【ゴールデンカムイ】尾形百之助の死亡シーンは何巻何話？死因や過去を解説

本記事では「ゴールデンカムイ」の尾形百之助の死亡シーンは何巻何話で描かれたのかを解説していきます。また尾形百之助の過去・目的や、作中の活躍をネタバレしながらまとめていきます。その他には、尾形百之助と他のキャラクターの関係性や、ツイッターに投稿されている感想をまとめていきます。

尾形百之助の死亡シーンは何巻何話で描かれたのかを知る前に、まずは「ゴールデンカムイ」の基本情報を紹介していきます。ゴールデンカムイは2014年に連載が始まった漫画で、2022年4月に最終回を迎えています。コミックは全31巻が発売されており、累計発行部数は2300万部を突破しています。原作者の「野田サトル」は読者が想像もできないストーリーを描いている事で話題になっています。

ゴールデンカムイの主人公は杉元佐一です。杉元佐一は日露戦争で幼馴染を失っており、死の間際の幼馴染から妻・梅子を託されています。そのため杉元佐一は梅子の眼を治療するために砂金採りをしており、その時にアイヌの金塊について知る事になります。ヒロインのアシㇼパはアイヌの少女で、父親とアイヌの金塊の真相を知るために杉元佐一と行動を共にしています。

尾形百之助は鶴見篤四郎が指揮する「第七師団」のメンバーで、軍人としての階級は「上等兵」です。天才的な狙撃能力を持っており、「孤高の山猫スナイパー」という異名を付けられています。また無口・無表情で思考が読めない性格をしており、何度か味方を裏切った事で杉元佐一から「コウモリ野郎」と呼ばれています。父親が中将というサラブレッドですが、実は辛い過去を経験している事が分かっています。

ここからは「ゴールデンカムイ」に登場した尾形百之助の死亡シーン・最後をネタバレしながら解説していきます。尾形百之助が死亡した理由や、最終章で描かれた壮絶な戦いをネタバレしながらまとめていきます。また「尾形百之助の死亡シーン・最後は何巻何話？」という疑問を解決していきます。

尾形百之助の死亡シーンは何巻何話という疑問ですが、尾形百之助はコミック31巻310話の「祝福」というエピソードで死亡しています。コミック31巻はゴールデンカムイの最終巻で、キャラクターたちの金塊を巡る戦いが終結しています。また尾形百之助は殺されるぐらいなら殺すというキャラクターでしたが、死ぬ事が幸せに思えるような祝福というサブタイトルが付けられていました。

尾形百之助は「第七師団」のメンバーで登場したキャラクターですが、登場当初から鶴見篤四郎に対する裏切りを画策しており、単独行動をしていた時に杉元佐一・アシㇼパと出会っています。また川に落ちた事で低体温症に陥っていましたが、ギリギリの所で第七師団に救助されています。その後、尾形百之助が「杉元佐一も刺青人皮を探している」と話した事で第七師団と杉元一派が対立する事になります。

物語途中に尾形百之助は第七師団を裏切っており、それからは土方一派と行動を共にしています。また土方一派と杉元一派は手を組んだため、尾形百之助も杉元佐一の仲間のような立ち位置になっています。ですが網走監獄に潜入した時に再び尾形百之助が裏切り、杉元佐一が頭を狙撃される重傷を負っています。最終章ではキャラクターたちが列車に乗り込んでおり、そこで最後の死闘が繰り広げられています。

尾形百之助と杉元佐一の間には網走監獄の一件で深い因縁が生まれています。また杉元佐一は狙撃で死んだと思われていましたが、家永カノの治療で一命を取り留めており、樺太でアシㇼパと行動を共にしていた尾形百之助と再会しています。その時に尾形百之助は死にかけていましたが、治療中に逃亡を図って再び単独行動に戻っています。

最終章は金塊が眠る五稜郭の戦いでスタートしており、途中でキャラクターたちが列車に乗り込んでいます。この列車には第七師団の援軍が乗っていたため、杉元一派・土方一派が戦いを強いられています。また尾形百之助も列車に乗り込んでいたため、尾形百之助と杉元佐一の最後の戦いが描かれています。尾形百之助は何度も味方を裏切っているため、最終章ではどっちつかずの立ち位置でした。

