2020年12月31日公開
2020年12月31日更新
【機動戦士ガンダム】シャアの名言が心に響く!数多くの名セリフをまとめて紹介
名作と言われる機動戦士ガンダムの中でも名言が多いキャラと言われるのがシャアです。「見せてもらおうか」「坊やだからさ」「若さゆえの過ち」などを代表するシャアのセリフはガンダムシリーズを視聴していない人にも知られる程になっています。今回は機動戦士ガンダムシリーズのシャアについて、名言とされるセリフを一覧でまとめて紹介しつつシャアについてもまとめて紹介していきます。
シャアとは?
機動戦士ガンダムシリーズにおいてアムロの宿命のライバルとして登場するのがシャア・アズナブルです。今回はシャアについてまとめて紹介していきます。
機動戦士ガンダムの作品情報
機動戦士ガンダムの概要
機動戦士ガンダムは1979年に放送された日本サンライズ製作のロボットアニメです。それまでのロボットアクションに主眼をおいた作品とは一線を画す、主人公や登場人物達の社会的成長に焦点を当てた作品として、後々のアニメ作品にも多大なる影響を与えた作品として知られています。同時に「ガンダムシリーズ」と呼ばれる巨大なカテゴリー群を作り出した事で「ファーストガンダム」シリーズとも呼ばれるようになった作品です。
それまでのロボットアニメとは違い、「モビルスーツ」を現実の兵器に近いリアル志向を強めた作品でもあり、ロボットアニメでお決まりだった「決めポーズ」の廃止や必殺技の廃止などの多くの試みが行われた作品でもあります。
機動戦士ガンダムのあらすじ
出典: http://amass.jp
人々が宇宙に移民するようになって半世紀程が過ぎた宇宙世紀0079年。スペースコロニーの1つサイド3がジオン公国として独立を宣言、地球連邦政府との独立戦争が繰り広げられる事になります。当初圧倒的な戦力差があった戦争ですが、開戦から半年戦争は膠着状態に陥っていました。そんな膠着状態に陥った要因の1つになったのが今回紹介するシャア・アズナブルの存在でした。
シャア・アズナブルのプロフィール
シャア・アズナブルは機動戦士ガンダムシリーズにおいて主人公であるアムロ・レイと並ぶ作中における主要な人物です。スペースコロニーの1つ、サイド3の出身で、ジオン公国の少佐として「赤い彗星」と呼ばれていたりします。軍人、モビルスーツのパイロットとして極めて優秀な人物であり「見せてもらおうか」を始めとして今回一覧で紹介する名言でも分かるように自信に溢れたキャラクターとして描かれています。
元々は描写が少なかったものの、徐々に過去や内面が描かれるようになり、続編であるZガンダムでは味方側として、逆襲のシャアでは総帥として登場するなどシリーズで長きに渡って活躍したキャラクターです。同時に作中でも度々名前を変えたキャラクターでもあり、「シャア・アズナブル」も別名であり本名は「キャスバル・レム・ダイクン」である他、エドワウ・マス、クワトロ・バジーナなどと名乗った事もあります。
シャアの名言や名セリフ・名シーン一覧
シャアの名言①「自分自身の若さゆえの過ち…」
認めたくないものだな、自分自身の若さゆえの過ちというものを
シャアの名言の1つとされるのがこのセリフです。このセリフはアニメ第1話「ガンダム、大地に立つ!」でのセリフです。偵察隊としてサイド7に潜入した若さあふれるパイロットジーンとその上司の2人、偵察指示を出したのがシャアでした。そしてジーンは地球連邦軍が作っていたガンダムを発見します。偵察任務であれば見つけた時点で退避すれば良いのですが、ジーンはここでガンダムに攻撃を仕掛けてしまいます。
結果的にジーンと上司が乗った2体のザクはガンダムによって破壊されています。その報告を聞いたシャアが発したのがこの名言でした。今回の名言一覧の中でもファンによって解釈が分かれる名言でもあり、ここでいう「自分自身の若さゆえの過ち」とはシャア自身が若さ故に突っ走り実績を上げた事が、結果的に今の若さあふれる部下達の悪い見本になっていると考え、それを「認めたくない」としているのではないかとされています。
シャアの名言②「当たらなければ…」
当たらなければどうということはない
アニメ第2話「ガンダム破壊命令」で発せられたこの名言はシャアの実力の高さとそれ故の奢りが見られるセリフです。シャアはこの時、部下のスレンダーと共に宇宙空間でガンダムと対峙していました。ガンダムにはこの時点ではまだ実用化されていなかった「ビームライフル」を標準装備しており、その威力を見たスレンダーは遠距離から攻撃出来るビームライフルに怯んでしまいます。
そんなスレンダーに発破をかけるように発言したのがこのセリフです。宇宙空間という広い空間の中で遠距離攻撃はそうそう当たらないだろうというそれまでの経験からくる推察、そして例え撃たれても避ければ良いという自身の実力を自負しているからこそのセリフになっています。ただ結果的にこのセリフで突き動かされたスレンダーはビームライフルで撃ち抜かれている事からもシャアの実力があってこそのセリフであると言えます。
