【BLEACH】黒崎一護の正体と出生の秘密を考察!強さや斬月との関係は?

大人気漫画『BLEACH(ブリーチ)』の魅力は、作り込まれた世界観と散りばめられた数々の伏線、物語が進むにつれて明らかになる衝撃的な事実です。主人公・黒崎一護の正体も、多くの読者に衝撃を与えた驚くべきものでした。ここでは『BLEACH(ブリーチ)』の主人公・黒崎一護の正体と出生の秘密についての考察を紹介。彼の強さや斬魄刀「斬月」との関係、原作漫画やテレビアニメ、劇場版での活躍などを見ていきます。

【BLEACH】黒崎一護の正体と出生の秘密を考察!強さや斬月との関係は?のイメージ

目次

  1. 黒崎一護とは?
  2. 黒崎一護の正体と出生の秘密
  3. 黒崎一護と斬月の関係や白一護の正体
  4. 黒崎一護の能力や強さ・必殺技
  5. 黒崎一護と関係するキャラ一覧
  6. 黒崎一護の活躍をネタバレ
  7. 黒崎一護のアニメ声優
  8. 黒崎一護に関する感想や評価
  9. 黒崎一護の正体まとめ

黒崎一護とは?

黒崎一護は漫画『BLEACH(ブリーチ)』の主人公。生まれつき強い霊感を持っている彼は死神・朽木ルキアとの出会いをきっかけに、死神代行として数々の戦いに身を投じていくことになります。ここでは、そんな一護の正体と出生の秘密に関する考察をまとめて紹介。

彼と斬魄刀「斬月」の関係や、彼の中にいる虚の存在など、気になるところをチェックしていきます。一護の正体や出生の秘密に迫る前に、まずは『BLEACH(ブリーチ)』の基本情報から押さえておきましょう。

BLEACH(ブリーチ)の作品情報

BLEACH(ブリーチ)の概要

『BLEACH(ブリーチ)』は、2001年から2016年にかけて『週刊少年ジャンプ』で連載されていた漫画作品。作者は久保帯人です。2004年10月にテレビアニメ化され、アニメ以外にも劇場版映画化、ゲーム化、ノベライズ化など様々なメディアミックスが展開されました。

BLEACH(ブリーチ)のあらすじ

主人公の黒崎一護は、霊が見える・触れる・喋れるという飛び抜けた霊感を持つ少年。ある日、彼は家族と共に悪霊・虚に襲われるのですが、虚を退治する死神・朽木ルキアによって救われます。しかし一護を庇ったために、ルキアは重傷を負ってしまいました。ルキアから死神の力を譲渡された一護は、ルキアに代わって虚退治をする死神代行となり、数々の戦いに身を投じていくことになります。

黒崎一護のプロフィール

黒崎一護は『BLEACH(ブリーチ)』の主人公。年齢は物語開始当初が15歳、死神代行消失篇時で17歳となっています。身長は174センチから181センチ。体重は61キロから66キロになっています。誕生日は7月15日で、血液型はAO型。好きな食べ物はチョコレートと辛子明太子です。オレンジ色の髪とブラウンの瞳が特徴的な少年です。

黒崎一護が死神代行になった理由

強い霊感を持つ黒崎一護は、ある日「虚」という化け物の襲撃を受けました。家族は傷つき、虚を探して一護の前に現れた死神・朽木ルキアも一護を庇って重傷を負い、戦えない状況です。一護が家族やルキアを守る方法はただ1つ。

ルキアから死神の力を借り、自分が死神となって戦うことでした。一護はルキアに力をもらって死神となり虚を撃退するのですが、ルキアは一護に力を渡したことで死神化できなくなってしまいます。一護はルキアの代わりに虚と戦っていくことになり、死神代行としての歩みをスタートさせたのでした。