最終章では土方歳三と鯉登音之進が戦っており、土方歳三は鯉登音之進の強力な一撃で致命傷を負っています。この時にはまだ生きていましたが、列車に侵入したヒグマを撃退した時に命を落としています。土方歳三は死の間際に愛刀の「和泉守兼定」を杉元佐一に渡しており、杉元佐一は和泉守兼定と銃剣を持って尾形百之助と戦っています。

杉元佐一は接近戦なら最強クラスの強さを持つキャラクターですが、尾形百之助も杉元佐一に匹敵する強さを見せています。そのため最後の戦いで杉元佐一は苦戦を強いられており、そこにアシㇼパが駆けつけました。樺太で行動を共にしていた尾形百之助は「アシㇼパは人を殺せない」と思っていましたが、覚悟を決めたアシㇼパは尾形百之助に毒矢を放っています。

網走監獄の潜入エピソードでは杉元佐一が狙撃されていますが、この時のアシㇼパは「尾形百之助が狙撃した」という事実を知りませんでした。そのためアシㇼパは尾形百之助・キロランケと行動を共にしていましたが、途中で尾形百之助の裏切りに気付いています。この時にアシㇼパは毒矢を構えており、手元を狂った事で尾形百之助の眼に毒矢が刺さってしまいますが、杉元佐一の活躍で尾形百之助の命が救われています。

樺太の出来事があった事で尾形百之助は「アシㇼパに人は殺せない」と考えており、列車の戦いではアシㇼパに銃を向けて挑発しています。この行為に杉元佐一が激怒しましたが、気が付くと尾形百之助の腹にはアシㇼパの毒矢が刺さっていました。金塊を巡る戦いでは大勢の人間が死んでいるため、アシㇼパも自分の手を汚す事を決め、予想外の攻撃で尾形百之助は幻覚を見る事になります。

アシㇼパの矢には熊を殺せるほどの毒が塗られており、尾形百之助は毒の効果で幻覚を見ています。この時にも「アシㇼパさんを人殺しにしたくない」と考えている杉元佐一がトドメを刺すと思われましたが、尾形百之助は残っていた左目を自分の銃で撃つという予想外の行動を見せています。そして死亡した尾形百之助が列車から落ちるという結末を迎えています。

尾形百之助は無口・無表情で考えている事が分からないキャラクターですが、物語途中にはアシㇼパに心を開いている様子が描かれています。その時からアシㇼパの相棒・杉元佐一が邪魔と考えるようになっており、網走監獄で杉元佐一を狙撃しています。また人を殺し過ぎた尾形百之助は多くの罪を背負っているため、アシㇼパも自分側に引きずり込もうとしていたという予想がされています。

尾形百之助には「花沢勇作」という腹違いの弟がいました。花沢勇作は第七師団の元団長・花沢中将の息子で、尾形百之助と違って父親から愛されていました。また花沢勇作は日露戦争で名誉ある旗手を務めていましたが、存在を疎んでいた尾形百之助が後ろから花沢勇作を撃って殺害しています。最終章で尾形百之助がアシㇼパの毒矢を受けた時には死亡したはずの花沢勇作の幻覚を見ています。

尾形百之助は両親から愛されていないと思っていましたが、幻覚の花沢勇作は「みんなから愛されて誕生した」と言いました。また尾形百之助は肉親を簡単に殺せる自分は「狂った存在」と思っていましたが、花沢勇作がそれを否定した事で自分のアイデンティティが壊れてしまいます。そして花沢勇作と姿が重なったアシㇼパを人殺しにしようとしていましたが、アシㇼパは自分の意思で尾形百之助を殺す事を決めています。

尾形百之助は大勢の人間を殺していますが、人を殺した事に対して罪悪感を抱いていませんでした。ですが花沢勇作から「愛されて誕生した」と言われた事で罪悪感を感じ、この罪悪感に耐えられなくなった事で自分を撃ったと予想されています。そのため尾形百之助は自分の人生を否定しながら死亡するという切ない最後を迎えているようです。

