【機動戦士Zガンダム】クワトロ・バジーナの名言集!かっこいいセリフ・名シーン厳選

「機動戦士Zガンダム」のクワトロ・バジーナは、その正体はシャアであるものの、このシリーズでは主人公の味方として活躍し、戦士としての心得やクワトロとしての考えが垣間見える名言や「これが若さか」などの名セリフを生み出しました。本文では、「機動戦士Zガンダム」から、クワトロ・バジーナの名言「これが若さか」やその他の名セリフや名シーン、Zガンダムでの活躍を、あらすじネタバレ紹介します。

【機動戦士Zガンダム】クワトロ・バジーナの名言集!かっこいいセリフ・名シーン厳選のイメージ

目次

  1. クワトロ・バジーナとは?
  2. クワトロ・バジーナのかっこいい名言や名セリフ・名シーン集
  3. クワトロ・バジーナの搭乗機体
  4. クワトロ・バジーナのサングラスや強さを考察
  5. クワトロ・バジーナとアムロの関係や最後
  6. クワトロ・バジーナの声優
  7. クワトロ・バジーナに関する感想や評価
  8. クワトロ・バジーナの名言まとめ

クワトロ・バジーナとは?

クワトロ・バジーナ(シャア)の名言や名セリフの紹介・イメージ画像

「機動戦士Zガンダム」のクワトロ・バジーナ(シャア)と言えば、「これが若さか」の名言が有名ですが、クワトロの心に響く名言や名セリフは他にもあり、かっこいい名言の数々でファンを魅了しています。以下では、「Zガンダム」クワトロ・バジーナの名言や名セリフ・名シーン、「これが若さか」の名言・名シーンなどを、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

機動戦士Zガンダムの作品情報

「機動戦士Zガンダム」は、1985年~1986年にかけて、テレビ朝日系列で放送されたガンダムシリーズ2作目で、前作「機動戦士ガンダム」の続編にあたります。物語は、一年戦争終結から7年後を舞台とし、地球連邦軍から派生したエゥーゴとティータンズの抗争と、ジオン公国の残党・アクシズの介入による三つ巴戦・グリプス戦没を描いています。

機動戦士Zガンダムの概要

「機動戦士Zガンダム」では、史上最高のニュータイプと評されるカミーユ・ビダンを主人公に迎え、新キャラの登場と共に、アムロ・レイをはじめとする前作の主要キャラクターもカミーユに関わっていきます。

機動戦士Zガンダムのあらすじ

宇宙世紀0087年、地球連邦軍では、ジオン軍の残党の壊滅を目指すティータンズと、それらに反発するエゥーゴが対立関係にあり、ガンダム強奪事件を皮切りに両者は全面抗争に突入します。一方、抗争に巻き込まれ、両親を失ったカミーユ・ビダンは、ティータンズへの復讐を遂げるべく、自らガンダムMk-IIに乗る事を決意、エゥーゴのパイロットとして戦場に繰り出します。

クワトロ・バジーナ(シャア)のプロフィール

クワトロ・バジーナは、前作のシャア・アズナブルの偽名の1つで、連邦軍での階級は大尉、「機動戦士Zガンダム」では、地球連邦軍・エゥーゴのパイロットとして活躍しました。シャアが偽名を使って連邦軍に潜入した目的は、ザビ家の残党を統合し、地球連邦政府の壊滅を目指すことと、宿敵・アムロと接触するためでした。

劇中では、ティータンズの新型MS・Mk-Ⅱを奪取し、ティータンズ・ウェーゴによる全面抗争・グリプス戦没の引き金となりました。また、アクシズの交渉ではハマ―ン・カーンとの確執が示唆され、三つ巴戦となった最終決戦では、ハマ―ンとの一騎打ちに挑みます。最後は、搭乗機体の大破や、戦艦の爆発に巻き込まれて消息不明となるも、後のシリーズで生存していたことが判明しています。

クワトロ・バジーナの年齢

クワトロ・バジーナの年齢は、グリプス戦没時点での年齢の公式情報はないものの、「THE ORIGIN」にて判明した宇宙世紀0059年生まれという情報を基に計算すると、グリプス戦没時の年齢は27歳と推測されます。

