【ゴールデンカムイ】「アシリパさん見ないで」は何巻の何話?アニメ版はカット?

明治末期の埋蔵金を巡るサバイバル・バトルを描く漫画「ゴールデンカムイ」。数あるゴールデンカムイの名場面の中でもファンから熱い支持を得ているのが、主人公・杉元のセリフ「アシリパさん見ないで」が飛び出すシーンです。それはどのようなシーンなのでしょうか?この記事では、まず「アシリパさん見ないで」のシーンをネタバレ解説した上で、単行本の何巻・何話に出てくるのかやアニメ版でカットされたという噂の真相などについて詳しく解説していきます。

【ゴールデンカムイ】「アシリパさん見ないで」は何巻の何話?アニメ版はカット?のイメージ

目次

  1. 「アシリパさん見ないで」が話題のゴールデンカムイとは?
  2. 「アシリパさん見ないで」のシーンは何巻?アニメ版は?
  3. 「アシリパさん見ないで」と言った杉元の性格や強さ
  4. 「アシリパさん見ないで」のシーンに関する感想や評価
  5. 「アシリパさん見ないで」まとめ

「アシリパさん見ないで」が話題のゴールデンカムイとは?

ゴールデンカムイの概要

ゴールデンカムイは、野田サトルによる日本のサバイバルバトル漫画です。集英社の青年向け漫画雑誌「週刊ヤングジャンプ」にて、2014年38号から2022年22・23合併号まで8年にわたり連載されました。コミックスは31巻まで刊行され、2022年9月時点での発行部数は累計で2300万部超となっています。

また、ゴールデンカムイのメディア展開としては、テレビアニメが第三期まで放送され2022年10月に第四期が放送予定となっているほか、2022年4月には実写映画化の企画が発表されています。

ゴールデンカムイのあらすじ

時は明治末期、日露戦争を生き延びた元日本陸軍・杉元佐一は、戦地に倒れた親友との約束を果たすため北海道で砂金採りに打ち込んでいました。ある日、思いがけない話が舞い込んできます。アイヌ人が隠した埋蔵金の在処が脱獄囚の刺青に描かれているというのです。杉元は命の恩人・アイヌ人少女アイリパと手を組み一攫千金を狙います。手掛かりとなる刺青をめぐり、お宝を求める猛者たちによるサバイバルバトルが始まります。

TVアニメ「ゴールデンカムイ」公式サイト

「アシリパさん見ないで」のシーンは何巻?アニメ版は?

「アシリパさん見ないで」のシーンをネタバレ

大人気漫画「ゴールデンカムイ」の中でも特に評判となったのが、主人公・杉元がアイヌ人少女に「アシリパさん見ないで」と訴えるシーンです。ここからは、この「アシリパさん見ないで」のシーンをネタバレで解説していきます。

埋蔵金の在処が描かれた刺青の持ち主の1人を特定した杉元たち。その持ち主である脱獄囚・辺見を追って海へとやって来ます。辺見は一見穏やかそうに見えますが、いわゆるサイコパス。弟がイノシシに惨殺される現場を目撃してからというもの、誰でもいいから殺したいという欲求と残虐な方法で殺されたいという相反する願望を持ち続けています。

やがて2人は相まみえます。杉元を一目見た辺見は、自分と同じ性向を杉元の中に感じ取ります。殺した人数を尋ねる辺見。杉元は人数には触れずに「殺した相手の顔は忘れない。忘れないでいることがせめてもの償いだと考えている」という意味のことを答えます。その答えを聞いた辺見は、この男なら自分の望み通りのやり方で殺してくれるに違いないと確信します。そして、殺してもらうために杉元に襲い掛かったのです。

杉元はすぐに主導権を奪い、辺見を返り討ちにします。そして、息の根を止める一撃を加えようとした次の瞬間、水面から現れた巨大なシャチが辺見の身体をかっさらっていきました。杉元は、刺青の入った辺見の身体を取り戻そうとシャチを追って海に飛び込みます。その時、衣類を脱ぎ捨て全裸になった杉元の放った言葉が「アシリパさん見ないで」だったのです。

アシリパは、杉元の「アシリパさん見ないで」という言葉に従い手で顔を覆いますが、目の部分だけ指を広げており杉元の見事な裸体をしっかり目に焼き付けました。「アシリパさん見ないで」のシーンでは、真面目なアシリパの意外な一面が垣間見えたことがファンの間では大きな話題となったようです。

「アシリパさん見ないで」のシーンは原作の何巻何話?

前項で「アシリパさん見ないで」のシーンをネタバレ解説しましたが、実際にこの「アシリパさん見ないで」のシーンを読んでみたいと思っている方も多いことでしょう。

それでは、「アシリパさん見ないで」のシーンは、ゴールデンカムイの何巻の何話に出てくるのでしょうか?ゴールデンカムイの単行本が何巻・何話まで刊行されているかと言うと、現在31巻314話までとなります。何巻の何話を読めばいいのかわからなければ、「アシリパさん見ないで」のシーンを目にすることはできません。

そこで、「アシリパさん見ないで」のシーンは単行本何巻の何話に登場するのかですが、答えは単行本第5巻の第41話「煌めく」となります。

「アシリパさん見ないで」のシーンはアニメ版でカット?

