【東京リベンジャーズ】三途春千夜の口の傷の理由は？過去や兄弟・正体を考察

『東京卍リベンジャーズ』の漫画16巻138話では三途春千夜が初登場していました。三途春千夜と言えば、綺麗なロングヘアーと口の傷が印象的な人物。どうやら、そんな彼についてネット上では口の傷が「かっこいい」と評されている一方で、なぜ傷が付いているのかその理由が気になっている方が多いようです。そこで本文では三途春千夜の口に傷が付いている理由を中心に解説していきます。

それではまず『東京卍リベンジャーズ』の作品情報から見ていきましょう。『東京卍リベンジャーズ』とは、タイムリープ能力を持つ主人公の花垣武道が12年前と現代を行き来することで、恋人を救い出そうと奔走する姿を描いたサスペンス・アクション漫画です。本作は漫画家の和久井健による作品で、2017年から「週刊少年マガジン(講談社)」にて連載されています。また2021年4月から9月19日にかけてテレビアニメ第1期が放送されました。

ここでは『東京卍リベンジャーズ』のあらすじを簡単に紹介します。本作の舞台となるのは、2017年現代と過去の東京です。主人公の花垣武道はある日、電車のホームに突き落とされたことで人生の絶頂期だった12年前の2005年にタイムリープします。

その後、彼は中学時代の彼女だった橘日向の弟である直人から、彼と握手をすることによって過去と現代を行き来することができることを示されます。そこで武道はタイムリープによって過去と現代を行き来することで、現代の日向を狙う黒幕から彼女を救い出すことを決意するのでした。

三途春千夜(さんずはるちよ)とは、『東京卍リベンジャーズ』の漫画16巻138話で初登場した人物です。過去2005年～2006年あたりの身長は、187cmのムーチョと比較すると頭一つ(20cm)以上の差があるため、三途春千夜の身長はその差となる推定165～170cm程度だと考えられます。

そして現代の春千夜は過去の身長をよりも高いのですが、その身長については推定170cm前後の灰谷竜胆と比較すると春千夜の方が高いため、170～175cm程度だと考えられます。では次に春千夜の性別について。春千夜はまつ毛が長く中世的な顔立ちをしていることに加えて綺麗なロングヘアをしているため、女性だと言われても納得してしまう容姿をしていました。しかしその後の言動を見ていくと男性の印象を受けます。

ここでは三途春千夜の名前の由来を考察していきます。まず苗字の「三途」は仏教用語となっているのですが、まず三途と聞くと「三途の川」を思い浮かべる方はきっと多いことでしょう。三途の川とは、あの世とこの世の境にある川を示しています。

そして仏教には地獄道、畜生道、餓鬼道といった3つの苦しみを表す世界があるのですが、これらの世界に三途の川の意味を当てはめると生前のおこないによって、「悪人に認定された者はこの3つの内のどれかに堕ちる」となります。つまり、三途春千夜の名前の由来は地獄道、畜生道、餓鬼道といった3つの世界を暗示して付けられたと考えられます。

『東京卍リベンジャーズ』の漫画16巻138話で初登場した三途春千夜ですが、その頃の彼は東京卍會のムーチョが率いる「伍番隊」の隊員でした。実は、春千夜が伍番隊に加入している理由は彼の性格が関係しています。ムーチョ曰く「問題ばかり起こすバカ」とのことで、東卍のメンバーからは問題児として認識されているようです。一方では忠誠心が強いところもみられるのですが、忠誠心が強すぎるゆえにとある問題を引き起こしてしまいます。

『東京卍リベンジャーズ』の漫画16巻138話で初登場した三途春千夜は、黒いマスクを付けているのが印象的なキャラでした。しかし、東京事変後にはマスクを外していたため口元にある傷が目立っていました。そこでここからは三途春千夜の口の傷の理由についての解説を中心に、彼の正体や兄弟・謎を考察していきます。