クワトロ・バジーナの由来や意味

クワトロ・バジーナという偽名は、「クワトロ」はイタリア語で「4」を意味し、クワトロことシャアが、キャスバル・レム・ダイクンから数えて4番目であることを示唆しています。また、クワトロ・バジーナというIDや軍籍は、シャアが非合法で習得したもので、行方不明となった本物のクワトロ・バジーナ大尉に成り代わったと推測されます。

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クワトロ・バジーナのかっこいい名言や名セリフ・名シーン集

クワトロ・バジーナのかっこいい名言や名セリフの紹介・イメージ画像

クワトロ・バジーナと言えば、カミーユに殴られ、倒れながらつぶやいた「これが若さか」の名言が印象的ですが、他にもクワトロとしての意思の強さを見せるかっこいい名言も多く見られ、クワトロとしてのシャアの魅力を引き立てています。以下では、「機動戦士Zガンダム」のクワトロ・バジーナ(シャア)のかっこいい名言や名セリフ・名シーン集を紹介します。

クワトロ・バジーナの名言①「迷いは自分を殺すことになる…」

クワトロ・バジーナの名言や名シーンの1つ目は、敵対関係になった父親に銃口を向けるも、引き金を引けないまま、父親の死を目の当たりにしたカミーユに対する名セリフです。連邦政府軍の技術者を両親に持つカミーユでしたが、父親は不倫に、母親はその現実から目を背けるように仕事に熱中し、カミーユを省みることはありませんでした。

そのため、自分も含めて危機的状況に陥っても、次の一手を打つことができず、結果、父親は誘爆に巻き込まれてしまいます。カミーユ父子のやり取りを見ていたクワトロは、迷いは時に自分の命を失うことにつながると説き、カミーユへ戦士としての心得を教えました。

迷いは自分を殺すことになる、ここは戦場だぞ!

クワトロ・バジーナの名言②「人間は他人を信じないからさ…」

クワトロ・バジーナの名言や名シーンの2つ目は、カミーユから30バンチ事件の事件について聞かれた際に語った名セリフです。30バンチ事件とは、サイド1の30バンチの住民による反連邦デモを鎮圧するため、ティータンズが毒ガスを使って住民たちを殺害した事件であり、カミーユは報道でこの事件を知り、暴動が起きたことしか知らないと話します。

暴動が起きた原因についてクワトロは、人間が他人を信じなくなった結果だと解釈するも、ティータンズと戦う理由はそうではなく、ティータンズの暴走を止めるためだと言い、現実世界での社会問題を示唆したような名言にも聞こえるでしょう。

人間は他人を信じないからさ。信じないから疑い、疑うから他人を悪いと思い始める。人間を間違わせるのさ

クワトロ・バジーナの名言③「これが若さ…」

クワトロ・バジーナの名言や名シーン3つ目は、自身の正体がシャアだと見抜かれつつも、その事実をぼやかすような発言をし、カミーユの拳を喰らったクワトロの名セリフです。カミーユにとってクワトロは、兄貴分のような尊敬できる大人であるものの、シャア・アズナブルに関しては良い印象を持っておらず、それゆえにクワトロの正体がシャアであることを信じたくはなかったでしょう。

一方のクワトロも、エゥーゴに加入した理由は、自身の目的を達成するための手段であり、そのためにはクワトロ大尉として貫く必要がありました。「機動戦士Zガンダム」では、気性の激しいカミーユに殴られるという、シャアらしからぬ姿を見せるクワトロですが、「これが若さか」という名言からは、シャアの意外な一面が垣間見えるでしょう。

これが若さか…

クワトロ・バジーナの名言④「今日の都合で魂を売った…」

クワトロ・バジーナの名言や名シーン4つ目は、連邦議会にて、自身の保身や目先の利益に囚われ、戦力で勝るティータンズに傾倒する地球連邦軍の浅はかさを指摘する、クワトロの名セリフです。地球で行われたこの議会には、ブレックス准将と共にクワトロも参加しており、ティータンズのやり方に対して、表面的なもので判断する連邦軍の危うさを察していました。

クワトロが放った連邦軍への批判とも捉えられるこの名言は、その後のガタール議会での様子を予見したものと考察でき、クワトロの演説によって世論はエゥーゴを支持し始めると、これまでティータンズ側だった連邦軍は、エゥーゴに取り入られようと動き始めます。

