【Zガンダム】カミーユ・ビダンが精神崩壊した理由は?その時のセリフやその後も

『機動戦士Zガンダム』の主人公であるカミーユ・ビダンが精神崩壊した理由は?その時のセリフやその後も調査していきます。ガンダムのテレビシリーズ・2代目主人公であるカミーユ・ビダンは、劇中で大きな活躍をしたにもかかわらず精神崩壊を引き起こしてファンを驚愕させました。今回はカミーユ・ビダンがなぜ・いつ精神崩壊を引き起こしたのかを検証し、その時に発言した名言もご紹介です。

【Zガンダム】カミーユ・ビダンが精神崩壊した理由は?その時のセリフやその後ものイメージ

目次

  1. カミーユ・ビダンとは?
  2. カミーユ・ビダンの精神崩壊の理由はなぜでいつ?活躍を紹介
  3. カミーユ・ビダンの精神崩壊の名言やセリフ
  4. カミーユ・ビダンのその他の名言や名セリフやセリフ
  5. カミーユ・ビダンのその後をネタバレ
  6. カミーユ・ビダンと他キャラの関係
  7. カミーユ・ビダンの声優
  8. カミーユ・ビダンに関する感想や評価
  9. カミーユ・ビダンの精神崩壊まとめ

カミーユ・ビダンとは?

カミーユ・ビダンがなぜ、そしていつ精神崩壊を引き起こしたのかを解説していく前に、彼のプロフィールをご紹介していきます。カミーユ・ビダンの基本情報が分かる内容となっており、事前に読んでおく事で後述のメインのまとめがより一層楽しめますのでおススメです。また、カミーユ・ビダンが主人公を務める『機動戦士Zガンダム』の作品概要やあらすじも紹介しますので、ぜひご覧になってみてください!

Zガンダムの作品情報

Zガンダムの概要

『機動戦士Zガンダム』は『日本サンライズ』が制作したアニメ作品で、略称は『Z(ゼータ)』です。ガンダムシリーズの1作目となる『機動戦士ガンダム』の続編で、物語は前作の7年後に起きたグリプス戦役を描いています。主人公がアムロ・レイからカミーユ・ビダンに変わった事や、前作のキャラも成長した姿で登場する事で話題となりました。本編は全50話となっていますが、連なる物語である劇場版も3作品制作されています。

Zガンダムのあらすじ

一年戦争から7年の月日が流れ、時は宇宙世紀0087年になっていました。敗北したジオン公国軍は残党によって地球連邦軍に抵抗を続けています。地球連邦軍はジオンの残党狩る事を目的としてティターンズを結成。しかしティターンズは反地球連邦集会を行う住民に毒ガスを使用して虐殺するなど、正義とは言えない活動を繰り返していました。そんなティターンズに対して反感を抱く兵士達は反地球連邦組織・エゥーゴを結成するのでした。

カミーユ・ビダンのプロフィール

カミーユ・ビダンは『機動戦士Zガンダム』の主人公で、エゥーゴのモビルスーツパイロットです。宇宙世紀0070年11月11日生まれの17歳で、身長168.2センチ、体重59.5キロ、星座はさそり座となっています。地球連邦軍の技術士官である両親の長男として生まれ、物語開始時点ではグリーン・ノアで家族で暮らしていました。出生地については劇中で語られる事はありませんでしたが、小説版によると地球で生まれたとされています。

女性的であるカミーユという自分の名前に激しい劣等感を抱いている事から、ハイスクール時代はジュニア・モビルスーツに熱中したり空手部に所属するなど、いつも男らしい趣味に没頭していました。エゥーゴに所属する事になったのも、ティターンズに自分の名前をからかわれた事がきっかけです。いつも両親との関係に悩んでおり、父は不倫をし、母は仕事に没頭してそれに気づかないふりをしているという複雑な家庭環境にあります。

カミーユ・ビダンはそんな家庭環境や名前への劣等感によって感情の起伏が激しい性格に育ちました。得意なものは物理や工学関係で、趣味は機械いじりという事もあってモビルスーツの整備などもこなしますが、一方で生活能力にも乏しく、幼馴染のファ・ユイリィに依存しています。使用するモビルスーツはガンダムMk-IIで、次第にニュータイプとしての才能を開花させていき、その後にZガンダムのパイロットとなりました。

