【ワンピース】シャクヤクは先々代アマゾン・リリー皇帝？正体や過去をネタバレ

シャボンディ諸島編にて登場し、麦わらの一味を助けてくれた存在だったのがシャクヤクです。この記事では、そのシャクヤクの正体について、ネタバレありでまとめて紹介していきます。

シャクヤク（シャッキー）が登場するワンピースは、1997年から尾田栄一郎先生が週刊少年ジャンプにて連載している冒険バトル漫画です。夢への冒険、仲間との友情など少年漫画の王道テーマを扱いながらも深く練り込まれた世界観があります。作中に散りばめられた伏線などから、国内外で高い人気を誇る作品です。

ワンピースは、メディアミックス展開も積極的に行われている作品です。1999年から放送枠を変えながらも、途切れることなく放送が続いています。それ以外にも、劇場版映画や、小説化、舞台化など幅広いメディアで展開されています。各種イベントや商業施設とのコラボレーションも多く、日本を代表する漫画の1つになっています。

海賊王を目指す少年、モンキー・D・ルフィは、故郷である東の海（イーストブルー）のフーシャ村を飛び出します。東の海から偉大なる航路（グランドライン）に突入して以降も、各地で問題にぶつかります。しかし、冒険を続けた麦わらの一味は、偉大なる航路を半周することに成功しました。その半周の地点にある島、シャボンディ諸島で登場したのが、この記事で紹介するシャクヤク（シャッキー）です。

シャクヤク、通称シャッキーはワンピースシャボンディ諸島編にて登場した女性キャラクターです。シャボンディ諸島の13番GRにある酒場、『シャッキー'SぼったくりBAR』の女店主として登場しました。ボブカットにした黒髪と、官能的な唇が特徴的な見た目をしています。若い見た目をしていますが、シャボンディ諸島編時点で、既に62歳を越える美魔女なキャラクターです。

はっちゃんの案内でレイリーを訪ねてきたルフィ達と出会うと、レイリーについて話して聞かせて彼らの出会いに協力しました。その他明らかになっているプロフィールとしては、身長は186cm、誕生日は5月8日で星座はおうし座、血液型はX型で、ウィスキーが好物であることが明らかになっています。

元々シャクヤク（シャッキー）は出身地が『偉大なる航路』とされており、詳細な出身地は不明になっていました。それがワンピース1059話、ワンピースが最終章に突入してから、アマゾン・リリーを根城とする九蛇海賊団の元船長であったという、詳細な過去が明らかになったのです。

この頃のエピソードでは、ルフィ達がワノ国で戦っている間の裏側の出来事が描かれてました。その中心として描かれていたのが、王下七武海制度の撤廃でした。世界政府は制度の撤廃を通達すると同時に、王下七武海の捕獲に乗り出したのです。当然その流れは、ボア・ハンコックが王下七武海であったために、安全になっていたアマゾン・リリーにも及びました。

仮に海軍だけであれば、ハンコックだけでも対応出来たかもしれませんが、その流れに便乗するように姿を見せたのが黒ひげでした。黒ひげは、ハンコックのメロメロの実を狙っていたのです。この2つの勢力の襲撃にはさしものハンコックも苦戦しますが、この時に救出に現れたのが、レイリーとシャクヤクでした。レイリーの存在は大きく海軍、黒ひげ共に撤退することになりました。

シャクヤクが、元九蛇海賊団の船長であった過去と同時に明らかになったのが、シャクヤクが先々代のアマゾン・リリーの皇帝であったという事実です。元々アマゾン・リリーは海賊国家であり、その皇帝が九蛇海賊団の船長を務めていました。これにより、歴代アマゾン・リリーの皇帝は、明らかになっているだけで、グロリオーサ（ニョン婆）→シャクヤク→？→ハンコックという流れで、継承されていったことが明らかになりました。

