【機動戦士Zガンダム】ハマーン・カーンの声優は榊原良子！代表作や名セリフも紹介

『機動戦士Zガンダム』を始めとするガンダムシリーズに登場する女性キャラクターのハマーン・カーン。そのカリスマ性や高い戦闘能力から「かっこいい」と話題のキャラクターです。こちらの記事ではそんな『機動戦士Zガンダム』に登場するハマーン・カーンの声を演じた声優・榊原良子さんについてご紹介していきます。

その前にまずはハマーン・カーンが登場したアニメ作品『機動戦士Zガンダム』について、簡単な作品概要とあらすじをご紹介。『機動戦士Zガンダム』の作品についておさらいしたい人はこちらの項目にも目を通してみてください。

• 原作：矢立肇（原案）、富野由悠季
• 監督：富野由悠季
• キャラクターデザイン：安彦良和
• メカニックデザイン：大河原邦男、藤田一己
• 音楽：三枝成章
• アニメーション制作：日本サンライズ
• 放送期間：1985年3月2日～1986年2月22日
• 話数：全50話
• OP主題歌：鮎川麻弥「Ζ・刻をこえて」（第1話～第23話）、森口博子「水の星へ愛をこめて」（第24話～第50話）
• ED主題歌：鮎川麻弥「星空のBelieve」

ハマーン・カーンが登場したアニメ『機動戦士Zガンダム』は、1985年～1986年にかけてテレビ朝日系列および名古屋テレビで放送されたSFロボットアニメ。テレビアニメを原作とするガンダムシリーズの第2シリーズとして制作された作品です。

『機動戦士Zガンダム』は放送が終了した19年後の2005年に3部作として劇場版リメイクが公開され話題となりました。『機動戦士Zガンダム』のアニメ放送が終了してから間もなく、1986年3月には『機動戦士Zガンダム』の続編となる『機動戦士ガンダムΖΖ』がテレビ放送されています。

地球連邦軍がジオン公国軍に勝利しコロニーの支配を強めていた頃、ジオンの残党を狩るための部隊"ティターンズ"が誕生します。しかし地球連邦軍の中には急激な勢力拡大を見せるティターンズに危機感を覚える者も多く、反地球連邦組織として"エゥーゴ"が結成されます。2つの勢力は次第に争いを始め、コロニーで生活していた少年・カミーユは戦渦に巻き込まれていくことになるのでした。

• 誕生日：宇宙世紀0067年1月10日
• 所属：アクシズ、ネオ・ジオン
• 人種：ニュータイプ
• 死去：22歳
• 初登場：『機動戦士Ζガンダム』第32話

声優の榊原良子さんが演じた『機動戦士Zガンダム』のキャラクター"ハマーン・カーン"。『機動戦士Zガンダム』の続編である『機動戦士ガンダムΖΖ』にも登場するメインキャラクターで、その能力の高さやカリスマ性から多くのファンを持つ人気キャラです。アクシズとネオ・ジオンを導く指導者としての立場にあり、パイロットとしての腕も高い女傑として知られています。

モビルスーツのパイロットとして立ち回る他、政治家としての手腕を見せる高い能力を持ちつつも、その気位の高さから恐れられることも多いハマーン・カーン。姉の後を継いで世話をすることになったミネバからも顔色をうかがわれていますが、ミネバはハマーン・カーンの働きに対して感謝しているという感情も持ちあわせています。

• 誕生日：1956年5月31日
• 血液型：B型
• 身長：158センチ
• 出身地：東京都
• 事務所：フリー

『機動戦士Zガンダム』でハマーン・カーンの声を演じたのは声優の榊原良子さん。ガンダムシリーズではハマーン・カーンの声優以外にも『機動戦士Ζガンダム』のマウアー・ファラオの声優、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のナナイ・ミゲルの声優、『機動戦士ガンダム第08MS小隊』のトップの声優なども担当しています。声優になる以前は桐朋学園芸術短期大学の演劇科を専攻しています。

