機動戦士ガンダムを時系列順に整理!初心者にも楽しめるおすすめポイントは?

現在でも日本のロボットアニメの金字塔として新しい作品が作られ続けているガンダムシリーズ。しかし作品の数があまりにも多い為に初心者にはどのよな順番で観るのが正しいのか分かりにくくなっています。単純に考えるなら公開順よりも時系列順で視聴する方が良いように考えられます。今回はガンダムシリーズを時系列順に並べ直し、初心者でも入り込みやすいポイントを紹介していきます。

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目次

  1. 機動戦士ガンダムを時系列順に整理!おすすめポイントも紹介!
  2. 機動戦士ガンダムとは?
  3. 機動戦士ガンダムを時系列順に整理して紹介!おすすめポイントも紹介!
  4. 機動戦士ガンダム初心者へのおすすめの見る順番とは?
  5. 機動戦士ガンダムの時系列順まとめ!

機動戦士ガンダムを時系列順に整理!おすすめポイントも紹介!

それまで多かった、ヒーロー的に描かれるヒーローロボットから一転し、ロボットを1つの兵器として扱うリアルロボットアニメの先駆けとして絶大な人気を集めた機動戦士ガンダム。徹底したリアリティを取り入れ、さらに搭乗者同士の人間関係を深く描くなどしてリアル系ロボットアニメの原点とも言われています。その人気は絶大で、2018年現在でも新作のアニメや映画などが複数予定されている程です。

1979年に初代「機動戦士ガンダム」が放送されて以来、年々増え続けているガンダムシリーズ。しかしそんな長寿シリーズだけにそれぞれの作品を追い掛けるのは非常に大変になっています。公開順がそのまま時系列順というわけでもなく、その事がまた初心者の入り込みにくさを生んでいるのも事実です。

今回はガンダムシリーズを公開順ではなく時系列順に並べ直し、初心者でも入りやすいポイントを踏まえて紹介していきます。

GUNDAM.INFO | 公式ガンダム情報ポータルサイト

機動戦士ガンダムとは?

増えすぎた地球の人口、それに伴って起こるエネルギー問題や食糧問題、環境問題を解決する為に行われる事になったのが、宇宙に対しての移民です。月や木星など既存の星への都市の建設はもちろん、多くのスペースコロニーが作られました。これらの移民を統治するのが地球連邦政府ですが、コロニーの住人にはコロニー維持の為に重い税が課せられるなどして不満が溜まっていきます。

そして地球から一番遠い位置にあるスペースコロニーサイド3、ジオン共和国にて地球連邦政府から独立を訴える声が高まります。そうして始まったのが地球連邦対ジオンによる戦争です。初代機動戦士ガンダムではこの独立戦争「一年戦争」を舞台に、宇宙で活動するべく開発された人型ロボット兵器、モビルスーツを用いた戦争が行われる事になります。

ガンダムの高い人気を支えるのがその戦争のリアリティさはもちろんながら、深いキャラクター描写です。特に初代機動戦士ガンダム主人公であるアムロと宿命のライバルとなるシャアの戦いは、いくつかの作品を通して描かれていきました。以降も多数の魅力的なキャラクターが登場し、戦争をしながらもそれらの人間関係を描いていく姿が人気の高いシリーズでもあります。

以降、続編や外伝が次々と製作され、さらにはガンダムというベースはそのままに別世界の話が作られるなどして一気に作品数を増やしていく事になります。

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機動戦士ガンダムを時系列順に整理して紹介!おすすめポイントも紹介!

ここからは2018年現在、既に公開されている、或いはおおよその情報が出揃っている公開予定作品も踏まえて、時系列順に紹介していきます。ガンダム作品の半数以上が、初代機動戦士ガンダムで描く「宇宙世紀」という年号で分類されていきます。

ガンダムジオリジンシリーズ

2018年現在、本編として一番古い年代を扱っているのが機動戦士ガンダムジオリジンシリーズです。元々は初代「機動戦士ガンダム」を漫画化した作品で、原作となるアニメにエピソードなどを追加、設定の変更をしながらも基本的にはアニメを追い掛けるような形で展開されていました。しかしジャブロー編から原作アニメでは描かれなかった、シャアやセイラの過去編などが描かれ始めました。

