ゴールデンカムイの白石由竹は脱獄王?モデルになった人物・白鳥由栄も紹介

ゴールデンカムイに登場する白石由竹には、モデルとなった人物がいました。彼の名前は白鳥由栄といい、『昭和の脱獄王』ともよばれて日本中に親しまれていました。何度もテレビで特集を組まれるなど、現代でも知る人が多い昭和の脱獄王の4回にわたる脱獄を成功させた方法や、白鳥由栄のプロフィールやエピソードを交えて、どのあたりがモデルとなったのかをゴールデンカムイの白石と比べて画像付きで紹介します。

ゴールデンカムイの白石由竹は脱獄王?モデルになった人物・白鳥由栄も紹介のイメージ

目次

  1. 脱獄王白石が登場するゴールデンカムイとは?
  2. ゴールデンカムイの脱獄王白石由竹を画像も交えて紹介
  3. ゴールデンカムイの白石由竹のモデルとなった昭和の脱獄王白鳥由栄の画像つき紹介
  4. ゴールデンカムイ白石由竹とモデルとなった脱獄王白鳥由栄の共通する特技を画像とともに極意として紹介
  5. 脱獄王白鳥由栄のエピソード
  6. ゴールデンカムイの白石由竹と昭和の脱獄王白鳥由栄の生涯にわたる脱獄回数
  7. 二人はなぜ脱獄をしたのだろうか?
  8. ゴールデンカムイの白石由竹の活躍にこうご期待!

脱獄王白石が登場するゴールデンカムイとは?

アイヌ民族の囚人が同じ囚人に金塊の隠し場所を示した刺青を施し、脱獄させます。北海道じゅうに潜伏する刺青が施された人の皮を全て集めれば、現代価格で約8億円が手に入ることになるのです。刺青人皮をめぐっての戦いを、コミカルかつリアルに劇的に描いた漫画です。2018年の春からアニメも放送されています。

ゴールデンカムイの脱獄王白石由竹を画像も交えて紹介

白石由竹とはゴールデンカムイの中で脱獄王の異名を持つ人物です。明るくひょうきんで、強者や癖が強い人物が刺青人皮を求めるなか、比較的まともな神経をした人物です。下の画像の通り、短髪頭にもみあげが特徴的な彼はの性格はお調子者で、ゴールデンカムイの劇中では清涼剤として働いています。

上の画像で分かる通りのひょうきん者でゴールデンカムイの作中では「役立たず」と評される場合が多い彼ですが、彼は逃走のプロです。脱獄をする前に、警察に捕まらなければ収監されるまえに脱獄も可能です。そして、この時が一番脱獄がしやすいタイミングです。そのために白石は全身に、様々な道具を仕込んでいることがゴールデンカムイの作中で描かれています。

ゴールデンカムイの白石は、歯に糸を結び付けて、紙でくるんだ剃刀を飲み込み、いつでも吐き出して縄を切り、逃走するなどしていました。この方法で白石はゴールデンカムイの作中で仲間の窮地を何度も救っているのです。さらに脱獄のプロならば、監獄に侵入するのも得意です。白石は全身の関節を外して全身に油をぬって、鉄格子の合間を抜けて救出に行くこともあります。

当記事では、ゴールデンカムイに登場する白石由竹のモデルとなった白鳥由栄が『脱獄王』を冠するようになったエピソードや、成功させた脱獄の方法などを画像を交えてくわしくご紹介します。

ゴールデンカムイの白石由竹のモデルとなった昭和の脱獄王白鳥由栄の画像つき紹介

昭和の脱獄王の異名で知られる囚人です。26年の服役中に4回の脱獄を決行し、すべての脱獄後の逃亡年数は3年にも及びます。この脱獄の手法が、ゴールデンカムイの作中でも採用されてモデルとして描かれていたりします。

ゴールデンカムイ白石由竹とモデルとなった脱獄王白鳥由栄の共通する特技を画像とともに極意として紹介

脱獄の極意1:脱獄の計画性

刑務所から脱獄する場合、ただ走って柵を乗り越えればいいだけではありません。看守のいない時間帯、見つかりにくい場所から、如何にして痕跡を残さずに、発覚を遅れさせて脱獄するかにかかっています。そのため様々な事前情報収集が必要となってきます。

ゴールデンカムイの白石も脱獄王白鳥由栄も双方とも、高い洞察力や、計画性を持ち合わせています。脱獄王白鳥由栄の場合はネズミ一匹這い出るスキのない厳戒態勢の中で、看守達の心理を巧みに操り、自身の過去の経歴からくる警戒心を利用して、視線のみで看守たちの視線を誘導して、計画している脱出の警戒に穴をあけるなどのことをしました。

ゴールデンカムイの白鳥の場合、看守たちの動きや周囲にある物を観察して、脱獄に利用できるものを見出し、計画に利用するなど描写されています。しかし白石は本気にならないかぎり、発揮されていないところが残念です。

脱獄の極意2:全身の関節を自在に操る

二人の脱獄王は、全身の関節を自在に脱臼させ、元に戻すことができる特技を持っています。そのため、狭い鉄格子の合間をすりぬけて通り、脱獄の助けにしていました。ゴールデンカムイの白石も漫画内で関節を外して脱獄をする描写があります。

脱獄の極意3:使えるものはなんでも使う

白鳥由栄はブリキの缶詰をノコギリに加工して、格子を根気よく削り脱獄をしました。ゴールデンカムイの白石は監獄の粘土質の土を拾い、鍵の型にして、獄中作業の便せんの和紙と、食事に提供されるご飯を練り合わせて鍵の形としていました。監獄内では必要な物資がないことが多いです。そこで自分で創意工夫して利用するのが、脱獄王なのです。

