【ジョジョ6部】エルメェス・コステロの死亡シーンは?最後や死因をネタバレ

ジョジョ6部(ストーンオ―シャン)に登場するエルメェス・コステロの死亡シーンは、彼女にとって最後の戦いとなったプッチ神父とのバトル中に描かれました。「エルメェス兄貴」と呼ばれ、ジョジョファンからも愛されているエルメェス・コステロですが、6部(ストーンオーシャン)では死因が明確に描かれていないため、最後がどうだったのか覚えていない方もいるかもしれません。この記事では、ジョジョ6部(ストーンオーシャン)のエルメェス・コステロの死亡シーンや死因について解説するので、是非ご覧ください。

【ジョジョ6部】エルメェス・コステロの死亡シーンは?最後や死因をネタバレのイメージ

目次

  1. エルメェスとは?
  2. エルメェスの復讐や死亡シーン・死因
  3. エルメェスのスタンド能力「キッス」
  4. エルメェスが兄貴と言われる理由
  5. エルメェスの名言
  6. エルメェスのアニメ声優
  7. エルメェスに関する感想や評価
  8. エルメェスの死亡まとめ

エルメェスとは?

ジョジョ6部(ストーンオ―シャン)の主要キャラクターであるエルメェス・コステロは、性別・性自認共に女性です。しかし、ジョジョファンから「エルメェス兄貴」と呼ばれるほど、漢気溢れる性格をした人物なのです。そんなかっこいいエルメェスの死亡シーンが描かれたのは、ラスボスであるプッチ神父との戦闘シーンでした。

しかし、ジョジョ6部(ストーンオーシャン)のキャラの中でも、エルメェスは死因が分かりづらいと言われており、最後に何が起きて、どのように死亡したのか、記憶にない方もいると思われます。この記事では、ジョジョ6部(ストーンオーシャン)のエルメェス・コステロの死因や死亡シーンについて述べるので、是非ご覧ください。

ジョジョ6部(ストーンオーシャン)の作品情報

ジョジョ6部(ストーンオーシャン)の概要

「ジョジョ6部(ストーンオーシャン)」と呼ばれ、愛されている『ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン』は、『週刊少年ジャンプ』で1999年12月7日から連載が始まり、2003年4月8日まで連載されていた『ジョジョの奇妙な冒険』原作者は、ジョジョファン以外にも知名度が高い荒木飛呂彦(あらき ひろひこ)先生の漫画作品です。

また、ジョジョ6部(ストーンオーシャン)は、他のシリーズと同様にアニメ化もされており、2022年に動画配信サービスのNetflixで先行配信されたことも話題となりました。ジョジョにおけるスタンド(幽波紋)を使って戦う系の作品としては、4つ目のシリーズとなります。

ジョジョ6部(ストーンオーシャン)は1~5部よりも、運命の出会いや神秘的な経験、血縁関係など、人との繋がりが強く描かれているストーリーが印象的だと言えるでしょう。ジョジョ3部で空条承太郎に倒されたDIO。

そのDIOの息子や後継者などが、承太郎の娘・空条徐倫と直接対決をする展開は、まさにジョースター家とディオ・ブランドー(DIO)の因縁を終わらせる図そのものです。ちなみに、ストーンオーシャンのストーンは「石で作られた牢獄」を指し、オーシャンは「女性」を象徴する言葉として使われています。

ジョジョ6部(ストーンオーシャン)のあらすじ

ジョジョ6部(ストーンオーシャン)の主な舞台は2011年のアメリカ・フロリダ州です。空条承太郎の一人娘・空条徐倫(くうじょう ジョリーン)は彼氏や悪徳弁護士の罠にはめられ、州立グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所こと、G.D.st刑務所に入ることが決まってしまいます。父親・承太郎から謎のペンダントを手に入れた徐倫。その中にあった矢の破片に触れると、徐倫はスタンド能力に目覚めました。

それをきっかけに、徐倫はこの刑務所には、厄介な警備システム・犯罪者より、もっと危険な存在である「スタンド使い」が大勢集っている場所であることを認識します。父親・承太郎は徐倫に話すことがあり、刑務所へ面会に訪れました。そして、徐倫が無罪なのに濡れ衣を着せられ、収監されてしまった原因を語り始めました。

承太郎が高校生の時、「DIO」という人物(吸血鬼)を倒したことで、その関係者(後継者・息子など)の恨みを買い、徐倫がその犠牲となってしまったと説明します。つまり徐倫が捕まったのはDIOの関係者の陰謀だったのです。

