【ワンピース】シャッキー（シャクヤク）とレイリーは夫婦？作者コメントで判明？

キャラクターの多いワンピースの中でも珍しく、夫婦であるとされているのがシャッキー（シャクヤク）とレイリーです。この記事では、シャッキー（シャクヤク）とレイリーの関係性について、ネタバレありでまとめて紹介していきます。

シャッキー（シャクヤク）とレイリーが活躍するワンピースは、1997年から尾田栄一郎先生が週刊少年ジャンプにて連載している海賊バトル漫画です。少年漫画の王道的な展開を持ちながら、精巧に練り込まれた壮大な世界観や多数の伏線から高い人気を誇っている漫画になっています。

国内外で高い人気を誇り、累計発行部数や初版発行部数など国内で多数の出版記録を保持、更新し続けています。その人気は海外でも高く、海外だけで1億部も出版していたりします。それらの人気の高さもあり、『Most Copies Published For The Same Comic Book Series By A Single Author（最も多く発行された単一作者によるコミックシリーズ）』としてギネス記録にも認定されています。

海賊王を目指して冒険をするルフィ。東の海（イーストブルー）から始まった冒険は、偉大なる航路（グランドライン）へと進み、ルフィは仲間を増やしながら偉大なる航路を半周することに成功します。そして半周した先で辿り着いたのがシャボンディ諸島でした。ルフィ達はここで、海中にある魚人島を目指すべくコーティングをしてくれる職人を探すことになります。そこで出会うことになったのがこの記事で紹介するシャクヤクとレイリーです。

シャクヤク、通称シャッキーはシャボンディ諸島13番GRにある酒場『シャッキー'S ぼったくりBAR』の女店主として登場したキャラクターです。初登場時点で、62歳ながらもその年令を感じさせない若々しい風防と抜群のプロモーションを維持しているキャラクターになっています。落ち着いた性格をしながらも情報通な上に、情報分析能力も高いキャラクターになっています。

またルフィのことを「モンキーちゃん」とファミリーネームで呼ぶ、ワンピース作中でも珍しいキャラクターになっています。その他明らかになっているプロフィールとしては、身長は186cm、誕生日は5月8日で星座はおうし座、血液型はX型であることが明らかになっています。また好物としてはウィスキーが好きであることを明らかになっています。

レイリーは海賊王の右腕として知られる元ロジャー海賊団の副船長です。その名は様々な本に載る程の有名人で、いわゆる生きた伝説とも言える存在になっています。ロジャー海賊団解散後は隠居しており、シャボンディ諸島でコーティング職人をしていました。

明らかになっているプロフィールとしては、年齢はシャボンディ諸島編時点で76歳、身長が188cm、誕生日は5月13日で星座はおうし座、血液型はXF型であることが明らかになっています。また好物は煮豆です。

シャッキー（シャクヤク）とレイリーはワンピース本編での描かれ方から夫婦なのではないかと言われる考察が行われました。ここからは何故シャッキー（シャクヤク）とレイリーが夫婦と言われるのが紹介していきます。

ワンピース本編ではシャッキーとレイリーがお互いを呼び合うシーンがあります。シャッキーはレイリーのことを「（他者に向けて）ウチの人」「（レイリー本人に向けて）レイさん」などと読んでいます。対して、レイリーはシャクヤクのことを「シャッキー」と通称で呼んでいるのです。このことから2人の関係性は少なくともかなり近しい関係性にあると考えられていました。

ワンピース本編では明確に夫婦であるとは描かれていないのがシャッキーとレイリーの関係性です。しかし、単行本の定番コーナーである『ウソップギャラリー海賊団』で紹介されたファンアートに寄せられた尾田栄一郎先生のコメントから、夫婦であることは明白になっています。57巻収録の2人のイラストには『熟年夫婦のこの雰囲気』というコメントをしました。

