2022年09月27日公開
2022年09月27日更新
【ゴールデンカムイ】石川啄木はクズすぎる遊軍記者!史実での最低エピソードも紹介
漫画『ゴールデンカムイ』に登場する遊軍記者の石川啄木は、土方歳三から写真付きの新聞記者で世論を動かすための依頼を受けていました。ジャック・ザ・リッパーを突き止めるという活躍を見せ、高い能力を発揮した石川啄木ですが、その一方で遊郭で遊び惚けるなどのクズな一面も描かれています。さらに史実での石川啄木はもっと非道でクズと言われているようです。そこで、当記事では『ゴールデンカムイ』に登場する石川啄木の活躍や彼の史実での最低エピソードを紹介していきます。
目次
ゴールデンカムイの石川啄木とは?
漫画『ゴールデンカムイ』の石川啄木は、実際に史実にのる実在した人物です。史実の石川啄木は旧制盛岡中学校を中退した後、『明星』に寄稿する浪漫主義(感受性や主観に重きを置いた一連の運動)詩人として頭角を現しています。では、『ゴールデンカムイ』の石川啄木はどのような人物なのか?ここからは『ゴールデンカムイ』の石若啄木について具体的に解説していきます。それではまず『ゴールデンカムイ』の作品情報からご覧ください。
ゴールデンカムイの作品情報
ゴールデンカムイの漫画やアニメの概要
- 漫画タイトル:ゴールデンカムイ
- ジャンル:アイヌ文化、ストーリー漫画、青年漫画、冒険(バトル)、狩猟(グルメ)、歴史(ロマン)
- 作者:野田サトル
- 掲載誌:週刊ヤングジャンプ
- 発表期間:2014年8月21日~2022年4月28日
- その他:時代考証・後藤一信、薩摩弁監・中村章吾、ロシア語監・Eugenio Uzhininと熊野谷葉子、アイヌ語監修・中川裕、ウイルタ語監修・山田祥子
本日発売のニュータイプ1月号にて、TVアニメ『ゴールデンカムイ』の特集記事が掲載されています!
— TVアニメ『ゴールデンカムイ』公式 (@kamuy_anime) December 9, 2017
描き下ろしイラストでは、杉元とアシ(リ)パが雪上で戦闘態勢に!
さらに、難波日登志 監督への最速インタビューも敢行!
是非ご覧ください!#ゴールデンカムイ pic.twitter.com/vf3l35C6qP
- アニメタイトル:ゴールデンカムイ
- 原作:野田サトル
- 監督:難波日登志(第一期~第三期)、すがはらしずたか(第四期)
- 放送期間:2018年4月9日~6月25日(第一期)、2018年10月8日~12月24日(第二期)、2020年10月5日~12月21日(第三期)、2022年10月3日~(第四期)
- 話数:全12話(第一期)、全12話(第二期)、全12話(第三期)
『ゴールデンカムイ』は北海道北広島市出身の漫画家・野田サトルによる冒険漫画です。『週刊ヤングジャンプ(集英社)』にて2014年38号から2022年22・23号併合まで連載され、2022年9月時点でコミックのシリーズ累計発行部数が2300万部を突破する大人気漫画となりました。また第一期から第三期までのテレビアニメも放送されており、2022年10月3日には第四期の放送が予定されています。
ゴールデンカムイのあらすじ
当記事で紹介する石川啄木は、『ゴールデンカムイ』の単行本6巻~14巻「網走監獄への潜入」にて登場しています。杉元一味はアイヌ・キロランケを同行者に加えていました。ウイルクの友人だと明かしたキロランケの「のっぺら坊こそがウイルクである」というセリフをきっかけに、杉元一味はその真偽と金塊の在処を確かめるべく網走監獄へ向かうこととなっています。
石川啄木のプロフィール
ゴールデンカムイの石川啄木の味つけホントに好き pic.twitter.com/DErELvtIBk
— yadon (@yadonasari) September 15, 2021
『ゴールデンカムイ』に登場する石川啄木(いしかわたくぼく)は、北海道釧路市における地方紙「釧路新聞」を発行している釧路新聞社の遊軍記者です。酒色を好み、永倉新八に「白石とはウマが合うようだ」と言わしめるほど、白石との思想や行動原理が似通っています。
ゴールデンカムイの石川啄木はクズすぎる遊軍記者
『週刊ヤングジャンプ』2020年32号にて描かれた『ゴールデンカムイ』の247話では、石川啄木が娼婦連続殺人事件の真相に迫っています。この情報だけを見るとかなり優秀なキャラですが、それ以前の彼は大した活躍をしておらず、むしろ遊郭で白石と遊び惚けるなど残念な一面ばかりが描かれていました。では、ここから『ゴールデンカムイ』に登場した石川啄木の性格を見ていきましょう。
石川啄木の性格はクズ?