シャアの名言③「戦いとは…」
戦いとは、常に二手三手先を読んで行うものだ
アニメ第2話「ガンダム破壊命令」までにシャアは部下と3機のザクを失っています。シャアは自身の上官にそれを報告した上で補給要請を行いました。その要請を聞いた部下は補給を受けるものと考えますが、シャアはその直後に突撃要員を集めるように指示します。疑問に思った部下が確認した際に返したセリフがこの名言です。
つまりシャアとしては突撃作戦を決行するのは既に決定事項であり、その結果の如何に関わらず補給を受ける為の要請だったのです。この戦いは戦争であり、1度勝利すれば良いわけではないという事も理解しているからこその行動であり、常に先の事まで考えたシャアの思考が読み取れるシャアの優秀さが光る名言となっています。
シャアの名言④「見せてもらおうか…」
見せてもらおうか、連邦軍のモビルスーツの性能とやらを
今回紹介する名言一覧の中でも特に代表的な名言であるとされているのがこのセリフです。これは第2話「ガンダム破壊命令」にてスレンダーと共に出撃する際のセリフです。この時点で既にザク2機を破壊している未知の存在であるガンダムに対し、シャアは高い性能を持ったモビルスーツであると予想していました。何故ならそれまで地球連邦軍側にはモビルスーツはなく、優れたパイロットがいる事は予想出来なかった為でもあります。
同時にシャアはモビルスーツの性能がそのまま戦闘の結果に繋がるわけではない=パイロットの実力も加味する必要があるという思想の持ち主でもある為、例え自身の乗るモビルスーツの方が性能面で劣っているとしても勝てるという自信があったとも言える名言でもあります。
シャアの名言⑤「坊やだからさ…」
出典: https://note.com
坊やだからさ
シャアの策謀もあいまって、死ぬ事になったザビ家の四男であるガルマ・ザビ。彼の死をジオン公国の団結に利用する形で演説をします。ガルマ・ザビの国葬が行われる中、ギレンは演説で「諸君らが愛してくれたガルマは死んだ!なぜだ!?」と問いかけます。ギレンの思いとしては演説として続けた「国民すべてが地球連邦軍に対して怒りをぶつけなければならない」というのが答えなのですが、シャアにとっては違うものでした。
シャアはこの国葬の中継で見ていました。そして上記のギレンの演説に対して「坊やだからさ」と嘲笑しました。ガルマ・ザビはシャアの事を信用していましたが、シャアにとってガルマは父の仇の息子であり倒すべき存在でした。「坊やだからさ」というセリフはそんな相手を信用してしまったガルマに対し「世間知らず」という意味を込めての「坊やだからさ」というセリフでした。
シャアの名言⑥「チャンスは最大限に生かす…」
チャンスは最大限に生かす、それが私の主義だ
この名言は今回の一覧の中でも珍しく劇場版「機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編」でのセリフです。元々シャアの目的は「ザビ家の討伐」でしたが、この時には「ニュータイプによる世界の革新」を考えるようになっており、ザビ家の事はついでになっていました。宇宙要塞ア・バオア・クーの中でアムロと白兵戦を行った後、シャアはザビ家の1人であるキシリアを殺すチャンスを得ます。
どうするのかを妹のセイラに問われた際にこの名言で返しシャアはキシリアの討伐に向かうのでした。
シャアの名言⑦「私はモビルスーツに乗っても…」
私はモビルスーツに乗っても必ず帰ってくる主義だ。死にたくない一心でな。だから戦闘服だのノーマルスーツなどは着ないのだよ。…上げてくれ。
このセリフはアニメ37話「テキサスの攻防」でのシャアの名言です。シャアはこの時、ゲルググに乗り込む際にマリガンに通常のパイロットがモビルスーツに乗り込む時に装着する「ノーマルスーツ」を着ないのか?と問われました。その時の返答がこの名言です。この名言はシャアの思想を示すと共に後々の伏線にもなっている名言になっています。
シャアの名言⑧「ヘルメットがなければ即死だった…」
ヘルメットがなければ即死だった
今回の名言一覧でも分かるように基本的に自信満々な発言が多いシャア。上記で紹介した際にはシャアはノーマルスーツを着用する事なく乗り込んでいますが後にノーマルスーツを着込むようになります。その行動の変化を与えたのはララァの助言でした。そしてララァの助言が身を結んだのがアニメ43話「脱出」での出来事でした。アムロと剣戟を繰り広げる中で額に剣を受けたのです。
シャアの声優
池田秀一のプロフィール
アニメ機動戦士ガンダムでのシャアの声優を担当したのが池田秀一さんです。元々は子役として俳優活動として活動した後、洋画の吹き替えを経て声優業を行うようになりました。元々機動戦士ガンダムではアムロ・レイ役でオーディションに参加しましたが、シャアのイラストを見てシャア役のテストも受ける事になったという経緯があります。