徐倫に脱獄するように言う承太郎でしたが、その場で「ホワイトスネイク」というスタンドが出現し、彼のスタンド能力と記憶をDISCの形にして持ち去ってしまいます。徐倫は父親・承太郎のDISC(記憶・スタンド能力)を取り戻すために、仲間となる者達とホワイトスネイクに立ち向かうことを決めるのでした…。

エルメェス・コステロのプロフィール

  • 名前:エルメェス・コステロ
  • 英名:Ermes Costello
  • 年齢:21歳(別の表記では23歳)
  • 性別:女性
  • 身長:175cm
  • 体重:59kg
  • スタンド名:キッス

エルメェス・コステロはジョジョ6部(ストーンオーシャン)のみに登場するキャラクターです。年齢は21或いは23歳だと言われています。年齢表記が所々違うのもジョジョシリーズらしいと言えるでしょう。父親はメキシコからの移民であり、エルメェスもヒスパニック系だと考えられます。前科があり、今回はコンビニ強盗を理由に捕まりましたが、それは実姉を殺害した犯人へ復讐を行うための“計画”でした。

G.D.st刑務所に収監される際に徐倫と出会い、留置所と移動バスも共に彼女と一緒で、この時から仲間となる運命が決まっていたのかもしれません。徐倫が所有していたペンダント内の「矢」に触れた際に、スタンド能力が覚醒しました。G.D.st刑務所内にいる時は現金(賄賂)を持っていないと命を失う可能性があると知っていたため、豊胸手術をした際の傷跡の中にいつも紙幣を隠し持っている強者でもあります。

エルメェス・コステロという名前は、ファッションブランドである『HERMÈS(エルメス)』と、イギリスのロンドン出身の歌手であるエルヴィス・コステロ(Elvis Costello)が由来だと言われています。

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エルメェスの復讐や死亡シーン・死因

エルメェスの復讐

ジョジョ6部(ストーンオーシャン)でエルメェス・コステロが最も苦悩した戦いは、実の姉を殺害したスポーツ・マックスというギャングとの戦いだと言えるでしょう。エルメェスは仇討ちのためにわざとコンビニ強盗を犯して、刑務所に入ってきました。数日間にも渡り、スポーツ・マックスの行動パターンを監視していたエルメェスは、彼を襲撃できるタイミングをずっと狙っていました。

そして、その瞬間は突然訪れます。スポーツ・マックスは廊下のパイプに目をやると、以前自分が殺害したグロリア・コステロ(エルメェスの姉)の写真が付いていることに気がつき、その写真を剥がします。それはエルメェスが仕掛けた罠で、写真の裏側には、彼女のスタンド「キス」の能力で生成されたシールが貼りつけられていました。

写真が付いていたパイプは、シールを貼られたことによって、元々1本だったのが2本に分けられていたのです。シールが剥がされたことで、パイプは元の1本に戻ろうとし、スポーツ・マックスはパイプの中に閉じ込められてしまいます。2本のパイプはグイグイとスポーツ・マックスの体を挟み込み、痛みつけるように1本に戻りました。

苦しみの声をあげるスポーツ・マックスでしたが、殺害した姉と自分のことを覚えてすらいない彼に呆れ果てたエルメェスは、躊躇なく水道栓を捻って、彼が入ったパイプの中に水を流し込みます。何もすることができない状態のまま溺れるスポーツ・マックス。しかし、汚水に沈みながらも、彼は何か呪文或いは詩のような言葉を唱えていました。その瞬間、側にあったガラス瓶が割れて薬液が溢れ出します。

そして、鳥のはく製がまるで透明になったかのように、液体の上を鳥の足跡が通りました。翼で飛行する音も聞こえますが、鳥の姿は現れません。スポーツ・マックスは、実は死骸を見えない状態にして、自分の兵隊として操ることができるスタンド使いだったのです。次は見えないワニの死骸が現れました。そこに駆け付けた徐倫とフー・ファイターズと共闘して、エルメェスはワニの透明な死骸を倒します。

その後、刑務所の墓地に徐倫と2人で閉じ込められたエルメェスは、人間の死体(ゾンビ)に続々襲われ、身体を蝕まれていきます。その中には姉を殺害したスポーツ・マックスもいました。エルメェスはシールを使ってスポーツ・マックスの攻撃をかわしました。