それまで断片的にしか描かれてこなかったシャアの過去を明確にした事により、現時点で一番古い時代を描く作品になっています。それらの原作アニメにはなかった過去編を中心にアニメ化もされているので、絶対に時系列順にシリーズを追いたいという初心者の人はぜひアニメ版ジオリジンシリーズから見るのがおすすめです。

ガンダムMSイグルーシリーズ

時系列的には一年戦争中というぼやけた表現になっている作品がMSイグルーシリーズです。アニメ映画版を原点にOVA、小説、漫画などになっている作品です。ジオン軍の兵器開発の実験施設を舞台にした物語であり、戦争を行うシーンなどは全くと言っていいほどありません。ガンダムシリーズでも異色な作品であり、初心者が最初に観る作品でない事は間違いありません。

機動戦士ガンダムシリーズ

初代ガンダムシリーズは現在時系列順に並べると3作目の作品になります。テレビアニメを原点に、映画化、小説化、漫画化しています。ガンダムシリーズの元祖であり以降のシリーズに登場するキャラクターも多く登場している上に、全員が基本的に初登場で立ち位置なども掴みやすい事から初心者でも楽しむ事ができます。アムロとシャアが邂逅する最初の物語でもあります。

これ以降のシリーズに大きく影響する作品である事は間違いないので、やはり抑えておきたい作品ではあります。時系列順を多少崩しても良いのであれば、本作を観た後にキャラクターを深く掘り下げる為にジオリジンのOVAを観るというのもおすすめです。

機動戦士ガンダムサンダーボルトシリーズ

一年戦争の末期から終了後を描く物語なのが機動戦士ガンダムサンダーボルトシリーズです。一年戦争を舞台とはしていますが、アムロ達との接点はなく、完全に独立した物語になっている他、特に一年戦争終結後の展開が他の作品と矛盾している為、パラレルワールド的な扱いを受ける作品です。原作は太田垣さんが描く漫画版で、以降OVA化、映画化されています。

時系列的にはこの位置にはなりますが扱い的にパラレルワールドであるという点を考えると、ガンダム初心者向けの作品ではなくどちらかと言えばガンダムファンに贈る作品という側面が強い作品です。映像化作品に関しては最近作られたという事もあって、一年戦争期のモビルスーツがより高いCG技術で描かれて見どころのある作品でもあります。色々なガンダム作品を観た上で、もっと観たいとなった時に観るのがおすすめの作品です。

08MS小隊シリーズ

基本的にアムロ達ホワイトベースを追い掛けていく初代機動戦士ガンダム、しかし一年戦争自体は当然その他の地域でも行われています。そんな他の地域での一年戦争を描く外伝作品の1つが08MS小隊シリーズです。地球の東南アジア地域を舞台に、戦争でありながら、理想に燃えるシローを主人公にした物語が展開されます。作品の時期的には1年戦争の10月頃とされており、アムロ達がジャブローに行く頃の話です。

OVAとして発売された後、映画化、漫画化、小説化されている作品なので、基本的にはOVAで観るのがおすすめの作品になります。外伝作品である事は間違いないのでやはり初心者が最初に観るべき作品ではありません。少なくとも初代機動戦士ガンダムを視聴した上で観るのがおすすめです。

0080 ポケットの中の戦争シリーズ

08MS小隊と同じく一年戦争の外伝作品の1つが0080ポケットの中の戦争です。OVAとして発売され、小説化、漫画化がされています。08MS小隊と比較すると、作られた時期はポケットの中の戦争の方が古いですが、扱う年代的にはこちらは12月頃となっているので時系列順に並べるとこちらの方が後の作品になります。

初代機動戦士ガンダムでは描かれていない中立コロニーであるサイド6を舞台にした局地戦が描かれる作品であり、「ニュータイプ」が重要なワードになってくるガンダムシリーズにおいて、普通の人々を主人公に据えた物語になっています。外伝作品なのでやはり、視聴するなら最低でも初代機動戦士ガンダムを視聴した後にするのがおすすめです。

0083 STARDUST MEMORYシリーズ

テレビアニメ版として既に展開されていた初代機動戦士ガンダムと続編となる機動戦士Zガンダム、その間にある年代を埋めるべく公開されたのが0083 STARDUST MEMORYです。OVAとして発売された後、映画化、小説化、漫画化されています。

