【鬼滅の刃】堕姫の最期は死亡?強さ・能力や人間時代の悲しい過去も考察

『鬼滅の刃』に登場する堕姫の最期は死亡?強さ・能力や人間時代の悲しい過去も考察していきます!美しい容姿を持ちながら、サディスティックな性格の目立つ堕姫は吉原の遊郭で働いていますが、兄である妓夫太郎と共に上弦の陸の数字を与えられた鬼です。そんな堕姫は人間だった頃どんな人物だったのしょうか?また、鬼殺隊とどのような戦いを繰り広げ、どのような最期を遂げたのでしょうか?

【鬼滅の刃】堕姫の最期は死亡?強さ・能力や人間時代の悲しい過去も考察のイメージ

目次

  1. 堕姫とは?
  2. 堕姫の最期や死亡までの経緯をネタバレ
  3. 堕姫と妓夫太郎の強さ・能力を考察
  4. 堕姫の人間だった頃(人間時代)の過去や鬼になった理由
  5. 堕姫のアニメ声優
  6. 堕姫と遭遇した善逸は行方不明に?活躍もネタバレ
  7. 堕姫に関する感想や評価
  8. 堕姫の最期まとめ

堕姫とは?

堕姫の最期や人間だった頃・人間時代を考察していく前に、『鬼滅の刃』の作品情報を紹介していきます。物語のあらすじや作品概要もまとめていきますので、『鬼滅の刃』にあまり詳しくないという方にもおススメです。また、堕姫のプロフィールも詳しく紹介しますので、事前に読んでおく事で後述の堕姫についての考察まとめがより一層楽しめる内容となっております。ぜひご覧ください!

鬼滅の刃の作品情報

鬼滅の刃の概要

『鬼滅の刃』は吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)による漫画作品で、『週刊少年ジャンプ』にて2016年から連載が開始され、2020年に連載終了しました。物語は日本の大正時代を舞台にしており、妹を鬼にされた主人公の少年が、妹を人間に戻すために旅に出て刀を持ち戦うという剣戟奇譚です。全205話で単行本は全23巻となっていますが、2022年2月現在累計発行部数が1億5000万部を突破しているほどの大ヒット漫画となっています。

テレビアニメ化もされており、2019年4月から9月まで放送された『立志編』、2022年2月現在放送中の『遊郭編』があります。また、『立志編』の続編として2020年に公開された劇場版『無限列車編』は日本国内で404.3億円の興行収入を記録するほどの大ヒットとなり、日本国内歴代興行収入1位を記録しました。

鬼滅の刃のあらすじ

時代は大正。家族と共に暮らしている13歳の少年・竈門炭治郎(かまどたんじろう)は、亡くなった父から受け継いだ家業である炭焼きをして家族を養っていました。平和に暮らしていたある日、炭治郎が仕事から戻ると、家族が鬼に惨殺されており、家の中は血の海となっていました。唯一妹の禰豆子は生き残っていましたが、鬼に噛まれた事で鬼化しており、炭治郎に襲い掛かってきます。

絶体絶命かと思われた炭治郎でしたが、そこに『鬼殺隊』の冨岡義勇という男が現れ、炭治郎を救ってくれます。禰豆子を殺そうとする義勇でしたが、炭治郎の必死の懇願と、兄妹の絆を目の当たりにして刀を収めました。そして炭治郎は、禰豆子を人間に戻す方法を見つけだす為、旅に出る事にします。冨岡義勇の紹介で訪れた鱗滝左近次の元で剣の修行をする事になった炭治郎は、『鬼殺隊』となるために試験へと挑んでいくのでした。

堕姫のプロフィール

堕姫は、『鬼滅の刃』の単行本9巻、第73話『追跡』で初登場した鬼です。鬼舞辻無惨によって選別された直属の配下『十二鬼月』に属し、上弦の陸の数字を与えられており、右目に『陸』、左目に『上弦』の文字が刻まれています。鬼である事から不老不死でありますが、普段から正体を隠し、江戸時代から吉原を中心とした遊郭を転々として人間の社会に溶け込み暮らしてきました。