石川啄木?ゴールデンカムイで土方歳三と共演してたぞ。 pic.twitter.com/SKzNVZzrmO
— イラン伊蘭🏴☠️🌶️🐱@宝鐘海賊団ジャパリパーク分遣隊 (@Ylang_Ilang) December 31, 2017
『ゴールデンカムイ』の石川啄木は酒色を好み、白石と遊郭で遊び惚けるようなクズでした。白石もアシリパから借りた金を競馬でスッていたため、永倉が言うように石川と白石は思想がよく似ています。
石川啄木は史実の方がひどいクズ?
札幌大通公園には石川啄木の銅像があるのですが、彼の視線の先には裸の少女が3人踊っているというのがあまりにも彼らしいので見に来ると良いです。 pic.twitter.com/JVvLmBgdly
— ぐたっくま (@Fraw_DMC) July 1, 2022
『ゴールデンカムイ』にて大した活躍もなく、むしろクズエピソードが描かれることの方が多い石川啄木ですが、どうやら実在した石川啄木の方がクズで最低のエピソードが多いようです。石川啄木の史実での最低エピソードは読者の想像を遥かに上回ることでしょう。たとえば、結婚式をドタキャンするという最低エピソードがあります。
ゴールデンカムイの石川啄木の史実での最低エピソード
史実での石川啄木は借金を作るたびに知人に無心を繰り返していた人物でした。さらにその借金を作る原因が遊郭通いです。『ゴールデンカムイ』の石川啄木も女好きキャラとして描かれていますが、史実での石川啄木の方はもっと非道でクズと言われています。そこで、ここからは『ゴールデンカムイ』の石川啄木の史実での最低エピソードを見ていきましょう。
最低エピソード①結婚式をドタキャンする
1つ目に紹介する石川啄木の史実での最低エピソードは、「結婚式をドタキャンする」というエピソードです。岩手から上京して『あこがれ』を発表した頃の石川啄木(当時18歳)は、中学時代の初恋の相手である堀合節子と結婚しています。
そして堀合節子と結婚式を挙げることとなるのですが、結婚式を挙げるべく岩手に帰郷しようとしたタイミングで「今帰ったら家族の面倒をみなきゃならなくなる」と考えた石川啄木は、なんと結婚式をドタキャンしてしまうのです。その結果、堀合節子は夫となるはずの石川啄木が不在のまま、一人で式を挙げることとなってしまいました。
さらに、石川啄木は帰郷する道中に詩人・土井晩翠に嘘をついて金を無心しようとしています。しかし金を借りることができなかったために、泊まっていた宿代が払えずに踏み倒すというとんでもないエピソードがありました。
最低エピソード②養育費を払わない
2つ目に紹介する石川啄木の史実での最低エピソードは、「養育費を払わない」というエピソードです。石川啄木と堀合節子との間には3人の子供がいました。この頃、石川啄木は釧路新聞社で働き、文芸人としても高く評価されています。しかし妻・堀合節子への仕送りをほとんどしていませんでした。それによって節子は貧乏生活を強いられ、自身の持ち物を売って生活苦をしのいだとされています。
さらに理由は不明ですが、長男の真一が生後間もなく亡くなっています。もしかしたら長男の真一が亡くなった原因には石川啄木が養育費を払わなかったことが関係しているのかもしれません。
ちなみに石川啄木が26歳、その一年後に妻の節子が亡くなっています。そのため残った二人の娘は節子の両親が育てることとなりました。ただ、それぞれ京子が24歳の時に急性肺炎、房江が19歳の時に肺結核で亡くなっています。このことから石川啄木の家系は短命であったことが分かります。
最低エピソード③借金を返さず女遊びしてばかり
3つ目に紹介する石川啄木の史実での最低エピソードは、「借金を返さず女遊びをする」というエピソードです。ここまでの最低エピソードを見てとんでもないクズっぷりが窺える石川啄木ですが、彼がクズな行動を起こす最大要因として考えられるのが借金です。
しかもその借金の理由のほとんどが「遊郭通い」のために作った借金でした。その額1372円50銭、現在の価値に換算すると1500万円以上です。借金の理由もクズですが、その借金を返すことなく亡くなったということも想像を遥かに上回る行動となっています。
ゴールデンカムイの石川啄木の活躍
