【ジョジョ】ウェザー・リポートは最後死亡する？正体や最強のスタンド能力を考察

ジョジョ屈指の最強のスタンドを持つウェザー・リポートは、ジョジョ6部・ストーンオーシャンに登場する空条徐倫の仲間です。謎多き正体が注目された一方、プッチ神父との因縁の戦いや壮絶な最後と死亡シーンは、徐倫たちに大きな影響を与えました。

この記事では、ジョジョ6部（ストーンオーシャン）からウェザーリポートの正体や最後まで見ていきましょう。また、死亡シーンや死因の考察、ジョジョ最強のスタンドの能力などをネタバレ考察します。

ジョジョ6部ことストーンオーシャンは、荒木飛呂彦先生の人気シリーズ「ジョジョの奇妙な冒険」の第6作にあたる漫画作品です。1999年～2003年にかけて「週刊少年ジャンプ」にて連載され、単行本は全17巻で構成されています。6部ではシリーズ初となる女性主人公が起用された他、1世紀以上にわたるジョースター一族・DIOの因縁に終止符が打たれました。ジョジョのターニングポイントと呼べる部となっています。

アニメシリーズも展開されているジョジョは、2021年には待望の6部（ストーンオーシャン）のアニメ作品が発表されました。2021年にNetflixでの先行配信が開始し、2022年にはMOKYO MX等のテレビ局で放送されました。ストーンオーシャンのアニメは、2022年10月からは第2クールが放送され、2023年1月には最終章にあたる第3クールが放送予定です。

2011年、アメリカ・フロリダ州にて、恋人とドライブ中の空条徐倫はひき逃げ事件を起こしました。恋人の裏切りやとある陰謀によって、無実の罪を着せられG.D.st刑務所へ収監されます。しかし、これらは承太郎をおびき寄せるための罠と発覚し、娘との面会に訪れた承太郎は刺客の襲撃に遭って昏睡状態に陥ります。スタンドを覚醒させた徐倫は、父親の窮地を救うため、刑務所内で暗躍する黒幕の計画を阻止するべく、戦いに身を投じます。

殺人未遂の罪で刑期6年を課されたスタンド使いで、囚人番号はMA152403です。何者かの仕業により収監前の記憶を全て失い、作中では自身のスタンド名を仮の名前にしていた正体不明の人物です。失われた記憶を取り戻すために徐倫に協力し、持ち前の洞察力や判断力、冷静さを武器に徐倫たちをサポートします。徐倫からは兄貴的存在として慕われる一方、その正体はある人物と繋がりが示唆されています。

ジョジョ6部ことストーンオーシャンは、主人公が死亡するという異例の最後となった部です。また、徐倫たちの死因はこれまでにない惨酷なものであり、ウェザーの死因や最後も壮絶なものでした。以下では、ジョジョ6部（ストーンオーシャン）」から、ウェザー・リポートとプッチ神父の因縁や最後の戦いまでを見ていきます。その他にも、ヘビー・ウェザーを止めた人物の正体やウェザーの最後、死亡シーンと死因についてをネタバレ考察しました。

プッチ神父と徐倫が刑務所の外へ逃げる中、ウェザーはアナスイと共に徐倫一行を追うように刑務所を脱獄します。この時、ヴェルサスによってウェザーの記憶のDISCが持ち出され、記憶が甦ると同時にヘビー・ウェザーも復活してしまいます。この技能力は、自分でも制御不能であることをウェザーは自覚します。プッチ神父との決着がついたら自分を殺すようにと、アナスイに後のことを託します。

ヘビー・ウェザーの影響で街には無数のカタツムリが転がる中、この現象を正体をプッチ神父は見抜きました。自らの視界を封じることでヘビー・ウェザーを無効にし、ウェザーへ攻撃を仕掛けます。視覚を遮ればサブリミナル効果は無効になり、カタツムリに触っても変化が起きません。プッチ神父はカタツムリの群れに身を潜めながらウェザーの気配を探り、彼の片足を切断しました。

アナスイのダイバーダウンによって、ウェザーの足の切断面からスタンド体を生やすことで義足を作り出し、猛攻撃を仕掛けます。一方、プッチ神父は、鏡の破片でサブリミナル効果のある光をアナスイに強制的に見せつけ、彼をカタツムリ化します。人の心理に働きかけるサブリミナル効果は、アナスイのスタンドにも影響を与えました。プッチ神父に追い詰められたウェザー陣営は、窮地に立たされます。