繊細な性格で潔癖症であったカミーユ・ビダンでしたが、味方や敵との様々な出会いによって精神的に成長していき、少しずつ戦士として鍛え上げられていきます。しかし、元々はアムロやシャアに憧れを持った少年でしたが、理想が大きすぎた事が原因で本人達に会った時には失望した胸の内を口に出しており、未熟な面も目立ちました。ただし、その後は彼らを1人の人間として見た事で尊敬できる年長者として敬意を持つようになります。

機動戦士Zガンダム|作品紹介|サンライズ

カミーユ・ビダンの精神崩壊の理由はなぜでいつ?活躍を紹介

カミーユ・ビダンの精神崩壊はいつ、またなぜ起きたのかをここで解説していきます。『機動戦士Zガンダム』の主人公で、多くの人々との大切な出会いによって精神的に成長していったはずのカミーユ・ビダンが、なぜ精神崩壊など引き起こしたのでしょうか?なぜカミーユ・ビダンが精神崩壊を起こしたのかを分かりやすくするために、彼が物語の中でどんな活躍をしていったのかを順を追って説明していきます。

カミーユ・ビダンの活躍①生まれつきニュータイプだった

地球連邦軍の技術士官である両親から生まれたカミーユ・ビダンは生まれつきニュータイプでした。名前によって劣等感を抱いていた事から男性的な趣味に没頭し、学校では先生から模範的な生徒と見られていましたが、中性的な容姿だった事から同級生からは『石の少女』と陰口を叩かれていました。ちなみに生まれつきニュータイプというのは非常に稀で、カミーユ・ビダンは宇宙世紀に生まれた中でも最高のニュータイプとされています。

モビルスーツを操縦したことが無いにも関わらずガンダムMk-IIを動かしており、その後は戦いの経験が浅いにも関わらず歴戦の戦士であるライラ・ミラ・ライラを倒した事からアムロ・レイの再来と称される事がありました。しかし、カミーユ・ビダン本人はアムロと比較される事を嫌っています。総監督である富野由悠季によると、学習が出来るカミーユ・ビダンに比べれば、学習が出来ないアムロはオールドタイプだという事です。

カミーユ・ビダンの活躍②エゥーゴに参加

宇宙世紀0087年3月2日。7年前の出来事である一年戦争でホワイトベースのキャプテンであったブライト・ノアがグリーン・ノアに旅客用小型シャトルで入港します。カミーユ・ビダンはブライトに会うために空手部をさぼり、幼馴染のファを連れて宇宙港へと向かいました。しかし、向かった先でティターンズの将校であるジェリド・メサに名前を『女性のような名前』と言われた事に激高し、ジェリドを殴り倒してしまいます。

その事でMPに逮捕されてしまう事となったカミーユ・ビダンでしたが、そんな中でエゥーゴによるガンダムMk-II強奪作戦が開始されます。エゥーゴとティターンズの戦闘となると、カミーユ・ビダンはティターンズへの個人的な恨みからエゥーゴ側につき、ガンダムMk-IIを盗み出しました。その後、カミーユ・ビダンはエゥーゴの大尉であるクワトロ・バジーナと共にグリーン・ノアを脱出します。

ジェリドを殴り倒した事や、ガンダムMk-IIを盗み出した事などでカミーユ・ビダンの両親はティターンズの総司令官であるバスク・オムによって人質にされてしまいます。母のヒルダはカプセルに閉じ込められていましたが、ジェリドがハイザックでカプセルを撃ちぬいた事で生身のまま宇宙空間に放り出されて死亡してしまいました。父のフランクリンは一度救出された後にアーガマからリック・ディアスを強奪します。

しかし、結局は逃亡中にエゥーゴとティターンズの戦闘に巻き込まれた事で死亡してしまいます。両親を失ったカミーユ・ビダンはティターンズの本質を知り、エゥーゴに参加して戦う決意を決めるのでした。