ここまでクズすぎる遊軍記者・石川啄木と彼の「結婚式をドタキャンする」「養育費を払わない」「借金を返さず女遊びしてばかり」といった史実での最低エピソードを紹介してきました。『ゴールデンカムイ』でも史実でもかなりのクズっぷりを見せる石川啄木ですが、満19歳で最初の詩集を刊行するなど高い能力の持ち主です。そこで、ここからは『ゴールデンカムイ』の石川啄木の活躍を見ていきましょう。
活躍①ジャック・ザ・リッパーだと突き止める
マイケルオストログがいるということは精子探偵もあるということだな! pic.twitter.com/l2bmFtTZfK
— YÁyoikumax (@aoikumax2) September 2, 2022
史実での石川啄木は最低エピソードが多くクズな性格をしていましたが、『ゴールデンカムイ』の石川啄木は連続娼婦殺人事件の犯人であるマイケル・オストログが、ロンドンを震撼させた「切り裂きジャック」ジャック・ザ・リッパーであると突き止めています。石川啄木は札幌で起きた連続娼婦殺人事件とロンドンで起きた切り裂きジャックの事件の手口が酷似していることから犯人特定に至りました。
活躍②石川啄木が永倉に言われたセリフとそれに対する返答
ゴールデンカムイの永倉新八も、晩年の頃の写真と結構似たデザインだったな(実在の人物で写真もあるからそりゃ当然か😅)
— ドミー (@DOMMY_RECORD) September 5, 2019
作中でも相当強いし、龍飛剣っぽい剣さばきで相手を切るシーンもあったし。
ゴールデンカムイ、後追いだからまだそんなに読み進んでないけど😅 pic.twitter.com/NSflfycbSr
マイケル・オストログがジャック・ザ・リッパーであると突き止めることに成功した石川啄木は、この活躍以外にも宇佐美から暴行を受け、泥まみれになりながら地図を守るといった活躍をしています。土方陣営の永倉新八は、この活躍を知って石川啄木に「石川、お手柄だ 見直したぞ!」と声を掛けました。
そのセリフに対し、石川啄木は「あんたらの蝦夷共和国ってのが面白そうだから どうしても見届けたくてね」と返答。石川啄木が必死に頑張ったのは、全てお目当ての花魁に好かれるためだったのです。遊郭通いの石川啄木らしい返答を聞いた永倉新八は「あ~あ 死んでバッタに生まれ変わればいいのに」というセリフを放ちました。
ゴールデンカムイの石川啄木に関する感想や評価
『ゴールデンカムイ』の石川啄木は連続娼婦殺人事件の犯人であるマイケル・オストログが、ロンドンを震撼させた「切り裂きジャック」ジャック・ザ・リッパーであると突き止めることで高い能力を見せた一方で、白石と遊郭に通いつめるというクズっぷりも見せていました。では、『ゴールデンカムイ』の石川啄木について、ネット上ではどのような声があがっているのか?最後に石川啄木に関するネット上の感想や評価を見ていきましょう。
山道を下ると石川啄木のお墓があります。金カムだとスケベな新聞記者のイメージでしかない😅でも宇佐美にボコボコにされてもジャックの居場所を突き止めた時のカッコ良さは忘れない❗😆 #ゴールデンカムイ #聖地巡礼 #石川啄木 pic.twitter.com/dxv0RKDaXs
— URI@9/23〜北海道聖地巡礼ツアー (@uriuri_kamuy) December 20, 2020
漫画『ゴールデンカムイ』のクズすぎる遊軍記者・石川啄木の活躍に関する声があがっています。どうやらこの方は、漫画『ゴールデンカムイ』にて石川啄木の行動が描かれたことによって、史実での石川啄木に対して女好きでスケベな新聞記者というイメージが付くようになったようです。
その一方で、宇佐美にボコボコにされてもジャック・ザ・リッパーの居場所を突き止めたという活躍に注目されています。石川啄木はジャック・ザ・リッパーを突き止めるという活躍シーンがなければただのクズだったのかもしれません。
今週のゴールデンカムイ、真っ当なミステリーしていて、根性見せた石川啄木がかっこよくて、ラストはきっちりとギャグで落としてくれて、めちゃ面白かった。切り裂きジャック刺青囚人、ムキムキで意外と強そう!?あとチンポ先生、相変わらずにモテモテやね!!
