【推しの子】黒川あかねが炎上した理由は？今ガチの結末とアクアと付き合う経緯は？

推しの子の黒川あかねは、「今からガチ恋始めます（今ガチ）」の番組メンバーの一人です。同番組での彼女の振る舞いが原因で、大炎上してしまいます。自殺未遂をするほど炎上するとは、何をしてしまったのでしょうか？本記事では、あかねが炎上してから鎮火するまでの経緯を詳しく解説します。また、あかねに死亡フラグが立っている理由も考察しています。

黒川あかねが登場する推しの子は、週刊ヤングジャンプにて連載中の人気漫画です。原作者は赤坂アカ先生、作画は横槍メンゴ先生が担当しています。主人公の青年が前世の記憶を持ったまま、推していたアイドルの子供に生まれ変わるという物語です。転生もののファンタジー設定にサスペンス要素も含まれており、現代社会を投影した展開が本作の特徴となっています。

2021年には「第5回みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」で3位を獲得しました。同年の「次にくるマンガ大賞 」では、1位を獲得して高評価を受けています。2023年4月には、待望のテレビアニメが放送開始されて注目を集めました。

産婦人科医のゴローは、亡くなった元患者さりなの影響でアイドルオタクになります。ある日、ゴローの推しアイドル星野アイが、双子を妊娠した状態で彼の元へやって来ました。アイの内密出産の主治医として、ゴローが担当することになります。ところが、出産日にゴローは、アイのストーカーによって殺されてしまうのです。目覚めるとゴローは、アイの子供アクアに転生していました。しかも、アクアには前世の記憶があったのです。

推しの子に登場する黒川あかねは、劇団ララライに所属している天才女優です。正統派美人でクールな顔立ちをしています。また、普段は控えめでおとなしい性格ですが、演技のことになると負けず嫌いな一面も見られるようです。

本作3章で、恋愛リアリティーショー番組「今からガチ恋始めます（今ガチ）」のメンバーの一人として初登場しました。努力を惜しまない真面目な性格で、独自のプロファイリングにより細かな役作りを行い、実力を高めています。また、演技によるアドバイスを受けるとメモをしたり、批判的な意見さえも真っすぐに受け止め参考にしているようです。

同世代の今ガチメンバーと焼肉店へ行った際も、「精進の身だから」と自分は食べずに、仲間のために肉を焼いていました。真面目すぎる性格のため、些細なことでも気にしてしまう傾向にあります。そのため、恋愛リアリティーショー番組の今ガチで炎上して追い詰められ、自殺未遂をしてしまいました。

推しの子の有馬かなは第1章でアクアと共演した際に、「10秒で泣ける天才子役」として一世風靡した人物です。実際に天才と呼ばれるにふさわしい女優で、アクアの演技に多大な影響を受けていました。そんな有馬かなに憧れたことが、あかねが芸能人生へ進むきっかけとなります。

役者になったら、かなと友達になれるかもしれないと期待を抱き、両親の勧めもあり児童劇団へ入団しました。芸能界の道へ進んだあかねは、オーディションで憧れのかなと出会うことができます。しかし、今まで持っていたイメージと、実際のかなは全く違い、周囲に高圧的な態度をとっていました。そんな彼女の姿にあかねはガッカリして、いつか必ずかなを越えようとライバル視するようになります。

天狗になっていたかなは、徐々に仕事が減っていき、オワコンとまで言われるようになりました。しかし、かなは仕事が減ってからも、努力を続けます。それからの二人は、お互いを意識し合うライバル関係のようになっていくのです。また、あかねとかなは、共にアクアへ想いを寄せており、恋のライバルでもあります。今ガチでカップル関係になったあかねのことを、かなはライバル視していた様子です。

推しの子の黒川あかねは、今ガチで炎上して自殺未遂をしてしまいました。なぜ彼女は自殺未遂をするまで追い詰められたのか、理由を考察していきます。そもそも今ガチとは何のことか、炎上騒動が鎮火した理由なども解説します。

自殺未遂の原因となった今ガチとは、「今からガチ恋はじめます」という恋愛リアリティショーのことをいいます。芸能活動をしている高校生が、さまざまなイベントに参加して交流を深め、最終的にカップルが誕生するかどうかの番組です。

