【ジョジョ】アイリンとアナキスは徐倫とアナスイに似てるけど別人？6部ラストを考察

アイリンとアナキスとは、人気漫画シリーズ「ジョジョの奇妙な冒険」の6部（ストーンオーシャン）に登場したキャラクターです。作中にはほとんど登場せず、ラストシーンにて初めて登場したキャラクターでした。ジョジョ6部の主人公・徐倫と仲間のアナスイにそっくりな見た目から、登場時は多くの読者から注目されたキャラクターです。アイリンとアナキスが登場するジョジョ6部の作品情報から紹介します。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）とは、週刊少年ジャンプにて連載されていた漫画作品です。日本の漫画家・荒木飛呂彦による作品で、1986年に連載を開始した人気シリーズ・ジョジョの奇妙な冒険の第6弾となります。ジョジョの奇妙な冒険6部にはストーンオーシャンという副題が付けられており、1999年から2003年までの間連載されていました。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）は長く続くジョジョの奇妙な冒険シリーズにおいて、これまで繋がってきた時間軸が一度収束する重要なエピソードとなっており、ファンからの人気が高いシリーズです。ジョジョ6部（ストーンオーシャン）は2021年にテレビアニメ化が発表され、2021年12月にNetflixにて先行配信されています。その後、2022年1月からはテレビ放送されました。

ジョジョ6部（ストーンオーシャン）のあらすじを紹介します。ジョジョ6部の主人公は、ジョースター家の血を継ぐ空条承太郎の娘・空条徐倫です。徐倫はある日、交通事故を起こしたボーイフレンドの身代わりになり、無実の罪で服役します。徐倫は何者かの陰謀で刑務所内で敵に遭遇し、承太郎は能力を奪われて昏睡します。徐倫は敵の黒幕を倒して承太郎を救うために、刑務所からの脱出を目指します。

ジョジョ6部に登場したアイリンのプロフィールを紹介します。アイリンはジョジョ6部のラストで登場した女性キャラクターです。ジョジョ6部の主人公である徐倫とそっくりな見た目をしています。ジョジョ6部のメインキャラクターで徐倫の仲間になった少年・エンポリオと出会います。アイリンは恋人と車に乗っており、ガス欠で立ち往生していました。恋人と一緒に、自身の父親に挨拶をしに行く途中だと話しています。

アイリンは徐倫と見た目がほとんど同じキャラクターで、雨に濡れているエンポリオを気遣って車に乗せてあげるなど、とても優しい性格であると分かります。また、震えて寒そうにしていたエンポリオに上着をかけてあげる時、首元に星型の痣があるのが見えました。首元にある星型の痣は、ジョースター家の血統を受け継いでいる人物の特徴です。

ジョジョ6部のアナキスとは、ジョジョ6部本編に登場するナルシソ・アナスイにそっくりな男性キャラクターです。本編でのアナスイは徐倫を気に入っており、作中では結婚を申し込む姿も描かれています。ラストシーンで登場したアナキスは、徐倫にそっくりな女性・アイリンの恋人として登場したキャラクターでした。アイリンと一緒に彼女の父親に会いに行こうとしていた所、ガス欠で立ち往生していました。

徐倫とアナスイとは、ジョジョ6部に登場するメインキャラクターです。徐倫はジョジョ6部の主人公で、無実の罪で刑務所に服役し、そこで巨大な陰謀に巻き込まれていきます。アナスイは徐倫の仲間となるキャラクターで、徐倫と同じくスタンド能力を持っています。殺人鬼として服役しているアナスイですが、徐倫のことは初めて会った時から気に入っていました。

ジョジョ6部の終盤で登場したアイリンとアナキスは、それまでに登場していたメインキャラクターの徐倫とアナスイに似ている人物です。全く違った名前とシチュエーションで登場したアイリンとアナキスは、徐倫・アナスイに見た目こそ似ていますが別人と言えます。ジョジョ6部では「天国へ行く方法」を実現しようとするプッチ神父と、徐倫達との激しい戦いが描かれています。