今日の都合で魂を売った人々の決定などは明日にも崩れ去るものさ

クワトロ・バジーナの名言⑤「人の心の中に踏み込むには…」

クワトロ・バジーナの名言や名シーンの5つ目は、レコアの異変を察し、何かあったのかと聞くカミーユに対するクワトロの名セリフです。レコアから好意を寄せられていることを感じつつも、ブレックス准将の暗殺を受け、彼からエゥーゴの後を任された以上、自分のことより、組織のことを優先せざるを得ない状況にいました。

そのため、今の自分はレコアとの関係を深める資格はないと謙遜しており、クワトロの態度はやがてレコアをティータンズへ投降させる引き金となりました。この名言は、人間関係を円滑にするためのアドバイスにも活用でき、クワトロの処世術にも聞こえるでしょう。

人の心の中に踏み込むには、それ相応の資格が要る

クワトロ・バジーナの名言⑥「私はいつも独りの男だった…」

クワトロ・バジーナの名言や名シーン6つ目は、アクシズとの交渉にてハマ―ン・カーンの目論みを知り、ジオン軍のシャアも、ハマ―ンと同じ目的を持っていたのではと指摘するレコアに対する、クワトロの怒りの名セリフです。一年戦争の終結後、シャアはザビ家の正統後継者である幼いミネバを守るべく、小惑星アクシズに潜伏し、そこで後にミネバの摂政となるハマ―ンと出会いました。

アクシズの指導者・マハラジャ・カーンの死去により、その娘・ハマ―ンが摂政に就任するも、ザビ家の再興を目論むハマ―ンとは対照的に、クワトロ(シャア)は、ザビ家を憎む立場にあり、政治的な意見の相違から、2人はやがて別離しました。その後、ミネバはハマ―ンの傀儡と化し、彼女の政治思想を植え付けられ、その光景にクワトロは怒りを顕わにします。

以下の名言からは、ザビ家と深い因縁を持ちながら、あえてその事実を否定しながらも、ザビ家の台頭により、壮絶な少年時代を送らざるを得なかったクワトロの苦悩や葛藤が垣間見えるでしょう。

私は、ザビ家とは関係無い! 私は、いつも独りの男だった・・・

クワトロ・バジーナの名言⑦「今の私は…」

クワトロ・バジーナの名言や名シーン7つ目は、ハヤトから自身の正体を見抜かれそうになり、自分はクワトロ・バジーナだとシラを切る、クワトロの名セリフです。クワトロとシャアが同一人物だと気づいていないカミーユは、兄貴分として慕っていクワトロが、憎きシャア・アズナブルだと聞き、ハヤトの指摘が本当なのか、問い詰めます。

クワトロは、以下の名言のように、自分はクワトロ・バジーナだと言い切るも、納得のいかないカミーユから一発殴られてしまい、「これが若さか」と言い放って話をそらそうとします。

今の私はクワトロ・バジーナ大尉だ。それ以上でも、それ以下でもない。

クワトロ・バジーナの名言⑧「サボテンが花をつけている…」

クワトロ・バジーナの名言や名シーン8つ目は、レコアの戦死を受け、アーガマの艦隊が悲しみに暮れる中、負傷したレコアを止めず、彼女を死なせたことに怒るカミーユから拳を受けた際に発した、クワトロの名セリフです。後に、レコアはティータンズに寝返ったことが判明するも、その時は、誰もがレコアの死を信じて疑わず、悲しみに暮れていました。

かつて彼女に好意を寄せられていたクワトロも、自分が制止しきれなかったためにレコアが死んだと思い、レコアの部屋にいました。そこへ、カミーユが入り、クワトロの煮え切らない態度に怒りを覚え、彼に殴りかかり、以下の名言が飛び出しました。この名言は、意味が分からないとの理由から迷言とも評されており、カミーユの怒りを収めるために、あえて気を反らすような発言をしたと解釈できます。

一方、この名言についてファンの間では様々な解釈がなされており、サボテンの花は、レコアの女性としての充足感を表し、エゥーゴではあくまで1人の人間として扱われ、クワトロとの恋もレコアの一方的な片思いでした。そして、レコアがティータンズへ投降し、女性としての充足感を得たため、サボテンを開花させたと考えられています。