カミーユ・ビダンの活躍③ガンダムMk-Ⅱのパイロットになる

両親の死によってエゥーゴへの参加を決めたカミーユ・ビダンは戦艦・アーガマへと搭乗していました。そんな中、カミーユ・ビダンはクワトロやエゥーゴの指導者であるブレックス・フォラーなどの人物によってニュータイプとしての天賦の資質を見込まれていき、正規のパイロットになるように勧誘されていきます。しかし、カミーユ・ビダンはなぜか軍人にはなりたくないという思いがあり、民間協力者としての立場を希望していました。

そんな中、カミーユ・ビダンは普通の民間人として育ち、モビルスーツの訓練を受けていないにも関わらず、地球連邦軍のベテランパイロットであるライラ・ミラ・ライラを撃墜します。これによってカミーユ・ビダンはアーガマのクルー達からアムロ・レイの再来だと称賛されましたが、本人はアムロと比べられる事をいつも迷惑と感じていました。その後はガンダムMk-IIの専属パイロットとなり、ニュータイプの才能を開花させていきます。

その時期に、ティターンズから転向したエマ・シーンの窮地を察知し、それを救うという活躍も見せました。そしてニューホンコンではブライトの家族とアムロが地球連邦軍のベン・ウッダーによって人質に取られる事件が発生しましたが、カミーユ・ビダンは水中用ザクとの戦闘に勝利し、人質奪還の成功に大きく貢献しました。

しかし一方で、エゥーゴのスポンサーであるアナハイム・エレクトロニクスからやってきたウォン・リーにハロの修理をしていた事でミーティングに遅刻した事を咎められた時は謝ろうとせず、殴打による修正を受けるなど精神的に未熟な部分が見られました。また、その事からふれくされた態度をしばらくとっていた事で、エマからも殴打されたうえで叱咤されています。

カミーユ・ビダンの活躍④最終決戦と精神崩壊

宇宙世紀0088年2月21日、ついにグリプス戦役は最終決戦となります。エマなどの味方側の人間だけでなく、ジェリドなどの敵の命が次々と散っていく中で、高いニュータイプ能力を持つカミーユは宇宙に漂う多くの死人の思念を感じていきます。元々繊細で不安定だった心は限界を迎えつつあり、宇宙の真空状態でなぜかヘルメットのバイザーを上げてしまうなど、異常な行動をとるようになっていきました。

また味方達の大人の言い争いを目の当たりにしたことで幻滅し、その苦悩は急激に高まっていきます。そんな中Zガンダムに乗るカミーユとジ・Oに乗るパプテマス・シロッコによる最終決戦が幕を開けました。激闘の末にシロッコを撃退したカミーユでしたが、シロッコは最後に断末魔と共に光を発し、その光を浴びてしまったカミーユはついに精神崩壊を引き起こしてしまいます。この時の光はシロッコのニュータイプの力と言われています。

精神崩壊となったカミーユはモビルスーツの爆発を星々と勘違いして無邪気に喜ぶなど心が壊れた様子を見せており、幼馴染であるファが呼びかけても聞こえていませんでした。ゲーム版では精神崩壊したカミーユを見たクワトロが深い後悔や怒りを見せており、地球人類へと粛清のきっかけとなっています。カミーユがなぜ精神崩壊を引き起こしたのかという理由は、カミーユが強大なニュータイプ能力を持っていたからです。

カミーユの凄まじすぎるニュータイプ能力は死者の思念を受け止めていき、その精神は疲弊していきます。感受性が鋭いとも言い換えられますが、カミーユの感情の起伏が激しい性格はこのニュータイプ能力が大きく関係していたのでした。物語が進むにつれてニュータイプの力がどんどん大きくなっていったカミーユは、悪意や悲しみを深く感じ取るようになっていった事が精神崩壊を引き起こした原因です。

カミーユ・ビダンの活躍⑤パプテマスシロッコ戦

シロッコが最後に発した光がカミーユが精神崩壊を引き起こすことになったトリガーとなりましたが、この時の戦いは熾烈を極めるものでした。シロッコはカミーユが最も許せない相手で、スペースノイド出身でありながら策士の才能によってティターンズの実権を握っていた男です。最終決戦の序盤ではシロッコが操るジ・OがカミーユのZガンダムを終始追い詰めていました。

