剣」の秘密が描かれる作品でもあります。ルパンと次元、五エ門の対立を描く作品が意外と少ない事もあり、そういう意味でも人気が高く名作と言われる作品です。
おすすめランキング10位:ルパン三世 1$マネーウォーズ
名作おすすめランキング10位は2000年に放送されたテレビスペシャル第12作「ルパン三世 1$マネーウォーズ」です。セル画で製作された最後のルパン作品で、同時に時代を反映した世界観で高い人気を集める作品となっています。また本作では次元がルパンのワルサーを借りるシーンなどそれまでのルパンシリーズでも行われてこなかった演出が取り入れられており人気を集めています。
また作中で描かれる戦い方もいつもの銃や刀を使った直接的な戦闘による物に加え、経済的な物を織り交ぜ、本作の敵もそれまでのシリーズでお決まりであった秘密結社などではなく大手投資銀行であったり、ゲストヒロインが2人いるなど、ルパンシリーズ一覧の中でもかなり珍しい要素が盛り込まれた作品でもあります。
おすすめランキング9位:ルパン三世 VS 名探偵コナン THE MOVIE
名作おすすめランキング9位は青山剛昌さんの「名探偵コナン」とのクロスオーバー映画「ルパン三世 VS 名探偵コナン THE MOVIE」です。高い次元で2つの世界観を混ぜ合わせた本作は第37回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞するなど映画としても高い評価を集めています。
ルパン風にいえばテレビスペシャル的な立ち位置だった前作といえる「ルパン三世VS名探偵コナン」での関係性を維持しつつも、映画として単体でも十分に楽しめる作品であり、また特にルパン側のキャラクターは前作よりも本来持つ、戦闘術などが多く披露される事もあって、高い人気を集めています。
おすすめランキング8位:ルパン三世 ルパン暗殺指令
名作おすすめランキング8位は1993年に放送されたテレビスペシャル第5作「ルパン三世 ルパン暗殺指令」です。全編通してルパン一味と銭形が協力体制である珍しい作品でもあり、ルパン達が銭形に抱く思いを垣間見る事ができる作品として今でも高い人気を誇る名作です。また一部のファンの間では、この頃から体調を崩しがちだった山田康雄さんのルパンの声に覇気がないと言われる作品でもあります。
前作が失敗だった事もあり、本作はテレビスペシャルの完結作として製作された作品でもあり、ファンサービス的に多くの要素が取り入れられた原点回帰的作品でもあります。フィアット500やベンツSSKなど本作以前にルパン達が乗っていた車種に乗る、ルパン達の雰囲気自体も人気の高かった初代ルパン三世アニメシリーズをイメージした比較的渋い物になっています。
おすすめランキング7位:ルパン三世VS名探偵コナン
名作おすすめランキング7位は9位で紹介した映画版が製作されるきっかけともなったテレビスペシャル「ルパン三世VS名探偵コナン」です。タイトルこそ「vs」となっていますが、基本的にはそれぞれの立場のままに共闘するシーンが目立つ作品で、双方のお約束なども取り入れられた作品になっています。物語の軸はコナン側が強めではありますが、ルパンファミリーの活躍も多く、初めてルパンに触れる人にもおすすめできる作品です。
コナンには見られないお色気シーンや、コミカルな演出。ルパンシリーズではほぼない、銃を使うシーンがほとんどないなど、2つの世界観を織り交ぜる為の工夫が、それぞれの作品の普段見られない一面が見れたとして双方のファンにも受け入れられる事になりました。
おすすめランキング6位:次元大介の墓標
名作おすすめランキング6位はルパンの相棒次元を主人公にしたスピンオフ作品「LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標」です。ルパンと次元が相棒になるまでの物語を次元視点で描いた本作は、原作に近いハードボイルドな作風と、どうしても年代で見れば古い作品が多いルパン作品において、最新技術を使った劇画調に仕上がっており、特に大人のルパンファンから高い評価を集める作品です。
コミカルな要素を排し焦点をルパンと次元の2人に絞り込む事で、非常に纏まっていると映画単体で見ても非常に見応えのある作品で、名作と言われる作品になっています。
おすすめランキング5位:ルパン三世 お宝返却大作戦!!