そのような経緯がありシャア役のような美形の敵役を務める機会が多くなり、他の現場でもシャアのような演技、「若さゆえの過ち」「見せてもらおうか」「坊やだからさ」などのセリフをパロディしたようなセリフを求められる事も多くなっています。
池田秀一の主な出演作品
池田秀一さんがこれまでに出演した作品としては「ワンピース」のシャンクス役、「名探偵コナン」の赤井秀一役及び黒羽盗一役、「ARMS」のジャバウォック役、「うたわれるもの」のディー役、「るろうに剣心」の比古清十郎役、「キングダムハーツ」シリーズのマールーシャ役、「燃える!お兄さん」の火堂害役などがあります。
シャアの搭乗機体
機動戦士ガンダムでの搭乗機体
シャアの機動戦士ガンダムでの搭乗機体としてはザクⅡS型(シャア専用ザク)に始まり、シャア専用ズゴック、先行量産型ゲルググ、ジオングなどに搭乗しています。専用とされている機体に関しては基本的に指揮官機である事と指揮官機にのみ認められる「カラーリングの自由」を使っている為です。反面ジオングなどは開発途中であった事もあってシャアを象徴するような赤いカラーリングをなされていません。
機動戦士Ζガンダムでの搭乗機体
機動戦士Zガンダムになるとシャアは赤い機体以外にも乗る機会が増えていきます。リック・ディアスこそ赤系統であるものの、百式は金色を貴重としたカラーリングになっています。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャアでの搭乗機体
機動戦士ガンダム逆襲のシャアでは劇場版と小説版で乗っている機体が変わるという特徴があります。劇場版逆襲のシャアではサザビーに搭乗し、小説版逆襲のシャアではナイチンゲールに搭乗しています。
シャアに関する感想や評価
シャアってなに言っても名言になるよな
— uta_2969 (@2969Uta) August 29, 2020
ここからは既に機動戦士ガンダムシリーズを視聴している人のシャアに関しての感想を紹介していきます。シャアは今回一覧として紹介した名言以外にも多くの名言があり、有名な「若さゆえの過ち」「見せてもらおうか」「坊やだからさ」以外にも多くの名言がある事に驚いたという声も多くなっています。
一方で一覧として作られる程に名言が多いシャアですが、名言が独り歩きしてしまっているという声も見られます。「若さゆえの過ち」「見せてもらおうか」「坊やだからさ」など使いやすい名言など今回紹介した名言一覧などは特にパロディも多く元ネタを知らなかったという声も見られる程になっています。
アマプラでガンダム劇場版1部見ました。こりゃ名言製造機だわ。逆襲のシャアしか知らない(パチンコ)ので、シャアが色んな機体に乗ってたことを初めて知りましたw
— gyari (@gyari10) October 11, 2020
一方で一覧が作られる程に名言が多い一方で「若さゆえの過ち」「見せてもらおうか」「坊やだからさ」などはあくまでもネタとして知っているだけであり元ネタとも言えるシャアについては知らなかったという声も多くあり、搭乗機体などもシャア専用ザク・百式・サザビー以外は知らなかったという声も見られています。
ついにガンダムを見終えた…これはシャアの人気が出るのも、あれこれ名言集にしたくなるのも、よく分かるわ。。次回予告ががっつりネタバレだとか、キャラの情緒飛びまくりだとか、そういう細かいあれこれツッコミはあれども、とにかく丁寧に作られたロボットと戦争の世界観が良かった。
— さゆ (@1kjRt5pQH9CRlhT) October 9, 2020
ガンダムは元々他のキャラクターも含めて名言が多いと言われる作品でもある一方でシャアの「若さゆえの過ち」「見せてもらおうか」「坊やだからさ」の名言はネタにされやすいという声も多く、思わず使ってしまうという声も見られています。
特に「見せてもらおうか」は日常的にも使いやすいという声が多く、他の作品の中でもパロディされたり、引用される事も多い事から見る機会が多い一方で実際に作中のどこで「見せてもらおうか」というセリフを使ったのかは知らないという声も多くなっています。
シャアの名言まとめ
シャアの名言は「若さゆえの過ち」「見せてもらおうか」「坊やだからさ」など場面に合わせたセリフのシーンもある一方で、日常的に使ってしまうような名言も多く、また一覧でも紹介したようにパロディされる事も多いと言われる名言が多くなっています。
シャアの名言は敵キャラでありながら人気が高い要因になっているのが「若さゆえの過ち」「見せてもらおうか」「坊やだからさ」などの名言の数々なのでまだ機動戦士ガンダムシリーズを視聴していないという人はシャアの名言にも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?