絶体絶命のZガンダムでしたが、カミーユのニュータイプ能力によって今まで死んでいった親しい女性達の想いを取り込んでいき、不思議な光を放ちます。その後、Zガンダムはジ・Oに突撃し、装甲ごとシロッコの身体を貫いた事で戦いはカミーユの勝利となりました。そして、シロッコの断末魔と思念を取り込んでしまったカミーユは精神崩壊を引き起こしてしまいます。最後はZガンダムがアーガマに帰還していく場面で終幕となります。

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カミーユ・ビダンの精神崩壊の名言やセリフ

前述で、カミーユが精神崩壊がいつ・なぜ精神崩壊を引き起こしたのかが分かりました。主人公が精神崩壊を起こして幕引きという展開は視聴者にとって衝撃的となりました。そして、ここではカミーユの精神崩壊に関する名言・名セリフを紹介していきます。名言・名セリフの多い『機動戦士Zガンダム』ですが、精神崩壊に関しても多くの名言・名セリフが存在していますので、ぜひご覧になってみてください!

カミーユ・ビダンの名言①「気にしてなんていませんよ…」

気にしてなんかいませんよ。気にしてたらニュータイプなんてやってられないでしょ

カミーユが第48話『ロザミアの中で』で発言した名言です。Zガンダムを操縦していたカミーユはサイコガンダムMk-IIと接触します。サイコガンダムMk-IIをパイロットはカミーユをいつも『お兄ちゃん』と呼んで慕っていたロザミアです。2機はアクシズへと突入していき、ロザミアは混乱しながらお兄ちゃんを探し求めます。しかし、ファはロザミアが持っている家族写真が商業用サンプルである事に気づいていました。

ファがロザミアの記憶が偽りのものだと強く指摘した事でロザミアは混乱し、サイコガンダムMk-IIに乗って再び宇宙空間へと飛び出していきます。サイコガンダムMk-IIは攻撃の乱射をし始め、それを見たカミーユは強く決断したうえでサイコガンダムMk-IIのコックピットを撃ちぬきました。その後、ロザミアは『見つけた。お兄ちゃん』という最後のセリフと共に宇宙空間へ消えていきます。

ロザミアを殺してしまったカミーユに対して、クワトロは『あまり気にするな』と気遣うセリフを述べます。その後にカミーユが言ったのがこの名言です。カミーユは愛していた女性であるフォウ・ムラサメと同じ強化人間であるロザミアに対しても愛情を持っていました。しかし、いつも対立するしかないニュータイプと強化人間。この名言はカミーユがニュータイプが人殺ししか出来ない能力だと認識し始めた事を表しています。

カミーユ・ビダンの名言②「ヘンケン艦長やカツを…」

ヘンケン艦長やカツを殺した人をこのままにはしませんよ!……この決着はつけるんです。そうでしょ?そうでなければこんな宇宙も、人の住んでいるところも息苦しくて…

カミーユが第49話『生命(いのち)散って』にて発言した名言です。ついにエゥーゴとティターンズによる最終決戦が始まり、次々と人が死んでいきます。Zガンダムに乗っているカミーユはいつものように死者の思念を受け止めていき、さらにヘンケン艦長やカツの死も感じ取ります。敵であるジェリドの死も見たカミーユは『こんな死に方嬉しいのかよ!』となぜ兵士達が死ななければならないのかと納得いかない様子を見せました。

そんな中、カミーユは宇宙空間にいたエマを見つけた事でZガンダムで近づいていきます。そしてカミーユはエマに対してこの名言を述べました。そして、カミーユは宇宙空間にも関わらずなぜかバイザーを開きます。エマは慌ててカミーユのバイザーを閉じますが、カミーユのこの行動は精神崩壊の兆候でした。エマはカミーユのなぜ異常な行動をとったのか問いかけましたが、カミーユは自分が何をしたか分かっていないようでした。