ジョジョ6部でプッチ神父と戦った徐倫とアナスイは、最終決戦でプッチ神父に敗れてしまいます。プッチ神父は思惑通り時間を加速させていき、一巡した世界を目指します。プッチ神父は最後に、後に自分を倒しに来る可能性があるエンポリオを殺してしまおうとします。その結果、エンポリオに返り討ちに合い、プッチ神父は撃破されています。

時を加速させる能力はプッチ神父のスタンドが持っていた能力なので、プッチ神父が撃破され一巡後の世界は消失してしまいます。その結果、元々の世界とは違った世界線「パラレルワールド」が誕生します。エンポリオが出会ったアイリンとアナキスは、パラレルワールドで誕生した人物なので、徐倫とアナスイとは全くの別人です。しかし、パラレルワールドにおける徐倫とアナスイにあたる存在と言えます。

プッチ神父は時を加速させ一巡後の世界を目指していましたが、能力者のプッチ神父が死亡したことで、世界は崩壊します。その結果、パラレルワールドが誕生したのです。唯一生き残ったエンポリオはパラレルワールドに到着し、そこでアイリンとアナキスと出会いました。エンポリオはパラレルワールドで、顔立ちが全く違う徐倫や承太郎を目撃しています。

エンポリオが見た徐倫や承太郎に似た人物は、元々の世界で徐倫達がプッチ神父に倒されて一巡後の世界に到達できなかった結果、代わりに徐倫や承太郎の位置にいる人物と言えます。そして、最後にエンポリオが出会ったアイリンとアナキスは、パラレルワールドにおける徐倫とアナスイとなります。パラレルワールドで生まれた徐倫とアナスイは徐倫達とは違った人生を送っており、元々の名前とは違うのです。

アイリンとアナキスがラストシーンに登場するジョジョ6部の、ラストやその後を考察していきます。まず、ジョジョ6部はジョジョシリーズの中でも、エンディングが賛否両論のエピソードです。これまでのジョジョシリーズでは、第1部の主人公であるジョナサン・ジョースターから脈々とつながる、「ジョースター家」の血を受け継ぐ主人公達の戦いが描かれています。

ジョジョ6部以前のシリーズでは、主人公が宿敵・ディオなどの敵を撃破してハッピーエンドを迎えます。しかし、ジョジョ6部では主人公である徐倫をはじめとするメインキャラクターは、ラストバトルで死亡してしまうのです。プッチ神父との戦いで徐倫やアナスイ、承太郎達は倒されてしまい、唯一エンポリオだけが生き残ります。主人公が死亡するという衝撃的な展開に、バッドエンドだと評している人も多いです。

主人公達が倒されてしまったジョジョ6部ですが、エンポリオによってプッチ神父の企みは阻止されます。エンポリオはまだ少年ですが、徐倫達と戦う中でジョースター家の「黄金の精神」を受け継いでいます。最終的にエンポリオがプッチ神父を倒し、パラレルワールドでの徐倫にあたるアイリンに出会えた結末は、感動的なハッピーエンドだと捉えている人もいます。

ジョジョ6部のラストシーンで登場するアイリンとアナキスは、これからアイリンの父親に挨拶に行くのだと語っていました。アイリンとアナキスは恋人同士で、結婚を考えている仲でした。アイリンとアナキスがいるパラレルワールドはプッチ神父の干渉が無い世界なので、アイリンもアナキスも元の世界のようにスタンド能力に目覚めることも無いと考えられます。

元々のジョジョ6部の世界とは違い、いたって普通の人生を歩んでいるはずのアイリンとアナキスなので、その後挨拶を済ませて結婚し、平和に暮らしていくのではないかと考察されていました。

ジョジョ6部のラストシーンでは、徐倫にそっくりなアイリンとアナスイにそっくりなアナキスの他にも、エルメェスに似た人物やウェザーリポートに似た人物も登場しています。ジョジョ6部の徐倫の仲間達が次々に出てくる感動的なラストシーンでしたが、仲間の内フー・ファイターズだけは登場していませんでした。ラストシーンで振っている雨がフー・ファイターズを表現しているとも考察されています。