老化することがない為、周りの人物が自身の事を疑い始める十数年周期で人間の狩場を他へ移す、という生活を延々としてきており、現在は吉原にある遊郭『京極屋』に拠点を移しています。源氏名は必ず『姫』という名前を付けており、現在は『蕨姫花魁(わらびひめおいらん)』という名前を使っています。100年以上もの間そのような生活をしてきた事から遊郭界隈では都市伝説的な話として語り継がれてきました。

自分の考えにそぐわない事があると、首を傾げて下から相手を睨みつけるという独特の癖を持っており、この事も都市伝説の一部として知っている者も少なくなかったようです。性格は自己中心的でサディスティック、さらにヒステリックで、気に入らない事があると周りの人間に当たり散らす為、『京極屋』では自殺者や怪我人が後を絶たない状態ですが、店のナンバーワンである為、他の遊女や店主は文句を言えない状態となっています。

自身の美しさに絶対の自信を持っていますが、食べる人間も美しくならなければならないという拘りも持っており、年寄りや不細工な者は、自身を倒そうとしてきた鬼殺隊であっても食べる事はしません。美しい者は身体全体を食べてしまうようですが、炭治郎のように赫灼(かくしゃく)の美しい瞳を持つ者は目玉だけ食べようとするなど、徹底的に拘っていたようです。

自身の働いている店の店主などにも高圧的な態度をとりますが、本当の主である鬼舞辻無惨の前では頭を下げ、評価される言葉を聞くと笑顔を見せるなど、忠誠を誓っている様子を見せていました。また、兄である妓夫太郎の前では言葉遣いが子供のようになり、泣き虫な一面も覗かせていました。身長・体重・趣味などのプロフィールは不明ですが、人間形態の時は露出度の高い花魁の服に身を包んだ絶世の美女です。

アニメ「鬼滅の刃」公式ポータルサイト

堕姫の最期や死亡までの経緯をネタバレ

ここからは、堕姫の最期や死亡までの経緯をまとめていきます。先述のプロフィールなどで、100年以上もの間遊郭で人間を食べながら生きてきた堕姫ですが、どのような最期を遂げ、どのように死亡したのでしょうか?

ネタバレ①堕姫と禰豆子の戦い

『鬼殺隊』の音柱・宇髄天元(うずいてんげん)は、遊郭に侵入していた嫁の1人からの連絡が途切れた事で、炭治郎・禰豆子・善逸・伊之助を引き連れて遊郭にやってきました。堕姫が遊女の1人・鯉夏(こいなつ)を食おうとした事で炭治郎は鬼の匂いに気づき、堕姫との戦闘になります。炭治郎は『水の呼吸』を駆使して戦いますが、堕姫に太刀打ちできなかったので、『ヒノカミ神楽』を使う事にします。

しかし、炭治郎は堕姫のスピードについていくことは出来ず、さらに『ヒノカミ神楽』を酷使しすぎた事で身体に限界が来てしまいました。絶体絶命となってしまう炭治郎でしたが、そこに禰豆子が加勢に入ります。禰豆子は炭治郎の命の危機を目の当たりにした事で怒り、鬼化が進んでいました。鬼化が進んだ禰豆子は堕姫の攻撃をくらって身体を傷つけられても、瞬時に足を繋げるなどの再生力を見せて立ち向かっていきます。

しかし、堕姫を圧倒する力を見せる禰豆子でしたが、鬼化が進んでしまった事で自分の精神を律する事が出来ず、周りの人間まで襲おうとしてしまいます。炭治郎は禰豆子を必死に止めようとしますが、『ヒノカミ神楽』の使い過ぎで力が出ません。すると、そこに宇髄が現れ、堕姫に『お前上弦の鬼じゃねぇだろ、弱すぎなんだよ』と言い放ち、堕姫の首を切り落としました。

ネタバレ②堕姫の背中から現れた妓夫太郎

首を切られた堕姫は『ほんとにアタシは上弦の鬼だもん!』と言いながら泣き出してしまいます。宇髄は首を切られたにもかかわらず消滅しない堕姫を疑問の目で見つめていました。すると次の瞬間、堕姫の背中からもう1人の鬼であり兄でもある妓夫太郎が現れます。妓夫太郎は堕姫とは比べ物にならないほどの速度で攻撃を繰り出し、宇髄をもってしても全ての攻撃を防ぎきる事は出来ません。