史上最高のニュータイプとして死者の思念を多く受け取ってしまった事が原因ではありますが、そもそも妹のように思っていたロザミアの死や、仲の良い仲間だったカツの死、そして慕っていたヘンケン艦長の死を経験したカミーユは、ニュータイプではなくてもいつ精神崩壊を引き起こしてもおかしくありません。そのうえ、敵とはいえ顔見知りであるジェリドの死もカミーユの精神崩壊を引き起こす要素となりました。

カミーユ・ビダンの名言③「大きな星が点いたり…」

大きな星が点いたり消えたりしている…あはは、大きい!彗星かな?いや、違う……違うな。彗星はもっとパァーーって動くもんな。暑苦しいなぁ、ここ。うーん……出られないのかな?おーい、出してくださいよ。ねえ?

カミーユが第50話『宇宙を駆ける』にて発言した名言です。ジ・Oの力に押されていたZガンダムでしたが、死者の念がZガンダムに力を与え、ついにジ・Oを撃破します。その後、カミーユはZガンダムに乗って力なく宇宙を漂いますが、そこにファがやってきてカミーユに呼びかけます。カミーユはファの事を認識できたようでしたが、その後にこの名言を発言しました。

カミーユはモビルスーツや戦艦の爆発を星だと勘違いしており、精神崩壊を起こしている事がよく分かる名言となっています。今まで散々な経験をしてきたカミーユが、シロッコの死によって精神の限界を超えた瞬間でした。ちなみに、ファはZガンダムと共にカミーユをアーガマに連れて行く時に宇宙に漂うガンダムMk-IIを見つけますが、この時の『そう…お前もアーガマに帰りたいのね?』というセリフが劇中で最後のセリフとなります。

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カミーユ・ビダンのその他の名言や名セリフやセリフ

カミーユの精神崩壊に関する名言・名セリフを前述しましたが、人々の死によって少しずつ精神が限界に近づいていった事が分かります。しかし、後半で精神崩壊を引き起こす以前にも、カミーユは多くの名言・名セリフを残しました。ここからは、『機動戦士Zガンダム』の劇中にてカミーユが発言した名言・名セリフをご紹介です。

カミーユ・ビダンの名言①「これで若い恋人とうまくいくね…」

これで若い恋人とうまくいくね。マルガリータとかってさ

カミーユが第4話『エマの脱走』にて発言した名言です。カミーユが父であるフランクリンに母であるヒルダの死を報告した時のセリフですが、皮肉たっぷりのセリフとなっています。息子に言われた嫌味なセリフによってフランクリンは絶句となっていました。しかし、いつもフランクリンの不倫によって悩まされ続けたカミーユの気持ちからすると、父にこのセリフを言ってのけるのも当然だとうなずけます。

カミーユ・ビダンの名言②「口数が多いんだから…」

口数が多いんだから、トーレスのやつ。トーストにしてやる…!

カミーユが第21話『ゼータの鼓動』にて発言した名言です。アーガマの左舷担当であるトーレスに小言を言われて少し不機嫌になったカミーユが独り言のように述べたセリフで、カミーユのかわいい一面が垣間見れました。物語はシリアスな展開が多いですが、このシーンは面白さを感じられる貴重なシーンとなっています。ちなみに、カミーユのこのセリフはトーレスに聞かれてしまいました。

カミーユ・ビダンの名言③「なんで生きてる間に…」

なんで生きてる間にこんな出会い方をしなくちゃならないんです!敵になるってのは殺し合う事でしょう!

カミーユが第40話『グリプス始動』にて発言した名言です。ティターンズの偵察中であったカミーユはレコアと遭遇し、なぜティターンズにいるのかと問いかけます。しかし、レコアはエゥーゴに自分の居場所はなく、自分の意志でティターンズに入ったのだと言いました。カミーユはなぜレコアの考えが変わってしまったのかを理解する事が出来ず、この名言を言い放ちます。

こちら側に戻ってくるように説得するカミーユでしたが、レコアはアーガマに自分の居場所は無いと言い、去っていきました。カミーユはその後、アーガマに戻りましたが、元ティターンズであるエマはティターンズに鞍替えしたレコアに激怒し、なぜ殺さなかったのだとカミーユに詰め寄ります。レコアはカミーユに手をあげたうえで、レコアの事はみんなに内緒にするように言い、カミーユもしぶしぶ承諾するのでした。

カミーユ・ビダンの名言④「病欠…」

病欠です!

