【ジョジョ】エンポリオのその後は？一巡しなかった理由や再登場の可能性を考察

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場するエンポリオとは、グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所で徐倫の仲間となった、スタンド使いの少年です。エンポリオはジョジョ6部のラストにて、プッチ神父による世界の一巡をただ1人逃れ、野望を阻止する大役を果たしました。この記事ではエンポリオの最後や、一巡を逃れたその後どうなったか、再登場の可能性などを紹介します。

また、エンポリオだけメイド・イン・ヘブンによる一巡を逃れた理由や、最後にプッチ神父を倒せた理由を紹介します。他にもエンポリオが徐倫に骨を渡したシーンの考察や、スタンド能力、エンポリオに関する感想などを紹介するため、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

エンポリオの最後や再登場の可能性、最後にプッチ神父を倒せた理由などを紹介する前に、ジョジョ6部（ストーンオーシャン）の作品情報を紹介します。エンポリオが登場するジョジョ6部は、シリーズの中でも屈指の難解な作品であるという評価を受けています。そのように難解なジョジョ6部の、特に難しいといわれているプッチ神父との最終局面について考察する前に、ぜひジョジョ6部についてチェックしてみてください。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）の作品について紹介します。ジョジョ6部とは、正式名称「ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン」のことです。連載期間は1999年から2003年までで、コミックスが全17巻存在します。ジョジョシリーズは、第3部から始まった「幽波紋（スタンド）」による頭脳を駆使した異能バトルや、独特の作風、シリーズを一貫して描かれる人間の生き様などが、国内外から高い評価を得ています。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）では、承太郎の娘である空条徐倫が、第1部から受け継がれてきたDIOとの因縁に大きなピリオドを打つ転換点が描かれます。ジョジョ6部の内容はテレビアニメ化もされており、主人公の徐倫役にはファイルーズあいさんが起用されました。その他にも、エルメェス役には田村睦心さん、エンポリオ役には伊瀬茉莉也さんなどがキャスティングされています。2023年4月7日には、アニメ最終話が放送予定です。

ジョースター家の末裔である空条徐倫は、DIOの遺した「天国へ行く方法」を探し求めるプッチ神父の計略により、厳重に警備されたグリーン・ドルフィン・ストリート刑務所へ収監されます。プッチ神父の狙いは徐倫を餌に、その父親である承太郎の記憶を読むことでした。徐倫は罠に落ちた承太郎を助けるため、プッチ神父によって次々に送り込まれる囚人のスタンド使いを撃破し、両者はついに激突します。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、エンポリオのプロフィールを紹介します。エンポリオとは、徐倫が収監されたグリーン・ドルフィン・ストリート刑務所に隠れ住んでいた少年です。エンポリオは、徐倫と承太郎を狙うプッチ神父の罠を警告しに姿を現します。エンポリオの年齢は11歳、Cのマークの入ったキャップを被っています。優しい性格で、年齢相応に臆病ではありますが、人のために危険を冒す勇敢さもあります。

エンポリオは徐倫に警告しに姿を現した後、ウェザー・リポートやナルシソ・アナスイなど仲間を徐倫に引き合わせます。また、エンポリオはスタンド使いであり、非戦闘型であるスタンドで徐倫へのできる限りのサポートを行います。エンポリオは隠れ住んでいた部屋の書物を読み漁っていたことから、11歳という実年齢以上に賢いです。徐倫も知らないような計算方法を知っていたり、機転を効かせたりして活躍します。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、エンポリオの過去や生い立ちを紹介します。エンポリオは、子供であることからも分かるように囚人ではなく、グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所で生まれたという特殊な生い立ちがあります。母親は囚人で、エンポリオと同じようにスタンド能力を持っていました。刑務所内で密かに生まれたエンポリオは、そのスタンド能力を活かし、存在が露見しないように隠れ住んでいました。