これで最後かと思われた矢先、何か鋭利なものがプッチ神父を突き刺し、目を開けられずにいるプッチ神父は動揺します。プッチ神父を襲った凶器の正体は、ウェザーが自身の血液をスタンドでつらら化して飛ばしたものでした。プッチ神父の足に突き刺さったつららは、肩から首へ貫こうとしていました。そして、スタンドで突風を起こしてプッチ神父を自分の元へ近づけ、トドメを刺そうと試みます。

プッチ神父も負けておらず、ウェザーの血の槍を砕き、ウェザーに攻撃を繰り出します。しかし、ウェザー・リポートの応用力の高さには敵わず、ホワイトスネイクもウェザーの連打に圧倒されてしまいます。

因縁の兄弟対決となったウェザー対プッチ神父の戦いは、ウェザーの圧勝と思われました。しかし、終盤で形勢逆転に成功したプッチ神父が勝利し、ウェザーは死亡しました。死因は、ホワイトスネイクに貫かれたことです。ウェザーの死によってヘビー・ウェザーの暴走も収まり、太陽光線を見てもカタツムリに変化する危険はなくなりました。

ウェザー自身も制御不能と評したヘビー・ウェザーは、当初は、後を託されたアナスイがウェザーを殺害することで止めることが示唆されました。しかし、プッチ神父との戦いにウェザーが敗れ、最後に命を落とす結果となります。ヘビー・ウェザーを止めた人物の正体はプッチ神父であり、前回と同様、ホワイトスネイクによる攻撃によりヘビー・ウェザーの暴走が終息されました。

アナスイとの共闘もあり、ウェザーはプッチ神父をあと一歩まで追い詰めることができました。しかし、ここであるアクシデントに見舞われたことで、プッチ神父の形勢逆転を許してしまいます。自身の血液を集めて作った血の槍で大ダメージを負わせ、とどめを刺そうとします。そのとき、徐倫一行を乗せた車が通りがかり、ウェザーの血の槍でタイヤがパンクします。その影響で、車がウェザー達の元へ突っ込んでしまいます。

さいわい、車に轢かれた者こそいなかったものの、ウェザーが車に気を取られた隙をプッチ神父は見逃しませんでした。ホワイトスネイクで、ウェザーに渾身の一撃を与えます。思わぬ反撃を受けたウェザーは死亡したものの、死の直前にウェザー・リポートをDISC化し、後を徐倫たちに託しました。ウェザーの死因は、これまでの流れから見れば、ホワイトスネイクによる攻撃と断言できるでしょう。

しかし、ウェザーの敗北は意外な場所に隠れており、自身のスタンドで作った血の槍が死因を作ったとも言えるでしょう。偶然とはいえ、血の槍がプッチ神父に砕かれなければタイヤはパンクすることなく、徐倫たちも運転を誤る可能性も低くなります。また、プッチ神父のセリフからウェザーの死因は、度重なる不運に見舞われた結果とも解釈でき、壮絶な最後だったでしょう。

ウェザーの死を受け、プッチ神父は自分が運命に選ばれていることを確信し、「天国へ行く方法」の実現に動き出します。一方、ウェザーの死を悲しむ徐倫一行は、彼の傍にあったDISCを発見し、彼の死を無駄にすまいと、決意を新たにします。そして、次々とスタンドを進化させるプッチ神父を相手に、徐倫たちは次々と敗れていきました。彼らの意思は、ウェザーのDISCと共にエンポリオ少年に託されました。

エンポリオは完成直前の天国に到達します。前世界でプッチ神父から逃れることができた運命を背負っていることから、いずれプッチ神父に命を狙われると予測します。また、プッチ神父もエンポリオとの因縁に気が付き、時の加速が始まる直前の刑務所で2人の攻防戦が繰り広げられます。たった1人でプッチ神父に挑むエンポリオでしたが、運命通りの行動しかできず、たちまち窮地に陥ってしまいます。

