【ルパン三世 カリオストロの城 】クラリスは人気のヒロイン！年齢や声優・その後は？

本記事では、カリオストロの城に登場したクラリスのかわいい魅力と年齢を紹介していきます。カリオストロの城は40年以上前に放映された作品ですが、今現在もクラリスがかわいいという意見が挙がっています。クラリスとルパン三世の関係や、その後の情報をネタバレしながらまとめていきます。

クラリスの年齢とその後を知る前に、まずはカリオストロの城の基本情報を紹介していきます。カリオストロの城は1979年に放映されたアニメ映画で、興行収入は6億円を記録しています。当時の興行収入は低かったですが、評論家やアニメ関係者からは高い評価を受けているため、ルパン三世シリーズの中でも屈指の名作と言われています。

カリオストロの城の監督は「宮崎駿」です。宮崎駿は1963年から活動しているアニメーター、映画監督で、学生時代に見た「白蛇伝」がアニメに興味を抱いたきっかけと話しています。カリオストロの城が監督デビュー作品で、数多くのジブリ映画を手掛けています。カリオストロの城は名作と言われていますが、興行的には失敗に終わっているため、しばらくは監督として作品に携わる機会が無かったようです。

カリオストロの城では、幻の偽札「ゴート札」を巡る物語が描かれています。ルパン三世は仲間と共にモナコの国営カジノに侵入しましたが、盗み出した金がゴート札であることに気付きました。そのため、ゴート札を次の標的に定め、情報を集めるためにカリオストロ公国へと向かいましたが、途中でウェディングドレス姿のクラリスと出会っています。

カリオストロの城のクラリスは、カリオストロ公国の公女です。7年前の火事で両親を失っており、永らく修道院に入っていましたが、国を手中に収めようとするカリオストロ伯爵との政略結婚を強いられています。ですが、非道な行為を続ける伯爵に反発し、ウェディングドレスの仮縫いの隙を突いて逃走し、途中でルパン三世と次元大介に助けられました。

宮崎駿はカリオストロの城から5年後に「風の谷のナウシカ」を制作しているため、クラリスはナウシカと容姿が似ていると言われています。また、「さらば愛しきルパンよ」に登場した小山田真希もクラリスに似ているため、3人のキャラクターの容姿が似ていることになります。

ルパン三世の元ネタは、モーリス・ルブランの小説「アルセーヌ・ルパン」です。アルセーヌ・ルパンには「カリオストロ伯爵夫人」というシリーズがあり、このシリーズに登場した「クラリス・デティーグ」が、カリオストロの城のクラリスの元ネタと言われています。クラリス・デティーグはルパンの最初の妻で、ラウールという子供を出産しました。

テレビシリーズの11話には、リーサという少女が登場しています。リーサは囚われの身のため、リーサがクラリスのキャラクター設定の元ネタと予想されています。また、21話にはリエという少女が登場しており、「銭形警部に追われたルパン三世がリエの元から去る」という描写がされているため、21話がカリオストロの城のラストシーンの元ネタという意見が挙がっています。

クラリスは大人しい性格のキャラクターですが、当初は活発で明るい性格の設定だったようです。また、「クラリスを引き立てるために峰不二子を登場させない」という案がありましたが、制作会社の反対で断念したと言われています。そのため、峰不二子とキャラクター設定が被ってしまうため、クラリスは大人しい性格に変更されたようです。

ここからは、カリオストロの城に登場したクラリスの年齢を考察していきます。クラリスは本作のメインヒロインですが、年齢は最後まで明かされていないようです。クラリスが車を運転するシーンや、ルパン三世との年齢を比較していきます。

カリオストロの城のクラリスは、ルパン三世を「おじさま」と呼んでいます。原作漫画のルパン三世は26歳の設定ですが、映画やアニメで年齢の設定が異なっているため、カリオストロの城では30代の可能性があります。そのため、クラリスは10代の少女で、年上の男性に敬意を込めて「おじさま」と呼んでいたと予想されています。

クラリスは大火事で両親を失っており、永らく修道院に入っていたことが分かっています。また、大火事が起きたのは7年前のため、幼い頃に両親を失ったと予想されています。見た目や精神年齢からは20代とは考えられないため、クラリスは15歳～17歳の年齢設定という意見が挙がっています。

カリオストロ公国のモデルは「リヒテンシュタイン公国」と言われています。リヒテンシュタイン公国は中央ヨーロッパに位置する国家で、公用語はドイツ語です。伯爵はクラリスとの政略結婚を目論んでおり、ドイツでは16歳から女性が結婚できるため、クラリスの年齢は16歳と予想されています。

カリオストロの城の序盤では、車に乗ったクラリスが伯爵から逃げるシーンが描かれています。ドイツは18歳から運転免許を取ることができるため、単純に考えるとクラリスの年齢は18歳の可能性があります。ですが、切羽詰まった状況で免許のことは考えないと予想できるため、18歳未満のクラリスは無免許で車を運転していたという意見が挙がっています。

伯爵はクラリスとの政略結婚で国を乗っ取ろうとしているため、逃げる可能性を生み出す運転免許は取らせないと予想されています。また、クラリスは修道院を出た後に城に囚われているため、運転免許を取る余裕はないという意見も挙がっています。そのため、クラリスの年齢は16歳～17歳の可能性があります。

原作漫画では、「ルパン三世の正確な生年月日は分からない」という描写がされています。また、銭形警部の年齢は29歳で、「ルパン三世の年齢は銭形警部の3歳下」と言われているため、原作漫画のルパン三世の年齢は26歳であることが分かります。ですが、アニメシリーズでは年齢の設定が異なっているため、正確な年齢設定は無いと予想されています。