エンポリオの母親のスタンド能力は、エンポリオと同じような幽霊を扱う能力だったといわれています。エンポリオの母親は死亡していますが、エンポリオはその原因を、ホワイトスネイクにスタンド能力をディスク化されて奪われたためだと推測していました。エンポリオは、この亡くなった母親の骨をお守りとしてずっと持ち歩いていました。それでは次に、エンポリオと徐倫たちの関係を紹介します。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、エンポリオと徐倫たちの関係を紹介します。ホワイトスネイクの罠を警告するという形で知り合ったエンポリオと徐倫は、その後ホワイトスネイクの正体を突き止めるという同じ目的のもと仲間になります。エンポリオは徐倫に、ナルシソ・アナスイやウェザー・リポートなど強力なスタンド使いを紹介したり、自らのスタンド能力で隠れ場所を提供したりとサポートをします。

面倒見のいい徐倫は、エンポリオのことを年の離れた弟のように可愛がり、安全を気にかけます。エンポリオは子供である上にスタンド能力は戦闘型ではないため、戦闘においては自分の身を守ることが難しい場面が多々ありました。それでもエンポリオはただ守られるだけの存在ではなく、スタンドを活かして徐倫たちを助けたりと、お互いに頼り信頼し合う仲間でした。それでは次にエンポリオのその後や再登場の可能性を紹介します。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、エンポリオのその後や再登場の可能性を紹介します。ジョジョ6部の最後に描かれたプッチ神父との決戦では、徐倫が命をかけてエンポリオを逃すことに成功するも、エンポリオ以外の仲間は全滅します。プッチ神父のスタンド「メイド・イン・ヘブン」は時を加速させ、宇宙は最果ての特異点まで到達した後、再び一から新しい世界が作り出されたのでした。

新しい世界に辿り着いたのは、徐倫の仲間のうちでエンポリオだけでした。エンポリオは徐倫や承太郎に似た誰かを見つけますが、それは明らかに似ているだけの別人でした。さらに、唯一新しい世界に到達してしまった徐倫の仲間を排除するべく、プッチ神父がエンポリオの前に現れます。徐倫たちでも倒せなかったプッチ神父に、エンポリオはただ1人で立ち向かわなくてはならなくなります。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、エンポリオの最後を紹介します。新しくなった世界で、エンポリオは気づけばグリーン・ドルフィン・ストリート刑務所にいました。時はジョジョ6部の物語が開始されたばかりの頃、エンポリオの前にプッチ神父が現れます。プッチ神父は、時が一巡し終わるケープ・カナベラルでの戦いの前にエンポリオを始末しようとしていました。

プッチ神父がメイド・イン・ヘブンによって作り出したこの新しい世界では、プッチ神父を除く誰もが一巡前に起きた出来事を運命付けられており、回避できません。一巡前の記憶があってこの後なにが起きるかを理解しているエンポリオでも、それは同じでした。行動が運命付けられているエンポリオは、唯一運命を変えることができる自由なプッチ神父になすすべなく、ただ逃げ惑うばかりでした。

しかしエンポリオは、一巡前に手に入れていたウェザー・リポートのスタンドディスクを、プッチ神父の手を利用して自らに差し込むことで状況を一変させます。プッチ神父は時を加速させ、素早く動けるようにしてこれに対処します。しかしエンポリオは、ウェザー・リポートの力で大気中の酸素を高濃度に集めていました。酸素は生命の維持に必要不可欠なものですが、濃度が高過ぎれば生き物にとって猛毒となります。

時が加速していたプッチ神父にはこれが仇となり、高濃度すぎる酸素が猛スピードで体に回って行動不能に陥ります。そしてエンポリオはウェザー・リポートのスタンドの拳を叩き込み、最後にプッチ神父を倒したのでした。それではエンポリオの最後を紹介したところで、次にエンポリオのその後を紹介します。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、エンポリオのその後を紹介します。エンポリオがプッチ神父を倒すと、「メイド・イン・ヘブン」は一巡しきる前に不完全な状態で解除され、世界は再び新しく作り替えられます。気づけば新しい世界でエンポリオは、1人でグリーン・ドルフィン・ストリート刑務所の前に立っていました。バスから降りてきた人物を見ると、それはエルメェスにそっくりな女性でした。