そこで、秘密の部屋に逃げ込むと、徐倫たちから託されたDISCを自身に挿入しました。ウェザー・リポートの能力を発現させ、空気中の純酸素を集めるという新たな能力を駆使して、最終的にプッチ神父にトドメを刺すことに成功します。プッチ神父の死を受け、世界はパラレルワールドに突入し、エンポリオは刑務所を出てとある場所に佇んでいました。

そこへ、ヒッチハイクするエルメェスや、父親の家に向かう途中の徐倫・アナスイカップル、ウェザー・リポートが登場します。彼らは外見こそ似ていたものの、エンポリオの知る彼らではありませんでした。徐倫そっくりに女性はアイリンと名乗り、目の前にいる女性は自分が知る徐倫ではないとエンポリオは悟ります。泣きながら自分の名前を言い、アイリン達の車に乗せられて街へ向かいました。

ウェザー・リポートといえば、ジョジョの最強スタンドにも数えられる能力を持つキャラです。技のバリエーションや攻撃範囲、防御のどれを取っても、ウェザー・リポートの右に出るスタンドはないでしょう。以下では、ジョジョ6部（ストーンオーシャン）から、ジョジョ最強と言われるウェザー・リポートのスタンド能力や強さを紹介します。また、ウェザー自身の制御不能の「ヘビー・ウェザー」の正体についてもネタバレ考察しました。

ウェザーの仮の名前にもなったスタンド「ウェザーリポート」は、天候を操ることができる能力でスペックは、破壊力がA、スピードがB、射程距離がC、持続性がA、精密動作性がE、成長性がAです。ジョジョシリーズ屈指の最強スタンドにも挙げられるウェザー・リポートは、雨を降らせることができます。その他に、雷や雪、時には風すらも自在に操って竜巻を起こすなど、攻撃範囲や技の応用が非常に幅広いことが特徴です。

地上で起きる気象現象であれば、ほぼ全てを再現できるといっても過言ではありません。一定の範囲に集中豪雨を発生させて人々を足止めさせたり、強力な竜巻を起こして対象者や物を巻き上げるなど、実際に起きた事例を元ネタにした技も見られます。また、スペックでは精密動作性は低いものの、特定の人物にだけ雨が当たらないようにすることも可能です。パンチに風圧をまとわせて威力を上げる等、ある程度の制御力は備わっています。

ウェザー・リポートが最強スタンドと言われるのが、ウェザー自身の制御不能な「ヘビー・ウェザー」です。スタンド使いの凄まじい怒りが、スターターとなって発動される技です。ヘビー・ウェザーは、本体の意思とは関係なく怒りを引き金に無意識に引き起こされます。なおかつ、ウェザー本人ですら暴走を止めることは難しく、ヘビー・ウェザーを止めるには発動者を殺すしかないとも言われています。

ヘビー・ウェザーの恐ろしさは、発動者本人ですら制御不能の威力だけでなく、その能力にかかった者全てをかたつむりに変えてしまう点も挙げられます。ヘビー・ウェザーが発動されると、オゾン層を干渉することで太陽光線を屈折させて悪魔の虹を出現させます。虹にはサブリミナル効果が備わっており、それらを見た者は自分がカタツムリだと思い始め、深い思い込みから肉体がカタツムリに変化していきます。

そして、ヘビー・ウェザーによってカタツムリ化した人間は、触れた人間もカタツムリに変えてしまう能力があります。敵味方関係なく、壊滅的なダメージを負わせる強さを秘めています。ヘビー・ウェザーは、ウェザーがスタンド能力に目覚めた際にはじめて発動されます。ウェザー自身も制御不能なヘビー・ウェザーは街全体を壊滅させる驚異的な力を発揮し、非常に恐ろしいスタンドとも言えるでしょう。

初登場時は名前すら分からない、正体不明の囚人として登場したのがウェザーでした。記憶が戻ったことでウェザーの正体が判明し、同時に彼の知られざる過去も明かされていきました。以下では、因縁の相手・プッチ神父との熾烈な戦いや壮絶な最後・死亡シーンと死因が注目された、ストーンオーシャンのウェザー・リポートの過去や初登場シーン、ウェザーと空条徐倫の関係についてネタバレ考察しました。