TVアニメ「BLEACH 千年血戦篇」公式サイト

黒崎一護の正体と出生の秘密

幼少期の黒崎一護は無邪気だった

『BLEACH(ブリーチ)』の主人公・黒崎一護といえば、眉間にシワを寄せた表情をしていることが多いことで有名です。その顔と派手な髪色のせいで彼のことを「怖い」と思う人もいるようですが、幼少期の一護は笑顔でいることのほうが多い無邪気な少年でした。彼が険しい表情を浮かべることが多くなったのは、ある事件以降のことです。

黒崎一護の母親

黒崎一護の母親が死亡する

一護が9歳のときのことです。雨が降る6月17日、母・真咲と一緒に河川敷を歩いていた一護は増水した川の近くにいる少女の姿を見つけ、助けようと駆け出しました。それを見た真咲は必死の形相で一護を止めようとします。気がつくと、一護は血まみれの真咲に抱きしめられた状態で川辺に倒れていました。何が起こったのかわからないながらも、母が自分を庇って死んだことを悟った一護は深く傷つくことになります。

黒崎一護の母を殺した虚はグランドフィッシャー

ルキアと出会い死神代行としての活動を始めた一護は、母の命日に6年前に見た少女の姿を見つけ、その少女がグランドフィッシャーという虚が使う疑似餌であったことを知りました。真咲の死因は虚に襲われたことによるものだったのです。真実を知った一護はグランドフィッシャーと戦い、勝負は相打ちという形で終わりました。

黒崎一護の母・黒崎真咲は純血の滅却師だった

物語が進み、一護の母・黒崎真咲の驚くべき正体が明らかになりました。実は真咲は純血の滅却師(クインシー)だったのです。真咲は滅却師の名家である黒崎家の唯一の生き残りで、滅却師として優れた力を持っていました。彼女は一護の仲間である滅却師・石田雨竜の父、石田竜弦といとこであり婚約者という間柄だったのですが、ある出来事がきっかけで婚約は白紙となり、一護の父・一心と一緒になっています。

黒崎一護の母・黒崎真咲が死亡した本当の理由

優秀な滅却師であった真咲には、虚と戦う力がありました。一護がグランドフィッシャーの罠に嵌った際も、本来であれば勝つことができたはず。しかし真咲はグランドフィッシャーとの交戦中に、突然滅却師としての力を失いました。それは滅却師で構成された「見えざる帝国」の皇帝・ユーハバッハの聖別が原因です。

聖別とは、ユーハバッハにとって不要である非純血の滅却師の命と力を取り上げ、ユーハバッハにとって必要な者に分け与えるという力。真咲は純血の滅却師でしたが、過去に虚との戦いが原因で虚化の影響を受け混血となっており、それゆえに不要と見なされ力を奪われたのでした。そのせいでグランドフィッシャーに敗北してしまったのです。

黒崎一護の父親

黒崎一護の父親の一心の言葉

母が亡くなって6年間、一護は自分を責め続けており、家族の中心であった真咲を奪われたのに自分を責めない父や妹たちに対して苦しい思いを抱えていました。そんな一護に対して、父の一心は一護を責めたら自分が真咲に怒られると言います。真咲が守った命なのだから、しっかり生きて親の自分たちよりもあとに、できれば笑って死んでほしい。それが一心の願いであり、そんな一心の言葉に一護は救われました。

黒崎一護の父親・一心の正体は死神だった

死神代行になる以前から飛び抜けた霊感を持っていた一護ですが、彼の力の理由は母が滅却師であったから、というだけではありませんでした。実は一護の父・一心は死神だったのです。しかもかつて尸魂界で五大貴族の1つとして数えられた志波家の分家筋の出身であり、護廷十三隊十番隊隊長を務めていた人物でもありました。

彼は20年程前、現世で改造虚ホワイトと戦って窮地に陥ったところを滅却師の真咲に救われました。真咲はホワイトとの戦いが原因で虚化を始め、命の危機に瀕します。一心は真咲の中にあるホワイトの力を抑え続けるため、死神を辞めることを決断しました。

黒崎一護の父親・一心の死神の力が復活した理由

一心は特殊な義骸に入り、自分と真咲の魂魄を繋いで死神の力を注ぐことで真咲の虚化を抑え込んでいました。虚の力は真咲から一護に受け継がれたため、真咲の死後も一心は義骸に入り、虚の力を抑え続けました。