さらに、妓夫太郎の持つ鎌は猛毒を持っていました。宇髄は忍びである為、毒に対する耐性を持っていましたが、少しずつ身体を蝕まれていき、一時的に戦闘不能となってしまいます。そこに炭治郎・善逸・伊之助が駆け付けた為、宇髄と炭治郎が妓夫太郎、善逸と伊之助が堕姫というように分かれて戦闘をする事になりました。しかし、柱である宇髄と上弦の鬼である妓夫太郎の戦いは凄まじく、炭治郎は戦いに入る事が出来ません。

しかし、何とか助けになりたいと考える炭治郎は、妓夫太郎の宇髄に対する攻撃を少しずつさばいてサポートをしていきました。そこに宇髄の嫁の1人である雛鶴(ひなつる)が現れ、妓夫太郎に毒のクナイを放ちます。それにより妓夫太郎は一瞬蘇生が出来なくなり、この隙に宇髄が妓夫太郎の足を切りつけ、炭治郎が妓夫太郎の首を切りつけようとしました。しかし、妓夫太郎は急速に毒を分解し、血気術を使ってこれを防ぎます。

妓夫太郎は即座に雛鶴を狙いに行きますが、『水の呼吸』と『ヒノカミ神楽』の連携技を出した炭治郎がこれを阻止します。その後、炭治郎は妓夫太郎を一時宇髄に任せ、堕姫に苦戦している善逸と伊之助に助太刀する事にしました。

ネタバレ③激闘の末に堕姫と妓夫太郎の首を落とす

堕姫の首は柔らかく、普通の斬撃では切りにくい為、二刀流である伊之助が首を切る事になりました。炭治郎と善逸のコンビネーションによって隙を作り、伊之助は何とか堕姫の首を切り落とす事に成功します。再生させない為に、伊之助は即座に堕姫の首を持って走り出しますが、そこに妓夫太郎が現れて伊之助の胸を刺しました。宇髄は左手を切り落とされて倒れており、堕姫の攻撃によって建物は崩れ、炭治郎は巻き込まれてしまいます。

気を失っていた炭治郎が目を覚ますと目の前には妓夫太郎がいて、炭治郎の事を罵ってきました。宇髄も力尽き、善逸は瓦礫に挟まれ、伊之助も胸を刺されて重傷、そんな状況に、妓夫太郎は炭治郎に鬼になる事を勧めてきます。しかし、炭治郎は諦めずに、落ちてきた遊女の香り袋を被り、悟られないように雛鶴から渡されていた毒のクナイを妓夫太郎に刺しました。そして自由の利かない一瞬で妓夫太郎の首を切ろうとします。

堕姫がやってきて阻止しようとしてきましたが、瓦礫から出てきた善逸がそれを阻みます。しかし、妓夫太郎は血気術を使って炭治郎に反撃を仕掛けてきました。そこへ、筋肉によって毒の回りを遅くしていた宇髄がやってきて炭治郎を守ります。宇髄は相手の攻撃を音に起こして『譜面』にするという戦闘の計算術を持っており、『譜面』を完成させた事で妓夫太郎の攻撃を全てさばきました。

そして、妓夫太郎の隙を作りだした宇髄は炭治郎に妓夫太郎の首を切るように言い、炭治郎は鎌で攻撃を受けながらも妓夫太郎の首を切る事に成功しました。その一方で、堕姫も善逸の『雷の呼吸』によって首を切られかけており、さらに伊之助も参戦した事で堕姫も首を切られ、『鬼殺隊』の勝利となります。

ネタバレ④堕姫と妓夫太郎の兄妹喧嘩

2人で1人の鬼である堕姫と妓夫太郎は、同時に首を切られた事で死亡する最期となりますが、首だけになってもお互い罵りあっていました。妓夫太郎は『お前なんか生まれてこなければ』と言おうとしますが、炭治郎にこれを止められ、たった2人の兄弟なのだから罵り合うのはやめようと言います。