ルパン三世は様々なアニメシリーズと映画が制作されていますが、宮崎駿が監督を務めたカリオストロの城は毛色が違います。ルパン三世はコメディ調の描写が多い作品ですが、宮崎駿は人間ドラマや心情表現を大切にしている人物のため、ルパン三世を30代に設定した可能性があります。また、クラリスが大人の男性に憧れるテーマがあるため、他作品よりもルパン三世の年齢は上と予想されています。

プロフィールや年齢を知った後は、カリオストロの城でクラリスの声を演じた声優を紹介していきます。カリオストロの城は名作と言われているため、クラリスの声は優れた演技力を持つ声優が演じています。声優のプロフィールや出演作品を一覧でまとめていきます。

カリオストロの城でクラリスの声を演じたのは、声優の島本須美です。島本須美は高知県出身で、1979年から声優活動を行っています。生年月日は1954年12月8日で、2022年にプロ・フィットの親会社が廃業したことでフリーになりました。大学生時代に「劇団青年座」に入団しており、先輩に誘われて声優活動を開始したと話しています。

声優の島本須美は、アニメ「めぞん一刻」で「音無響子」というキャラクターを演じています。音無響子は本作のヒロインで、アパート「一刻館」の管理人です。学生時代に出会った夫と死別しており、物語終盤に主人公の五代裕作と夫婦になりました。音無響子が登場した本作は、1980年から1987年まで連載されていた漫画が原作で、1986年から1988年にアニメが放送されています。

声優の島本須美は、アニメ「名探偵コナン」で「工藤有希子」というキャラクターを演じています。工藤有希子は工藤新一の母親で、伝説の女優として名が知れ渡っていましたが、結婚を期に引退を発表しています。学生時代は「帝丹高校のプリンセス」と呼ばれており、毛利小五郎の妻の妃英理とライバル関係でした。工藤有希子が登場した本作は、1996年からアニメが放送されています。

声優の島本須美は、「ドラゴン、家を買う。」「ちょびっとづかん」「石田とあさくら」「それいけ！アンパンマン」などの作品でもキャラクターの声を演じています。1979年に放送された「赤毛のアン」のオーディションに参加しており、声に感銘を受けた宮崎駿の指名でクラリス役が決まったと言われています。「アニメージュ」のアニメグランプリでは、女性声優部門の1位にランクインしました。

かわいい魅力や声優の出演作品を知った後は、カリオストロの城に登場したクラリスのその後を考察していきます。クラリスはルパン三世に恋心を抱いていたため、終盤に作中屈指の名シーンが誕生しました。銭形平次のクラリスに対するセリフや、女王になったクラリスのその後をまとめていきます。

伯爵との戦いを終え、生きる道が違うルパン三世とクラリスに別れの時が訪れました。ルパン三世に恋心を抱いていたクラリスは、「一緒に行きたい」と言って泣いてしまい、ルパン三世は「困ったことがあったらいつでも言いな」と返答しました。その後、銭形警部が姿を見せたため、ルパン三世はその場から颯爽と立ち去っています。

ルパン三世が去り、銭形警部がその場に立ち尽くしていたクラリスに声をかけています。クラリスは「おじさまは何も盗まなかった」と言い、銭形警部が「とんでもないものを盗んでいった。それはあなたの心です」と返答しました。銭形警部はルパン三世の敵ですが、ルパン三世という男に魅了された1人のため、クラリスに対する言葉には自分の気持ちも含まれていたようです。

クラリスは大公家最後の姫で、絶大な権力を持っていた伯爵が死亡しています。そのため、クラリスはカリオストロ公国に残り、姫としての職務を全うしたと予想されています。また、国の立て直しには他国の力が必要になるため、クラリスは別の男性と結婚した可能性があります。

クラリスはルパン三世と生きることを望んでいましたが、宮崎駿は「ルパン三世は女を泣かせ、去っていくことしかできない」という考えを抱いていたようです。また、ルパン三世はスリルのある人生を楽しんでいるため、クラリスを想ってその場から立ち去ったと予想されています。

かわいい魅力やその後を考察した後は、カリオストロの城に登場したクラリスに関する感想をまとめていきます。カリオストロの城はファンが多い作品のため、ファンから様々な感想が挙がっているようです。本記事で紹介したクラリスの魅力やその後に関する感想をまとめていきます。

カリオストロの城のクラリスは、淑やかな性格と整った容姿を持つキャラクターのため、「クラリスがかわいい」という感想が挙がっています。また、ルパン三世に対する恋心は、大人の男性に憧れる恋心だったため、「乙女なクラリスがかわいい」という感想も挙がっています。

島本須美は名作と呼ばれるアニメ映画に出演しているため、「島本須美の演技が凄い」という感想が挙がっています。また、清楚な声の持ち主のため、「島本須美が演じたことで、クラリスが更にかわいいキャラクターになった」という感想も挙がっています。

本記事で紹介したように、クラリスのその後は不明のため、「その後が気になる」「続編を制作してほしい」という感想が挙がっています。また、両親は伯爵に殺された可能性があるため、「悲しい人生を送ってきたクラリスは、その後の世界で幸せになってほしい」という感想も挙がっています。

本記事では、カリオストロの城に登場したクラリスのかわいい魅力とその後を紹介していきました。クラリスはルパン三世に恋心を抱いているため、本作は恋愛作品としても面白いという意見が挙がっています。クラリスが登場した本作を見たことがない方も、本記事のキャラクター情報やかわいい魅力を参考にしながら見てみて下さい。