しかし一護が自身の能力を目覚めさせていく中で虚の力は一心の霊圧では抑え切れなくなり、一心が入っていた義骸と一護の中にある虚の力との繋がりが切れることになります。これにより、一心は死神の力を取り戻すに至りました。

黒崎一護には双子の妹がいる

黒崎遊子

黒崎遊子は、一護の妹である双子の片割れ。穏やかで泣き虫な性格で、亡き母・真咲の代わりに黒崎家の家事を仕切っています。遊子は両親の霊力をほとんど受け継いでおらず、一護や双子の妹・夏梨と違って霊はぼんやりとしか見えません。

黒崎夏梨

黒崎夏梨は遊子の双子の妹。活発で気が強く、男の子に混じって遊ぶことが多い子です。兄・一護と同じように強い霊力を持っており、幽霊はもちろん、死神や虚の姿も見ることができます。そのため兄が死神として活動していることにも気づいています。

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黒崎一護と斬月の関係や白一護の正体

黒崎一護の斬魄刀「斬月」

一護の斬魄刀の名前は「斬月」。尸魂界に斬魄刀は数多存在しますが、一護の斬月はその中でも珍しい常時解放型の斬魄刀です。鞘も鍔もない巨大な出刃包丁のような見た目が特徴的で、鞘の代わりに白い布が巻き付けてあるスタイルでした。今説明したのはあくまで初期の頃の斬月であり、物語の中で一護の成長に合わせて度々姿が変わっています。

斬月のおっさんの正体

考察①斬月のおっさんの正体はユーハバッハだった?

斬月のおっさんの正体についての考察その1、斬月のおっさんの正体はユーハバッハだった?斬魄刀には、基本的に持ち主の死神の精神世界でのみ具現化される意思が存在します。一護の中には長髪髭面に半透明のサングラスをかけた男が存在しており、この男こそ死神の力である斬魄刀、つまりは斬月が具現化した姿であると思われていました。

そのため一護も彼のことを「斬月のおっさん」と呼んでいます。しかし後に、彼の正体は一護の中に眠っていた滅却師の力の化身であることが明らかになりました。斬月のおっさんの姿はユーハバッハの1000年前の姿に酷似しているのですが、これは滅却師の始祖がユーハバッハであることに由来していると言われています。ユーハバッハの姿を取っているだけで、ユーハバッハと同一人物というわけではありません。

考察②斬月のおっさんは一護を守るために死神の力を抑えていた?

斬月のおっさんの正体についての考察その2、斬月のおっさんは一護を守るために死神の力を抑えていた?斬月のおっさんは、一護の力をずっと抑え込み続けてきました。これまでの戦いで一護が使ってきた斬魄刀・斬月の力は、斬月のおっさんが抑え込みきれなかったほんの一部に過ぎなかったのです。何故そんなことをしたのかというと、一護を戦いから遠ざけるため。

全ての滅却師の力はユーハバッハから来ています。斬月のおっさんも元はユーハバッハの一部であり、そのため一護が戦いに身を投じ続ければ、ゆくゆくは現実世界に存在するユーハバッハと戦うことになると知っていました。彼はそれを回避しようとしたのだと言われています。

考察③斬月のおっさんの正体を示す伏線

斬月のおっさんの正体についての考察その3、斬月のおっさんの正体を示す伏線。斬月のおっさんが滅却師の力の化身である伏線は、コミックス8巻ですでに描かれていました。一護が斬月のおっさんと初対面した際、彼は自分の名前を名乗るのですが、一護には聞き取れず伏せ字になっていました。この伏せ字の面積が「斬月」にしては広すぎたのです。「ユーハバッハ」であればピッタリとハマる。そんな声が聞かれました。

また、斬月のおっさんは一護に空中での移動術を教えているのですが、大気中の霊子を集束して固めるという説明をしています。このやり方は「飛廉脚」と言って、滅却師が使用する空中移動術です。死神は体内から霊圧を放出して空中に足場を作ると言われているので、登場初期の頃から斬月のおっさんに滅却師の影がちらついていることがわかります。

黒崎一護の「改造虚ホワイト」とは?