このコメント1度だけでなく、61巻と74巻にも投稿されたレイリーとシャッキーのイラストに対して『夫婦』『妻』というコメントをつけるなどしているのです。このことから、2人は夫婦関係にあると扱われることが多くなっています。

ワンピースの世界では、有名人の子供が登場する例が珍しくありません。主人公であるルフィも海軍で英雄とされるガープの孫ですし、ルフィの義兄であるエースは海賊王ゴール・D・ロジャーであるなどがその例となっています。実質的に、夫婦関係であると描かれているシャクヤクとレイリーに子供がいても不思議ではないのではないかと考察されています。

2人の子供としてはその特徴的な要素を引き継いでいるとして、ミホークがその最有力の候補として考察されています。年齢的にもレイリー76歳、シャクヤク62歳に対し、ミホークは41歳と子供と言われても納得出来る年齢差になっています。仮にミホークがシャクヤクとレイリーの子供ではないにしても、シャクヤクの正体が明らかになったことで、確実に子供はいるだろうと考察されるようになっています。

また年齢的には少し考えづらいとしながらも、ワンピース作中での描写から、2人の子供なのではないかと考察されているのが、現アマゾン・リリー皇帝であるハンコックです。シャクヤクが先々代のアマゾン・リリー皇帝であることが明らかになったのもアマゾン・リリーを救援にかけつけたためであり、出身地とはいえ海軍と黒ひげ相手にしても動いたのはハンコックが娘だからではないかとも考察されているのです。

レイリーに関しても、男嫌いのハンコックからの信頼度が高すぎるとも考察されています。過去に助けた経緯があり、助けられた直後とはいえ、ハンコックがレイリーの膝にもたれかかるシーンが描かれていたりします。これがハンコックはレイリーの子供なのではと考察される結果になっています。

シャクヤクは戦闘シーンが描かれているキャラクターではなく、その強さは不明であるとされています。しかし唯一強さを垣間見ることが初登場シーンになっています。はっちゃんの案内で、コーティング職人を探す麦わらの一味がシャクヤクが店主を務める『シャッキー'S ぼったくりBAR』を訪れる形で初登場します。

このシーンにおいて、シャクヤクは、自分よりも遥かに大柄なチンピラを素手でボコボコにするなどしているのです。またシャボンディ諸島は数千万クラスの海賊が跋扈する島であり、この島でぼったくりが出来るだけでシャクヤクの強さを示しているともされています。

頂上戦争が終了し、ルフィの命令で麦わらの一味は2年後に集まることになり、修行期間に入ります。そして無事にそれぞれの修行を終えた麦わらの一味は魚人島に出発することになります。そこを見送りに来たのがシャッキーでした。ルフィと師弟関係になっていたレイリーと共に麦わらの一味の新たな門出を見守るのでした。

シャボンディ諸島編にて登場していた時点で、シャクヤクは『40年前に足を洗った海賊』であることなどが明らかになっていました。ガープに追われた経験もあるなど、それ相応の海賊であったことも明らかになっていたシャクヤクですが、その正体はワンピース1059話で明らかになりました。シャクヤクの正体は、アマゾン・リリーの先々代皇帝にして元九蛇海賊団の船長であったことが明らかになったのです。

この時、ワンピースでは王下七武海制度の撤廃が決まり、海軍が王下七武海をそれぞれ捕縛しようとそれぞれの拠点に軍を向けていました。ハンコックが治めていたアマゾン・リリーにも海軍が襲来します。さらには、そこに四皇である黒ひげまでも乱入することになります。これを止めに入ったのがシャクヤクと、彼女に連れられてきたレイリーでした。

元々シャクヤクの出身地は偉大なる航路（グランドライン）であったことは明らかにされていました。シャクヤクの強さの由来も、島民全員が覇気を使えるアマゾン・リリーの出身であれば納得とも言われています。シャクヤクがアマゾン・リリー出身であることの最大の伏線になっていたとされるのがズバリ、名前です。