— メイト (@huku1207) July 30, 2020
漫画『ゴールデンカムイ』のジャック・ザ・リッパーを突き止めた石川啄木に関する声があがっています。どうやらこの方はジャック・ザ・リッパーを突き止めたということで、石川啄木を高く評価しているようです。
その理由としては宇佐美にボコボコにされても地図を守るという根性を見せたことや、ラストできっちりギャグに落としてくれたことの二つが取り上げられています。やはりクズ過ぎるエピソードを多く残した石川啄木だからこそ、ジャック・ザ・リッパーを突き止めるという活躍をしただけで、そのギャップに魅力を感じやすいのかもしれません。
ゴールデンカムイでの石川啄木があまりにもクズすぎる問題ですが、そもそも石川啄木が
— 鐘の音(除夜の鐘)@C101ダイエット-35kg (@kanenooto7248) April 30, 2022
・奥さんに送金せず遊郭通い。
・バレないようローマ字で遊郭の日記をつける。
・知人から借金しまくりで遊郭通い。
・借金しまくった後「俺に頭下げさせたやつみんな死ね」と書き残す。
史実のほうがやばいんだよ
石川啄木の史実での最低エピソードに関する声があがっています。どうやらこの方は、『ゴールデンカムイ』の石川啄木よりも、史実の石川啄木の方がひどいと考えているようです。その理由として、「奥さんに送金せず遊郭通い」「 バレないようローマ字で遊郭の日記をつける」「知人から借金しまくりで遊郭通い」「 借金しまくった後『俺に頭下げさせたやつみんな死ね』と書き残す」といった4つの最低エピソードが取り上げられています。
当記事で解説していないエピソードもあるようです。興味のある方は史実の石川啄木について調べてみると良いのではないでしょうか?また史実と『ゴールデンカムイ』における石川啄木をそれぞれ見比べてみると良いかもしれません。
ゴールデンカムイの石川啄木まとめ
今回は漫画『ゴールデンカムイ』のクズすぎる遊軍記者・石川啄木について、史実での最低エピソードやジャック・ザ・リッパーだと突き止める活躍シーンを紹介してきました。『ゴールデンカムイ』の石川啄木は白石と遊郭で遊び惚ける作中きっての酒色を好む女好きです。永倉から「白石とはウマが合う」と言われ呆れられるほどの石川啄木ですが、史実での石川啄木はさらにクズな性格をした人物でした。
石川啄木の史実での最低エピソードには、結婚式をドタキャンしたり、養育費を払わなかったり、借金を返さずに女遊びをしてばかりいた挙句、「俺に頭下げさせたやつみんな死ね」と書き残して亡くなったりするといったものがありました。ただ、『ゴールデンカムイ』の石川啄木はジャック・ザ・リッパーを突き止めるという活躍を見せています。これを機に『ゴールデンカムイ』をご覧になった際は石川啄木に注目してみてはいかがでしょうか?