ワンピースが最終章に突入するこのタイミングで、シャクヤクの過去と正体が明らかになりました。伏せられたままの先代である、アマゾン・リリー皇帝の正体が気になるという声も増えています。過去にワンピースでは、「先代皇帝も先々代皇帝も恋わずらいに倒れた」と表現されていました。ただし、先々代皇帝のシャクヤクが生きていたことで、先代皇帝も島を出て生きている可能性が高まったのです。

またシャクヤクの過去について、これで全て明らかになったかといえば、まだ明らかになっていない事実があります。それは、海賊をしていた当時、ガープに追われた経験があるということです。九蛇海賊団は、確かに海賊ですが、ルフィ達のように冒険をする海賊ではありません。九蛇海賊団はアマゾン・リリーという拠点を構えているタイプであり、『追われた』という表現は不適切ではないかともされています。

そのため、シャクヤクが40年前に海賊から足を洗った、というエピソードから考察されていた、ロックス海賊団のメンバーだったという説も継続して考察されています。ロジャー海賊団は儲け話のために、結成された海賊団であることが明らかにされています。シャクヤクが、九蛇海賊団の船長をしながら参加したとしても不思議ではないのです。

現アマゾン・リリーの皇帝であるハンコックの前の皇帝は、3代に渡って恋煩いになったとされています。この時は、3代前の皇帝であったニョン婆以外死亡したとされていました。しかし、先々代の皇帝であるシャッキーは、シャボンディ諸島で生きていました。とはいえ、シャッキーが皇帝を辞めてでも海に飛び出したのは理由があるはずで、その理由としては恋煩いである可能性は非常に高いです。

シャッキーの過去については断片的に明らかになっているだけで、時系列なども不明であるため、誰が恋煩いの相手だったのかは不明です。しかし、その後の経緯を考えると、恋煩いの相手はやはりレイリーであったと考えるのが順当であると考察されています。

問題となるのは、シャクヤクとレイリーの出会いがいつであるかということです。第1の可能性としては、ルフィがそうであったように、なんらかの理由でレイリー、或いはレイリーが所属していたロジャー海賊団が、アマゾン・リリーに立ち寄った場合です。アマゾン・リリーは男子禁制の島であり、男は死刑になる島ではありますが、特例的に許される場合などもあるので可能性は十分にあります。

ただし、アマゾン・リリーはカームベルトにあり、偉大なる航路の正規ルートではないため、可能性は低くなっています。第2の可能性、現実的にありえそうな可能性を見ていきましょう。やはり、シャクヤクが九蛇海賊団の船長として、遠征に出ている時であるとする考察の方が多くなっています。そして、シャクヤクが海賊をしていた時代と同時期に、活躍した海賊団があります。それがロックス海賊団です。

元々ロックス海賊団は、儲け話のために集まった海賊団です。そして、年号の一致から、シャクヤクがロックス海賊団のメンバーだったのではないかと考察されていました。明らかになっている構成員を考えても、自身の海賊団を持ちながらに所属しているメンバーがいても不思議ではないです。そのため、シャクヤクの正体が九蛇海賊団の元船長と明らかになった後も、この考察は消滅していません。

仮にシャクヤクがロックス海賊団のメンバーであった場合、レイリー所属のロジャー海賊団海賊団と、交わるタイミングがあります。それが、ゴッドバレー事件で、ロックス海賊団vsロジャー海賊団&ガープという構図だったことが明らかになっています。レイリーとシャクヤクは最初、敵同士として出会ったのではないかとも考察されています。

過去の経緯などはまだ明らかになっていない部分も多いですが、現在のシャクヤクとレイリーはシャボンディ諸島で共に暮らしていました。そして、2人揃ってアマゾン・リリーの危機を救出に訪れました。しかし、王下七武海という看板が無くなった今、いつ再び海軍や四皇などの勢力が接触してきても不思議ではありません。そのため、読者の間ではシャクヤクとレイリーがアマゾン・リリーに移住して、守るのではないかとも考察されています。

