【ミステリと言う勿れ】鳴子巽は黒幕のカウンセラー?正体や星座の指輪との関係は?

「ミステリと言う勿れ」に登場する鳴子巽は、マスコミにも取り上げられた人気カウンセラーである一方、自分の患者へ星座の指輪を渡す不可解な行為や、全ての事件に共通する星座のアクセサリーから、一連の事件の黒幕ではと予想されています。以下では、「ミステリと言う勿れ」から、心理カウンセラー・鳴子巽の正体や、星座の指輪との関係、ドラマ版キャスト予想などを、あらすじネタバレ考察しました。

【ミステリと言う勿れ】鳴子巽は黒幕のカウンセラー?正体や星座の指輪との関係は?のイメージ

目次

  1. 鳴子巽とは?
  2. 鳴子巽は黒幕のカウンセラー?正体を考察
  3. 鳴子巽と星座の指輪の関係は?持ち主も紹介
  4. 鳴子巽のカウンセリング内容を考察
  5. 鳴子巽ではなく天達先生が黒幕?
  6. 鳴子巽のキャストを予想
  7. 鳴子巽に関する感想や評価
  8. 鳴子巽まとめ

鳴子巽とは?

「ミステリと言う勿れ」の鳴子巽の紹介・イメージ画像

「ミステリと言う勿れ」の鳴子巽は、羽喰十斗や犬堂愛珠が通っていたメンタルクリニックの心理カウンセラーで、2人に星座の指輪を渡したことや、劇中で起きた事件の共通点から、一連の事件の黒幕ではと注目されています。以下では、「ミステリと言う勿れ」から、謎多きカウンセラー・鳴子巽の正体や、星座の指輪との関係、鳴子のカウンセリングの内容、ドラマ版キャスト予想などを、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

ミステリと言う勿れの作品情報

田村由美先生の漫画「ミステリと言う勿れ」は、「月刊フラワーズ」2017年1号に読み切り掲載を経て、2018年1号から同誌で連載されているミステリー作品で、単行本は2022年4月時点で10巻が刊行されています。また、2022年1月には、テレビドラマシリーズが開始され、早くも第2期の撮影・放送が期待されています。

ミステリと言う勿れの概要

第67回小学館漫画賞・一般向け部門をはじめ、複数の漫画賞を獲得した、漫画「ミステリと言う勿れ」は、人生について考えさせられる、哲学要素を含めた奥深いセリフや、主人公・久能整が披露するうんちくの数々が人気に拍車をかけました。また、累計発行部数は、2022年4月時点で1600万部を突破し、2021年7月には、小学館の電子書籍にて、歴代最高の売り上げを記録しました。

ミステリと言う勿れのあらすじ

高校の同窓生で、大学の同回生の殺人事件を受け、犯人の特徴に似ているとの情報から久能整は警察の事情聴収を受けます。次々と取り上げられる証拠に久能の犯行が濃厚と疑われる中、久能は無実を証明するべく、聴収にあたった女性刑事にアリバイ探しを依頼します。同時に、この殺人事件には裏があると見た久能は、持ち前の推理力を発揮し、事件の真相を突き止めていきます。

鳴子巽のプロフィール

四谷にメンタルクリニックを構える心理カウンセラーで、容姿端麗でソフトな印象からマスコミにも注目される人気ぶりを見せています。連続殺人鬼・羽喰十斗や、犬堂愛珠が通っていたカウンセラーとして登場し、2人へ星座の指輪を渡しています。また、劇中で起きた事件の関係者の中にも、星座のアクセサリーを持っていた、過去に鳴子からカウンセリングを受けていた等、鳴子との関連が匂わされています。

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鳴子巽は黒幕のカウンセラー?正体を考察

鳴子巽の正体を考察・イメージ画像

「ミステリと言う勿れ」にて、その正体が注目される心理カウンセラー・鳴子巽は、原作漫画・9巻から登場する心理カウンセラーで、正体を隠しているような怪しい言動から、一連の事件の黒幕ではと予想されています。以下では、漫画「ミステリと言う勿れ」から、悪の天才モリアーティとも評される、カウンセラー・鳴子巽の正体について考察しました。

考察①十斗は鳴子巽に誘導された?