あかねが初めてアクアと出会ったのも同番組でした。今ガチは大人気番組となり、アクア、黒川あかね、鷲見ゆき、熊野ノブユキは有名人となります。アクアは番組に求められる人物像を把握し、上手く演じていました。彼は共演者たちともすぐに馴染んでいましたが、真面目すぎるあかねは、演じ方を考えすぎてしまいギクシャクしてしまいます。黒川あかね以外の今ガチ出演者は、以下の通りです。

• 鷲見ゆき：ファッションモデルの高校1年生で、今ガチの中心人物
• MEMちょ：ユーチューバーの高校3年生で、悪魔の角のカチューシャが特徴
• 星野アクア：役者の高校1年生で、冷静でドライな性格をしており頭の回転が早い
• 熊野ノブユキ：ダンサーの高校2年生で、ノリが軽く裏表のない性格
• 森本ケンゴ：バンドマンの高校3年生で、他のメンバーと比べるとやや地味

推しの子のあかねが、今ガチで炎上してしまった理由は何なのでしょうか？番組の撮影が開始され、鷲見ゆきの小悪魔的な存在が注目されて、今ガチの中心人物となっていきます。あかねは自身の存在感をアピールすることができす、視聴者からも「いらないキャラ」として見られるようになります。まだ高校生のあかねにとって、精神的にかなりツライものがありました。

そんなとき、番組のディレクターから、悪女キャラに変身するというアドバイスをもらいます。そこで、ゆきからノブユキを略奪するという設定で行動しました。ゆきより目立てるチャンスと思い、あかねの行動はさらにエスカレートします。

すると、わざとではないものの、あかねが振り上げた手のネイルが、ゆきの頬に当たりました。今ガチの次回予告では、あかねのせいで頬に傷を負ってしまったゆきの顔が、クローズアップされます。放送後、あかねが炎上してしまい、ネットリンチにさらされました。

ゆきの頬を傷つけてしまったことが理由で炎上してしまい、その勢いはなかなか収まりませんでした。ネット上では「性格悪そう」「消えろブス」などの誹謗中傷の嵐です。学校へ行っても、芸能界で活動しているあかねに嫉妬した人たちが、陰口をたたいているのを耳にしてしまいます。

批判的な意見から目を背けてはいけないと、あかねはネットに目を通しました。真面目な彼女は、精神的にどんどんと追い込まれてしまい、突発的に歩道橋から飛び降りて自殺しようとします。そこへアクアが現れて、飛び降りようとしていた彼女を引き止め、自殺を未然に防いだのです。

自殺しようとしていたところを、アクアに助けもらったあかねは、このまま番組を降りることもできるでしょう。しかし、彼女はさらに有名な女優になる目標を持ち、今ガチを続ける決心をしました。あかねは「このまま辞めたくない」と、メンバー全員に気持ちを伝えます。アクアはゆきが怪我したことを煽った番組側や、ネットで誹謗中傷した人々に対して怒りの気持ちを抱きました。

そして、今後は自分たち目線の今ガチをやっていこうと思います。メンバーの個性を発揮できるような、自分たちだけが知る真実の動画を作成して、インターネット上にあげました。その動画は多くの人が閲覧することになり、あかねのイメージ変革にも成功して、今ガチの人気を確固たるものにしました。このことが理由で、炎上騒ぎはようやく鎮火し、あかねも無事に番組へ復帰することができます。

ネット炎上が理由で自殺未遂に追い込まれたあかねは、アクアに引き止めてもらった上に、復帰動画まで作成してもらいました。そんなアクアに恩返しをしたいと思い、彼の理想の女性像である星野アイを演じることにします。その日からあかねは、アイの徹底分析を始めました。彼女はプロファイリングをしながら、アイには隠し子がいるという解析もしたのです。アイがどのように生きてきて、好きな男性のタイプもわかると言います。

プロファイリングをするあかねは、違う角度から見ると、狂気で怖い人とも見受けられるでしょう。分析の成果があり、あかねは完璧にアイを演じ切りました。彼女の演技がアイそっくりだったため、アクアは照れているようでした。今ガチはあかねとアクアの恋が動き出しそうです。その様子に嫉妬したかなは、飽きたからもう見ないと言っていました。