アシㇼパと杉元佐一は楽しそうに旅をしているため、尾形百之助は心の中で杉元佐一の代わりになりたいと考えていた可能性があります。またアシㇼパに対しては心を開いているため、「アシㇼパに人を殺させようとした」という罪悪感を感じたのかもしれません。そのためアシㇼパの純粋で真っすぐな心が尾形百之助の凶行を止めるきっかけになったと予想されています。

死亡シーン・最後は何巻何話という疑問について知った後は、「ゴールデンカムイ」で描かれた尾形百之助の過去を紹介していきます。また思考が読めない尾形百之助の本当の目的や、他のキャラクターとの関係性をまとめていきます。尾形百之助は辛い過去を経験している事が判明しています。

尾形百之助の父親は第七師団の元団長・花沢幸次郎中将です。花沢幸次郎と芸者をしていた母親の間に尾形百之助は生まれていますが、母親は本妻ではなく妾である事が分かっています。そのため本妻との間に男子が生まれた時から父親が会いに来る事が無くなったようで、夫に執着していた母親の精神が不安定になっています。

花沢幸次郎の好物は「あんこう鍋」で、妾の母親は毎日のようにあんこう鍋を作って花沢幸次郎を待っていました。また尾形百之助は「別の物を作ってほしい」と言いましたが、気が狂っていた母親はあんこう鍋を作り続けています。そのため尾形百之助はあんこう鍋に殺鼠剤を入れて母親を殺害しており、この行為で父親の愛情を確かめていた事が分かっています。

尾形百之助は父親の愛情に期待していましたが、父親は「出来損ないの倅」という厳しい言葉をぶつけています。時を同じくして鶴見篤四郎がクーデターを画策しており、鶴見篤四郎の指示で尾形百之助は父親を殺害しています。そして鶴見篤四郎は花沢幸次郎の代わりに尾形百之助を団長にしようと考えていましたが、尾形百之助は鶴見篤四郎を裏切っています。

鶴見篤四郎は本編が始まる前からクーデターを画策しており、自分を心酔している部下で第七師団を作り変えています。その最たる人物が月島基で、月島基は度重なる嘘で鶴見篤四郎だけを信じるようになりました。ですが尾形百之助は鶴見篤四郎に対して「たらしめが」と言い捨てているため、鶴見篤四郎の事を信じていなかった事が分かります。

ゴールデンカムイのキャラクターたちはアイヌの金塊を求めて戦っていますが、尾形百之助の詳しい目的は最後まで不明でした。尾形百之助は何度も味方を裏切っていますが、特にアイヌの金塊に興味を抱いている様子も無かったため、裏切りでそれぞれの一派を混乱させています。またアシㇼパにだけ心を開いているため、尾形百之助には明確な目的は無かったと予想されています。

物語途中に尾形百之助は腹違いの弟・花沢勇作と出会っており、自分を慕う花沢勇作を疎ましく思っています。また父親の愛情を確かめるために花沢勇作を殺しているため、尾形百之助は誰かの愛情を欲していたという予想がされています。そのため自分の命を救ってくれたアシㇼパに特別な感情を抱くようになり、アシㇼパの愛情を受ける杉元佐一を邪魔者と考えるようになったのかもしれません。

死亡シーン・最後は何巻何話という疑問について知った後は、「ゴールデンカムイ」で誕生した尾形百之助のかっこいい名言を紹介していきます。尾形百之助は裏切りが多いキャラクターですが、読者・視聴者からはかっこいいと言われているようです。名言が誕生したエピソード・状況を一覧でまとめていきます。

ゴールデンカムイの茨戸編で誕生した尾形百之助の名言です。茨戸編では「新平」というキャラクターが父親に文句を言っており、2人の間には血の繋がりが無い事が分かっています。そのため「父親の力を自分の力と勘違いしている新平」を尾形百之助が撃ち殺しています。尾形百之助は父親の愛情を受ける事ができなかったため、新平のような存在を許せなかったようです。

ゴールデンカムイの樺太編で誕生した尾形百之助の名言です。裏切りに気付いたアシㇼパは尾形百之助に弓を向けており、尾形百之助はアシㇼパに自分を殺させようとしています。ですがアシㇼパは「私は殺さない」と言い、それに苛立った尾形百之助がアシㇼパに銃を向けています。