ウェザー・リポートの初登場は、ジョジョ6部（ストーンオーシャン）の2巻で、エンポリオのスタンド・幽霊屋敷の異空間へエルメェスが入ったシーンにて登場しました。獄中出産により誕生したエンポリオは、母親から受け継いだスタンド能力を使って刑務所に隠れ住んでいました。幽霊屋敷にはエンポリオの他、ピアノの中に隠れるウェザー・リポートの姿もありました。

当初は、敵か味方か分からないキャラでした。空条承太郎の危機的状況を打開するべく立てられたサヴェジ・ガーデン作戦にて、ウェザーもある目的から徐倫に協力を申し出ます。気が付いた時にはすでにウェザーでは収監されており、過去の記憶や自分の名前すら忘れていました。徐倫と行動を共にすれば、自分が何者かを知る手がかりがつかめると考えたのでしょう。

少しクセのある言動が目立つものの、徐倫一行にとってウェザーが頼もしい兄貴的存在です。彼の正体は、全ての元凶であるエンリコ・プッチ神父の双子の弟であるドメ二コ・プッチであり、またの名をウェス・ブルーマリンと言いました。双子の兄弟として生まれた頃、病院内では死産となってしまった女性が子供を死を受け入れられずにいました。

そこで、女性は双子の兄弟の弟であるドメニコ（ウェザー）と死産した子供を入れ替え、ウェスと命名されてブルーマリン家の子供として育てられました。数十年後、成長したウェスはジュース配達のバイト中、スリに遭った少女と助け出し、彼女と仲良くなります。少女はペルラと名乗り、2人はやがて恋心を芽生えさせます。ある日、ウェスとペルラは白装束を纏った謎の集団に囲まれてしまいます。

白装束の集団は一体何者なのか、訳が分からずにいたウェスは黙って白装束の暴行に耐えるしかなく、ペルラには、白人以外の人間と恋仲になることを非難するような言葉を浴びせます。そして、ウェスを襲ったのはペルラの兄貴からの依頼で、ウェスの実家に火を放ったことを言い放ちます。母親の死を受け絶望するウェスは、怒りに我を忘れて暴行に走り、白装束たちによって絞首刑にされ、その後ペルラも命を落としました。

ペルラの死因は溺死で、ウェスの死を目の当たりにしたことで命を絶ってしまいます。2人の人生を大きく狂わせたペルラの兄は一体何者なのか、なぜ、2人を別れさせなければならなかったのか、その理由はペルラの兄の正体に隠されていました。実は、ペルラの兄はエンリコ・プッチといい、ウェスことドメニコの双子の兄にもあたり、ウェスとペルラは血縁上の兄妹に当たります。

しかし、赤ん坊の時にすり替えられて以来、ブルーマリン家の息子として育てられたウェスやペルラはその事実を知りません。唯一、2人の関係を把握していたのが、プッチ神父でした。ウェスの正体を知ったプッチ神父は、真実を知って妹が傷つくことを避けます。私立探偵に依頼して2人を別れさせようと考えるも、ウェスに暴行を加えた事実はプッチ神父も想定外でした。

依頼された探偵は白人至上主義者でその団体のメンバーでもあり、ウェスの身元を調べた際、ブルーマリン家が黒人の家庭であることを突き止めます。仲間と共にウェスに正当な裁きを下すことにし、白装束に身を包んでウェスを襲撃しました。その後、ウェスは絞首刑にされてしまうも、なぜかウェスが死なない事態が起きます。同時に、プッチ神父のスタンド覚醒に促されるように、ウェスもスタンドを発現させます。

運よく死を免れたウェスは、ペルラを死に追いやった、全ての元凶である兄・プッチ神父への激しい憎悪をたぎらせ、ヘビー・ウェザーを発動します。ウェスの暴走によりあらゆる生物がカタツムリ化し、街が壊滅状態に陥っていきます。その中で、プッチ神父がウェスの記憶をDISC化して奪い取ることでヘビー・ウェザーの封印しました。記憶を失ったウェスは「ウェザー・リポート」と名乗り、刑務所に収監されました。

徐倫にとってウェザーは頼れる兄貴的存在であり、また、年の近い親子ほどの年齢差であったことから、ウェザーに対して父性を感じていたとも推測されます。ウェザーの死を目の当たりにした際、彼の死因は自分たちにあるのではと考えた徐倫でした。しかし、行動を共にしてきたアナスイの言葉を受けてウェザーの思いを知り、その後の徐倫に大きな影響を与えたでしょう。