やはり初代機動戦士ガンダムは観ている事を前提として視聴するのがおすすめですが、時系列的には以降の物語である機動戦士Zガンダムまで観ている必要があるかが難しい所です。年代的には間違いなくZガンダムに続く作品なので、時系列順にこだわるのであればぜひ視聴する事をおすすめします。

機動戦士Zガンダムシリーズ

放映された順番であれば初代機動戦士ガンダムの次に当たり、正統な続編である機動戦士Zガンダムですが、時系列順に並べるとこの位置になります。一年戦争が宇宙世紀0079~0080年に行われた物語であるのに対し、本作は0087年と7年後の物語になっています。アニメから始まり、映画、小説、漫画と展開されています。

主人公こそ、カミーユですが、アムロやシャアを始め、機動戦士ガンダムから年齢を重ねて登場しているキャラクターも多いので、やはり機動戦士ガンダムを見た上で観るのがおすすめです。ただし、Zガンダムの劇場版は続編であるガンダムZZに繋がらないパラレルエンドになっているので、ぜひアニメ版を観るようにしましょう。

機動戦士ガンダムZZシリーズ

続編である機動戦士Zガンダムのさらに続編として公開されたのが機動戦士ガンダムZZです。テレビアニメとして放映された後、漫画化、小説化、今で言うドラマCDなどが製作されています。年代もZガンダムの翌年である0088年を舞台に描かれています。ただしZガンダムと違い、アムロやシャアなどは登場しておらず、やや独立性の強い作品になっています。

とは言っても明確に続編である事にかわりはなく、やはり機動戦士Zガンダムを視聴した上で観るのがおすすめです。アムロVSシャアを追い掛けるだけであれば視聴しなくても問題ありませんが、重要な要素になる部分もあるのでやはり視聴する事をおすすめします。

逆襲のシャアシリーズ

機動戦士ガンダムZZにアムロやシャアがでなかったのは本作、逆襲のシャアが映画として公開される事が既に決まっていた為でもあります。年代は少し下り、宇宙世紀0093年から物語がスタートします。映画を観るのがベターですが、一応小説版が原点にはあり、小説版は以降も連載される形式だった為に映画版と小説版では少し物語に違いが生まれています。

アムロVSシャアの最終決戦が描かれている作品であり、初心者がガンダムシリーズをアムロVSシャアを観たいと思って観るのであれば本作が最後の作品になります。やはりこれまでの経緯があってこその今作のシャアなので、初心者がいきなり観るのではなく、時系列順に作品を追っていきながら最後に観るのがおすすめです。

ガンダムUCシリーズ

比較的新しく形成され始めた逆襲のシャアとVガンダムの間の物語であるラプラス戦争期、その中心となる作品がガンダムUC(ユニコーン)です。本編は逆襲のシャアから3年後の宇宙世紀0096年を舞台としていますが、その発端となるのは宇宙世紀0001年に起こった「ラプラス事件」であり、ガンダムシリーズの中で一番過去の時代に触れている作品でもあります。

舞台設定等を厳密に知りたいのであれば、やはりシリーズ作として初代機動戦士ガンダムから視聴する必要がありますが、登場人物は本作が初登場となるキャラクターも多く、比較的近い年代を描く作品でありながら独立性が高い作品でもあるので、本作から見ても問題なく楽しむ事ができる作品です。元々は小説ですが、アニメ化、OVA化、漫画もされているので好みの媒体で視聴する事ができます。

Twilight AXISシリーズ

初代ガンダムとZガンダムの橋渡しとして0083 STARDUST MEMORYが製作されたようにガンダムUCと以降の年代の作品となるF91を繋ぐ意味合いも強い作品であるのが機動戦士ガンダム Twilight AXISです。小説をスタートに漫画化、アニメ化されている作品です。特に本作はF91に登場するキャラクターも多数登場しているので、F91を観る前には観ておきたい作品です。

ガンダムNTシリーズ

2018年現在、ガンダムシリーズ最新作となるのがガンダムNT(ナラティブ)です。2018年11月に公開が予定されている映画で、まだ細かな情報は少ないですが、プロジェクト展開としてガンダムUCシリーズ以降の物語を描く「UCNext0100」プロジェクトの第一弾とされている事から、時系列順的にはこの位置に入る事が予想されています。