自殺未遂が理由で今ガチの出演を控えていたあかねは、アイを完璧に演じて完全復活をしました。今後は得意分野を活かして、何かの役を演じていけば良いと、メンバーたちが提案してくれたのです。彼女の見事なプロファイリング能力は、これからも利用できるとアクアは判断しました。そして、今ガチのラストでは、アクアがあかねにキスしたことで、ビジネス上のカップルが誕生します。

その後は、ファンに向けて二人のデート写真などを、SNS上に定期配信しているようです。ビジネス上のカップルであるものの、あかねは自殺を引き止めてくれた頃から、徐々にアクアに惹かれていました。秘密の多いアクアの助けになりたいと、彼女は強く思うようになります。

推しの子の黒川あかねとアクアは、今ガチで成立したビジネス上のカップルです。ただ、ビジネスとはいえ、デートを重ねるうちに親密度が増していき、あかねの恋心はますます強くなっていきます。アクアの方も、最初はあかねを利用するつもりでカップルになりましたが、彼女の存在に癒されていきました。そして、最終的に二人は本物の恋人同士になったのです。

また、アクアは有馬かなとも親交を深めていました。あかねと正式に付き合うことになったため、距離を置くことにします。ただ、理由は他にもありました。かなはアイドルとしての認知度が、徐々に高まっているときだったのです。アイドルの傍に男の影があると、アイのように危険が迫ることもあるでしょう。かなに危険が及ばないように、人気に悪影響を与えないようにする理由もあって、アクアはかなと距離を置いたのです。

黒川あかねとアクアは、ようやく正式な恋人同士になれましたが、その後に破局をしてしまいます。アクアがアイの復讐を再開したのが理由です。姫川大輝の父親を復讐相手だと思い込んでいたため、復讐はもう終わったと考えていました。

しかし、あかねがアクアの話を聞いたとき、違う可能性もあることに気付きます。姫川大輝の母親が別の男性との間に子供を作り、姫川大輝の子供として育てたのかもしれないと考えたのです。あかねはさまざまな考察をしながら、1人で真の黒幕について調査しました。しかも、アクアの代わりに復讐するつもりでいたのです。

アクアは今ガチが終わってからGPS機能をあかねに取り付けて、ずっと監視していました。アクアは彼女をこれ以上危険な目に遭わせられないと考え、「もう関わるな」と言い放ちます。そのような理由で、あかねと破局をしてしまったのです。おそらく、1人で復讐を成し遂げる決意をしたのでしょう。心からアクアのことが好きだったあかねは、彼の力になれなかったことを嘆きます。

そもそも二人が付き合ったのは、アクアがあかねを利用しようと思ったのが始まりでした。彼女の高度なプロファイリング能力で、アイを殺した真犯人を見つけることに、役立つと思ったためです。あかねに癒されていたアクアは一時的に心を動かしますが、最後は別れてしまいました。ただ、アクアは精神が疲れているとき、次に頼れる誰かを欲するかもしれません。

読者の中には、結局あかねが利用された形になって、可哀そうという声も上がりました。彼女は女優ですがまだ高校生という若さで、炎上で自殺に追い込まれたり、仲間からも利用されたりして、確かに可哀想な立場です。

あかねはプロファイリング能力に優れている人物です。演技を上達させるためにも、人の気持ちを深く理解したいと考え、独学でプロファイリングや心理学を学びます。今ガチでアイを演じる際も、徹底的に彼女について調査し、自分の見解を付箋に描いては壁に貼り付けていました。その様子は不気味でもあり、あかねの周りには異様な空気が流れているようでした。

アイのプロファイリングにおいて、整合性を持たせるため「隠し子がいた」と解析します。あかね自身もまさか真実だとか思っていないでしょうが、彼女の能力の高さが分かるシーンです。有馬かなは「徹底した役作り、与えられた役への深い考察と洞察、それらを完璧に演じきる天性のセンス」と彼女のことを称していました。

推しの子の黒川あかねは観察眼が鋭く、いくつかの点に気づき始めている様子です。すでに、確信を持っていることも、あるかもしれません。まずは、アクアの前世が雨宮五郎（ゴロー）であるという点です。アクアは彼女を利用して、前世のゴローの遺体を発見させました。彼はゴローのことを知り合いだと言っていましたが、あかねはその意図に気付かないほど鈍感ではないでしょう。他にも、以下の点に気付いた可能性が高いです。