カミーユが第1話『黒いガンダム』にて発言した名言です。ハイスクールで空手部に所属しているカミーユは病欠という出まかせの理由で部活をさぼろうとしますが、嘘を見抜かれてキャプテンに殴られてしまいます。しかしカミーユはその殴られた勢いを利用して回転し受け身をとっていました。前作の主人公であるアムロはブライトに殴られた時に過剰な反応をしていましたが、カミーユは1話でいきなり殴られる事で差別化されています。

カミーユ・ビダンの名言⑤「なんだ、この感覚…」

なんだ、この感覚!悲しみや苦しみが入り混じって…!一人の人間の力で、あれを止める事なんて、出来やしない…!

カミーユが第40話『グリプス始動』で発言した名言です。ティターンズはグリプスを最強の威力を持つ兵器・コロニーレーザーへと改造します。ティターンズはコロニーレーザーの威力を知らしめるためにサイド2のコロニーへとレーザーを発射します。するとコロニーには巨大な穴が開き、住民達は次々とその穴から宇宙空間へと吸い込まれていきました。その出来事に対してカミーユはこの名言を発言しました。

カミーユ・ビダンの名言⑥「ハマーン・カーン…」

ハマーン・カーン!お前は戦いの意思を生む源だ!生かしておけない!

カミーユが第47話『宇宙の渦』にて発言した名言です。Zガンダムに乗ったカミーユの気配を感じた事で、ハマーン・カーンはシャアにも匹敵するプレッシャーを感じます。その後、ハマーンは上方でZガンダムの姿を見つけますが、カミーユはその時にこの名言を言い放ちました。そしてZガンダムとキュベレイの互角の戦いが繰り広げられます。この時、カミーユとハマーンはお互いの強いニュータイプ能力によって共鳴を起こします。

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カミーユ・ビダンのその後をネタバレ

『機動戦士Zガンダム』のラストで精神崩壊となってしまったカミーユのその後をネタバレです。カミーユはその後のガンダムの作品にも登場しており、その後も描かれています。果たしてカミーユは精神崩壊の状態から回復したのでしょうか?

その後①機動戦士ガンダムZZ

カミーユは『機動戦士Zガンダム』の続編『機動戦士ZZガンダム』にも登場しています。2話に登場したカミーユは病状におり、通常の会話は出来ないようでしたが、ジュドーの手を取って思念を送り、ニュータイプとしての力を示唆していました。その後もカミーユは戦闘には参加しないながらも思念を送り続けてジュドーにアドバイスを送り続けます。そして34話では歩いたり走ったりしているカミーユがおりかなり回復しているようでした。

そして最終回。カミーユは精神崩壊から完全に回復しており、浜辺でファと抱き合っていました。漫画版では宇宙世紀0099年には医者になっており、ファと一緒に暮らしているという事です。

その後②機動戦士Zガンダム A New Translation

映画版である『機動戦士Zガンダム A New Translation』のでカミーユのその後を見てみます。映画版は3部作となっており、テレビ版を再構築したリメイク作品という位置づけです。そして映画版でのカミーユですが、なんとテレビ版とは違って精神崩壊を起こしていません。最終決戦でシロッコに勝利したカミーユはなぜか精神崩壊を起こすことなく、ファと抱き合いながらエンディングを迎えました。

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カミーユ・ビダンと他キャラの関係

ここからは、カミーユと他キャラとの関係を解説していきます。いつも様々な人物と出会って成長していき、また様々な人物の死によって精神崩壊を引き起こすことになったカミーユですが、ここでは特にカミーユにとって重要なキャラをご紹介です。