堕姫はその言葉にイラつきながら、『死にたくない』と言い残して死亡しました。妓夫太郎は死亡していく堕姫の最期を見ながら、堕姫の人間だった頃の名前である『梅』の名前を叫びます。

ネタバレ⑤妓夫太郎の心残り

妓夫太郎は自分が死亡するまでの間、人間だった頃の事を思い出していました。現代から100年以上前、遊郭街で生まれた妓夫太郎は貧乏で、食べ物が減るという理由で母親に何度も殺されかけていました。そんな中、妹である梅が生まれます。自分とは違って幼い頃から美しかった梅を妓夫太郎は誇りに思っており、醜い自分の容姿が気にならなくなるほどでした。

しかし、妓夫太郎は死にゆく中で、もしも梅を育てたのが自分でなかったら、もしくはもっと梅が金持ちの家に生まれていたなら、きっともっと幸せになっていたのにという事を考えます。妓夫太郎は、唯一の心残りが妹の事であった事を述べると、消滅して最期を迎えました。お互い罵りあっていても、妓夫太郎は誰よりも妹の事を大切に想っていたのです。

ネタバレ⑥堕姫と妓夫太郎の仲直り

妓夫太郎が気が付くと暗闇の中におり、妹である堕姫は人間だった頃の姿に戻っていました。堕姫の事には幸せになってほしい為に突き放す妓夫太郎でしたが、堕姫は泣きながら妓夫太郎の背中におぶさり、『何度生まれ変わってもお兄ちゃんの妹になる』と叫びました。完全に仲直りしている描写はありませんでしたが、妓夫太郎が妹の言葉を受け入れている事から、仲直りしている事が分かります。

ネタバレ⑦堕姫と妓夫太郎が向かったのは地獄?

死亡した妓夫太郎が目を覚ますと暗闇の中にいましたが、妓夫太郎は自分のいる場所は地獄だと考えていました。その後、人間だった頃の姿で堕姫もやって来て、ずっと一緒にいる事を約束して業火の中に消えていきます。堕姫と妓夫太郎は鬼になってからというもの数えきれない人間を殺してきました。その為、人間だった頃の事を思い出し、兄妹愛を再確認しようとも、地獄に行くしかなかったと考えられます。

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堕姫と妓夫太郎の強さ・能力を考察

宇髄や炭治郎をはじめとする『鬼殺隊』の活躍で、最期には死亡した堕姫と妓夫太郎ですが、鬼として様々な能力を持っており、主人公達を苦しめました。そこでここでは、堕姫と妓夫太郎の能力を徹底的に分析し、2人がどのくらいの強さを持っていたのかをまとめていきます。

考察①堕姫は上弦の鬼にしては弱い?

堕姫は『鬼殺隊』との戦闘中に宇髄から『お前上弦の鬼じゃねぇだろ、弱すぎる』とはっきり言われてしまっています。それもそのはずで、真に『上弦の陸』の数字を与えられているのは兄である妓夫太郎だからです。もちろん堕姫と妓夫太郎は2人で1人の鬼という事には変わりはないようですが、堕姫はおまけのようなものだという事です。下弦の鬼よりは強いですが、頭のキレも悪く、戦いでは兄のサポートに回る事が多くなっています。

死亡した時も、無惨から『最初から妓夫太郎1人で戦っていたら勝っていた』と言われてしまう程で、足手まといだと思われていたようです。それでも、当時の炭治郎や善逸、伊之助の力は及ばないほど強く、今まで戦ってきた鬼とは段違いの強さを見せていました。血気術は『帯』で、帯を自分の分身として身体から切り離し、自由に操作する事が出来ます。切り離した帯を全て回収すると髪が銀色に変わり、さらに戦闘力を増します。

分裂させた帯は吉原の地下に張り巡らされており、食料である人間や邪魔者を監禁しておく保管庫としての役割も果たしていました。この切り離された帯は目と口が付いていた為、伊之助からは蚯蚓帯(みみずおび)と呼ばれていました。また、自分に不信感を抱いた遊女などを監視して、即座に殺す事もでき、さらに帯で隠し通路を作るなど、かなり使い勝手の良い能力と言えます。