• アクアが調べている母親（星野アイ）の死の全容
• アクアの母親に隠し子がいること
• アクアは星野アイの子供であること
• アクアの父親について
• アクアの異母兄弟である姫川の母の不倫

黒川あかねは「一緒に殺してあげる」と、アクアに対して発言しています。炎上で精神的に追い込まれ自殺をしようとしたとき、彼が助けてくれました。あかねは命の恩人ともいえるアクアに、心から尽くしたいと思います。彼が復讐をするために役者になったことを知ったときに、彼女が発言した言葉です。

普段のあかねからは想像できない意外な発言に、アクアも驚いていました。共感性が高く真面目な彼女だからこそ、彼の悲しみや苦しみを共に背負いたいと考えたのでしょう。献身的である反面、彼に対しての執着心が狂気的でもあると捉えられます。

推しの子の単行本1巻では、キャラクターたちのインタビューが各話ごとに掲載されています。10話の星野アイの映像は、生前に自撮りしたものです。それ以外のキャラクターは、未来に行われたという設定になっています。しかし、インタビューの中には、黒川あかねが含まれていませんでした。つまり、未来のインタビューがないということは、黒川あかねは死亡するのではないかという考察も上がっています。

単行本1巻6話は、有馬かなの未来のインタビューが掲載されていました。かなは「私は天才じゃない、でも負けるなって思ってない」と言います。そして、「天才だってナイフで刺されればお陀仏です」と発言したのです。かなは常々、あかねのことを「天才と呼ぶしかない」と称していました。もしも、天才があかねのことを指しているのならば、未来で彼女が死亡している可能性が高いです。

あかねは自身の高度なプロファイリングにより、上原清十郎はアクアの父親ではない可能性があると分析します。そして、10巻96話では、カキミヒカルという人物が、実父かもしれないと気付き始めたのです。あかねはさらにカキミヒカルについて調査をし、具体的な情報も入手しました。

98話ではカキミヒカルに自分が復讐すると決意したあかねは、歩道橋から突き落とされそうになります。あまりにも知りすぎてしまった彼女は、命の危機に瀕してしまうのです。幸いにも、アクアに助けられて死亡しませんでしたが、黒幕に迫って来ているため、今後も命を狙われるかもしれません。

黒川あかねがかわいいという感想が多いですが、一方で怖いと感じる読者もいるようです。プロファイリング能力が凄すぎて、アクアの母親がアイということまで気付くのが、ある意味怖いという声もありました。また、アイが憑依した瞬間のアクアの驚きと恐怖の混じった顔が、印象的だったという感想も上がっています。 

演技力は怖いけれど、 素直ないい子で好きというファンもいました。アクアに対しては、 有馬かなに期待させるようなことをして、利用するためにあかねと付き合うなんて許せないという感想もあります。

推しの子では、黒川あかねが推しキャラという人も多いです。ただ、すぐ死んでしまいそうで心配、死なないで欲しいという声もありました。考察力が非常に鋭いため、敵からすれば煙たい存在となるからでしょう。他にも、アニメ版の黒川あかねのほうが、原作の5割増しぐらいかわいいという感想も上がっています。

アクアに利用されていることに気付いていても、あかねは付き合いたいのだろうと考察する声もあります。また、アクアを生者の道へ導こうともするけれど、アクアのためなら一緒に地獄へも行くということから、ある種依存体質かもしれないという感想も上がっていました。

推しの子の黒川あかねは、普段は控えめで大人しい性格ですが、演技にかける情熱は人一倍強い人物です。女優としての演技に磨きをかけるため、プロファイリングや心理学を学び実力を高めました。真面目なあかねが炎上した理由は、今ガチの番組で振り上げた手が、ゆきの頬を傷つけてしまったからです。

炎上で自殺にまで追い込まれましたが、アクアに助けてもらいました。今ガチに復活したあかねは、最後にアクアとカップルになります。アクアに対する想いが、徐々に深くなっていくあかねの動向から今後も目が離せません。