三途春千夜は『東京卍リベンジャーズ』の206話にて「自分は一人っ子だ」という旨の発言をしていましたが、216話にて実は瓦城千咒と明石武臣の兄妹であることが判明しています。その全容は未だ分かっていないものの何やら複雑な関係にあるようで、妹の瓦城千咒とは顔立ちが似ている一方で兄の明石武臣はあまり似ていないため、全容が明らかになれば容姿の関係性もおのずと分かるかもしれません。

三途春千夜の大きな特徴と言えるのが口元にあるダイヤ模様の傷です。現代の春千夜は口の傷を堂々と見せていますが、過去の春千夜は黒マスクを付けて口の傷が見えないようにしています。そしてそのマスクをプレゼントしたのがムーチョで、「お前はその口の傷で損をしている」と言って渡されていました。

では口元に傷が付いている理由とは何なのでしょうか？その理由については218話時点まで明らかになっておらず、マイキーが伍番隊を率いるムーチョと引き合わせた時には既に付けていました。また、兄である明司の顔にも傷が付いているため、家庭環境に何かしらの理由があるのかもしれません。

東京卍會の伍番隊に加入していた頃の三途春千夜は登場頻度があまり多くありませんでしたが、現代2017年で犯罪組織「梵天」所属のメンバーとして登場した後は登場頻度が多くなっています。

というのも梵天のトップに君臨しているマイキーに次ぐNo.2として、兄である明石武臣とともにマイキーの相談役についていたからです。そして妹である瓦城千咒は梵天に登場していませんが、216話で瓦城千咒が死亡するかのような未来が描かれているため、もしかすると彼女は既に過去の時点で死亡しているのかもしれません。

三途春千夜が現代の梵天でNo.2に君臨していることをお伝えしましたが、そもそも既に過去の東卍時代からマイキーに忠誠を誓っていました。そしてムーチョと将棋を指している姿が描かれた過去シーンでは、春千夜が「王が何よりも大切ですから」と発言していることから忠誠心が高いことが窺えます。

ただし、この時点では伍番隊隊長であるムーチョに忠誠を誓っている雰囲気でした。ところがその後王として忠誠を誓っていたのがマイキーでだったということで、彼を裏切った姿が描かれています。

三途春千夜が現代で所属する梵天は主人公である武道の前に立ち塞がる最大の敵です。では春千夜と武道はどのような関係なのか？となりますが、216話時点ではあまり深く関わっていません。また過去の東卍時代では同じ東卍のメンバーでしたが、春千夜がムーチョに黙ったまま付き従っているだけだったため、顔を合わせたとしても実際に会話したのは現代になってからです。

これまでの三途春千夜に関する解説によって彼の異常性が明らかになっていきましたが、現代では服用している謎の薬の影響でさらに異常性が増しています。過去の春千夜は無口だったのですが、現代の彼は妙にテンションが高く、また違和感のある発言によって一種の狂気を感じさせていました。そのため人を殺害する前に服用していることも考慮すれば神経を高揚・興奮させるものであることが予想されます。

三途春千夜の容姿には口の傷の他にタトゥーが入れてあるのも特徴の1つとなっています。彼のタトゥーは梵天の証ともいえる黒川イザナを象徴するピアスの柄のタトゥーが入っているのですが、春千夜の場合は右腕の内側にタトゥーが入っていました。

稀咲鉄太が死亡した後に梵天の存在が浮上してからは、三途春千夜の存在感が大きくなってくるのですが、登場時における彼の行動や言動によってファンの間では黒幕説が囁かれることとなりました。ムーチョが生きていた頃の春千夜は無口で派手な動きを見せなかったものの、彼は元来荒くれ者であり、慕っていたムーチョを惨殺したり躊躇なく射殺してしまったりするような異常な人物です。