長年遊郭で正体を隠し通していけているのはこの帯があったことによるもので、宇髄も侵入捜査している宇髄の嫁も正体を掴む事が出来ませんでした。なお、この帯は切りにくいものとなっており、帯と完全に同化した堕姫は首を帯のように軟体化する事が出来る為、炭治郎は日輪刀でも切る事に苦戦していました。もし首を切る事に成功したとしても、兄である妓夫太郎が生命を補っている為、死亡する事はありません。

帯を使った堕姫の技は『八重帯斬り(やえおびぎり)』で、無数の帯によって相手の逃げ場を無くし、そのうえで斬撃を与えるというものです。炭治郎との初対決のシーンでも使用していましたが、吉原を支配するために張り巡らされた帯を全て自分の身体に集結させてから放ったこの技は、硬度も反射速度も以前とは比べ物にならないほど増していました。

考察②妓夫太郎の強さ

人間だった頃から喧嘩の強かった妓夫太郎は、無惨から真の『上弦の陸』の数字を与えられている『十二鬼月』の1人なので、妹である堕姫とは比べ物にならないほどの実力を持っています。堕姫に左目を貸し与えて遠隔操作する事もでき、その状態で『鬼殺隊』と戦闘をおこなっても圧倒するほどの実力者です。血気術は『血鎌』で、自分の血液を鎌に変えて戦うのが主な戦法になっています。

さらにこの鎌には猛毒があり、宇髄のように毒に耐性を持っていなければかすっただけでも相手を確実に死に至らしめます。しかし、この毒は相手を逃げられないようにするためのものであり、相手に毒を与えて逃げるなどの戦闘方法は好んでいないようです。そのため、毒を与えようが正面から相手を叩き潰す戦い方が主となっています。あくまでも自分の手で相手を殺すという信条は無惨にも評価されていました。

技は妹である堕姫よりも多く、1つ目は『飛び血鎌』です。血の斬撃を飛ばす技で、妓夫太郎の意思で動くため相手を追尾する事ができ、この技を放たれると飛び血鎌が何かにぶつかるまで追いかけられ続けます。2つ目は『円斬旋回・飛び血鎌』です。腕を振るなどの予備動作無しで放つ事が出来る螺旋状に放つ飛び血鎌で、あたり一面を更地に変えるほどの広範囲の威力を誇っています。

3つ目は『跋扈跳梁(ばっこちょうりょう)』です。血の斬撃を身体の回りに張り巡らせ、全方向からの攻撃を防ぐ事が出来る防御技となっています。作中ではこの技で雛鶴の放った多数の毒クナイを防いでいました。『鬼殺隊』の活躍によって死亡した妓夫太郎ですが、無惨からは『人間の心を多く残していた者から負けていく』と言われており、実力を持っていた妓夫太郎も人間だった頃の気持ちを捨てきれていませんでした。

考察③堕姫と妓夫太郎は今まで何人の柱を殺した?

堕姫は今までに7人、妓夫太郎は15人もの柱を倒している事が作中で明かされています。同じく柱である宇髄から『弱い』と言われている堕姫ですが、7人も柱を倒しているという事はかなり実力が高いことが分かります。しかし、今までに『鬼殺隊』は実力が落ちている時期があった事が分かっているので、堕姫はその時期に柱と戦った可能性もあります。

妓夫太郎は堕姫とは比べ物にならない強さを誇っているので、15人というとんでもない数字には納得できます。しかし、堕姫は戦闘するときには必ず妓夫太郎の援護があったという事なので、実質は妓夫太郎が22人の柱を倒したと言っても過言ではありません。妓夫太郎と戦った宇髄は生還しましたが、左手と片目を失う重傷を負っている事からも、妓夫太郎の実力がうかがえます。

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堕姫の人間だった頃(人間時代)の過去や鬼になった理由

兄である妓夫太郎と共に死亡するという最期を迎えた堕姫ですが、人間だった頃・人間時代はどんな人物だったのでしょうか?無惨に血を得た鬼は、どんな鬼でも人間だった頃がありますが、堕姫の人間だった頃には悲しい出来事があり、鬼となったようです。