レイリー自身は、「正面から当たれば黒ひげには勝てない」としており、抑止力としては不十分な可能性もあります。ハンコックといえばルフィの存在は大きいため、王下七武海が無くなった今、四皇に数えられるルフィのナワバリにしてもらう道もあります。レイリーやシャクヤクの移住はもちろんながらも、2人が伝言役としてルフィ達の元を訪れるような展開も考察されています。

これまでワンピース作中で描かれているエピソードを見る限り、シャクヤクはレイリーに恋煩いをしてアマゾン・リリーを飛び出したと考えられます。このエピソードは、そのままルフィに恋煩いをしたハンコックを重ねることができるのです。そのため、或いはシャクヤクの過去自体が、ハンコックがルフィの元に向かう伏線なのではないかとも考察されています。

ハンコックがアマゾン・リリーを離れるために、シャクヤクがアマゾン・リリーに戻ったことになるのではないかとも考察されています。シャクヤクがアマゾン・リリーの皇帝として復帰つつ、ハンコックが九蛇海賊団を率いてルフィの元に駆けつけるという展開です。元々、ルフィとハンコックの合流をみたいというファンの声もあり、シャクヤクという存在のお陰で、ハンコックも少し自由に動けるようになったのではないか、ともされています。

実力は不明なシャクヤクですが、そこはレイリーがいます。加えてハンコックが黒ひげに狙われている事実もあります。そのため、アマゾン・リリーを守るためにシャクヤクとレイリーの2人が島の留守を預かるのではないかとも考察されています。そして、ハンコックが九蛇海賊団と共に、ルフィの元に向かうような展開も、あり得るのではないかとも考察されています。

シャクヤクはワンピース作中で明確な戦闘描写はなく、第一線から退いて長いため、その強さは未知数になっています。ただし、ガープに追い回された過去を持ちながらも捕まっていないことや、海賊も多いシャボンディ諸島でぼったくりバーを経営できること、などのエピソードから相応の実力を持っているのは間違いありません。

ただし、シャクヤクの出身地であるアマゾン・リリーは、戦士全員が覇気を扱えるのが特徴でもある国です。過去とはいえ、そこで皇帝にまでなっているシャクヤクのため、程度は不明ですがやはり覇気は使える可能性は高いです。

現在のシャクヤクは、落ち着いた雰囲気を持っています。しかし、元とはいえ九蛇海賊団で船長を務めただけあって、情報分析能力は非常に高くなっていることも明らかになっています。実際、ワンピース作中ではシャクヤクの勘は全て当たっているのです。

頂上戦争の際、ルフィの行き先について考察していたレイリー。そのレイリーにハンコックがルフィに恋をしたら、という他の者が予想できないような考察で、アマゾン・リリーにいるのではと言い当てました。

アニメワンピースにおいて、シャクヤクの声優を担当したのが鶴ひろみさんです。1968年に子役としてデビューしました。1978年、高校生の時にはじめて声優として仕事をして以来、声優として精力的に活動を始めるようになります。デビューからしばらくは、気の強い女性キャラを演じる機会が多くなっていました。1990年からはナレーションとしての仕事が増えつつも、アニメ声優としても、源流にある舞台女優としても活躍していました。

鶴ひろみさんがこれまでに演じたキャラクターとしては、『ペリーヌ物語』のペリーヌ・パンダボアヌ役、『みゆき』の鹿島みゆき役、『キン肉マン』の翔野ナツコ役、『聖闘士星矢』のジュネ役、『ドラゴンボール』シリーズのブルマ役、『それいけ！アンパンマン』のドキンちゃん役、『きまぐれオレンジロード』の鮎川まどか役などを演じています。

鶴ひろみさんから引き継いで、シャクヤク役の声優を担当しているのが浅野真澄さんです。天真爛漫なキャラクターを中心に幅広い演技力を見せ、またラジオパーソナリティとしても活躍するなど幅広い活躍をしています。声優を続けながら、同時に童話作家としても活躍していたりもします。

