【機動戦士Zガンダム】カミーユ・ビダンのその後は？精神崩壊から回復しZZに登場？

『機動戦士Zガンダム』の主人公カミーユ・ビダンは、最終決戦でパプテマス・シロッコと対決して見事倒すも、散り際のシロッコの思念を受けたことによって精神崩壊を引き起こしてしまいました。そしてその後、『機動戦士Zガンダム』の続編である『機動戦士ガンダムZZ』では、未だに精神崩壊から復活していない状態で登場しています。では、カミーユの精神疾患は治るのか？ここからは、カミーユのその後を見ていきましょう。

『機動戦士Zガンダム』は日本サンライズ制作によるガンダムシリーズのテレビアニメです。原作は矢立肇(原案)、富野由悠季、総監督は富野由悠季とそれぞれが担当しています。名古屋テレビ・テレビ朝日系列にて1985年3月2日から1986年2月22日にかけて全50話で放送され、その後劇場版『機動戦士Ζガンダム-星を継ぐ者-』、『機動戦士ΖガンダムII-恋人たち-』、『機動戦士ΖガンダムIII-星の鼓動は愛-』が公開されています。

ここでは『機動戦士Zガンダム』のあらすじを簡単にまとめていきます。時は『機動戦士ガンダム』の一年戦争から7年後の宇宙世紀0087年。地球連邦軍から発生したティターンズやエゥーゴなど二つの勢力によるグリプス戦役を描いており、物語中盤からはジオン残党最大勢力であるアクシズが介入してきたことによって抗争が激化していきます。当記事で紹介するカミーユ・ビダンはエゥーゴ側の人間として登場しました。

『機動戦士Zガンダム』に登場するカミーユ・ビダンは、ガンダムシリーズにおいて史上最高のニュータイプ能力を秘めた人物です。身長・体重について、公式では身長が168.2cm、体重が59.5㎏と設定されています。両親は父フランクリン・ビダン、母ヒルダ・ビダンです。ある出来事をきっかけにエゥーゴのMSパイロットになったものの、あまりにも感受性が強かったために精神崩壊を起こしてしまいます。

史上最高のニュータイプ能力を秘めたカミーユ・ビダンですが、彼の年齢はいくつなのでしょうか？ガンダムシリーズの時系列に合わせてみていきましょう。まず、『機動戦士Zガンダム』にて初登場した時の年齢は16歳です。その後『機動戦士ZZガンダム』に登場した時の年齢は17歳となっています。

カミーユ・ビダンは個人的なティターンズとMPへの復讐心による行動が原因で両親を失ってしまったり、宇宙に満ちる多くの人の死の思念を感じたことで精神崩壊してしまったりするなど激動の人生を辿っていますが、実は彼にはモデルとなった人物がいます。そのモデルというのが、フランスの彫刻家カミーユ・クローデルです。

カミーユ・クローデルは容姿端麗で彫刻技術にも優れていたものの、母親に芸術を理解してもらえず、家族とは一生涯の確執が続いたと言われています。また彫刻家ロダンとの間にできた子供をおろすことになったため、そのショックから精神疾患を発症してしまい、精神病院に送られることになりました。家族との確執や恵まれた容姿、天才的な才能、精神崩壊といった特徴は、確かにカミーユ・ビダンと似ていると言えるでしょう。

『機動戦士Zガンダム』にて精神崩壊を引き起こしたカミーユ・ビダンですが、果たしてその後、彼は精神疾患が治るのか？ここからはその疑問を解消すべく、カミーユのその後が描かれた『機動戦士ガンダムZZ』、劇場版『機動戦士Zガンダム A New Translation』、漫画『機動戦士ガンダム ムーンクライシス』といった3つの作品をそれぞれ見ていきます。

始めに『機動戦士Zガンダム』の続編『機動戦士ガンダムZZ』のあらすじと共に、その後の精神崩壊したカミーユが治る様子を見ていきます。まず『機動戦士ガンダムZZ』の主人公はジェード・アシータです。彼は一儲けしようという考えのもと、Zガンダムを奪ったのを機にエゥーゴとの第一次ネオ・ジオン抗争へ巻き込まれていきます。