ネタバレ①堕姫は客の目をかんざしで刺してしまう

堕姫は人間時代、妓夫太郎の妹として病気の母から生まれました。名前は病気の母親の病名からとって梅と名付けられ、母親が死んでからは妓夫太郎と2人で貧乏生活を強いられてしまいます。妓夫太郎は、子供の頃から美しい容姿を持っていた梅の事を誇りに思い、自分の醜い容姿が全く気にならなくなっていました。遊郭街で暮らしていた梅は遊女に、人間だった頃から喧嘩が強かった妓夫太郎は取り立て屋として働き始めます。

梅も妓夫太郎も仕事が順調に進み、何もかもがうまくいっているかに思え、人間時代の2人は幸せに暮らしていました。しかし、ある日に梅は遊女としての接客中に、兄の容姿を馬鹿にされた事で癇癪を起こし、客の目をかんざしで刺してしまいます。

ネタバレ②全身を焼かれる堕姫

その報復として梅は縛り上げられ、生きたまま焼かれてしまいます。妓夫太郎がそこに駆け付けると、妹はかろうじて息はしているものの、もはや死は免れないものとなっていました。自分から妹を取り立てるなと、妓夫太郎は絶叫するのでした。

ネタバレ③妓夫太郎は妹の報復をする

絶叫する妓夫太郎に、かんざしで目を潰された客と、遊郭のおかみが襲い掛かってきます。おかみは強引な取り立てを行う妓夫太郎をいずれ排除したいと考えており、客と共謀してこの機会に妓夫太郎を殺そうとしていたのです。妹を焼かれた妓夫太郎は心の中で何かが切れ、人間時代にいつも取り立てに使っていた鎌で2人を殺害しました。冬の街の中を、妓夫太郎は瀕死の梅を背負って当てもなく歩き始めます。

ネタバレ④堕姫と妓夫太郎は童磨と出会う

妓夫太郎は梅をおぶって歩いていましたが、やがて力尽き、倒れてしまいます。そこに現れたのが『上弦の弐(当時:上弦の陸)』である童磨でした。命とは何かを説きながら遊女を食べていた童磨は、妓夫太郎と梅に血を分け与え、彼らを鬼にしました。人間だった頃に自分の醜い容姿によって良い事が無かった妓夫太郎は鬼になった事を後悔した事はありませんでしたが、堕姫が死亡した時、彼女を幸せに出来なかった事を唯一後悔しました。

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堕姫のアニメ声優

人間だった頃・人間時代に壮絶な経験をし、兄である妓夫太郎と共に死亡するという最期を迎えた堕姫ですが、アニメ版『鬼滅の刃』で声優を務めている人物は誰なのでしょうか?高圧的な態度をとりながらも、兄の前では泣きじゃくるという難しい役どころを演じた演技派声優を紹介します。

沢城みゆきのプロフィール

アニメ版『鬼滅の刃』で、堕姫の声を担当した声優は沢城みゆきです。東京都出身で、1985年6月2日生まれの、2022年2月現在36歳で、『青二プロダクション』に所属しています。1999年に『デ・ジ・キャラット』の新人声優オーディションに参加し、審査員特別賞を受賞した事で、同作のプチ・キャラット役に選ばれ、声優デビューを果たしました。その後2001年に『しあわせソウのオコジョさん』にて初主演に選ばれています。

『声優アワード』にて『助演女優賞』『主演女優賞』を獲得しているほどの実力派声優で、『ルパン三世』の峰不二子役や、『ゲゲゲの鬼太郎』の鬼太郎役など、大役を演じる事も多くなっています。プライベートでは2014年6月2日に一般男性と結婚し、2018年6月28日から産休に入る事を発表しましたが、同年の11月からは声優の仕事に復帰しました。

沢城みゆきの主な出演作品や演じたキャラ

沢城みゆきは、『物語』シリーズに登場する神原駿河(かんばるするが)の声を担当しています。元気でボーイッシュな役柄であり、『鬼滅の刃』の堕姫とはまた違う演技を見る事が出来ます。初登場は『化物語』の『するがモンキー』で、猿の手に願い事をした事から獣の手になってしまいました。暦の活躍によって怪異は取り除かれましたが、しばらくは獣の手が直る事はなく、『花物語』にてやっと元の手に戻りました。

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堕姫と遭遇した善逸は行方不明に?活躍もネタバレ

ネタバレ①堕姫と遭遇した善逸は行方不明に?