鳴子巽のカウンセリングは、通常のカウンセリングとは異なるやり取りが目立ち、彼の患者だったことが判明した十斗に対して「特別な使命がある」と言ったり、愛珠に対しては「次の人生にかけよう」など、カウンセラーらしからぬセリフを発しています。良い意味で解釈すれば、患者を心を前向きにさせようとする鳴子なりのやり方と捉えられる一方、悪い意味で解釈すれば、患者を利用して犯罪を起こさせようとも考えられます。

実際、鳴子巽の患者には、連続殺人鬼となった羽喰十斗がおり、彼の母親殺害や、横浜で起こした連続殺人事件の背景には、鳴子の誘導があった可能性も浮上しています。

考察②十斗が鳴子巽を愛珠に紹介した?

寄木細工が好きだった犬堂愛珠は、寄木ミュージアムの学芸員として働く十斗(辻浩増)と仲が良く、彼の紹介を受け、鳴子のカウンセリングを受け始めました。周囲には、わがまま放題の愛珠でしたが、内心では病弱な自分の存在価値を見いだせず、悲観的な人生を送っていたことが明かされ、鳴子のカウンセリングから、次の人生にかける選択を提示され、自ら死を選びました。

考察③鳴子巽の人物像

鳴子巽の人物像の紹介・イメージ画像

マスコミからの注目も浴びる人気カウンセラー・鳴子巽は、イケメンで物腰柔らかな雰囲気が印象的であるものの、人付き合いはあまり得意でないらしく、仕事帰りに誰かと飲みに行くことはありません。連絡は仕事関係に限定し、家事のほとんどを業者に任せています。また、早寝早起きを心がけており、朝ご飯はヨーグルトとフルーツ、仕事帰りに弁当とコーヒーを買っています。

一方、鳴子巽には不可解な行動も指摘され、誰もいないと思われるマンションの部屋で、「おはよう」「行ってきます」「ただいま」など、誰かに話しかけるような素振りをみせており、鳴子の正体を知るうえで、重要なてがかりとなりうるでしょう。

考察④我路が鳴子巽を監視している?

愛珠の突然の失踪を受け、弟の我路は独自に姉の行方を捜しており、後に姉の失踪の真相や、鳴子巽からカウンセリングを受けていた事実を知ります。いつも元気に振舞っていた姉が、人知れず悩んでいたことに気が付かなかった我路は、鳴子が姉を死に向かわせたと考え、彼の動向を監視していました。

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鳴子巽と星座の指輪の関係は?持ち主も紹介

鳴子巽と星座の指輪の関係を考察・イメージ画像

「ミステリと言う勿れ」にて、久能整が解決した事件にはある共通点があり、事件の関係者の中には、星座のモチーフをあしらった指輪やアクセサリーを所持していました。所有者のうち何人かは、鳴子巽との接点が浮上しており、鳴子の事件への関わりが匂わされています。以下では、黒幕の正体と考察される鳴子巽と星座の指輪の関係や、指輪の持ち主をあらすじネタバレを交えながら紹介します。

星座の指輪やアクセサリーの持ち主

鳴子から患者へ渡された指輪のイメージ画像

星座のシンボルマークをあしらった指輪やアクセサリーは、劇中で起きた事件の関係者が身に着けていたもので、所有者の中には、事件の被害者・加害者も含まれています。また、星座がモチーフのアクセサリーは、各事件ごとに1つずつ登場し、そのうち、連続殺人鬼・羽喰十斗と、犬堂我路・犬堂愛珠は、カウンセラー・鳴子巽から渡されたという共通点があります。

持ち主①三船三千夫

episode5「雨は俎上に降る」に登場した連続爆弾犯で、おひつじ座の指輪をしていました。交通事故に遭い、記憶喪失になっていたところを久能に発見され、雨宿りも兼ねて2人で話し合っていました。話は、三船が歌っていた歌詞があやふやな「山賊の歌」から彼の小学校時代にわたり、久能に指摘されたおひつじ座の指輪から、三船の時限爆弾を仕掛けたというセリフが、本当だったことが判明します。