一方、カミーユはアーガマ艦内にてファに看護され、精神崩壊を治すための治療をおこなっていました。そしてカミーユはジェードと出会い、手を握るだけでニュータイプの資質を覚醒させ、ジェードをZガンダムに乗るよう導いています。どうやら、精神崩壊に陥ってもなおニュータイプ能力は健在の様子。その後、カミーユは思念の声で仲間の窮地を知らせたり、パイロットに指示を送ったりするなどの活躍を見せます。

しかし、まだ精神崩壊が治る兆しは見えていません。なぜなら、再び多くの命が失われる悲壮感に苛まれてグラスゴーへ降下することなっていたからです。そしてカミーユはファに支えられながら宇宙へ上がるジェードたちを見送っています。しかし、ファの看護によって精神崩壊から復活したのか、海辺にてファと抱き合う様子が描かれていました。

続いて『機動戦士Zガンダム A New Translation』のあらすじと共に、その後の精神崩壊したカミーユが治る様子を見ていきます。本作は『機動戦士Zガンダム』や『機動戦士ガンダムZZ』の続編ではなく新訳です。

物語の大筋は『機動戦士Zガンダム』と同じものですが、主人公カミーユが迎える結末に変更が加えられており、彼はニュータイプ能力による精神崩壊を起こしていません。カミーユが精神崩壊を起こさなかったのは、彼が他人との触れ合いを大切にしていたからです。さまざまな人々との出来事を成長の糧として受け止めていたことにより、精神的な成長を果たしています。

最後に漫画『機動戦士ガンダム ムーンクライシス』のあらすじと共に、その後精神崩壊したカミーユが治る様子を見ていきます。どうやら、本作におけるカミーユはその後医者になっているようです。月面都市グラナダでファと共に生活しているため、精神崩壊から復活しているのが窺えます。

精神崩壊を起こしたカミーユ・ビダンは、その後『機動戦士ガンダムZZ』にて復活を果たしました。ネット上ではカミーユのその後の様子に喜びを露わにしている方が多く、視聴者はよほど彼のその後が気になっていたのでしょう。では、ここから高い人気を誇るカミーユの名言・名セリフを見ていきましょう。

カミーユ・ビダンはジェリド・メサに向かって「カミーユが男の名前で…」に続く名言を放ちました。ジェリドはブライトの船を一目見ようと宇宙港に訪れたカミーユの名前を耳にして「女の名前なのに…なんだ、男か」と呟きます。すると名前にコンプレックスを抱えていたカミーユは侮辱されたと感じ、ジェリドを「なめるな！」と言って殴打しました。その後カミーユはこの名言を放ち、さらに相手を殴るのでした。

カミーユ・ビダンはグリーン・ノアの宇宙港で自分を逮捕して制裁を加えてきたMPに向かって「そこのMP…」に続く名言を放ちました。この名言はカミーユが相手を踏み潰そうとしたり、盗んだガンダムMk-Ⅱのバルカンを斉射したりするなどの仕返しをした時のセリフです。

カミーユ・ビダンは一般市民を虐殺した敵対組織のティターンズに向かって「なぜそうも簡単に人を…」に続く名言を放ちました。戦意を持たない民間人の命を奪うことへの憤りを表した名言で、カミーユなりの正義に乗っ取って発せられています。

カミーユ・ビダンはファウ・ムラサメに向かって「とっくに好きさ…」に続く名言を放ちました。カミーユはアーガマとスードリが空中戦を繰り広げていた時に、香港で心を通わせたフォウが敵機サイコガンダムに搭乗していたことを知ったため、それに取りついてコックピットハッチを解放します。

その後フォウがコックピットを開くと、カミーユは家庭環境のことや両親の死、幼馴染のファのことなどを打ち明けました。そのカミーユの心中を聞いたフォウは、カミーユに対して「カミーユって名前、今でも好き？」と尋ねます。するとカミーユはこの名言を放ちました。カミーユがコンプレックスを受け入れるようになっているのが分かるセリフです。

ここまで精神崩壊を起こしたカミーユ・ビダンのその後の様子を紹介しつつ、彼の名言や名セリフを紹介してきました。最終的に精神崩壊から完全復活を果たしたカミーユですが、そもそも彼はどのような経緯で精神崩壊を引き起こしたのでしょうか？ここからはカミーユの最強説や活躍シーンをネタバレしつつ、彼が精神崩壊を起こすまでの経緯を紹介していきます。