黒崎一護には死神の力、滅却師の力だけでなく虚の力も宿っています。何故、一護の中に虚の力があるのか。それを説明するのにまず触れておかなくてはいけないのが、改造虚ホワイトという存在です。改造虚ホワイトは、元護廷十三隊五番隊隊長・藍染惣右介によって生み出された存在。

ホワイトは過去に空座町に出現し、志波一心を圧倒。そこに滅却師の黒崎真咲が現れてホワイトを倒すのですが、ホワイトは真咲に噛みつき、自分を真咲の中へ転移させました。以降、真咲は虚化の症状に苦しめられるのですが、このホワイトの力が一護に受け継がれているのです。

白一護の正体や目的

考察①白一護の正体

白一護の正体や目的についての考察その1、白一護の正体。一護の中には斬月のおっさんともう1人、白一護と呼ばれる存在がいます。彼は一護と違って非常に荒っぽい性格をしており好戦的。作中では「内なる虚」と呼称されます。実は白一護こそが、一護の死神の力の化身であり、本物の斬魄刀・斬月でした。父親譲りの死神の素質に真咲から受け継がれたホワイトの力が混ざった結果こうなったと言われています。

考察②白一護の正体を示す伏線

白一護の正体や目的についての考察その2、白一護の正体を示す伏線。斬月のおっさん同様、白一護の正体を示す伏線も物語序盤から散りばめられていました。まず、一護が死神の力を高める修行を行う際、その相手を担当していたのは斬月のおっさんではなく白一護でした。

白一護が死神の力の化身であるため、死神の力を鍛えるのなら真の斬魄刀である彼が適任だからです。また、一護が虚化するのは決まって一護に命の危険が訪れたときでした。本当に危ないタイミングで表に出てきて一護を守っていたのは虚が混ざった死神の力、つまりは白一護だったのです。物語の中で白一護は「俺が斬月だ」と口にしていますが、これは紛れもない事実でした。

考察③白一護の真の目的

白一護の正体や目的についての考察その3、白一護の真の目的。白一護は口は悪いですが、彼の取った行動の全ては一護の身を守ることに繋がっています。彼の目的は宿主である一護を守ることであった。そう考える人が多いです。

黒崎一護と霊王を考察

考察①黒崎一護の霊王の欠片とは?

黒崎一護と霊王についての考察その1、黒崎一護の霊王の欠片とは?一護は作中、死神の力や霊力を全て失い一般人になってしまいました。その際、彼は銀城空吾と出会い、その出会いをきっかけに物質に宿った魂を引き出し使役する能力「完現術(フルブリング)」を使えるようになります。

完現術の発現条件は「生まれる前に母親が虚に襲われていること」と言われていましたが、後に完現術者全員が魂魄内に「霊王の欠片」を有していることが明らかになりました。このことから、一護も霊王の欠片を魂魄内に持っていたのではないかと考えられますが、1つ奇妙な点があります。霊王の欠片を持った完現術者は皆、母親の胎内にいる状態で母親が襲われているのです。

考察②黒崎一護と霊王の爪の関係

黒崎一護と霊王についての考察その2、黒崎一護と霊王の爪の関係。改造虚ホワイトを生み出した藍染は、流魂街から多くの魂魄を集めていました。十番隊副隊長・松本乱菊は子どもの頃に魂魄を回収されたのですが、その魂魄が霊王の欠片の1つ、霊王の爪であったということが明らかになっています。

霊王の爪を宿した質の良い魂魄などを使って改造虚ホワイトが作られ、そのホワイトが真咲の中に入り、一護に受け継がれた。そのため一護が完現術者になれたのだという説があります。

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黒崎一護の能力や強さ・必殺技

ここからは『BLEACH(ブリーチ)』の主人公・黒崎一護の能力や強さ・必殺技を見ていきます。物語の中で、一護はどんな能力を発現させ、どんな技を使い戦ってきたのでしょうか?1つ1つをチェックしていきましょう。

