【ワンピース】冥王シルバーズ・レイリーは黄猿より強い？強さや能力を考察

漫画「ワンピース」は、尾田栄一郎によって1997年から週刊少年ジャンプで連載されています。漫画「ワンピース」は、2020年の4月でコミック第96巻が発売されました。1999年からフジテレビ系列でテレビアニメ放送が開始され、現在も放送中です。アニメ「ワンピース」は、東映アニメーションの制作作品の中で、最も長く放送されているアニメになりました。

「ワンピース」は、主人公の少年モンキー・D・ルフィが海賊王を目指して海を旅する海洋アドベンチャー漫画です。ルフィが夢を追いかける中で、仲間たちと友情を深め、絆を結んでいく姿が描かれています。また、個性豊かなキャラクターたちによる迫力のバトルシーンや感動シーン、またはギャグなども交えながら描かれていく少年漫画を代表する作品と言われています。

伝説の海賊王が遺した「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」を求めて、海賊たちがバトルを行う「大海賊時代」に、モンキー・D・ルフィは誕生しました。「赤髪のシャンクス」という海賊と話す機会を得たルフィは、海賊王になりたいという夢を抱きます。ある日、ルフィは「ゴムゴムの実」を食べて伸縮人間になりました。海でおぼれた自分を助けてくれたシャンクスに麦わら帽子を託されたルフィは、大海原へと旅立ちました。

「ワンピース」について作品情報、概要、あらすじなどを紹介しました。ここからは、「ワンピース」で冥王と言われているシルバーズ・レイリーについて紹介します。レイリーの強さ・能力について紹介し、海軍最強の大将・黄猿（ボルサリーノ）とレイリーはどっちが強いか？、そしてロジャーとレイリーはどっちが強いか？を見ていきます。さらに、レイリーが放った名言を紹介します。

「ワンピース」のシルバーズ・レイリーは、元ロジャー海賊団の副船長でした。海賊王となったゴール・D・ロジャーの長年の相棒として世界中にその名を知られた人物で、「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」があると言われているラフテルに到着し、「空白の100年」についても知っています。現在はシャボンディ諸島で「レイさん」と呼ばれ、主に船のコーティング職人をしています。

元海賊で現在はバーを営んでいるシャクヤクと暮らしています。シャクヤクの話によるとレイリーは酒、博打、女好きだということです。レイリーは5月13日に生まれで、身長は188センチ、初めて登場した時の年齢は76歳でした。レイリーは別名「冥王」とか「海賊王の右腕」などと呼ばれています。悪魔の実は所有していませんが、「覇王色」、「武装色」、「見聞色」の3つすべての覇気を持っています。

海賊を辞めて普通の職人になったレイリーですが、未だに懸賞金の掛かった手配犯です。しかし、海軍がレイリーを発見しても直ちに出向くことはしません。それは、レイリーを相手にしたときの海軍の損害の大きさを考えるからです。それほどレイリーの強さは恐れられています。

レイリーの若い頃について見てみると、コミックの第3巻で若い頃のレイリーが回想シーンで描かれています。火災で家を失くし、盗んできた船で暮らしていたレイリーは、ロジャーに一緒に世界をひっくり返そうと声をかけられました。これがロジャーとの初めての出会いでした。

レイリーはロジャーが作った海賊団の副船長になりました。回想シーンではロジャー海賊団が、大海賊シキが率いる金獅子海賊団に戦いを挑む様子が描かれています。若い頃のレイリーも髪はオールバックでアゴひげもありますが、髪の色は金髪でどちらも短くカットされています。この頃すでに右目に傷がありました。

レイリーが「冥王」と呼ばれている理由について見ていくと、レイリーは、悪魔の実「ピカピカの実」の能力者で、最強と言われている海軍大将黄猿（ボルサリーノ）を相手に剣だけを武器にして戦った強者です。黄猿とレイリーはどっちが強いかについては、この後で見ていきます。また、海軍中将のガープはレイリーの強さについて「高齢者だからといって気を抜いていると大勢の兵を失くしてしまうだろう」と語っています。

また、黄猿もレイリーの強さについて、戦う場合は様々な覚悟を決めてかからなければならない、という事を言っています。このように、最強と言われているような強者たちから恐れられているレイリーと戦うことは「冥府（あの世）」へ行くことだと言われており、これが「冥王」と呼ばれる理由だということです。