1982年に放送されたアニメ『六神合体ゴッドマーズ』のフローレ役で声優デビューを果たし、その後第15回声優アワードにて高橋和枝賞を受賞するなど、声優としての実力が認められています。アニメ声優としてはハマーン・カーンのような気品ある敵キャラクターの声優として出演することも多いのが特徴です。またアニメ声優以外にも吹き替え声優としても活躍されています。

気品溢れる敵キャラクターの声優として出演することも多いハマーン・カーンの声優・榊原良子さん。アニメの声優以外にも、洋画の吹き替え声優としていくつもの作品に出演されています。吹き替え声優として榊原良子さんが出演された作品としては、日本でも人気の海外ドラマ『ER IV-X 緊急救命室』でアレックス・キングストンさん演じるエリザベス・コーデイ役の吹き替えが有名です。

また、映画『クロコダイル・ダンディー』シリーズのスー・チャールトンの吹き替え、『DCエクステンデッド・ユニバース』シリーズのヒッポリタ女王の吹き替え、『セサミストリート』のオリビアの吹き替えなどもされています。アニメでは落ち着いた役を演じることが多い榊原良子さん。洋画の吹き替えでも大人な女性キャラの吹き替え声優として活躍する傾向にあるようです。

ハマーン・カーンの声優・榊原良子さんが過去に演じたアニメキャラクター一覧1人目は、『風の谷のナウシカ』のクシャナ。声優・榊原良子さんが『機動戦士Zガンダム』で演じたハマーン・カーンと同じように、戦いの知識が豊富でカリスマ性も備える女傑キャラクターです。

自然と共に歩むナウシカとは逆に、人間のためなら他の生き物たちの住処を焼き払うことも厭わない冷徹さを見せたり、男性陣を従える強いセリフも口にするキャラクターです。人気アニメ制作会社・スタジオジブリの名監督である宮崎駿監督の過去作品に登場するキャラクターということもあり、ハマーン・カーンと並んで声優・榊原良子さんの代表作として名前が上がることの多いキャラクターです。

ハマーン・カーンの声優・榊原良子さんが過去に演じたアニメキャラクター一覧2人目は、声優・榊原良子さんの声優デビュー作となった『六神合体ゴッドマーズ』のフローレ。こちらのキャラクターはマルメロ星編のヒロインとして登場したキャラクターです。

ハマーン・カーンの声優・榊原良子さんが過去に演じたアニメキャラクター一覧3人目は、『スペースコブラ』のアーマロイド・レディ。声優・榊原良子さんが演じたこちらのキャラクターは主人公・コブラの相棒のアーマロイドで、榊原良子さんが声優として出演した他のキャラクターと同様、高い知性やセリフを見せる女性キャラクター。

ハマーン・カーンはクールな印象が強いキャラクターですが、榊原良子さんが『スペースコブラ』で声優として演じたアーマロイド・レディは、冷静で落ち着きのある性格でありながらも、遊び心やお茶目な一面も持ちあわせる可愛らしいキャラクターです。物語の中での印象的なセリフには「コブラ、わたし達が帰るのは過去じゃないわ。未来よ」などがあります。

ハマーン・カーンの声優・榊原良子さんが過去に演じたアニメキャラクター一覧4人目は、『機動警察パトレイバー』の南雲しのぶです。こちらのキャラクターも声優・榊原良子さんが演じた『機動戦士Zガンダム』のハマーン・カーンとは逆に、仲間思いな行動やセリフが印象的なキャラクターです。

しかし、時には「あなた方はそれでも警察官か！」といったセリフや「私に手を触れるな！」といった強気なセリフを口にすることもあり、特車二課第一小隊の隊長としての威厳を見せるセリフも口にしています。第二小隊長の後藤喜一とは夫婦のような安定感のある関係にありますが、実際の恋愛関係には進みませんでした。

ハマーン・カーンの声優・榊原良子さんが過去に演じたアニメキャラクター一覧5人目は、『HELLSING』のインテグラル・ファルブルケ・ウィンゲーツ・ヘルシング。こちらのキャラクターは『機動戦士Zガンダム』のハマーン・カーンと同じく「鉄の女」「鋼」と呼ばれることもある逞しい女性。ヘルシング家の当主で、英国国教騎士団長。円卓会議の一員としても立ち振る舞います。