さらに、車からエルメェスに話しかけている男は、エンポリオの知っているアナスイにそっくりでした。その上その車からは徐倫に瓜二つな女性が顔を出して、エンポリオに一緒に車に乗らないかと話しかけてきます。「アイリン」だと名乗ったその女性に名前を聞かれ、エンポリオは涙を流しながら自分の名前を教えます。さらに車に乗った先には、ウェザー・リポートらしきヒッチハイカーがいたのでした。

エンポリオと、かつての徐倫とその仲間に瓜二つな人たちは、車に乗り全員でケープ・カナベラルへと向かいます。こうしてジョジョ6部（ストーンオーシャン）の物語は終結します。このように、プッチ神父を倒したエンポリオのその後は、パラレルワールドのような新しい世界でただ1人前の世界の記憶を持ったまま生きていくことが示されました。それではエンポリオのその後を紹介したところで、次に再登場の可能性を紹介します。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、エンポリオの再登場の可能性を紹介します。上で紹介したように、ジョジョ6部の最後でジョジョの世界は不完全な形で一巡します。第7部以降のジョジョは、このパラレルワールドを舞台に描かれることになります。7部以降のジョジョには、かつて登場したキャラクターと同じ名前の人物が再登場することがありますが、それは名前が同じだとしても別人として描かれます。

唯一、前の世界から記憶を持ったままパラレルワールドに到達したエンポリオが、今後他の部に再登場するのではないかという期待が、一部のファンの間で高まっています。しかし、2023年3月現時点で8部まで存在するジョジョシリーズに、エンポリオは未だ登場していません。ただ、2023年2月から連載が開始された最新部「The JOJOLands」の舞台はハワイであるため、アメリカにいたエンポリオが再登場する可能性は否定できません。

それではジョジョ6部（ストーンオーシャン）のエンポリオの最後やその後、再登場の可能性などを紹介したところで、次にエンポリオが一巡しなかった理由や、倒せた理由を考察します。徐倫や承太郎までをも倒したプッチ神父を、エンポリオが1人でどうやって倒したのか気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）の最後で、エンポリオが一巡しなかった理由を考察します。プッチ神父はメイド・イン・ヘブンで時を加速させ、世界を一巡させることを目論んでいました。プッチ神父の理想とする一巡後の世界では、人々は一巡前に起きたことの記憶を持っており、自分にこれから起きることを全て知っています。運命を変えることはできなくとも、知っていることで覚悟ができるので幸福になれると考えていました。

ただ、世界が完全に一巡して運命が確定する前に、プッチ神父はエンポリオを始末しようと考えました。「エンポリオが成長して自分を倒す」という運命の可能性を、排除しておきたいと考えたからです。これらの理由から、プッチ神父は完全に時が一巡しきる直前で時の加速を解除していました。その後、エンポリオは紹介したようにプッチ神父を倒すことに成功したため、一巡することから逃れられました。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、エンポリオがプッチ神父を倒せた理由を考察します。一から始まった新しい世界では、エンポリオの行動は全てが運命づけられていました。絶望的状況でしたが、エンポリオは最後にプッチ神父を倒すことに成功します。それは、「プッチ神父だけが運命を変えられる」という一見不利な状況を、エンポリオが利用したからでした。