F90シリーズ

ガンダムUC以前に展開されていた、大きく年代が離れ、宇宙世紀0111年を舞台にした作品です。本作もまた橋渡し的作品であり、さらに後の時代を描き映像化が予定されていた機動戦士ガンダムF91へと繋がる作品になっています。ガンダム作品では比較的展開が少なく、基本的には漫画のみの展開です。

原作コミックは既に入手する事が難しいですが、電子書籍版が発売しているので視聴するのであれば電子書籍版を利用するのがおすすめです。ただしやはり初心者がいきなり視聴するべき作品ではない事は確かです。

F91 フォーミュラー戦記0122シリーズ

F91に関連する作品は映像化されていない作品も多いですが、F91フォーミュラー戦記0122もその1つです。年代的にはタイトル通り宇宙世紀0122年を舞台にしており、時系列順に並べるならF91よりも先の年代です。家庭用ゲーム機向けに作られた作品の中でも原作再現ではなくオリジナルのストーリーを持つ作品は本作が初めてです。

一応漫画版はありますがダイジェスト的なものであり、その漫画版もかなり古いものである事から現状入手する事自体が難しい作品になっています。

シルエットフォーミュラ91シリーズ

同じくF91の外伝作品の1つガシルエットフォーミュラ91です。こちらは漫画からスタートし、小説版も発行されています。上記のフォーミュラー戦記と同じく年代だけで言えばF91よりも先の年代を描いています。漫画版であれば今でも電子書籍で読む事ができます。

F91シリーズ

上記の多くの関連作品を作りだした中心作品が機動戦士ガンダムF91シリーズです。宇宙世紀0123年を舞台にしています。年代が大きく離れた事で、これまでのキャラクターは一切登場しませんので比較的初心者でも入りやすい作品ではあります。しかし現在は近い年代ながらも独立性の強いガンダムUCも製作されている事もあって、やはりファン色が強い作品の1つです。

クロスボーン・ガンダムシリーズ

さらに年代はくだって宇宙世紀0133年を舞台にした漫画作品軍がクロスボーン・ガンダムシリーズです。いくつか副題を変えながら、長い年月をかけて連載されている漫画です。年代が離れているという意味では漫画好きのガンダム初心者でも入りやすいですが、やはりガンダムファン向けという側面が強いです。ガンダムファンには根強い人気を持つ本作ですが、現在までに関連作品は1つも映像化されていない作品でもあります。

Vガンダムシリーズ

アニメとしては4作目に当たるVガンダムは時系列の順番で並べるとかなりの作品です。宇宙世紀は0153年と、それまでに発表されていた作品からかなり年代が離れた作品であり、敢えて関連性を大きく省く事で初心者にも入り込みやすい作品になっています。設定的に位置関係が曖昧になりがちなターンAを除けば本作が宇宙世紀軸のガンダムシリーズでは最も後の時代を描く作品となります。

独立性という意味ではやはり初心者でも入り込みやすい作品ですが、やはりガンダムUCがある現在ではその役割では一歩劣るといえる作品です。

機動武闘伝Gガンダムシリーズ

上記までに紹介してきた作品は独立性が高いとは言っても完全に独立しているわけではなく、やはり時系列順に並べてみるのが1つおすすめの視聴方法でありますが、ここから紹介する作品は他の作品との順番を気にする事無く視聴できる作品です。何故なら、同じ「ガンダム」という名を持ちながら完全に別世界の物語として展開されているからです。

機動武闘伝Gガンダムシリーズは、ガンダムで行う格闘技大会という他のシリーズとは一線を介する設定のガンダムシリーズです。コロニーの設定など、他のシリーズを知っていればより楽しめる部分もありますが、全く知らなくても問題ない作品の代表格です。

新機動戦記ガンダムWシリーズ

宇宙世紀という年号ではなくアフターコロニーという年号を用い、完全に他のガンダムシリーズと切り離された作品が新機動戦記ガンダムWです。物語の軸としてはやはりモビルスーツ同士の戦争という点は従来のガンダムシリーズと変わりませんが、主要なキャラクターを全員美少年に設定する事で女性ファン層を多く獲得するに至った作品です。

設定の根幹から大きく異なる作品なので、時系列などの順番関係なく観たい時に観る事ができる作品になっています。その展開から小説や漫画、ゲームなども多数発売しています。