戦闘能力もハマーン・カーンと同じように高く、敵の攻撃を武器で受け止めたり、剣で相手を真っ二つに切り裂く強さを見せています。ハマーン・カーンと同じく気位の高いキャラクターですが、仲間と決別する時など、非情な判断を下す際には心を痛める姿も見せています。

ハマーン・カーンの声優・榊原良子さんが過去に演じたアニメキャラクター一覧6人目は、『キャッツ♥アイ』の浅谷光子。『機動戦士Zガンダム』のハマーン・カーンとは少し印象が違うキャラクターですが、クールな印象や仕事を徹底的にこなす姿などハマーン・カーンに似ている部分も持ちあわせています。

始めはその鋭い勘と経験によって来生三姉妹がキャッツなのではないかと疑い、逮捕直前まで追い詰めます。しかし、キャッツたちがただの悪党ではないと分かると彼女たちの逮捕を辞めるといった人情も見せています。大きなメガネが印象的な見た目のクール女性キャラクターです。

クールなセリフや能力の高さから敵キャラクターでありながら人気を集めている『機動戦士Zガンダム』のハマーン・カーン。こちらの項目では、そんなハマーン・カーンが作中で使用した名言をご紹介していきます。まずはこちらのシャアに対して放ったハマーン・カーンのセリフ。

方針の違いからハマーン・カーン対立することが多いとシャアですが、このシーンではシャアがハマーン・カーンに対して助力を求めています。普段の関係もあり、シャアに対して少し意地悪をするハマーン・カーンの貴重なワンシーンで使用されたセリフです。

こちらはハマーン・カーンが『機動戦士ガンダムZZ』の第22話「ジュドー、出撃‼」で口にした名言。自分の姿をホロスコープで投影し、ネオ・ジオンの兵士たちに向けて放った演説のセリフです。堂々としたセリフの端々にハマーン・カーンのカリスマ性が光ります。

こちらのセリフはハマーン・カーンが『機動戦士Zガンダム』の46話「シロッコ立つ」で敵に囲まれた時に口にしたセリフです。敵の機体は3機に囲まれ絶体絶命のピンチであっても、普段の威厳を崩さないハマーン・カーンに「かっこいい」と感じた人も多かったシーンではないでしょうか？また、47話では「なめてもらっては困る！」というバージョンも見ることができます。

声優・榊原良子さんの代表作の1つとなった『機動戦士Zガンダム』のハマーン・カーン。そのクールで逞しいキャラクターに多くのファンが付き、中には"ハーマン様"と呼ぶ熱狂的なファンもいます。しかし、キャラクターの声を演じていた榊原良子さんはハマーン・カーンが使う"俗物"という言葉が好きではなく、そのセリフを口にする度に心を痛めていたようです。

またこちらの方は、声優・榊原良子さんの過去作のキャラクターにハマーン・カーンの名前をあげられています。世界でも名前の知られている宮崎駿監督の作品『風の谷のナウシカ』のクシャナと並び、榊原良子さんの代表作となった人気キャラクターとして周知されているようです。

こちらの方は夢の中で声優・榊原良子さんの声が登場したというツイートをされています。榊原良子さんが演じたアニメキャラは気位の高いキャクターが多いこともあり、夢の中で厳しい言葉をかけられたとのこと。しかし、そんなセリフもかっこいい女性キャラクターを多く演じている榊原良子さんの声で再生されると嬉しいという人も多いのではないでしょうか？

以上、『機動戦士Zガンダム』の人気キャラクター"ハマーン・カーン"の声優を務める榊原良子さんについてご紹介してきました。榊原良子さんはハマーン・カーンの他にも強敵の女性キャラクターを演じることが多く、ハマーン・カーンと同じように気品溢れる知的なキャラクターという特徴があるようです。

また榊原良子さんは洋画の吹き替え声優としても活躍しており、吹き替え作品でも余裕のある大人の女性を演じることが多いようです。現在は『銭天堂』のよどみ役や、『ファイアーエムブレムEchoes』のミラ役などを演じられています。