エンポリオはウェザー・リポートのスタンドディスクを取り出し、プッチ神父自身の手で自分に押し込むように誘導します。こうして、エンポリオは前の世界では起きなかった「ウェザー・リポートのスタンド能力を手にいれる」という出来事を発生させ、プッチ神父を打倒する突破口を開いたのでした。それでは次に、エンポリオが徐倫に骨を渡したシーンや理由を紹介します。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、エンポリオが徐倫に骨を渡したシーンや理由を紹介します。ジョジョ6部の物語の初期に描かれたこのシーンでは、エンポリオから渡された骨によって徐倫が窮地を潜り抜けます。読者の間では、この時なぜエンポリオが骨を渡したのか謎とされてきました。ここでは、エンポリオの骨について紹介しているため、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、エンポリオが徐倫に骨を渡したシーンを紹介します。刑務所で逞しく生き始めた徐倫のもとに、ある時エンポリオが現れます。エンポリオは「面会人に会ってはいけない」と警告を残し、すぐに姿を消します。次の日エンポリオの警告通り、父親の承太郎が面会に訪れます。面会室へ向かおうとする徐倫の前に再びエンポリオが現れ、骨を渡して去っていきます。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、エンポリオが徐倫に骨を渡した理由を考察します。徐倫がプッチ神父の罠を切り抜けるキーアイテムとなった骨を、エンポリオが渡した理由が気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、エンポリオが徐倫に骨を渡した理由を考察します。エンポリオが徐倫に骨を渡した理由として考えられる1つ目は、それをお守りだと考えていたからです。エンポリオがここで徐倫に渡した骨というのは、エンポリオの亡くなった母親の仙骨です。仙骨は東洋医学では神秘的なパワーが宿るとされており、エンポリオは徐倫がこの力に守られるようにと願って渡した可能性があります。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、エンポリオが徐倫に骨を渡した理由を考察します。エンポリオが徐倫に骨を渡した理由として考えられる2つ目は、エンポリオが二周目であり何が起きるかを知っていたというものです。ジョジョ6部の最後にて、プッチ神父は世界を一巡させることに失敗しますが、記憶がないだけで実はすでに世界は一巡した後だった可能性があります。

上のセリフは、承太郎が徐倫に面会に来る前日のエンポリオのセリフです。この時、エンポリオはなぜか面会人が来ることを知っており、さらに次の日には、プッチ神父の罠を抜け出すための助けになる骨を渡します。その理由は明らかにされていませんが、この時点での世界が実はすでに一巡した後であり、エンポリオは無意識にそれを覚えていた可能性があります。それでは次に、エンポリオのスタンド能力を紹介します。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、エンポリオのスタンド能力を紹介します。徐倫の囚人生活の助けになったエンポリオのスタンドについて知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、エンポリオのスタンド能力を紹介します。エンポリオのスタンド名は「バーニング・ダウン・ザ・ハウス」で、これは物質の幽霊を操る能力です。エンポリオは生まれた時からこのスタンドを使うことができたため、かつて火事で焼け落ちた建物の幽霊の中に隠れ住むことができました。物質の幽霊は現実世界に干渉することはほとんどなく、サポート寄りのスタンド能力です。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、エンポリオのスタンド能力を紹介します。ジョジョ6部の物語終盤、エンポリオはウェザー・リポートのスタンドディスクを差し込むことで「ウェザー・リポート」の能力を手に入れます。「ウェザー・リポート」は天候を操る能力で、応用すれば大気中の酸素を濃縮するような芸当もできます。この能力でエンポリオは、プッチ神父を倒すことに成功します。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、エンポリオの感想や評価を紹介します。これは、エンポリオに再登場してほしい気持ちと、再登場して欲しくない複雑な気持ちが表れた感想のツイートです。その後のエンポリオには平穏に暮らしていてほしいと願う感想が、他にも見られました。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、エンポリオの感想や評価を紹介します。これは、プッチ神父を倒してパラレルワールドに到達したエンポリオが、徐倫たちに限りなく近い存在に出会った時のことを言及するツイートです。たった1人でプッチ神父を倒し、死んでしまった大切な仲間に会えた時の、エンポリオの心境を想像して感動したという感想が他にも多く見られました。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場する、エンポリオの感想や評価を紹介します。これは、新しい世界で生きていかなければならないエンポリオを、可哀想に思う感想のツイートです。エンポリオが最後に到達した世界に徐倫たちらしき人物はいますが、彼らは完全な本人ではなく記憶もありません。それが孤独でかわいそうだとエンポリオに同情する感想が、他にも多く見られました。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）に登場するエンポリオは、物語の最後でプッチ神父を倒し、世界が一巡することを食い止めました。その後の部でエンポリオが再登場する可能性があり、今後の展開に注目が集まります。この記事でエンポリオに興味を持った方は、ぜひストーンオーシャンの単行本やアニメを見てみてはいかがでしょうか？