また、サボテンの花を見て、宇宙へ散ったレコアへ向けたものと感じたためや、これまで距離を置いてきたことで、レコアの周囲の変化にも関心を持たず、レコアという存在がいなくなったことで、はじめて彼女の周囲の小さな変化に気が付けた皮肉とも考察されています。「これが若さか」と同様に、何気ないセリフでありながら、人によって様々な解釈ができる、奥深い名言でしょう。

サボテンが花をつけている

クワトロ・バジーナの名言⑨「せめて私の手で…」

クワトロ・バジーナの名言や名シーン10つ目は、かつて自分に好意を寄せてくれた女性と、敵同士として戦うことになったクワトロの覚悟の名言です。エゥーゴの制圧のため、神経ガスの噴射を目論むレコアにはクワトロが対峙し、彼に敵意をむき出しにするレコアからは、エゥーゴ時代の面影は一切なく、クワトロのことも、彼の正体であるシャアと呼びます。

エゥーゴ時代には、レコアの好意に対して深入りしない態度を見せていたクワトロでしたが、その言動がレコアをティータンズに寝返らせる引き金となってしまい、クワトロ自身もその事実に罪悪感を持っていました。以下の名言からは、ティータンズ入りはレコア自身の決断だったとしても、その原因を作ってしまった自分にも非があると認め、罪滅ぼしに乗り出すクワトロの決意が感じられるでしょう。

せめて私の手でその業を払わせてもらう

クワトロ・バジーナの名言⑩「君を笑いに来た…」

クワトロ・バジーナの名言や名シーン10つ目は、宿敵・アムロ・レイとの再会に対して、クワトロなりの挨拶の言葉と解釈できる名言です。一年戦争の英雄と呼ばれたアムロは、Zガンダムでは連邦軍の大尉まで昇進するも、ニュータイプ能力を軍に危険視され、保護観察と称した軟禁生活を余儀なくされていました。

カミーユをはじめ若手が戦場で活躍する中、アムロが戦いに繰り出さないことを心配するクワトロでしたが、今は、エゥーゴの仲間として共闘することを提案します。アムロ・シャアの宿敵関係は、ガンダムシリーズを語る上で欠かせない要素ですが、Zガンダムでは同じ組織に属する者同士となっており、クワトロとしてアムロと再会することへの気まずさが、名言に現れているでしょう。

君を笑いに来た。そう言えば君の気が済むのだろう?

クワトロ・バジーナの名言⑪「戦士は生きている限り…」

クワトロ・バジーナの名言や名シーンの11つ目は、キリマンジャロ基地の爆発が迫る中、戦死したフォウにすがりつくカミーユに対して放ったクワトロの名セリフです。最愛の人を失った悲しみは理解できるものの、戦士として生きる道を選んだ以上、どんなに苦しい状況に遭っても、命ある限り戦い続けなければならないと、戦士としての経歴の長い者としてのアドバイスを送ります。

クワトロのセリフは、捉え方によってはひどい、冷徹とも感じられるものの、戦場では個人的な感情が味方を窮地に追い込む危険があり、例え、大切な仲間を失っても、戦いが完全に終わらないうちは冷静さを失うなという、意味が込められているでしょう。

戦士は生きている限り 戦わなければならんのだ

クワトロ・バジーナの名言⑫「新しい世界をつくるのは…」

クワトロ・バジーナの名言や名シーンの12つ目は、コロニーレーザー防衛戦にて、カミーユを戦場から逃がす際に放った名セリフです。父親の失脚により、波乱万丈の人生を送ってきたクワトロは、老人が世界の政治を動かしているうちは、世界は何も変わらないことを実感しており、それゆえに、この世界を変えるきっかけとしてカミーユたち若者の未来に期待し、そんな逸材を死なせたくないという思いがあったでしょう。

新しい世界をつくるのは老人ではない

クワトロ・バジーナの名言⑬「私はかつて…」

クワトロ・バジーナの名言や名シーン13つ目は、連邦議会のあるガタールにて、世論の目を覚まさせるべく、シャア・アズナブルとしてティータンズの非道を暴露する覚悟に出た、クワトロの名セリフです。クワトロは、地球が滅びの一途を辿る原因は人間同士の争いにあると指摘。さらにティータンズの非道な振る舞いがその火種になっていると指摘し、世論を味方に付けることに成功します。