「3」に強いこだわりを持つ三船三千夫・イメージ画像

三船との会話や、おひつじ座の星座マークを横した時の見え方から、三船は「3」という数字にこだわりを持っており、そこから時限爆弾を仕掛けた場所を特定した久能は、池本に連絡を入れて事なきを得ました。三船は、以前に2度も時限爆弾を仕掛けており、その理由について、自分は特別な人間であり、爆弾を仕掛けることが自分の使命だからと不可解な発言をし、仮に大勢の人が犠牲になっても、三船にとってどうでも良いことでした。

また、三船が持っていたおひつじ座の指輪から、鳴子巽のカウンセリングが示唆されるも、指輪以外に鳴子との接点を示す伏線は張られていないため、両者の関係は不明です。一方、三船の「3」へのこだわりや、記憶を取り戻した後の三船の不可解な言動からは、何者かによって「3」にこだわるように誘導させられた可能性が考えられ、彼を誘導した者の正体として、鳴子巽が浮上しています。

持ち主②下戸陸太

連続放火犯・炎の天使の使徒を名乗る人物で、7年前に強盗・放火事件にて両親を亡くした経緯から、赤色を目にすると身体が痛む特徴があります。かに座のシンボルマークが入った真珠のピアスをしており、それらは炎の天使こと井原香音人から譲り受けたものと判明します。

一方、かに座のピアスの前の所有者・井原香音人は、自分に虐待をしてきた母親を火の不始末を原因とする火事で亡くし、死を覚悟した虐待の日々から逃れられた爽快感から、自分と同じ境遇の子供を救うべく、放火殺人に手を染めました。本編では、すでに故人となっており、かに座のピアスの入手経路や、鳴子巽との接点は不明とされています。

持ち主③羽喰十斗

横浜で起きた連続殺人鬼・ジュートであり、表向きは、横浜の寄木ミュージアムの学芸員・辻浩増として活動しています。ある事件で母親が亡くなったことを受け、鳴子巽のカウンセリングを受けるようになったと推測されます。十斗は、ラピスラズリの射手座の指輪をもらい、「君には使命がある。他の人間とは違う力がある」という言葉と共に渡されるも、後に指輪は久能の元へ渡りました。

一方、寄木細工に興味を持っていた犬堂愛珠とも面識があり、愛珠に鳴子のカウンセリングを紹介したことが判明します。また、生前の愛珠から自分を殺害してほしいと依頼されるも、普段はつかないバスの終点で待ち合わせを約束するも、愛珠は当時のバス運転手に殺害されてしまい、2人が合流することはありませんでした。

持ち主④井口虎雄

ペンダントのモチーフになった天秤・イメージ画像

鍵山事件の真犯人で、タイガーズアイにてんびん座のマークをあしらったペンダントを所持しています。バード急便で働くシングルファーザーで、私生活では1人息子がいます。幼少期のトラウマから、自分と似たような境遇にあると思われる子供を標的に手をかけ、8年前に起こした鍵山事件では、犯人と疑われた小諸がマークしなかった女の子を標的にし、殺害後は、小諸の犯行と見せかけるように細工したことを打ち明けます。

また、劇中で起きた行方不明事件の犯人・してんちょうの正体でもあり、息子をアレルギーで死なせてしまったことへの罪悪感から、犯行に手を染めました。相手の脅威から逃れるためには、同じものを持つ方が良いという、ある人物のアドバイスを受け、てんびん座のペンダントを身に着けるようになりました。その人物とは、鳴子巽の可能性が高く、井口も鳴子のクリニックの患者だったと推測されます。

持ち主⑤犬堂愛珠

犬堂我路の姉で、やぎ座のシルバーリングの持ち主、連続生き埋め事件の被害者です。富豪の娘であり、容姿端麗であったものの、生まれつき身体が弱く、それらを理由に家族の前では女王様のように振舞っていました。一方、内心では、病弱ゆえに普通の生活が送れないことに、人知れず悩んでいました。ある日、いつもとは違うバスに乗り込み、バスを降りた先で消息を絶ちました。