徐倫一行の頼れる兄貴的存在であるウェザーは、ややクセのある行動が目立つものの、年長者らしい落ち着いた雰囲気がかっこいいといえます。鬼の角を彷彿させる、バッファローの帽子がかわいい人気キャラクターでもあります。以下では、ジョジョ6部（ストーンオーシャン）から、ウェザー・リポートのかっこいい魅力が詰まった名言・名セリフ集を、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

ウェザー・リポートの名言1つ目は、ウンガロのスタンドにとって生み出されたピノキオを前に放ったウェザーの名セリフです。DIOの息子であるウンガロのスタンド「ボヘミアン・ラプソディー」は、アニメ等の物語や絵画に描かれたキャラクターを実体化させます。対象者をキャラクターに心を惹かせるように仕向け、物語の中へ閉じ込める能力です。

ウェザーに対しては、誰もが一度は聞いたこともある「ピノキオ」を実体化させ、あたかもウェザーと友達であるかように話しかけます。しかし、収監前の記憶の一切を失っているウェザーがピノキオを覚えていることはなく、親しみを込めて話しかけてくるピノキオに苛立ちを覚え、突っぱねるような態度を見せました。

ウェザー・リポートの名言2つ目は、DISCの奪還により記憶を取り戻し、同時にプッチ神父への激しい憎悪から無意識にヘビー・ウェザーが発動された際の名セリフです。ウェザー自身も制御できないと語るヘビー・ウェザーは、運が悪ければ徐倫たちもカタツムリに変身しかねない非常に危険な能力でした。しかし、同時にウェザーの心の闇や絶望の深さも表しているでしょう。

かつて街一帯を壊滅しかけたヘビー・ウェザーの危険は、ウェザー自身が一番知っています。ウェザーは、自分のせいであらゆる生物がカタツムリになっていくことへの罪悪感よりも、言葉にできない爽快感を感じていました。冷静沈着で思いやりにも溢れたウェザーからは考えられないようなセリフですが、悲惨な過去を送ってきたことを思えば、ウェザーらしいセリフとも言えるでしょう。

ウェザー・リポートの名言3つ目は、プッチ神父との最終決戦にて、命乞いをするプッチ神父に対してこれまでの恨みをぶつけるウェザーの怒りと憎悪の名セリフです。ウェザーにとってプッチ神父は、恋人だったペルラの死因とも呼べる人物でした。例え自分とペルラは許されない関係であっても、依頼を受けた探偵からの仕打ちはウェザーにとっても悔しい出来事となりました。

しかし、徐倫との出会いがウェザーに生きる希望を与え、己の考えを正義だと思い込み、暴走するプッチ神父を倒すことを決意します。DIOとの約束である「天国へ行く」方法を実現するためなら、プッチ神父は他人の命を平気で奪います。彼は自分の考えや行動が正しいと信じて疑わず、自分がやっていることが「悪」だと自覚することはありませんでした。

また、ウェザーの以下のセリフは、かつてのプッチ神父が放った言葉でもあり、まさか最後の局面で実弟・ドメニコに言われるとは、プッチ神父も想定外だったでしょう。その後も対プッチ戦は続き、徐倫たちが死亡していく中、唯一、生き残ったエンポリオによって倒されました。その最後は死因は、まさに「ドス黒い悪」に相応しいものであり、ウェザーの復讐が果たされたでしょう。

ストーンオーシャンの人気キャラでもあるウェザー・リポートは、アニメ版での活躍も注目されています。自身と恋人の運命を狂わせた悪であり、ウェザーの死因となったプッチ神父との戦いや、死亡シーンがどのように描かれるのか期待が高まっています。以下では、ストーン・オーシャンのウェザー・リポートから、ゲーム版の声優キャスト・大川透さんのプロフィール等を紹介します。

ウェザー・リポートの声優キャストの大川透さんは、1960年生まれ、鹿児島県出身の舞台俳優・声優です。1984年から舞台俳優を中心に芸能活動を行い、1994年に事務所を移籍したことを機に声優活動を始めました。2017年12月には病気療養に伴う活動休止を余儀なくされるも、2018年7月に活動を再開しました。