そもそもアマゾン・リリーの島の名前、そしてアマゾン・リリーの住民達は全員が花の名前をモチーフにした名前になっていました。そしてシャクヤクもボタン科の花の名前として存在しているのです。そもそも、シャクヤクという本名とシャッキーという通称を本編で使い分けていたのも、この伏線を誤魔化すためだったのではないかと考察されています。

元々は九蛇海賊団の船長であったことが明らかになったシャクヤク。しかしロックス海賊団にも所属していた過去があるのではないかとも考察されています。ガープに負われていたという過去を持っていること、40年前に海賊から足を洗ったことなどがロックス海賊団のエピソードに紐づいているのではないかとされているのです。

ロックス海賊団が壊滅したゴッドバレー事件は38年前の事件であるとされています。このゴッドバレー事件をきっかけに、シャクヤクは海賊から足を洗ったのではないかとも言われているのです。

そして仮にシャクヤクがゴッドバレー事件に関わっていた場合、この事件においてシャクヤクとレイリーは出会ったのではないかとも考察されています。このゴッドバレー事件には、レイリーが所属したロジャー海賊団も参戦していたためです。

加えて、アマゾン・リリーでは『先代も先々代も恋わずらいで島を飛び出した』とされています。この話が事実であるとするのであれば、ゴッドバレー事件でレイリーに助けられたシャクヤクがそこで恋わずらいになったのではないかとも考察されています。ただしこの考察が正しい場合、年齢的に2人の子供として最有力候補であるミホークが、2人の子供であるという説は覆ることになります。

アニメワンピースにおいてシャクヤクの声優は当初、鶴ひろみさんが担当していましたが、870話から浅野真澄さんが引き継いで担当する形になっています。

鶴ひろみさんは1968年に劇団に入団して子役として活躍、声優としては1978年にデビューしました。声優デビューからしばらくはアニメ声優としての活躍も多くありましたが、1990年代からはナレーションとして活躍することが多くなっていました。2017年に『大動脈解離』によって突然亡くなってしまい、持ち役を引き継ぐことになります。

鶴ひろみさんが演じたキャラクターとしては、『ペリーヌ物語』のペリーヌ・パンダボアヌ役、『キン肉マン』の翔野ナツコ役、『ドラゴンボール』シリーズのブルマ役、『それいけアンパンマン』のドキンちゃん役、『遊戯王GX』のユベル役、『めぞん一刻』の九条明日菜役、『イース』のリリア役、『幻夢戦記レダ』の朝霧陽子役、『モンスターファーム』のウンディーネ役などを担当しています。

鶴ひろみさんから引き継いでシャクヤク役の声優を担当したのが浅野真澄さんです。2000年に声優デビューをしました。また声優として活動する傍らで童話作家「あさのますみ」名義でも活動しています。ワンピースではシャクヤク役を演じる前から出演しており、同じくアマゾン・リリーのキャラクターであるマーガレット役などを演じています。

浅野真澄さんがこれまでに演じたキャラクターとしては、『ストライクウィッチーズ』の竹井醇子役、『Go！プリンセスプリキュア』の海藤みなみ/キュアマーメイド役、『ちっちゃな雪使いシュガー』のサガ・ベルイマン役、『魔法少女リリカルなのは』のリニス役、『乙女はお姉さまに恋してる』の御門まりや役、『スケッチブックFULLcolor's』の田辺涼役などを演じています。

レイリーは本格的に登場したのはシャボンディ諸島編からですが、回想などで早めに登場しており、そのために声優が変更されています。

アニメワンピースにおいて最初にレイリーの声優を演じたのが曽我部和恭さんです。1973年に声優デビューを果たすと、繊細な演技による演じ分けで様々なキャラクターを演じてきました。声の衰えを感じたとして、2000年に声優を引退を決めたことで、持ち役だったレイリーを園部啓一さんに引き継ぐことになります。