そして、愚かなスポーツ・マックスはエルメェスに捕まり、彼女の恨みと怒り、悲しみが込められた復讐が幕を開けました。スポーツ・マックスは、シールの能力で何度も何度も分裂しては、エルメェスの元に戻り、打撃を加えられます。エルメェスは姉のために幾度もスポーツ・マックスを殴り、制裁を加えました。

すると、亡くなったはずの姉・グロリアがエルメェスの元まで訪れ、彼女を優しくなだめました。徐倫はその光景を見て驚きを隠せません。エルメェスは徐倫の方を向いて、涙を流して穏やかな表情を見せるのでした。エルメェス・コステロの人生は、ここから再始動したのです。

エルメェスの死亡の理由や最後

エルメェス・コステロの死因を作ったのは、ジョジョ6部(ストーンオーシャン)のラスボスであるエンリコ・プッチ(プッチ神父)のスタンド攻撃でした。ラスボスの所まで辿り着き、最後のバトルが始まると、ジョジョファン(ジョジョラー)は誰がどうやって死亡するのか、死因を観る度にいつも肝が冷えます。

ジョジョ6部(ストーンオーシャン)の死因や死亡シーンは、他の部とはテイストが少し異なる印象を受けます。エルメェスが最後どうなったのか、死因も含め分かりづらいのは、プッチの時を加速させるスタンド能力が強過ぎるからかもしれません。

世界を自分の思い通りにすると意気込み、暴走するプッチを止めるため、徐倫とエルメェス達は彼がいるケネディ宇宙センターへ向かいますが、エルメェスは宙を舞ってやって来た石柱にぶつかり、それごと遠くへ飛ばされてしまいます。

その後漫画には、エルメェス=生死不明と書かれていたので、当初エルメェスの死因は「プッチのスタンド能力の影響で動かされた石柱にぶつかった」かと思われましたが、それは間違いでした。むしろそのような死因だったら、きっとジョジョファン(6部ファン)は「死因があっけなさ過ぎる!」とツッコミを入れたくなるはずです。

しかし、その後自身のスタンド能力「キッス」を用いて、エルメェスは承太郎と共に徐倫とアナスイ、エンポリオの元へ帰ってきます。たくましい表情で帰還を果たしたエルメェスは、「死因」「死亡」という言葉とは程遠いオーラを放っていました。時を止められるスタンド能力を持った承太郎が来たことにより、一気にピンチになったプッチ。

ですが、その究極の危機に立ち向かうが如く、プッチのスタンドは「メイド・イン・ヘヴン」という新しい形態に変化し、「世界中の時間を無限に進ませる能力」を手に入れます。どんどん時間が加速して(過ぎて)いく世界の中で、他の生き物達はその速さに追いつくことができません。「メイド・イン・ヘヴン」を操るプッチだけがその速さに対応できるのです。

プッチのスタンド能力はエルメェス達を追いつめましたが、彼女達も反撃するチャンスを覗っていました。狡猾な策で続々と皆を攻撃するプッチ。エルメェスはそんなプッチの行動を少しだけ遅らせることに成功します。徐倫はエルメェスが作った隙を無駄にはせず、少年・エンポリオをその場から逃がすことができました。これが実質エルメェスの最後の活躍となります。

そして、エルメェスの死因ですが、プッチのスタンド攻撃(メイド・イン・ヘヴン)による世界の加速についていけなかった、これが死因だと言えるでしょう。両腕を切断された痛々しい描写がありますが、出血多量が死因ではないようです。

エルメェスの最後を知らない読者・視聴者は、まさかエルメェス兄貴と呼ばれるほどたくましい彼女の死因が、直接的な戦闘ではなく、人智を超えた超速の時間の流れだとは思いもしないでしょう。死因が意外過ぎる、または死因があっけないと言われるエルメェスですが、最後にエンポリオが見せた覚悟と勇気、行動によって彼女の死は報われるのでした。

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エルメェスのスタンド能力「キッス」

エルメェスのスタンド能力や強さ

  • 破壊力:A 
  • スピード:A 
  • 射程距離:A
  • 持続力:A
  • 精密動作性:C
  • 成長性:A

スタンド能力「キッス」はエルメェス・コステロの手から出現するシールを使った能力です。そのシールを貼られた物体は、まず2個に分裂し、シールを剥がされると1つに戻ります。1つの物体に戻る際は破壊が伴うため、敵の体にシールを貼りつけて、相手を攻撃することも可能です。シールが片方に貼られている状況以外は、見た目が同じコピーが生成されます。