クワトロの決死の演説は、エゥーゴとティータンズの抗争を発端とするグリプス戦没のターニングポイントとなると同時に、アクシズを加えた三つ巴戦の引き金にもなりました。

私はかつて、シャア・アズナブルという名で、呼ばれたこともある男だ

クワトロ・バジーナの名言⑭「地球を自然の揺り籠の…」

クワトロ・バジーナの名言や名シーンの14つ目は、ガタール演説にて、、父・ジオン・ダイクンの遺志を継ぐ者として、地球の在り方について訴える、キャスバル・レム・ダイクンとしてのクワトロの名セリフです。クワトロは、人類が宇宙に進出した理由は、人類の重さに耐え切れなくなった地球を、自然の揺り籠の中に戻すことであり、今がその時期なのだと訴えます。

人類が宇宙へ生活圏を広げることは、かつての美しい地球を取り戻ることに繋がるにも関わらず、それらを阻止する存在もおり、それこそティータンズだと指摘します。クワトロは、ティータンズは、地球に魂を引かれ、私利私欲で惑星を食いつぶす存在とみなし、自らの戦力を笠に着て、悪事の数々を行っていることを世間に知らしめました。

地球を自然の揺り籠の中に戻し、人間は宇宙(そら)で自立しなければ、地球は水の惑星では無くなるのだ。

クワトロ・バジーナの名言⑮「まだだ…」

クワトロ・バジーナの名言や名シーンの15つ目は、グリプス戦没の最終決戦にて、単独でハマーン・シロッコに斬りかかるクワトロの名セリフです。「これが若さか」と並ぶZガンダムの名言であり、クワトロの敗北が目に見えても決して戦いの手を緩めない、クワトロのかっこいい名言です。

最終的には、百式の機体も次々と破壊された挙句、艦隊の爆破に巻き込まれ壮絶な最後を迎えたものの、後のシリーズで生き延びていたことが判明し、アムロとの宿命の決戦に挑みました。クワトロ・バジーナとしての最後の名言からは、どんな苦境に立たされても自分は決してしなない、どこまでも戦い続けるという、シャア・アズナブルとしての意思も感じさせる名言でしょう。

まだだ!まだ終わらんよ!

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クワトロ・バジーナの搭乗機体

クワトロ・バジーナの搭乗機体の紹介・イメージ画像

以下では、「機動戦士Zガンダム」にて、クワトロ・バジーナ(シャア)が搭乗した機体の詳細について、ネタバレ紹介します。

搭乗機体①RGM-79 ジム

RGM-79 ジムの概要を紹介・イメージ画像

クワトロ・バジーナの搭乗機体の1機・RGM-79 ジムは、小説版「Zガンダム」のみに登場する機体で、過去にクワトロが搭乗経験のある機体として言及されています。

搭乗機体②RMS-099 リック・ディアス

RMS-099 リック・ディアスは、クワトロが所属するエゥーゴと、アナハイム・エレクトロニクス社(AE社)との共同開発により製作された量産型モビルスーツです。ガンダリウム合金の採用により、機体の軽量化を実現し、見た目より軽快に操縦できることが特徴です。ブレックス・フォーラの提案で「γガンダム」の名が浮上するも、クワトロの意見から「リック・ディアス」と命名されました。

RMS-099 リック・ディアスは、クワトロの他、アムロ・レイ、エマ・シーンなどのパイロットも搭乗し一時的であるものの、カミーユや彼の父・フランクリン・ビダンも、それら機体の操縦を行いました。また、RMS-099という型式番号は、地球連合軍からのエゥーゴの動きを欺くための偽の番号であり、本来の型式番号は「MSA-099」です。

搭乗機体③RX-178 ガンダムMk-Ⅱ

グリプス戦没の引き金となったガンダム奪取事件の中心になった機体であり、ティータンズが自分たちのために製作した新型モビルスーツの試作機です。前作のRX-78 ガンダムの後継機で、かつスペースコロニー内での戦闘を目的に設計され、装甲・フレームには「チタン合金セラミック複合材」を用いつつも、機体全身にムーバブルフレームを採用するなど、新たな試みも施されました。

「Zガンダム」では、アニメ序盤にてクワトロがティータンズからの奪取を目指した機体であり、偶然、ガンダムMk-Ⅱに乗り込んだカミーユの協力や、エマ・シーンのティータンズ脱退により、計3機がエゥーゴに渡りました。その後、ガンダムMk-Ⅱはカミーユ・ビダンの搭乗機となり、Zガンダムの登場後は、搭乗者がエマに代わっています。