黒崎一護の完現術(フルブリング)

完現術①第一形態

死神の力を失った一護が手に入れた力が完現術です。完現術を使えば、使い慣れたものや愛着のあるものを武器にしたり、それらを媒介に固有能力を使うこともできます。一護の完現術の根源となるのは、死神代行証。完現術の第一形態は、代行証から天鎖斬月と同じ卍型の鍔が出るというシンプルな見た目でした。月牙天衝を放てますが、逆に言えば月牙天衝以外の攻撃ができません。

完現術②第二形態

一護の完現術の第二形態は、第一形態で出現させた鍔を全身に纏う形でした。黒い霊圧が死神の死覇装のようにその身を包んでおり、右腕そのものが黒い斬魄刀となっています。霊圧を剣のようにして戦う完現術は装衣型(クラッドタイプ)と言います。

完現術③第三形態

一護の完現術の完成形は第三形態です。第三形態の一護の姿は、髑髏のような鎧を纏った姿でした。武器は代行証が変形してできた斬魄刀。第二形態では斬魄刀が体の一部となっていましたが、第三形態では独立したものとなっており、死神時の一護により近づいています。折角完成した一護の完現術でしたが、すぐに裏切った銀城に力を奪われてしまったため出番はあまりありませんでした。

黒崎一護の必殺技一覧

必殺技①始解

死神は皆それぞれ斬魄刀と呼ばれる刀を持っており、通常時は封印形態を取っています。斬魄刀の力を解放する第一段階を「始解」と言い、基本的には解号と「仮の名前」を口にすることで発動するのですが、一護の斬魄刀である斬月は常時解放型で、解号を必要としません。巨大な出刃包丁のような形状が特徴的ですが、デザインは物語の進行に応じて度々変わっています。

必殺技②卍解 「天鎖斬月」

「卍解」は「始解」のさらに上の斬魄刀の解放形態。発動するには「卍解」という言葉と、斬魄刀の「真の名」が必要です。一護の卍解の名前は「天鎖斬月」。卍解状態になると、巨大な出刃包丁のようだった刀は漆黒の日本刀になり、一護が身に纏う死覇装も着物というより体にフィットした黒いロングコートのような形になります。卍解・天鎖斬月の特徴は凝縮された攻撃力と圧倒的なスピードです。

必殺技③月牙天衝

「月牙天衝」は、一護が斬月を振るうことで放たれる必殺技。斬撃の瞬間に一護の霊力を斬月が喰らい、刃から高密度の霊圧を放出することで斬撃そのものを巨大化して飛ばす、という技です。始解状態でも卍解状態でも使えるのですが、始解時には斬撃が白、卍解時には斬撃が漆黒で表現されています。

必殺技④最後の月牙天衝「無月」

最後の月牙天衝「無月」は、破面篇のクライマックスで登場した、一護の最強の必殺技。最後の月牙天衝とは、一護と天鎖斬月が完全に融合して一護自身が月牙になることであり、最後の月牙天衝を発動させた状態で放たれた技が無月でした。技自体は、刀に巨大な霊力を纏わせて敵へと放つというシンプルなものですが、その威力は作中でもトップクラスです。

必殺技⑤虚化

「虚化」とは、整(プラス)の魂が堕ちて虚になる現象を指します。この現象が死神にも起こることがあるのですが、虚化が進むと本来の人格が精神世界に生まれた虚に飲まれ、最終的には完全に消えてしまいます。虚に侵食されることを防ぎ、逆に虚の人格を制御して自在に発現できるようにし自分の戦う術として利用するのが技としての「虚化」です。

必殺技⑥完全虚化

「完全虚化」とは、虚化の上位種であり、一護だからこそ使える能力。自我が完全に失くなり、見た目がほとんど虚となって暴走する状態です。攻撃力やスピードが飛躍的に上昇しますが、自分で虚化を解くことはできません。この状態だと、虚の技である「虚閃」などを使うことができます。一護の中に改造虚ホワイトがいたからこそ生まれた能力で、後に一護は完全虚化を克服し自分の意思で虚の力を使えるようになりました。