カミーユとファの関係

カミーユとファ・ユイリィは幼馴染で、グリーン・ノアでは隣同士の家に暮らしていました。カミーユはエゥーゴのパイロットとなって様々な苦難に立ち向かっていきますが、ファはそんなカミーユを『機動戦士Zガンダム』の1話から『機動戦士ZZガンダム』の最終話までいつも支え続けていました。カミーユが精神崩壊となってもいつも介護を続けたファはカミーユにとって最も大切な存在だと言えます。

カミーユとクワトロ・バジーナの関係

カミーユにとってクワトロはエゥーゴに入ってからの上官です。クワトロがカミーユのニュータイプの素質を見抜き、声をかけなければカミーユは第1話にてティターンズに捕まったままだったでしょう。クワトロはカミーユにとってすべての始まりの人物だと言え、いつも様々なアドバイスによって成長を促してくれました。一方で、カミーユもクワトロが自分がシャアであるという正体を隠している事に怒りを覚えて殴りかかります。

クワトロはこの出来事によって自分がシャアである事を公言し、演説を行うほどとなりました。カミーユは17歳でクワトロは27歳という年齢の差はありますが、お互い成長し合える関係だと言えます。

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カミーユ・ビダンの声優

飛田展男のプロフィール

カミーユ・ビダンの声を担当した声優は飛田展男(とびたのぶお)です。茨城県出身で1959年11月6日生まれの2022年8月現在62歳で、事務所は『アーツビジョン』に所属しています。1982年に声優デビューを果たしてからアニメや海外映画・ドラマなど声優として幅広い活躍をしてきました。『機動戦士Zガンダム』の監督によるとカミーユは死亡する予定でしたが、飛田展男のあまりの熱血演技ぶりに生存させる事にしたという事です。

飛田展男の主な出演作品や演じたキャラ

飛田展男はアニメ『ちびまる子ちゃん』に登場する丸尾末男の担当声優として有名です。もはや日本では知らない人はいないほどの国民的アニメ作品である『ちびまる子ちゃん』に登場するまるお君も非常に有名なキャラで、飛田展男は1990年から長年担当してきています。まるお君は努力を惜しまないまじめな性格をしており、なぜかいつも学級委員になる事に命を燃やしています。名前の由来は漫画家の丸尾末広です。

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カミーユ・ビダンに関する感想や評価

カミーユがかっこいいというファンの感想があります。中性的で容姿端麗という設定があるようにルックスも良いカミーユですが、繊細な性格ながら他人を思いやる気持ちを持っている事から精神的にもかっこいいと言えます。ガンダムシリーズにはシャアやヒイロなどのかっこいいキャラが数えきれないほど登場しますが、カミーユが一番かっこいいと考えるファンは少なくありません。

『機動戦士Zガンダム』の劇中ではカミーユという名前は女のような名前であるとされていますが、日本人の視聴者はカミーユが海外の名前である事からあまり女性のような名前だと思わない方も多かったようです。なぜカミーユがそこまで気にするのか分からなかったファンも多くいます。実際にはカミーユという名前はフランスで多く使われているようで、男女兼用の名前となっています。

カミーユは精神崩壊を乗り越えて強くなれたというファンの感想があります。戦争を経験して人々の苦悩や悲しみをいつも受け止めてきたカミーユは精神崩壊を起こしてしまいますが、その後はそれを乗り越えて完全回復となりました。精神崩壊はカミーユにとっても周りの人物にとっても辛い経験だった事は間違いありませんが、結果論で言えば精神崩壊してよかったと考えるファンも多いようです。

クワトロとの身長差を見て、カミーユをかわいいと感じるファンがいます。カミーユの身長は168.2センチ、クワトロの身長は180センチなので、目に見えて分かる身長差となってますが、隣に立つ事で元々中性的でかわいいカミーユがさらにかわいく見えます。

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カミーユ・ビダンの精神崩壊まとめ

『機動戦士Zガンダム』の主人公であるカミーユ・ビダンがなぜ、そしていつ精神崩壊を起こしたのかという事をネタバレしてきましたが、高いニュータイプ能力を持つがゆえに最終回にて精神崩壊してしまったという事が分かりました。続編の『機動戦士ZZガンダム』ではついに回復を遂げて笑顔を見せていたので、そのシーンを見た多くのファンに感動を与えてくれました。

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