おすすめランキング5位は2003年に放送されたテレビスペシャル第15作「ルパン三世 お宝返却大作戦!!」です。専門的な知識を持って見れば思わずニヤリとしてしまうような細かな演出や、それぞれにバランスの取れた活躍シーンが目立ち、近年のオリジナル作品の中でも特に人気が高い名作です。作画を特に人気の高いアニメシーズンであったPART2に近付けているのも特徴的な作品です。
物語はルパン達が、泥棒仲間だったマークが盗んだ品々をその遺言により返却していくという形で展開されます。もちろん無事に返却ができるわけもなく、それらを返却できた時に手に入れる事ができると言われるトリックダイヤを巡った死闘が描かれる事になります。
アクション良し、作画良し、程良くコミカルな要素を含んだストーリー良しと、総じて評価の高いテレビスペシャル作品で、以下で紹介する過去編を描くファーストコンタクトを除けばルパンのテレビスペシャル一覧の中から最もおすすめできる作品です。特にアニメ版PART2が好きな人には堪らない作品になっています。
おすすめランキング4位:血煙の石川五右衛門
名作おすすめランキング4位は、6位のスピンオフ作品「次元大介の墓標」の流れを汲むスピンオフ作品「LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門」です。五ェ門が剣豪として開眼するまでを描くというテーマの元、初代テレビアニメシリーズの第5話でルパンの仲間になった直後をイメージにした作品として描かれています。また五エ門が主人公という事もあり舞台は日本となっているのもポイントです。
物語の流れは比較的単純で、五エ門達ルパン一味の命を狙うホークと五エ門の死闘が描かれる形になっています。同様にルパンや次元も五エ門の為に行動する一面が描かれ、仲間として大切にしていこうという面が描かれるなどしているのも特徴的です。五エ門が好きな人はもちろん、五エ門の派手なアクションやセリフもふんだんに用意されているのでおすすめできる名作です。
おすすめランキング3位:ルパン三世 ルパンVS複製人間
名作おすすめランキング3位はルパン映画の原点である1978年公開の初代映画「ルパン三世 ルパンVS複製人間」です。映画公開時は「ルパン三世」というタイトルでしたがパッケージ化されるに当たって副題として「ルパンVS複製人間」と名付けられ、以降本タイトルで呼ばれている作品です。ルパンシリーズではテレビスペシャルを合わせても科学を越えてSFと言えるレベルの作品となっています。
ストーリーとしては、ルパンが処刑される所から始まります。そしてこの処刑を受け入れられないのが銭形でした。最後のトドメは自分が刺したいと墓を誇り返す銭形。しかしそこに現れたのはなんと処刑されたはずのルパン本人でした。ルパンによると処刑されたのは偽者だった事が分かります。そして自らの真偽も掴めないまま不二子からの依頼で「賢者の石」を盗みだす事になるのです。
本作はルパン映画、テレビスペシャルを含めても珍しく明確にヒロイン不二子として描かれている作品でもあり、特に原作に近い形で描かれていた初代ルパン三世に近い作風だった事もあって現在でも高い人気を集める名作です。2017年にはMX4D版も製作されるなど、ルパン作品一覧の中でも別格扱いされる人気を誇っています。
おすすめランキング2位:ルパン三世 EPISODE:0 ファーストコンタクト
名作おすすめランキング2位は2002年に放送されたテレビスペシャル第14作「ルパン三世 EPISODE:0 ファーストコンタクト」です。テレビスペシャルとしては群を抜いて高い人気を誇る作品で、長くシリーズが展開されているルパンシリーズだからこそのルパンファミリーの出会いに焦点を当てた作品として人気を集めています。
本作は次元(に変装したルパン)が本作のヒロインである女性記者のエリナに語る話という形でこれまでのシリーズと多少矛盾しながらも「どこまでが真実でどこからか嘘か分からない物語」として展開されます。テレビスペシャルやテレビアニメの初期作などの演出やセリフを取り入れる形で往年のファンも楽しめるように構成されています。