曽我部和恭さんがこれまでに演じてきたキャラクターとしては、『機動戦士ガンダム』のワッケイン役、『宇宙戦艦ヤマト』の山本明役、『聖闘士星矢』のサガ役及びカノン役、『野球狂の詩』の火浦健役、『美少女戦士セーラームーン』のクンツァイト役などを演じています。

アニメワンピースで曽我部和恭さんから引き継いで、レイリー役の声優を担当することになったのが園部啓一さんです。1990年代から活躍する声優で、バイプレイヤーとして様々なキャラクターを演じることができる声優として活躍することになります。ワンピースでもバイプレイヤーとして活躍しており、レイリーを演じる前にもイガラムやテラコッタ、五老星の1人、マッキンリー役などを演じていました。

園部啓一さんがこれまでに演じてきたキャラクターとしては、『ボボボーボ・ボーボボ』のところ天の助役、『スイートプリキュア』の調辺音吉役、『平成イヌ物語バウ』のバウ役、『コロッケ』のドリアン役、『銀魂』の怪盗ふんどし仮面役、『機動戦士Vガンダム』のオリファー・イノエ役、『ロックマンエグゼ』のマハ・ジャラマ役、『ゾイド』のドクター・ディ役などがあります。

ここからは、既にワンピースを読んでいる人のシャクヤクとレイリーの関係性に関しての感想をネタバレありでまとめて紹介していきます。ワンピースでは夫婦が描かれることは珍しくなっており、特にレイリーに関しては独身貴族だと考えていたファンも多くなっています。そのため、シャクヤクとレイリーが夫婦であることに驚いたとする声も見られる結果になっています。

ただ総じて2人の関係性に関しては、お似合いであるという声も多くなっています。べったりした夫婦というわけではなく、付かず離れずのような関係性で描かれているのが良いとする声も多くなっています。恋愛らしい恋愛を描かれないワンピースにおいて、このような関係性が描かれただけでも良かったとする声が多くなっています。

シャクヤクとレイリーに関しては、どうやって出会ったのか、どうやって関係性を深めたのかが気になるとする声も見られます。ゴッドバレー事件がきっかけ説が多いものの、それ以外にも、シャクヤクがレイリーを匿っていたのではないかとする声も見られるなど、その経緯が気になるとする声も多いです。

現在こそ落ち着いた雰囲気の性格をしているシャクヤクですが、ハンコックの例を見ると恋わずらいの時どのような行動をしたのか分からないとする声もあります。むしろレイリーとの恋わずらいがある程度成就したからこそ、現在のような落ち着いた雰囲気になったのではないかとも考察されているのです。

シャクヤクとレイリーの関係性が濃厚になればなるほど、気になるとされるのが2人の間に子供がいる可能性です。2人の年齢であれば子供がいても不思議ではなく、ロジャー海賊団の副船長と九蛇海賊団の船長の子供であれば強い子供が生まれていても不思議ではないと考察されているのです。候補としてはミホークやハンコックが最有力候補ですが、それ以外にも多数のキャラクターが子供候補として考察されています。

ワンピース本編で親子関係が明らかになるのは、物語において必要性が高い場合に限っているので、今後明らかにされない可能性もあるのではないかとされています。ただシャクヤクとレイリーの子供の場合、立場が立場であれば十分に明かされる可能性もあるのではないかとされています。

シャクヤクとレイリーはワンピース作中でも珍しく、両者元海賊でありながら、実質的に夫婦関係にあると言われているキャラクターです。その関係性は明らかになっているものの、明らかになっていない設定もあり、特に2人の出会いや現在のような関係性になった理由が気になるとする声も多いです。また2人の子供が気になるともされています。

シャクヤクの立場が明かされたのがワンピースが1000話を越えてからであるなど、今後の何かの伏線として明かされた可能性もあるとされています。シャクヤクとレイリーの関係性が物語に大きく関わる可能性もあるので、2人にも注目しながらワンピースを読んでみることをオススメします。