必殺技⑦響転

死神には瞬歩という高速移動術がありますが、虚の一団である破面にも高速移動術があります。それが「響転(ソニード)」です。一護はウルキオラ・シファーと完全虚化して戦った際、この「響転」を使用していました。

必殺技⑧虚閃

「虚閃(セロ)」とは、霊圧を集中して放つ破壊光線のような攻撃のこと。虚の上位種である破面や大虚が使う技ですが、完全虚化した一護もこの技を使っていました。一護は頭から伸びた角の先端に霊圧を溜め、虚閃を放っていました。

必殺技⑨王虚の閃光

「王虚の閃光(グラン・レイ・セロ)」は、破面の中でも特に高い殺戮能力を持つメンバー「十刃(エスパーダ)」が解放状態に使用する技。虚閃とは光線の大きさも威力も桁違いです。一護はユーハバッハとの戦いでこの技を使用しました。

必殺技⑩月牙十字衝

「月牙十字衝」は、二刀一対型の斬月を手に入れた一護が披露した必殺技。その名の通り、十字型の斬撃です。十字形の月牙天衝を放っている、という認識で間違いありません。内なる虚の力と滅却師の力が宿る長刀と短刀の二刀流となった一護だからこそ放てる技です。

必殺技⑪静血装

「静血装(ブルート・ヴェーネ)」は、血管の中に霊子を流して防御力を上げるという技。使用するのは滅却師です。一護の母・真咲は静血装を使う力に秀でた滅却師だったのですが、彼女の力は息子の一護にもきちんと受け継がれていたようです。

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黒崎一護と関係するキャラ一覧

関係するキャラ一覧①朽木ルキア

『BLEACH(ブリーチ)』の主人公・黒崎一護と関係するキャラ一覧その1、朽木ルキア。朽木ルキアは護廷十三隊十三番隊に所属する死神。黒崎一護と出会い、彼に死神の力を与え死神代行にした張本人です。六番隊隊長・朽木白哉の義妹でもあります。

関係するキャラ一覧②井上織姫

『BLEACH(ブリーチ)』の主人公・黒崎一護と関係するキャラ一覧その2、井上織姫。井上織姫は、一護に想いを寄せるクラスメイトの少女。盾舜六花という力の使い手で、主に傷ついた仲間の治療を行っています。

関係するキャラ一覧③茶渡泰虎

『BLEACH(ブリーチ)』の主人公・黒崎一護と関係するキャラ一覧その3、茶渡泰虎。茶渡泰虎は一護の中学時代からの親友。一護からはチャドと呼ばれています。祖父がメキシコ人のクォーターで、屈強な体を持つ大男です。死神化した一護と接触したことをきっかけに完現術が使えるようになりました。

関係するキャラ一覧④石田雨竜

『BLEACH(ブリーチ)』の主人公・黒崎一護と関係するキャラ一覧その4、石田雨竜。石田雨竜は一護のクラスメイトで、滅却師の生き残り。師匠を見殺しにした死神に恨みを抱いていましたが、後に一護の仲間として動くようになりました。

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黒崎一護の活躍をネタバレ

ここからは、『BLEACH(ブリーチ)』の主人公・黒崎一護の作中での活躍を一挙に紹介していきます。原作漫画はもちろん、テレビアニメや映画での活躍にも触れていきますので、気になった人は作品をチェックしてみてください。

黒崎一護の原作での活躍

活躍①死神代行篇

物語の始まりである死神代行篇では、ルキアと出会い死神の力を譲り受けた一護が死神代行として様々な虚が関わる事件に向き合っていきます。その中で一護は母・真咲の命日にグランドフィッシャーと遭遇し、母の死の真相を知ります。

活躍②尸魂界篇

一護に死神の能力を譲渡した罪で尸魂界に連行されてしまったルキア。一護は仲間たちと共に死神たちが生きる世界・尸魂界へと乗り込み、ルキア奪還を目指します。護廷十三隊の死神たちとの戦いや、その影で暗躍していた黒幕・藍染惣右介との邂逅が描かれます。