そのため、三途がマイキーに心酔している理由にはマイキーが心の内に宿している黒い衝動が関係していると考えられます。ただし、あくまでもそれは黒い衝動に拍車をかけている理由として挙げられる可能性であって、タイムリープの黒幕ではないと言えるでしょう。なぜなら、彼が過去に発言していた「王が何よりも大切ですから」というセリフから分かる通り非常に高い忠誠心があるからです。

これまでに度々ムーチョと三途春千夜との関わりについて簡単に触れていましたが、二人の付き合いはマイキーがムーチョに「お前の隊で預かって欲しいやつがいる」と言って春千夜を預けた時から始まっています。

それから春千夜はムーチョの下で活動するようになるのですが、その後しょっちゅう問題行動を起こすようになっていたようです。しかしムーチョは春千夜が問題行動を引き起こす理由について居場所がないからだと判断し、「オレとオマエは似た者同士だな」と言って春千夜を受け入れます。それによって春千夜はそんなムーチョのことを慕うようになりました。

三途春千夜とムーチョは東卍の裏切り者を粛清することを主な任務としている伍番隊の隊長と副隊長になっていました。ところが、ムーチョは東卍を裏切って天竺に加入します。その時にムーチョが春千夜に「自分の道をいけ」と言って道を選ばせますが、それに対して春千夜が「当然ついていきますよ隊長。ここがオレの居場所です」と言ったことで、彼もまた天竺に加入することとなりました。

それから時を経て関東事変から半年後、関東事変における殺人事件の関係者として警察に捕まっていたムーチョが、鑑別所から出てきたのを春千夜が迎えます。しかし、ムーチョを関東事変の現場へと連れていった春千夜は、現場に到着した途端に「裏切り者が‼‼」と言って大激怒。

その後になんと春千夜はムーチョを惨殺してしまうのです。この時に実は春千夜の「王」がムーチョではなくマイキーだったということが判明します。つまり、王であるマイキーの東卍を裏切ったムーチョは春千夜にとっても粛清対象だったというわけです。

これまで三途春千夜の口元に傷が付いている理由や兄弟・正体、過去、ムーチョとの関係などを解説してきました。そこで、ここからは『東京卍リベンジャーズ』で描かれた三途春千夜の初登場シーンや登場回を紹介していくので、彼がどのシーンで登場するのかを具体的にしていきましょう。

『東京卍リベンジャーズ』第206話では、三途春千夜がムーチョに預けられているシーンが描かれています。おそらく本編開始時点から13年前くらいの様子が描かれているため、東卍の伍番隊として登場した時のようなロングヘアーではなく短髪で少年のような雰囲気を漂わせていました。そして半年後には綺麗なロングヘアーになっています。

その後、第138話で東卍の伍番隊として登場した春千夜は、壱番隊のメンバーと共にいたタケミチに「壱番隊隊長はいるかぁ！？」と呼び掛けていました。春千夜はタケミチが東卍の裏切り者として拉致する役目を担っていたのです。

そしてタケミチを拉致した後、ムーチョがタケミチと話しているところを静かに見守っている春千夜の姿がありました。それから関東事変が勃発するのですが、関東事変ではムーチョに肩を貸しているくらいで特に目立った活躍はありませんでした。

次に三途春千夜が登場したのは10年前(2008年)でのことでした。10年前はタケミチが関東事変後にタイムリープした時の様子が描かれており、話数として207話となっています。その頃の春千夜はほぼ変わらない容姿をしていました。そして春千夜は関東卍會のメンバーとして活躍しており、抗争で何十人もの相手をしたにも関わらず1人で倒してしまったマイキーの無双ぶりを「絶景」と言って感慨深げに見ていました。

最後に紹介する三途春千夜の登場回は現代(2018年)です。現代での春千夜は梵天に所属しており、襟足を少しだけ伸ばしたオシャレな髪形になっていました。また右腕には梵天の証となっているタトゥーが入っています。そして196話では春千夜が梵天のメンバーとして紹介され、その後201～203話でタケミチとの会う約束をしていたマイキーに付き添っている姿が描かれていました。