レイリーと黄猿の戦いは「ワンピース」のシャボンディ諸島編で描かれました。魚人島に行くためにシャボンディ諸島にやって来た麦わら海賊団は、海中を行くために船をコーティングすることになり、訪れたのが「レイさん」と呼ばれるコーティング職人のレイリーでした。ルフィが人身売買のオークションで天竜人を傷つけてしまったことで、海軍がシャボンディ諸島に攻撃を仕掛けてきました。

海軍を率いているのは海軍大将の黄猿（ボルサリーノ）です。黄猿の登場で麦わら海賊団は一気に窮地に陥ります。そこにレイリーが加わり、レイリーと黄猿の戦いが始まりました。黄猿の能力は「ピカピカの実」です。その能力で光速移動しながら攻撃を仕掛ける黄猿は、未だかつて誰も止めたことがありませんでした。しかし、レイリーは自身の武器は刀だけで、黄猿の光速移動を止め、そして真正面から黄猿に斬り掛かりました。

その様子を見ていた黄猿の直属の部下戦桃丸が「オジキが止められるところを見たのは初めてだ」と、驚きの声をあげました。海軍で最強と言われる大将の黄猿とレイリー。どっちが強いか？については、互角だと言われていますが、レイリーはすでに高齢となっており、もし若い頃、レイリーの強さが全盛だった頃なら、その強さは黄猿以上だったのではないかと考えられています。

海軍大将・黄猿とレイリーは、どっちが強いかについて見てきました。二人の強さは互角だということが分かりました。それでは、海賊王となったロジャーとレイリーはどっちが強いのでしょうか？若い頃、ロジャー海賊団の副船長をしていたレイリー。当時、同じ様に若かった全盛期の白ひげと戦って互角の強さを見せたのはロジャーです。レイリーとロジャー、どっちが強いかについては、ロジャーの方が強いと考えられています。

レイリーの強さや能力の一つ目、挌闘能力を見てみると、レイリーは高齢者（70代後半）になっても自分よりも若い、現役の者たちと戦っても一歩も引かず、むしろ彼ら以上の力を発揮することができます。例えば、女ヶ島（にょうがしま）のアマゾン・リリーで療養しているルフィに会うために島に向かっていたレイリーですが、途中で嵐に遭遇し、船が沈没してしまいました。

そのため、レイリーは大型の海王類がひしめくカームベルト（凪の帯）を泳いで通過しました。その途中、襲い掛かって来る海王類と喧嘩をしながらも泳ぎきったレイリーは、高齢者とは思えない並みはずれた挌闘能力の持ち主だということです。その能力は、100ｍという超巨大な海王類を素手で殴って倒せるほどです。

レイリーの強さや能力の二つ目は「覇気」です。レイリーは「覇王色」、「見聞色」と、そして「武装色」という3つの覇気を持っています。しかも、レイリーが扱う覇気はすべて高度なレベルとなっています。「覇王色の覇気」の強さや能力を見てみると、魚人島編で、ルフィが5万人を相手に覇王色の覇気を使い、気絶させたことがありましたが、レイリーなら10万人でも気絶させられるだろうと言われています。

「見聞色の覇気」の強さや能力は、レイリーの挌闘能力を支える驚異の身体能力と「見聞色の覇気」が合わさることで、光速で仕掛けてくる攻撃にも対応できます。例えば、ギア4の状態となったルフィが攻撃を仕掛けても、余裕を持って避けることができます。また、「見聞色の覇気」の可動範囲は非常に広大で、ルフィが修行したルスカイナ島にいるすべての生物の数、強さ、位置情報など、あらゆる情報を把握することができました。

「武装色の覇気」の強さや能力は、ギア4の状態のルフィと対決した時、軽く殴っただけで周囲のものを破壊しながらルフィは飛ばされていきました。また、相手に触れることなく遠くへ飛ばすことができます。例えば、ブルーの衝撃波でゾウを飛ばしてしまうなど、高度な技術を持っています。

レイリーの強さや能力の三つ目は、剣術です。レイリーはあまり道具を駆使して戦うタイプではありませんが、レイリーと黄猿はどっちが強い？のところで紹介しましたが、レイリーは刀（カトラス）を使用していました。黄猿と戦った際、光速で移動する黄猿の動きを止めて、光の剣「天叢雲剣（あまのむらくも）」に真正面から斬り掛かるなど、レイリーは剣術の腕も非常に高いレベルだということです。