ゴールデンカムイのファンから熱い支持を受けている「アシリパさん見ないで」のシーン。ところが、ゴールデンカムイ・アニメ版ではこの「アシリパさん見ないで」のシーンがカットされていたというのです。

SNSでは、放送日が近づくと「アシリパさん見ないで」のシーンが楽しみという書き込みが増えたと言います。放送を見て「アシリパさん見ないで」のシーンがカットされていたことを知り、ファンの嘆き悲しむ声がSNSに拡散したそうです。

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「アシリパさん見ないで」と言った杉元の性格や強さ

杉元の性格

ここからは、「アシリパさん見ないで」という名セリフを残した主人公・杉元の性格などを考察していきます。元日本陸軍という肩書を持つ杉元ですが、温厚な性格で子供やお年寄りなど弱者に基本的には優しい若者です。可愛いもの、特に動物を愛し、アシリパよりも乙女チックな一面を持っています。

結核を患い村を追われた過去の経験から迫害や差別などを憎んでおり、独自の文化を継承するアイヌ人たちには深い敬意を示します。それはアイヌ人少女アシリパへの接し方にもよく表れています。優れたサバイバル技術を持ち埋蔵金探しの相棒として行動を共にするアシリパを、杉元はさん付けで呼び1人の人間として扱います。その一方で、彼女と父親の再会を応援するなどアシリパのことを親身になって考えています。

杉元の強さ

杉元は世の中から疎外された人間たちに対し、独自の倫理観や価値観で接しています。例えば自分にも襲い掛かって来た殺人鬼の辺見や変質者の姉畑支遁(あねはた・しとん)の異常な行動にも理解を示しています。ところが、かつて自身も属していた軍部の人間の言説には違和感を覚えるようで、鶴見中尉の野望を「付き合ってられん」と切り捨てます。

一方、一筋縄ではいかないのも杉元の性格の特徴です。優しいかと思えば、日露戦争で学んだ哲学を披露し「殺されるくらいなら躊躇なく殺す」と断言。相手が自分やアシリパに危険を及ぼすと認識すると、一瞬で殺人モードにスイッチが切り替わります。こんな杉元について、脱獄王との異名を持つ白石は「こいつが一番おっかねぇ」と述べています。また、殺人鬼の辺見は、「自分と同じ人殺しの匂いがする」と杉元に語っていました。

基本的には優しい性格を持っている杉元。残虐な行為との間に矛盾や葛藤は感じていないのでしょうか?彼は独自の考え方で自己暗示をかけているようです。「悪人は善人とは違い心が欠落しているから死ぬときも苦しむことはない」と自分に言い聞かせ、殺人を自分の心の中で正当化し折り合いをつけているようです。戦う時は別の人間になっているのでしょう。

また、辺見に語っていたように、殺害した人間の顔など特徴を覚えておくことをせめてもの償いとしています。このことから杉元は、殺人については仮に相手が悪人であっても一定の罪悪感は感じていると考えられます。故郷や家族など自分が帰るべき場所や存在を失っている杉元。戦争が終結しても心は常に戦場にいるままであり、元の優しい人間には戻れなくなってしまったとされています。

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「アシリパさん見ないで」のシーンに関する感想や評価

ここまで人気アニメ「ゴールデンカムイ」のエピソード「アシリパさん見ないで」についての情報をお届けしてきましたが、最後に「アシリパさん見ないで」のシーンに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介する感想・評価は、「アシリパさん見ないで」のシーンの重要性を訴えるツイートからです。実際に漫画を読んでみないとわからないことなのだそうです。

続いて紹介する感想・評価も、アニメでの「アシリパさん見ないで」シーンカットに不満を呟くツイートからです。原作漫画をテレビアニメ化する場合、老若男女みんなが楽しめる作品作りが求められ、それが高いハードルとなるのかも知れません。

最後に紹介する感想・評価も、アニメでの「アシリパさん見ないで」シーンカットに抗議するツイートからです。「原作改悪」といたくご立腹のようでした。

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「アシリパさん見ないで」まとめ

ここまで「ゴールデンカムイの「アシリパさん見ないで」は何巻の何話?」と題して「アシリパさん見ないで」のシーンのネタバレ解説から原作漫画の何巻・何話なのかなど「アシリパさん見ないで」づくしでお届けしてきました。いかがでしたでしょうか?

原作漫画では第5巻・41話に収録されている問題の「アシリパさん見ないで」シーン。シャチに連れ去られた辺見を追って海に飛び込むため全裸となった杉元が発するセリフでした。手で顔を隠しながらもちゃっかりと覗いていたアシリパがかわいいと大きな話題になりました。アニメ版ではカットされてしまいましたが、杉元役の声優・小林親弘の表現を聞いてみたいと多くの方が思ったのではないでしょうか?

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