コピーの物とオリジナルの物、どちらにシールの痕跡が残るのかは、ランダム仕様です。複数枚シールを用意して同じ物に貼りつけることも可能です。シールを生き物に貼りつけた場合は、その貼った部分のみが分裂する仕組みとなります。エルメェスのシールはスタンド能力以外にも影響を受けるため、物理的に剥がれることもあれば、火で燃えてしまうこともありました。

スタンドや幽霊(が現した過去像)を分裂させることにも成功しているため、物体以外にもシールは有効だと証明されています。また、シールを貼って分裂した物体が再び1つに戻る時は、コピーが傷を負っていてもオリジナルと同様の状態に戻るため、傷が回復することもあります。

ジョジョ6部(ストーンオーシャン)では、負傷したコピーのシールを剝がし、無傷のパーツと合体させることで、元の状態に戻すなど、ジョジョ4部のスタンド「クレイジー・ダイヤモンド」のような使用方法も見られました。

汎用性の高いスタンド能力であるため、攻撃で相手を打ちのめすことは当然、サポートに徹することも可能であるため、ジョジョ6部(ストーンオーシャン)の物語の最初から最後まで重宝されていたスタンドでもあります。ジョジョ6部(ストーンオーシャン)の終盤でも、エルメェスのスタンド能力は大いに役立ちます。

承太郎がいないとプッチに立ち向かえない状況に陥った際は、戻る(物同士を引き寄せる)力を使い、離れていた承太郎を連れて来ることに成功し、プッチ戦に皆で挑むことができました。「射程:A」と表記されていますが、作中の描写を観察すると、それはシールの持続射程であると思われます。

もしエルメェスがスタンドで物理的に戦いを行う(拳で殴る)場合は、かなりの近距離パワー型だと言えるでしょう。「キッス」の破壊力の凄まじさとステータスを観察すると、承太郎のスタンド「スタープラチナ」と互角に渡り合えるかもしれません。

エルメェスのスタンドの名前の元ネタ

エルメェスのスタンド名「キッス」は、アメリカ・デトロイト出身のハードロック・バンド「KISS」が元ネタとなります。KISSはアメリカンハードロックが生まれた時代(1970年代)から活動しており、世界的にも有名なハードロック・バンドです。

ロック界に白塗り(コープス・ペイント)という概念をいち早く取り入れたことでも有名です。2014年には『ロックの殿堂』入りも果たしました。KISSのファンはKISSARMY(キッスアーミー)と呼ばれます。

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エルメェスが兄貴と言われる理由

兄貴と言われる理由①面倒見の良さ

エルメェス・コステロに「エルメェス兄貴」という愛称がついている理由は、仲間である徐倫やフー・ファイターズより年上で、彼女達の世話を焼いている面倒見の良さから来ていると言えるでしょう。自殺を行う際に他者を道連れに殺害できるスタンド使いのサンダー・マックイイーンに対しても、色々と彼のことを気にかけたり、優しさを向けたりと、面倒見の良さを見せています。

サンダー・マックイイーンの自殺衝動があまりにも激しいため、それを止めさせるために、自分の下着を差し出そうとする、何とも大胆な手段を取った時もありました。決してエルメェスが痴女なのではなく、普段女性に優しくされたことがないマックイイーンの気を引こうと必死だったのです。

ある意味ジョジョ6部(ストーンオーシャン)の伝説のシーンであり、自分の大切な物を差し出し、最後までお互いの命を守ろうとしたエルメェスの漢気溢れるエピソードでした。

兄貴と言われる理由②言動がかっこいい

実姉を殺害した仇であるスポーツ・マックスと戦った際のエルメェス・コステロは、言動がまさに「漢」そのものでした。この回でエルメェスの言動に感銘を受け、彼女のファンになった読者も多いと言えるでしょう。徐倫には止められましたが、姿も攻撃も見えないスポーツ・マックスに立ち向かうエルメェスの勇姿はまさに「兄貴」でした。

「たとえ復讐をしても良いことなんて何もない」とよく聞きますが、エルメェスは復讐をもっとポジティブな方向で考えていたのです。過去にされた嫌なことを放置したままだと、心を壊してしまうこともあります。そのため、エルメェスは考えたのです。復讐は前に進むために行うものであり、仇は徹底的に打ちのめした方が良いと。第三者が言う偽善的な言葉など、エルメェス兄貴には関係ありません。