声優・大川透さんの主な出演作品は、アニメ「鋼の錬金術師」ロイ・マスタング役、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」ティアンム役、「ゴールデンカムイ」鯉登平二役、「ひぐらしのなく頃に業」富竹ジロウ役等です。また、ジョジョ作品では、アーケードゲーム（1998年・1999年版）にて、ジョセフ・ジョースターの声を担当しています。

ジョジョ最強のスタンドを誇るウェザー・リポートは強いだけでなく、頼もしさや優しさにも溢れたキャラであり、彼が最後に残したDISCはラスボス・プッチ神父を倒す武器になりました。以下では、ジョジョ6部（ストーンオーシャン）から、ウェザー・リポートに関する感想や評価を紹介します。

ウェザー・リポートと言えば、ジョジョ最強のスタンド能力にも挙げられる名前です。現実世界に起きた気象現象であれば、あらゆる天気を再現することができる万能さが特徴です。ウェザーに関する感想の中にも、ウェザーが強い・強すぎるとの声も多数寄せられています。最後はプッチ神父に敗れてしまったものの、密かに残したDISCがその後の勝敗を決める引き金となり、ウェザーの計り知れない強さを感じさせるでしょう。

ストーンオーシャンのかっこいいキャラであるウェザー・リポートは、アニメ版でも注目の的であり、ウェザーの回が面白い・かっこいいとの感想が寄せられています。ジョジョ6部は、原作ファンの間でも評価が分かれました。しかし、アニメ化をきっかけにジョジョ6部の面白さに目覚めたファンも多く、ウェザーの活躍もジョジョ6部の評価を見直すきっかけとなっているでしょう。

ジョジョ6部は、主人公の死亡が描かれた異例の最後を迎えたエピソードでも知られています。記憶を取り戻したウェザーの死亡は、仲間たちにとって大きなショックとなりました。死因はプッチ神父との戦いでしたが、一瞬の油断が隙を生んでしまい、プッチ神父に倒されました。ジョジョでも壮絶な死因となったウェザーの死は徐倫だけでなく、読者にも影響を与え、ウェザーの最後に多くのファンが涙を流しました。

徐倫に好意を寄せるアナスイの正体は凶悪な殺人鬼であり、危険な雰囲気を纏わせながらも、クセの強いキャラクター性がジョジョファンの人気を集めています。ヘビー・ウェザーの暴走を止めるためにアナスイに自身の始末を懇願するなどしました。ウェザーとアナスイの関係は、徐倫とはまた違った関係性が見え、ウェザー・アナスイの組み合わせも好きとの声も寄せられています。

本名すら不明だったウェザー・リポートの正体は、記憶を奪われる前の出来事を描いた過去編で判明し、ラスボス・プッチ神父との知られざる繋がりが語られました。一見すると接点のなさそうに見えた2人でしたが、過去編によって生き別れた双子の兄弟だったことが判明します。ジョジョ6部でもっとも衝撃的な事実であると同時に、ウェザー・プッチ神父の過去エピソードも面白いとの感想も見られます。

スタンド・ウェザー・リポートは、あらゆる気象の再現の他、実際に起きた不可解な現象も繰り出すことができます。作中では、空からカエルを降らせる攻撃や心理的効果を用いたヘビー・ウェザー等、奇妙な技も登場しました。特にヘビー・ウェザーは、全ての生き物がカタツムリに変化するという他にはない技であり、カタツムリの絵のインパクトが凄いとの感想も寄せられています。

ジョジョのキャラやスタンド名の多くは、ロックバンドや楽曲を元ネタにしており、洋楽好きの荒木飛呂彦先生らしいネーミングもジョジョの特徴に挙げられています。ウェザー・リポートの元ネタも、同名のジャズ・フュージョングループから考案されました。ジョジョファンからはウェザーのキャラと共に、元ネタとなったバンドも好きとの声も寄せられ、ジョジョをきっかけに洋楽に興味を持たれるファンも見られます。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）から、ウェザー・リポートの正体や最後と死亡シーン・死因などをあらすじネタバレを交えながら紹介しました。壮絶な最後を迎えたウェザーの死亡を受けて徐倫が放った「あなたとそよ風の中で話しがしたい」は、徐倫のウェザーへの思いを最も表現した名言です。2人が行動を共にした時間は短いですが、お互いにとってかけがえのない仲間だったことは間違いないでしょう。