ジョジョ6部に登場するフー・ファイターズは、元々人間のキャラクターではありません。プッチ神父により、プランクトンがスタンド能力を与えられ、知性を獲得した存在です。徐倫達との戦闘の後、女性囚人の身体を奪って活動していたキャラクターです。その為、プッチ神父が存在しないパラレルワールドでは、フー・ファイターズは誕生しなかったと考えられます。

ジョジョ6部において徐倫とアナスイが結婚したのか考察していきます。結論から言うと、徐倫とアナスイはプッチ神父との戦いで死亡してしまったので、結婚できませんでした。アナスイは徐倫に初めて会った時から惹かれており、徐倫と行動するようになってからは彼女に度々結婚を申し込んでいます。その都度徐倫からはスルーされていましたが、徐倫の父親の承太郎にも「徐倫と結婚させて欲しい」と伝えています。

承太郎から徐倫との結婚の許しを得ようとしていたアナスイでしたが、結局承太郎に許してもらうことは出来ませんでした。しかし、徐倫本人からはプロポーズを受け入れてもらえました。その後、戦いで命を落としてしまった徐倫とアナスイですが、パラレルワールドでは婚約中の恋人同士として登場していました。

ジョジョ6部本編では、アナスイはプッチ神父との戦いの中で死亡しています。アナスイのスタンド能力「ダイバー・ダウン」は物質の中を潜行できる能力です。アナスイはダイバー・ダウンを使って味方の身体の中に能力を張りめぐらし、プッチ神父からの攻撃を瞬時に察知できるようにします。アナスイが攻撃を受け、承太郎のスター・プラチナで時間を停止させますが、アナスイを攻撃したのは徐倫のストーン・フリーでした。

プッチ神父は反撃を回避するため、徐倫のストーン・フリーを使ってアナスイを攻撃したのです。アナスイはストーン・フリーに胸を貫かれ、そのまま死亡してしまいます。死亡した者は到達できないパラレルワールドにおいて、アナスイはアナスイではなくアナキスになっていたことからも、アナスイは完全に死亡したのだと分かります。

ジョジョ6部のアイリンとアナキスに関しての感想や評価を紹介します。アイリンとアナキスに関しての感想では、仲が良いところが好きだという感想が見られています。ジョジョ本編での徐倫とアナスイは、共に戦う仲間でしたが恋人同士という訳ではありません。最終的にはアナスイのプロポーズは徐倫に受け入れてもらえますが、2人ともプッチ神父との戦いで死亡します。

ストーリーの本筋では結ばれることがなかった徐倫とアナスイですが、アイリンとアナキスとしては恋人同士になっています。ラストシーンで登場したアイリンとアナキスは愛し合っている様子で、多くの読者がそんな2人の様子に和まされていました。

アイリンとアナキスは父親に会いに行くと言っていました。父親への挨拶を終えれば、アイリンとアナキスは結婚するだろうと考えられます。アナスイも徐倫にプロポーズしていましたが、結婚することは叶いませんでした。アイリンとアナキスは結婚して幸せに暮らして欲しいといった感想が見られていました。

ジョジョ6部のアイリンとアナキスに関しては、再登場して欲しいという感想も挙がっていました。ジョジョ6部のラストで、それまでの世界線とは違ったパラレルワールドになり、その後のストーリーがジョジョ8部であると明言されています。続くジョジョ9部にて、アイリンとアナキスが再登場するのでは？と期待する声も見られています。

アイリンとアナキスとは、人気漫画シリーズ「ジョジョの奇妙な冒険」の第6部ストーンオーシャンに登場したキャラクターです。アイリンとアナキスはジョジョ6部の主人公・徐倫とその仲間・アナスイにそっくりなキャラクターですが、同一人物ではなくパラレルワールドでの徐倫とアナスイにあたる人物でした。

アイリンとアナキスが登場するジョジョ6部のラストシーンは、非常に感動的で余韻が残るシーンだと評価されています。主人公が死亡してしまうジョジョ6部ですが、バッドエンドではなくハッピーエンドだと評価されている理由ともなっています。是非、ジョジョ6部をチェックして、アイリンとアナキスが登場する印象深いラストシーンに注目してみて下さい。