「本当の悪党は復讐されて欲しい」という人間の本質に応えたような考え方が現れています。少年漫画の常識を根底を覆すような言動ですが、かっこいいエルメェスの生き様に心を奪われたファンも少なくありません。

兄貴と言われる理由③男泣きのシーン

サンダー・マックイイーンを慰めてあげる面倒見の良さや、スポーツ・マックスへの復讐で見せた漢気など、数々の名シーンで男前な勇姿を見せているエルメェス・コステロ。あえて、少しだけ儚い面を見せたシーンを紹介するとすれば、亡くなった姉・グロリアの霊が彼女に触れた瞬間だけでした。その際、エルメェスは静かに涙を流し、徐倫に対してどこか安堵した表情を見せています。

これでは兄貴感があまりないのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、心配はいりません。エルメェス兄貴は読者・視聴者の期待を裏切らないキャラです。仲間であるウェザー・リポートが亡くなった後の描写を観ると、それが分かると思われます。ウェザーが亡くなってしまい、涙を流す徐倫達でしたが、エルメェスの泣き姿だけはどう見ても男泣きなのです。

グロリアの仇を取った時の儚い泣き方は姿を消し、車の陰に隠れて男泣きをするエルメェス。そんな彼女を観ると、切なさもありますが、情熱的なかっこよさ(兄貴感)も感じることができるでしょう。ウェザーが亡くなったという事実に直面し、悲しむ徐倫のことを思ったエルメェスは、徐倫に負担をかけることを避けるため、隠れて男泣きしていたのです。

身も心もイケメン過ぎるため、性別問わずエルメェス・コステロという人物を愛してしまう、兄貴感溢れるエピソードでした。物語の最後まで応援したくなるのも自然だと言えるでしょう。

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エルメェスの名言

エルメェスの名言①「その次の次のも…」

その次の次のも、その次の次の次のも...その次の次の次の次のも...次の! 次も! グロリアのぶんだあああーッ、これも! これも! これも! これも! これも! これも! これも! これも! これも! 

承太郎の「オラオラ」ラッシュや、DIOの「無駄無駄」ラッシュと似ている感じがあるかもしれません。何回も同じことを言っているのに何故かかっこいい、ジョジョシリーズのラッシュ系の台詞は外れが無いと言えるでしょう。実姉・グロリアを無惨に殺害されたエルメェス・コステロが、最後までスポーツ・マックスを追い込むことができたのも、このかけ声で勢いをつけていたのかもしれません。

漫画でこのシーンを読んでいると、或いはアニメでこのラッシュを聴いていると、不思議なくらい心が晴れ晴れとしてくる感覚に襲われることでしょう。スポーツ・マックスは性根の腐っている最悪な人物なので、エルメェスが彼をボコボコに殴っている姿を観ると、すっきり爽快な気分になるため、もっと応援したい気持ちが高まるはずです。

エルメェスの名言②「そんな時間…」

そんな時間...泣いてる余裕なんてないかもしれない

エルメェス・コステロがスポーツ・マックスを何度も殴り、復讐の限りを尽くした際に、実姉のグロリアが天から舞い降りて来ます。天使のようなグロリアは、美しく微笑みながら妹・エルメェスを抱きしめました。グロリアの優しさに触れたその瞬間、エルメェスはスポーツ・マックスを殴り続けることを止め、徐倫の方へ振り返り、この台詞を言いました。

エルメェス・コステロ=ジョジョの最強過ぎる三大兄貴と位置づけられますが、実は儚い部分もあって、細かな気遣いもできる優しい人物なのです。そんな彼女の泣いている姿は、普段のたくましい姿とはまた違うため、ギャップに魅力を感じた方も多いのではないでしょうか。

泣いてるからといって、弱みを見せているのではなく、ありのままのエルメェス・コステロを観ることができたのだと感じることができるシーンだと言えます。グロリアを殺害されて、後悔ばかりに苛まれていたエルメェスでしたが、亡くなった後もエルメェスを愛し続けていたグロリアの愛情を感じたことによって、前に進むことができたのです。

エルメェスの名言③「人はみんな…」

人はみんな「あしたは月曜日」ってのは嫌なものなんだ 
でも…必ず「楽しい土曜日がやってくる」って思って生きている
いつも月曜ってわけじゃあないのよ!