愛珠が最後に乗ったバス・イメージ画像

愛珠の消息不明を受け、弟・我路は、姉はバスの乗客の内の誰かに殺害されたと推測し、当時、愛珠と同じバスにいた乗客をうまくおびきよせ、バスジャック事件を起こして犯人特定を試みます。しかし、我路たちの予想ははずれ、愛珠を殺害した犯人は、バスジャック事件の協力者である運転手・煙草森誠と判明し、自身の確認ミスと飲酒運転の発覚を恐れ、動けない愛珠を生き埋めにしたことが明かされました。

一方、鳴子との関係は、過去に彼のカウンセリングを受けていたことがあり、その時にやぎ座のシルバーリングを渡されたと推測されます。やぎ座のシルバーリングは、愛珠が愛用していた寄木細工のからくり箱で発見され、後に弟・我路の手に渡りました。

持ち主⑥鳩村一葉

P・ビジョンの前社長で、アレキサンドライトのふたご座の指輪の所有者、本編開始前に飛行機事故で亡くなっています。鳩村一葉は、双子の母親であり、久能へ双子を見分ける依頼を持ちかけた瓜生晃次は、夫の弟にあたります。依頼の目的は、4年前に依頼主が起こした事件を双子のどちらかに見られてしまい、口封じをするためでしたが、久能の推理により、鳩村家の双子は、実は3つ子の姉妹だったことが明かされます。

存在を隠されて育った三つ子の三女・イメージ画像

三つ子の姉妹が双子として育てられた経緯は、母親・一葉の幼少期のトラウマが原因とされ、三つ子の三女は存在を隠されながら育てられました。この事実を知る者は、鳩村家の家政婦とその夫、主治医のみで、三つ子の叔父にあたる瓜生晃次は3人目の存在を知りませんでした。また、瓜生晃次が起こした事件の目撃者は、彼が知らない三女の方であり、姉妹の身の危険を案じた母親により、3人は入れ替わりを始めるようになりました。

三つ子の母・一葉が持っていたアレキサンドライトのふたご座の指輪は、家政婦によると誰かからもらったものと言われ、入手先は不明とされています。一方、一葉のトラウマから鳴子巽からカウンセリングを受けていた可能性が高く、ふたご座がモチーフの指輪からは、三つ子を双子として育てるように鳴子から誘導されたことを示す伏線とも考えられるでしょう。

鳴子巽と星座の指輪の関係

指輪のモチーフになった星座・イメージ画像

星座がモチーフの指輪やアクセサリーを持つ者は、上記で紹介した5人以外にもおり、しし座の指輪はライカ、乙女座は指輪は我路、てんびん座のペンダントは井口寅雄と接点のある蘇我実、さそり座のネクタイピンは藪刑事、うお座は久能整が持っています。しかし、それぞれの入手経路は不明な点も多く、おうし座とみずがめ座の所有者は、10巻時点で未登場となっています。

一方で、星座がモチーフの指輪の所有者の中には、精神的に病んでいたという共通点もみられ、中には鳴子巽のカウンセリングを受けていた者もいました。そのような経緯から、星座の指輪は、鳴子のクリニックの患者であり、かつ「鳴子アンテナ」なるものに引っかかった者へ渡している可能性が高いでしょう。その目的は、患者を誘導させて犯罪に走らせたり、時には死に向かわせるなど、猟奇的嗜好が考えられるでしょう。

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鳴子巽のカウンセリング内容を考察

鳴子巽のカウンセリング内容を考察・イメージ画像

劇中では、人気カウンセラーとしてマスコミにも取り上げられた鳴子巽ですが、彼の患者だったキャラのセリフからは、普通のカウンセラーらしからぬ言動が目立ち、劇中で起きた事件のいつくかは、鳴子が患者を誘導させて、犯行に走らせたとも考えられます。以下では、「ミステリと言う勿れ」の黒幕の正体と推測される、カウンセラー・鳴子巽のカウンセリングの内容を、あらすじネタバレをまじえながら考察しました。

愛珠のカウンセリング内容

犬堂家では、女王様のように振舞っていた愛珠でしたが、彼女のわがままの裏には、病弱のために普通の生活を送ることが出来ないもどかしさ・苦しみが見え隠れしており、自分の存在を否定するような考えしか出来ない状況に陥っていました。そんな中、寄木細工ミュージアムの学芸員・辻浩増(十斗)から、とあるクリニックを紹介され、鳴子巽のカウンセリングを受けるようになりました。