新機動世紀ガンダムXシリーズ

新機動戦記ガンダムWの後番組として製作されたのが新機動世紀ガンダムXです。後番組ではありますが、両者には一切繋がりはなく、新機動世紀ガンダムXも1つの独立した作品として展開されています。アニメとして始まったシリーズとしては唯一小説化がなされておらず、人気もあまり振るわなかった作品です。

ターンAガンダムシリーズ

ターンAガンダムはある意味で「ガンダムシリーズの総決算」とも言える作品です。シリーズとしては最も多い宇宙世紀作品以外の作品も全て含めて、宇宙開発が行われるようになってからの物語であるガンダムシリーズの1つの総括として描かれており、「地球に住む人類と宇宙に住む人類の戦争はどういう結末を迎えたのか」が作中でも語られています。

なのでターンAガンダムは全作品に繋がる作品であると同時に、完全に独立した作品でもあります。ガンダムシリーズでは戦争のシーンよりも政治的な部分を描く作品であり、また女性的な作品であるとも言われています。

機動戦士ガンダムSEEDシリーズ

宇宙世紀から独立した作品の中で知名度、人気共にトップを走る作品と言えるのが機動戦士ガンダムSEEDです。「原点回帰」「21世紀のファーストガンダム」というテーマで製作された本作は、宇宙世紀ではないガンダムシリーズの中で数少ない続編展開などもされている作品です。コズミック・イラと名付けられた新たな時代を舞台にしており、モビルスーツ製造の経緯なども大きく異なる完全に独立した作品群です。

商業的にも成功しており、そのテーマもあって、これからガンダムシリーズを観はじめるという初心者の人にもお勧めできる作品の1つです。ただし、SEEDシリーズの設定はあくまでもSEDDシリーズの設定であり、別のガンダムシリーズには通用しないという点には注意が必要です。

機動戦士ガンダム00シリーズ

機動戦士ガンダム00(ダブルオー)シリーズはこれまでに紹介してきた、西暦の延長線上にある架空の年代ではなく、西暦2307年の地球を舞台にした物語です。基本的にガンダムシリーズは宇宙を舞台に展開されるのに対し、あくまでも地球での物語であるという点が特筆すべき特徴となっています。またガンダムシリーズで初めて分割放送が行われ、またそれを利用してシーズン1とシーズン2で年代を大きく変える手法が取られました。

これまでのガンダムシリーズの根幹でもある「宇宙に飛び出す」事をしなかった場合のガンダムであるガンダム00は、オリジナリティも強く、ガンダムを知らなくても楽しめる作品です。ガンダム初心者でも順番を気にする事無く視聴する事ができます。

機動戦士ガンダムAGEシリーズ

機動戦士ガンダムAGEはゲーム会社レベルファイブが協力し、初めてゲーム化を前提に作られたアニメです。AGEというタイトル通り、3世代の主人公を通して物語が展開されるストーリーになっています。また「ガンダム」の名を持つモビルスーツが作中で主人公機1機しか登場しない点も特徴的な作品です。

ガンダムビルドシリーズ

ガンダムシリーズは作品としての人気はもちろんですが、それらの作中で活躍するモビルスーツのプラモデル「ガンプラ」もその人気を支える重要な要素になっています。そんなガンプラで戦う架空のシミュレーション競技「ガンプラバトル」をテーマとした作品が「ガンダムビルド」シリーズです。ガンプラが好きなら観て置いて損はない作品です。

ガンダムGのレコンギスタシリーズ

ガンダムGのレコンギスタシリーズは別世界とは言いながらも西暦の延長線上に宇宙世紀があったように宇宙世紀終焉後の延長線上に存在する「リギルド・センチュリー」という時代を舞台にした物語です。その設定上、他の別世界作品に比べれば宇宙世紀の作品と近い位置関係になり、「ミノフスキー粒子」など宇宙世紀の設定などもそのまま登場しています。

とは言っても時代が大きく異なる為に、別世界として扱われる事が多い作品になっています。宇宙世紀の中でも独立性の強い作品とは違い、完全に独立しているといっても問題ない別世界作品に近い立ち位置の作品なので、順番を気にする事なく視聴する事ができます。

機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズシリーズ

2018年現在、テレビアニメシリーズとしては最新作と言える作品が鉄血のオルフェンズシリーズです。こちらはまた完全に宇宙世紀とは別世界の物語であり、他の作品との繋がりがない作品になっています。これまでのガンダムシリーズのラストがそれぞれの戦争の終結に向かう作品であったのに対し、始まりも終わりも描かない「前に進み続けるだけの物語」として製作されました。

放送されて間もない事もあって、一番触れやすい作品でもあります。宇宙世紀から外れこそしますが、本作からガンダムシリーズに触れてみても面白いのではないでしょうか。

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機動戦士ガンダム初心者へのおすすめの見る順番とは?