善逸は宇髄からの指令で、炭治郎と伊之助と共に女装をして遊郭に潜入し、鬼と宇髄の嫁の行方を捜す任務に就きます。捜査の途中、善逸は一室で泣いている音を感じ取った為、そこに行ってみる事にします。荒れた部屋で1人で泣いている女の子に声をかけると、そこに堕姫が現れます。鬼の音だと感じ取った善逸ですが、堕姫に教育が必要だと言われて殴り飛ばされてしまいました。その後、善逸の行方は分からなくなってしまいます。

ネタバレ②蚯蚓帯と戦う善逸と伊之助

野生の本能で鬼の穴を見つけだした伊之助は、堕姫の『帯』によって閉じ込められた人間達と、善逸の姿を見つけます。伊之助は見た目からその帯を蚯蚓帯と名付け、ひたすらに切っていきました。帯から解放された善逸は、眠りながらも『雷の呼吸』を使い、蚯蚓帯を切り裂いていきます。

ネタバレ③堕姫と戦う善逸と伊之助

帯によって捕らわれている人々の元に宇髄も到着し、全員を解放したのちに宇髄は堕姫の元に向かいます。堕姫の首を簡単に切り裂いた宇髄でしたが、その後、妓夫太郎との死闘となるのでした。堕姫との戦闘になった善逸と伊之助は苦戦を強いられながらも、善逸の『雷の呼吸』を神速にまで速度を上げた『霹靂一閃』によって、見事堕姫の首をとる事に成功しました。

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堕姫に関する感想や評価

堕姫と妓夫太郎が人間だった頃のエピソードがツラいという『鬼滅の刃』の読者の意見があります。堕姫は人間だった頃、兄である妓夫太郎を侮辱された事で客の目をかんざしで刺してしまいますが、あまりにもむごい仕打ちに見ていられないという方が多くいました。その後、人間だった頃・人間時代の妓夫太郎が泣き叫びながら堕姫を抱いている姿は、涙なしでは語れない場面となっています。

『鬼滅の刃』ファンの中でも、堕姫の人間時代の話はかなり泣ける話となっています。人間時代に生まれた境遇が悪かった堕姫は、妓夫太郎と共に雪の中で家も無く凍えてしまうシーンもありますが、見ていてツラいと言うファンが多くいます。堕姫と妓夫太郎が、人間時代にもっと幸せになってほしかったという意見は少なくありません。

『鬼滅の刃』ファンの、堕姫が可愛いという感想があります。非常に高圧的な態度をとる堕姫ですが、その可愛いルックスで『鬼滅の刃』ファンを魅了しています。また、梅であった人間時代の堕姫も非常に美少女な為、人気です。2022年2月現在放送中のアニメ『鬼滅の刃』ですが、ラスト付近で語られるであろう人間時代の堕姫を見たいという感想がツイッター上に多く見られます。

アニメ『鬼滅の刃』で沢城みゆきが熱演している堕姫ですが、人間時代との演じ分けに期待するファンの声があります。鬼となり、様々な経験があって高圧的な態度をとるようになった堕姫ですが、今までのネタバレでもまとめてきたように、人間時代は兄想いの優しい女の子だった事が分かります。演技派声優による人間時代の堕姫の話し方に期待が集まっています。

堕姫と妓夫太郎が死亡するという最期に号泣するというファンも少なくなかったようです。鬼である堕姫と妓夫太郎ですが、人間だった頃に悲惨な経験をしているため、かわいそうだと感じるファンが多くいます。しかし、堕姫と妓夫太郎が死亡するという最期の後に、鬼舞辻無惨による配下を集めた会議が行われたため、寒暖差で思わず笑ってしまったというファンもいました。

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堕姫の最期まとめ

『鬼滅の刃』に登場する堕姫の最期や人間時代、強さなどをまとめてきましたがいかがだったでしょうか?人気キャラでありながら死亡するという最期を迎えてしまった堕姫ですが、人間時代にはツラい経験をしていた事が分かります。死亡した後も、堕姫の人気は『鬼滅の刃』ファンの中で衰えを知りません。

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