自ら死ぬことを考え始める愛珠・イメージ画像

鳴子のカウンセリングでも、自分は生きる資格がないと負のスパイラルに陥ってしまった愛珠に対し、鳴子は自殺を促すような不可解な助言を与えます。それは、この世に生きる特別な使命が見いだせないのなら、次の人生にかけてみることを意味し、彼女が自分から死を望むように誘導させています。

愛珠が、ジュートに自分の殺害を依頼した動機を知ることは出来ませんが、その背景には、鳴子とのカウンセリングを通じて、そのように誘導されたとも考察できます。また、愛珠は、鳴子のすすめで闇カジノのバイトを始めており、愛珠の死にも、鳴子が何かしらの形で関わっていた可能性も考えられるでしょう。

十斗のカウンセリング内容

横浜の連続殺人事件の真犯人でもある羽喰十斗は、平成の切り裂きジャックと呼ばれた羽喰玄斗を父親に持ち、十斗自身も母親を死に追いやったサイコパスでした。父親は、名前に「十」のつく女性を標的に犯行に及んでいたものの、最後の被害者に関しては名前に「十」はなく、後に、父親が警察に殺害されたことや、最後の事件は、父親の命を奪った刑事の犯行であった事実を突き止めます。

十斗は、事実を明らかにするべく、匿名で警察に通報するも、警察側では平成の切り裂きジャックの犯行パターンについて把握していなかったばかりか、通報を受けても動く気配はなく、そこで十斗は、羽喰玄斗の注目を集めるために、連続殺人鬼となりました。また、十斗は、鳴子のカウンセリングを受けており、鳴子のある言葉が、十斗を殺人鬼に仕立て上げたでしょう。

鳴子は、十斗に対し、君には特別な使命がある、他とは違う力があるなど、いかにも自分が他人より優れているかを信じ込ませ、人を殺めることも自分の使命だと考えさせる思考へ誘導させられた可能性があるでしょう。そして、十斗に贈られたラピスラズリの射手座の指輪は、十斗に特別な使命や与えられたことを示すものと考えられ、彼が殺人鬼に目覚めるきっかけとなったでしょう。

炎の天使のカウンセリング内容

炎の天使こと井原香音人は、本編開始時点ですでに故人となっているため、生前に鳴子のカウンセリングを受けていた事実などを確認するすべがありません。一方、香音人は、母親から虐待を受けており、地獄のような日々を送っていたことが明かされます。そのため、母親が亡くなり、自由の身になっても、香音人からは虐待の記憶は消えることなく、精神的に苦しんでいたとも考えられます。

炎の天使として目覚めた井原香音人・イメージ画像

そんな香音人に救いの手を差し伸べたのが鳴子巽であり、カウンセリングを通じて、香音人は炎の能力を与えられた特別な子、炎の申し子だと暗示をかけられ、それらを使って人びとを幸せにすることが、自分の使命だと教えられたでしょう。そこで、香音人が思いついたのが、かつての自分のように虐待に苦しむ子供たちを、自由へ導くことであり、その方法として放火殺人を決行します。

炎の天使によって、虐待を受けていた子供達は、地獄のような日々から抜け出すことが出来たものの、それはほんの一瞬だけで、子供たちの中には、残酷な方法で親を死に追いやってしまったことへ罪悪感を持ち、精神的に追い詰められている子もいます。

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鳴子巽ではなく天達先生が黒幕?

天達先生の黒幕説を考察・イメージ画像

全ての事件において、星座のモチーフをあしらった指輪やアクセサリーを持つ人物が絡んでおり、一連の事件の黒幕の正体が、心理カウンセラー・鳴子巽であることが有力視されています。一方、犯人は以外と近くにいるという傾向から、黒幕の正体は天達先生という説も浮上しています。以下では、「ミステリと言う勿れ」から、黒幕の正体候補に浮上した、久能整の恩師・天達先生について考察しました。

天達先生のプロフィール

天達先生こと天達春生は、久能整が通う東英大学の心理学の准教授で、久能の恩師です。久能とは幼少期から交流があり、後に久能が教師を目指すきっかけをもたらしました。私生活では、心理カウンセラーの美吉貴和とパートナー関係にあったものの、本編の5年前にストーカーに殺害された過去を秘めています。

また、占星術に興味があった元パートナーとは対照的に、天達先生自身は科学的根拠を重視する傾向があり、占いや誕生石の意味などを忌み嫌ったり、教え子である久能に対しても、証拠や情報源を確認するようにと、教えています。

天達先生が黒幕?