各作品を簡単に紹介した所で視聴の順番に関して初心者でも入りやすいポイントなどをもう少し説明していきます。

ガンダムシリーズを時系列順で見るのは初心者には辛い!

ガンダムシリーズ、特に宇宙世紀の作品群は圧倒的に作品数が多く、その全てを順番に追い掛けていくのは非常に大変です。特に宇宙世紀の作品が本格的に製作されていた頃は現在のアニメと異なり1作品1クール(およそ3カ月)で描かれる短めのアニメではなく、1年をかけて放送するようなロングタイトルが多いという事も時系列を順番に観ていく事を難しくさせています。

初心者向けを推している作品であっても、やはり要所要所にはそれまでの作品で描かれている部分が登場したりするのが世界観共有の難しい所です。しかも現在は外伝作品、補完作品も増えているので全ての作品を観ようとすれば視聴する前に観る気を無くしてしまいます。

もちろんこれらが当てはまるのは宇宙世紀を舞台としている作品群です。別世界の作品などは同じガンダムが登場する作品であっても順番関係なく観る事ができるので、ガンダムシリーズに触れてみたいという動機であれば、別世界を舞台とした作品の中から好みに合いそうな作品を順番に観てガンダムシリーズをある程度把握した上で、宇宙世紀作品に触れていくかを決めるという方法もおすすめです。

アムロVSシャアにこだわるのであれば

どうしてもガンダムというとアムロとシャアの戦いを観たいという人が多いのも事実です。それであればある程度観る作品を絞る事で、初心者でも見やすくなります。初代機動戦士ガンダム→Zガンダム→逆襲のシャアを観る事でおおよそのアムロとシャアの戦いは観る事ができるからです。ただし逆襲のシャアを除けばいずれも50話近くあるアニメだという点には注意が必要です。

加えるなら、時系列の順番的にガンダムZZ、シャアの過去を知る意味でジオリジンなどの作品が挙げられます。それだけの作品を見れば間違いなくアムロVSシャアの戦いは観きったと言っても問題ありません。以降の作品では名前が出る事はあってもあくまでも「歴史上の英雄」のような扱いで登場するだけなので詳細を知らなくても楽しむ事ができます。

仮にそこまで視聴したのであればアムロVSシャアではなく連邦VSジオンという構図の決着という意味では、ガンダムUCまで観るとさらに良いでしょう。

2000年以降のシリーズから見るのがおすすめ!

特にアムロVSシャアを観たいというこだわりがないのであれば、2000年以降に放送されたシリーズ作から視聴するのがおすすめです。この頃からガンダムシリーズは、「視聴者層の低年齢化」を狙い、またこれまでのシリーズを知らない層も増えていく事から、別世界の物語や、宇宙世紀の物語であってもそれまでの作品との関連性を下げるなどしています。

2000年以降の作品はガンダムという土台こそあれどそれぞれのシリーズ毎に特徴的な要素を持った作品が多いです。それらの中から自身の好みに合う物を選んで観る事で順番を気にする事なく、ガンダム世界に踏み込みやすくなります。

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機動戦士ガンダムの時系列順まとめ!

ガンダムシリーズはロボットアニメとして実に多くの作品が作られているが故にこれから順番に追い掛けようと思ったら非常に大変な作品の1つです。ある作品を観ている事を前提として外伝作品、補完作品も多く、どうしても手を出しにくいシリーズの1つになってしまっています。

しかしガンダム世界も時系列の順番に並べてみると意外と視聴の順番などは限られています。どのような順番で視聴するかは自由ですが、少しでもガンダムシリーズを楽しみたいなら今回紹介した順番を参考に視聴するのがおすすめです。

2018年現在も新作アニメ映画の公開が予定されているなどガンダムシリーズはこれからもまだまだ広がっていきます。ぜひ一度ガンダムシリーズに触れてみてはいかがでしょうか。

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