活躍③破面篇

ルキアを救い、護廷十三隊の死神たちとも和解した一護たち。ある日、織姫が破面に襲われるという事件が発生。この際、内なる虚の影響で上手く戦えなかった一護は、内なる虚の力を使いこなしている元護廷十三隊の隊長・副隊長たちの集まり「仮面の軍勢(ヴァイザード)」のもとで修行をすることになります。

そんな中、破面たちの目的が自分だと知った織姫は、自らの意思で虚たちの世界「虚圏(ウェコムンド)」に連れ去られます。一護は織姫を救うため虚圏に向かうことに。その戦いはやがて藍染との最終決戦に繋がっていきます。

活躍④死神代行消失篇

藍染との戦いは終わったものの、その戦いのせいで死神の力と霊力を失ってしまった一護。彼の前に、銀城空吾という男が現れます。家族や仲間を守る力を失ったことに苦しんでいた一護は、銀城のもとで修行して完現術を会得するのですが、真の黒幕であった銀城に裏切られて完現術を奪われ絶体絶命のピンチに陥りました。そんな彼の前にルキアたち死神が現れ、皆のおかげで死神の力を取り戻します。

活躍⑤千年血戦篇

力を取り戻し、再び死神代行として活動していた一護。ある日一護は、尸魂界が「見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)」という組織に襲撃され、大きな被害を受けたことを知ります。同時に、虚圏も何者かに占領されてしまったことを知った一護は、滅却師の集団である「見えざる帝国」との戦いに挑みます。

黒崎一護のアニメオリジナルでの活躍

活躍①バウント篇

ルキアを救い、尸魂界から現世へと帰ってきた一護。彼は人間の魂魄を喰らい生き続ける「バウント」という者たちと戦うことになるのですが、ある事情から一時的に卍解が使えなくなっていました。一護は戦いの中で誰かを護るために命を懸けるという強い覚悟を取り戻し、再び使えるようになった卍解でバウントの長・狩矢神と戦います。

活躍②斬魄刀異聞篇

尸魂界で、死神たちの持つ斬魄刀が実体化し反乱を起こすという事件が発生しました。不穏な気配を察知した一護は尸魂界へと向かい、自身も斬魄刀との戦いに身を投じることになります。そしてこの一件の黒幕である男・村正と戦うことになります。

黒崎一護の劇場版での活躍

活躍①劇場版「MEMORIES OF NOBODY(ブリーチ メモリーズ オブ ノーバディ)」

茜雫という少女と出会った一護。彼女の正体は魂魄からはぐれた記憶の集合体である「思念珠」でした。そんな彼女を依り代として使い、尸魂界と現世を衝突させようと企む勢力「ダークワン」。一護は茜雫を救い、尸魂界と現世を護るため護廷十三隊の死神たちと共に戦います。

活躍②劇場版「The DiamondDust Rebellion(ザ ダイアモンドダスト リベリオン) もう一つの氷輪丸」

尸魂界で、王族の秘宝である「王印」が奪われる事件が発生。警護を担当していた護廷十三隊十番隊隊長・日番谷冬獅郎は首謀者と戦うのですが、何故かそのまま失踪してしまいます。尸魂界は日番谷を反逆の罪で処刑することを決定。一方、日番谷の行動の真実に気づいた一護は日番谷に協力します。

活躍③劇場版「Fade to Black(フェイド トゥ ブラック) 君の名を呼ぶ」

ある日、謎の姉妹に襲われて記憶を失ってしまったルキア。さらに一護も、瀞霊廷にいる全ての死神も、ルキアのことを忘れてしまいます。ルキアからの手紙を見たことで記憶を取り戻した一護は、異変を察知して尸魂界へ向かうのですが、交流を深めてきたはずの護廷十三隊の死神たちは皆、一護の記憶も失くしていました。一護は侵入者と見なされ、死神たちから追われることになってしまいます。