月曜日が怖いと思ったことがある人は何人もいると思われます。日曜日の夕方から夜にかけて段々と憂鬱になるような、あの感覚です。しかし、そのような時はエルメェス・コステロのこの名言を思い出せば、ポジティブな気分で乗り越えることができます。毎日が苦しい月曜日というわけではないのです。楽しいことがたくさんできる土曜日も毎週必ず訪れるのです。

この名言はジョジョ6部(ストーンオーシャン)の中でも特に人気がありますが、ジョジョシリーズの中でも屈指の名セリフだと言えるでしょう。このような柔軟な考え方や、物事の捉え方ができれば、人生を生きる上でさらに快適に過ごすことができると思われます。つまり、頑固な思考はさっさと捨てて、自分が生きやすいように世の中のこと、自分の人生を考えれば良いのです。

エルメェスの名言④「自分の肉親を…」

自分の肉親をドブに捨てられてその事を無理矢理忘れて生活するなんて人生はあたしはまっぴらごめんだし…
あたしはその覚悟をして来た!!

嫌なことを無理矢理忘れることは、ほとんど不可能に近いと言えるでしょう。エルメェス・コステロの姉・グロリアが迎えた最後は何とも悲惨なもので、エルメェス自身の中でその記憶が消えることは決してないでしょう。無理矢理笑って、嫌なことから目をそらすなんてエルメェスにはできませんでした。何故なら、そんなもの精神衛生上全く良くないからです。

グロリアの死を忘れるより、彼女を殺害したスポーツ・マックスを打ちのめした方がすっきりしますし、心の中で渦巻く葛藤・苦悩とも「おさらば」できます。仇を打てるという自信と覚悟を持って、わざわざエルメェスはこのG.D.st刑務所にやって来たのです。

どうしても、何があっても姉の仇を討ちたい、これは執着というよりも愛です。復讐を遂げて人生を前へ進んで行きたい。そんなエルメェス兄貴の姿を見て、切ないとも思いますが、同時にかっこいいとも思わずにはいられないでしょう。
 

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エルメェスのアニメ声優

田村睦心のプロフィール

エルメェス・コステロをジョジョ6部(ストーンオーシャン)で演じた声優は田村睦心(たむら むつみ)さんです。青森県生まれ、東京都育ち。生年月日は1987年6月19日生まれ。アイムエンタープライズ所属。ハスキーボイスが特徴的で、少年役を演じる機会が多いです。

主人公の少年時代を演じることが特に多いと言われています。没頭できる趣味や特技にはフルートと書道を挙げており、特に書道にかけては師範代クラスまで昇り詰めているほどです。食べることも大好きで、梅干しやパスタなどを好きな食べ物として挙げています。

田村睦心の主な出演作品や演じたキャラ

田村睦心さんの主なアニメ出演作品や代表キャラとしては、『小林さんちのメイドラゴン』小林さん、『惑星のさみだれ』茜太陽、『デジモンゴーストゲーム』天ノ河宙、『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』アラン・スティアート(幼少期)、『ミュークルドリーミー』れい、『ヒーリングっど♥プリキュア』ダルイゼン、『妖怪学園Y 〜Nとの遭遇〜』寺刃ジンペイなどが挙げられます。

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エルメェスに関する感想や評価

ジョジョ6部(ストーンオーシャン)のストーリーにおいて、エルメェス・コステロは最初から最後までかっこいい登場人物でした。「兄貴」と呼ばれるほどのたくましさはエルメェスの魅力ですが、姉・グロリアが無い降りたシーンで、ほんの一瞬見せた儚い姿に心を奪われたファンも少なくありません。

綺麗ごとばかりで溢れる世の中で、復讐を肯定してくれる人物・作品というのは中々存在しないのではないのでしょうか?復讐を人生の一区切りだと考えられるのであれば、心のモヤモヤも消えますし、前に進むこともできるのです。

エルメェス・コステロは根性もありますし、面倒見も良くて優しい性格をしています。本人が否定しそうなので聖人君主とは言いませんが、こんなに良い人いるか!?というレベルで素敵な人柄をしています。

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エルメェスの死亡まとめ

この記事では、エルメェス・コステロの死亡シーンや最後、死因などを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?エルメェスは最後までかっこいい勇姿を見せていました。エルメェス兄貴が気になった方は、ジョジョ6部(ストーンオーシャン)本編に触れることをおすすめします。

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