カミーユ・ビダンの両親は共に地球連邦軍の技術士官でした。どちらも家庭を顧みない仕事人間で、不倫にふける父と、それに気づかぬふりをして仕事に没頭する母に対して強い不満を抱いていたカミーユは、孤独な少年時代を送っていたようです。そのため、小型飛行機のホモアビスやジュニア・モビルスーツなど機械的な趣味に没頭するようになり、さらに天性のニュータイプ能力も持ち合わせていました。

カミーユ・ビダンはかつて一年戦争でホワイトベースを率いたブライト・ノアがグリーン・ノアに来訪したため、彼に会うべく幼馴染であるファ・ユイリィを連れて宇宙港へ向かいました。しかし、そこでティターンズの将校であるジェリド・メサと出会い、カミーユの「女性のような名前」を馬鹿にされたことで激高し、ジェリドを殴ってしまったためMPに逮捕されてしまいました。

ちょうどそのタイミングでエゥーゴによる「ガンダムMk-Ⅱ」強奪作戦が開始され、ティターンズとの戦闘が勃発します。そして、そのガンダムMk-Ⅱがジェリドの操縦する機体だったため、カミーユは個人的な復讐心からエゥーゴの作戦に協力してガンダムMk-Ⅱを盗み出しました。その後、カミーユはクワトロ・バジーナ(シャア・アズナブル)たちと共にグリーン・ノアを脱出します。

その後カミーユは戦艦アーガマに搭乗します。そして連邦軍のパイロットであるライラ・ミラ・ライラを撃墜するという大戦果を挙げたことにより、カミーユはティターンズから盗み出したガンダムMk-Ⅱの専属パイロットに任命されます。アーガマのクルーからは「アムロ・レイの再来」と称されるようになったカミーユは、宇宙世紀史上において最強のニュータイム能力を開花させていくのでした。

カミーユはその後、エマ・シーンの窮地に気付いて救出したり、ブライトの家族とアムロが人質に取られる事件にて水中用ザクと交戦して撃破することで人質奪還のきっかけを作ったりするなど大活躍していましたが、最終的に彼の生まれつき備わっていたニュータイプ能力によって精神崩壊を引き起こしてしまいます。

というのも、ニュータイプだったカミーユは他者の思考を共有するだけでなく、共感力の鋭さゆえに死者と思念の交信をしたりします。もともと繊細で感情の起伏が激しかったカミーユは、感受性が強すぎたのです。その後カミーユは最高のニュータイプへと覚醒したものの、その一方で能力が覚醒するごとにニュータイプ能力「共感力」の先鋭化が進行していき、次第にその精神が鬱屈して疲弊し続けていくようになります。

その後宇宙世紀0087年2月21日、カツやヘンケンなどカミーユの親しい人間が次々と命を散らし、カミーユ自身も敵の命を奪ってしまいました。こうしてカミーユは戦場に満ちる死者の思念を受け止め続けるようになります。繊細で感情の起伏が激しかったカミーユは、戦争の元凶であるシロッコを討ち果たしたものの、同時にシロッコが発した断末魔の思念によって、疲弊し続けた精神は限界を迎えて遂に精神崩壊を起こしてしまいました。

カミーユ・ビダンとファ・ユイリィは幼馴染の関係にあります。ファは『機動戦士Zガンダム』の1話から続編『機動戦士ZZガンダム』の最終回まで、一貫してカミーユを支え続けてくれましたが、カミーユが戦争に巻き込まれてアーガマに移ってからは気持ちがすれ違うようになります。

その後言い合いが増えた二人でしたが、ファウとの交流を経て成長したカミーユがファの額にキスしました。こうして二人は恋仲になります。その後、カミーユが精神崩壊をおこしてしまいますが、それでもファのカミーユに対する想いは変わらず、『機動戦士ZZガンダム』でもカミーユの介護を継続していました。最終回では精神崩壊から復活したカミーユと海辺で抱き合う姿が描かれています。

カミーユ・ビダンとクワトロ・バジーナは、ニュータイプとして影響し合った関係にあります。そもそも、カミーユがエゥーゴに入ったのは彼の資質に気付いたクワトロが声を掛けたおかげであり、もしそれがなかった場合はティターンズに捕まっていました。