劇中の事件関係者の共通点から、一連の事件の黒幕と予想される鳴子巽ですが、彼自身にも不可解な点が指摘され、部屋には自分以外にはいないにもかからず、誰かに呼びかけるような光景からは、鳴子も何者かに誘導されているとも考えられます。鳴子を誘導している人物こそ、一連の黒幕の可能性が高く、心理学を熟知した人物で、久能との接点も予想されることから、黒幕の正体は天達先生とも言われています。

天達先生の黒幕説や目的を考察・イメージ画像

天達先生のパートナー・美吉貴和は、ストーカー被害に遭った末、殺害されたと言われるも、実は、天達先生が犯人にパートナーの殺害を誘導していた可能性も示唆されています。仮に、天達先生が一連の黒幕だと仮定した場合、何かのきっかけで第三者に犯行を実行させることが快感になってしまったと考えられるでしょう。

また、久能が向かった先で星座との関連を匂わせる事件が起きていることは、殺人犯を創り出す自分と対抗する存在を求めており、偶然、久能が事件に巻き込まれて、事件を解決してくれるように仕向けているとも考察できます。

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鳴子巽のキャストを予想

鳴子巽のキャストを予想・イメージ画像

2022年1月~3月にかけてフジテレビ系列で放送された「ミステリと言う勿れ」は、待望のドラマ版ということで原作漫画ファンからも注目され、豪華キャスト陣の起用や演技力の高さが話題を呼び、早くもドラマ2期を望む声が相次いでいます。以下では、「ミステリと言う勿れ」から、ドラマ2期での登場が期待される、謎多き心理カウンセラー・鳴子巽のキャストを予想しました。

キャスト予想①斎藤工

ミステリと言う勿れ・ドラマ2期の重要人物となりうる、鳴子巽のキャスト予想について、ドラマファンからは斎藤工さんの起用を推す声が多く上がっています。斉藤工さんと言えば、他のドラマ作品でも医者役を演じた経験があることや、落ち着いた声色やミステリアスな雰囲気が鳴子役に向いていると評されています。

キャスト予想②及川光博

鳴子巽と言えば、原作漫画では事件に関与するキャラ達との接点から、裏の顔があるとも考察されており、ドラマ「ドラゴン桜2」などで、見事な裏切り役を演じきったことで話題の及川光博さんも、鳴子巽役に向いていると注目されています。

キャスト予想③ディーン・フジオカ

ドラマ版「ミステリと言う勿れ」といえば、オリジナルキャラがそのまま現実化したような、キャスト陣の役作りや演技も注目され、鳴子巽役のキャストも、原作の鳴子との外見や雰囲気が似ている俳優が起用されると予想されています。鳴子役のキャストについて、多くの俳優が候補に挙がる中、鳴子の何か裏がありそうな怪しい雰囲気が似ていると評されるディーン・フジオカさんの名も浮上しています。

キャスト予想④高橋一生

「ミステリと言う勿れ」の重要キャラとなりうる鳴子巽役のキャスト選びは、外見や雰囲気が鳴子に似ていることが重視されると考えられ、イケメンでソフトな雰囲気を持つ高橋一生さんも、キャスト予想に上げられています。

キャスト予想⑤GACKT

ドラマ版・鳴子巽役のキャスト予想の中には、俳優としても活躍するミュージシャン・GACKTさんの名も見られます。一方、2022年内に芸能活動の再開が発表され、鳴子巷役を演じてほしいとの声も上がっています。