現在は既に紹介した「次元大介の墓標」や「血煙の石川五右衛門」、さらに今回の一覧では紹介していないスピンオフ作品が作られるきっかけとなったアニメシリーズ「LUPIN the Third -峰不二子という女-」なども展開されていますが、それらを抑えて1つの物語としてまとめられた本作は非常に人気の高い作品となっています。
おすすめランキング1位:ルパン三世 カリオストロの城
名作おすすめランキング1位はルパン映画に限らず、日本のアニメ映画でランキングや一覧を作っても上位に位置する名作である1979年公開のルパン映画第2作「ルパン三世 カリオストロの城」です。日本国内はもちろん、日本国外のルパンファンの95%は本作がルパンファンになるきっかけだったと言われる名作で、現在でもルパン映画、テレビスペシャル全作合わせて最もテレビで再放送されている名作です。
スイスの国営カジノから盗んだ売上金が、時に本物以上と言われる精巧な偽札「ゴート札」だと分かった事をきっかけに偽札の噂が絶えないヨーロッパの小国、カリオストロ公国に出向く事になる所から物語がスタートします。ゲストヒロインクラリスの登場、次元の愛銃など、後のルパン映画、テレビスペシャルに多大な影響を与える事になる作品になっています。
本作も3位で紹介したルパンvs複製人間と同じくデジタルリマスター版、MX4D版が製作されて展開しており、現在ではさらに見やすい環境で見る事ができる作品になっています。また同時に監督を務めたのが後にスタジオジブリで巨匠と言われる宮崎駿監督という事もあり、ルパン映画の中でも群を抜いて知名度の高い作品になっています。
ルパン三世の最新作は?
毎年のように新作が公開され、時代背景の流れを受ける事も多いルパン三世シリーズ。これからルパン三世シリーズを追い掛けてみたいと思うのであれば最新作から触れてみるのもおすすめです。ここからは上記の名作おすすめランキング一覧には含めていないルパン三世シリーズの最新作について紹介していきます。
最新作はルパン三世 PART5
2018年10月現在、ルパン三世シリーズの最も最新作と言える作品は、テレビアニメシリーズとして放送されたルパン三世 PART5です。これまでのルパン三世シリーズを全肯定しつつも新しい試みが行われ、作風も現代に合わせた形になっているので非常に見やすい作品になっています。またアニメシリーズ的には前作にあたるPART4から地続きのイメージを持ってもらう為にルパンのジャケットの色は青のままになっています。
同時にこれまで上記で紹介したルパンファミリー以外に主要なキャラクターがいなかったルパンシリーズにおいて、今後も活躍するだろうキャラクターが複数登場した新しいルパンシリーズでもあります。これは長く続くシリーズとなったルパンシリーズの生みの親である原作者モンキー・パンチさんの提案で行われた物で、今後製作される映画やテレビスペシャルでの活躍も期待されるキャラクター達です。
ルパン三世の歴代名作映画一覧まとめ
ルパンシリーズはテレビスペシャルや劇場版など方式をその時々に合わせて変更しながらも継続されている日本でも非常に珍しいアニメシリーズです。劇場版やテレビスペシャルの製作数も多く、どの作品から見るべきか迷ってしまいますが、作風が気になった物から見ても充分に見る事ができるのがルパンシリーズの強みでもあります。長くルパンファミリーを中心としているので、イメージだけでも伝わりやすいと評判です。
ルパンシリーズは映画、テレビスペシャルによって、コミカル重視な物から原作のイメージに近いハードボイルドな作風の物まで実に多彩で、聞く人によってもおすすめの作品が変わる程にどの作品も人気の高いシリーズです。過去作のリメイクなども積極的に行われているので、古い作品でもこれから見ようと思えば見やすいというのも利点です。
最近ではCMなどの起用も多く、目にする機会の多いルパンシリーズ。アニメシリーズ、テレビスペシャル、映画など幅広い展開が行われており今後もそれぞれのメディアで展開が続く事は間違いないのです。今回の一覧からは除いた作品も含めてぜひ気になった作品からでも視聴してみてはいかがでしょうか?