こちらの名言は、初めて登場したレイリーが、ルフィが被っている麦わら帽子を見て、ルフィに声を掛けた時の名言です。

レイリーは若い頃、ロジャー海賊団の副船長として、様々な苦難を乗り越えてラフテルに到着しました。ロジャーからシャンクスへと渡った麦わら帽子は、シャンクスからルフィへと託されました。この麦わら帽子を見たレイリーは、ロジャーと過ごした日々を思い出して、思わず出てきた名言だったのではないかと言われています。

こちらの名言は、故郷のローグタウンで処刑されたロジャーのことを想い、レイリーがルフィに語った名言です。

レイリーにとって生涯の相棒だったロジャーが、自ら望んで海軍に出頭すると告げられたとき、レイリーは彼の決意を尊重し、見守ることしかできませんでした。ロジャーが海賊として生きた姿、プライド、そして篤い友情、ロジャーとレイリーの深い絆を感じられるという名言です。

こちらの名言は、シャボンディ諸島で、海軍で最強の男・黄猿の攻撃からルフィたち麦わら海賊団を助けるためにやって来たレイリーが、黄猿に放った名言です。

この戦いでレイリーは、高齢の身で海軍最強の黄猿と互角の戦いを見せました。海軍が恐れをなすレイリーの強さは本物だったということです。

こちらの名言も、シャボンディ諸島での海軍・黄猿とルフィたち麦わら海賊団が対戦した際、ルフィたちを助けるために駆けつけたレイリーが黄猿に掛けた名言です。

ルフィたちの抵抗が思った以上に激しく、さらにレイリーがやって来たことで黄猿は、一瞬戸惑う姿を見せました。その姿を見てレイリーが黄猿に掛けた名言です。この黄猿の戸惑いによって、レイリーは老いてもその強さは健在だと分かります。

こちらの名言は、ルスカイナ島でレイリーから受けた2年間の修行を終えたルフィが、再びシャボンディ諸島で仲間たちと再会しました。ルフィと麦わら海賊団は2年前に果たせなかった魚人島へ向けて出航することになりました。その前に、ルフィはレイリーに、海賊王になると宣言しました。そのルフィに掛けた名言です。

ルフィの決意を聞いたレイリーは、上記の名言をルフィたち麦わら海賊団に向けて放ちました。ロジャーの麦わら帽子を受け継いだルフィに、自分と同じ頂点の景色を見て来いとルフィたちを送り出したのでした。

こちらの名言は、シャボンディ諸島から旅立つルフィたち麦わら海賊団を追ってくる海軍に向けて、レイリーが語り掛けた名言です。

レイリーが2年間教えたルフィは、レイリーにとって大切な弟子となりました。ルフィたちを追う海軍を一手に引き受け、弟子の旅立ちを静かに見送って欲しいという、弟子を想うレイリーの気持ちがよく分かる名言です。

「ワンピース」の冥王・レイリーは、老いても海軍を恐れさせる強さを持っていますが、このレイリーの様な、強いおじいさんに男のロマンを感じるという感想です。

「ワンピース」の冥王・レイリーは、70代後半という年齢でも強さは健在ですが、普段はふざけたりもする普通のおじいさんです。そんなおじいさんが若い頃はもっと強かったというキャラクターがとても好きだという感想です。

「ワンピース」の冥王・レイリーはたくさんの名言を放っています。ここでもいくつか名言を紹介しましたが、こちらのツイッターの方は「疑わないこと、それが強さだ」という名言が心に響いたということで、強い人になりたいという感想です。

いかがでしたか？「ワンピース」の冥王と呼ばれているシルバーズ・レイリーの強さについて見てきました。レイリーは若い頃、ロジャー海賊団の副船長で、相棒のロジャーと共にラフテルに到着したという人物でした。レイリーは悪魔の実の能力者ではありませんが、3種類の「覇気」を高度なレベルで操ることができます。

そんなレイリーと海軍大将の黄猿は、どっちが強いか？にも迫りました。結果は二人の強さは互角でした。また、レイリーの名言を紹介しました。老いてもまだ海軍から恐れられる男、冥王・レイリーの今後の活躍に注目して「ワンピース」をお楽しみください。