搭乗機体④MSN-00100 百式

可変型のガンダムタイプMSとして設計されたエゥーゴの試作機でしたが、技術不足により当初の設計を断念し、通常のモビルスーツとして稼働された機体です。クワトロ・バジーナの代名詞とも呼べる「MSN-00100 百式」は、Zガンダム終盤のハマ―ン・カーンとの一騎打ちにて搭乗し、高性能の運動性・機動性や、金色に塗装されたボディと、「百」のマーキングが目を引きます。

エゥーゴの艦隊・アーガマの主力機として活躍し、対ハマ―ン戦では、両脚を失いながらも戦いの手を緩めることなく、降伏をちらつかせるハマ―ンに対して、クワトロは最後まで戦う姿勢を貫き通しました。

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クワトロ・バジーナのサングラスや強さを考察

クワトロ・バジーナのサングラスや強さを考察・イメージ画像

「これが若さか」などのかっこいい名言を生み出したクワトロ・バジーナ(シャア)から、「機動戦士Zガンダム」で着用しているサングラスの意味や、Zガンダムでのクワトロの強さや、一部で弱いと言われる理由についてネタバレ考察しました。

クワトロ・バジーナのノースリーブやサングラスの理由

「Zガンダム」では、シャア・アズナブルという正体を隠す為か、クワトロとしての衣装はノースリーブにサングラスという、ジオン軍時代とは一変してスタイリッシュな恰好となっています。実は、クワトロの衣装は、当初は長袖を想定したデザインであったものの、色指定の過程でのミスが起き、結果、ノースリーブ姿のクワトロが出来上がってしまったと言われています。

また、クワトロ・バナージと言えば、赤を基調にしたノースリーブにサングラスが欠かせませんが、サングラスは単なるおしゃれではなく、一年戦争にてアムロから受けた傷を隠す為だと説明されています。劇中では、サングラスを外すシーンがあり、クワトロ=シャアだと見抜かれそうですが、ジオン軍時代はマスクで素顔を隠してたため、クワトロ(シャア)の正体を怪しむ者はいなかったでしょう。

クワトロ・バジーナが弱いと言われる理由

ガンダムシリーズでは、アムロ・レイの宿敵として数々の戦場を渡り歩いてきたシャアでしたが、クワトロとして登場した「Zガンダム」では、オールドタイプのMSパイロットに追い込まれるなど、シャアらしからぬ活躍から、クワトロは弱いとの意見も見られます。しかし、クワトロの弱さは、パイロットとしての腕が落ちたわけでなく、Zガンダムでの設定が影響しています。

Zガンダムでは、ニュータイプ専用の機体が開発され、搭乗者の能力に応じて性能が左右されるというという、新たな設定が誕生しました。ニュータイプは、カミーユの他、ハマ―ンにも該当し、それぞれの能力が最大限に発揮された一方、ニュータイプ能力の弱いクワトロには不利な状況であり、ニュータイプとそうでない者の差の大きさが、クワトロが弱いという評価につながったでしょう。

また、ガンダム原作者・富野由悠季先生によると、シャア・アズナブルは、悩むということから抜け出せば、アムロでも手出しする前に倒してしまうほど強いと評しています。しかし、それでは物語としてのガンダムはすぐ終わってしまうから、シャアに勝てるニュータイプを生み出す必要があったと語っており、Zガンダムでのシャアに不利な設定は、物語全体にとって必要な設定だったでしょう。

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クワトロ・バジーナとアムロの関係や最後

クワトロ・バジーナとアムロの関係や最後を紹介・イメージ画像

以下では、「これが若さか」をはじめとする名言はもちろん、宿敵との再会にも注目が集まった、「機動戦士Zガンダム」のクワトロ・バジーナとアムロの関係や、クワトロの最後をネタバレ紹介します。

クワトロ・バジーナとアムロの関係

クワトロ・バジーナとアムロ・レイの関係は、一年戦争にさかのぼり、ジオン公国軍と地球連邦軍として、ニュータイプ能力を秘める少女・ララァ・スンを巡り、激戦を繰り広げました。一方、Zガンダムでは、シャアではなく、クワトロとして再会しており、対ティータンズという共通の目的から、エゥーゴとして協力関係を結びました。