活躍④劇場版「地獄篇」

生前に罪を犯した人間が堕ちる場所「地獄」。その地獄から、咎人たちが逃亡するという事件が発生しました。咎人たちは一護の前に現れ、彼の妹である遊子と夏梨が騒動に巻き込まれてしまいます。一護は夏梨を救うことに成功しましたが、遊子は地獄に連れ去られてしまいました。一護は妹を救うため、謎の咎人・黒刀と仲間たちと共に地獄へ向かいます。

黒崎一護の名言集

黒崎一護の名言①「兄貴ってのが…」

「…兄貴ってのが…どうして一番最初に生まれてくるか知ってるか…?後から生まれてくる…弟や妹を守るためだ!! 兄貴が妹に向かって“殺してやる”なんて…死んでも言うんじゃねェよ!!」

織姫が虚になってしまった兄に襲われた際に放たれた一護の名言です。一護には2人の妹がおり、2人のことをとても大切に思っています。自分が兄であり、妹たちを護る存在であると認識している一護だからこその名言でした。

黒崎一護の名言②「『助けてえ』んじゃねえよ…」

「助けてえんじゃねえよ…助けるんだ!!」

処刑されるルキアを救うため尸魂界に乗り込んだ一護が、ルキアの幼なじみであり六番隊副隊長である阿散井恋次との交戦中に放った名言。理想や希望ではなく、どんなに困難でも必ずやり遂げなくてはいけないという強い決意を感じさせる名言でした。

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黒崎一護のアニメ声優

森田成一のプロフィール

テレビアニメ『BLEACH(ブリーチ)』で主人公・黒崎一護の声を担当したのは、声優・俳優の森田成一です。森田成一は1972年10月21日生まれで、血液型はA型。東京都出身で、フリーで活動しています。声優活動を始めたのは2001年から。ゲーム『ファイナルファンタジーX』で主人公・ティーダのモーションアクターを担当し、同時に声も演じたことがきっかけで、声優としての仕事もこなすようになりました。

森田成一の主な出演作品や演じたキャラ

テレビアニメ『BLEACH(ブリーチ)』で主人公・黒崎一護の声を担当した声優・森田成一の主な出演作品は『アクアキッズ』(ジーノ)、『陰陽大戦記』(吉川ヤクモ)、『MAJOR』(佐藤寿也)、『金色のコルダ』(火原和樹)、『TIGER & BUNNY』(バーナビー・ブルックスJr.)、『キングダム』(信)、『ダイヤのA』(丹波光一郎)、『ワールドトリガー』(三輪秀次)などです。

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黒崎一護に関する感想や評価

虚の仮面をつけた黒崎一護がかっこいいというファンのコメントです。物語の中で、一護は様々な姿になりますが、その中でも虚化一護はかっこいいと人気があります。様々な一護の姿を見て、自分のお気に入りの姿を探してみるのも良いでしょう。

一護はとても妹思いで正義感の強い少年です。妹を大事にする彼の姿を見て、こんなお兄ちゃんが欲しいと思うファンは少なくないようです。一護の家族を大切にする姿にも注目して作品を見てみましょう。

死神たちが持つ斬魄刀は見た目も能力も個性的で人気があります。中でも一護が持つ斬月、特に卍解である天鎖斬月は人気が高く、多くの人が一番好きな斬魄刀・卍解として名前を挙げています。

Thumb【BLEACH】朽木ルキアのかわいい魅力とは?美しい斬魄刀や意外な趣味も紹介 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

黒崎一護の正体まとめ

『BLEACH(ブリーチ)』の主人公・黒崎一護の正体と出生の秘密についての考察、彼の強さや斬月との関係などについて見てきましたが、いかがでしたでしょうか?一護は作中で様々な能力を覚醒させてきましたが、その理由が彼の両親の正体にあると明らかになった際は、多くの人が驚きました。

『BLEACH(ブリーチ)』ではこのように、衝撃的な展開が多く描かれています。ぜひ作品に触れて物語を追いながら、一護に係わる衝撃的な展開の数々を楽しんでみてください。

【BLEACH】黒崎一護まとめ!技や能力も!結局何者?これが黒崎一護! - Selvy

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