ゴールデンカムイの樺太編で誕生した尾形百之助の名言です。樺太編では凄腕の狙撃手である尾形百之助とヴァシリが戦っており、尾形百之助が狙撃手としての矜持を語っていました。ヴァシリは尾形百之助に敗れていますが、生きていた事で杉元一派と行動を共にする事を決めています。

死亡シーン・最後は何巻何話という疑問について知った後は、アニメ「ゴールデンカムイ」で尾形百之助の声を演じている声優を紹介していきます。声優のプロフィール・経歴や、過去に出演した作品をまとめていきます。尾形百之助はキャラクターだけでなく声優もかっこいいと言われているようです。

アニメ「ゴールデンカムイ」で尾形百之助の声を演じたのは声優の津田健次郎です。津田健次郎は大阪府出身で、1995年から芸能活動を行っている人物です。年齢は2022年10月時点で51歳で、所属事務所は「アンドステア」です。元々は舞台系の俳優でキャリアをスタートさせており、アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」に出演した事で声優としての知名度を上げているようです。

津田健次郎はアニメ「極主夫道」で「龍」というキャラクターを演じています。龍は本作の主人公で、「不死身の龍」という異名を付けられていた元ヤクザです。美久と結婚した時にヤクザ稼業から足を洗っており、怖すぎる笑顔を見せながら主夫業に勤しんでいます。龍が登場した本作は2018年から連載されている漫画が原作で、2021年にアニメが放送されていました。

津田健次郎はアニメ「ワンパンマン」で「アトミック侍」というキャラクターを演じています。アトミック侍はS級4位のヒーローで、年齢は37歳です。敵を一瞬で細切れにする戦闘能力を持っており、人情派ヒーローとして知られています。アトミック侍が登場した本作は2009年から連載されている漫画が原作で、2015年からアニメの放送がスタートしています。

津田健次郎はその他にも、「テニスの王子様」「呪術廻戦」「僕のヒーローアカデミア」「ジョジョの奇妙な冒険」「みだらな青ちゃんは勉強ができない」などのアニメでキャラクターの声を演じています。2021年の声優アワードで主演男優賞を受賞しており、プライベートではカメラ・バイクを趣味にしているようです。また洋画作品では「コリン・ファレル」「ジェイミー・ドーナン」の吹き替えを担当しています。

死亡シーン・最後は何巻何話という疑問について知った後は、「ゴールデンカムイ」に登場した尾形百之助に関する感想をまとめていきます。尾形百之助は人気キャラクターのため、読者・視聴者から様々な感想が挙がっているようです。本記事で何巻何話という疑問を紹介した死亡シーン・最後に関する感想をまとめていきます。

ゴールデンカムイの読者・視聴者からは「尾形百之助はかっこいい」という感想が挙がっているようです。作中で狂気的な様子を見せている尾形百之助ですが、狙撃手として超一流の腕を持っているため、そんな姿がかっこいいと言われているようです。またギャグ展開では笑える様子も見せているため、ギャップが面白いという感想も挙がっているようです。

本記事で紹介したように、ゴールデンカムイでは尾形百之助が自らを銃で撃つという最後が描かれています。そんな尾形百之助の最後が切ないという感想や、死亡シーンが意外だったという感想が挙がっているようです。また尾形百之助は辛い過去を背負っているため、「尾形百之助は可哀想なキャラクター」という感想も挙がっているようです。

2022年にはゴールデンカムイの実写映画化が決定しているため、「尾形百之助のキャストが気になる」という感想が挙がっているようです。またアニメで声を演じている津田健次郎は俳優の活動も行っているため、実写映画でも津田健次郎が尾形百之助を演じてほしいという意見が挙がっているようです。

本記事では「ゴールデンカムイ」に登場した尾形百之助の死亡シーン・最後は何巻何話という疑問を解説していきましたがいかがだったでしょうか？尾形百之助はアシㇼパに殺しを強制しようとしていたため、自らで命を絶つという最後が意外と感じた読者が多いようです。そんな尾形百之助が登場したエピソードを見た事がない方も、本記事を参考にしながら是非ご覧ください。