キャスト予想⑥中村倫也

ドラマ版・鳴子巽役のキャストについて、原作漫画の通りにイケメンで優しい雰囲気ただよう俳優が選ばれるという予想から、中村倫也さんも鳴子役の候補に浮上しています。

キャスト予想⑦稲垣吾郎

鳴子巽役のキャストは、人気俳優の中から選ばれると予想される一方、中には元SMAPのメンバー・稲垣吾郎さんに演じて欲しいとの意見も見られ、ドラマ2期の新キャスト発表に期待が高まっています。

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鳴子巽に関する感想や評価

鳴子巽に関する感想や評価・イメージ画像

表向きはイケメンカウンセラーとして人気を博す鳴子巽ですが、一連の事件の共通点である星座の指輪やアクセサリーから、鳴子が何かしらの形で事件に関与している可能性が濃厚であり、謎のベールに包まれた鳴子の正体に、注目が集まっています。以下では、「ミステリと言う勿れ」から、心理カウンセラー・鳴子巽に関する感想や評価を紹介します。

感想1:物語のラスボスは鳴子巽?

久能整が解決した全ての事件に共通する星座の指輪やアクセサリーは、一部は鳴子巽から渡されたものであり、劇中で起きた事件の黒幕の正体は、カウンセラー・鳴子巽説が有力と見なされています。鳴子巽に関しては、原作漫画でもその正体について不明な点も多く、星座の指輪との関連や一連の事件の共通点から、「ミステリと言う勿れ」のラスボスになりうるとも予想されています。

感想2:鳴子巽の目的は何か?

鳴子巽が過去にカウンセリングを行った患者の中には、劇中の事件の被害者及び加害者となっており、全ての事件において鳴子が関与している可能性の高さから、その正体は黒幕と考察されています。一方、仮に鳴子巽が一連の黒幕だった場合、患者を殺人鬼に仕立てるなど、その目的は何かという新たな謎が生じ、一部では、患者を利用して無差別殺人を楽しんでいるという考えも見られます。

感想3:星座の指輪を持つ登場人物たちが謎を解く鍵になる?

「ミステリと言う勿れ」で浮上した謎は、今回紹介した心理カウンセラー・鳴子巽以外にも、久能の恩師・天達春生と彼のパートナーだった三吉美和も怪しいと注目する考察も見られます。数多くの謎を抱える「ミステリと言う勿れ」について、物語を謎を解く鍵は、鳴子から患者に渡された星座の指輪にあるとも考察され、星座の指輪を持つ者が、今後どんな行動を見せるのか、星座との関連などと共に注目されています。

感想4:ドラマ続編を期待させる登場

ファン待望のドラマ化となった「ミステリと言う勿れ」は、早くもドラマ2期の制作を期待する声が相次ぎ、真キャストの発表が待ち望まれています。一方、ドラマファンからは、物語のキーパーソン・鳴子巽の名前がドラマで登場したことを受け、重要人物の登場を匂わせる演出は、続編の制作がほぼ決まったと解釈されており、ドラマ2期の制作や鳴子巽役のキャストの公式発表にも期待が高まっています。

感想5:人気漫画のキャラを彷彿させる雰囲気

ドラマ版の反響により、人気急上昇中の漫画「ミステリと言う勿れ」と言えば、ドラマ終盤でも言及された夏子巽の存在は欠かせず、ドラマ・原作漫画の両作品にて、その正体や劇中での活躍に注目が集まっています。一方、「ミステリを言う勿れ」のファンからは、鳴子巽は、ジョジョ4部のラズボス・吉良吉影に似ているとの指摘も見られ、悪役を予感させる怪しい雰囲気は、鳴子巽の知られざる一面を示唆しているでしょう。

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鳴子巽まとめ

「ミステリと言う勿れ」の鳴子巽まとめ・イメージ画像

「ミステリと言う勿れ」から、黒幕と言われる心理カウンセラー・鳴子巽の正体考察や、星座の指輪との関連、鳴子のカウンセリング内容や、ドラマ版キャスト予想などを、あらすじネタバレを交えながら考察しました。星座の指輪やアクセサリーから、一連の黒幕の正体として注目される鳴子巽ですが、彼が自分の患者に指輪を渡した目的はなにか、劇中の事件との関連はあるのか、その正体はいまだ謎のベールに包まれています。

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