三途春千夜はマイキーから「他の隊では手が付けられないほどの暴れ馬」と認識されており、それがムーチョへ預けられることになった理由となっています。その後、東京卍會の伍番隊で活動することになりますが、しょっちゅう問題ばかり引き起こしていたようです。

現代での三途春千夜は問題行動がエスカレートしたのか躊躇なく人を殺すようになっています。しかし、それでも梵天内部で灰谷兄弟、望月、九井、鶴蝶などかつて不良として名を馳せた面々を押しのけてNo.2に君臨しているため高い能力を持っているのことが窺えます。

三途春千夜が引き起こした問題の一つに「四谷の暴走族チームとの揉め事」があります。春千夜が揉め事を引き起こすきっかけとなったのが、四谷の暴走族チームが東卍のことを「ダセェ」と侮辱したからです。

三途春千夜が放った1つ目の名言は「裏切り者に…」に続く上記のセリフです。この名言は『東京卍リベンジャーズ』22巻196話で描かれた現代の春千夜が、梵天のNo.2として登場した際に初めて発した一言。謎の薬を味わうように服用した後に銃を片手に名言を放っています。

三途春千夜が放った2つ目の名言は「梵天の歯車に…」に続く上記のセリフです。この名言は『東京卍リベンジャーズ』22巻196話で春千夜が人を殺した後に放った一言。彼は人を殺害した後に満面の笑みを浮かべているため、心酔している王のマイキーが放つ言葉を疑いなく実行する高い忠誠心と、そんな自分が心底正しいと思っているの様子が窺えます。

三途春千夜が放ったつ目の名言は「しっしっし…」に続く上記のセリフです。この名言は『東京卍リベンジャーズ』22巻196話で、春千夜がマイキーからの命令をよく伝えるために前置きした一言。高いテンションでありながらも冷静にマイキーの様子を観察していることから、狂気の中に冷酷さを孕んでいるが窺えます。

こちらでは『東京リベンジャーズ』に登場した三途春千夜の口の傷に関する感想があがっています。どうやらこの方は春千夜の口の傷がどういった理由で付いたのか気になっているようです。

こちらでも『東京リベンジャーズ』に登場した三途春千夜の口の傷に関する感想があがっています。他の感想でも春千夜の口の傷が「かっこいい」と高く評価されているので、口の傷も彼の魅力の一つとなっているのかもしれません。

こちらでは『東京リベンジャーズ』に登場した三途春千夜の黒幕説に関する感想があがっています。どうやら感想では春千夜が黒幕だと考察されているようです。こちらの感想で言われている黒幕とは、タイムリープを使うことのできる人物が言及されているのですが、過去から現代にかけて計画された事件の黒幕の場合は稀咲鉄太でした。

そして稀咲鉄太がタイムリープを使った黒幕だと考えられていましたが、実際は彼が黒幕ではありません。やはり稀咲鉄太がタイムリープを使った黒幕だと考えていた方はきっと多いことでしょう。タイムリープを使わずとも壮大かつ複雑な計画を企てた稀咲鉄太の次に三途春千夜の黒幕説が囁かれていることを考慮すれば、三途春千夜の能力が期待されているのが窺えます。

『東京リベンジャーズ』の漫画16巻138話で初登場を果たした三途春千夜について、口に傷が付いている理由や過去、兄弟・正体(黒幕説)を考察してきましたがいかがでしたか？三途春千夜の口元になぜ傷が付いているのか、その理由については未だ明らかになっていませんでした。

やはり春千夜の口の傷はかっこいいと評価される分、裏を返せば目立つということなのでなぜ傷が付いたのかと気になる方が多いようです。もしかすると、ムーチョが春千夜に対して「居場所がない」と判断していることを考慮すると家庭環境の日常の中で自身で傷を付けたあるいは傷を付けられたと考えられます。今後はおそらく春千夜の口元に傷が付いている理由や活躍シーンが見られるはずなのでぜひ注目してみてください。