浅野真澄さんが、これまでに演じてきたキャラクターとしては『ちっちゃな雪使いシュガー』のサガ・ベルイマン役、『これが私の御主人様』の沢渡いずみ役、『魔法少女リリカルなのは』のリニス役、『ハヤテのごとく』の朝風理沙役などを演じていました。また、ワンピースではシャクヤク役を演じる前にも、同じくアマゾン・リリー出身である『マーガレット』などの声優も担当しています。

ここからは、既にワンピースを読んだ人の、シャクヤク（シャッキー）に関連する感想を、ネタバレありで紹介していきます。シャクヤクの正体に関しては、ある程度予想されていた部分もあったとはいえ、納得感があるとする声が多くなっています。名前や恋煩いのエピソードなど、伏線らしい伏線も多くなっており、むしろワンピースも最終章というこの段階で、正体が明かされた理由が気になるといわれる程になっています。

加えて、九蛇海賊団所属のまま、元々考察されていたロックス海賊団所属だった可能性などを考察する声もあります。ロックス海賊団のことを、話す役割になるのではないかとする声もあるほどです。このタイミングでわざわざ正体を明かしたことで、物語上重要な役割を担うのではないかと考察される結果になっています。

シャクヤクの正体が明らかになったことで、別に気になる要素が増えたという声もあります。それは意図して伏せているように感じられる、アマゾン・リリーの先代の皇帝が、気になるという声もあがっています。元々様々な伏線から、実は女性なのではないか説があるクロコダイルが年齢的な合致もあるでしょう。先代皇帝なのではないかとも考察されており、関係性が気になると考察されています。

シャクヤクが今後、どうするのかが気になるという声もあります。レイリーと共にアマゾン・リリーに来たということは、移住するつもりなのではないかという声もあがります。ハンコックがルフィの元に向かうように、背中を押す役割になるのではないかとする声なども見られているのです。

正体が先々代のアマゾン・リリー皇帝であり、元九蛇海賊団の船長であることが明らかになったシャクヤク。しかし、結局再登場シーンでも、戦闘シーンが描かれることはなく、その強さは未知数となっています。ただ、元九蛇海賊団の船長ということで覇気は使えるはずです。再登場シーンでも武器などを持っている様子はないことから、徒手空拳で戦うのではないかと考察されています。

シャクヤクの再登場エピソードでは、ハンコックの強さが再度描かれたました。過去にはレイリーと共にゴルゴン三姉妹を保護した、という経緯も描かれています。そのため、ハンコックの強さの一因になっている可能性も、あるのではないかと考察されています。
 

シャクヤクとレイリーの関係性や、子供の有無についてが気になるとする声も多いです。レイリーは特にワンピース作中でも、子供候補が多いキャラクターです。しかし、シャクヤクとの間の子供というと候補はいくつか絞られています。ミホークやハンコックなどがその候補に上がっており、2人がアマゾン・リリーの救助に向かったのも、シャクヤクが関係者であること以上に、ハンコックが心配だったためではないかと考察されています。

シャクヤクの再登場は、或いはこの子供との繋がりを描くためなのではないかとも考察されています。そもそもアマゾン・リリーの皇帝位が血筋による世襲制なのかどうかも気になるなどという声もあるほどです。アマゾン・リリーの女子しか生まれない不思議なども或いは今後、どこかで関わることになるのではないか、とする声などもあるなど、シャクヤクの再登場には様々な理由が考察される結果になっています。

シャボンディ諸島編にて登場し、ルフィ達麦わらの一味とレイリーを引き合わせた存在であるシャクヤク（シャッキー）。シャッキーは断片的に明らかになっている過去のエピソードから、様々な考察が行われてきたキャラクターでした。そしてワンピースも1000話を越えて、その正体が、過去に九蛇海賊団を率い、アマゾン・リリーの先々代皇帝であったことが明らかにされています。

ワンピースも最終章に突入してからの、正体明しという事もあり、この正体自体が伏線になっているのではないかとする声もみられます。今後物語に関わる重要な役割がある可能性もあるキャラクターなので、今後ワンピースを追いかける際はシャクヤクの再登場にも注目しながら視聴することをオススメします。