脱獄の極意4:必要に応じて肉体を鍛えまたは衰えさせる

ゴールデンカムイの白石は劇中で、高い壁を超えるために超人的な脚力とジャンプ力を見せています。また昭和の脱獄王の白鳥由栄は逆に、鉄の格子の間から抜けるために、ハンガーストライキと見せかけて体をやせ細させていました。それぞれ計画性に合わせて体系も変化させる姿は、まさしく脱獄王の異名に相違ありません。

脱獄王白鳥由栄のエピソード

昭和の脱獄王白鳥由栄のはじめての脱獄

最初に収容されたのは強盗殺人を犯した罪を自白してた時でした。青森刑務所の劣悪な環境に抗議したところ、過酷な懲罰を受けたため、脱獄を決意しました。針金で愛が気を作り、牢屋を開けて脱獄したのです。彼が作成した針金の鍵は、独房だけでなく、敷地の外に出る裏門などすべての鍵穴に合致したのです。針金一本ですべての扉を開錠した彼は、恐るべき手先の器用さです。

警戒されても二度目の脱走を試みる

秋田刑務所を脱獄した時に利用したのはブリキ板に釘で加工したノコギリです。看守がいない10分間の合間に毎日鉄格子を切断して脱獄しました。

三度目は一番厳しいと言われる網走刑務所を脱獄

網走刑務所と言えば、日本最北端にある刑務所で、日本で一番厳しく厳重な刑務所で有名です。画像のようにシンプルな作りで、複雑ではない構造の監獄だからこそ、逃走車を発見しやすく、逃亡を許しません。実際、白鳥由栄が脱獄するまでは、網走刑務所は脱獄不可能と言われていた場所です。そこの看守たちが、白鳥由栄が入ると聞いてさらに厳戒態勢になります。

過去の脱走歴から看守達に目を付けられ、特製の手錠足枷と名ばかりの重りと、数々の暴行をされて、彼は脱獄を強く決意します。手が使えないため、差し入れられる味噌汁を口に含み、手錠と小窓を錆びさせます。錆びた手錠を外し、看守がのぞき込む程度の小窓の枠を外し、全身の関節を脱臼させて潜り抜けて逃走。天井の採光窓を割って外へ逃亡しました。

果たして四度目は?

札幌刑務所では、死刑を求刑されたために脱獄を決意しました。看守6人1組の厳戒態勢のなか、床下からトンネルを掘り脱獄します。

この時、看守たちが地下の異変や物音に気付かないように、白鳥由栄は天井部分へ視線を泳がせたのです。すると警戒している看守たちは天井を警戒します。こうして天井へ意識を誘導し、地下から掘ったトンネルと自作のノコギリや食器を利用して脱獄したのです。

府中刑務所へと入所

四度の脱走を実行した彼に対して、所長は彼の心理を分析します。そして、いままで厳しくすればするほど彼は反発し、脱走を断行しました。逆に彼に正当な扱いをすれば、脱獄をする気を失いはずだと判断したのです。

その考えは正解でした。彼は脱獄を実行することはありませんでした。最終的に模範囚となり仮出所します。そして71歳でこの世を去るまで、罪を犯さずに過ごしたのでした。

ゴールデンカムイの白石由竹と昭和の脱獄王白鳥由栄の生涯にわたる脱獄回数

白鳥由栄の脱獄歴

彼は生涯で4回の脱獄に成功し、3日、約90日、665日、295日と合計1053日ものあいだ逃げおおせています。

ゴールデンカムイの白石由竹の脱獄歴

少年監獄に収容されは脱走を繰り返し、成人になり樺戸集治監から始まり、日本全国の監獄に服役しては脱獄を繰り返していたとゴールデンカムイの作中で描かれています。具体的な数字はゴールデンカムイでは書かれていませんが、日本全国と書いてあることから、脱獄の数ではゴールデンカムイの白石のほうが圧倒的に多いです。

二人はなぜ脱獄をしたのだろうか?

当時の監獄

明治が舞台のゴールデンカムイの時代とそれ以降の脱獄王がいた時代、当時の監獄の状況は過酷かつ劣悪な状況でした。さらに看守に大きな権限があり、取り調べと称して拷問をすることも行われていました。そのため脱獄できる技術と逃げ切る知識があるのならば、手段として数えるのも不思議ではない状況でした。

ゴールデンカムイの白石由竹の脱獄理由

ゴールデンカムイの鍵になる刺青人皮が彫られるまえから、白石は脱獄を繰り返していました。当時の脱獄理由はゴールデンカムイの劇中では厳密に語られていません。しかしゴールデンカムイ本編の刺青が彫られてからは、金塊の分け前欲しさに、もしくは監獄から脱獄する手段の一つとして話にのったのでしょう。

昭和の脱獄王白鳥由栄の脱獄理由

彼は前述の劣悪な環境を抗議して正当な扱いをしてもらおうとしても、逆に厳しく締め上げられ、脱獄の経験があると人としても扱われなませんでした。彼は不当な扱いに対する怒りの感情が脱獄として噴出していました。

ゴールデンカムイの白石由竹の活躍にこうご期待!

昭和の脱獄王白鳥由栄をモデルにした、ゴールデンカムイの白石由竹は漫画『ゴールデンカムイ』にて活躍中です。

作中ではひょうきんで役立たずと言われていますが、モデルの昭和の脱獄王白鳥由栄に負けず劣らずの脱獄のプロとして活動しています。さらに、監獄への潜入方法も熟知しており、敵対相手の情報をやりとりするなど間者としても優秀な働きをしています。ぜひ漫画ゴールデンカムイを読んで、彼の活躍を応援してください。

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