クワトロ・バジーナの最後

シャアのクワトロ・バジーナとしての最後は、宇宙世紀0088年2月に勃発したエゥーゴ・ティータンズ・アクシズによる三つ巴戦で、クワトロは、コロニーレーザーのグリプス2を舞台に、ハマ―ン・カーンとパプテマス・シロッコと交戦し、グリプスの死守やティータンズの艦隊の撃破を成し遂げます。

しかし、その直後に繰り広げたハマ―ンとの一戦で、百式は両脚を切断され、艦隊の爆破に巻き込まれ、クワトロ・バジーナは消息を絶ちました。クワトロはグリプス戦没で死んだと思われるも、実は生きており、「逆襲のシャア」での第2次ネオジオン抗争でクワトロことシャアの生存が明かされ、アムロとの最後の戦いに挑みます。

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クワトロ・バジーナの声優

クワトロ・バジーナの声優のイメージ画像

以下では、「これが若さか」等の数多くの名言を吹き込んできた、「機動戦士Zガンダム」のクワトロ・バジーナの声優・池田秀一さんのプロフィールや、主な出演作品や演じたキャラを紹介します。

池田秀一のプロフィール

クワトロ・バジーナ(シャア)のアニメ声優・池田秀一さんは、1949年生まれ、東京都出身の声優・ナレーター・俳優で、1958年に子役としてデビューしました。俳優として活躍する傍ら、1970年からは声優としても活動をはじめます。「機動戦士ガンダム」への出演は、当初は、アムロ役でオーディションに参加するも、後にシャア・アズナブル役のテストを受け、シャア役を獲得しました。

池田秀一の主な出演作品や演じたキャラ

声優・池田秀一さんの主な出演作品は、アニメ「ワンピース」シャンクス役、「名探偵コナン」赤井秀一/ライ役他、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」ギルバート・デュランダル役等です。また、海外作品にも多数出演しており、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」シリーズの俳優・ジェット・リーの担当声優を務めています。

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クワトロ・バジーナに関する感想や評価

クワトロ・バジーナに関する感想や評価・イメージ画像

以下では、「これが若さか」などのかっこいい名言を生み出した、機動戦士Zガンダムのクワトロ・バジーナに関する感想や評価を紹介します。

感想1:クワトロとしてのシャアが好き

機動戦士Zガンダムでは、クワトロの異名で主人公の味方についたシャアでしたが、「これが若さか」など、前作のシャアらしからぬ名言やセリフ、描かれ方となっており、クワトロとシャアが別人のようにも感じられるでしょう。また、シャアよりも、機動戦士Zガンダムのクワトロの方が好きという意見もみられ、クワトロとしてのシャアだからこそ、「これが若さか」などの名言が生まれたでしょう。

感想2:アニメ最終回でのクワトロのセリフが好き

「機動戦士Zガンダム」でも多くの名言を生み出したクワトロの名言と言えば、シャアの意外な一面が垣間見えた「これが若さか」などが有名ですが、カミーユたち若者に未来を託すような名言もかっこいいと支持されています。ファンの中には、Zガンダムの最終回で放ったカミーユに向けた名言が好きとの感想もみられ、シャアとしてではなく、クワトロ・バジーナとしての人気も見られます。

感想3:「これが若さか」というシーンが不思議に見える

クワトロの「これが若さか」というセリフは、Zガンダムの迷言とも評されており、カミーユに殴られただけで、涙を流しながら倒れるシーンに疑問を投げかける声も見られます。一方、このシーンは、過去の自分を悔やんだ際に流れた涙と解釈する意見もみられ、何気ないセリフからクワトロの心境を読み取れることも、彼の名言や名セリフの魅力となっています。

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クワトロ・バジーナの名言まとめ

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「機動戦士Zガンダム」から、クワトロ・バジーナの名言「これが若さか」やかっこいい名セリフ・名シーン等を、ネタバレ紹介しました。ガンダムシリーズにて、異色のキャラ設定となったクワトロ(シャア)でしたが、日常生活にて真似したい「これが若さか」という名言や、心に響くかっこいい名言の数々は、クワトロ・バジーナとしてのシャアの魅力を引き立てているでしょう。

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