一方、カミーユもクワトロに影響を与えており、カミーユはシャア・アズナブルに戻ろうとしないクワトロにシャアとしての責務を全うすべきであると伝えています。そしてそれがきっかけとなり、クワトロは自身をシャアと公言しました。その後もクワトロがカミーユに対し、ファウやロザミアの死を引きずらないようにアドバイスするなど、ニュータイプだからこそ分かるやり取りを繰り広げています。

• 名前：飛田展男（とびたのぶお）
• 愛称：飛ちゃん
• 生年月日：1959年11月6日（62歳）
• 出生地：茨城県水戸市
• 職業：声優、舞台俳優
• 所属事務所：アーツビジョン

『機動戦士Zガンダム』にてカミーユ・ビダンの声を演じたのは、声優事務所「アーツビジョン」所属の声優・飛田展男(とびたのぶお)さんです。声優の他に舞台俳優としても活動している飛田展男さんは、1982年から『暗闇にベルが鳴る』で声優デビューを果たし、その後1990年代から俳優活動をスタートさせています。声優としてはアニメ・ゲーム・吹き替え・ナレーションのジャンルを中心に活動中です。

• 1983年～：キャプテン翼(若島津健 役)
• 1986年～：光の伝説(大石誉昭 役)
• 1988年～：宇宙伝説ユリシーズ31(テレマーク 役)
• 1989年～：天空戦記シュラト(比婆王ダン 役)
• 1990年～：ちびまる子ちゃん(丸尾末男 役)
• 1992年～：宇宙の騎士テッカマンブレード(ペガス、テッカマンダガー 役)
• 1993年～：海がきこえる(杜崎拓 役)
• 1994年～：機動武闘伝Gガンダム(ウルベ少佐 役)

• 1994年～：勇者警察ジェイデッカー(ノイバー・フォルツォイク 役)
• 1996年～：機動戦艦ナデシコ(ウリバタケ・セイヤ 役)
• 1997年～：烈火の炎(石島土門 役)
• 1999年～：アークザラッド(クライブ 役)
• 1999年～：小さな巨人 ミクロマン(ミクロマンエジソン 役)
• 2000年～：機巧奇傳ヒヲウ戦記(サイ 役)
• 2001年～：星のカービィ(コックカワサキ 役)
• 2004年～：トランスフォーマー スーパーリンク(ナイトスクリーム 役)

『機動戦士ガンダムZZ』にて精神疾患から治るカミーユ・ビダンに関する声があがっています。どうやら、この方はその後のカミーユ・ビダンが精神崩壊から復活した原因として、ジェードたちのような若い次の世代が、原罪を背負うということに負けない強さを見せたことだと考えているようです。また、この感想からはカミーユの精神疾患がその後治るのかに注目されているのが分かります。

『機動戦士ガンダムZZ』にて精神疾患から治るカミーユ・ビダンのその後の様子に関する声があがっています。どうやら、精神崩壊したカミーユ・ビダンが完全復活し、ファと一緒に砂浜を走っていたことで喜びを露わにしているようです。やはり、その後カミーユの精神疾患が治るのか？という疑問点は多くの方に注目されているのが窺えます。

『機動戦士Zガンダム』に登場するカミーユ・ビダンのその後の様子に関する声があがっています。どうやら、この方はカミーユが精神崩壊から復活した理由が分かるということで、『機動戦士ガンダムZZ』の作品をおすすめしているようです。

『機動戦士ガンダムZZ』の最終回にて精神崩壊していたカミーユが完全復活したということで、「感動した」と言われているので、カミーユの精神疾患から治る様子や精神崩壊から復活したその後の様子が気になる方は、ぜひ『機動戦士ガンダムZZ』をチェックしてみてください。

今回は『機動戦士Zガンダム』に登場するカミーユ・ビダンが復活したその後をまとめてきました。『機動戦士Zガンダム』にて精神崩壊を起こしたカミーユは、その後『機動戦士ガンダムZZ』にて精神疾患が治る兆しを見せ、最終的には精神崩壊から復活したのか海辺でファと抱き合う姿が見受けられました。

ネット上では精神崩壊したカミーユが精神疾患から治るのか気になっている方が多く、実際に精神崩壊から完全復活したカミーユを見て喜びを露わにしている方がいました。精神崩壊したカミーユが、その後精神疾患から治るのか？気になる方はぜひその後の様子が描かれた『機動戦士Zガンダム』の続編『機動戦士ガンダムZZ』をチェックしてみてください。